JPH07221489A - 超電導磁気シールド体 - Google Patents

超電導磁気シールド体

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JPH07221489A
JPH07221489A JP6009307A JP930794A JPH07221489A JP H07221489 A JPH07221489 A JP H07221489A JP 6009307 A JP6009307 A JP 6009307A JP 930794 A JP930794 A JP 930794A JP H07221489 A JPH07221489 A JP H07221489A
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JP
Japan
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magnetic shield
tubular
superconductor
superconducting
cylinder
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JP6009307A
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English (en)
Inventor
Toranosuke Ashizawa
寅之助 芦沢
Takao Nakada
孝夫 中田
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型の焼成炉を用いず、充分な磁気シールド
効果を有する超電導磁気シールド体を提供する。 【構成】 筒状超電導体をその長手方向に二つ以上連結
し、連結部を前記筒状超電導体と同一組成の超電導体材
料で接合して第一の筒状体14を形成し、さらに該第一
の筒状体14の外側又は内側に、他の筒状超電導体をそ
の長手方向に二つ以上連結して挿入し、かつ連結部を前
記筒状超電導体と同一組成の超電導体材料で接合して第
二の筒状体15を形成した多重構造の超電導磁気シール
ド体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電動磁気シールド体に
関する。
【0002】
【従来の技術】人体から発生する微小磁場を測定する生
体磁気計測の場合、地磁気などの外部磁場によるじょう
乱は、微小磁場の精度良い測定に悪影響を与える。これ
を避けるために、外部の磁気雑音を遮蔽するための磁気
シールド体が用いられる。超電導体を用いた磁気シール
ド体は高いシールド効果が得られるため微小磁場の測定
には好都合であり、特に液体窒素温度以上で超電導性を
有する高温超電導体を用いた磁気シールド体が注目され
ている。
【0003】磁気シールド体の形状としては板状、筒
状、箱型、球状等があり、生体磁気測定の場合、筒状の
磁気シールド体の検討が進んでいる。このような目的で
用いられる磁気シールド体の性能としては、周囲の環境
雑音を10-12T程度の磁場にする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生体磁気計測に使用さ
れる磁気シールド体の形状は人体を囲む必要から直径が
1〜2m及び長さが2m以上となるため、高温超電導体
でこのような大型の磁気シールド体を製作するためには
高度な技術が必要とされる。そこで、金属などの大型化
しやすい材料を支持体とし、その上に膜状の高温超電導
体層を形成する方法が考えられる。この場合、層の厚い
高温超電導体を形成することは重量増加、価格及び製造
技術の面から不利となる。また金属の支持体上に高温超
電導体層を形成する場合でも直径が1〜2m及び長さが
2m以上の大型品の製造には長さ2m以上にわたって温
度分布の均一な焼成炉が必要となるため、製作が困難と
なる。
【0005】また、複数の超電導体を組み合わせて磁気
シールド体を作製した例(例えば第39回応用物理学関
係連合講演会講演予稿集、29p−V−2、1992年
3月28日〜3月31日)も報告されているが、このも
のにおいても超電導体の隙間からの磁場の漏れによって
充分な磁気シールド効果が得られていなかった。本発明
は上記のような問題点の生じない超電導磁気シールド体
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために種々検討を行った結果、長さの短
い筒状超電導体同士をそれと同一組成の超電導体材料を
用いて接合して長い第一の筒状体を製作し、さらにその
外側又は内側に長さの短い筒状超電導体同士を連結し、
かつ連結部を上記と同様に筒状超電導体と同一組成の超
電導材料を用いて接合することで高い磁気シールド効果
が得られることを見出した。
【0007】本発明は筒状超電導体をその長手方向に二
つ以上連結し、かつ連結部を前記筒状超電導体と同一組
成の超電導体材料で接合して第一の筒状体を形成し、さ
らに該第一の筒状体の外側又は内側に、他の筒状超電導
体をその長手方向に二つ以上連結し、かつ連結部を前記
筒状超電導体と同一組成の超電導体材料で接合して第二
の筒状体を形成した多重構造の超電導磁気シールド体に
関する。
【0008】本発明において第一の筒状体の連結部と第
二の筒状体の連結部とは互いに重なる位置にあっても本
発明の目的は達成できるが、異なる位置になるように組
み合わせると磁気シールド効果の磁場依存性がさらに改
善されるので好ましい。本発明における筒状体の筒状と
は円筒状、角筒、楕円筒等を意味するが、一般的には円
筒状のものが容易に製作できるので好ましい。
【0009】筒状超電導体の接合は、例えば銀製円筒の
外周に超電導体用グリーンシートを加熱圧着したグリー
ンシート積層基材を焼成して筒状超電導体とし、該筒状
超電導体をその長手方向に二つ以上連結し、連結部に筒
状超電導体と同一組成のペーストを塗布又は塗布後焼成
して行なわれる。
【0010】本発明に用いられている超電導体とは主に
高温超電導体を意味するが、この高温超電導体の組成に
ついては特に制限は無く、例えばY−Ba−Cu−O
系、Bi(Pb)−Sr−Ca−Cu−O系、Tl(Pb)
−Sr(Ba)−Ca−Cu−O系等は臨界温度が液体窒
素の沸点以上であるので好ましい。さらに高温超電導体
は大型品の製作が難しいことから、貴金属、金属等の支
持体上に高温超電導体を形成することが好ましい。支持
体材料としては、Ag、Ag合金、Au等の貴金属、F
e−Ni系合金等の耐熱性の高い金属を用いることが好
ましい。なおFe−Ni系合金等の金属製支持体上に直
接高温超電導体を形成すると高温超電導体の剥離、超電
導性の劣化等が生じるため中間層を一層以上設け、その
上面に高温超電導体を形成すればよい。
【0011】中間層としては、支持体と超電導体との熱
膨張差を緩和させ、さらに超電導性の劣化を防げる材質
であれば良く、例えばMgO、ZrO2等のセラミック
ス又はAg、Au等の貴金属あるいはこれらの合金の組
み合わせが用いられる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 実施例1 ビスマス、ストロンチウム、カルシウム及び銅の比率が
原子比で2:2:1:2となるように、Bi23(高純
度化学研究所製、純度99.9%)233.0g、Sr
CO3(高純度化学研究所製、純度99.9%)14
7.6g、CaCO3(高純度化学研究所製、純度9
9.9%)50.1g及びCuO(高純度化学研究所
製、純度99.9%)79.5gを秤量した後、合成樹
脂製ボールミルに合成樹脂製ボール及び蒸留水300g
と共に充てんし、72時間混合した後、100℃で12
時間乾燥して、原料混合粉末を得た。この原料混合粉末
をアルミナ容器に入れ、820℃で24時間仮焼し、次
いで乳鉢で粗粉砕した後、合成樹脂製ボールミルにジル
コニアボール及び酢酸エチル300gと共に充てんし、
24時間粉砕した後、100℃で10時間乾燥して、仮
焼粉末を得た。
【0013】上記の仮焼粉末の一部をアルミナ容器にい
れ窒素気流中、700℃で15時間熱処理してBi系酸
化物粉末とし、このBi系酸化物粉末100重量部に対
して、エチルセルロース(和光純薬製、45cp)を5
重量部及びテルピネオール(和光純薬製、試薬一級)を
20重量部添加し、均一に混合してBi系酸化物ペース
トとした。
【0014】一方上記の仮焼粉末100重量部に対して
ポリビニルブチラール樹脂(和光純薬製、試薬一級)8
重量部、フタル酸エステル(和光純薬製、試薬一級)3
重量部及び1ブタノール50重量部を添加して混合した
後、脱気を行い粘度15Pa・sのスラリーを得た。こ
のスラリーを厚さが180μmのポリエステルフィルム
(東レ製)上に供給し、ドクターブレード法で厚さ0.
2mmの超電導体用グリーンシート(以下グリーンシート
とする)を得た。
【0015】次に図1の(a)に示すように外径60m
m、内径59mm及び長さ90mmの2本の銀製円筒5の外
面に上記のグリーンシートを60℃で30MPaの条件
で加熱圧着し、グリーンシート積層基材1及びグリーン
シート積層基材2(いずれも外径60.4mm、内径60
mm及び長さ90mm)を得た。一方図1の(b)に示すよ
うに外径65mm、内径64mm及び長さ90mmの2本の銀
製円筒6の外面に上記のグリーンシートを上記と同一の
条件で加熱圧着しグリーンシート積層基材3及びグリー
ンシート積層基材4(いずれも外径65.4mm、内径6
5mm及び長さ90mm)を得た。
【0016】上記のグリーンシート積層基材1、2、3
及び4を大気中で500℃までは300℃/時間の速度
で昇温し、ついで100℃/時間の速度で885℃まで
昇温し、885℃で15分間保持した後、850℃まで
5℃/時間の速度で降温し、さらに100℃/時間の速
度で室温まで冷却した後、再び加熱して、窒素気流中で
700℃で15時間熱処理して、図1の(c)及び
(d)に示す超電導円筒7(外径60.12mm、内径6
0mm及び長さ90mm)、超電導円筒8(外径60.12
mm、内径60mm及び長さ90mm)、超電導円筒9(外径
65.12mm、内径65mm及び長さ90mm)及び超電導
円筒10(外径65.12mm、内径65mm及び長さ90
mm)となる部材を得た。
【0017】次に図1の(c)に示すように上記の超電
導円筒7及び8を縦に連結して長さ180mmの円筒と
し、連結部に前記のBi系酸化物ペースト11を厚さ1
00μmに塗布し、大気中で500℃までは300℃/
時間の速度で昇温し、ついで100℃/時間の速度で8
80℃まで昇温し、880℃で15分間保持した後、8
50℃まで5℃/時間の速度で降温し、さらに100℃
/時間の速度で室温まで冷却して接合して複合円筒12
を得た。
【0018】また上記の超電導円筒9及び10について
も上記と同様の方法で連結、接合して図1の(d)に示
すような複合円筒13を得た。この複合円筒12及び1
3を窒素気流中で、700℃で15時間熱処理して第一
の筒状体及び第二の筒状体を得た。
【0019】次に図2に示すように上記の第一の筒状体
14の外側に上記の第二の筒状体15を挿入して二重の
円筒とし、超電導磁気シールド体16を得た。なお図2
において17は接合部である。
【0020】得られた超電導磁気シールド体16の軸方
向に170Hzの磁場を加え、該超電導磁気シールド体
16の中心軸上の磁束密度を測定した。超電導磁気シー
ルド体内16側の磁束密度の測定には、あらかじめ出力
を校正しておいた検知コイルを用いた。また、あらかじ
めホール素子を用いてコイル電流と印加磁場の強さとの
関係を求めておき、加えられた磁場の強さは、コイル電
流から計算して求めた。印加磁場と超電導磁気シールド
体中心点の磁束密度の比からシールド効果を求めた。印
加磁場1×10-5Tの場合の測定結果を図3に示す。図
3に示されるように中心軸上でのシールド効果は円筒の
開口端部から離れるにしたがって増加し、中央では7×
104であった。この値は、開口端からの距離をz、円
筒の直径をdとすると、円筒の開口端からの磁場の漏れ
がexp(7.66z/d)に比例するという関係から
求められる値とほぼ一致する。
【0021】実施例2 実施例1の超電導円筒9及び10に代えて図4に示すよ
うに、左右の超電導円筒の長さを45mm及び中央部の超
電導円筒の長さを90mmの3分割とし、連結部の位置を
超電導円筒7及び8の連結部と互いに異なる位置にする
ようにした以外は実施例1と同様の工程を経て超電導磁
気シールド体18を得た。
【0022】実施例3 連結部に塗布したBi系酸化ペーストの焼き付けを行わ
ない以外は実施例2と同様の工程を経て超電導磁気シー
ルド体を得た。
【0023】次に各実施例で得られた超電導磁気シール
ド体の中心部における磁気シールド効果の印加磁場依存
性を調べた。その結果を図5に示す。その結果、印加磁
場が1×10-5Tの場合、シールド効果は5×104
上であり、良好(通常は5×104以上が良好とされ
る)であった。
【0024】
【発明の効果】本発明になる超電導磁気シールド体は、
大型の焼成炉を必要とせずに大型のものを得ることがで
き、また充分な磁気シールド効果が得られ、工業的に極
めて好適な超電導磁気シールド体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる超電導磁気シールド体
の製造作業状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例になる超電導磁気シールド体
の断面図である。
【図3】図2に示す超電導磁気シールド体の開口端から
の距離とシールド効果との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の他の一実施例になる超電導磁気シール
ド体の断面図である。
【図5】印加磁場とシールド効果との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 グリーンシート積層基材 2 グリーンシート積層基材 3 グリーンシート積層基材 4 グリーンシート積層基材 5 銀製円筒 6 銀製円筒 7 超電導円筒 8 超電導円筒 9 超電導円筒 10 超電導円筒 11 Bi系酸化物ペースト 12 複合円筒 13 複合円筒 14 第1の筒状体 15 第2の筒状体 16 超電導磁気シールド体 17 接合部 18 超電導磁気シールド体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月4日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 超電磁気シールド体
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電磁気シールド体に
関する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状超電導体をその長手方向に二つ以上
    連結し、かつ連結部を前記筒状超電導体と同一組成の超
    電導体材料で接合して第一の筒状体を形成し、さらに該
    第一の筒状体の外側又は内側に、他の筒状超電導体をそ
    の長手方向に二つ以上連結し、かつ連結部を前記筒状超
    電導体と同一組成の超電導体材料で接合して第二の筒状
    体を形成した多重構造の超電動磁気シールド体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第一の筒状体の連結部と
    第二の筒状体の連結部とが重なる位置にある超電動磁気
    シールド体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第一の筒状体の連結部と
    第二の筒状体の連結部とが互いに異なる位置にある超電
    動磁気シールド体。
JP6009307A 1994-01-31 1994-01-31 超電導磁気シールド体 Pending JPH07221489A (ja)

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