JPH07220238A - 磁気ヘッド用基板材料 - Google Patents

磁気ヘッド用基板材料

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JPH07220238A
JPH07220238A JP2381994A JP2381994A JPH07220238A JP H07220238 A JPH07220238 A JP H07220238A JP 2381994 A JP2381994 A JP 2381994A JP 2381994 A JP2381994 A JP 2381994A JP H07220238 A JPH07220238 A JP H07220238A
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
magnetic head
parts
substrate material
main component
Prior art date
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Pending
Application number
JP2381994A
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English (en)
Inventor
Heiki Hoshi
兵喜 星
Kazuo Shimoyashiki
一夫 下屋敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼結性、機械加工性、媒体との潤滑性に優れ
た、薄膜技術を用いる磁気ヘッドの基板材料として使用
できる磁気ヘッド用基板材料を提供する。 【構成】 主として薄膜材料をその上に形成して磁気ヘ
ッドを構成するセラミックスの基板材料において、主成
分として、Ti(CN)を10重量%から80重量%の
範囲で含み、残部としてAl2O3を含み、この主成分1
00重量部に対し、Cr2O3、TiO2、Y2O3、Mg
Oの少なくとも一種を1重量部から5重量部含み低い焼
結温度で製造できる磁気ヘッド用基板材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドに用いられ
る基板材料に関係し、特に薄膜磁気ヘッド等に用いられ
る非磁性の磁気ヘッド用基板材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の材料には、高強度で、か
つ良好な耐薬品性を示すAl2O3−TiC系セラミック
スが用いられている。この用途では、高強度で耐薬品性
を持つ外に、技術が高度化するに従い、薄膜等を用いた
マイクロ技術が必要となり微細な加工に耐えるものが要
求されている。この種のAl2O3−TiC系セラミック
スは、硬度が高過ぎるために記録媒体の摩耗を引き起し
易いと云う問題がある。又、微細なパターンに用いる基
板材料としては緻密なものが要求され、緻密なものを得
るには、焼結性が悪いために1850〜1900℃の高
温での焼結が不可欠となり、製造設備が高価で、操業費
用も高く原価高になり、機械加工性が悪いために、歩留
も悪く、又、小型化の要求に対応ができないこと、等の
問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
問題点を解消して、焼結性、機械加工性、媒体との潤滑
性に優れた、薄膜技術を用いる磁気ヘッドの基板材料と
して使用できる磁気ヘッド用基板材料を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた研究の成果で、Al2O3−TiC
系セラミックスの欠点を除去したものである。本発明
は、Al2O3とTi(CN)とからなる主成分に対し、
Cr2O3,TiO2,Y2O3,MgOの少なくとも一種
を添加し焼結することを特徴とする。即ち、本発明は、
主として薄膜をその上に形成して磁気ヘッドを構成する
セラミックス基板の材料において、主成分として、Ti
(CN)を10重量部から80重量部の範囲で含み、残
部としてAl2O3を含み、この主成分100重量部に対
し、Cr2O3、TiO2、Y2O3、MgOの少なくとも
一種を1重量部から5重量部の範囲で含むことを特徴と
する磁気ヘッド用基板材料である。
【0005】
【作用】本発明はAl2O3とTi(CN)を主成分とす
ることにより、結晶粒径や加工性や耐摩耗性が、低い焼
結温度でも改善され、更に添加物により相対密度、硬
度、抗折強度等の機械特性も低い焼結温度でも改善でき
た。本発明において、Ti(CN)を主成分として選択
したのは、従来のTiCを用いた材料より焼結性が良好
であり、さらに自己潤滑性がみられ、結晶粒径が均一で
小さくすることが可能であると判明したためである。し
かし、Ti(CN)+Al2O3系のみでは、TiC+A
l2O3に添加物を加えた従来の材料よりは改善されるが
硬度が低く不十分である。この系において、Ti(C
N)の範囲を限定したのは、10重量部未満では、ビッ
カース硬度が2000以上になり改善が期待できず、8
0重量部を越えると、焼結性が著しく悪化するからであ
る。また、本発明において、添加物として、Cr2O3,
TiO2,Y2O3,MgOの少なくとも一種を添加する
ことにより、焼結性、結晶組織、密度、機械加工程等が
更に改善される。ここで添加物の量をTi(CN)とA
l2O3から成る主成分100重量部に対して1重量部か
ら5重量部の範囲と限定したのは、1重量部未満の場合
は、焼結性は、改善されず、焼結密度の低下をもたら
す。一方5重量部を越えると、粒成長効果が著しくな
り、加工時にチッピングが多発するからである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って詳細に説明す
る。表1は、以下に説明する本発明の実施例と比較例及
び従来例の試料の組成を示した表である。ここで組成A
は、主成分を示しており、Al2O3とTi(CN)をあ
わせて100重量部とした時のAl2O3とTiCの重量
比を示している。また組成Bは、Aを100重量部とし
た時のAに対する添加物Bの重量比を示している。
【0007】
【表1】
【0008】平均粒径0.1〜0.3μm、純度99%
以上のAl2O3、TiC、Ti(CN)、Cr2O3、T
iO2、Y2O3、MgOの各粉末原料を表1に示す組成
比となる様に秤量し、本発明の実施例の試料No.1〜
No.10及び比較例としてのNo.11からNo.1
4及び従来例としてのNo.15の各試料を作成した。
各試料を所定の組成比となる様に秤量し、エタノールを
溶媒とし、ボールミルにて20〜40時間混合した。こ
れを濾過、乾燥後、整粒し、混合粉末を作製した。次に
得られた混合粉末を、グラファイトカーボン製の型に充
てんし、試料No.1〜No.14は1700℃の温度
で試料No.15は1900℃で、2時間、100kg
/cm2の圧力でホットプレス焼結を行い、φ3インチ
×6mmの試料を作製した。以上の工程より得られた試
料の材料特性の評価として、アレキメデス法による相対
密度、SEMによる結晶粒子径、ビッーカース硬度(H
v)、3点曲げ法による抗折強度(F)の測定を行っ
た。また、各試料より、5×5×20mmの角柱を切り
出した後、これらの角柱の隣接する5×20mmの2面
を鏡面加工し、稜部に生じた2×2μm以上のチッピン
グ数を1000倍の倍率を有する光学顕微鏡を用いてカ
ウントして1cm当りの発生率に換算し、加工性の評価
とした。さらに、各試料より、ヘッド形状のチップを切
断加工し、これを金属系の媒体に一定圧力で接触させ3
600r.p.mで一定時間摺動させた後、媒体の重量減
少量を測定し、摺動性の評価とした。尚、評価は一般に
用いられているAl2O3−TiC系のNo.15の試料
を用いたときの媒体の摩耗量の値を基準とし、この値を
100とした相対評価を行った。表2にこれらの材料特
性の評価結果を示す。
【0009】
【表2】
【0010】試料No.1〜10の本発明の実施例と従
来例No.15の比較からわかる様に、Ti(CN)を
10〜80重量部含み残部Al2O3からなる試料は、N
o.15のAl2O3−TiC系の従来の材料に比べ、結
晶粒径が小さく、摩耗テストの媒体の摩耗量が改善され
ていることがわかる。さらに、従来より約200℃低い
1700℃でホットプレス焼結しているにもかかわら
ず、相対密度が、99.96〜99.98%と高く、ビ
ッカース硬度抗折強度も高く、チッピング発生率も改善
していることがわかる。実施例の試料と、Ti(CN)
の少ないNo.11、Ti(CN)の多いNo.12の
試料とを比較すると、Ti(CN)が10重量部より少
ない場合は、ビッカース硬度(Hv)は小さく、抗折強
度も小さいことがわかる。一方、Ti(CN)が80重
量部より多い場合は、焼結性が悪く、相対密度が低くな
っている。その結果、抗折強度が小さくなっている。本
発明の実施例のNo.1〜No.10の試料と比較し
て、Cr2O3、TiO2、Y2O3、MgOの無添加のN
o.14の試料、及び、Cr2O3、TiO2、Y2O3、
MgOの少なくとも一種類の添加量が5重量部を越えた
No.13の試料を比較すると、無添加の場合は、耐摩
耗性は改善されているが焼結性が悪く、相対密度が低い
ことがわかる。一方5重量部を越えると、結晶粒径が粗
大化し従来の材料のレベルに低下している。また、チッ
ピング発生量も、従来の材料のNo.15より改善され
てはいるが、多いことがわかる。以上、Ti(CN)を
10〜80重量部含み、残部Al2O3よりなる主成分1
00重量部に対し、Cr2O3、TiO2、Y2O3、Mg
Oの少なくとも一種を1〜5重量部添加することによ
り、高硬度、高強度にもかかわらず、媒体との潤滑性に
優れ、かつ、機械加工性の良好な高密度、薄膜磁気ヘッ
ド用基板材料が得られることがわかる。本実施例におい
て、試料の作成方法として、ホットプレス焼結を用いた
が、ホットプレス焼結の圧力条件を変更したり、HIP
焼結法を用いて試料を作成した場合でも上記と同様の改
善が見られた。
【0011】
【発明の効果】以上の結果から明らかな様に、本発明に
よれば小粒径で機械加工性に優れ、高硬度、高強度にも
かかわらず、媒体との潤滑性に優れ、微細な加工に適し
た磁気ヘッド用基板材料が低い焼結温度で得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として薄膜をその上に形成して磁気ヘ
    ッドを構成するセラミックス基板の材料において、主成
    分として、Ti(CN)を10重量部から80重量部の
    範囲で含み、残部としてAl2O3を含み、この主成分1
    00重量部に対し、Cr2O3、TiO2、Y2O3、Mg
    Oの少なくとも一種を1重量部から5重量部の範囲で含
    むことを特徴とする磁気ヘッド用基板材料。
JP2381994A 1994-01-25 1994-01-25 磁気ヘッド用基板材料 Pending JPH07220238A (ja)

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JP2381994A JPH07220238A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 磁気ヘッド用基板材料

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