JPH07219380A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH07219380A
JPH07219380A JP917494A JP917494A JPH07219380A JP H07219380 A JPH07219380 A JP H07219380A JP 917494 A JP917494 A JP 917494A JP 917494 A JP917494 A JP 917494A JP H07219380 A JPH07219380 A JP H07219380A
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JP
Japan
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roll
fixing
endless belt
fixing roll
pressure
Prior art date
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JP917494A
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English (en)
Inventor
Shozo Yamamoto
省三 山本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥離装置を使用することなく定着ロールの表
面から記録媒体を剥離可能なことは勿論のこと、定着ロ
ールの歪みに伴う画像ずれの発生を防止することがで
き、しかもコストの増加や定着ロール等を駆動する駆動
力の無駄な消費のない定着装置を提供することを目的と
する。 【構成】 エンドレスベルトを張架する複数のロールの
うち、圧力ロールの上流側に位置するロールの回転力を
利用して他の駆動機構を駆動することにより、定着ロー
ルに圧接する圧力ロールの領域におけるエンドレスベル
トの搬送に制動力を作用させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置において、記録媒体上の
未定着トナー像を接触加熱定着するいわゆる加熱ロール
型の定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記複写機やプリンタ等の画像形
成装置においては、記録用紙上に転写された未定着トナ
ー像を定着して永久画像にする必要があるが、この定着
装置としては、特開昭52−69337号公報、特開昭
60−151677号公報、特開昭60−151681
号公報、特開昭62−14675号公報、実開昭60−
104852号公報等、及び、実開平2−30961号
公報等に開示されているように、定着ロールにエンドレ
スベルトを圧接させ、当該定着ロールとエンドレスベル
トとの間に形成される長いニップ部に、未定着トナー像
が転写された記録用紙を通過させることにより、未定着
トナー像に熱と圧力を長い時間作用させて、未定着トナ
ー量の多いカラー画像であっても定着を良好に行えるよ
うに構成したものが既に種々提案されている。
【0003】しかし、上記提案に係る定着装置の場合に
は、定着ロールとエンドレスベルトとの間に形成される
長いニップ部によって、記録用紙上の未定着トナー像に
熱と圧力を長い時間作用させて、未定着トナー量の多い
カラー画像であっても定着を良好に行える反面、特に未
定着トナー量の多いカラー画像の場合には、トナーが接
着剤の役割を果たして記録用紙が定着ロールに付着しや
すいため、剥離爪を用いて記録用紙を定着ロールから確
実に剥離する必要があるが、この剥離爪によって記録用
紙上に定着された画像が損傷を受け、画質が劣化してし
まうという問題点を有している。
【0004】そこで、本発明者らは、上記の問題点を解
決するため、次のような定着装置を既に提案している
(特願平3−252097号)。
【0005】この定着装置は、図6に示すように、転写
材100上の未定着トナー像101を定着する熱定着ロ
ール型定着装置において、0.5mm以上の弾性体10
2が被覆された熱定着ロール103と、複数の支持ロー
ル104〜107によって張架された耐熱ベルト108
とを設け、該耐熱ベルト108と前記定着ロール103
との間にニップを形成するよう耐熱ベルト108を定着
ロール103の廻りに所定角度だけ巻付け、前記ニップ
の出口において前記耐熱ベルト108内側に圧力ロール
107を配設し、該圧力ロール107を前記耐熱ベルト
108を介して前記熱定着ロール103に圧接すること
により、前記熱定着ロール103の弾性体102に歪み
を生じさせるように構成した所謂ベルトニップフューザ
ーである。
【0006】この定着装置は、白黒画像に限らず、カラ
ー複写機にも適用可能な新規のベルトニップ方式の定着
装置であり、当該定着装置は、圧力ロール107を耐熱
ベルト108を介して熱定着ロール103に圧接するこ
とにより、前記熱定着ロール103の弾性体102に歪
みを生じさせて、熱定着ロール103から記録用紙を用
紙自身の剛性によって剥離させることができ、多量のト
ナーがのった紙厚が薄く、紙の腰の弱い記録用紙を発色
定着させる場合でも、剥離爪を必要とせず、ベルトニッ
プの出口において、何らの剥離装置を用いずに剥離でき
る(以下、このことを「セルフストリッピング」と言
う)という特徴と有するベルトニップ方式の定着装置で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記本出願人の提案に係る定着装置の場合には、耐
熱ベルト108と前記定着ロール103との間にニップ
を形成するよう耐熱ベルト108を定着ロール103の
廻りに所定角度だけ巻付け、前記ニップの出口において
前記耐熱ベルト108内側に圧力ロール107を配設
し、該圧力ロール107を前記耐熱ベルト108を介し
て前記熱定着ロール103に圧接することにより、前記
熱定着ロール103の弾性体102に歪みを生じさせる
ように構成されている。
【0008】ところで、本発明者らは、このベルトニッ
プ方式の定着装置を実際に試作し、圧力ロール107の
荷重を変えて定着実験を行ったところ、上記本出願人の
提案に係るベルトニップ方式の定着装置では、新たな画
像欠陥の問題があることを見出した。それは圧力ロール
107の荷重を増大させていくと、ある荷重以上から転
写材100上に定着されるトナー像101がずれてしま
う画像ずれが生じるという問題である。
【0009】本発明者らが画像ずれと圧力ロールの荷重
との関係を調べた結果を図8に示す。
【0010】また、この画像ずれが発生するメカニズム
に関して本発明者らは、次のように考えた。
【0011】一般に、図7に示すように、弾性体ロール
120の表面に圧力ロール121を圧接させると、弾性
体ロール120の表面は、圧力ロール121から受ける
圧接力によって歪み変形する。このように、弾性体ロー
ル120の表面に歪み変形が発生すると、その分だけ弾
性体ロール120の周長が長くなる。いま、弾性体ロー
ル120の半径をrとすると、弾性体ロール120の変
形前の周長Lは、L=2πrであるのに対し、弾性体ロ
ール120の変形後の周長L’は、L’=2πr(1+
ε)となる。したがって、歪み量εは、ε=(L’−
L)/L=L’/L−lとなる。そして、弾性体ロール
120の表面速度は、その歪みεの影響を受け、弾性体
の円周方向に歪みεが存在すると、この歪みεが存在す
る部分の表面速度Vは、V=(1+ε)V0 となる。こ
こで、V0 は歪みがないε=0の状態での表面速度を示
すものである。
【0012】ところで、上記提案に係るベルトニップ方
式の定着装置では、ニップ出口において圧力ロール10
7からの荷重を受け、円周方向に歪みが発生している。
そして、この歪みが発生している部分の速度Vと、ベル
ト108だけとのニップ域との速度V0 (ここではε=
0である)との間には、わずかながら速度差が存在す
る。このように、同一のベルトニップ内部でニップの入
口側と出口側とで定着ロール107の表面速度に差が存
在する場合には、その速度差がある値より大きくなる
と、それまで定着ロールの表面に密着していた紙は、そ
の速度差を吸収できなくなり、ニップ圧の高いつまり搬
送力の強い圧力ロール107が圧接している歪み部分の
表面速度で搬送されてしまい、ついには画像ずれが生じ
てしまうという仮説である。
【0013】なお、ある荷重における弾性体ロールの表
面歪みは、次の様にして実測が可能である。一般に、ハ
ードロールとソフトロールがある荷重のもとで圧接して
いる場合には、ニップ域でソフトロール表面は弾性変形
し、その表面の円周方向はある歪みεを生ずる。この状
態でロール対を回転させニップ域に記録紙が通過する
と、記録紙は歪みを生じたニップ域で搬送される。この
ため、歪みを生じた弾性体ロール1回転で送り出される
記録用紙の長さL’は、実際にロール周長(ε=0の場
合)の長さLより円周方向の歪みε分だけ搬送量が大き
くなる。
【0014】つまり、 ε={弾性体ロール1回転で送り出される記録用紙の長
さL/弾性体ロールの周長(ε=0の場合)}−1 ということになる。この式から実際の歪みεが実測可能
となる。この発明での歪みεはこの測定法の値である。
なお、実際のベルトニップフューザーで歪みεを測定す
る場合には、ベルトの張力をゼロにして測定する必要が
ある。
【0015】そこで、本発明者らは、上述した問題点を
解決するために、弾性体を被覆した定着ロールに、複数
のロールによって張架されたエンドレスベルトの一部を
巻付けてニップ部を形成するとともに、前記ニップ部の
出口部分に前記エンドレスベルトの内周側から当該エン
ドレスベルトを介して圧力ロールを前記定着ロールに圧
接してなる定着装置において、前記定着ロールに圧接す
る圧力ロールの領域におけるエンドレスベルトの搬送に
制動力を作用させる制動力印加手段を設けるように構成
した定着装置について既に提案している(特願平5−3
6699号)。
【0016】この定着装置は、定着ロールに圧接する圧
力ロールの領域におけるエンドレスベルトの搬送に制動
力を作用させる制動力印加手段を設けるように構成され
ているので、ニップ部の出口部分に前記エンドレスベル
トの内周側から当該エンドレスベルトを介して圧力ロー
ルを前記定着ロールに圧接し、定着ロールの弾性体を歪
み変形させて転写媒体を定着ロール上からひとりでに剥
離するように構成した場合でも、前記制動力印加手段に
よって定着ロールに圧接する圧力ロールの領域における
エンドレスベルトの搬送に制動力を作用させることがで
き、弾性体を歪み変形分だけ圧力ロールの領域における
定着ロールのベルト搬送速度が速くなるのを抑制するこ
とができ、定着ロールとベルトのニップ部において画像
ずれが発生するのを防止することができるようになって
いる。
【0017】しかし、この提案に係る定着装置の場合に
は、定着ロールに圧接する圧力ロールの領域におけるエ
ンドレスベルトの搬送に制動力を作用させる制動力印加
手段を新たに設ける必要があるため、その分コストが増
加するとともに、定着ロールの回転に従動するエンドレ
スベルトの搬送に制動を加えるため、その分のエネルギ
ーが無駄に消費されることになり、定着ロール等の駆動
力を有効に利用することができないという問題点を有し
ている。
【0018】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、剥離装置を使用することなく定着ロールの表面
から記録媒体を剥離可能なことは勿論のこと、定着ロー
ルの歪みに伴う画像ずれの発生を防止することができ、
しかもコストの増加や定着ロール等を駆動する駆動力の
無駄な消費のない定着装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
弾性体を被覆した定着ロールに、複数のロールによって
張架されたエンドレスベルトの一部を巻付けてニップ部
を形成するとともに、前記ニップ部の出口部分に前記エ
ンドレスベルトの内周側から当該エンドレスベルトを介
して圧力ロールを前記定着ロールに圧接してなる定着装
置において、前記エンドレスベルトを張架する複数のロ
ールのうち、圧力ロールの上流側に位置するロールの回
転力を利用して他の駆動機構を駆動することにより、定
着ロールに圧接する圧力ロールの領域におけるエンドレ
スベルトの搬送に制動力を作用させるように構成されて
いる。
【0020】上記圧力ロールの上流側に位置するロール
の回転力を利用して駆動される他の駆動機構としては、
例えば、定着ロールの表面に離型剤を供給する離型剤供
給装置が用いられる。
【0021】
【作用】この発明においては、エンドレスベルトを張架
する複数のロールのうち、圧力ロールの上流側に位置す
るロールの回転力を利用して他の駆動機構を駆動するこ
とにより、定着ロールに圧接する圧力ロールの領域にお
けるエンドレスベルトの搬送に制動力を作用させるよう
に構成されているので、定着ロールに圧接する圧力ロー
ルの領域におけるエンドレスベルトの搬送に制動力を作
用させる制動力作用手段を別個に設ける必要がないの
で、コストの増加や定着ロール等を駆動する駆動力を無
駄に消費することがなく、しかも、剥離装置を使用する
ことなく定着ロールの表面から記録媒体を剥離すること
ができ、更には、定着ロールの歪みに伴う画像ずれの発
生を防止することができる。
【0022】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0023】図2はこの発明に係る定着装置の一実施例
を示すものである。
【0024】図において、1は熱定着ローラを示すもの
であり、この熱定着ローラ1は、駆動モータ27によっ
て矢印方向に沿って所定の速度たとえば250mm/s
ecの速度で回転駆動されるようになっている。上記熱
定着ローラ1は、例えば、外径46mm、内径40mm
のアルミニウム製円筒3を備えており、このアルミニウ
ム製円筒3の表面には、弾性体層20としてHTVシリ
コンゴム(ゴム硬度45度)が2mmの厚さに被覆され
ているとともに、この弾性体層20の表面には、さらに
トップコート層21としてシリコンRTVゴムが50μ
mの厚さにデイップコートされており、このトップコー
ト層21の表面は、鏡面状態に近い状態に仕上げられて
いる。
【0025】また、上記アルミニウム製円筒3の内部に
は、加熱源として400Wのハロゲンランプ5が配置さ
れており、熱定着ローラ1は、このハロゲンランプ5に
よって表面温度が所定の温度となるように内部から加熱
されるようになっている。上記熱定着ローラ1の表面温
度は、当該熱定着ローラ1の表面接触する温度センサー
6によって検出され、熱定着ローラ1の表面温度が例え
ば150℃となるように図示しない温度コントローラー
により制御するように構成されている。
【0026】さらに、上記熱定着ローラ1の表面には、
離型剤としてジメチルシリコンオイル粘度300cs
(KF−96:信越化学製)が、離型剤供給装置9によ
り均一に供給されている。この離型剤供給装置9は、離
型剤9aを収容したオイルパン内に一部浸漬された離型
剤供給ロール9bと、この離型剤供給ロール9bによっ
て供給される離型剤の量を調節するブレード9cと、上
記離型剤供給ロール9bの表面に付着した離型剤9aが
中間ロール9dを介して供給され、熱定着ロール1の表
面に離型剤9aを塗布する離型剤塗布ロール9eとによ
って構成されている。そして、この離型剤供給装置9
は、離型剤塗布ロール9eを回転駆動するとともに、当
該離型剤塗布ロール9eに従動する中間ロール9d及び
離型剤供給ロール9bを回転させることによって、熱定
着ロール1の表面に離型剤9aを塗布供給するようにな
っている。
【0027】また、上記熱定着ローラ1の表面には、耐
熱性のエンドレスベルト15が所定のニップ幅に渡って
圧接するように配置されている。このエンドレスベルト
15は、例えば、厚さ75μm、幅300mm、周長2
88mmのポリイミドフィルムによって形成され、4本
のステンレス製ロール22、23、24、25により、
10kgの張力にて張架されている。上記ステンレス製
ロール22、23、24、25の直径は、それぞれ22
mm、20mm、20mm、18mmとなっている。こ
のうち、直径18mmの圧力ロール25は、加圧手段と
しての圧縮コイルスプリング26によって定着ロール1
の中心方向に向かって付勢されており、ベルト15を定
着ローラ1に圧着している。また、上記定着ロール1へ
のベルト15の巻き付き角度は、45度に設定されてお
り、このときベルトニップの幅は、19.6mmとなっ
ている。また、ベルトニップの出口は、圧力ロール25
がベルト15を介して20kgの荷重で圧着されてい
る。このため、定着ロール1の弾性体層20は変形し、
その表面には歪みεが発生する。
【0028】この定着ロール1の表面に発生する歪みε
は、前述したように次の式で求められる。 ε={定着ロール1の1回転で送り出される記録用紙の
長さL/定着ロール1の周長(ε=0の場合)}−1 なお、この定着ロール1の表面に発生する歪みεを測定
する場合には、ベルト15の張力をゼロにして測定され
る。
【0029】ところで、この実施例では、エンドレスベ
ルトを張架する複数のロールのうち、圧力ロールの上流
側に位置するロールの回転力を利用して他の駆動機構を
駆動することにより、定着ロールに圧接する圧力ロール
の領域におけるエンドレスベルトの搬送に制動力を作用
させるように構成されている。
【0030】すなわち、上記耐熱性のエンドレスベルト
15を張架する4本のステンレス製ロール22、23、
24、25のうち、圧力ロール25のすぐ上流側に位置
するステンレス製ロール24には、図1及び図3に示す
ように、その回転力を利用して離型剤供給装置を駆動す
るようにギヤ列が取付けられている。
【0031】図1及び図3において、30は駆動モータ
31の駆動軸32に取付られた入力ギヤであり、この入
力ギヤ30には、定着ロール1を回転駆動するための第
1ギヤ33が噛合されている。また、この第1ギヤ33
には、当該第1ギヤ33よりも歯数の少ない第2ギヤ3
4が一体的に設けられている。これらの第1及び第2ギ
ヤ33、34は、軸35にベアリングを介して回転自在
に取付けられている。さらに、上記第2ギヤ34は、第
3ギヤ36に噛合されているとともに、この第3ギヤ3
6には、第4ギヤ37が一体的に回転するように固着さ
れている。この第4ギヤ37は、熱定着ロール1の回転
軸部材1aに固着された駆動ギヤ38に噛合されてい
る。そして、上記入力ギヤ30を駆動モータ31によっ
て回転駆動することにより、第1乃至第4のギヤ33、
34、36、37及び駆動ギヤ38を介して熱定着ロー
ル1を回転駆動するように構成されている。
【0032】上記のごとく熱定着ロール1が回転駆動さ
れると、この熱定着ロール1の回転力が当該熱定着ロー
ル1に圧接する圧力ロール25を介してエンドレスベル
ト15に伝達され、4本のステンレス製ロール22、2
3、24、25によって張架されたエンドレスベルト1
5は、矢印方向に沿って従動回転される。
【0033】さらに、この実施例では、エンドレスベル
ト15を張架するテンションロール24の回転力を利用
して、離型剤供給装置9の離型剤塗布ロール9eを回転
駆動するように構成されている。
【0034】すなわち、上記テンションロール24の回
転軸24aには、図1及び図3に示すように、第5ギヤ
39が取付られており、この第5ギヤ39は、上記第1
及び第2のギヤ33、34が軸支された軸35と同じ軸
35に、回転自在に軸支された第6ギヤ40に噛合され
ている。また、この第6ギヤ40は、上記第4のギヤ3
7の外周に回転自在に軸支された第7ギヤ41に噛合さ
れているとともに、この第7ギヤ41は、第8ギヤ42
及び第9ギヤ43を介して、離型剤供給装置9の離型剤
塗布ロール9eの回転軸9e’に固着された駆動ギヤ4
4に噛合されている。そして、上記熱定着ロール1に従
動回転するテンションロール24の回転力は、第5乃至
第9ギヤ39、40、41、42、43及び駆動ギヤ4
4、更にはギヤ45、46を介して離型剤供給装置9の
離型剤塗布ロール9eに伝達され、このテンションロー
ル24の回転力によって離型剤供給装置9の離型剤塗布
ロール9eが従動回転されるようになっている。
【0035】なお、上記離型剤塗布ロール9eの回転軸
に固着された駆動ギヤ46、及びこれと噛合する45、
44や第9ギヤ43には、大きな回転駆動トルクが作用
するため、これらの駆動ギヤ44や第9ギヤ43として
は、焼結金属等からなる金属製のギヤを用いるのが望ま
しく、又、これら以外のギヤ30、33、…42として
は、回転音の低減やメインテナンス等の観点からプラス
チック製のギヤが用いられる。
【0036】また、上記定着ロール1は、例えば、駆動
モータ27により速度V0 =250mm/secで回転
駆動される。このとき、圧力ロール25とのニップ部の
定着ロール1表面には、歪みε(例えば、セルフストリ
ッピングを行なうのに適した値ε=4%)が生じている
ため、ベルト15の張力をゼロにした場合には、ニップ
部の定着ロール1の表面速度Vεは、Vε=260mm
/sである。この状態でベルト15の張力を元の10k
gに戻し、ベルト15を従動させた場合にニップ部にお
けるベルト15の速度は、254mm/sで従動回転す
る。
【0037】そこで、耐熱性のエンドレスベルト15を
張架する4本のステンレス製ロール22、23、24、
25のうち、圧力ロール25のすぐ上流側に位置するス
テンレス製のテンションロール24の回転力によって、
離型剤供給装置9を駆動することにより、定着ロール1
に圧接するエンドレスベルト15に所定の制動力を作用
させて、定着ロール1とエンドレスベルト15とのニッ
プ部内において速度差が生じるのを極力抑制し、ニップ
部において定着される画像にずれが発生するのを防止す
るようになっている。
【0038】以上の構成において、この実施例に係る定
着装置では、次のようにして、定着部における画像ずれ
の発生が防止される。すなわち、上記定着装置では、図
1に示すように、トナー像50を担持した記録用紙51
が熱定着ローラ1とエンドレスベルト15との間に進入
し、当該熱定着ローラ1とエンドレスベルト15との間
のニップ部を通過する間に熱及び圧力によってトナー像
50が記録用紙51上に定着される。
【0039】そして、上記熱定着ローラ1とエンドレス
ベルト15との間のニップ部において、定着処理された
記録用紙51は、エンドレスベルト15を定着ローラ1
の表面に圧接させる圧力ロール25を通過する際に、定
着ローラ1の表面に圧接される圧力ロール25によっ
て、図5に示すように、熱定着ローラ1の表面から剥離
する方向に凹形状に湾曲される。そのため、上記記録用
紙51の先端は、定着ローラ1の表面から剥離する方向
に凹形状に変形するため、記録用紙51自身の腰(剛
性)によって定着ローラ1の表面から剥離され、すなわ
ちセルフストリッピングされて、エンドレスベルト15
に沿って定着装置から外部に排出される。したがって、
記録用紙51上に定着されるトナーの量が多いカラー画
像の場合であっても、剥離爪等の剥離手段を一切使用す
ることなく、記録用紙51を熱定着ロール1の表面から
確実に剥離することが可能となっている。
【0040】その際、上記エンドレスベルト15を支持
するロール22、23、24、25のうち、圧力ロール
25のすぐ上流側に位置するロール24の回転力によっ
て、離型剤供給装置9が回転駆動されるように構成され
ている。
【0041】上記定着ローラ1は、駆動モータ27によ
って矢印28の方向に例えば速度V 0 =250mm/s
で回転駆動される。このとき、圧力ロール25とのニッ
プ部の定着ロール1表面には、歪みε(例えば、ε=4
%)が生じているため、ベルト15の張力をゼロにした
場合には、ニップ部の定着ロール1の表面速度Vεは、
Vε=260mm/sである。この状態でベルト15の
張力を元の10kgに戻し、ベルト15を従動させた場
合にベルト15の速度は、254mm/sで従動回転す
る。また、ベルト15を張架する4本のステンレス製ロ
ール22、23、24、25のうち、圧力ロール25の
すぐ上流側に位置するステンレス製ロール24の回転力
によって、ギヤ列を介して離型剤供給装置9を回転駆動
することにより、定着ロール1に圧接するエンドレスベ
ルト15に所定の制動力を作用させて、定着ロール1と
エンドレスベルト15とのニップ部内において速度差が
生じるのを極力抑制し、ニップ部において定着される画
像にずれが発生するのを防止することができる。
【0042】ところで、本発明者らは、前述した特願平
5−36699号において、この発明に係る定着装置の
効果を確認するため、図2に示すような定着装置を上記
実施例の条件で試作し、画像ずれの発生状態を調べる実
験を行った。
【0043】この実験の結果、従動速度に対してのベル
ト速度の減少率aと定着ロール1の表面歪みεとの比a
/εを用いて表すと、1/20≦a/ε≦7/10つま
り(1/20)ε≦a≦(7/10)εであり、望まし
くは(2/10)ε≦a≦(5/10)εの範囲に設定
することにより画像ずれを確実に防ぐことが可能である
ことがわかる。また、上記テンションロール24に作用
する制動トルクとしては、1.0〜2.0kg・cmが
最適であることがわかる。
【0044】したがって、上記離型剤塗布ロール9eの
周速は、エンドレスベルト15の移動速度よりも以下の
関係式だけ速く設定することにより、テンションロール
24に画像ずれの発生を防止可能な制動力を作用させる
ことができる。 離型剤塗布ロールの周速≦〔(エンドレスベルトの速
度)/{(1/20)ε≦a≦(7/10)ε} つまり、このような関係式を満たすように、ギヤ列の歯
数等を設定することにより、テンションロール24に所
定の制動力を作用させることができ、画像のずれが発生
するのを防止することができる。
【0045】なお、前記実施例では、テンションロール
24の駆動力によって離型剤供給装置9の離型剤塗布ロ
ール9eを回転駆動するように構成したが、これに限定
されるものではなく、離型剤供給装置9としては、定着
ロール1の表面に接触するウエブによって離型剤を供給
するものなどを用いても勿論よい。
【0046】また、上記テンションロール24の駆動力
によって回転駆動される他の駆動機構としては、離型剤
供給装置に限定されるものではなく、定着装置に記録用
紙51を搬送する搬送装置や、更には画像形成装置に使
用される現像装置等を用いてもよい。
【0047】さらに、前記実施例では、テンションロー
ルの回転力を離型剤供給装置に伝達するための駆動力伝
達手段として、複数枚のギヤからなるギヤ列を用いた場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、チャーンやタイミングベルト等を用いて、テンショ
ンロールの回転力を他の駆動機構に伝達するように構成
しても良いことは勿論である。
【0048】
【発明の効果】この発明は以上の構成及び作用よりなる
もので、剥離装置を使用することなく定着ロールの表面
から記録媒体を剥離可能なことは勿論のこと、定着ロー
ルの歪みに伴う画像ずれの発生を防止することができ、
しかもコストの増加や定着ロール等を駆動する駆動力の
無駄な消費のない定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る定着装置の一実施例を
示す駆動系の正面構成図である。
【図2】 図2はこの発明に係る定着装置の一実施例を
構成図である。
【図3】 図3は同実施例の駆動系を示す断面構成図で
ある。
【図4】 図4は同実施例の熱定着ロールの駆動系を示
す正面構成図である。
【図5】 図5は定着ロールの変形した状態を示す模式
図である。
【図6】 図6は従来の定着装置を示す構成図である。
【図7】 図7は熱定着ロールの周長の変化を示す説明
図である。
【図8】 図8は画像ずれと圧力ロールの荷重との関係
を示す図表である。
【符号の説明】
1 熱定着ロール、15 エンドレスベルト、20 弾
性体層、22〜25張架ロール、27 駆動モータ、3
0 入力ギヤ、31 駆動モータ、33〜46 ギヤ
列、38 熱定着ロール用駆動ギヤ、44 離型剤供給
用駆動ギヤ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体を被覆した定着ロールに、複数の
    ロールによって張架されたエンドレスベルトの一部を巻
    付けてニップ部を形成するとともに、前記ニップ部の出
    口部分に前記エンドレスベルトの内周側から当該エンド
    レスベルトを介して圧力ロールを前記定着ロールに圧接
    してなる定着装置において、前記エンドレスベルトを張
    架する複数のロールのうち、圧力ロールの上流側に位置
    するロールの回転力を利用して他の駆動機構を駆動する
    ことにより、定着ロールに圧接する圧力ロールの領域に
    おけるエンドレスベルトの搬送に制動力を作用させるよ
    うに構成したことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力ロールの上流側に位置するロー
    ルの回転力を利用して駆動される他の駆動機構が、定着
    ロールの表面に離型剤を供給する離型剤供給装置である
    ことを特徴とする請求項第1項記載の定着装置。
JP917494A 1994-01-31 1994-01-31 定着装置 Pending JPH07219380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5621512A (en) * 1995-03-24 1997-04-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image fixing device having an endless belt and non-rotating pressure-applying member
JP2000352892A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
US7392005B2 (en) * 2005-09-13 2008-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

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JP2000352892A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
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