JPH0721409Y2 - 自動車用前照灯照射角調整装置の誤動作防止機能付き角度検出機構 - Google Patents

自動車用前照灯照射角調整装置の誤動作防止機能付き角度検出機構

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JPH0721409Y2
JPH0721409Y2 JP9072390U JP9072390U JPH0721409Y2 JP H0721409 Y2 JPH0721409 Y2 JP H0721409Y2 JP 9072390 U JP9072390 U JP 9072390U JP 9072390 U JP9072390 U JP 9072390U JP H0721409 Y2 JPH0721409 Y2 JP H0721409Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用前照灯の光軸方向を上下に調整する
ための駆動機構に用いられる角度検出装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
自動車用前照灯は、原則としてその光軸を水平ならしめ
て車体に設置される。
このため、自動車用前照灯には、その光軸方向を上下に
調整するための手動式調節機構(エーミング機構)が設
けられ、自動車製造工場又は自動車整備工場において光
軸方向を正しく調整される。
ところが、標準状態で光軸方向が水平になっていても、
積荷の状態が変わると、懸架スプリングが撓んで車体が
傾動し、前記の調整状態が狂ってしまう。このため、自
動車用前照灯には、前記の手動式エーミング機構の他に
電動式リモートコントロール形の光軸調整機構(レベリ
ング機構)が設けられる。
自動車用前照灯の光軸調整装置は上に述べた理由によ
り、手動式の(多くは送りネジ式の)エーミング機構と
電動式(リモートコントロール形の)レベリング機構と
を備えている。
第4図は光軸の上下方向調節を説明するための2面図で
ある。
本第4図(A)は正面図を示し、1はランプハウジン
グ、2は前面レンズである。上記ランプハウジング1内
には、リフレクタ(図示省略)が固定的に設置されてお
り、矢印Zはその光軸である。
上記ランプハウジング1の上部で、左右2個所に球継手
3a,3bにより該ランプハウジングを回動自在に支承す
る。
上記ランプハウジング1の下方にブラケット4を固着
し、図示しない駆動手段により紙面と直角方向に往復動
せしめる。これを側面図により示すと第4図(B)の如
くであり、ブラケット4は円弧状往復矢印a−bの如く
駆動される。これによりランプハウジング1は本図
(B)に実線で示した姿勢と鎖線で示した姿勢との間で
傾動せしめられ、光軸Zが上下に振れる。
第5図は従来例の駆動機構の説明図であって、本図
(A)は前記第4図と類似の図面で、駆動機構を省略し
てある。
本第5図(B)は側面図で、5は駆動部である。(C)
は底面図で、上記の駆動部5が現われている。
上記(B)図に示されているように、駆動部5は雄ネジ
部材5aを有し、この雄ネジ部材5aに対して、雌ネジ孔を
有する受歯車5bが螺合されている。
この受歯車5bは、ケース5e内に設けられたモータによ
り、減速歯車(共に図示せず)を介して回動せしめられ
る。
前記の雄ネジ部材5aには、軸心回りの回転を係止する機
構(図示せず)が設けられており、受歯車5bの回転に伴
って前後方向(図において左右方向)にネジ送りされ
る。
上記雄ネジ部材5aの先端にナツト部材6が取り付けられ
ている。
そして、ブラケット4に取りつけられたエーミングネジ
7が上記のナット6に螺合している。
これにより、エーミングネジ7を手で回してナット部材
6を(相対的に)ネジ送りすると、ランプハウジング1
は球継手3a,3bの回りに回動せしめられる。
また、駆動部5のモータ(図示せず)によって受歯車5b
を回転させると、雄ネジ部材5aが前後進(図において左
右方向)せしめられ、ランプハウジング1が球継手3a,3
bの回りに回動せしめられて光軸Zが上下に傾動する。
この従来例は、以上のようにして、エーミングネジによ
るエーミングと、駆動部5によるレベリングとが行われ
る。
駆動部による前照灯のレベリング(上下傾動調整)は、
例えば第6図に示すような制御方式によって行われる。
第6図に示した前照灯7はモータ8の正,逆転によって
上下に傾動せしめられる。
この上下傾動は、モータ8を、リレー9a,9bを介してウ
インドコンパレータ11によって行われる。
一方、10は手動操作スイッチであって、分圧抵抗器R1,R
2,R3に接続された分圧端子に対する接続をロータリスイ
ッチで切り替えるようになっている。
上記の分圧抵抗器R1,R2,R3は直列に接続されており、固
定抵抗器R4を介して電圧VZが印加される。
上記の電圧VZは、電源からの入力電圧VCをツエナダイオ
ードVDで定電圧化して得られる。
上記の電圧VZは、ポテンショメータ10を介して接地され
る。
上記のポテンショメータ10は、前照灯7の上下傾動に伴
って回転し、傾動角に応じた電圧VPが取り出される。
前記のスイッチ10の切り替え操作に伴って変化する取り
出し電圧VSと、前照灯7の傾動角に従って変化する取り
出し電圧VPとの合成電圧がウインドコンパレータ11に入
力される。
上記双方の電圧VSとVPとの間にアンバランスが有れば、
これを解消する方向にモータ8が正転もしくは逆転せし
められる。そして双方の電圧VSと電圧VPとがバランスし
た処でモータ8は停止する。
このようにして、運転者がスイッチ10を切り替えると、
その指示に従った角度に前照灯7が傾動せしめられる。
この場合、第6図に示したスイッチ10の各切替位置
0′,1′,〜3′については、例えば空荷のときは0′
位置,半載のときは1′位置、全装備重量時は2′位
置、後荷(積荷の重心が後方に傾った状態)のときは
3′位置というように予め設定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上に説明した従来技術においては、 a.前照灯7の上下傾動角を電圧信号(VP)に変換する作
用をポテンショメータによって行わせているが、ポテン
ショメータは温度特性が悪く、しかも電圧変動によって
出力電圧信号が不安定となるので、高精度の角位置検出
が困難であり、従って高精度の上下傾動角調整(レベリ
ング)が出来なかった。
b.前照灯7の上下傾動角を電圧信号(VP)に変換する作
用をポテンショメータ10によって行わせるとともに、操
作指令信号電圧(VS)を手動切替スイッチ10と固定抵抗
器R1〜R3によって行っている。このため、角度調節のパ
ターンが単一となる。
このため、自動車の多機種生産をしている場合、それぞ
れの機種に適合したレベリングを行うためには、各機種
ごとに専用の電装部品を設計,製作しなければならな
い。
その結果、大量生産によるコスト低減効果が得られない
上に、生産,組立の管理工数を増加させる。
のみならず、補給部品のストック点数が増加し、在庫量
が増大して不経済である。
c.ウインドコンパレータ11よりなる制御回路は、スイッ
チ10から取り出された電位に対応して動作する。従って
該スイッチ10の切替接点が接触不良になると無制御状態
となり、例えばモータ8が回転を続けて停止しなくな
る。
前照灯7の傾動がストロークエンドに達してストッパ
(図示せず)に当接した後もモータ8に通電されると、
該モータの焼損など重大な損傷を発生する。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、高精度の
レベリングが可能で、しかも、簡単な部品交換で各車種
に適応し得る、レベリング用の角度検出機構を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための構成として本考案は、 前照灯の上下傾動角度に伴って分圧取出電圧が変化する
角度検出機構であって、 複数の分圧取出端子を有するスイッチ手段と併用され、 前記角度検出機構の取出電圧と、スイッチ手段からの取
出電圧との合成電圧をウインドコンパレータに入力し
て、リレー手段を介して前照灯のレベリング用電動機を
正,逆転せしめる角度検出機構において、 前記前照灯の上下傾動に伴って回動する電気絶縁材料製
の円板を構成し、 上記円板上に、大小2個の円と、回転中心を通る複数個
の放射状の直線とを想定し 隣接する2本の直線で挟まれた部分の大円の円弧に沿っ
た導電パターンと、 隣接する2本の直線で挟まれた部分の小円の円弧に沿っ
た導電パターンと、を交互に配置するとともに、 直列に接続された多数の固定抵抗の接続点のそれぞれ
と、前記導電パターンのそれぞれとを相互に接続し、 かつ、前記の直線方向に配置されて、大円円弧に沿った
導電パターンと、小円円弧に沿った導電パターンとに対
向する接触電極が設けられており、 前記前照灯が傾動して円板が回動する場合、前記の接触
電極は常に、小円弧に沿った導電パターンおよび大円弧
に沿った導電パターンの少なくとも何れか一方に接触導
通し、かつ、該接触電極と前記放射状の直線の何れかと
が対向したとき、小円弧に沿った導電パターンと大円弧
に沿った導電パターンとの両方に接触,導通する構造で
あり、 かつ、前記リレー手段のコイル回路中にエミッタとコレ
クタを接続されたPNP型トランジスタと、 上記PNP型トランジスタのベースと前記スイッチ手段の
電圧取出部との間にエミッタとコレクタを接続され、そ
のベースを電源側に接続されたNPN型トランジスタと、 を具備していることを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によれば、接触電極が2個の導電パターンに
跨がって接触,導通したときにモータを停止させる。
このようにしてモータが停止するのは、接触電極が複数
の放射状の直線の何れか一つに正対したときであるか
ら、抵抗器の温度特性や電圧変動に関係なく高精度で定
位置で停止することができる。
また、スイッチ手段や抵抗器類を変更することなく円板
を交換することによって各車種に対応することができ
る。
そして、スイッチの切替接点が接触不良になると該スイ
ッチによって取り出される分圧電圧が異常に上昇(電源
電圧とほぼ等しい電圧になる)するので、前記PNPトラ
ンジスタがOFFし、PNPトランジスタがOFFしてリレーの
コイル回路を遮断する。このためモータが停止し、無制
御状態で回転を続けるおそれは無い。
なお、前記の円板とは、機構学的に円板と等価な部材を
含む意であって、例えば多角形板を用いても本考案の技
術的範囲に入るものである。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る誤動作防止機能付き角度検出機構
の一実施例を示す。
本例は、前記従来例(第6図)に本考案を適用して改良
したものである。
前記従来例(第6図)に比して異なるところは、ポテン
ショメータ10に代えて、分圧用の直列抵抗器RV1〜RV6
および、導電パターンを有する回転板12、並びに、上記
導電パターンに接触,導通する接触電極13および、トラ
ンジスタ21,22を設けたことである。
上記回転板12付近の説明図を第2図に示す。
回転板の中心を通る6本の放射状の直線(すなわち半
径)r1,r2〜r6を想定するとともに2個の同心円状の大
円弧Slと小円弧SSとを想定する。
大円弧Slが2本の半径r1,r2に挟まれている部分に沿っ
て、幅の有る円弧状の導通パターン12aを構成する。
小円弧SSが2本の半径r2,r3に挟まれている部分に沿っ
て、幅の有る円弧状の導通パターン12bを構成する。
大円弧Slが2本の半径r3,r4に挟まれている部分に沿っ
て、幅の有る円弧状の導通パターン12cを構成する。
小円弧SSが2本の半径r4,r5に挟まれている部分に沿っ
て、幅の有る円弧状の導通パターン12dを構成する。
大円弧Slが2本の半径r5,r6に挟まれている部分に沿っ
て、幅の有る円弧状の導通パターン12eを構成する。
上記の回転板12は、前照灯7(第1図参照)の上下傾動
と連動して往復回動される。
6個の固定抵抗RV1,RV2〜RV6が直列に接続され、電圧V
Zが印加される。
固定抵抗RV1と同RV2との接続点と、前記の導電パターン
12aとを接続する。
固定抵抗RV2と同RV3との接続点と、前記の導電パターン
12bとを接続する。
固定抵抗RV3と同RV4との接続点と、前記の導電パターン
12cとを接続する。
固定抵抗RV4と同RV5との接続点と、前記の導電パターン
12dとを接続する。
固定抵抗RV5と同RV6との接続点と、前記の導電パターン
12eとを接続する。
そして、前記の大円弧Slと小円弧SSとに跨って接触電極
13を配設する。
この接触電極13は、小円弧SS上に配設された導電パター
ン12b,12dに対応する内側コンタクト13sと、大円弧Sl
に配設された導電パターン12a,12c,12eに対応する外側
コンタクト13lとを、半径方向に配列するとともに該内
外のコンタクト13s,13lを相互に接続した構造である。
いま、回転板12が前照灯の傾動に伴って矢印Cのごとく
回動した場合、前記の接触電極13の回転板12に対する相
対的な位置は円弧矢印dのごとく移動して導電パターン
12aに接触し、次いで導電パターン12b〜12cへと、順次
に接触してゆく。
その途中で半径r2に対向したとき、導電パターン12aと
導電パターン12bとが接続され、固定抵抗RV2が短絡され
る。
その途中で半径r3に対向したとき、導電パターン12bと
導電パターン12cとが接続され、固定抵抗RV3が短絡され
る。
その途中で半径r4に対向したとき、導電パターン12cと
導電パターン12dとが接続され、固定抵抗RV4が短絡され
る。
その途中で半径r5に対向したとき、導電パターン12dと
導電パターン12eとが接続され、固定抵抗RV5が短絡され
る。
このようにして、接触電極13が半径r2,r3,r4,又はr5
何れか一つに対向したとき、次に述べるようにしてモー
タ8が停止し、前照灯7は所定の傾動角で停止する。こ
のように機械的に設定された接触位置で前照灯の傾動が
停止するので、抵抗値の温度による変化や電源電圧の変
動に影響されることなく高精度で傾動角が制御される。
第1図において入力VCに自動車搭載バッテリの電源電圧
が印加される。
上記の電源電圧は、固定抵抗Rrと、コンパレータA,B
と、リレーA′,B′の励磁コイルの一端と、リレーのNC
ピンに接続されている。
図示のダイオードD1,コンデンサC1,C2は、それぞれ逆
接防止,サージ吸収,電圧変動吸収のためのものであ
る。
固定抵抗RrはツエナダイオードZDに流れる電流を制限す
るためのもので、このツエナーダイオードによってツエ
ナー電圧VZがほぼ一定に保たれる。
上記の安定した電圧VZは、固定抵抗Rtを介してスイッチ
10に与えられるとともに、分圧用の固定抵抗RV1〜RV6
介して接地されている。
固定抵抗Ra,Rb,Rcは、 Ra=Rc かつ、Rb<<Ra,Rc となるように設定される。
これにより、前記の電圧VZは、電圧Va,同Vbに分圧され
る。そして、Ra=Rcという条件からVa≒Vbとなる。
Va=Vbとしないのは、コンパレータの切変り動作を確実
ならしめ、チャタリングを防止するためである。
前記の電圧VaはコンパレータAの反転入力に接続され、
電圧VbはコンパレータBの非反転入力に接続されてい
る。
コンパレータAの非反転入力とコンパレータBの反転入
力とは接続されてセンサ側(本例では回転板12側)へ伸
びている。
この結線方式はウインドゥ・コンパレータと呼ばれ、あ
る電圧範囲内にあるか否かを検出する場合に広く用いら
れている公知の技術である。
図において、電圧VKが、VaとVbとの中間の値であれば、
出力O1,O2はLOレベルであり、 Vc>Va>Vbのとき出力O1はLOレベル出力O2はHIレベルと
なり、 Vc>Vb>Vaのとき出力O1はHIレベル出力O2はLOレベルと
なる。
前記のVZ点から固定抵抗Rtを経てスイッチ10に至る回路
と、固定抵抗Rt,Ruを経て接地される回路とが有る。
Rt<R1+R2+R3とし、かつ、 Ru>>R1+R2+R3とする。
スイッチ10の切替ポジションをO′にすると第3図
(A)に示す導通状態となって、VSは0となる。
固定抵抗Rtに電流が流れて電圧降下を生じるのでNPNト
ランジスタ22はONし、PNPトランジスタ21もONとなる。
スイッチ10の切替ポジションを1′にすると、Ru>>R1
であるから近似的に第3図(B)に示す導通状態とな
り、VSの値はVS1となる。
スイッチ10の切替ポジションを2′にすると第3図
(C)のごとくなり、切替ポジションを3′にすると第
3図(D)のごとくになる。
よって、 VS0=0(単位はボルト) VS1=VZ×R1/(Rt+R1) VS2=VZ×(R1+R2)/(Rt+R1+R2) VS3=VZ×(R1+R2+R3)/(Rt+R1+ R2+R3) となる。
接触電極13が、導通パターン12aの両端部を除く中間付
近に接触しているときは導通パターン12a以外の導通パ
ターンに接触せず、該導通パターン12aを介して分圧電
圧VS1を与えられる。
接触電極13が、導通パターン12bの両端部を除く中間付
近に接触しているときは導通パターン12b以外の導通パ
ターンに接触せず、該導通パターン12bを介して分圧電
圧VS2を与えられる。
接触電極13が、導通パターン12cの両端部を除く中間付
近に接触しているときは導通パターン12c以外の導通パ
ターンに接触せず、該導通パターン12cを介して分圧電
圧VS3を与えられる。
接触電極13が、導通パターン12dの両端部を除く中間付
近に接触しているときは導通パターン12d以外の導通パ
ターンに接触せず、該導通パターン12dを介して分圧電
圧VS4を与えられる。
接触電極13が、導通パターン12eの両端部を除く中間付
近に接触しているときは導通パターン12e以外の導通パ
ターンに接触せず、該導通パターン12eを介して分圧電
圧VS5を与えられる。
接触電極13が半径r2に正対する位置となって、導通パタ
ーン12aと同12bとに跨がって接触したとき、固定抵抗R
V2は短絡され、該接触電極13は合成電位V1を与えられ
る。第2図において、これをr2(V1)と表示した。
接触電極13が半径r3に正対する位置となって、導通パタ
ーン12bと同12cとに跨がって接触したとき、固定抵抗R
V3は短絡され、該接触電極13は合成電位V2を与えられ
る。第2図において、これをr3(V2)と表示した。
接触電極13が半径r4に正対する位置となって、導通パタ
ーン12cと同12dとに跨がって接触したとき、固定抵抗R
V4は短絡され、該接触電極13は合成電位V3を与えられ
る。第2図において、これをr4(V3)と表示した。
接触電極13が半径r5に正対する位置となって、導通パタ
ーン12dと同12eとに跨がって接触したとき、固定抵抗R
V5は短絡され、該接触電極13は合成電位V4を与えられ
る。第2図において、これをr5(V4)と表示した。
このとき、上記の各電位の関係は、 VS1>V1>VS2>V2>VS3>V3>VS4>V4>VS5 となる。
これにより、通常の可変抵抗器に類似した作用が得られ
る。
第1図において、接触電極13を通過する電流のほとんど
全部は固定抵抗Rq,同Rpを通り、F点からスイッチ10側
に流れ込む。その理由は、コンパレータの入力インピー
ダンスが非常に大きく、かつ、固定抵抗Ruの抵抗値も大
きいからである。
次に動作説明をする。
いま、スイッチ10が切替ポジション0′にあるとする。
VSは0(ボルト)なのでF点の電位も0である。
このときE点には、 VE=V1/Rp/(Rp+Rq) の電位が生じ、このVEをVa>VE>Vbとなるように設定し
ておくと、コンパレータ出力は、O1,O2ともHIになって
リレーが作動せず、モータ8は停止している。
このとき(スイッチ10がポジション0′)、接触電極13
が第2図に示したr2(V1)以外の位置に接触導通してい
たとすると、モータ8が回転し、前照灯7と共に回転板
12が回転し、接触電極13がr2(V1)位置となったときに
モータ8が停止する。
ただし、上述の作動をするためには、モータ8の回転方
向が、接触電極を半径r2に接近させる方向となるように
設定しておかねばならない。
次に、接触電極13がr3(V2)位置にあるときに、スイッ
チ10が切替ポジション1′に操作された場合を考える。
このときVSの電位は、 VS=VZ×R1/(Rt+R1) となり、この電位VSは点Fの電位と等しいから、点Eの
電位VEは VE=(V2−V1)Rp/(Rq+Rp) となる。
このときVa>VE>VbとなるようにVEが設定されてあるの
で、コンパレータ出力はO1,O2ともHIとなりモータ8は
停止している。
ここで、接触電極13がr2(V1)位置にあってスイッチ切
替ポジションが1′になった場合を考えてみると、E点
の電位VE′は、 VE′=(V1−VS)Rp/(Rq+Rp) ={(V1−VZ)×R1/(Rt+R1)} ×Rp/(Rq+Rp) となり、 本来の停止電位VEとの差を生じ、このE点電位はVaより
も約(V1−VZ)Rp/(Rq+Rp)だけ高くなり、コンパレ
ータAはLOとなり、リレーA′がノーマルオープン側に
動き、モータ8に通電されて回転する。
モータ8の回転に伴って前照灯は上下に傾動し回転板12
は矢印c(第2図)方向に回動する。
上記は、接触電極13がr2(V1)位置にあってスイッチ10
が切替ポジション1′に操作された場合についての説明
であり、E点電位がVaよりも高くなって回転板12が矢印
c方向に回り、接触電極13がr3(V2)位置に達したとき
に停止する。
同様に、接触電極13が例えばr4(V3)位置にあるとき切
替ポジション1′に操作されると、前記とは反対にE点
電位がVaよりも低くなり、回転板12が反矢印c方向に回
り、接触電極13がr3(V2)位置に達したときに停止す
る。
以上は代表的な場合の例示であるが、要するに、接触電
極13がr2(V1)以外の位置にあるときスイッチ10が切替
ポジション1′に操作されると、該接触電極13がr
2(V1)位置に接近する方向にモータ8が回転し、該接
触電極13がr2(V1)位置に達したときモータ8が停止し
て前照灯の傾動が停止する。
接触電極13がr3(V2)以外の位置にあるときスイッチ10
が切替ポジション1′に操作されると、該接触電極13が
r3(V2)位置に接近する方向にモータ8が回転し、該接
触電極13がr3(V2)位置に達したときモータ8が停止し
て前照灯の傾動が停止する。
接触電極13がr4(V3)以外の位置にあるときスイッチ10
が切替ポジション1′に操作されると、該接触電極13が
r4(V3)位置に接近する方向にモータ8が回転し、該接
触電極13がr4(V3)位置に達したときモータ8が停止し
て前照灯の傾動が停止する。
接触電極13がr5(V4)以外の位置にあるときスイッチ10
が切替ポジション1′に操作されると、該接触電極13が
r5(V4)位置に接近する方向にモータ8が回転し、該接
触電極13がr5(V4)位置に達したときモータ8が停止し
て前照灯の傾動が停止する。
上述の作用から明らかなように、本実施例におけるモー
タ8の停止作動(前照灯の傾動停止)は回転板12の回転
に伴う接触電極13と導通パターン12a〜12eとの相対的な
移動によって制御されるので、温度変化による抵抗値変
化や電源電圧の変動によって影響されることなく高精度
で行われる。
しかも、各車種に適合するような導通パターンを有する
回転板を予め準備しておけば、電気部品を交換すること
なく、回転板の交換のみで各車種に対応することができ
るので、量産効果によるコストダウンが可能である上
に、生産工程管理や補給部品管理が容易である。
以上の動作説明はスイッチ10の切替接点が、ポジション
0′〜3′の内の何れか一つに接触導通している場合で
あるが、この接触が不良になると、Rt<<Ruであるか
ら、VS≒VZとなりNPNトランジスタ22がOFFする。
このためPNPトランジスタ21がOFF状態となり、ウインド
コンパレータ11の作動のいかんに拘らずリレー9a,9bの
コイルに通電されない。このためモータ8は停止し、無
制御状態で回転するおそれが無い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案を適用すると高精度のレベ
リングが可能で、しかもコスト低減に有効であり、その
上、簡単な部品交換で各車種に適応することができる。
その上、手動操作スイッチの切替接点に接触不良を生じ
ても、前照灯の上下傾動駆動用モータが無制御状態で回
転するおそれが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る誤動作防止機能付き
角度検出機構の一実施例を示し、 第1図は配線図、第2図は回転板付近を描いた説明図、
第3図(A)〜(D)はそれぞれ作動説明図である。 第4図は光軸調節の説明図、第5図は従来例の駆動機構
の説明図、第6図はその制御回路図である。 7…前照灯、8…モータ、9a,9b…リレー、10…ポテン
ショメータ、11…ウインドコンパレータ、12…回転板、
12a〜12e…導電パターン、13…接触電極、21…PNPトラ
ンジスタ、22…NPNトランジスタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−143731(JP,A) 特開 昭59−195442(JP,A) 特開 昭60−226335(JP,A) 特開 平1−153354(JP,A) 実開 昭58−132746(JP,U) 実開 平2−78435(JP,U) 実開 昭59−14729(JP,U) 実開 平2−7137(JP,U) 実開 平2−6644(JP,U) 実開 昭63−22249(JP,U) 実開 昭62−90841(JP,U) 実開 昭63−156842(JP,U) 実開 平2−13838(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前照灯の上下傾動角度に伴って分圧取出電
    圧が変化する角度検出機構であって、 複数の分圧取出端子を有するスイッチ手段と併用され、 前記角度検出機構の取出電圧と、スイッチ手段からの取
    出電圧との合成電圧をウインドコンパレータに入力し
    て、リレー手段を介して前照灯のレベリング用電動機を
    正,逆転せしめる角度検出機構において、 前記前照灯の上下傾動に伴って回動する電気絶縁材料製
    の円板を構成し、 上記円板上に、大小2個の円と、回転中心を通る複数個
    の放射状の直線とを想定し 隣接する2本の直線で挟まれた部分の大円の円弧に沿っ
    た導電パターンと、 隣接する2本の直線で挟まれた部分の小円の円弧に沿っ
    た導電パターンと、を交互に配置するとともに、 直列に接続された多数の固定抵抗の接続点のそれぞれ
    と、前記導電パターンのそれぞれとを相互に接続し、 前記の直線方向に配置されて、大円円弧に沿った導電パ
    ターンと、小円円弧に沿った導電パターンとに対向する
    接触電極が設けられており、 前記前照灯が傾動して円板が回動する場合、前記の接触
    電極は常に、小円弧に沿った導電パターンおよび大円弧
    に沿った導電パターンの少なくとも何れか一方に接触導
    通し、かつ、該接触電極と前記放射状の直線の何れかと
    が対向したとき、小円弧に沿った導電パターンと大円弧
    に沿った導電パターンとの両方に接触,導通する構造で
    あり、 かつ、前記リレー手段のコイル回路中にエミッタとコレ
    クタを接続されたPNP型トランジスタと、 上記PNP型トランジスタのベースと前記スイッチ手段の
    電圧取出部との間にエミッタとコレクタを接続され、そ
    のベースを電源側に接続されたNPN型トランジスタと、 を具備していることを特徴とする、自動車用前照灯照射
    角調整装置の誤動作防止機能付き角度検出機構。
JP9072390U 1990-08-31 1990-08-31 自動車用前照灯照射角調整装置の誤動作防止機能付き角度検出機構 Expired - Lifetime JPH0721409Y2 (ja)

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