JPH07215518A - 紙葉類分離・送出装置 - Google Patents

紙葉類分離・送出装置

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JPH07215518A
JPH07215518A JP6013056A JP1305694A JPH07215518A JP H07215518 A JPH07215518 A JP H07215518A JP 6013056 A JP6013056 A JP 6013056A JP 1305694 A JP1305694 A JP 1305694A JP H07215518 A JPH07215518 A JP H07215518A
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JP
Japan
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roller
separation
belt
separation roller
separating
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Application number
JP6013056A
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English (en)
Inventor
Toshiki Henmi
敏紀 辺見
Toshio Hara
利雄 原
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】微妙な組立調整や頻繁な保守を不要として確実
な動作を得る。 【構成】繰出ローラ21は積層収納紙幣の最下面と押圧接
触する。分離ローラ24は外周に摩擦面をもち、軸31を従
動中心軸として同軸ローラ23および歯車25が一体化され
る。この歯車25は、繰出ローラ21と同軸な歯車26と噛み
合う。ゲートローラ32が分離ローラ24の外周に接触す
る。位置調整可能な固定ローラ33と同軸ローラ23との各
外周面にベルト34が巻掛けされ、保持トルクを発生す
る。分離ベルト27は、3個のプーリ28にL字形のループ
状をなして巻掛けされる。分離ローラ24は、その外周の
一定中心角範囲で分離ベルト27と押圧接触する。搬送ベ
ルト29は、その一部が分離ベルト27に属する右上側のプ
ーリ28の外周に押圧接触し、右側に送出口30を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層収納状態の紙葉
類とくに紙幣の内から、複数枚が重なり合って繰り出さ
れたものを一枚ずつに分離して送り出す、主に紙幣払出
機や紙幣両替機に組み込まれる装置であって、とくに微
妙な組立調整や頻繁な保守を必要としないで確実な動作
が得られる紙葉類分離・送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について、以下に図を参照しなが
ら説明する。図6は従来例の側面図である。図6におい
て、紙幣2 は、左側の収納庫5 に積層収納されており、
その下部から本来一枚ずつ順次繰り出され、もしその繰
出しが二枚重なり合った状態のときには、次の段階で一
枚ずつに分離されて搬送され、最終的に送出口66から矢
印方向に送出される。収納庫5 は主として、積層紙幣2
が載置される底板3 と、紙幣2 の前縁を揃える前面板4
と、積層紙幣2 を押さえるとともにその残量に応じて上
下に移動可能な押圧アーム7 とからなる。底板3 には、
繰出ローラ51の頂点部が突出するように穴8 があけら
れ、前面板4 の下部には、繰出し紙幣2 を本来一枚だけ
に制限する出口6 が設けられる。
【0003】繰出しは、積層紙幣2 の最下面に押圧接触
する繰出ローラ51によっておこなわれる。繰出しのとき
二枚になった場合の一枚ずつの分離・搬送は、詳しく後
述するように、送りローラ53と分離ローラ54とによって
おこなわれる。繰出ローラ51と分離ローラ54とは、それ
ぞれに同軸に設けられたタイミングプーリ55と、これら
に巻掛けされたタイミングベルト56とによって連動され
る。なお、送りローラ53の軸52は原動軸、繰出ローラ51
の軸59は従動軸で、タイミングプーリ55およびタイミン
グベルト56を介し、繰出し時には矢印のように時計方向
に回転する。
【0004】分離ローラ54の軸58は固定軸で、これと分
離ローラ54との間にワンウェイクラッチ57が挿設されて
いる。このワンウェイクラッチ57によって、分離ローラ
54は軸58に対し時計方向に回転するのは許容されるが、
反時計方向に回転するのは阻止される。このような構成
にした理由は分離動作のところで説明する。さて、送り
ローラ53と分離ローラ54とによって一枚ずつに分離され
た紙幣2 は、符号を付けてないプーリに巻掛けされた二
つの各搬送ベルト64,65 が共通に重ね合わさった部分を
搬送路として搬送された後に、最終的に送出口66から矢
印のように右方向に送出される。
【0005】分離動作について、さらに図7,図8を参
照しながら説明する。図7は従来例の要部、つまり送り
ローラ53および分離ローラ54の部分の正面図、図8は従
来例の要部における紙幣の分離動作を示す正面図であ
る。図7において、送りローラ53は、三つの円板状ロー
ラ部が軸方向に並設された構造、分離ローラ54は、二つ
の円板状ローラ部が並設された構造で、それぞれ二組が
各軸52,58 に沿って配設される。送りローラ53, 分離ロ
ーラ54の各ローラ部は、その外周部が紙幣との摩擦係数
の大きいウレタンゴムからなり、外周同士が接するので
はなく、軸方向に互い違いにずれる形に、しかもわずか
だけラップする、つまり食い込むように配設される(図
8のラップ量Hを参照)。したがって、このラップ部に
よって、挟まれた紙幣2 には細かい凹凸が形成され、重
なり合った紙幣2A,2B 間に押圧力が加えられるととも
に、その腰を強くして紙幣の分離が起こりやすくなる。
さらに正確には、送りローラ53の方が、分離ローラ54よ
り、そのローラ部外周の紙幣との摩擦係数が大きくして
ある。なお、摩擦係数の違いは、ウレタンゴムの硬度調
整によって決めることができる。
【0006】図6に戻って、繰り出された二枚の紙幣2
は、時計方向に回転する送りローラ53の上側外周部との
摩擦によって右方に送られ、このとき分離ローラ54の下
側外周部と接する上側の紙幣2B(図8参照)は、ワンウ
ェイクラッチ57によって反時計方向には回転できない分
離ローラ54の下側外周部との摩擦力によって阻止される
とともに、下側の紙幣2Aとの摩擦係数が小さいため相互
に滑って剥がれ、最終的に送りローラ53と接する下側の
紙幣2Aの一枚だけが分離されて搬送される。この分離・
搬送紙幣は、図示してない計数器、たとえば光センサに
よって計数される。その計数値が指令枚数に達したら、
送りローラ53は、いったん停止した後、そのとき送りロ
ーラ53・分離ローラ54間にある紙幣2 を収納庫5 に戻す
ため、若干角度だけ逆転つまり反時計方向に回転する。
その戻し動作は、ワンウェイクラッチ57によって分離ロ
ーラ54の時計方向回転が許容されるから、円滑におこな
われることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例には、次のよう
な欠点がある。第1は、図8における送りローラ53と分
離ローラ54の各ローラ部のラップ量Hが数十μm程度で
あるため、その調整が微妙で、工数と熟練を要するとと
もに、頻繁な再調整つまり保守を必要とすることであ
る。第2は、図8に図示したように、送りローラ53と分
離ローラ54の各ローラ部の外周稜線部が紙幣との接触に
よって磨耗するから、ラップ量Hの頻繁な再調整や部品
交換などの保守を必要とすることである。第3は、図6
における出口6 の紙幣通過枚数を二枚以下に制限するた
めに、その隙間寸法の調整が微妙で、工数と熟練を必要
とすることである。
【0008】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、微妙な組立調整
や頻繁な保守を必要としないで確実な動作が得られる紙
葉類分離・送出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、積層収納状
態の紙葉類の内から複数枚が重なり合って繰り出された
ものを一枚ずつに分離して送り出す装置であって、停止
状態が保持される上限駆動トルクである一定の保持トル
クをもち、かつ外周に摩擦面をもつ分離ローラと;この
分離ローラの外周の一定中心角範囲と押圧接触して送り
出し方向に移動し、紙葉類との摩擦係数が紙葉類・分離
ローラ間の摩擦係数を超える原動側の分離ベルトと;を
備え、繰り出された紙葉類は、分離ローラおよび分離ベ
ルトの押圧接触箇所に送り込まれ、かつ分離ローラ・分
離ベルト間に一枚の紙葉類が挟まれて送り出されるとき
には、紙葉類・分離ローラ間の摩擦に基づいて分離ロー
ラに作用するトルクが保持トルク以下である。
【0010】この発明においては、とくに、分離ローラ
および分離ベルトの押圧接触箇所の前段で、この分離ベ
ルトの表面と一定の隙間をもつように位置決めされ、こ
の隙間部において分離ベルトの移動方向と逆向きの外周
速度をもって回転するゲートローラを備えることができ
る。このゲートローラは、その外周が分離ローラの外周
と押圧接触し、この分離ローラによって回転駆動される
ようにしうる。紙葉類繰出し用の手段は、積層収納され
た紙葉類の最下面に押圧接触し、分離ローラと同期し、
かつこれと同じ外周速度で回転する繰出ローラにするこ
とができる。しかも、この繰出ローラは、分離ローラと
伝動機構を介して連動される。さらに、分離ローラの保
持トルクを発生させる手段は、位置調整可能な固定ロー
ラと、分離ローラに同軸に設けられた同軸ローラと、固
定ローラおよび同軸ローラの各外周間に巻掛けされたベ
ルトとから構成することができる。
【0011】
【作用】この発明では、繰り出された複数枚の紙葉類
が、分離ローラおよび分離ベルトの押圧接触箇所に送り
込まれ、この分離ローラおよび分離ベルトに挟まれる形
になる。そのとき、接触する紙葉類同士間の摩擦係数
が、紙葉類と分離ローラ、または、紙葉類と分離ベルト
との間の各摩擦係数より小さいから、接触する紙葉類同
士間で滑りを生じ、分離ベルトから分離ローラに伝動さ
れるトルクが保持トルク以下となって、分離ローラは停
止状態が保持される。紙葉類と分離ベルトとの押圧接触
に基づく搬送過程で、紙葉類同士間での滑りが順次進行
し、最終的に分離ベルトに接触する紙葉類一枚だけが、
停止状態の分離ローラ外周を滑りながら送出される。以
下、同様に分離ベルトに接触する紙葉類一枚だけが順
次、分離ローラ外周を滑りながら送出され、結果として
紙葉類の分離・送出がおこなわれることになる。
【0012】とくに、ゲートローラの設置によって、繰
り出された紙葉類の内で、ゲートローラ・分離ベルト間
の隙間を通過する枚数がほぼ一定に制限される。また、
とくに分離ローラと伝動機構を介して連動される繰出ロ
ーラによって、積層収納された紙葉類は、その下部のも
のから順次、分離ローラと同期し、かつこれと同じ外周
速度で繰り出される。さらに、分離ローラは、同軸ロー
ラまたは固定ローラの各外周とベルトとの間に働く摩擦
トルクのうちで小さい方のトルクに基づいて保持され
る。このトルクが保持トルクである。しかもこの保持ト
ルクは、固定ローラの位置調整によって調整可能であ
る。
【0013】
【実施例】この発明に係る紙葉類分離・送出装置の実施
例について、以下に図を参照しながら説明する。図1は
実施例である紙幣分離・送出装置1 の側面図である。こ
の図1において、収納庫5 は従来例に準じるから、各部
材の符号も同じ符号にしてある。収納紙幣を繰り出し、
一枚ずつに分離し、送出口を経て送出するための搬送系
統は、次の四つの部分から構成される。すなわち、紙
幣繰出し用の繰出ローラ21、分離ローラ24を主要部と
するもの、分離ベルト27に関するもの、搬送ベルト
29に関するもの、である。
【0014】繰出ローラ21は、軸31を従動中心軸とし
て、その頂点部が積層収納紙幣の最下面と押圧接触す
る。繰出ローラ21と同軸に、一点鎖線表示の歯車26が一
体化される。分離ローラ24は、外周に摩擦面をもち、軸
31を従動中心軸とするとともに、同軸ローラ23および歯
車25が一体化される。この歯車25は、繰出ローラ21と同
軸な歯車26と噛み合っている。ここで、各歯車25,26 の
噛み合い比率は、分離ローラ24と繰出ローラ21との各外
周速度が同じになるように決められる。関連して、ゲー
トローラ32が、分離ローラ24の外周に押圧接触する。ま
た、位置調整可能な固定ローラ33が配設されて、これと
同軸ローラ23との各外周面にベルト34が巻掛けされる。
分離ローラ24は、この同軸ローラ23または固定ローラ33
の各外周とベルト34との間に働く摩擦トルクのうち小さ
い方のトルクに基づいて保持される。このトルクが保持
トルクになる。しかもこの保持トルクは、固定ローラ33
の位置調整によって調整可能である。
【0015】分離ベルト27は、3個のプーリ28にL字形
のループ状をなして巻掛けされる。左側のプーリ28は、
その中心軸の軸22に連結される、図示してないモータに
よって駆動され、右側と右上側の各プーリ28は、軸31を
従動中心軸とする。分離ローラ24は、その外周の一定中
心角範囲で分離ベルト27と押圧接触している。搬送ベル
ト29は、軸31を従動中心軸とする二つのプーリ28にルー
プ状に巻掛けされる。この搬送ベルト29は、その一部が
分離ベルト27に属する右上側のプーリ28の外周に押圧接
触している。
【0016】図1において、実施例としての紙幣分離・
送出装置1 では、左側のプーリ28に属する、時計方向に
回転する軸22が原動軸となって、他の全てのプーリやロ
ーラを回転駆動する。繰出ローラ21は、分離ベルト27か
ら分離ローラ24を経て、さらに歯車25と歯車26の噛み合
いを経て時計方向に回転駆動される。繰出ローラ21によ
って繰り出される紙幣2 は、繰出し時の重なり合う枚数
を問題にしないで、後段の分離手段によって一枚ずつに
分離される。
【0017】図2は繰出し紙幣が送り込まれる直前の要
部の側面図、図3は繰出し紙幣が送り込まれた後の初期
段階の要部の側面図、図4は同じくその中間段階の要部
の側面図で、紙幣の進行過程が順に示される。図2にお
いて、収納庫5 の出口6 (図1参照)である、分離ベル
ト7 の上面と前面板4 の下端との隙間は、それほど寸法
を正確にする必要がない。言い換えれば、この隙間を通
って繰り出される紙幣の枚数はバラツキがあってもよ
く、この実施例の場合では6枚である。この6枚の紙幣
2 は、時計方向に回転するゲートローラ32と、右方向に
進む分離ベルト27との隙間を通過するときに制限され、
その枚数がほぼ一定に、この場合には3枚になる。この
3枚の紙幣2 は、重なり合った状態で分離ローラ24およ
び分離ベルト27の押圧接触箇所に送り込まれ、この分離
ローラ24および分離ベルト27に挟まれる形になる(図3
参照)。図2,図3の段階では、分離ベルト27と分離ロ
ーラ24との間の摩擦トルクは、両者間の一部に紙幣2 が
挟まれていても、分離ローラ24の保持トルクを超えるか
ら、分離ベルト27と分離ローラ24とは滑ることなく確実
に連動する。
【0018】しかし、図4の段階まで進行すると、接触
する3枚の紙幣2 同士間の摩擦係数が、紙幣2 と分離ロ
ーラ24、または、紙幣2 と分離ベルト27との間の各摩擦
係数より小さいから、接触する紙幣2 同士間で滑りを生
じ、分離ベルト27から分離ローラ24に伝動されるトルク
が、分離ローラ24の保持トルク以下となり、分離ローラ
24は停止状態になる。図4において、分離ベルト27に接
する2枚目の紙幣と、その上に重なる一枚の紙幣との間
に滑りが生じている。
【0019】図5は繰出し紙幣の一枚が分離・送出中の
要部の側面図である。紙幣2 の搬送がさらに進むと、紙
幣2 同士間での滑りが順次進行し、最終的に分離ベルト
27に接触する紙幣2 の一枚だけが、停止状態の分離ロー
ラ24の外周を滑りながら送出される。以下、同様に分離
ベルト27に接触する紙幣2 の一枚だけが順次、分離ロー
ラ24の外周を滑りながら送出され、結果として紙幣の分
離・送出がおこなわれることになる。以上の構成と動作
とから明らかなように、従来例で必要としたような微妙
な組立調整や頻繁な保守が不要になる。
【0020】この実施例の要部動作である分離・送出を
支援するために、いくつかの工夫がなされている。その
工夫について、あらためて整理して以下に述べる。 (1) ゲートローラ32の設置によって、繰り出された紙幣
2 の内で、ゲートローラ32と分離ベルト27との隙間を通
過する枚数がほぼ一定に制限され、後工程における確実
な分離・送出動作が支援される。 (2) 繰出ローラ21によって、積層収納された紙幣2 は、
その最下層のものから順次、分離ローラ24と同期し、か
つこれと同じ外周速度で繰り出されるから、簡単な構成
によって分離・送出動作が円滑におこなわれる。 (3) 分離ローラ24の保持トルクは、同軸ローラ23または
固定ローラ33の各外周とベルト34との間に働く摩擦トル
クのうちで小さい方のトルクに基づいて定まる。したが
って、固定ローラ33の位置調整によって分離ローラ24と
の間の距離、つまりベルト34の張力を調整することによ
り、保持トルクの微細調整が容易になる。結果として適
正な分離・送出条件の設定がおこなわれ、確実な分離・
送出動作が支援される。
【0021】
【発明の効果】この発明では、繰り出された複数枚の紙
葉類が、分離ローラおよび分離ベルトの押圧接触箇所に
送り込まれ、この分離ローラおよび分離ベルトに挟まれ
る形になり、そのとき接触する紙葉類同士間で滑りを生
じ、分離ベルトから分離ローラに伝動されるトルクが保
持トルク以下となって、分離ローラは停止状態が保持さ
れる。紙葉類と分離ベルトとの押圧接触に基づく搬送過
程で、紙葉類同士間での滑りが順次進行し、最終的に分
離ベルトに接触する紙葉類一枚だけが、分離ローラ外周
を滑りながら送出され、以下、同様に分離ベルトに接触
する紙葉類一枚だけが順次、分離ローラ外周を滑りなが
ら分離・送出される。したがって、従来例で必要とした
ような微妙な組立調整や頻繁な保守を必要とすることな
く、しかも確実な分離・送出動作が得られる。
【0022】とくに、ゲートローラの設置によって、
繰り出された紙葉類の内で、ゲートローラと分離ベルト
との隙間を通過する枚数がほぼ一定に制限されるから、
さらに確実な分離・送出動作が支援される。繰出ロー
ラによって、積層収納された紙葉類は、その下部のもの
から順次、分離ローラと同期し、かつこれと同じ外周速
度で繰り出されるから、分離・送出動作が円滑におこな
われ、しかも繰出ローラが、分離ローラと伝動機構を介
して連動される構成をとることによって、構造が簡単に
なってコスト低減が図れる。分離ローラの保持トルク
は、同軸ローラまたは固定ローラの各外周とベルトとの
間に働く摩擦トルクのうちで小さい方のトルクに基づい
て定まるから、固定ローラの位置調整によって分離ロー
ラ間の距離、つまりベルトの張力を調整することによ
り、保持トルクの微細調整が容易になり、結果として適
正な分離・送出条件の設定がおこなわれ、確実な分離・
送出動作が支援される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例の側面図
【図2】実施例で繰出し紙幣が送り込まれる直前の要部
の側面図
【図3】実施例で繰出し紙幣が送り込まれた後の初期段
階の要部の側面図
【図4】実施例で繰出し紙幣が送り込まれた後の中間段
階の要部の側面図
【図5】実施例で繰出し紙幣の一枚が分離・送出中の要
部の側面図
【図6】従来例の側面図
【図7】従来例の要部の正面図
【図8】従来例の要部における紙幣の分離動作を示す正
面図
【符号の説明】
1 紙幣分離・送出装置 2 紙幣 3 底板 4 前面板 5 収納庫 6 出口 7 押圧アーム 8 穴 21 繰出ローラ 22 軸(原動) 23 同軸ローラ 24 分離ローラ 25,26 歯車 27 分離ベルト 28 プーリ 29 搬送ベルト 30 送出口 31 軸(従動) 32 ゲートローラ 33 固定ローラ 34 ベルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層収納状態の紙葉類の内から複数枚が重
    なり合って繰り出されたものを一枚ずつに分離して送り
    出す装置であって、停止状態が保持される上限駆動トル
    クである一定の保持トルクをもち、かつ外周に摩擦面を
    もつ分離ローラと;この分離ローラの外周の一定中心角
    範囲と押圧接触して送り出し方向に移動し、紙葉類との
    摩擦係数が紙葉類・分離ローラ間の摩擦係数を超える原
    動側の分離ベルトと;を備え、繰り出された紙葉類は、
    分離ローラおよび分離ベルトの押圧接触箇所に送り込ま
    れ、かつ分離ローラ・分離ベルト間に一枚の紙葉類が挟
    まれて送り出されるときには、紙葉類・分離ローラ間の
    摩擦に基づいて分離ローラに作用するトルクが保持トル
    ク以下である構成にしたことを特徴とする紙葉類分離・
    送出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、分離ロー
    ラおよび分離ベルトの押圧接触箇所の前段で、この分離
    ベルトの表面と一定の隙間をもつように位置決めされ、
    この隙間部において分離ベルトの移動方向と逆向きの外
    周速度をもって回転するゲートローラを備えることを特
    徴とする紙葉類分離・送出装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の装置において、ゲートロ
    ーラは、その外周が分離ローラの外周と押圧接触し、こ
    の分離ローラによって回転駆動されることを特徴とする
    紙葉類分離・送出装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかの項に記載の
    装置において、紙葉類繰出し用の手段は、積層収納され
    た紙葉類の最下面に押圧接触し、分離ローラと同期し、
    かつこれと同じ外周速度で回転する繰出ローラであるこ
    とを特徴とする紙葉類分離・送出装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の装置において、繰出ロー
    ラは、分離ローラと伝動機構を介して連動されることを
    特徴とする紙葉類分離・送出装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかの項に記載の
    装置において、分離ローラの保持トルクを発生させる手
    段は、位置調整可能な固定ローラと、分離ローラに同軸
    に設けられた同軸ローラと、固定ローラおよび同軸ロー
    ラの各外周間に巻掛けされたベルトとからなることを特
    徴とする紙葉類分離・送出装置。
JP6013056A 1994-02-07 1994-02-07 紙葉類分離・送出装置 Pending JPH07215518A (ja)

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JP6013056A JPH07215518A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 紙葉類分離・送出装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010244279A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置及び金銭処理機
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KR101363841B1 (ko) * 2007-08-08 2014-02-14 주식회사 엘지씨엔에스 매체자동지급기의 매체분리장치 및 매체분리방법

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