JPH07219147A - 写真フイルムパトローネ及びこれを用いたレンズ付きフイルムユニット - Google Patents

写真フイルムパトローネ及びこれを用いたレンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH07219147A
JPH07219147A JP3414494A JP3414494A JPH07219147A JP H07219147 A JPH07219147 A JP H07219147A JP 3414494 A JP3414494 A JP 3414494A JP 3414494 A JP3414494 A JP 3414494A JP H07219147 A JPH07219147 A JP H07219147A
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JP
Japan
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film
cartridge
photographic film
spool
photographic
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Application number
JP3414494A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kataoka
英明 片岡
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 レンズ付きフイルムユニットは、撮影機構を
備えたユニット本体47に、パトローネ13及びパトロ
ーネ13から引き出してロール状にした写真フイルムが
組み込まれ、撮影後にパトローネ13に内蔵されたスプ
ール21を回転させることによって露光済みの写真フイ
ルムがパトローネ13の内部に巻き込まれる。パトロー
ネ13は写真フイルムの先端まで巻き込んだ後にはスプ
ール21の回転によって写真フイルムを先端から送り出
す手段を備えるとともに、現像処理済みの写真フイルム
を収納する容器に用いられる。このパトローネ13に
は、開口44に棒状の部材を挿入することにより一部が
表示窓36,37に表れる表示板が設けられている。こ
の表示によって現像済みの写真フイルムが収納されたこ
とが表される。 【効果】 現像済みの写真フイルムが収納されたことを
表す表示板だけを設けたから、レンズ付きフイルムユニ
ットのコストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未使用状態では写真フ
イルムを先端までパトローネの内部に巻き込んでおき、
パトローネの内部に設けたスプールを回転させることに
よって写真フイルムをパトローネの外部に送り出す手段
を有し、かつ現像済みの写真フイルムを収納する容器と
して用いられる写真フイルムパトローネと、これを用い
たレンズ付きフイルムユニットとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誰でも簡単に撮影を楽しめるよう
に、簡単な撮影機構を備え、そして国際標準規格ISO
の1007−1979年で規定されたパトローネ付きの
135写真フイルムを予め装填したレンズ付きフイルム
ユニットが同出願人から提供されている。このレンズ付
きフイルムユニットは、本体基部と後カバーとで写真フ
イルムパトローネを光密に収納するようになっており、
本体基部に設けたパトローネ収納室とフイルム収納室と
にパトローネとこれから引き出してロール形態とした写
真フイルムとをそれぞれ収納し、撮影毎に露光済みの写
真フイルムをパトローネ内に巻き込んでゆく構造となっ
ている。撮影完了後、レンズ付きフイルムユニットはそ
のまま現像所に提出される。現像所では、レンズ付きフ
イルムユニットから露光済みの写真フイルムを収納した
パトローネを取り出して現像及びプリント処理とを行
い、ユーザーにはプリント写真と現像済みの写真フイル
ムとが返却される。
【0003】ところで、写真フイルムパトローネには、
国際標準規格ISOの1007−1979年で規定され
たパトローネ付きの135写真フイルムの他に、未使用
状態では写真フイルムを先端までパトローネの内部に巻
き込んでおき、パトローネの内部に設けたスプールを回
転させることによって写真フイルムをパトローネの送出
口から外部に送り出すようにしたものが米国特許第48
34306号明細書、特開平2−124564号公報等
に提案されている。
【0004】一般的に、写真フイルムパトローネでは、
送出口にこれから入射する外光を遮光するためにテレン
プが貼着されている。しかしながら、スプールの回転に
よって写真フイルムを送り出すタイプの写真フイルムパ
トローネでは、フイルム送り出しの際にテレンプとの間
で生じる摩擦抵抗によって写真フイルムが送り出せない
恐れがあるため、テレンプの代わりに、フイルム通路を
開閉する遮光用の蓋部材を備えた写真フイルムパトロー
ネが米国特許第4221479号等に提案されている。
【0005】また従来のパトローネ付きの135写真フ
イルムでは、現像済みの写真フイルムを所定コマづつに
カットしてユーザーにプリント写真とともに返却してい
たが、これでは嵩張りやすいため、前述したスプール回
転で写真フイルムが送り出せるタイプの写真フイルムパ
トローネでは、現像済みの写真フイルムもパトローネの
内部に収納して返却することが望まれていた。しかしな
がら、このような写真フイルムパトローネでは、フイル
ム巻き戻しによってフイルム先端部までもパトローネの
内部に巻き込んでしまうため、外観から見て露光済みで
あるか否か、また現像済みであるか否かが識別できない
ため、米国特許第4978985号明細書や特開平3−
177835号、特開平4−119353号、及び特開
平5−281667号公報等では、写真フイルムの使用
状況を表示する手段を備えた写真フイルムパトローネが
提案されている。
【0006】図11は、蓋部材や写真フイルムの使用状
況を表示する手段等を備え、スプール回転によって写真
フイルムを送り出すタイプの写真フイルムパトローネ1
0を示したものである。上・下ケース11,12からな
るパトローネ13の接合面には、写真フイルム14の通
路となるフイルム通路15が形成され、ここに回動自在
に蓋部材16が配置されている。この蓋部材16は、両
端面がパトローネ13の両側面17,18に露呈されて
おり、これらの面にはキー19,20がそれぞれ形成さ
れ、カメラ側の開閉用駆動軸によって開閉される。パト
ローネ13に回動自在に配置されたスプール21には、
後端がスリット開口22に係止された写真フイルム14
が巻回されている。このスプール21の両端面には、キ
ー21a,21bがそれぞれ形成されており、カメラ側
のスプール用駆動軸によって回動される。
【0007】写真フイルムパトローネ10は、パトロー
ネ13の内部が、スプール21の軸方向に沿って写真フ
イルム14の種類の情報を記した情報室24、中央部に
写真フイルム巻回室25、奥部が写真フイルムの使用状
況を表示する表示室26とに仕切られており、カメラの
パトローネ装填室にスプール21の軸方向に沿って装填
される。
【0008】情報室24は、カメラのパトローネ装填室
側に向けて挿入されるパトローネ13の側面17側に設
けられており、ここにはスプール21と一体に回転され
る円板27が配置される。この円板27には、写真フイ
ルム14の種類、例えばISO感度、規定撮影枚数、及
びラチチュード等を表す情報がバーコード28として表
示されている。このバーコード28は、円板27に設け
た切り欠き部29を除いた円弧部に記されており、スプ
ール23が送り出し方向に回転された際にパトローネ1
3の側面17に設けた開口30を介してカメラ側で読み
取られる。
【0009】また、このパトローネ13の側面17に
は、露光済みの写真フイルム14を収納した写真フイル
ムパトローネ10が再度カメラに装填されることを防止
するために、誤装填防止用の開口31が形成されてい
る。この開口31には、カメラのパトローネ装填室に設
けられた誤装填検出用のレバーが入り込む。
【0010】写真フイルムパトローネ10は、未露光の
写真フイルム14を収納した状態では、開口31に円板
27のバーコード28を記した部分が露呈した状態とな
っており、露光済みの写真フイルム14を全部収納した
時点ではカメラのスプール用駆動軸が円板27の切り欠
き部29を開口31に露呈した位置にスプール21の回
転を停止する。したがって、未露光の写真フイルム14
を収納した写真フイルムパトローネ10をカメラに装填
しようとすると、前記レバーが円板27に当接し、レバ
ーが退避して写真フイルムパトローネ10をパトローネ
装填室の奥まで装填することができる。逆に、露光済み
の写真フイルム14を収納した写真フイルムパトローネ
10をカメラに装填すると、レバーが開口31に入り込
んだままとなり、奥まで装填できなくなる。なお、撮影
途中でのフイルム巻き戻しの際には、カメラが円板27
のバーコード28を記した部分を開口31から露呈した
位置でスプール21を停止制御するため、再度装填して
も続きのコマから撮影を行うことができる。
【0011】パトローネ13の側面18には、図12に
示すように、3つの開口35,36,37がある。表示
室26には、これらの開口35,36,37に露呈され
る2つの表示板38,39が移動自在に配置されてい
る。一方の表示板38は、開口43を介してユーザーの
外部操作が行われることで、端面38aが開口35に露
呈する位置とこれから退避する位置との間で軸40を中
心に回動する。表示板38が露呈位置の際には、写真フ
イルム14が撮影途中であることを表示している。
【0012】また、他方の表示板39は、実線で表した
初期位置と、端面39aが開口37に露呈される現像前
位置と、開口36と開口37との両方に端面39aが露
呈される現像後位置と3つの位置で移動する。表示板3
9が初期位置の際には、未露光の写真フイルム14を収
納した状態を表しており、この状態では表示板39に設
けた爪41がスプール21に設けた歯列42に係合し、
スプール21のフイルム送り出し方向への回転を阻止し
ている。表示板39は、撮影完了後カメラのパトローネ
装填室に設けた押圧部材が開口44から挿入され、初期
位置から現像前位置に移動される。表示板39が現像前
位置の時には、露光済みの写真フイルム14を収納した
状態、すなわち写真フイルム14が現像前であることを
表している。さらに、表示板39は、現像所で現像済み
の写真フイルム14を詰め替える際の外部操作によって
押され、現像後位置に移動される。そして、ユーザーに
は、プリント写真と現像済みの写真フイルム14を収納
した写真フイルムパトローネ10とが返却される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、スプール
回転により写真フイルムを送り出すタイプの写真フイル
ムパトローネに蓋部材や写真フイルムの使用状況を表示
する表示板等を設けることは、部品点数が多くなり、従
来のパトローネ付きの135写真フイルムと比較して明
らかにコストアップとなる。このような写真フイルムパ
トローネをレンズ付きフイルムユニットに内蔵させるこ
とを考慮した場合には、製造時にパトローネから写真フ
イルムを引き出し、引き出した写真フイルムをロール形
態にする作業が明室状態の中で行えるので作業が容易と
なる利点があるものの、写真フイルムパトローネ自体が
高価であるため、レンズ付きフイルムユニットのコスト
アップを招くことになる。
【0014】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、スプールの回転によってフイ
ルム送り出しが行えるタイプの写真フイルムパトローネ
のコストダウンを図り、安価なレンズ付きフイルムユニ
ットを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、現像済みの写真フイルムを収納する容器
に用いられるパトローネに、現像済みの写真フイルムを
収納したことを表す表示手段を設けたものである。
【0016】
【作用】レンズ付きフイルムユニットでは、予め写真フ
イルムが装填されており、ユーザーによって撮影途中で
写真フイルムを巻き戻す操作が行われないため、従来技
術で説明したように、未露光の写真フイルムを収納した
状態を表す表示板や撮影途中であるか否かを識別するた
めの表示板、さらには、写真フイルムの種類を表示する
フイルム種類表示手段等を省略することができ、必要な
のは現像所から返却された写真フイルムパトローネがユ
ーザーによって現像済みの写真フイルムを収納した状態
か否かが識別できるようにしておけばよい。したがっ
て、レンズ付きフイルムユニットに内蔵される写真フイ
ルムパトローネには、現像済みの写真フイルムを収納し
た状態を表示するための表示手段だけを備えたものであ
る。
【0017】
【実施例】図1において、レンズ付きフイルムユニット
(以下、「フイルムユニット」と称す)46は、ユニッ
ト本体47と、これを収納した外ケース48とからな
る。外ケース48には、綺麗なカラー印刷が施され、ま
た撮影時の注意事項等が印刷されている。
【0018】ユニット本体47には、外ケース48の開
口から露呈している撮影レンズ49、ファインダー対物
窓50、シャッタボタン51、フイルム残数表示窓5
2、及び巻き上げノブ53とが設けられている。
【0019】ユニット本体47は、図2に示すように、
本体基部54、後カバー55、露光ユニット56、前カ
バー57、及びストロボユニット58とから構成されて
おり、これらを組み立てた後に明室で写真フイルムパト
ローネ59が装填される。
【0020】本体基部54の前面には、露光ユニット5
6が着脱自在に取り付けられる。露光ユニット56は、
撮影レンズ49を備えた露光付与機構、フイルムカウン
タ機構、及びフイルム巻き止め機構等が組み込まれてお
り、これらは一体化されている。後カバー55は、本体
基部54の背後に着脱自在に取り付けられ、本体基部5
4との間で写真フイルム14を光密に収納する。前カバ
ー57は、本体基部54の前面に着脱自在に取り付けら
れる。
【0021】本体基部54には、パトローネ13を収納
するためのパトローネ収納室61と、パトローネ13か
ら引き出した未露光の写真フイルム14を巻取り軸62
の外周に巻き付けてロールの形態で収納するためのフイ
ルム収納室63とが一体成形されている。
【0022】巻き上げノブ53は、パトローネ収納室6
1の上面に回動自在に配置され、外部から操作が可能な
ように一部が後カバー55の開口64から露呈してお
り、外周の歯列53aが形成されている。この歯列53
aには、板バネからなる逆止爪65が係止している。逆
止爪65は、巻き上げノブ53が時計方向(フイルム巻
き上げ方向とは逆の方向)に回転することを阻止してい
る。
【0023】パトローネ収納室61とフイルム収納室6
3との間には、暗箱66が設けられている。暗箱66の
背面側には、露光開口が形成されている。暗箱66の前
面側には、露光ユニット56の撮影レンズ49を透過し
た被写体光を露光開口に導くための開口67が形成され
ている。
【0024】なお、後カバー55の右上端には、ファイ
ンダー接眼窓68が一体に設けられている。ファインダ
ー接眼窓68とファインダー対物窓50との間には、露
光ユニット56に組み込まれたファインダーレンズ3
9,70が整列する。また前カバー57には、ファイン
ダー対物窓50とシャッタボタン51との他に、外部か
ら治具等を押し込んで逆止爪65を巻き上げノブ53の
歯列53aから引き離すための開口71が一体に設けら
れている。
【0025】ユニット本体47は、本体基部54に後カ
バー55、露光ユニット56、ストロボユニット58、
及び前カバー57と順に組み付け、最後に写真フイルム
パトローネ59が装填される。パトローネ収納室61と
フイルム収納室63との底は開口となっており、パトロ
ーネ収納室61の開口から写真フイルムパトローネ59
が装填される。これらの開口は、写真フイルムパトロー
ネ59を装填した後に、後カバー55に設けたプルトッ
プ式の底蓋72,73によってそれぞれ塞がれる。
【0026】写真フイルムパトローネ59を装填後、写
真フイルムパトローネ59の蓋部材16を開き位置に回
転させ、その後、スプール21を回転させて写真フイル
ム14をパトローネ13から引き出し、引き出した写真
フイルム13をフイルム収納室63に送り出す。このよ
うな作業を明室状態の中で行えるように、パトローネ収
納室61を光密に遮光する底蓋72には、外部から蓋部
材16を開閉させるための開閉用回転軸75と、外部か
らスプール21を回転させるためのスプール用回転軸7
4とがそれぞれ回動自在に取り付けられている。底蓋7
2は、写真フイルムパトローネ59が装填された後に閉
められ、このとき、開閉用回転軸75の一端が蓋部材1
6のキー20に、またスプール用回転軸74の一端がス
プール21のキー21bにそれぞれ係合する。開閉用及
びスプール用回転軸75,74の他端面は外部に露呈さ
れている。また、パトローネ59が装填された際には巻
き上げノブ53の軸がスプール21の反対側のキー21
aに係合する。
【0027】なお、フイルムユニット46は、全コマ撮
影終了後に現像所に提出される。現像所では、底蓋72
を開けて露光済みの写真フイルム14が収納されたパト
ローネ13を取り出す。このパトローネ13を取り出す
際には、確実に蓋部材16を閉じ位置の状態しておく必
要がある。そこで、外部から蓋部材16の閉じ操作が容
易に行えるように、底蓋72の外部面には、開閉用回転
軸75の周りに、「閉」の表示(図8参照)が記されて
いる。
【0028】巻取り軸62には、写真フイルム14の先
端が入り込むスリット開口62aが形成され、両端が後
カバー55に突出して設けられた一対のフォーク部7
7,78によって回動自在に支持されている。
【0029】送り出された写真フイルム14を明室で巻
取り軸62の外周に巻き取って写真フイルム14をロー
ル形態にするために、フイルム収納室63を光密に遮光
する底蓋73には、巻取り軸62を外部から回転させる
ための巻取り用回転軸76が回動自在に取り付けられて
いる。底蓋73は、写真フイルムパトローネ59を装填
した後に閉められ、このとき、巻取り用回転軸76の一
端が巻取り軸62に係合する。巻取り用回転軸76の他
端面は外部に露呈されている。
【0030】外部に露呈された巻取り用回転軸76の部
分には、一部にマーキングが記されており、このマーキ
ングを所定位置に合わせるように巻取り用回転軸76を
外部から回転操作すれば、巻取り軸62のスリット開口
62aが、送り出される写真フイルム14の先端を確実
に受け入れる位置に決められる。なお、これらの底蓋7
2,73は、外ケース48で隠されるため、これらの回
転軸74,75,76の回転操作がユーザーによって行
われることはない。
【0031】写真フイルムパトローネ59は、図3に示
すように、上・下ケース11,12とからなるパトロー
ネ13、スプール21、これに巻き付けられる写真フイ
ルム14、蓋部材16、及び表示板39とから構成さ
れ、従来技術で説明した撮影途中であることを表示する
ための表示板38や写真フイルムの種類を記した円板2
7が省略されている。なお、従来技術で説明した部材と
実質的に同じ部材には同じ符号を付してある。
【0032】上・下ケース11,12は、超音波溶着に
よって一体化される。上ケース11の内壁には一対のリ
ブ80が一体に形成され、同様に下ケース12の内壁に
も一対のリブ81が一体に形成されている。これらのリ
ブ80,81は、写真フイルム14の最外周を抑えて写
真フイルム14がスプール21から巻き緩まないように
規制する。なお、リブ80,81は写真フイルム14の
幅方向において、露光されるコマ範囲を外れた部分で写
真フイルム14と接しているので、リブ80,81によ
る擦り傷によって写真画像に悪影響が及ぶことはない。
【0033】下ケース45のフイルム通路15の奥には
先端分離爪82が設けられ、スプール21を回転してこ
れとともに写真フイルム14が回転するときに、写真フ
イルム14の先端を掬い上げる。
【0034】スプール21には一対のフランジ84が一
体に設けられ、写真フイルム14はこのフランジ84の
間に乳剤面を内側にして巻き付けられている。この写真
フイルム14は、後端に設けた係止穴がスプール21の
スリット開口22の内部に設けられた係止爪22aに係
止されている。
【0035】蓋部材16は、外部に露呈されたキー1
9,20を利用して回転操作されることにより、図4に
示すようにフイルム通路15を塞ぐ閉じ位置と、図5に
示すようにフイルム通路15を開く開き位置との間で回
動する。上ケース11のフイルム通路15の内壁には、
突出するように一対の突起85が形成されている。これ
らの突起85は、奥側から外部に向かって高さが漸増す
る形状となっており、蓋部材16が閉じ位置に向けて回
転された際に当接し、蓋部材16を閉じ位置に保持す
る。また、蓋部材16が開き位置に向けて回転した際に
は、フイルム通路15を形成する下ケース12の縁に当
接し、蓋部材16を開き位置に保持する。なお、前記突
起85は、写真フイルム14の幅方向におけるコマ範囲
の外側で摺接する間隔になっている。
【0036】表示室26には、図6に示すように、表示
板39の端面39aが開口37に露呈される現像前位置
と、図7に示すように開口36と開口37との両方に端
面39aが露呈される現像後位置との間で移動自在に配
置されている。この表示板39は、ユニット本体47に
写真フイルムパトローネ59を装填する前に、初期位置
から現像前位置に移動される。表示板39が現像前位置
の際には、露光済みの写真フイルムを収納した状態、す
なわち写真フイルムが現像前であることを表している。
さらに、表示板39は、現像所で現像済みの写真フイル
ム14を詰め替える際の外部操作によって押され、現像
後位置に移動される。これらの開口36,37に露呈さ
れる表示板39の端面39aには、容易に識別が行える
ような色、例えば赤色を塗布しておくのが望ましい。ま
た、パトローネ13は従来技術で説明したと同じものを
用いているため、側面17,18には、開口36,37
の他に、開口30,31,35が設けられている。
【0037】次に上記実施例の作用を説明する。フイル
ムユニット46の製造は、本体基部54に底蓋72,7
3を開いた状態で後カバー55を取り付け、次に、本体
基部54に露光ユニット56、ストロボユニット58、
及び前カバー57を順に取り付け、その後、写真フイル
ムパトローネ59を装填した後に外ケース48を被せる
工程となっている。
【0038】装填工程は、明室状態となっており、この
工程には別の工程で組み立てられた写真フイルムパトロ
ーネ59が搬送されている。写真フイルムパトローネ5
9は、未露光の写真フイルム14がパトローネ13の内
部に全部収納されており、また蓋部材16が閉じ位置の
状態となっている。さらに、表示板39は、従来技術で
説明したように、スプール21の回転をロックした初期
位置となっている。
【0039】装填する際には、表示板39を開口44か
ら押し込んで現像前位置に移動させる。その後、フイル
ム収納室63の底蓋73を閉じ、その後、写真フイルム
パトローネ59がパトローネ収納室61に装填される。
この装填は、写真フイルムパトローネ59のスプール2
1の軸方向に沿って装填される。この装填によって巻き
上げノブ53の軸53aがスプール21のキー21aに
係合する。その後、パトローネ収納室61の底蓋72を
閉める。この閉じ作業によって底蓋72の開閉用回転軸
75に蓋部材16が、またスプール用回転軸74にスプ
ール21が係合する。
【0040】外部操作によって巻取り用回転軸76を所
定位置に回転しておき、外部操作によって開閉用回転軸
75を回し、写真フイルムパトローネ59の蓋部材16
を開き位置に回転させる。これにより、写真フイルムパ
トローネ59は図5に示す状態となる。その後、スプー
ル用回転軸74をフイルム送り出し方向に回転させ、写
真フイルム14を送り出す。このとき、前カバー57の
開口71から治具棒等を挿入し、逆止爪65を巻き上げ
ノブ53の歯列53aから引き離しておく。
【0041】スプール21の回転により、写真フイルム
14は、分離爪82で掬われてフイルム通路15を通っ
て外部に導かれる。外部に導かれた写真フイルム14
は、本体基部54と後カバー55との間に形成されたフ
イルム通路を通ってフイルム収納室63に送られる。こ
のとき、フイルム巻き止め機構の一方向クラッチによっ
てフイルム巻き止め機構がフリーとなっているので、簡
単に写真フイルム14をパトローネ収納室61からフイ
ルム収納室63に移送できる。
【0042】巻取り軸62のスリット開口62aが受入
れ位置の状態で待機してため、送り出される写真フイル
ム14の先端は、簡単に巻取り軸62のスリット開口6
2aに入り込むことができる。その後、巻取り用回転軸
76を外部から回転操作すると、引き出された写真フイ
ルム14は巻取り軸62の外周にロール形態で巻き取ら
れる。このとき、スプール用回転軸74も回転させてい
るが、巻取り用駆動軸76よりも遅い回転とすること
で、写真フイルム14を巻取り軸62に巻き締めながら
巻き取ることができる。
【0043】巻取り用回転軸76を回転操作していくと
負荷がかかる。この負荷により、全部の写真フイルム1
4をパトローネ13から引き出したことが把握できる。
巻取り用回転軸76の回転操作を止めると、巻取り軸6
2に巻き取られた写真フイルム14のロールは巻き緩ん
で、フイルム収納室63の内壁に当接した時点で落ちつ
く。さらに、治具棒等を開口71から引き抜く。これに
より、逆止爪65が巻き上げノブ53の歯列53aに係
合し、巻き上げノブ53のフイルム巻き上げ方向とは逆
の方向に回転することが阻止される。このように組み立
てられたユニット本体47に外ケース48が被せられ、
フイルムユニット46として出荷される。
【0044】購入したユーザーは、フイルムユニット4
6で撮影を行う。撮影は、巻き上げノブ53をフイルム
巻き上げ方向に回転操作し、写真フイルム14をパトロ
ーネ13の内部に巻き上げる。フイルム1コマ分の巻き
上げが完了するとフイルム巻き止め機構が作動して巻き
上げノブ53の回転が阻止される。その後、フレーミン
グを行った後に、シャッタボンタ51を押下する。これ
により、シャッタ機構が作動して露光が行われる。この
とき、フイルム巻き上げ機構の作動が解除され、次回の
フイルム巻き上げが可能となる。このようにして順次に
撮影を行う。
【0045】最後コマの撮影を行った後に、巻き上げ操
作を行うと、フイルム巻き止め機構が作動せずに、全部
の写真フイルム14をパトローネ13の内部に収納させ
ることができる。その後、フイルムユニット46は、ユ
ーザーによって現像所にそのままの状態で提出される。
【0046】現像所では、外ケース48からユニット本
体47を取り出し、図8に示すように、治具90等で開
閉用回転軸75を回転させて蓋部材16を閉じ位置に回
転させる。これにより、写真フイルムパトローネ59は
内部が遮光状態となり、図9に示すように、底蓋72を
開けても露光済みの写真フイルム14には支障はない。
取り出した写真フイルムパトローネ59は、表示板39
が予め現像前位置の状態となっているので、例えば、他
の現像済みの写真フイルムを収納した写真フイルムパト
ローネや未露光の写真フイルムを収納した写真フイルム
パトローネと区別することができる。なお、使用済みの
ユニット本体47は外ケース48とともに工場に回収さ
れ、リサイクルされる。
【0047】現像所では、取り出した写真フイルムパト
ローネ59を、図10に示すように、プリンタプロセッ
サ94の装填室にセットされる。装填室は暗室状態とな
っており、ここには写真フイルム14の後端とスプール
21との着脱を行うための舌部材91、蓋部材16に係
合し、これを開閉させる開閉用駆動軸、及びスプール2
1に係合し、これを駆動させるスプール用駆動軸とがそ
れぞれ配置されており、開閉用駆動軸の回転によって蓋
部材16を開き位置に回転させ、その後、スプール用駆
動軸を回転させてスプール21をフイルム送り出し方向
に回転させ写真フイルム14を送り出す。送り出された
露光済みの写真フイルム14は、ローラー92を介して
ニップローラ対93に送り出され、その後はニップロー
ラ対93によって写真フイルム14はプリンタプロセッ
サ94の内部に送り出される。
【0048】全部の写真フイルム14が引き出される
と、ニップローラ対93に負荷がかかる。この負荷を検
知してニップローラ対93の駆動を一端停止する。その
後軸95を中心として舌部材91を反時計方向に回転さ
せ、先端91aをフイルム通路に向けて挿入する。挿入
された舌部材91の先端91aは、パトローネ13の内
部のスプール21のスリット開口22に導かれ、写真フ
イルム14の後端を係止爪22aから外す。その後、ニ
ップローラ対93の駆動が開始され、露光済みの写真フ
イルム14がプリンタプロセッサ94に搬送される。
【0049】プリンタプロセッサ94は露光済みの写真
フイルム14を現像し、現像済みの写真フイルム14と
して写真プリンタに搬送する。写真プリンタでは、現像
済みの写真フイルム14を焼付け処理してプリント写真
を作製する。プリント作業が完了した後には、現像済み
の写真フイルム14が後端を先頭にして異なった搬送経
路を通ってプリンタプロセッサ94の装填室に戻され
る。
【0050】装填室では、戻された現像済みの写真フイ
ルム14の後端を舌部材91によってスプール21のス
リット開口22に向けて導き、係止爪22aに係合させ
る。その後、スプール用駆動軸を回転させ、スプール2
1をフイルム巻き込み方向(フイルム送り出し方向とは
逆の方向)に回転させ現像済みの写真フイルム14をパ
トローネ13の内部に全部巻き込む。その後、装填室に
設けられた押圧部材が開口44に挿入され、表示板39
を押す。これにより、表示板39は現像前位置から現像
後位置に移動される。
【0051】装填室から取り出された写真フイルムパト
ローネ59は、プリント写真とともにユーザーに返却さ
れる。返却された写真フイルムパトローネ59は、表示
板39が現像後位置となっているので、ユーザーでも簡
単に識別できる。しかも、誤って従来技術で説明したカ
メラに装填したとしても、このフイルムユニット46に
用いられた写真フイルムパトローネ59では従来技術で
説明した円板27が取り付けられていないため、カメラ
側のパトローネ装填室のレバーが開口44に入り込んで
奥まで装填されないから、撮影が行われることはない。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、従来技術で説明した写真フイルムの種類を表示する
部材や撮影途中の状況を表示する表示部材等を省略し、
現像済みの写真フイルムを収納したことを表す表示手段
だけを設けたから、写真フイルムパトローネ自体がコス
トダウンとなり、これに伴ってレンズ付きフイルムユニ
ットのコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図2】ユニット本体を示す分解斜視図である。
【図3】写真フイルムパトローネの分解斜視図である。
【図4】蓋部材が閉じ位置の状態を示した写真フイルム
パトローネの断面図である。
【図5】蓋部材が開き位置の状態を示した写真フイルム
パトローネの断面図である。
【図6】表示室の断面図であり、表示板が現像前位置に
移動した状態を示している。
【図7】表示室の断面図であり、表示板が現像後位置に
移動した状態を示している。
【図8】開閉用回転部材を回転操作して写真フイルムパ
トローネの蓋部材を閉じ位置に回転させている状態を示
す斜視図である。
【図9】レンズ付きフイルムユニットから写真フイルム
パトローネを取り出した状態を示す斜視図である。
【図10】スプールと写真フイルムとの着脱を行う装置
の概略を示す説明図である。
【図11】従来技術で説明した写真フイルムパトローネ
の分解斜視図である。
【図12】従来技術で説明した写真フイルムパトローネ
の表示室の断面図である。
【符号の説明】
10,59 写真フイルムパトローネ 16 蓋部材 21 スプール 39 表示板 30,31,35,36,37,44 開口 46 レンズ付きフイルムユニット 53 巻き上げノブ 61 パトローネ収納室 63 フイルム収納室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 17/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ付きフイルムユニットのパトロー
    ネ収納室とフイルム収納室とにそれぞれ組み込んで用い
    られるパトローネと写真フイルムとからなり、撮影後に
    前記パトローネに内蔵されたスプールを回転させること
    によって露光済みの写真フイルムがパトローネの内部に
    巻き込まれるようにして用いられる写真フイルムパトロ
    ーネにおいて、 前記パトローネは、写真フイルムを先端まで巻き込んだ
    後にはスプールの回転によって写真フイルムを先端から
    送り出す手段を備え、前記パトローネは現像済みの写真
    フイルムを収納する容器としても用いられ、かつパトロ
    ーネには現像済みの写真フイルムが収納されたことを表
    す表示手段を有していることを特徴とする写真フイルム
    パトローネ。
  2. 【請求項2】 撮影機構を備えたユニット本体に、パト
    ローネ及びパトローネから引き出してロール状にした写
    真フイルムを組み込み、撮影後に前記パトローネに内蔵
    されたスプールを回転させることによって露光済みの写
    真フイルムがパトローネの内部に巻き込まれるレンズ付
    きフイルムユニットにおいて、 前記パトローネは、写真フイルムの先端まで巻き込んだ
    後にはスプールの回転によって写真フイルムを先端から
    送り出す手段を備えるとともに、現像処理済みの写真フ
    イルムを収納する容器に用いられ、かつ前記パトローネ
    には現像済みの写真フイルムが収納されたことを表す表
    示手段が設けられていることを特徴とするレンズ付きフ
    イルムユニット。
JP3414494A 1994-02-07 1994-02-07 写真フイルムパトローネ及びこれを用いたレンズ付きフイルムユニット Pending JPH07219147A (ja)

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