JPH07210950A - トラッキング制御装置 - Google Patents
トラッキング制御装置Info
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- JPH07210950A JPH07210950A JP6005041A JP504194A JPH07210950A JP H07210950 A JPH07210950 A JP H07210950A JP 6005041 A JP6005041 A JP 6005041A JP 504194 A JP504194 A JP 504194A JP H07210950 A JPH07210950 A JP H07210950A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ATF方式のヘリカル走査型磁気記録再生装置
のトラッキング制御装置において、パイロット信号処理
を含めたATF制御系を全ディジタル処理化し、回路の
高集積化を行う。 【構成】再生パイロット信号を複数のパイロット信号周
波数の公倍数周波数でサンプリングする手段と、サンプ
リング周波数を検出すべきパイロット信号周波数に等し
く且つ所定のサンプリング位相差に変換する2つのサン
プリングデータ間引き手段と、不要高域成分を抑圧する
2個のディジタルLPFと、ディジタルLPFの出力デ
ータからベクトル演算によりパイロット信号レベルを演
算する手段とを備え、検出したパイロット信号レベルに
応じたトラッキングエラー信号をテープ駆動手段に帰還
するように構成する。 【効果】高性能なトラッキング制御装置が実現可能とな
る。
のトラッキング制御装置において、パイロット信号処理
を含めたATF制御系を全ディジタル処理化し、回路の
高集積化を行う。 【構成】再生パイロット信号を複数のパイロット信号周
波数の公倍数周波数でサンプリングする手段と、サンプ
リング周波数を検出すべきパイロット信号周波数に等し
く且つ所定のサンプリング位相差に変換する2つのサン
プリングデータ間引き手段と、不要高域成分を抑圧する
2個のディジタルLPFと、ディジタルLPFの出力デ
ータからベクトル演算によりパイロット信号レベルを演
算する手段とを備え、検出したパイロット信号レベルに
応じたトラッキングエラー信号をテープ駆動手段に帰還
するように構成する。 【効果】高性能なトラッキング制御装置が実現可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカル走査型の磁気
記録再生装置等のトラッキング装置に係り、特にヘリカ
ルトラックに多重記録されたパイロット信号を用いてト
ラッキング制御を行うトラッキング制御装置に関する。
記録再生装置等のトラッキング装置に係り、特にヘリカ
ルトラックに多重記録されたパイロット信号を用いてト
ラッキング制御を行うトラッキング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリカル走査型の磁気記録再生装
置におけるトラッキング制御は、VHS方式のVTR等
に用いられているCTL方式(テープ長手方向に形成さ
れるリニアトラックからのコントロール信号を用い
る。)と8ミリVTR等に用いられているATF方式
(ヘリカルトラックから再生される情報信号に多重され
たパイロット信号を用いる。)とが一般的である。これ
らCTL方式とATF方式のトラッキング制御動作原理
については周知でありここでの説明は省略するが、それ
ぞれの特徴は、CTL方式では信号処理が簡単である反
面、専用のリニアトラックおよび固定ヘッドが必要であ
る。また、互換再生時には手動あるいは自動のトラッキ
ング調整が必要である。一方ATF方式では、専用のリ
ニアトラックや固定ヘッドおよびトラッキング調整が不
要である反面、パイロット信号処理が複雑となり回路ブ
ロックが大きくなる。このように両方式ともそれぞれ短
・長所がありどちらが優れているかは一概に論ぜられな
いが、テープ幅を狭くし、メカニズム部分の小型化を図
る必要のあるシステム(VTR)ではATF方式が適す
ると言える。更に電気回路系(信号処理系)は、集積回
路技術の進歩によりメカ的な小型化に比べて小型化が容
易になってきている。
置におけるトラッキング制御は、VHS方式のVTR等
に用いられているCTL方式(テープ長手方向に形成さ
れるリニアトラックからのコントロール信号を用い
る。)と8ミリVTR等に用いられているATF方式
(ヘリカルトラックから再生される情報信号に多重され
たパイロット信号を用いる。)とが一般的である。これ
らCTL方式とATF方式のトラッキング制御動作原理
については周知でありここでの説明は省略するが、それ
ぞれの特徴は、CTL方式では信号処理が簡単である反
面、専用のリニアトラックおよび固定ヘッドが必要であ
る。また、互換再生時には手動あるいは自動のトラッキ
ング調整が必要である。一方ATF方式では、専用のリ
ニアトラックや固定ヘッドおよびトラッキング調整が不
要である反面、パイロット信号処理が複雑となり回路ブ
ロックが大きくなる。このように両方式ともそれぞれ短
・長所がありどちらが優れているかは一概に論ぜられな
いが、テープ幅を狭くし、メカニズム部分の小型化を図
る必要のあるシステム(VTR)ではATF方式が適す
ると言える。更に電気回路系(信号処理系)は、集積回
路技術の進歩によりメカ的な小型化に比べて小型化が容
易になってきている。
【0003】上記ATF方式におけるパイロット信号処
理では、情報信号に多重されているパイロット信号を再
生時に正しく抽出することが重要課題であり、一般に掛
け算回路による周波数変換と周波数変換されたパイロッ
ト信号を抽出する帯域通過フィルタ(以下、BPFと記
す)により構成されている。これらの技術については、
例えば特開昭59−68862号公報、59−7545
0号公報、59−36358号公報等に記載されてい
る。しかしこれらの技術は、今後記録密度の向上を狙っ
た狭トラック化を図る場合や、ディジタル信号に変換さ
れた情報信号に多重されたパイロット信号を抽出する場
合等、パイロット信号のS/Nが劣化するような装置に
おいては、パイロット信号抽出用BPFのQを大きくす
る必要が生じ、信号処理回路の複雑化を招くことにな
る。
理では、情報信号に多重されているパイロット信号を再
生時に正しく抽出することが重要課題であり、一般に掛
け算回路による周波数変換と周波数変換されたパイロッ
ト信号を抽出する帯域通過フィルタ(以下、BPFと記
す)により構成されている。これらの技術については、
例えば特開昭59−68862号公報、59−7545
0号公報、59−36358号公報等に記載されてい
る。しかしこれらの技術は、今後記録密度の向上を狙っ
た狭トラック化を図る場合や、ディジタル信号に変換さ
れた情報信号に多重されたパイロット信号を抽出する場
合等、パイロット信号のS/Nが劣化するような装置に
おいては、パイロット信号抽出用BPFのQを大きくす
る必要が生じ、信号処理回路の複雑化を招くことにな
る。
【0004】この問題を解決するために、狭帯域BPF
(高Q型BPF)を用いることなく再生パイロット信号
を高S/Nで抽出・検出する装置として、例えば特開平
4−258807号公報に記載のトラッキング誤差検出
装置が提案されている。このトラッキング誤差検出装置
の基本構成を図2に示す。この装置は、パイロット信号
の抽出・検出に際し、パイロット周波数信号発生回路
(1、2)にて両隣接トラックからの再生パイロット信
号各々に対し同一周波数で位相差が90゜となる2つの
ローカルパイロット信号を発生し、再生パイロット信号
と各々のローカルパイロット信号とを掛け算回路(3、
4、5、6)にて乗算し、2つのLPF(7、8、9、
10)で不要高域周波数成分を除去した後に、2乗回路
(11、12、13、14)で2乗し、この2乗した信
号を加算回路(15、16)で加算した後、加算信号の
平方根を平方根回路(17、18)にて演算することに
より、再生パイロット信号のレベル情報を得るものであ
る。上記パイロット信号処理では、LPFの遮断周波数
を低くすることにより、従来のBPFの帯域を狭帯域化
することと等価の効果が得られる。したがって、LPF
の狭帯域化はBPFの狭帯域化に比べてはるかに容易で
あり、再生パイロット信号の高S/Nでの抽出・検出が
可能になるものである。
(高Q型BPF)を用いることなく再生パイロット信号
を高S/Nで抽出・検出する装置として、例えば特開平
4−258807号公報に記載のトラッキング誤差検出
装置が提案されている。このトラッキング誤差検出装置
の基本構成を図2に示す。この装置は、パイロット信号
の抽出・検出に際し、パイロット周波数信号発生回路
(1、2)にて両隣接トラックからの再生パイロット信
号各々に対し同一周波数で位相差が90゜となる2つの
ローカルパイロット信号を発生し、再生パイロット信号
と各々のローカルパイロット信号とを掛け算回路(3、
4、5、6)にて乗算し、2つのLPF(7、8、9、
10)で不要高域周波数成分を除去した後に、2乗回路
(11、12、13、14)で2乗し、この2乗した信
号を加算回路(15、16)で加算した後、加算信号の
平方根を平方根回路(17、18)にて演算することに
より、再生パイロット信号のレベル情報を得るものであ
る。上記パイロット信号処理では、LPFの遮断周波数
を低くすることにより、従来のBPFの帯域を狭帯域化
することと等価の効果が得られる。したがって、LPF
の狭帯域化はBPFの狭帯域化に比べてはるかに容易で
あり、再生パイロット信号の高S/Nでの抽出・検出が
可能になるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ト
ラッキング誤差検出装置では、4つの同期検波回路(掛
け算回路およびLPF)を初めとする再生パイロット信
号の抽出および検出回路系がアナログ信号処理を前提と
した構成になっている。そのため、上記のようなトラッ
キング誤差検出系(再生パイロット信号処理系)は、現
在ではそのほとんどがディジタル処理化あるいはマイク
ロコンピュータによるソフト処理化されているVTRに
おけるテープの速度制御系や回転ヘッドを搭載したドラ
ムの速度および位相制御系との整合性が悪くなってい
る。言い換えれば、再生パイロット信号処理系がアナロ
グ信号処理であるため、他のディジタル制御系と一体化
した高集積化が難しくなっている。
ラッキング誤差検出装置では、4つの同期検波回路(掛
け算回路およびLPF)を初めとする再生パイロット信
号の抽出および検出回路系がアナログ信号処理を前提と
した構成になっている。そのため、上記のようなトラッ
キング誤差検出系(再生パイロット信号処理系)は、現
在ではそのほとんどがディジタル処理化あるいはマイク
ロコンピュータによるソフト処理化されているVTRに
おけるテープの速度制御系や回転ヘッドを搭載したドラ
ムの速度および位相制御系との整合性が悪くなってい
る。言い換えれば、再生パイロット信号処理系がアナロ
グ信号処理であるため、他のディジタル制御系と一体化
した高集積化が難しくなっている。
【0006】そこで本発明の目的は、再生パイロット信
号の抽出および検出を小規模の回路構成にてディジタル
信号処理化することにより、高集積化を可能とするとと
もに構成部品のバラツキや経年変化等による性能劣化の
無いトラッキング制御装置及びこれを用いた情報再生装
置を提供することである。
号の抽出および検出を小規模の回路構成にてディジタル
信号処理化することにより、高集積化を可能とするとと
もに構成部品のバラツキや経年変化等による性能劣化の
無いトラッキング制御装置及びこれを用いた情報再生装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のトラッキング制御装置に用いた第1の実現手
段は、再生パイロット信号をパイロット信号各々の4倍
周波数の公倍数に等しい周波数の信号でサンプリングし
てディジタル信号に変換するAD変換手段と、このAD
変換手段の出力を第1のパイロット信号に等しい周波数
で且つ相対的位相差が90゜になるように変換する第
1、第2のサンプリングデータの間引き手段と、間引き
データに含まれる不要高域成分を抑圧する第1、第2の
ディジタル低域通過フィルタ(以下、D−LPFと記
す)と、D−LPFの出力データのサンプリング周波数
を低減する即ちデータレートを低減する第1、第2のデ
ータレート変換手段と、データレート変換された第1、
第2のパイロット信号データから、第1のパイロット信
号のレベルを算出する第1の演算手段と、上記AD変換
手段の出力を第2のパイロット信号に等しい周波数で且
つ相対的位相差が90゜になるように変換する第3、第
4のサンプリングデータの間引き手段と、間引きデータ
に含まれる不要高域成分を抑圧する第3、第4のD−L
PFと、D−LPFの出力データのサンプリング周波数
を低減する即ちデータレートを低減する第3、第4のデ
ータレート変換手段と、データレート変換された第3、
第4のパイロット信号データから、第2のパイロット信
号のレベルを算出する第2の演算手段と、上記第1の演
算手段の出力と第2の演算手段の出力との差分を求める
減算手段と、上記減算手段の出力をテープ駆動手段に帰
還する手段とにより構成している。なお、上記第1の演
算手段は、上記第1、第2のデータレート変換手段の出
力データを、2乗加算した後平方根を求める演算を行
い、上記第2の演算手段は、上記第3、第4のデータレ
ート変換手段の出力データを、2乗加算した後平方根を
求める演算を行う。
に本発明のトラッキング制御装置に用いた第1の実現手
段は、再生パイロット信号をパイロット信号各々の4倍
周波数の公倍数に等しい周波数の信号でサンプリングし
てディジタル信号に変換するAD変換手段と、このAD
変換手段の出力を第1のパイロット信号に等しい周波数
で且つ相対的位相差が90゜になるように変換する第
1、第2のサンプリングデータの間引き手段と、間引き
データに含まれる不要高域成分を抑圧する第1、第2の
ディジタル低域通過フィルタ(以下、D−LPFと記
す)と、D−LPFの出力データのサンプリング周波数
を低減する即ちデータレートを低減する第1、第2のデ
ータレート変換手段と、データレート変換された第1、
第2のパイロット信号データから、第1のパイロット信
号のレベルを算出する第1の演算手段と、上記AD変換
手段の出力を第2のパイロット信号に等しい周波数で且
つ相対的位相差が90゜になるように変換する第3、第
4のサンプリングデータの間引き手段と、間引きデータ
に含まれる不要高域成分を抑圧する第3、第4のD−L
PFと、D−LPFの出力データのサンプリング周波数
を低減する即ちデータレートを低減する第3、第4のデ
ータレート変換手段と、データレート変換された第3、
第4のパイロット信号データから、第2のパイロット信
号のレベルを算出する第2の演算手段と、上記第1の演
算手段の出力と第2の演算手段の出力との差分を求める
減算手段と、上記減算手段の出力をテープ駆動手段に帰
還する手段とにより構成している。なお、上記第1の演
算手段は、上記第1、第2のデータレート変換手段の出
力データを、2乗加算した後平方根を求める演算を行
い、上記第2の演算手段は、上記第3、第4のデータレ
ート変換手段の出力データを、2乗加算した後平方根を
求める演算を行う。
【0008】上記目的を達成するための第2の実現手段
は、再生パイロット信号をパイロット信号各々の周波数
の公倍数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変
換するAD変換手段と、このAD変換手段の出力を第1
のパイロット信号に等しい周波数で且つ相対的位相差が
φ1゜(φ1≠180)になるように変換する第1、第
2のサンプリングデータの間引き手段と、間引きデータ
に含まれる不要高域成分を抑圧する第1、第2のD−L
PFと、D−LPFの出力データのサンプリング周波数
を低減する即ちデータレートを低減する第1、第2のデ
ータレート変換手段と、データレート変換された第1、
第2のパイロット信号データから、第1のパイロット信
号のレベルを算出する第1の演算手段と、上記AD変換
手段の出力を第2のパイロット信号に等しい周波数で且
つ相対的位相差がφ2゜(φ2≠180)になるように
変換する第3、第4のサンプリングデータの間引き手段
と、間引きデータに含まれる不要高域成分を抑圧する第
3、第4のD−LPFと、D−LPFの出力データのサ
ンプリング周波数を低減する即ちデータレートを低減す
る第3、第4のデータレート変換手段と、データレート
変換された第3、第4のパイロット信号データから、第
2のパイロット信号のレベルを算出する第2の演算手段
と、上記第1の演算手段の出力と第2の演算手段の出力
との差分を求める減算手段と、上記減算手段の出力をテ
ープ駆動手段に帰還する手段とにより構成している。な
お、上記第1の演算手段は、上記第1、第2のデータレ
ート変換手段の出力データ値をA1及びA2とした時、
下式(数2)を求める演算を行っており、上記第2の演
算手段は、上記第3、第4のデータレート変換手段の出
力データ値をB1及びB2とした時、下式(数3)を求
める演算を行っている。
は、再生パイロット信号をパイロット信号各々の周波数
の公倍数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変
換するAD変換手段と、このAD変換手段の出力を第1
のパイロット信号に等しい周波数で且つ相対的位相差が
φ1゜(φ1≠180)になるように変換する第1、第
2のサンプリングデータの間引き手段と、間引きデータ
に含まれる不要高域成分を抑圧する第1、第2のD−L
PFと、D−LPFの出力データのサンプリング周波数
を低減する即ちデータレートを低減する第1、第2のデ
ータレート変換手段と、データレート変換された第1、
第2のパイロット信号データから、第1のパイロット信
号のレベルを算出する第1の演算手段と、上記AD変換
手段の出力を第2のパイロット信号に等しい周波数で且
つ相対的位相差がφ2゜(φ2≠180)になるように
変換する第3、第4のサンプリングデータの間引き手段
と、間引きデータに含まれる不要高域成分を抑圧する第
3、第4のD−LPFと、D−LPFの出力データのサ
ンプリング周波数を低減する即ちデータレートを低減す
る第3、第4のデータレート変換手段と、データレート
変換された第3、第4のパイロット信号データから、第
2のパイロット信号のレベルを算出する第2の演算手段
と、上記第1の演算手段の出力と第2の演算手段の出力
との差分を求める減算手段と、上記減算手段の出力をテ
ープ駆動手段に帰還する手段とにより構成している。な
お、上記第1の演算手段は、上記第1、第2のデータレ
ート変換手段の出力データ値をA1及びA2とした時、
下式(数2)を求める演算を行っており、上記第2の演
算手段は、上記第3、第4のデータレート変換手段の出
力データ値をB1及びB2とした時、下式(数3)を求
める演算を行っている。
【0009】
【数2】
【0010】
【数3】
【0011】
【作用】第1の実現手段において、再生パイロット信号
をパイロット信号各々の4倍周波数の公倍数に等しい周
波数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変換す
るAD変換手段と該AD変換手段の出力を第1のパイロ
ット信号に等しい周波数で且つ相対的位相差が90゜に
なるように変換する第1、第2のサンプリングデータの
間引き手段は、1個のAD変換手段でディジタル信号に
変換された各再生パイロット信号を、各パイロット信号
周波数に等しい周波数で且つ相対的位相差が90゜とな
るサンプルポイントのデータを抽出する。これは等価的
に、各再生パイロット信号をその周波数に等しく相対的
位相差が90゜である2つの信号と掛け算することに等
しい。第1、第2のD−LPFは、パイロット信号と周
波数多重されている情報信号成分を抑圧すると共にサン
プリングデータの間引き手段により生じた不要折り返し
信号を抑圧する。第1、第2のデータレート変換手段
は、上記D−LPFの出力データのデータレートを低減
し、以降のデータ演算における動作速度の低減を可能に
する。第1の演算手段は、第1、第2のD−LPFによ
り抽出された第1の再生パイロット信号のサイン成分と
コサイン成分から再生パイロット信号レベル(振幅情報
に相当する)を算出する。なお、第3、第4のサンプリ
ングデータの間引き手段と、第3、第4のD−LPF
と、第3、第4のデータレート変換手段および第2の演
算手段とは、上記説明と同様に第2の再生パイロット信
号レベル(振幅情報に相当する)を算出するものであ
る。
をパイロット信号各々の4倍周波数の公倍数に等しい周
波数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変換す
るAD変換手段と該AD変換手段の出力を第1のパイロ
ット信号に等しい周波数で且つ相対的位相差が90゜に
なるように変換する第1、第2のサンプリングデータの
間引き手段は、1個のAD変換手段でディジタル信号に
変換された各再生パイロット信号を、各パイロット信号
周波数に等しい周波数で且つ相対的位相差が90゜とな
るサンプルポイントのデータを抽出する。これは等価的
に、各再生パイロット信号をその周波数に等しく相対的
位相差が90゜である2つの信号と掛け算することに等
しい。第1、第2のD−LPFは、パイロット信号と周
波数多重されている情報信号成分を抑圧すると共にサン
プリングデータの間引き手段により生じた不要折り返し
信号を抑圧する。第1、第2のデータレート変換手段
は、上記D−LPFの出力データのデータレートを低減
し、以降のデータ演算における動作速度の低減を可能に
する。第1の演算手段は、第1、第2のD−LPFによ
り抽出された第1の再生パイロット信号のサイン成分と
コサイン成分から再生パイロット信号レベル(振幅情報
に相当する)を算出する。なお、第3、第4のサンプリ
ングデータの間引き手段と、第3、第4のD−LPF
と、第3、第4のデータレート変換手段および第2の演
算手段とは、上記説明と同様に第2の再生パイロット信
号レベル(振幅情報に相当する)を算出するものであ
る。
【0012】また第2の実現手段として設けた、再生パ
イロット信号を各パイロット信号周波数の公倍数に等し
い周波数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変
換するAD変換手段と、このAD変換手段の出力を第1
のパイロット信号に等しい周波数で且つ相対的位相差が
φ1゜になるように変換する第1、第2のサンプリング
データの間引き手段は、サンプリング周波数が上記第1
の実現手段より低いサンプリング周波数で動作する1個
のAD変換手段で、各再生パイロット信号を各パイロッ
ト信号周波数に等しい周波数で且つ相対的位相差がφ1
゜となるサンプルポイントのデータを抽出する。第3、
第4のサンプリングデータの間引き手段も相対的位相差
がφ2゜となり上記と同様に動作する。そして第1〜第
4のD−LPFと、第1〜第4のデータレート変換手段
は、上記第1の実現手段における各手段と同様の働きを
するものである。第1および第2の演算手段は、サンプ
リングの相対的位相差がφ1゜あるいはφ2゜であり、
90゜ではないので単なる2乗加算の平方根では正しい
振幅成分が得られないので、上記数式(数2)および
(数3)に示した演算を行い再生パイロット信号のレベ
ルを算出する。
イロット信号を各パイロット信号周波数の公倍数に等し
い周波数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変
換するAD変換手段と、このAD変換手段の出力を第1
のパイロット信号に等しい周波数で且つ相対的位相差が
φ1゜になるように変換する第1、第2のサンプリング
データの間引き手段は、サンプリング周波数が上記第1
の実現手段より低いサンプリング周波数で動作する1個
のAD変換手段で、各再生パイロット信号を各パイロッ
ト信号周波数に等しい周波数で且つ相対的位相差がφ1
゜となるサンプルポイントのデータを抽出する。第3、
第4のサンプリングデータの間引き手段も相対的位相差
がφ2゜となり上記と同様に動作する。そして第1〜第
4のD−LPFと、第1〜第4のデータレート変換手段
は、上記第1の実現手段における各手段と同様の働きを
するものである。第1および第2の演算手段は、サンプ
リングの相対的位相差がφ1゜あるいはφ2゜であり、
90゜ではないので単なる2乗加算の平方根では正しい
振幅成分が得られないので、上記数式(数2)および
(数3)に示した演算を行い再生パイロット信号のレベ
ルを算出する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明を適用したパイロット信号を
用いたATF方式のトラッキング制御装置を示すブロッ
ク図である。本実施例では具体的例として、図3に示す
ような4周波のパイロット信号(f1、f2、f3、f
4と記す。)を用いる場合について説明する。図3にお
いて(1)はパイロット信号の記録トラックパターンを
示し、(2)の表は4周波のパイロット信号の周波数を
示す。4周波のパイロット信号の周波数は、映像信号の
垂直同期信号をfH(例えばNTSC方式の映像信号の
場合はfH=15.734kHz)とした時、パイロッ
ト信号周波数は、周波数を378fHの源振をそれぞれ
1/58、1/50、1/36、1/40に分周した周
波数に設定している。トラッキング制御の原理は、図3
の(1)の場合を例に説明すると、磁気ヘッド22は、
f1トラックを走査しているので、検出すべきパイロッ
ト信号はf4およびf2信号となり、この2つの再生パ
イロット信号のレベルが等しくなるように制御される。
以下、図1のブロック図等を用いてその動作を説明す
る。
説明する。図1は、本発明を適用したパイロット信号を
用いたATF方式のトラッキング制御装置を示すブロッ
ク図である。本実施例では具体的例として、図3に示す
ような4周波のパイロット信号(f1、f2、f3、f
4と記す。)を用いる場合について説明する。図3にお
いて(1)はパイロット信号の記録トラックパターンを
示し、(2)の表は4周波のパイロット信号の周波数を
示す。4周波のパイロット信号の周波数は、映像信号の
垂直同期信号をfH(例えばNTSC方式の映像信号の
場合はfH=15.734kHz)とした時、パイロッ
ト信号周波数は、周波数を378fHの源振をそれぞれ
1/58、1/50、1/36、1/40に分周した周
波数に設定している。トラッキング制御の原理は、図3
の(1)の場合を例に説明すると、磁気ヘッド22は、
f1トラックを走査しているので、検出すべきパイロッ
ト信号はf4およびf2信号となり、この2つの再生パ
イロット信号のレベルが等しくなるように制御される。
以下、図1のブロック図等を用いてその動作を説明す
る。
【0014】図1において、20は磁気テープ、21は
ドラム、22a、bは磁気ヘッド、23、24はキャプ
スタンおよびキャプスタンモーター、25はプリアン
プ、26は映像信号と音声信号の処理回路、27は帯域
通過フィルタ(BPF)、28はAD変換器、29〜3
2はラッチ回路、33、34はサンプリング用およびラ
ッチ用クロックの発生回路、35〜38はディジタル低
域通過フィルタ(LPF)、39〜42はレート変換回
路、43、44はデータ演算回路、45は比較回路、4
6はトラッキングエラー処理回路、47は速度エラー処
理回路、48は加算回路、49はDA変換器、50はモ
ータードライバーアンプ、そして51〜54は入出力端
子である。
ドラム、22a、bは磁気ヘッド、23、24はキャプ
スタンおよびキャプスタンモーター、25はプリアン
プ、26は映像信号と音声信号の処理回路、27は帯域
通過フィルタ(BPF)、28はAD変換器、29〜3
2はラッチ回路、33、34はサンプリング用およびラ
ッチ用クロックの発生回路、35〜38はディジタル低
域通過フィルタ(LPF)、39〜42はレート変換回
路、43、44はデータ演算回路、45は比較回路、4
6はトラッキングエラー処理回路、47は速度エラー処
理回路、48は加算回路、49はDA変換器、50はモ
ータードライバーアンプ、そして51〜54は入出力端
子である。
【0015】図1において、磁気ヘッド22a、bによ
り磁気テープ20から検出された再生信号は、プリアン
プ25により十分増幅された後、映像・音声信号処理回
路26およびBPF27へ供給される。BPF27で
は、トラッキング制御に不要な映像あるいは音声情報等
の高域成分および直流成分を抑圧した後、再生パイロッ
ト信号をAD変換器28へ供給する。AD変換器28
は、再生パイロット信号をサンプリングクロック発生回
路33より供給されるクロックを用いてf1〜f4のパ
イロット信号各々の4倍周波数の公倍数に等しい周波数
の信号でサンプリングしてディジタル信号に変換する。
本実施例ではサンプリング周波数を公倍数の中の最小周
波数である756fH(約12MHz)に設定してい
る。
り磁気テープ20から検出された再生信号は、プリアン
プ25により十分増幅された後、映像・音声信号処理回
路26およびBPF27へ供給される。BPF27で
は、トラッキング制御に不要な映像あるいは音声情報等
の高域成分および直流成分を抑圧した後、再生パイロッ
ト信号をAD変換器28へ供給する。AD変換器28
は、再生パイロット信号をサンプリングクロック発生回
路33より供給されるクロックを用いてf1〜f4のパ
イロット信号各々の4倍周波数の公倍数に等しい周波数
の信号でサンプリングしてディジタル信号に変換する。
本実施例ではサンプリング周波数を公倍数の中の最小周
波数である756fH(約12MHz)に設定してい
る。
【0016】ディジタル信号に変換された再生パイロッ
ト信号は、ラッチ回路29〜32に供給される。ラッチ
回路29〜32には、ラッチクロック発生回路34から
供給されるクロックに従いAD変換器28の出力である
再生パイロット信号データをラッチする。ここで、ラッ
チクロック発生回路34の動作は重要であり、以下に詳
細に説明する。
ト信号は、ラッチ回路29〜32に供給される。ラッチ
回路29〜32には、ラッチクロック発生回路34から
供給されるクロックに従いAD変換器28の出力である
再生パイロット信号データをラッチする。ここで、ラッ
チクロック発生回路34の動作は重要であり、以下に詳
細に説明する。
【0017】ラッチクロック発生回路34は、所定の2
つの再生パイロット信号に対し、それぞれのパイロット
信号の周波数に等しく且つ相対的位相差が90゜になる
ようラッチ用クロックをラッチ回路29、30とラッチ
回路31、32に供給する。例えば、図3の(1)に示
したように、磁気ヘッド22がパイロット信号f1のト
ラックを走査する場合は、検出すべき再生パイロット信
号はf4とf2になる。従って、パイロット信号f4の
検出系を点線部55に設定すると、ラッチ回路29、3
0に供給するラッチクロックは周波数がf4で、互いの
ラッチ間隔(サンプリング間隔)がパイロット信号f4
の周波数における90゜位相差に相当するタイミングに
設定する必要がある。これは、AD変換器28における
サンプリング周波数が、パイロット信号f4の周波数の
80倍であるため、サンプリングクロックを80分周し
たクロックはf4パイロット信号周波数と等しくなり、
この分周クロックをラッチ回路29、30に供給する。
ただし、ラッチ回路29とラッチ回路30のラッチタイ
ミングは、パイロット信号f4の周波数における90゜
位相差に相当するタイミング差を設ける必要があるの
で、サンプリングクロックの20クロック期間に相当す
る時間だけずらせた分周クロックを発生する。以上のラ
ッチタイミングを図4に示す。図4は、パイロット信号
f4に対するラッチ回路29とラッチ回路30のラッチ
クロックのタイミングを示す。上記と同様にf2パイロ
ットの検出系を点線部56に設定すると、ラッチ回路3
1、32に供給するラッチクロックは周波数がf2で、
互いのラッチ間隔(サンプリング間隔)がパイロット信
号f2の波数における90゜位相差に相当するタイミン
グに設定する必要がある。これは、AD変換器28にお
けるサンプリング周波数が、パイロット信号f2の波数
の100倍であるため、サンプリングクロックを100
分周したクロックはf2パイロット信号周波数と等しく
なり、この分周クロックをラッチ回路31,32に供給
する。ただし、ラッチ回路31とラッチ回路32のラッ
チタイミングは、パイロット信号f2の周波数における
90゜位相差に相当するタイミング差を設ける必要があ
るので、サンプリングクロックの25クロック期間に相
当する時間だけずらせた分周クロックを発生する。以上
のラッチクロック発生回路34の動作(分周率等)は、
検出する再生パイロット信号の種類によって変更され
る。図5にラッチクロック発生回路34における検出す
べき再生パイロット信号に対するクロックの分周率およ
び90゜位相差を発生させるのに必要なクロックカウン
ト数N1、N2を示す。なお、上記ラッチクロック発生
回路34における検出パイロット信号の設定は、入力端
子51、52を介して供給される2ビット(4通り)の
制御信号に応じておこなわれる。この制御信号は磁気ヘ
ッド22のトラック走査周期で切り替えられ、磁気ヘッ
ド22が順次f1→f2→f3→f4→f1のトラック
を走査するように、点線部55がf4→f1→f2→f
3→f4の再生パイロット信号を検出し、点線部56が
f2→f3→f4→f1→f2の再生パイロット信号を
検出するように設定する。
つの再生パイロット信号に対し、それぞれのパイロット
信号の周波数に等しく且つ相対的位相差が90゜になる
ようラッチ用クロックをラッチ回路29、30とラッチ
回路31、32に供給する。例えば、図3の(1)に示
したように、磁気ヘッド22がパイロット信号f1のト
ラックを走査する場合は、検出すべき再生パイロット信
号はf4とf2になる。従って、パイロット信号f4の
検出系を点線部55に設定すると、ラッチ回路29、3
0に供給するラッチクロックは周波数がf4で、互いの
ラッチ間隔(サンプリング間隔)がパイロット信号f4
の周波数における90゜位相差に相当するタイミングに
設定する必要がある。これは、AD変換器28における
サンプリング周波数が、パイロット信号f4の周波数の
80倍であるため、サンプリングクロックを80分周し
たクロックはf4パイロット信号周波数と等しくなり、
この分周クロックをラッチ回路29、30に供給する。
ただし、ラッチ回路29とラッチ回路30のラッチタイ
ミングは、パイロット信号f4の周波数における90゜
位相差に相当するタイミング差を設ける必要があるの
で、サンプリングクロックの20クロック期間に相当す
る時間だけずらせた分周クロックを発生する。以上のラ
ッチタイミングを図4に示す。図4は、パイロット信号
f4に対するラッチ回路29とラッチ回路30のラッチ
クロックのタイミングを示す。上記と同様にf2パイロ
ットの検出系を点線部56に設定すると、ラッチ回路3
1、32に供給するラッチクロックは周波数がf2で、
互いのラッチ間隔(サンプリング間隔)がパイロット信
号f2の波数における90゜位相差に相当するタイミン
グに設定する必要がある。これは、AD変換器28にお
けるサンプリング周波数が、パイロット信号f2の波数
の100倍であるため、サンプリングクロックを100
分周したクロックはf2パイロット信号周波数と等しく
なり、この分周クロックをラッチ回路31,32に供給
する。ただし、ラッチ回路31とラッチ回路32のラッ
チタイミングは、パイロット信号f2の周波数における
90゜位相差に相当するタイミング差を設ける必要があ
るので、サンプリングクロックの25クロック期間に相
当する時間だけずらせた分周クロックを発生する。以上
のラッチクロック発生回路34の動作(分周率等)は、
検出する再生パイロット信号の種類によって変更され
る。図5にラッチクロック発生回路34における検出す
べき再生パイロット信号に対するクロックの分周率およ
び90゜位相差を発生させるのに必要なクロックカウン
ト数N1、N2を示す。なお、上記ラッチクロック発生
回路34における検出パイロット信号の設定は、入力端
子51、52を介して供給される2ビット(4通り)の
制御信号に応じておこなわれる。この制御信号は磁気ヘ
ッド22のトラック走査周期で切り替えられ、磁気ヘッ
ド22が順次f1→f2→f3→f4→f1のトラック
を走査するように、点線部55がf4→f1→f2→f
3→f4の再生パイロット信号を検出し、点線部56が
f2→f3→f4→f1→f2の再生パイロット信号を
検出するように設定する。
【0018】ラッチ回路29〜32によってラッチされ
た(サンプリング周波数を間引きされた)再生パイロッ
ト信号データは、それぞれD−LPF35〜38に供給
され、不要高域成分(映像・音声信号や不要再生パイロ
ット信号の折り返し信号等)を抑圧し、データレート変
換回路39〜42に供給される。上記D−LPF35〜
38およびデータレート変換回路39〜42の具体的構
成例(1系統分)を図6に示す。図6において、60、
61はデータの入出力端子、62、63はクロックの入
力端子、64、65は加算回路、66、71はラッチ回
路、67、68は乗算回路、69、70は係数発生回路
である。そして、点線部72がD−LPF部であり、ラ
ッチ回路71がデータレート変換回路に相当する。図6
の点線部72に示したD−LPFはIIR型の1次のL
PFであり、その伝達関数H(Z)は下式(数4)に示
す通りである。
た(サンプリング周波数を間引きされた)再生パイロッ
ト信号データは、それぞれD−LPF35〜38に供給
され、不要高域成分(映像・音声信号や不要再生パイロ
ット信号の折り返し信号等)を抑圧し、データレート変
換回路39〜42に供給される。上記D−LPF35〜
38およびデータレート変換回路39〜42の具体的構
成例(1系統分)を図6に示す。図6において、60、
61はデータの入出力端子、62、63はクロックの入
力端子、64、65は加算回路、66、71はラッチ回
路、67、68は乗算回路、69、70は係数発生回路
である。そして、点線部72がD−LPF部であり、ラ
ッチ回路71がデータレート変換回路に相当する。図6
の点線部72に示したD−LPFはIIR型の1次のL
PFであり、その伝達関数H(Z)は下式(数4)に示
す通りである。
【0019】
【数4】
【0020】たとえば、このD−LPFのサンプリング
周波数をパイロット信号f4の周波数に設定し、(この
場合ラッチ回路66のクロック周波数は、パイロット信
号f4の周波数となる)遮断周波数を100Hzに設定
するとすれば、周知の双1次変換等の手法により、係数
発生回路69、70の係数データはα=2.1084E
(−3)、β=0.99578となる。
周波数をパイロット信号f4の周波数に設定し、(この
場合ラッチ回路66のクロック周波数は、パイロット信
号f4の周波数となる)遮断周波数を100Hzに設定
するとすれば、周知の双1次変換等の手法により、係数
発生回路69、70の係数データはα=2.1084E
(−3)、β=0.99578となる。
【0021】ラッチ回路71に示した構成のデータレー
ト変換回路39〜42は、D−LPF29〜32の出力
データレートが検出すべき再生パイロット信号の種類に
より異なっているのを等しくすることと、後に説明する
データ演算回路43、44の動作周波数を低く設定し処
理を簡略化することを目的に、データレートを低減・一
定化するものである。このデータレートは、サンプリン
グクロック発生回路33にて発生されるAD変換器28
に供給されるクロックを一定分周率で分周したクロック
にてD−LPFの出力データをラッチすることにより行
われる。なお、この動作はサンプリング周波数を低下す
ることになるが、先のD−LPFにて高域成分は充分減
衰されているので、不要な折り返し信号成分の発生は考
えなくても良い。
ト変換回路39〜42は、D−LPF29〜32の出力
データレートが検出すべき再生パイロット信号の種類に
より異なっているのを等しくすることと、後に説明する
データ演算回路43、44の動作周波数を低く設定し処
理を簡略化することを目的に、データレートを低減・一
定化するものである。このデータレートは、サンプリン
グクロック発生回路33にて発生されるAD変換器28
に供給されるクロックを一定分周率で分周したクロック
にてD−LPFの出力データをラッチすることにより行
われる。なお、この動作はサンプリング周波数を低下す
ることになるが、先のD−LPFにて高域成分は充分減
衰されているので、不要な折り返し信号成分の発生は考
えなくても良い。
【0022】データレート変換回路39〜42により等
しいデータレートに変換された再生パイロット信号デー
タは、それぞれデータ演算回路43および44に供給さ
れる。データ演算回路43、44の具体的構成例(1系
統分)を図7に示す。図7において、73、74はサン
プリング位相差が90゜である2つのパイロット信号デ
ータの入力端子、75は演算結果データ(再生パイロッ
ト信号のレベルデータ)の出力端子、76、77は2乗
演算回路、78は加算回路、そして79は平方根演算回
路である。このデータ演算回路43、44では、位相差
が90゜である2つの再生パイロット信号データを2乗
加算の後平方根をとっているので、再生パイロット信号
のレベルを算出することになる。
しいデータレートに変換された再生パイロット信号デー
タは、それぞれデータ演算回路43および44に供給さ
れる。データ演算回路43、44の具体的構成例(1系
統分)を図7に示す。図7において、73、74はサン
プリング位相差が90゜である2つのパイロット信号デ
ータの入力端子、75は演算結果データ(再生パイロッ
ト信号のレベルデータ)の出力端子、76、77は2乗
演算回路、78は加算回路、そして79は平方根演算回
路である。このデータ演算回路43、44では、位相差
が90゜である2つの再生パイロット信号データを2乗
加算の後平方根をとっているので、再生パイロット信号
のレベルを算出することになる。
【0023】以上の動作により、たとえば先の図3の
(1)に示す磁気ヘッドの走査状態では、データ演算回
路43、44から出力されるデータは再生パイロット信
号f4のレベルデータと再生パイロット信号f2のレベ
ルデータとなる。上記2つの再生パイロット信号のレベ
ルデータは、比較回路45で比較演算されトラッキング
エラーデータをトラッキングエラー処理回路46に供給
する。トラッキングエラー処理回路46は、トラッキン
グエラーデータに制御回路で言うところの特性補償等の
処理を施した後、加算回路48に供給する。加算回路4
8では、上記トラッキングエラーデータと速度エラー処
理回路47から供給される速度エラーデータとを加算し
キャプスタン制御信号としてDA変換器49に供給す
る。DA変換器49でアナロク信号に変換されたキャプ
スタン制御信号は、モータードライバーアンプで電力増
幅されキャプスタンモータ24に供給される。これによ
り、キャプスタン23は一定速回転の所定の位相で回転
され、トラッキング制御が行われる。
(1)に示す磁気ヘッドの走査状態では、データ演算回
路43、44から出力されるデータは再生パイロット信
号f4のレベルデータと再生パイロット信号f2のレベ
ルデータとなる。上記2つの再生パイロット信号のレベ
ルデータは、比較回路45で比較演算されトラッキング
エラーデータをトラッキングエラー処理回路46に供給
する。トラッキングエラー処理回路46は、トラッキン
グエラーデータに制御回路で言うところの特性補償等の
処理を施した後、加算回路48に供給する。加算回路4
8では、上記トラッキングエラーデータと速度エラー処
理回路47から供給される速度エラーデータとを加算し
キャプスタン制御信号としてDA変換器49に供給す
る。DA変換器49でアナロク信号に変換されたキャプ
スタン制御信号は、モータードライバーアンプで電力増
幅されキャプスタンモータ24に供給される。これによ
り、キャプスタン23は一定速回転の所定の位相で回転
され、トラッキング制御が行われる。
【0024】なお、プリアンプ25の出力である再生R
F信号が供給されている映像・音声信号の処理回路は、
周波数復調等の処理が行われ、再生映像信号と再生音声
信号を復元し、出力端子53、54より出力する。
F信号が供給されている映像・音声信号の処理回路は、
周波数復調等の処理が行われ、再生映像信号と再生音声
信号を復元し、出力端子53、54より出力する。
【0025】以上説明したように、本実施例に依れば4
周波の再生パイロット信号をディジタル的に処理する際
に、AD変換時のサンプリング周波数を各パイロット信
号の4倍周波数の公倍数の周波数にすることにより、サ
ンプリングデータを間引くだけで、検出すべき再生パイ
ロット信号をそのパイロット信号の周波数で且つ90゜
の位相差でサンプリングすることが可能となり、複数の
AD変換器あるいは別個の同期検波用掛け算回路を設け
る必要は無く、回路の小規模化が実現できる。また、検
出すべき各再生パイロット信号を等価的に90゜の位相
差でサンプリングすることにより、再生パイロット信号
をサイン成分とコサイン成分として検出できるので、こ
れらの成分より容易に振幅レベルを算出できる。さら
に、再生パイロット信号のレベル検出をディジタル回路
のみで実現でき、アナログ信号処理時に問題となった構
成部品のバラツキや経年変化による特性劣化を防止する
ことができる。
周波の再生パイロット信号をディジタル的に処理する際
に、AD変換時のサンプリング周波数を各パイロット信
号の4倍周波数の公倍数の周波数にすることにより、サ
ンプリングデータを間引くだけで、検出すべき再生パイ
ロット信号をそのパイロット信号の周波数で且つ90゜
の位相差でサンプリングすることが可能となり、複数の
AD変換器あるいは別個の同期検波用掛け算回路を設け
る必要は無く、回路の小規模化が実現できる。また、検
出すべき各再生パイロット信号を等価的に90゜の位相
差でサンプリングすることにより、再生パイロット信号
をサイン成分とコサイン成分として検出できるので、こ
れらの成分より容易に振幅レベルを算出できる。さら
に、再生パイロット信号のレベル検出をディジタル回路
のみで実現でき、アナログ信号処理時に問題となった構
成部品のバラツキや経年変化による特性劣化を防止する
ことができる。
【0026】次に、第2の実施例について図8及び図9
を用いて説明する。なお、基本的な全体構成図は先の第
1実施例における図1と同様である。本実施例では比較
的動作の遅いAD変換器で実現することを目的とし、第
1実施例と異なる点は、図1におけるAD変換手段28
のサンプリング周波数の設定と、データの間引きを行う
ラッチ回路29〜32およびラッチクロック発生回路3
4の動作、そしてデータ演算回路43、44の演算動作
である。まずAD変換手段28では、サンプリングクロ
ック発生回路33から供給されるサンプリングクロック
によりディジタル信号に変換するが、本実施例ではこの
時のサンプリング周波数を、f1〜f4のパイロット信
号の各周波数の最小公倍数の周波数である189fHの
周波数(約3MHz)に設定しディジタル信号に変換す
る。このAD変換手段28にてディジタル信号に変換さ
れた再生パイロット信号は、ラッチクロック発生回路3
4から供給されるラッチクロックにしたがってラッチ回
路29〜32にて間引きされる。
を用いて説明する。なお、基本的な全体構成図は先の第
1実施例における図1と同様である。本実施例では比較
的動作の遅いAD変換器で実現することを目的とし、第
1実施例と異なる点は、図1におけるAD変換手段28
のサンプリング周波数の設定と、データの間引きを行う
ラッチ回路29〜32およびラッチクロック発生回路3
4の動作、そしてデータ演算回路43、44の演算動作
である。まずAD変換手段28では、サンプリングクロ
ック発生回路33から供給されるサンプリングクロック
によりディジタル信号に変換するが、本実施例ではこの
時のサンプリング周波数を、f1〜f4のパイロット信
号の各周波数の最小公倍数の周波数である189fHの
周波数(約3MHz)に設定しディジタル信号に変換す
る。このAD変換手段28にてディジタル信号に変換さ
れた再生パイロット信号は、ラッチクロック発生回路3
4から供給されるラッチクロックにしたがってラッチ回
路29〜32にて間引きされる。
【0027】ラッチクロック発生回路34は、所定の2
つの再生パイロット信号に対し、それぞれのパイロット
信号の周波数に等しく且つ相対的位相差がφn゜(φn
≠180、nは検出したいパイロット信号の種類を示
す)になるようにラッチ回路29、30とラッチ回路3
1、32にクロックを供給する。例えば、先の図3の
(1)に示したように、磁気ヘッド22がパイロット信
号f1のトラックを走査する場合は、検出すべき再生パ
イロット信号はf4とf2になる。従って、パイロット
信号f4の検出系を点線部55に設定すれば、ラッチ回
路29、30に供給されるラッチクロックは周波数がf
4で、互いのラッチ間隔(サンプリング間隔)がパイロ
ット信号f4の周波数におけるφ4゜の位相差に相当す
るタイミングに設定する必要がある。これは、AD変換
器28におけるサンプリング周波数が、パイロット信号
f4の周波数の20倍であるため、サンプリングクロッ
クを20分周したクロックはf4パイロット信号周波数
と等しなり、この分周クロックをラッチ回路29、30
に供給する。ただし、ラッチ回路29とラッチ回路30
のラッチタイミングは、パイロット信号f4の周波数に
おけるφ4゜の位相差に相当するタイミング差を設ける
必要がある。この場合ラッチクロックの分周率は20で
あり4の倍数であるので5クロックずらせることによ
り、サンプリングタイミングの位相差φ4゜は90゜に
設定できる。したがってサンプリングクロックの5クロ
ック期間に相当する時間だけずらせた20分周のクロッ
クを発生する。次にパイロット信号f2の検出系を点線
部56に設定すると、ラッチ回路31、32に供給する
ラッチクロックは周波数がf2で、互いのラッチ間隔
(サンプリング間隔)がパイロット信号f2の周波数に
おけるφ2゜の位相差に相当するタイミングに設定する
必要がある。これは、AD変換器28におけるサンプリ
ング周波数が、パイロット信号f2の周波数の25倍で
あるため、サンプリングクロックを25分周したクロッ
クはf2パイロット信号周波数と等しくなり、この分周
クロックをラッチ回路31、32に供給する。ただし、
ラッチ回路31とラッチ回路32のラッチタイミング
は、パイロット信号f2の周波数におけるφ2゜の位相
差に相当するタイミング差を設ける必要がある。この場
合ラッチクロックの分周率は25であり4の倍数ではな
いのでサンプリングタイミングの位相差φ2゜を90゜
に設定することはできない。そこで精度的に優れるよう
に位相差φ2゜が90゜付近になるようサンプリングク
ロックの6クロック期間に相当する時間だけずらせた2
5分周のクロックを発生する。この場合パイロット信号
f2を検出するラッチ回路31と32のサンプリングタ
イミングの位相差φ2゜は86.4゜となる。以上のラ
ッチクロック発生回路34の動作(クロック分周率等)
は、検出する再生パイロット信号の種類によって変更さ
れる。図8にラッチクロック発生回路34における検出
すべき再生パイロット信号に対するクロックの分周率お
よび位相差φn゜の値およびこの位相差を発生させるに
必要なクロックカウント数N1を示す。なお、上記ラッ
チクロック発生回路34における検出パイロット信号の
設定は、第1の実施例と同様に入力端子51、52を介
して供給される2ビット(4通り)の制御信号に応じて
おこなわれる。
つの再生パイロット信号に対し、それぞれのパイロット
信号の周波数に等しく且つ相対的位相差がφn゜(φn
≠180、nは検出したいパイロット信号の種類を示
す)になるようにラッチ回路29、30とラッチ回路3
1、32にクロックを供給する。例えば、先の図3の
(1)に示したように、磁気ヘッド22がパイロット信
号f1のトラックを走査する場合は、検出すべき再生パ
イロット信号はf4とf2になる。従って、パイロット
信号f4の検出系を点線部55に設定すれば、ラッチ回
路29、30に供給されるラッチクロックは周波数がf
4で、互いのラッチ間隔(サンプリング間隔)がパイロ
ット信号f4の周波数におけるφ4゜の位相差に相当す
るタイミングに設定する必要がある。これは、AD変換
器28におけるサンプリング周波数が、パイロット信号
f4の周波数の20倍であるため、サンプリングクロッ
クを20分周したクロックはf4パイロット信号周波数
と等しなり、この分周クロックをラッチ回路29、30
に供給する。ただし、ラッチ回路29とラッチ回路30
のラッチタイミングは、パイロット信号f4の周波数に
おけるφ4゜の位相差に相当するタイミング差を設ける
必要がある。この場合ラッチクロックの分周率は20で
あり4の倍数であるので5クロックずらせることによ
り、サンプリングタイミングの位相差φ4゜は90゜に
設定できる。したがってサンプリングクロックの5クロ
ック期間に相当する時間だけずらせた20分周のクロッ
クを発生する。次にパイロット信号f2の検出系を点線
部56に設定すると、ラッチ回路31、32に供給する
ラッチクロックは周波数がf2で、互いのラッチ間隔
(サンプリング間隔)がパイロット信号f2の周波数に
おけるφ2゜の位相差に相当するタイミングに設定する
必要がある。これは、AD変換器28におけるサンプリ
ング周波数が、パイロット信号f2の周波数の25倍で
あるため、サンプリングクロックを25分周したクロッ
クはf2パイロット信号周波数と等しくなり、この分周
クロックをラッチ回路31、32に供給する。ただし、
ラッチ回路31とラッチ回路32のラッチタイミング
は、パイロット信号f2の周波数におけるφ2゜の位相
差に相当するタイミング差を設ける必要がある。この場
合ラッチクロックの分周率は25であり4の倍数ではな
いのでサンプリングタイミングの位相差φ2゜を90゜
に設定することはできない。そこで精度的に優れるよう
に位相差φ2゜が90゜付近になるようサンプリングク
ロックの6クロック期間に相当する時間だけずらせた2
5分周のクロックを発生する。この場合パイロット信号
f2を検出するラッチ回路31と32のサンプリングタ
イミングの位相差φ2゜は86.4゜となる。以上のラ
ッチクロック発生回路34の動作(クロック分周率等)
は、検出する再生パイロット信号の種類によって変更さ
れる。図8にラッチクロック発生回路34における検出
すべき再生パイロット信号に対するクロックの分周率お
よび位相差φn゜の値およびこの位相差を発生させるに
必要なクロックカウント数N1を示す。なお、上記ラッ
チクロック発生回路34における検出パイロット信号の
設定は、第1の実施例と同様に入力端子51、52を介
して供給される2ビット(4通り)の制御信号に応じて
おこなわれる。
【0028】ラッチ回路29〜32によってラッチされ
た(サンプリング周波数を間引きされた)再生パイロッ
ト信号データは、それぞれD−LPF35〜38に供給
され、不要高域成分(映像・音声信号や不要再生パイロ
ット信号の折り返し信号等)が抑圧され、データレート
変換回路39〜42に供給される。上記D−LPF35
〜38およびデータレート変換回路39〜42の詳細は
第1の実施例と同様でありここでの説明は省略する。
た(サンプリング周波数を間引きされた)再生パイロッ
ト信号データは、それぞれD−LPF35〜38に供給
され、不要高域成分(映像・音声信号や不要再生パイロ
ット信号の折り返し信号等)が抑圧され、データレート
変換回路39〜42に供給される。上記D−LPF35
〜38およびデータレート変換回路39〜42の詳細は
第1の実施例と同様でありここでの説明は省略する。
【0029】データレート変換回路39〜42により等
しいデータレートに変換された再生パイロット信号デー
タは、それぞれデータ演算回路43および44に供給さ
れる。データ演算回路43、44は、先の(数2)ある
いは(数3)の数式に示した演算を行う回路であり、そ
の具体的構成例(1系統分)を図9に示す。図9におい
て、80、81は乗算回路、82、85は係数発生回
路、83は加減算回路、84は除算回路である。なお、
51、52、73〜77および79の各端子および回路
ブロックは先の第1実施例で説明したものと同様であ
る。このデータ演算回路43、44では、位相差がφn
゜である2つの再生パイロット信号データを用いて再生
パイロット信号のレベルを算出するものである。係数発
生回路82、85で発生される係数データは、係数発生
回路82にて2倍のcos(φn゜)を発生し、係数発
生回路85にてsin(φn゜)の2乗データを発生し
ており、検出すべき再生パイロット信号に対する各デー
タ値は先の図8に示した表の通りである。なお、図9に
おいて除算回路84を用いているが、これは係数発生回
路85のデータを逆数にすることで除算回路を乗算回路
にすることは、もちろん可能である。
しいデータレートに変換された再生パイロット信号デー
タは、それぞれデータ演算回路43および44に供給さ
れる。データ演算回路43、44は、先の(数2)ある
いは(数3)の数式に示した演算を行う回路であり、そ
の具体的構成例(1系統分)を図9に示す。図9におい
て、80、81は乗算回路、82、85は係数発生回
路、83は加減算回路、84は除算回路である。なお、
51、52、73〜77および79の各端子および回路
ブロックは先の第1実施例で説明したものと同様であ
る。このデータ演算回路43、44では、位相差がφn
゜である2つの再生パイロット信号データを用いて再生
パイロット信号のレベルを算出するものである。係数発
生回路82、85で発生される係数データは、係数発生
回路82にて2倍のcos(φn゜)を発生し、係数発
生回路85にてsin(φn゜)の2乗データを発生し
ており、検出すべき再生パイロット信号に対する各デー
タ値は先の図8に示した表の通りである。なお、図9に
おいて除算回路84を用いているが、これは係数発生回
路85のデータを逆数にすることで除算回路を乗算回路
にすることは、もちろん可能である。
【0030】データ演算回路43、44にて算出された
2つの再生パイロット信号のレベルデータは比較回路4
5に供給され、以下第1の実施例と同様に処理されキャ
プスタンモータに供給される。これにより、キャプスタ
ン23は一定速回転の所定の位相で回転され、トラッキ
ング制御が行われる。
2つの再生パイロット信号のレベルデータは比較回路4
5に供給され、以下第1の実施例と同様に処理されキャ
プスタンモータに供給される。これにより、キャプスタ
ン23は一定速回転の所定の位相で回転され、トラッキ
ング制御が行われる。
【0031】以上説明したように、本実施例に依れば4
周波の再生パイロット信号をディジタル的に処理する際
に、AD変換時のサンプリング周波数を各パイロット信
号周波数の公倍数の周波数にすることにより、第1の実
施例に比べて比較的動作速度の遅いAD変換器が利用で
きる。そして、サンプリングデータを間引くだけで、検
出すべき再生パイロット信号をそのパイロット信号の周
波数で且つ所定の位相差φn゜でサンプリングすること
が可能となり、第1の実施例と同様に複数のAD変換器
あるいは別個の同期検波用掛け算回路を設ける必要は無
く、回路の小規模化が実現できる。また、等価的に検出
すべき各再生パイロット信号をφn゜(φn≠180)
の位相差の2ポイントでサンプリングすることにより、
第1の実施例に比べて若干複雑となるが純粋に算術演算
のみで再生パイロット信号の振幅レベル情報を得ること
ができる。さらに、第1の実施例と同様に再生パイロッ
ト信号のレベル検出をディジタル回路のみで実現でき、
アナログ信号処理時に問題となった構成部品のバラツキ
や経年変化による特性劣化を防止することができる。
周波の再生パイロット信号をディジタル的に処理する際
に、AD変換時のサンプリング周波数を各パイロット信
号周波数の公倍数の周波数にすることにより、第1の実
施例に比べて比較的動作速度の遅いAD変換器が利用で
きる。そして、サンプリングデータを間引くだけで、検
出すべき再生パイロット信号をそのパイロット信号の周
波数で且つ所定の位相差φn゜でサンプリングすること
が可能となり、第1の実施例と同様に複数のAD変換器
あるいは別個の同期検波用掛け算回路を設ける必要は無
く、回路の小規模化が実現できる。また、等価的に検出
すべき各再生パイロット信号をφn゜(φn≠180)
の位相差の2ポイントでサンプリングすることにより、
第1の実施例に比べて若干複雑となるが純粋に算術演算
のみで再生パイロット信号の振幅レベル情報を得ること
ができる。さらに、第1の実施例と同様に再生パイロッ
ト信号のレベル検出をディジタル回路のみで実現でき、
アナログ信号処理時に問題となった構成部品のバラツキ
や経年変化による特性劣化を防止することができる。
【0032】なお、以上までの実施例において、AD変
換手段28とラッチ回路29〜32の間にパイロット信
号周波数の2分の1を超えるような不要高域成分を抑圧
するディジタルLPFを設ければ、BPF27の必要な
高域遮断特性はゆるやかなものになり、アナログ回路の
負担を低減することができる。
換手段28とラッチ回路29〜32の間にパイロット信
号周波数の2分の1を超えるような不要高域成分を抑圧
するディジタルLPFを設ければ、BPF27の必要な
高域遮断特性はゆるやかなものになり、アナログ回路の
負担を低減することができる。
【0033】次に、第3の実施例を図10を用いて説明
する。図10は、本発明を適用したパイロット信号を用
いたATF方式のトラッキング装置を示すブロック図で
ある。この図10の装置と先の図1の装置とにおける相
違点は、新たにクロックオア回路90とクロック遅延回
路91を設けたことによるAD変換器28の動作の違い
である。先の第1、第2の実施例では、AD変換におけ
るサンプリング周波数を、複数のパイロット信号周波数
の公倍数周波数あるいは4倍の公倍数周波数に設定して
いる。しかし、このサンプリング周波数によってサンプ
リングされた多くの再生パイロット信号データは、次段
のラッチ回路29〜32以降未使用となる。そこで、図
10のAD変換器28では、図1に示したラッチ回路2
9〜32に供給されるクロックのオア(状態信号のオア
ではなくトリガー信号のオアである。)をとったクロッ
クを、AD変換器にサンプリングクロックとして供給
し、必要なタイミングのサンプリングデータのみをディ
ジタル信号に変換するようにしている。なお、クロック
遅延回路91はAD変換器の出力タイミングとラッチ回
路29〜32以降の動作タイミングを合わせるためのも
のである。
する。図10は、本発明を適用したパイロット信号を用
いたATF方式のトラッキング装置を示すブロック図で
ある。この図10の装置と先の図1の装置とにおける相
違点は、新たにクロックオア回路90とクロック遅延回
路91を設けたことによるAD変換器28の動作の違い
である。先の第1、第2の実施例では、AD変換におけ
るサンプリング周波数を、複数のパイロット信号周波数
の公倍数周波数あるいは4倍の公倍数周波数に設定して
いる。しかし、このサンプリング周波数によってサンプ
リングされた多くの再生パイロット信号データは、次段
のラッチ回路29〜32以降未使用となる。そこで、図
10のAD変換器28では、図1に示したラッチ回路2
9〜32に供給されるクロックのオア(状態信号のオア
ではなくトリガー信号のオアである。)をとったクロッ
クを、AD変換器にサンプリングクロックとして供給
し、必要なタイミングのサンプリングデータのみをディ
ジタル信号に変換するようにしている。なお、クロック
遅延回路91はAD変換器の出力タイミングとラッチ回
路29〜32以降の動作タイミングを合わせるためのも
のである。
【0034】以上説明したように、本実施例に依れば先
に述べた第1、第2の実施例における効果に加えて、A
D変換器28の平均動作速度を大幅に低減することが可
能であり、回路の消費電力の削減に効果がある。
に述べた第1、第2の実施例における効果に加えて、A
D変換器28の平均動作速度を大幅に低減することが可
能であり、回路の消費電力の削減に効果がある。
【0035】以上説明してきた実施例において、ラッチ
回路29〜32以降のディジタル信号処理系は、ハード
ウエアとしてのディジタル回路で実現できるだけでな
く、マイコンを用いたソフトウエアにおいても実現でき
ることは明らかである。
回路29〜32以降のディジタル信号処理系は、ハード
ウエアとしてのディジタル回路で実現できるだけでな
く、マイコンを用いたソフトウエアにおいても実現でき
ることは明らかである。
【0036】また、上記した実施例においては4周波の
パイロット信号を順次トラックに連続的に記録されてい
る場合について述べてきたが、パイロット信号の周波数
は4周波に限らず2周波の場合においても、またトラッ
ク毎に連続でなく間欠的であっても上記実施例と同様に
ディジタル的に高精度でパイロット信号を検出するトラ
ッキング装置を実現できることは明らかである。
パイロット信号を順次トラックに連続的に記録されてい
る場合について述べてきたが、パイロット信号の周波数
は4周波に限らず2周波の場合においても、またトラッ
ク毎に連続でなく間欠的であっても上記実施例と同様に
ディジタル的に高精度でパイロット信号を検出するトラ
ッキング装置を実現できることは明らかである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATFトラッキング制御系を、小規模の回路構成にてデ
ィジタル信号処理化することにより高集積化を可能とす
るとともに、構成部品のバラツキや経年変化による性能
劣化の無い高性能なトラッキング制御装置を実現するこ
とができる。
ATFトラッキング制御系を、小規模の回路構成にてデ
ィジタル信号処理化することにより高集積化を可能とす
るとともに、構成部品のバラツキや経年変化による性能
劣化の無い高性能なトラッキング制御装置を実現するこ
とができる。
【図1】本発明を適用したトラッキング制御装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】従来のパイロット信号を用いたトラッキング誤
差検出装置のブロック図である。
差検出装置のブロック図である。
【図3】4周波パイロット信号の記録トラックパターン
図およびパイロット信号周波数の一例を示す図である。
図およびパイロット信号周波数の一例を示す図である。
【図4】第1の実施例における検出パイロット信号のサ
ンプリングタイミングを示す図である。
ンプリングタイミングを示す図である。
【図5】第1の実施例における検出パイロット信号のサ
ンプリングタイミングを示す図である。
ンプリングタイミングを示す図である。
【図6】D−LPFの具体的構成例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】第1の実施例におけるデータ演算回路の具体的
構成例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
【図8】第2の実施例における検出パイロット信号のサ
ンプリングタイミングを示す図である。
ンプリングタイミングを示す図である。
【図9】第2の実施例におけるデータ演算回路の具体的
構成例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
【図10】第3の実施例におけるトラッキング装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
20…磁気テープ、 21…ドラム、22a、 22b…磁気ヘッド、 23…キャプスタン、 24…キャプスタンモーター、 28…AD変換器、 29〜32…ラッチ回路、 33…サンプリングクロック発生回路、 34…ラッチクロック発生回路、 35〜38…ディジタルLPF、 43、44…データ演算回路、 45…比較回路、 46…トラッキングエラー処理回路、 47…速度エラー処理回路、 48…加算回路、 49…DA変換器、 50…モータードライバーアンプ、 90…クロックオア回路、 91…クロック遅延回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三辺 晃史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】回転磁気ヘッドのヘリカル走査により形成
されるトラック毎に周波数の異なる複数のパイロット信
号が逐次循環的に情報信号に多重して記録されている磁
気記録媒体から、再生時に上記磁気ヘッドが走査すべき
トラックの両隣接トラックからの再生パイロット信号の
レベル差に応じてトラッキング制御を行うトラッキング
制御装置において、 上記検出すべき再生パイロット信号を、該パイロット信
号の1周期に対して少なくとも2ポイントでの振幅情報
をサンプリングしてディジタル信号に変換するAD変換
手段と、 上記AD変換手段の出力データを、上記パイロット信号
の1周期に対する上記2ポイントのサンプリングポイン
トの位相差情報に応じて予め決められた所定の演算を行
う演算手段と、 上記演算手段の出力データからトラッキングエラー信号
を発生するトラッキングエラー発生手段と、を備えたこ
とを特徴とするトラッキング制御装置。 - 【請求項2】上記再生パイロット信号を、上記複数のパ
イロット信号各々の4倍の周波数の公倍数に等しい周波
数の信号でサンプリングしてディジタル信号に変換する
AD変換手段と、 上記AD変換手段の出力を、検出すべきパイロット信号
に等しい周波数で、且つ互いに相対的位相差が90゜と
なる2種類のデータとする第1、第2のサンプリングデ
ータの間引き手段と、 上記間引き手段からの出力データに含まれる不要高域周
波数成分を抑圧する第1、第2のディジタル低域通過フ
ィルタと、 上記第1、第2のディジタル低域通過フィルタの出力デ
ータ値を2乗する第1、第2の2乗演算手段と、 上記第1、第2の2乗演算手段の出力データを加算する
加算手段と、 上記加算手段の出力データ値の平方根を求める平方根演
算手段と、 上記平方根演算手段の出力データからトラッキングエラ
ー信号を発生するトラッキングエラー発生手段と、を備
えたことを特徴とする請求項1に記載のトラッキング制
御装置。 - 【請求項3】上記再生パイロット信号を、上記複数のパ
イロット信号各々の周波数の公倍数に等しい周波数の信
号でサンプリングしてディジタル信号に変換するAD変
換手段と、 上記AD変換手段の出力を、検出すべきパイロット信号
に等しい周波数で、且つ相対的位相差がφn゜(φn≠
180)となる2種類のデータとする第1、第2のサン
プリングデータの間引き手段と、 上記間引き手段からの出力データに含まれる不要高域周
波数成分を抑圧する第1、第2のディジタル低域通過フ
ィルタと、 上記第1、第2のディジタル低域通過フィルタの出力デ
ータ値をA1およびA2とした時に下式(数1)に示す
演算を行う演算手段と、 【数1】 上記演算手段の出力データからトラッキングエラー信号
を発生するトラッキングエラー発生手段と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1に記載のトラッキング制御装
置。 - 【請求項4】一方の隣接トラックからの第1の再生パイ
ロット信号を、該第1の再生パイロット信号に等しい周
波数で、且つ相対的位相差が90゜になる2種類のサン
プリング信号でディジタル信号に変換する第1のAD変
換手段と、 上記第1のAD変換手段の2種類の出力データに含まれ
る不要高域周波数成分を抑圧する第1、第2のディジタ
ル低域通過フィルタと、 上記第1、第2のディジタル低域通過フィルタの出力デ
ータ値を2乗する第1、第2の2乗演算手段と、 上記第1、第2の2乗演算手段の出力データを加算する
第1の加算手段と、 上記加算手段の出力データ値の平方根を求める第1の平
方根演算手段と、 他方の隣接トラックからの第2の再生パイロット信号
を、該第2の再生パイロット信号に等しい周波数で、且
つ相対的位相差が90゜になる2種類のサンプリング信
号でディジタル信号に変換する第2のAD変換手段と、 上記第2のAD変換手段の2種類の出力データに含まれ
る不要高域周波数成分を抑圧する第3、第4のディジタ
ル低域通過フィルタと、 上記第3、第4のディジタル低域通過フィルタの出力デ
ータ値を2乗する第3,第4の2乗演算手段と、 上記第3、第4の2乗演算手段の出力データを加算する
第2の加算手段と、 上記加算手段の出力データ値の平方根を求める第2の平
方根演算手段と、 上記第1及び第2の平方根演算手段の出力データを比較
することによりトラッキングエラー信号を発生するトラ
ッキングエラー発生手段と、を備え、上記第1のAD変
換手段と第2のAD変換手段とを1個のAD変換手段の
時分割処理により行うようにしたことを特徴とする請求
項1に記載のトラッキング制御装置。 - 【請求項5】一方の隣接トラックからの第1の再生パイ
ロット信号を、該第1の再生パイロット信号に等しい周
波数で、且つ相対的位相差がφ1゜(φ1≠180)に
なる2種類のサンプリング信号でディジタル信号に変換
する第1のAD変換手段と、 上記第1のAD変換手段の2種類の出力データに含まれ
る不要高域周波数成分を抑圧する第1、第2のディジタ
ル低域通過フィルタと、 上記第1、第2のディジタル低域通過フィルタの出力デ
ータ値をA1およびA2とした時に下式(数2)に示す
演算を行う第1の演算手段と、 【数2】 他方の隣接トラックからの第2の再生パイロット信号
を、該第2の再生パイロット信号に等しい周波数で、且
つ相対的位相差がφ2゜(φ2≠180)になる2種類
のサンプリング信号でディジタル信号に変換する第2の
AD変換手段と、 上記第2のAD変換手段の2種類の出力データに含まれ
る不要高域周波数成分を抑圧する第3、第4のディジタ
ル低域通過フィルタと、 上記第3、第4のディジタル低域通過フィルタの出力デ
ータ値をB1およびB2とした時に下式(数3)に示す
演算を行う第2の演算手段と、 【数3】 上記第1及び第2の演算手段の出力データを比較するこ
とによりトラッキングエラー信号を発生するトラッキン
グエラー発生手段と、を備え、上記第1のAD変換手段
と第2のAD変換手段とを1個のAD変換手段の時分割
処理により行うようにしたことを特徴とする請求項1に
記載のトラッキング制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6005041A JPH07210950A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | トラッキング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6005041A JPH07210950A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | トラッキング制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07210950A true JPH07210950A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11600358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6005041A Pending JPH07210950A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | トラッキング制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07210950A (ja) |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP6005041A patent/JPH07210950A/ja active Pending
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