JPH07216175A - 軟質塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents
軟質塩化ビニル系樹脂フィルムInfo
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- JPH07216175A JPH07216175A JP6011055A JP1105594A JPH07216175A JP H07216175 A JPH07216175 A JP H07216175A JP 6011055 A JP6011055 A JP 6011055A JP 1105594 A JP1105594 A JP 1105594A JP H07216175 A JPH07216175 A JP H07216175A
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- Japan
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- film
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- chloride resin
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- resin film
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルム同士の付着を防止した軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムの提供 【構成】 塩化ビニル系樹脂に、下記の構造式〔I〕で
表されるビスフェノール類誘導体を配合してなる軟質塩
化ビニル系樹脂フィルム。 【化1】 (式中、N≧2、K≧2、M≧0、L≧0の各々整数を
(M=L=0は除く)Xは、CR2 (Rは、HまたはC
H3 )、SまたはSO2 を、Y1 、Y2 、Z1 、Z
2 は、各々H、CH3 またはハロゲンを示す。)
ル系樹脂フィルムの提供 【構成】 塩化ビニル系樹脂に、下記の構造式〔I〕で
表されるビスフェノール類誘導体を配合してなる軟質塩
化ビニル系樹脂フィルム。 【化1】 (式中、N≧2、K≧2、M≧0、L≧0の各々整数を
(M=L=0は除く)Xは、CR2 (Rは、HまたはC
H3 )、SまたはSO2 を、Y1 、Y2 、Z1 、Z
2 は、各々H、CH3 またはハロゲンを示す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟質塩化ビニル系樹脂
フィルムに関するものである。更に詳しくは、フィルム
同士の粘着を防ぎ、作業性が良好な軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムに関するものである。
フィルムに関するものである。更に詳しくは、フィルム
同士の粘着を防ぎ、作業性が良好な軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂に可塑剤を配合した軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムは、一般には押出成形法、
カレンダー成形法等によって連続的に製造され、ロール
状に巻き取られた後、運搬、保管、使用される。該フィ
ルムは、日用雑貨品(包装用)、農業用と用途は多岐に
わたり、その各々の用途に応じて、ウエルダー加工等の
いわゆる二次加工をロール状に巻き取られたフィルム巻
からフィルムを巻き戻しつつ行う。
質塩化ビニル系樹脂フィルムは、一般には押出成形法、
カレンダー成形法等によって連続的に製造され、ロール
状に巻き取られた後、運搬、保管、使用される。該フィ
ルムは、日用雑貨品(包装用)、農業用と用途は多岐に
わたり、その各々の用途に応じて、ウエルダー加工等の
いわゆる二次加工をロール状に巻き取られたフィルム巻
からフィルムを巻き戻しつつ行う。
【0003】しかしながら、ロール状に巻き取られたフ
ィルムは、多量の可塑剤が配合されているため、フィル
ム表面が粘着性を示し表面同士が相互に付着し易く、ま
た、二次加工により得られた製品の表面同士が付着し、
作業性が極めて劣るという問題があった。この問題を解
決するために従来より、フィルムにエンボス加工を施し
たり、フィルム加工温度で溶融しない無機フィラーに代
表される固体微粒子を配合することによって、表面を粗
面化しフィルムの粘着性を減少させ、作業性を向上させ
るという方法や、フィルム製造時の巻取る前または一旦
巻取ったフィルムを巻替えながらデンプン粉等を散布し
て、粘着を防止するという方法や、アミド系等の滑剤を
配合し、フィルム表面エネルギーを低下させ、フィルム
の粘着性を減少させる方法が用いられてきた。
ィルムは、多量の可塑剤が配合されているため、フィル
ム表面が粘着性を示し表面同士が相互に付着し易く、ま
た、二次加工により得られた製品の表面同士が付着し、
作業性が極めて劣るという問題があった。この問題を解
決するために従来より、フィルムにエンボス加工を施し
たり、フィルム加工温度で溶融しない無機フィラーに代
表される固体微粒子を配合することによって、表面を粗
面化しフィルムの粘着性を減少させ、作業性を向上させ
るという方法や、フィルム製造時の巻取る前または一旦
巻取ったフィルムを巻替えながらデンプン粉等を散布し
て、粘着を防止するという方法や、アミド系等の滑剤を
配合し、フィルム表面エネルギーを低下させ、フィルム
の粘着性を減少させる方法が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルムにエ
ンボス加工を施したり、フィルム加工温度で溶融しない
無機フィラーに代表される固体微粒子を配合することに
よって、粘着性を減少させる方法には、フィルムの透明
性を損ない、農業用の場合にハウス内の作物が外から見
えなくなるという欠点があった。また、二次加工場でデ
ンプン粉等を散布して粘着を防止するという方法では、
デンプン粉等が短期間のうちにフィルム同士等の物理的
こすれ、あるいは雨水またはハウス内に発生する水滴の
流下によって除去されるのでフィルムの透明性は回復さ
れるが、二次加工場でデンプン粉等、粘着防止用の微粉
末が空気中に飛散して作業環境を著しく悪くするばかり
でなく、粉末の損失が大きいという欠点があった。そこ
で、この欠点を解決する手段として、フィルム製造時に
おいてフィルムをロール状に巻取る直前に、または一旦
巻取ったフィルムを巻替える時に、フィルムの表面にデ
ンプン粉、タルク等の粘着防止剤を散布するという方法
が考えられる。しかしデンプン粉の粒子は比較的大きい
ため、巻取り微粒子がフィルム表面にくいこみ、フィル
ムの表面平滑性が損なわれ透明性を損なうという欠点が
ある。又、タルクは軟質塩化ビニルフィルム表面から除
き難く、農業用途に用いられる場合の雨水またはハウス
内で発生する水滴の流下によってもフィルム面から除去
され難く、フィルムの透明性が回復され難いという欠点
があった。また、アミド系滑剤を配合する方法では作業
性を満足することはできなかった。
ンボス加工を施したり、フィルム加工温度で溶融しない
無機フィラーに代表される固体微粒子を配合することに
よって、粘着性を減少させる方法には、フィルムの透明
性を損ない、農業用の場合にハウス内の作物が外から見
えなくなるという欠点があった。また、二次加工場でデ
ンプン粉等を散布して粘着を防止するという方法では、
デンプン粉等が短期間のうちにフィルム同士等の物理的
こすれ、あるいは雨水またはハウス内に発生する水滴の
流下によって除去されるのでフィルムの透明性は回復さ
れるが、二次加工場でデンプン粉等、粘着防止用の微粉
末が空気中に飛散して作業環境を著しく悪くするばかり
でなく、粉末の損失が大きいという欠点があった。そこ
で、この欠点を解決する手段として、フィルム製造時に
おいてフィルムをロール状に巻取る直前に、または一旦
巻取ったフィルムを巻替える時に、フィルムの表面にデ
ンプン粉、タルク等の粘着防止剤を散布するという方法
が考えられる。しかしデンプン粉の粒子は比較的大きい
ため、巻取り微粒子がフィルム表面にくいこみ、フィル
ムの表面平滑性が損なわれ透明性を損なうという欠点が
ある。又、タルクは軟質塩化ビニルフィルム表面から除
き難く、農業用途に用いられる場合の雨水またはハウス
内で発生する水滴の流下によってもフィルム面から除去
され難く、フィルムの透明性が回復され難いという欠点
があった。また、アミド系滑剤を配合する方法では作業
性を満足することはできなかった。
【0005】本発明は、上記の問題点を克服すべくなさ
れたものであり、二次加工場でデンプン粉等を散布する
ことなく、フィルムの粘着を防止する軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムを提供することを目的としている。
れたものであり、二次加工場でデンプン粉等を散布する
ことなく、フィルムの粘着を防止する軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、フィルム製造後速
やかに、フィルムの粘着防止成分がフィルム表面に凝集
してフィルム同士の粘着を防ぎ、また、水洗または展張
使用することにより透明性が回復する軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムを完成するに至った。しかして、本発明の
要旨とするところは、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに
下記の構造式〔I〕で表されるビスフェノール類誘導体
を配合してなる、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに存す
る。
を達成するために鋭意検討した結果、フィルム製造後速
やかに、フィルムの粘着防止成分がフィルム表面に凝集
してフィルム同士の粘着を防ぎ、また、水洗または展張
使用することにより透明性が回復する軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムを完成するに至った。しかして、本発明の
要旨とするところは、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに
下記の構造式〔I〕で表されるビスフェノール類誘導体
を配合してなる、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに存す
る。
【0007】
【化3】
【0008】(式中、N≧2、K≧2、M≧0、L≧0
の各々整数を(M=L=0は除く)、Xは、CR2 (R
はHまたはCH3 )、SまたはSO2 を、Y1 、Y2 、
Z1 、Z2 は、各々H、CH3 またはハロゲンを示
す。) 以下、本発明を詳細に説明する。
の各々整数を(M=L=0は除く)、Xは、CR2 (R
はHまたはCH3 )、SまたはSO2 を、Y1 、Y2 、
Z1 、Z2 は、各々H、CH3 またはハロゲンを示
す。) 以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明において、塩化ビニル系樹脂とし
て、ポリ塩化ビニルのほか塩化ビニルを主体とした他の
コモノマーとの共重合体、これらの混合物またはこれら
と他の重合体あるいは共重合体との混合物を用いること
ができる。本発明の軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、
塩化ビニル系樹脂100重量部あたり30〜100重量
部の可塑剤を含むものであるが、他に必要に応じて通常
の各種樹脂添加剤、例えば、無滴剤、滑剤、防霧剤、保
温剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止
剤、難燃剤、染料、顔料等を配合することができ、これ
らの添加剤は通常の配合量、例えば、塩化ビニル系樹脂
100重量部に対して、10重量部以下で使用すること
ができる。
て、ポリ塩化ビニルのほか塩化ビニルを主体とした他の
コモノマーとの共重合体、これらの混合物またはこれら
と他の重合体あるいは共重合体との混合物を用いること
ができる。本発明の軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、
塩化ビニル系樹脂100重量部あたり30〜100重量
部の可塑剤を含むものであるが、他に必要に応じて通常
の各種樹脂添加剤、例えば、無滴剤、滑剤、防霧剤、保
温剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止
剤、難燃剤、染料、顔料等を配合することができ、これ
らの添加剤は通常の配合量、例えば、塩化ビニル系樹脂
100重量部に対して、10重量部以下で使用すること
ができる。
【0010】使用しうる可塑剤としては、例えば、ジ−
n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタ
レート、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート
等のフタル酸誘導体、ジイソオクチルイソフタレート等
のイソフタル酸誘導体、ジ−n−ブチルアジペート、ジ
オクチルアジペート等のアジピン酸誘導体、ジ−n−ブ
チルマレート等のマレイン酸誘導体、トリ−n−ブチル
シトレート等のクエン酸誘導体、モノブチルイタコネー
ト等のイタコン酸誘導体、ブチルオレート等のオレイン
酸誘導体、グリセリルモノリシノレート等のリシノール
酸誘導体などがあげられる。
n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタ
レート、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート
等のフタル酸誘導体、ジイソオクチルイソフタレート等
のイソフタル酸誘導体、ジ−n−ブチルアジペート、ジ
オクチルアジペート等のアジピン酸誘導体、ジ−n−ブ
チルマレート等のマレイン酸誘導体、トリ−n−ブチル
シトレート等のクエン酸誘導体、モノブチルイタコネー
ト等のイタコン酸誘導体、ブチルオレート等のオレイン
酸誘導体、グリセリルモノリシノレート等のリシノール
酸誘導体などがあげられる。
【0011】塩化ビニル系樹脂に可塑剤、各種樹脂添加
剤を混合するには通常の混合技術、例えばリボンブレン
ダー、バンバリーミキサー、スーパーミキサーその他、
従来から知られている混合機を使用すればよく、塩化ビ
ニル系樹脂混合物をフィルム化するにはTダイ法、イン
フレーション法等の押出成形法、カレンダー成形法、流
延法等の技術を用いることができる。更に、フィルムの
表面をグラビアコート法、リバースコート法等によって
アクリル樹脂等で被覆しても良い。
剤を混合するには通常の混合技術、例えばリボンブレン
ダー、バンバリーミキサー、スーパーミキサーその他、
従来から知られている混合機を使用すればよく、塩化ビ
ニル系樹脂混合物をフィルム化するにはTダイ法、イン
フレーション法等の押出成形法、カレンダー成形法、流
延法等の技術を用いることができる。更に、フィルムの
表面をグラビアコート法、リバースコート法等によって
アクリル樹脂等で被覆しても良い。
【0012】本発明で用いるビスフェノール類誘導体
は、構造式〔I〕で表されるものであればよく、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF等の
ビスフェノール類にアルキレンオキサイドを付加して製
造する。具体例を表−1に示した。
は、構造式〔I〕で表されるものであればよく、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF等の
ビスフェノール類にアルキレンオキサイドを付加して製
造する。具体例を表−1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】粘着防止効果の発現は、フィルム製造後に
ビスフェノール類誘導体がフィルム表面に凝集すること
によって生じるフィルム表面の微細な凹凸に起因する。
これら表面に凝集したビスフェノール類は白色である
が、農業用の場合には、ハウス展張後に雨水、またはハ
ウス内に発生する水滴の流下によって、また、包装用の
場合には水洗により、表面の透明性を回復する。アルキ
レンオキサイドの付加量が多くなるにつれ、ビスフェノ
ール類誘導体の水溶性が大きくなり、水洗時またはハウ
ス展張後の雨水、ハウス内水滴流下による除去効果が大
きくなり、速やかに透明性が回復する。また、アルキレ
ンオキサイドの付加量が少なくなるにつれ、ビスフェノ
ール類誘導体の融点が高くなり、特に高温負荷時の作業
性が良好となる。また、アルキレンオキサイド部分の分
子量が大きくなるにつれ、高温負荷時の作業性が良好と
なる傾向がある。
ビスフェノール類誘導体がフィルム表面に凝集すること
によって生じるフィルム表面の微細な凹凸に起因する。
これら表面に凝集したビスフェノール類は白色である
が、農業用の場合には、ハウス展張後に雨水、またはハ
ウス内に発生する水滴の流下によって、また、包装用の
場合には水洗により、表面の透明性を回復する。アルキ
レンオキサイドの付加量が多くなるにつれ、ビスフェノ
ール類誘導体の水溶性が大きくなり、水洗時またはハウ
ス展張後の雨水、ハウス内水滴流下による除去効果が大
きくなり、速やかに透明性が回復する。また、アルキレ
ンオキサイドの付加量が少なくなるにつれ、ビスフェノ
ール類誘導体の融点が高くなり、特に高温負荷時の作業
性が良好となる。また、アルキレンオキサイド部分の分
子量が大きくなるにつれ、高温負荷時の作業性が良好と
なる傾向がある。
【0015】本ビスフェノール類誘導体は、基本配合、
特に可塑剤の種類および配合量や、厚み、使用条件(温
度、湿度等)等を勘案して選定されるが、特に好ましい
構造は、下記構造式〔II〕に示すように、アルキレンオ
キサイド部分がエチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイドで、付加量は2量体までで、Xが(CCH3)
2 またはSO2 の化合物である。配合量は塩化ビニル樹
脂100重量部に対し、0.3重量部〜5重量部までの
範囲が好ましく、作業性を重視すると0.7〜5重量部
が特に、また、水洗後の透明性回復のためには0.5〜
3重量部がさらに好ましい。また、本ビスフェノール類
誘導体は、数種の混合物として用いても良い。
特に可塑剤の種類および配合量や、厚み、使用条件(温
度、湿度等)等を勘案して選定されるが、特に好ましい
構造は、下記構造式〔II〕に示すように、アルキレンオ
キサイド部分がエチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイドで、付加量は2量体までで、Xが(CCH3)
2 またはSO2 の化合物である。配合量は塩化ビニル樹
脂100重量部に対し、0.3重量部〜5重量部までの
範囲が好ましく、作業性を重視すると0.7〜5重量部
が特に、また、水洗後の透明性回復のためには0.5〜
3重量部がさらに好ましい。また、本ビスフェノール類
誘導体は、数種の混合物として用いても良い。
【0016】
【化4】
【0017】(式中、N=2,3 K=2,3 M=
0,1,2 L=0,1,2(M=L=0は除く)Xは
C(CH3 )2 またはSO2 を示す。)
0,1,2 L=0,1,2(M=L=0は除く)Xは
C(CH3 )2 またはSO2 を示す。)
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例に
限定されるものではない。
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例に
限定されるものではない。
【表2】実施例1〜12、比較例1〜5 軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造 ポリ塩化ビニル(重合度=1300) 100重
量部 トリクレジルホスフェート 5重
量部 エポキシ樹脂 2重
量部 Ba−Zn系液状安定剤 2重
量部 Ba−Zn系粉末安定剤 1重
量部 ソルビタンモノパルミテート 1.5重
量部 ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 0.1重
量部
量部 トリクレジルホスフェート 5重
量部 エポキシ樹脂 2重
量部 Ba−Zn系液状安定剤 2重
量部 Ba−Zn系粉末安定剤 1重
量部 ソルビタンモノパルミテート 1.5重
量部 ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 0.1重
量部
【0019】以上挙げた樹脂原料、樹脂添加物と表−2
に示す量のトリクレジルホスフェートと表−2に示す種
類と量のビスフェノール類誘導体を各々秤量し、これら
をスーパーミキサーで10分間攪拌混合した後、165
℃に加熱したロール上で混練し、L型カレンダー装置に
よって、幅100cm、厚さ0.10mmの透明な軟質
塩化ビニル系樹脂フィルムを製造した。
に示す量のトリクレジルホスフェートと表−2に示す種
類と量のビスフェノール類誘導体を各々秤量し、これら
をスーパーミキサーで10分間攪拌混合した後、165
℃に加熱したロール上で混練し、L型カレンダー装置に
よって、幅100cm、厚さ0.10mmの透明な軟質
塩化ビニル系樹脂フィルムを製造した。
【0020】得られたフィルムについて、粘着性、表面
凝集物の流出性、表面平滑性の評価を行い、結果を表−
2に示した。 粘着性の評価 製膜1週間後に、ロール状物から、幅40cm×長さ2
00cmのフィルムを切り取り、幅方向に5cm間隔で
つづら折りにし、さらに長さ方向に3等分に折り曲げ、
オーブン内(40℃、60℃)に1.5hr保管し、2
3℃の環境下で、該サンプルを開き、フィルム同士の粘
着性を評価する。なお、評価結果は次の意味を有する。 ○・・・粘着性ほとんど無し △・・・粘着性若干有り ×・・・粘着性著しく有り
凝集物の流出性、表面平滑性の評価を行い、結果を表−
2に示した。 粘着性の評価 製膜1週間後に、ロール状物から、幅40cm×長さ2
00cmのフィルムを切り取り、幅方向に5cm間隔で
つづら折りにし、さらに長さ方向に3等分に折り曲げ、
オーブン内(40℃、60℃)に1.5hr保管し、2
3℃の環境下で、該サンプルを開き、フィルム同士の粘
着性を評価する。なお、評価結果は次の意味を有する。 ○・・・粘着性ほとんど無し △・・・粘着性若干有り ×・・・粘着性著しく有り
【0021】 表面凝集物の流出性の評価(透明性回
復) 製膜1週間後に、ロール状物から、フィルムを切りと
り、天井が20°の傾斜角を有する、温水の入った水槽
の天井部に展張して水槽を密閉した。この水槽全体を恒
温室中に入れ、温水を50℃に保持し、恒温室温度(水
槽の外気温度)を20℃に保持して6時間処理した。次
いでフィルムの表裏を逆にして再び水槽を密閉し、同一
条件で6時間処理した。処理終了後、フィルムをはずし
て乾燥させ、フィルムの透明性を目視で判定した。な
お、評価結果は次の意味を有する。 ○・・・透明性良好 △・・・透明性若干劣る ×・・・透明性劣る
復) 製膜1週間後に、ロール状物から、フィルムを切りと
り、天井が20°の傾斜角を有する、温水の入った水槽
の天井部に展張して水槽を密閉した。この水槽全体を恒
温室中に入れ、温水を50℃に保持し、恒温室温度(水
槽の外気温度)を20℃に保持して6時間処理した。次
いでフィルムの表裏を逆にして再び水槽を密閉し、同一
条件で6時間処理した。処理終了後、フィルムをはずし
て乾燥させ、フィルムの透明性を目視で判定した。な
お、評価結果は次の意味を有する。 ○・・・透明性良好 △・・・透明性若干劣る ×・・・透明性劣る
【0022】 表面平滑性の評価 ロール状物から50cm角のフィルムを切りとり、これ
を4つに折って重ね、この上に30kgの荷重をかけ、
40℃に保持した雰囲気下で24時間放置した後、除荷
し、フィルムを水洗し、フィルムの表面を肉眼で観察し
た。なお、評価結果は次の意味を有する。 ○・・・表面は平滑である。 △・・・表面に若干の凹凸が認められる。 ×・・・表面にかなりの凹凸が認められる。
を4つに折って重ね、この上に30kgの荷重をかけ、
40℃に保持した雰囲気下で24時間放置した後、除荷
し、フィルムを水洗し、フィルムの表面を肉眼で観察し
た。なお、評価結果は次の意味を有する。 ○・・・表面は平滑である。 △・・・表面に若干の凹凸が認められる。 ×・・・表面にかなりの凹凸が認められる。
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明の軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
は、フィルム製造後に粘着防止成分がフィルム表面に凝
集するため粘着性が無く、また表面凝集物の流出性も良
好であるので、二次加工の際にデンプン粉等を散布しな
くても作業性が良く、また水洗または展張後、フィルム
本来の透明性を回復することができ、包装用または農業
用フィルムとしての利用価値が極めて大きいものであ
る。
は、フィルム製造後に粘着防止成分がフィルム表面に凝
集するため粘着性が無く、また表面凝集物の流出性も良
好であるので、二次加工の際にデンプン粉等を散布しな
くても作業性が良く、また水洗または展張後、フィルム
本来の透明性を回復することができ、包装用または農業
用フィルムとしての利用価値が極めて大きいものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 孝治 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化成ビニル株式会社名古屋工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂に、下記の構造式
〔I〕で表されるビスフェノール類誘導体を配合してな
る軟質塩化ビニル系樹脂フィルム。 【化1】 (式中、N≧2、K≧2、M≧0、L≧0の各々整数を
(M=L=0は除く)、 Xは、CR2 (RはHまたはCH3 )、SまたはSO2
を、 Y1 、Y2 、Z1 、Z2 は各々、H,CH3 またはハロ
ゲンを示す。) - 【請求項2】 ビスフェノール類誘導体が下記構造式
〔II〕で表される請求項1記載の軟質塩化ビニル系樹脂
フィルム。 【化2】 (式中、N=2,3 K=2,3 M=0,1,2 L
=0,1,2(M=L=0は除く)XはC(CH3 )2
またはSO2 を示す。) - 【請求項3】 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、ビスフェノール類誘導体を0.3〜5重量部配合し
てなる請求項1または2記載の軟質塩化ビニル系樹脂フ
ィルム。 - 【請求項4】 農業に用いる請求項1ないし請求項3い
ずれかの項記載の軟質塩化ビニル系樹脂フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6011055A JPH07216175A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6011055A JPH07216175A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07216175A true JPH07216175A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11767341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6011055A Pending JPH07216175A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 軟質塩化ビニル系樹脂フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07216175A (ja) |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP6011055A patent/JPH07216175A/ja active Pending
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