JPH07219215A - 網グラビア印刷版 - Google Patents

網グラビア印刷版

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JPH07219215A
JPH07219215A JP2899194A JP2899194A JPH07219215A JP H07219215 A JPH07219215 A JP H07219215A JP 2899194 A JP2899194 A JP 2899194A JP 2899194 A JP2899194 A JP 2899194A JP H07219215 A JPH07219215 A JP H07219215A
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JP
Japan
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shape
cells
cell
ink
shadow
Prior art date
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JP2899194A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Shigeta
龍男 重田
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THINK LAB KK
Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
THINK LAB KK
Think Laboratory Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイライト部の濃淡階調度が改善されるとと
もに、略楕円形をもって最シャドウ部のセルの形状とす
ることができて最シャドウ部のセルの形状がドットパー
セント(印刷面積に対するセル面積の比率)が高いフリ
ーフローセルとなっている網グラビア印刷版。 【構成】 ハイライト部のセルe1 〜e4 の形状が、ド
クターの相対的インク掻き取り方向に長尺となる長穴状
にかつドットパーセントが大きくなるに従い長穴が比例
的に漸次長尺となるように形成されているとともに、最
シャドウ部のセルs11の形状が、概略円弧のスクリン線
が鱗状配列となって断続している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ハイライト部の濃淡階
調度が改善されるとともに最シャドウ部のセルの形状が
ドットパーセント(印刷面積に対するセル面積の比率)
が高いフリーフローセルとなっている網グラビア印刷版
に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は従来の網グラビア印刷版であり、
(a)から(c)はハイライト部、(d)から(f)は
中間調部、(g)から(i)は中間調部を示す。従来の
網グラビア印刷版のハイライト部ないし中間調部のセル
は円形であり、セル内のロール回転方向上流側の際にイ
ンキが盛れないため、ドットパーセント通りの印刷がで
きなかった。特に、ハイライト部の印刷が不良であっ
た。また、シャドウ部においても、ドクターが接するス
クリン線からスクリン線までの距離が大きいので、ドク
ターによるインキの掻き取り時に、ドクターがセルの中
央表層部のインキを掻き取られて、いわゆる中抜けとい
う現象が生じている。さらに、最シャドウ部において
は、スクリン線の交点に対応する印刷箇所は四方のセル
のインキが浸透して白線とならないように埋めておりセ
ルの深度が浅いと白点が微かに残るのでセルの深度を深
くしているので、印刷面におけるインキの平滑性に劣
り、インキの使用量が多く、従って、不経済であり、溶
剤の使用量が多く、溶剤の揮発による地球環境の汚染に
も結びついている。なお、特開昭59−232347号
の網グラビア印刷版や実公平5−41015号の網グラ
ビア印刷版のように、最シャドウ部のセルに付いて、ス
クリン線の交点もしくは近傍を切り欠いてフリーフロー
セルとしてドットパーセントを高めている例があるが、
ハイライト部からシャドウ部までトータル的にドットパ
ーセントを高めている例は存在しない。さらに、最シャ
ドウ部のセルの形状はこれまでのところ正方形ないし菱
形であり、正方形ないし菱形は、同じ面積を占める円形
と比較した場合、輪郭の長さが長いことは幾何学的に自
明である。しかし、円形を整列または斜列にしても円形
と円形の間に余剰の面積が生じてしまい、円形ないし楕
円形をもって最シャドウ部のセルの形状とすることはで
きなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑み案出したもので、本発明は、ハイライト部の濃淡
階調度が改善されるとともに、略楕円形をもって最シャ
ドウ部のセルの形状とすることができて最シャドウ部の
セルの形状がドットパーセント(印刷面積に対するセル
面積の比率)が高いフリーフローセルとなっている網グ
ラビア印刷版を提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、ハイライト部のセルの形状
が、ドクターの相対的インク掻き取り方向に長尺となる
長穴状にかつドットパーセントが大きくなるに従い長穴
が漸次に長尺となるように形成されているとともに、最
シャドウ部のセルの形状が、概略円弧のスクリン線が鱗
状配列となっていることを特徴とする網グラビア印刷版
を提供するものである。 【0005】 【作用】ドクターでインキの掻き取りを行うと、ハイラ
イト部のセルの形状が、ドクターの相対的インク掻き取
り方向に長尺となる長穴状にかつドットパーセント(最
シャドウ部の印刷面積に対するセル面積)が大きくなる
に従い長穴が漸次に長尺となるように形成されているの
で、ハイライト部のセル内にインキが略100%入り込
む。従って、ハイライト部の濃淡階調度が向上する。ま
た、最シャドウ部のセルの形状が、概略円弧のスクリン
線が鱗状配列となっているので、ドットパーセントが高
いフリーフローセルとなり、セル内のインキが下流側の
セルに次々に流動してインキが略100%入り込み濃度
が向上する。 【0006】 【実施例】本発明の網グラビア印刷版の実施例を、図1
を参照して説明する。(a)から(d)はハイライト部
のセルの形状及び配列を示す図であり、(e)から
(h)は中間調部のセルの形状及び配列を示す図であ
り、(i)から(k)はシャドウ部のセルの形状及び配
列を示す図である。この網グラビア印刷版は、(a)か
ら(k)に示すように、ハイライト部からシャドウ部ま
での全てのセルe1 〜e11が千鳥状配列(ドクターの版
面接触線に直交する方向に並列しかつ隣り合う列と列と
がドクター運行方向に半ピッチだけ交互にずれている配
列)に形成されていて、さらに、(a)から(d)に示
すように、ハイライト部のセルe1 〜e4 の形状が、ド
クターの相対的インク掻き取り方向に長尺となる長穴状
にかつドットパーセントが大きくなるに従い長穴が比例
的に漸次長尺となるように形成されているとともに、
(e)から(h)に示すように中間調部のセルe5 〜e
8 の形状、及び(i)から(k)に示すようにシャドウ
部のセルe9 〜e11の形状が、ドットパーセントが大き
くなるに従い前記長穴状の中程から脹み始めて漸次に偏
平円形ないし楕円形となるように形成され、さらに
(k)に示すように最シャドウ部のセルe11の形状が、
概略円弧のスクリン線sが鱗状配列となって断続してい
る。最シャドウ部のセルe11の形状は、偏平円形ないし
楕円形となっているが、従来の最シャドウ部のセルの面
積と同じ大きさに形成されると、概略円弧のスクリン線
sが鱗状配列の占有面積は、図1(i)に示す従来の直
行するスクリン線よりも占有面積がはるかに小さくなり
ドットパーセントが高い。なお、上記のようにドットパ
ーセントが異なるに従いセルの形状も異ならせること
は、レーザ露光によるレジスト画像の形成とその後のエ
ッチングによって形成できる。その他、ロール表面を磁
性粉末を含んだエポキシ樹脂等の硬質プラスチック膜で
形成してヤグレーザ等の高力レーザで直接にセルを彫り
込みその後にクロムメッキしても良い。 【0007】次に、上記のように構成された実施例に係
る網グラビア印刷版の作用を説明する。ハイライト部の
セルe1 〜e4 の形状が、ドクターの相対的インク掻き
取り方向に長尺となる長穴状にかつドットパーセントが
大きくなるに従い長穴が漸次に長尺となるように形成さ
れており、ドクターが接するスクリン線からスクリン線
までの距離が小さいので、ドクターによるインキの掻き
取り時に、ハイライト部のセルs1 〜s4 内にインキが
略100%入り込む。また、中間調部のセルe5 〜e8
の形状及びシャドウ部のセルe9 〜e11の形状が、ドッ
トパーセントが大きくなるに従い前記長穴状の中程から
脹み始めて漸次に偏平円形ないし楕円形となるように形
成されていてしかもセルが千鳥状配列に形成されてい
て、ドクターが接するスクリン線からスクリン線までの
距離が小さいので、ドクターによるインキの掻き取り時
に、ドクターがセルの中央表層部のインキを掻き取るこ
とがなくなり、セル内にインキが略100%入り込み、
いわゆる中抜けという現象が解消する。さらに、最シャ
ドウ部のセルe11の形状が、概略円弧のスクリン線sが
鱗状配列となっているので、ドットパーセントが高いフ
リーフローセルとなり、セル内のインキが下流側のセル
に次々に流動してインキが略100%入り込み濃度が向
上する。 【0008】本発明の網グラビア印刷版は、ロール印刷
版のみでなく、平版も含まれる。本発明は上記実施例に
限定されるものでなく、中間調部が、ドクターの版面接
触線にたいして直交する方向に長尺を保ってハイライト
部からシャドウ部に漸次に変化させる任意の形状であっ
て良い。 【0009】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の網グ
ラビア印刷版によれば、ドクターでインキの掻き取りを
行うと、ハイライト部のセルの形状が、ドクターの相対
的インク掻き取り方向に長尺となる長穴状にかつドット
パーセントが大きくなるに従い長穴が漸次に長尺となる
ように形成されているので、ハイライト部のセル内にイ
ンキが略100%入り込む。従って、ハイライト部の濃
淡階調度が向上する。また、最シャドウ部のセルの形状
が、概略円弧のスクリン線が鱗状配列となっており、ス
クリン線がドクターと平行して延びている所が全く存在
せず、略楕円形の斜配列をもって最シャドウ部のセルの
形状ができており楕円形と楕円形の間に余剰の面積が生
じてしまうことがないので、同じ面積を占める従来の正
方形または菱形のセルと比較した場合、輪郭の長さが短
いことは幾何学的に自明であり、従って、特開昭59−
232347号の網グラビア印刷版や実公平5−410
15号の網グラビア印刷版よりも高いドットパーセント
のフリーフローセルとなり、セル内のインキが下流側の
セルに次々に流動してインキが略100%入り込み濃度
が向上する。 【0010】本発明の網グラビア印刷版の実施態様によ
れば、ハイライト部からシャドウ部までの全てのセルが
千鳥状配列に形成されて、中間調部のセルの形状及びシ
ャドウ部のセルの形状が、ドットパーセントが大きくな
るに従い、ドクターの相対的インク掻き取り方向に長尺
となる長穴状の中程から脹み始めて漸次に偏平円形ない
し楕円形となるように形成され、さらに最シャドウ部の
セルの形状が、概略円弧のスクリン線が鱗状配列となっ
ているので、ハイライト部からシャドウ部までの全範囲
のセルについて、ドクターが接するスクリン線からスク
リン線までの距離が小さくなり、ドクターがセルの中央
表層部のインキを掻き取ることがなくなり、中間調部か
らシャドウ部まで範囲のセル内にインキが略100%入
り込み、インキの転移性が向上しいわゆる中抜けという
現象が解消でき、中間調部及びシャドウ部も濃淡階調度
も向上し、セルの深度を浅くすることができてインキの
使用量を少なくすることができ、印刷物のインキの平滑
性に優れ、セル内のインキが目詰まりが改善される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の網グラビア印刷版に係り、(a)から
(d)はハイライト部のセルの形状及び配列を示す図、
(e)から(h)は中間調部のセルの形状及び配列を示
す図、(i)から(k)はシャドウ部のセルの形状及び
配列を示す図。 【図2】従来の網グラビア印刷版に係り、(a)から
(c)はハイライト部のセルの形状及び配列を示す図、
(d)から(f)は中間調部のセルの形状及び配列を示
す図、(g)から(i)はシャドウ部のセルの形状及び
配列を示す図。 【符号の説明】 e1 〜e4 ・・・ハイライト部のセル、 e5 〜e8 ・・・中間調部のセル、 e9 〜e11 ・・・シャドウ部のセル、 s ・・・スクリン線、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成6年2月9日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 網グラビア印刷版 【特許請求の範囲】 【請求項1】 最シャドウ部のセルの形状が、概略円弧
のスクリン線が鱗状配列となっていることを特徴とする
網グラビア印刷版。 【請求項2】 ハイライト部のセルの形状が、ドクター
の相対的インク掻き取り方向に長尺となる長穴状にかつ
ドットパーセントが大きくなるに従い長穴が漸次に長尺
となるように形成されているとともに、最シャドウ部の
セルの形状が、概略円弧のスクリン線が鱗状配列となっ
ていることを特徴とする網グラビア印刷版。 【請求項3】 ハイライト部からシャドウ部までの全て
のセルが千鳥状配列に形成されて、中間調部のセルの形
状及びシャドウ部のセルの形状が、ドットパーセントが
大きくなるに従い前記長穴状の中程から脹み始めて漸次
に偏平円形ないし楕円形となるように形成されているこ
とを特徴とする〔請求項1〕に記載の網グラビア印刷
版。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、最シャドウ部のセルの
形状がドットパーセント(印刷面積に対するセル面積の
比率)が高いフリーフローセルとなっている網グラビア
印刷版に関するとともに、ハイライト部の濃淡階調度が
改善されるとともに最シャドウ部のセルの形状がドット
パーセントが高いフリーフローセルとなっている網グラ
ビア印刷版に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は従来の網グラビア印刷版であり、
(a)から(c)はハイライト部、(d)から(f)は
中間調部、(g)から(i)は中間調部を示す。従来の
網グラビア印刷版のハイライト部ないし中間調部のセル
は円形であり、セル内のロール回転方向上流側の際にイ
ンキが盛れないため、ドットパーセント通りの印刷がで
きなかった。特に、ハイライト部の印刷が不良であっ
た。また、シャドウ部においても、ドクターが接するス
クリン線からスクリン線までの距離が大きいので、ドク
ターによるインキの掻き取り時に、ドクターがセルの中
央表層部のインキを掻き取られて、いわゆる中抜けとい
う現象が生じている。さらに、最シャドウ部において
は、スクリン線の交点に対応する印刷箇所は四方のセル
のインキが浸透して白線とならないように埋めておりセ
ルの深度が浅いと白点が微かに残るのでセルの深度を深
くしているので、印刷面におけるインキの平滑性に劣
り、インキの使用量が多く、従って、不経済であり、溶
剤の使用量が多く、溶剤の揮発による地球環境の汚染に
も結びついている。なお、特開昭59−232347号
の網グラビア印刷版や実公平5−41015号の網グラ
ビア印刷版のように、最シャドウ部のセルに付いて、ス
クリン線の交点もしくは近傍を切り欠いてフリーフロー
セルとしてドットパーセントを高めている例があるが、
ハイライト部からシャドウ部までトータル的にドットパ
ーセントを高めている例は存在しない。さらに、最シャ
ドウ部のセルの形状はこれまでのところ正方形ないし菱
形であり、正方形ないし菱形は、同じ面積を占める円形
と比較した場合、輪郭の長さが長いことは幾何学的に自
明である。しかし、円形を整列または斜列にしても円形
と円形の間に余剰の面積が生じてしまい、円形ないし楕
円形をもって最シャドウ部のセルの形状とすることはで
きなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑み案出したもので、最シャドウ部のセルの形状がド
ットパーセント(印刷面積に対するセル面積の比率)が
高いフリーフローセルとなっている網グラビア印刷版を
提供すること、並びに、ハイライト部の濃淡階調度が改
善されるとともに、略楕円形をもって最シャドウ部のセ
ルの形状とすることができて最シャドウ部のセルの形状
がドットパーセント(印刷面積に対するセル面積の比
率)が高いフリーフローセルとなっている網グラビア印
刷版を提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本願第一発明は、最シャ
ドウ部のセルの形状が、概略円弧のスクリン線が鱗状配
列となっていることを特徴とする網グラビア印刷版を提
供するものであり、また本願第二発明は、ハイライト部
のセルの形状が、ドクターの相対的インク掻き取り方向
に長尺となる長穴状にかつドットパーセントが大きくな
るに従い長穴が漸次に長尺となるように形成されている
とともに、最シャドウ部のセルの形状が、概略円弧のス
クリン線が鱗状配列となっていることを特徴とする網グ
ラビア印刷版を提供するものである。 【0005】 【作用】本願第一発明は、ドクターでインキの掻き取り
を行うと、最シャドウ部のセルの形状が、概略円弧のス
クリン線が鱗状配列となっているので、ドットパーセン
トが高いフリーフローセルとなり、セル内のインキが下
流側のセルに次々に流動してインキが略100%入り込
み濃度が向上する。本願第二発明は、ドクターでインキ
の掻き取りを行うと、ハイライト部のセルの形状が、ド
クターの相対的インク掻き取り方向に長尺となる長穴状
にかつドットパーセント(最シャドウ部の印刷面積に対
するセル面積)が大きくなるに従い長穴が漸次に長尺と
なるように形成されているので、ハイライト部のセル内
にインキが略100%入り込む。従って、ハイライト部
の濃淡階調度が向上する。また、最シャドウ部のセルの
形状が、概略円弧のスクリン線が鱗状配列となっている
ので、ドットパーセントが高いフリーフローセルとな
り、セル内のインキが下流側のセルに次々に流動してイ
ンキが略100%入り込み濃度が向上する。 【0006】 【実施例】本願第一発明及び本願第二発明に共通する網
グラビア印刷版の実施例を、図1を参照して説明する。
(a)から(d)はハイライト部のセルの形状及び配列
を示す図であり、(e)から(h)は中間調部のセルの
形状及び配列を示す図であり、(i)から(k)はシャ
ドウ部のセルの形状及び配列を示す図である。この網グ
ラビア印刷版は、(a)から(k)に示すように、ハイ
ライト部からシャドウ部までの全てのセルe1 〜e11が
千鳥状配列(ドクターの版面接触線に直交する方向に並
列しかつ隣り合う列と列とがドクター運行方向に半ピッ
チだけ交互にずれている配列)に形成されていて、さら
に、(a)から(d)に示すように、ハイライト部のセ
ルe1 〜e4 の形状が、ドクターの相対的インク掻き取
り方向に長尺となる長穴状にかつドットパーセントが大
きくなるに従い長穴が比例的に漸次長尺となるように形
成されているとともに、(e)から(h)に示すように
中間調部のセルe5 〜e8 の形状、及び(i)から
(k)に示すようにシャドウ部のセルe9 〜e11の形状
が、ドットパーセントが大きくなるに従い前記長穴状の
中程から脹み始めて漸次に偏平円形ないし楕円形となる
ように形成され、さらに(k)に示すように最シャドウ
部のセルe11の形状が、概略円弧のスクリン線sが鱗状
配列となって断続している。最シャドウ部のセルe11の
形状は、偏平円形ないし楕円形となっているが、従来の
最シャドウ部のセルの面積と同じ大きさに形成される
と、概略円弧のスクリン線sが鱗状配列の占有面積は、
図1(i)に示す従来の直行するスクリン線よりも占有
面積がはるかに小さくなりドットパーセントが高い。な
お、上記のようにドットパーセントが異なるに従いセル
の形状も異ならせることは、レーザ露光によるレジスト
画像の形成とその後のエッチングによって形成できる。
その他、ロール表面を磁性粉末を含んだエポキシ樹脂等
の硬質プラスチック膜で形成してヤグレーザ等の高力レ
ーザで直接にセルを彫り込みその後にクロムメッキして
も良い。 【0007】次に、上記のように構成された実施例に係
る網グラビア印刷版の作用を説明する。ハイライト部の
セルe1 〜e4 の形状が、ドクターの相対的インク掻き
取り方向に長尺となる長穴状にかつドットパーセントが
大きくなるに従い長穴が漸次に長尺となるように形成さ
れており、ドクターが接するスクリン線からスクリン線
までの距離が小さいので、ドクターによるインキの掻き
取り時に、ハイライト部のセルs1 〜s4 内にインキが
略100%入り込む。また、中間調部のセルe5 〜e8
の形状及びシャドウ部のセルe9 〜e11の形状が、ドッ
トパーセントが大きくなるに従い前記長穴状の中程から
脹み始めて漸次に偏平円形ないし楕円形となるように形
成されていてしかもセルが千鳥状配列に形成されてい
て、ドクターが接するスクリン線からスクリン線までの
距離が小さいので、ドクターによるインキの掻き取り時
に、ドクターがセルの中央表層部のインキを掻き取るこ
とがなくなり、セル内にインキが略100%入り込み、
いわゆる中抜けという現象が解消する。さらに、最シャ
ドウ部のセルe11の形状が、概略円弧のスクリン線sが
鱗状配列となっているので、ドットパーセントが高いフ
リーフローセルとなり、セル内のインキが下流側のセル
に次々に流動してインキが略100%入り込み濃度が向
上する。 【0008】本発明の網グラビア印刷版は、ロール印刷
版のみでなく、平版も含まれる。本発明は上記実施例に
限定されるものでなく、中間調部が、ドクターの版面接
触線にたいして直交する方向に長尺を保ってハイライト
部からシャドウ部に漸次に変化させる任意の形状であっ
て良い。 【0009】 【発明の効果】以上説明してきたように、本願第一発明
の網グラビア印刷版によれば、ドクターでインキの掻き
取りを行うと、最シャドウ部のセルの形状が、概略円弧
のスクリン線が鱗状配列となっており、スクリン線がド
クターと平行して延びている所が全く存在せず、略楕円
形の斜配列をもって最シャドウ部のセルの形状ができて
おり楕円形と楕円形の間に余剰の面積が生じてしまうこ
とがないので、同じ面積を占める従来の正方形または菱
形のセルと比較した場合、輪郭の長さが短いことは幾何
学的に自明であり、従って、特開昭59−232347
号の網グラビア印刷版や実公平5−41015号の網グ
ラビア印刷版よりも高いドットパーセントのフリーフロ
ーセルとなり、セル内のインキが下流側のセルに次々に
流動してインキが略100%入り込み濃度が向上する。
また、本願第二発明の網グラビア印刷版によれば、ドク
ターでインキの掻き取りを行うと、ハイライト部のセル
の形状が、ドクターの相対的インク掻き取り方向に長尺
となる長穴状にかつドットパーセントが大きくなるに従
い長穴が漸次に長尺となるように形成されているので、
ハイライト部のセル内にインキが略100%入り込む。
従って、ハイライト部の濃淡階調度が向上する。また、
最シャドウ部のセルの形状が、概略円弧のスクリン線が
鱗状配列となっており、スクリン線がドクターと平行し
て延びている所が全く存在せず、略楕円形の斜配列をも
って最シャドウ部のセルの形状ができており楕円形と楕
円形の間に余剰の面積が生じてしまうことがないので、
同じ面積を占める従来の正方形または菱形のセルと比較
した場合、輪郭の長さが短いことは幾何学的に自明であ
り、従って、特開昭59−232347号の網グラビア
印刷版や実公平5−41015号の網グラビア印刷版よ
りも高いドットパーセントのフリーフローセルとなり、
セル内のインキが下流側のセルに次々に流動してインキ
が略100%入り込み濃度が向上する。 【0010】本願第二発明の網グラビア印刷版の実施態
様によれば、ハイライト部からシャドウ部までの全ての
セルが千鳥状配列に形成されて、中間調部のセルの形状
及びシャドウ部のセルの形状が、ドットパーセントが大
きくなるに従い、ドクターの相対的インク掻き取り方向
に長尺となる長穴状の中程から脹み始めて漸次に偏平円
形ないし楕円形となるように形成され、さらに最シャド
ウ部のセルの形状が、概略円弧のスクリン線が鱗状配列
となっているので、ハイライト部からシャドウ部までの
全範囲のセルについて、ドクターが接するスクリン線か
らスクリン線までの距離が小さくなり、ドクターがセル
の中央表層部のインキを掻き取ることがなくなり、中間
調部からシャドウ部まで範囲のセル内にインキが略10
0%入り込み、インキの転移性が向上しいわゆる中抜け
という現象が解消でき、中間調部及びシャドウ部も濃淡
階調度も向上し、セルの深度を浅くすることができてイ
ンキの使用量を少なくすることができ、印刷物のインキ
の平滑性に優れ、セル内のインキが目詰まりが改善され
る。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の網グラビア印刷版に係り、(a)から
(d)はハイライト部のセルの形状及び配列を示す図、
(e)から(h)は中間調部のセルの形状及び配列を示
す図、(i)から(k)はシャドウ部のセルの形状及び
配列を示す図。 【図2】従来の網グラビア印刷版に係り、(a)から
(c)はハイライト部のセルの形状及び配列を示す図、
(d)から(f)は中間調部のセルの形状及び配列を示
す図、(g)から(i)はシャドウ部のセルの形状及び
配列を示す図。 【符号の説明】 e1 〜e4 ・・・ハイライト部のセル、 e5 〜e8 ・・・中間調部のセル、 e9 〜e11 ・・・シャドウ部のセル、 s ・・・スクリン線、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハイライト部のセルの形状が、ドクター
    の相対的インク掻き取り方向に長尺となる長穴状にかつ
    ドットパーセントが大きくなるに従い長穴が漸次に長尺
    となるように形成されているとともに、最シャドウ部の
    セルの形状が、概略円弧のスクリン線が鱗状配列となっ
    ていることを特徴とする網グラビア印刷版。 【請求項2】 ハイライト部からシャドウ部までの全て
    のセルが千鳥状配列に形成されて、中間調部のセルの形
    状及びシャドウ部のセルの形状が、ドットパーセントが
    大きくなるに従い前記長穴状の中程から脹み始めて漸次
    に偏平円形ないし楕円形となるように形成されているこ
    とを特徴とする〔請求項1〕に記載の網グラビア印刷
    版。
JP2899194A 1994-02-01 1994-02-01 網グラビア印刷版 Pending JPH07219215A (ja)

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