JPH07217639A - 内燃機関のクランク軸軸受装置 - Google Patents
内燃機関のクランク軸軸受装置Info
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- JPH07217639A JPH07217639A JP1280094A JP1280094A JPH07217639A JP H07217639 A JPH07217639 A JP H07217639A JP 1280094 A JP1280094 A JP 1280094A JP 1280094 A JP1280094 A JP 1280094A JP H07217639 A JPH07217639 A JP H07217639A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、多気筒内燃機関のクランク軸軸受
装置に関し、耐久性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 クランク軸25の先端に補機40を駆動する
Vリブドベルト42が掛けてある。クランク軸25を軸
承する4つのすべり軸受27,28,29,30を有す
る。Vリブドベルト42寄りの第1のすべり軸受27
を、油溝52a及び油穴52bを有する上側半割すべり
軸受部材52と、油溝52aより幅狭の油溝53bを有
する下側半割すべり軸受部材53とより構成する。
装置に関し、耐久性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 クランク軸25の先端に補機40を駆動する
Vリブドベルト42が掛けてある。クランク軸25を軸
承する4つのすべり軸受27,28,29,30を有す
る。Vリブドベルト42寄りの第1のすべり軸受27
を、油溝52a及び油穴52bを有する上側半割すべり
軸受部材52と、油溝52aより幅狭の油溝53bを有
する下側半割すべり軸受部材53とより構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のクランク軸軸
受装置に係り、特に補機を備えた多気筒内燃機関のクラ
ンク軸を軸承する軸受装置に関する。
受装置に係り、特に補機を備えた多気筒内燃機関のクラ
ンク軸を軸承する軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のクランク軸軸受装置
が、例えば、特開昭63−109215号公報に示され
ている。
が、例えば、特開昭63−109215号公報に示され
ている。
【0003】この公報のクランク軸軸受装置は、クラン
ク軸を軸承する複数のすべり軸受のうち、補機を駆動す
るベルトが掛けられている先端側寄りの第1のすべり軸
受10を、図5に示す構造としたものである。
ク軸を軸承する複数のすべり軸受のうち、補機を駆動す
るベルトが掛けられている先端側寄りの第1のすべり軸
受10を、図5に示す構造としたものである。
【0004】この第1のすべり軸受10は、アッパメタ
ル11とロアメタル12とよりなる。アッパメタル11
は油溝無しであり、ロアメタル12のみが油溝13を有
する。
ル11とロアメタル12とよりなる。アッパメタル11
は油溝無しであり、ロアメタル12のみが油溝13を有
する。
【0005】油圧供給源よりの油は、ロアメタル12の
油溝13内に供給され、油膜がロアメタル12の軸受面
12a及びアッパメタル11の軸受面11a上に形成さ
れる。
油溝13内に供給され、油膜がロアメタル12の軸受面
12a及びアッパメタル11の軸受面11a上に形成さ
れる。
【0006】クランク軸は、この油膜によって支持され
つつ回転する。
つつ回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記ベルトが掛けられ
ているため、クランク軸の先端には上方に引き上げられ
る力(補機の負荷)が作用している。
ているため、クランク軸の先端には上方に引き上げられ
る力(補機の負荷)が作用している。
【0008】この補機の負荷は、主に第1のすべり軸受
10のアッパメタル11に作用する。
10のアッパメタル11に作用する。
【0009】従来の第1のすべり軸受10は、アッパメ
タル11が油溝無しの構成であり、油が直接供給されて
いないため、アッパメタル11については、ロアメタル
12に比べて、油膜が形成されにくい。
タル11が油溝無しの構成であり、油が直接供給されて
いないため、アッパメタル11については、ロアメタル
12に比べて、油膜が形成されにくい。
【0010】このため、特に内燃機関が始動、停止を繰
り返えして運転される場合に、アッパメタル11側で油
膜切れが発生する虞れがあった。油膜切れが発生すると
クランク軸及びアッパメタル11が摩耗してしまう。
り返えして運転される場合に、アッパメタル11側で油
膜切れが発生する虞れがあった。油膜切れが発生すると
クランク軸及びアッパメタル11が摩耗してしまう。
【0011】従って、上記従来のクランク軸軸受構造
は、耐久性が十分でないという問題があった。
は、耐久性が十分でないという問題があった。
【0012】そこで、油膜切れを防止するために、アッ
パメタル11及びロアメタル12の両側に油膜を形成す
ることが考えられるが、そうすると、高回転・高負荷時
の場合、クランク軸にはロアメタル方向(下向き)の爆
発荷重が作用するため、ロアメタルの耐久性が十分でな
いという問題が生じることになる。
パメタル11及びロアメタル12の両側に油膜を形成す
ることが考えられるが、そうすると、高回転・高負荷時
の場合、クランク軸にはロアメタル方向(下向き)の爆
発荷重が作用するため、ロアメタルの耐久性が十分でな
いという問題が生じることになる。
【0013】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであって、アッパメタル側にも油溝を設け、且つ
アッパメタルにその油溝に外部から油を供給するための
油穴を設け、アッパメタル側にも油膜を確実に形成する
ことにより、耐久性の向上を図り、かつ、ロアメタル側
にもアッパメタルに設けられた油溝よりも小さい油溝を
形成することにより、ロアメタルの潤滑性の向上かつ耐
久性の向上を図ることにある。
たものであって、アッパメタル側にも油溝を設け、且つ
アッパメタルにその油溝に外部から油を供給するための
油穴を設け、アッパメタル側にも油膜を確実に形成する
ことにより、耐久性の向上を図り、かつ、ロアメタル側
にもアッパメタルに設けられた油溝よりも小さい油溝を
形成することにより、ロアメタルの潤滑性の向上かつ耐
久性の向上を図ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の燃焼室
と、クランク軸と、該クランク軸を支持する複数のすべ
り軸受とを有し、上記クランク軸よりも上記燃焼室側に
補機が配され、且つ上記クランク軸の一の端側に、上記
補機に動力を伝達するベルトが掛けられた多気筒内燃機
関において、上記複数のすべり軸受のうち上記クランク
軸の上記一の端側のすべり軸受を、第1の油溝を有し、
且つ該第1の油溝に外部から油を供給するための油穴を
有しており、上記クランク軸に対して上記燃焼室側に配
された第1の半割すべり軸受部材と、上記第1の油溝よ
り幅狭の第2の油溝を有し、該第2の油溝が上記第1の
油溝と連通した状態で、上記クランク軸に対して上記燃
焼室とは反対側に配された第2の半割すべり軸受部材と
よりなる構成としたものである。
と、クランク軸と、該クランク軸を支持する複数のすべ
り軸受とを有し、上記クランク軸よりも上記燃焼室側に
補機が配され、且つ上記クランク軸の一の端側に、上記
補機に動力を伝達するベルトが掛けられた多気筒内燃機
関において、上記複数のすべり軸受のうち上記クランク
軸の上記一の端側のすべり軸受を、第1の油溝を有し、
且つ該第1の油溝に外部から油を供給するための油穴を
有しており、上記クランク軸に対して上記燃焼室側に配
された第1の半割すべり軸受部材と、上記第1の油溝よ
り幅狭の第2の油溝を有し、該第2の油溝が上記第1の
油溝と連通した状態で、上記クランク軸に対して上記燃
焼室とは反対側に配された第2の半割すべり軸受部材と
よりなる構成としたものである。
【0015】
【作用】第1の半割すべり軸受部材が第1の油溝及び油
穴を有する構成は、第2半割すべり軸受部材の軸受面に
油膜を確実に形成させるように作用する。
穴を有する構成は、第2半割すべり軸受部材の軸受面に
油膜を確実に形成させるように作用する。
【0016】第1の油溝と連通する第2の油溝を有する
構成は、第2の半割すべり軸受部材の軸受面に油膜を確
実に形成させるように作用する。
構成は、第2の半割すべり軸受部材の軸受面に油膜を確
実に形成させるように作用する。
【0017】第2の油溝の幅を狭くした構成は、第2の
半割すべり軸受部材の軸受面の面積を出来るだけ広くす
るように作用する。
半割すべり軸受部材の軸受面の面積を出来るだけ広くす
るように作用する。
【0018】第2の油溝の幅を第1の油溝の幅より狭く
した構成は、第2の半割すべり軸受部材の軸受面上に形
成される油膜の油圧を上昇させるように作用する。
した構成は、第2の半割すべり軸受部材の軸受面上に形
成される油膜の油圧を上昇させるように作用する。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例になるクランク軸軸
受装置20を示す。
受装置20を示す。
【0020】説明の便宜上、本実施例のクランク軸軸受
装置20が適用してある内燃機関21について説明す
る。
装置20が適用してある内燃機関21について説明す
る。
【0021】内燃機関21は、V型6気筒であり、6つ
の燃焼室22(図示の便宜上一の燃焼室だけを図示して
いる)と、ピストン23と、コネティングロッド24
と、クランク軸25と、クランスケース26と、クラン
ク軸25の先端側25Aから順に第1乃至第4のすべり
軸受27〜30と、潤滑油供給源31と、クランクケー
ス26内に分岐して形成してある潤滑油通路32とを有
する。
の燃焼室22(図示の便宜上一の燃焼室だけを図示して
いる)と、ピストン23と、コネティングロッド24
と、クランク軸25と、クランスケース26と、クラン
ク軸25の先端側25Aから順に第1乃至第4のすべり
軸受27〜30と、潤滑油供給源31と、クランクケー
ス26内に分岐して形成してある潤滑油通路32とを有
する。
【0022】クランク軸25は、4つのジャーナル部2
5a〜25d,対をなすクランクピン部25e-1,25
e-2,25f-1,25f-2,25g-1,25g-2を有す
る。クランク軸25には、潤滑油通路33が形成してあ
る。
5a〜25d,対をなすクランクピン部25e-1,25
e-2,25f-1,25f-2,25g-1,25g-2を有す
る。クランク軸25には、潤滑油通路33が形成してあ
る。
【0023】クランク軸25の先端側25A(内燃機関
21のフロント側)にプーリ34が固定してある。
21のフロント側)にプーリ34が固定してある。
【0024】以上が内燃機関21の構成である。
【0025】40は補機であり、内燃機関21に関連し
て備えてある。
て備えてある。
【0026】補機40は、クランク軸25より、燃焼室
22側の部位に配設してある。
22側の部位に配設してある。
【0027】補機40のプーリ41と、前記のプーリ3
4との間に、Vリブドベルト42が掛け渡してある。
4との間に、Vリブドベルト42が掛け渡してある。
【0028】Vリブドベルト42の張力によって、クラ
ンク軸25の先端側25Aには、燃焼室22の方向へ引
き上げる力F1 が常時作用している。
ンク軸25の先端側25Aには、燃焼室22の方向へ引
き上げる力F1 が常時作用している。
【0029】内燃機関21が動作するとき、クランク軸
25には、下向きの爆発荷重F2 が作用する。
25には、下向きの爆発荷重F2 が作用する。
【0030】従って、クランク軸25は、力F1 及び荷
重F2 を受けつつ回転する。
重F2 を受けつつ回転する。
【0031】次に、クランク軸軸受装置20について説
明する。
明する。
【0032】クランク軸軸受装置20は、先端側25A
から順に、第1乃至第4のすべり軸受27〜30を有す
る。
から順に、第1乃至第4のすべり軸受27〜30を有す
る。
【0033】第2のすべり軸受28は、油溝50a及び
油溝50aに外部より潤滑油を供給する油穴50bを有
する上側半割すべり軸受部材50と、油溝及び油穴を有
しない下側半割すべり軸受部材51とよりなる。
油溝50aに外部より潤滑油を供給する油穴50bを有
する上側半割すべり軸受部材50と、油溝及び油穴を有
しない下側半割すべり軸受部材51とよりなる。
【0034】第3,第4のすべり軸受29,30は、上
記の第2のすべり軸受部材28と同じ構造を有し、対応
する部分には同一符号を付す。
記の第2のすべり軸受部材28と同じ構造を有し、対応
する部分には同一符号を付す。
【0035】クランク軸25の先端側25A寄りに位置
する第1のすべり軸受27は、図2及び図3に併せて示
すように、半円筒状の第1の半割すべり軸受部材として
の上側半割すべり軸受部材52と第2の半割すべり軸受
部材としての下側半割すべり軸受部材53とよりなる。
する第1のすべり軸受27は、図2及び図3に併せて示
すように、半円筒状の第1の半割すべり軸受部材として
の上側半割すべり軸受部材52と第2の半割すべり軸受
部材としての下側半割すべり軸受部材53とよりなる。
【0036】上側半割すべり軸受部材52は、第1の油
溝としての油溝52a及び油穴52bを有する。
溝としての油溝52a及び油穴52bを有する。
【0037】油溝52aは、軸受部材52の内側の軸受
面52cの中央部に、周方向上一端から他端まで全長に
亘って形成してある。
面52cの中央部に、周方向上一端から他端まで全長に
亘って形成してある。
【0038】油溝52aは、幅W1 ,深さd1 を有す
る。
る。
【0039】油穴52bは、油溝52aと連通して形成
してある。
してある。
【0040】下側半割すべり軸受53は、内側の軸受面
53aの中央部に、周方向上一端から他端まで全長に亘
る第2の油溝としての油溝53bを有する。
53aの中央部に、周方向上一端から他端まで全長に亘
る第2の油溝としての油溝53bを有する。
【0041】油溝53bは、幅W2 ,深さd2 を有す
る。
る。
【0042】ここで、幅W1 ,W2 は、W1 >W2 の関
係を有するものである。
係を有するものである。
【0043】深さd1 ,d2 は、d1 =d2 の関係を有
するものである。
するものである。
【0044】幅W2 は、爆発荷重F2 による打音が大き
くならない程度の寸法としてある。
くならない程度の寸法としてある。
【0045】W2 は、W1 の約50〜70%の割合とし
てある。
てある。
【0046】図2に示すように、上側半割すべり軸受部
材52は、クランクケース26内に組込まれている。
材52は、クランクケース26内に組込まれている。
【0047】下側半割すべり軸受部材53は、クランク
ケース26にボルト止めされたキャップ54により支え
られている。
ケース26にボルト止めされたキャップ54により支え
られている。
【0048】油溝52aの端と油溝53bの端とは突き
合わされており、油溝53bは油溝52aと連通してい
る。
合わされており、油溝53bは油溝52aと連通してい
る。
【0049】従って、潤滑油通路32→クランクケース
26の溝26a→油穴52b→油溝52a→油溝53b
と連通している。
26の溝26a→油穴52b→油溝52a→油溝53b
と連通している。
【0050】次に、上記構成のクランク軸軸受装置20
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0051】第1のすべり軸受27 潤滑油供給源31よりの潤滑油が油穴52bを通って、
まず油溝52aに供給され、この後、油溝53bに供給
され、軸受面52cに油膜60が確実に形成され、且つ
軸受面53aに油膜61が確実に形成され、油膜切れは
起きない。爆発荷重F2 による負荷L2 が主に下側半割
すべり軸受部材53に作用する。ベルト42が掛けられ
ている部位から数えて最初の軸受であることから、ベル
ト張力による負荷L1 が、主に上側半割すべり軸受部材
52に作用する。
まず油溝52aに供給され、この後、油溝53bに供給
され、軸受面52cに油膜60が確実に形成され、且つ
軸受面53aに油膜61が確実に形成され、油膜切れは
起きない。爆発荷重F2 による負荷L2 が主に下側半割
すべり軸受部材53に作用する。ベルト42が掛けられ
ている部位から数えて最初の軸受であることから、ベル
ト張力による負荷L1 が、主に上側半割すべり軸受部材
52に作用する。
【0052】ここで、内燃機関21の回転数(又は負
荷)と、上記負荷L1 ,L2 との関係についてみると、
図4に示す如くなる。
荷)と、上記負荷L1 ,L2 との関係についてみると、
図4に示す如くなる。
【0053】即ち、負荷L1 は、線Iで示すように、内
燃機関21の回転数に関係なく一定である。
燃機関21の回転数に関係なく一定である。
【0054】一方、負荷L2 は、線IIで示すように、内
燃機関21の回転数の増加に応じて比例的に増える。
燃機関21の回転数の増加に応じて比例的に増える。
【0055】内燃機関21の回転数がN1 以下の低速回
転時では、ベルト張力による負荷L 1 >爆発荷重による
負荷L2 であるけれども、N1 を越えて高速回転となる
と、L1 <L2 となる。
転時では、ベルト張力による負荷L 1 >爆発荷重による
負荷L2 であるけれども、N1 を越えて高速回転となる
と、L1 <L2 となる。
【0056】内燃機関21が動作するとき、第1のすべ
り軸受27はジャーナル部25aを支持し、第1のすべ
り軸受27の上側半割すべり軸受部材52には負荷L1
が作用し続け、下側半割すべり軸受部材53には負荷L
2 が作用し続ける。
り軸受27はジャーナル部25aを支持し、第1のすべ
り軸受27の上側半割すべり軸受部材52には負荷L1
が作用し続け、下側半割すべり軸受部材53には負荷L
2 が作用し続ける。
【0057】ここで、上側半割すべり軸受部材52側に
ついてみる。
ついてみる。
【0058】このすべり軸受部材52の油溝52aに
は、潤滑油が通路32より略直接に供給されているた
め、軸受面52cには油膜60が確実に形成されてお
り、油膜切れは起きない。
は、潤滑油が通路32より略直接に供給されているた
め、軸受面52cには油膜60が確実に形成されてお
り、油膜切れは起きない。
【0059】このため、ジャーナル部25aは常にこの
油膜60によって支持されつつ回転し、ジャーナル部2
5a及び上側軸受部材52の摩耗は起きない。
油膜60によって支持されつつ回転し、ジャーナル部2
5a及び上側軸受部材52の摩耗は起きない。
【0060】次に、下側半割すべり軸受部材53側につ
いてみる。
いてみる。
【0061】幅W2 が幅W1 より狭いため、軸受面53
aの面積は広い。
aの面積は広い。
【0062】また、幅W2 が幅W1 より狭いため、潤滑
油が油溝52aから油溝53bに流れ込むときに、油圧
が上昇し、形成された油膜61の油圧は上記の油膜60
の油圧より高い。
油が油溝52aから油溝53bに流れ込むときに、油圧
が上昇し、形成された油膜61の油圧は上記の油膜60
の油圧より高い。
【0063】このため、負荷L2 は、図4中線IIで示す
ように、内燃機関21の回転数の上昇に伴って増加する
けれども、油膜61が切れることは起きない。
ように、内燃機関21の回転数の上昇に伴って増加する
けれども、油膜61が切れることは起きない。
【0064】これにより、ジャーナル部25aは、常に
この油膜61によって支持されつつ回転し、ジャーナル
部25a及び下側半割すべり軸受部材53の摩耗は起き
ない。
この油膜61によって支持されつつ回転し、ジャーナル
部25a及び下側半割すべり軸受部材53の摩耗は起き
ない。
【0065】従って、内燃機関21を頻繁に始動、停止
させるモードで運転した場合にも、高速に回転させるモ
ードで運転した場合にも、油膜60,61が確実に形成
され、油膜切れは起きず、第1のすべり軸受27は図5
の従来のものに比べて良好な耐久性を有する。
させるモードで運転した場合にも、高速に回転させるモ
ードで運転した場合にも、油膜60,61が確実に形成
され、油膜切れは起きず、第1のすべり軸受27は図5
の従来のものに比べて良好な耐久性を有する。
【0066】第2,第3,第4のすべり軸受28,2
9,30 負荷L1 は専ら第1のすべり軸受27によって受けられ
ており、上記のすべり軸受28,29,30には、負荷
L1 は作用していない。
9,30 負荷L1 は専ら第1のすべり軸受27によって受けられ
ており、上記のすべり軸受28,29,30には、負荷
L1 は作用していない。
【0067】すべり軸受28,29,30には、負荷L
2 だけが作用している。
2 だけが作用している。
【0068】ジャーナル部25b,25c,25dは、
従来例と同様にすべり軸受28,29,30に、油膜を
介して支持され、すべり軸受28,29,30は、従来
例と同等の耐久性を有する。
従来例と同様にすべり軸受28,29,30に、油膜を
介して支持され、すべり軸受28,29,30は、従来
例と同等の耐久性を有する。
【0069】従って、本実施例のクランク軸軸受装置2
0は、従来のクランク軸軸受装置に比べて良好な耐久性
を有する。
0は、従来のクランク軸軸受装置に比べて良好な耐久性
を有する。
【0070】なお、本発明は上記の内燃機関21とは異
なるタイプの内燃機関にも同様に適用しうる。
なるタイプの内燃機関にも同様に適用しうる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の半割すべり軸受部材の軸受面上に油膜を確実に形
成出来、且つ第2の半割すべり軸受部材の軸受面を広く
し得、且つこの軸受面上にも油圧のより高い油膜を形成
出来る。これにより、補機を備えた内燃機関の回転速度
の全範囲に亘って、クランク軸を、常に油膜を介して支
持することが出来、従来の軸受構造に比べて耐久性を向
上出来る。
第1の半割すべり軸受部材の軸受面上に油膜を確実に形
成出来、且つ第2の半割すべり軸受部材の軸受面を広く
し得、且つこの軸受面上にも油圧のより高い油膜を形成
出来る。これにより、補機を備えた内燃機関の回転速度
の全範囲に亘って、クランク軸を、常に油膜を介して支
持することが出来、従来の軸受構造に比べて耐久性を向
上出来る。
【図1】本発明の内燃機関のクランク軸軸受装置を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】図1中、第1のすべり軸受の断面図である。
【図3】図1中、第1のすべり軸受の要部を示す斜視図
である。
である。
【図4】第1のすべり軸受に作用する負荷と内燃機関の
回転数との関係を示す図である。
回転数との関係を示す図である。
【図5】従来のクランク軸軸受装置の要部を示す図であ
る。
る。
20 クランク軸軸受装置 21 V型6気筒内燃機関 22 燃焼室 24 コネティングロット 25 クランク軸 26 クランクケース 27 第1のすべり軸受 28 第2のすべり軸受 29 第3のすべり軸受 30 第4のすべり軸受 31 潤滑油供給源 32,33 潤滑油通路 34,41 プーリ 40 補機 42 Vリブド 52 上側半割すべり軸受部材 52a,53b 油溝 52b 油穴 52c 軸受面 53 下側半割すべり軸受部材 53 下側半割すべり軸受部材 53a 軸受面 60,61 油膜
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の燃焼室と、クランク軸と、該クラ
ンク軸を支持する複数のすべり軸受とを有し、上記クラ
ンク軸よりも上記燃焼室側に補機が配され、且つ上記ク
ランク軸の一の端側に、上記補機に動力を伝達するベル
トが掛けられた多気筒内燃機関において、 上記複数のすべり軸受のうち上記クランク軸の上記一の
端側のすべり軸受を、 第1の油溝を有し、且つ該第1の油溝に外部から油を供
給するための油穴を有しており、上記クランク軸に対し
て上記燃焼室側に配された第1の半割すべり軸受部材
と、 上記第1の油溝より幅狭の第2の油溝を有し、該第2の
油溝が上記第1の油溝と連通した状態で、上記クランク
軸に対して上記燃焼室とは反対側に配された第2の半割
すべり軸受部材とよりなる構成としたことを特徴とする
内燃機関のクランク軸軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1280094A JPH07217639A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 内燃機関のクランク軸軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1280094A JPH07217639A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 内燃機関のクランク軸軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07217639A true JPH07217639A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11815475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1280094A Pending JPH07217639A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 内燃機関のクランク軸軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07217639A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013148128A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Honda Motor Co Ltd | ラジアルすべり軸受 |
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-
1994
- 1994-02-04 JP JP1280094A patent/JPH07217639A/ja active Pending
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