JPH07221802A - ディジタル復調器 - Google Patents
ディジタル復調器Info
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- JPH07221802A JPH07221802A JP949694A JP949694A JPH07221802A JP H07221802 A JPH07221802 A JP H07221802A JP 949694 A JP949694 A JP 949694A JP 949694 A JP949694 A JP 949694A JP H07221802 A JPH07221802 A JP H07221802A
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Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 変調波信号がアナログ/ディジタル変換器1
4でサンプリングされて変調波信号データに変換され
る。変調波信号データが乗算データメモリ20および2
2の各上位アドレスに与えられ、下位アドレスには搬送
波位相制御回路16からの位相データが与えられる。乗
算データメモリ20および22は、上位アドレスおよび
下位アドレスで指定されるメモリ領域から、変調波信号
の振幅と搬送波信号の振幅とを乗算した乗算結果データ
を出力する。移動平均型ディジタルフィルタ24および
26によって乗算結果データから変調信号データIおよ
びQが抽出され、 tan-1変換メモリ18がそれに応じて
位相進み/遅れ情報を出力して搬送波位相制御回路16
に与える。したがって、搬送波信号の位相が変調波信号
に含まれる搬送波の位相に追従する。 【効果】 復調器が全てディジタル回路で実現され、さ
らに搬送波信号の位相が正確に制御される。
4でサンプリングされて変調波信号データに変換され
る。変調波信号データが乗算データメモリ20および2
2の各上位アドレスに与えられ、下位アドレスには搬送
波位相制御回路16からの位相データが与えられる。乗
算データメモリ20および22は、上位アドレスおよび
下位アドレスで指定されるメモリ領域から、変調波信号
の振幅と搬送波信号の振幅とを乗算した乗算結果データ
を出力する。移動平均型ディジタルフィルタ24および
26によって乗算結果データから変調信号データIおよ
びQが抽出され、 tan-1変換メモリ18がそれに応じて
位相進み/遅れ情報を出力して搬送波位相制御回路16
に与える。したがって、搬送波信号の位相が変調波信号
に含まれる搬送波の位相に追従する。 【効果】 復調器が全てディジタル回路で実現され、さ
らに搬送波信号の位相が正確に制御される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタル復調器に関
する。より特定的には、この発明は、ディジタル伝送シ
ステムに用いられ、搬送波信号がディジタルベースバン
ド信号で変調された変調波信号を復調する、ディジタル
復調器に関する。
する。より特定的には、この発明は、ディジタル伝送シ
ステムに用いられ、搬送波信号がディジタルベースバン
ド信号で変調された変調波信号を復調する、ディジタル
復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル伝送システムにおいて
は、ディジタルベースバンド信号で搬送波信号を変調す
ることによって、ディジタル情報ないしデータの伝送が
行われている。この変調方式としては、ディジタルベー
スバンド信号(変調信号)に応じて搬送波信号の振幅を
変化させる振幅変調方式(ASK:Amplitude Shift Ke
ying),変調信号に応じて搬送波信号の振幅および位相
をそれぞれ独立して変化させる直交振幅変調方式(QA
M:Quadrature Amplitude Modulation)などの種々の変
調方式がある。
は、ディジタルベースバンド信号で搬送波信号を変調す
ることによって、ディジタル情報ないしデータの伝送が
行われている。この変調方式としては、ディジタルベー
スバンド信号(変調信号)に応じて搬送波信号の振幅を
変化させる振幅変調方式(ASK:Amplitude Shift Ke
ying),変調信号に応じて搬送波信号の振幅および位相
をそれぞれ独立して変化させる直交振幅変調方式(QA
M:Quadrature Amplitude Modulation)などの種々の変
調方式がある。
【0003】このような変調方式において、変調信号に
よって変調された変調波信号S(t)は、次のように表
すことができる。
よって変調された変調波信号S(t)は、次のように表
すことができる。
【0004】
【数1】 S(t)=A(t)・ cos(ωc t+φ(t)) =I(t)・ cosωc t+Q(t)・ sinωc t ここで、I(t)=A(t)・ sinφ(t)、Q(t)
=A(t)・ cosφ(t)、A(t)は振幅、ωc は搬
送波信号の周波数、φ(t)は変調波信号の位相であ
る。
=A(t)・ cosφ(t)、A(t)は振幅、ωc は搬
送波信号の周波数、φ(t)は変調波信号の位相であ
る。
【0005】数1から明らかなように、変調波信号は、
2つの直交した成分の和で表すことができ、第1項を変
調波信号の同相(I相)成分、第2項を変調波信号の直
交位相(Q相)成分と一般に称する。変調波信号からベ
ースバンド信号を復調するためには、同期検波,遅延検
波,周波数検波等が利用可能であるが、衛星通信、衛星
放送など信号対ノイズ比(C/N)が低い条件などで
は、復調性能が良い同期検波が一般に用いられている。
2つの直交した成分の和で表すことができ、第1項を変
調波信号の同相(I相)成分、第2項を変調波信号の直
交位相(Q相)成分と一般に称する。変調波信号からベ
ースバンド信号を復調するためには、同期検波,遅延検
波,周波数検波等が利用可能であるが、衛星通信、衛星
放送など信号対ノイズ比(C/N)が低い条件などで
は、復調性能が良い同期検波が一般に用いられている。
【0006】同期検波方式においては、受信した変調波
信号から、変調波信号の搬送波と周波数および位相が等
しい基準信号を作り出し(搬送波再生)、この基準信号
によって、変調波信号を直交検波することにより、ベー
スバンド信号を取り出す。搬送波を再生するためには、
逓倍方式,コスタス方式,逆変調方式など各種の方式が
利用可能あるが、回路規模や低C/Nにおける性能など
を考慮して、コスタス方式が多く使われている。
信号から、変調波信号の搬送波と周波数および位相が等
しい基準信号を作り出し(搬送波再生)、この基準信号
によって、変調波信号を直交検波することにより、ベー
スバンド信号を取り出す。搬送波を再生するためには、
逓倍方式,コスタス方式,逆変調方式など各種の方式が
利用可能あるが、回路規模や低C/Nにおける性能など
を考慮して、コスタス方式が多く使われている。
【0007】コスタス方式は、図26に示すように、直
交検波器,低域通過フィルタ(LPF),電圧制御発振
器(VCO),ループフィルタ,および乗算器により構
成される。直交検波器およびLPFによって復調された
I相およびQ相のベースバンド信号を乗算し、乗算され
た信号から搬送波と基準信号との位相差に比例した低域
成分をループフィルタにより取り出し、この位相差信号
によりVCOを制御することによって基準信号を搬送波
に同期させる。したがって、コスタス方式を構成する回
路には、フィルタ,VCOなど多くのアナログ回路が用
いられ、たとえば、現在、BS放送のPCM音声用のQ
PSK(Quadrature−PSK)復調器として市販されて
いるIC等では、ICの大部分がアナログ回路により構
成されている。また、これらのICは、一般に、多くの
外付けの部品を必要としている。
交検波器,低域通過フィルタ(LPF),電圧制御発振
器(VCO),ループフィルタ,および乗算器により構
成される。直交検波器およびLPFによって復調された
I相およびQ相のベースバンド信号を乗算し、乗算され
た信号から搬送波と基準信号との位相差に比例した低域
成分をループフィルタにより取り出し、この位相差信号
によりVCOを制御することによって基準信号を搬送波
に同期させる。したがって、コスタス方式を構成する回
路には、フィルタ,VCOなど多くのアナログ回路が用
いられ、たとえば、現在、BS放送のPCM音声用のQ
PSK(Quadrature−PSK)復調器として市販されて
いるIC等では、ICの大部分がアナログ回路により構
成されている。また、これらのICは、一般に、多くの
外付けの部品を必要としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期検波(コス
タス方式)は主としてアナログ回路により構成されるた
め、回路をIC化しても外付け部品が多く必要になり、
小型化には向いていない。また、ICを製造する際には
バイポーラプロセスが用いられるため、そのICの後段
につながるディジタル回路で構成される信号処理部と共
に1つのIC内に収めることは技術的にも、経済的にも
非常に困難である。
タス方式)は主としてアナログ回路により構成されるた
め、回路をIC化しても外付け部品が多く必要になり、
小型化には向いていない。また、ICを製造する際には
バイポーラプロセスが用いられるため、そのICの後段
につながるディジタル回路で構成される信号処理部と共
に1つのIC内に収めることは技術的にも、経済的にも
非常に困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明は、変調波信号
をサンプリングして変調波信号データに変換するアナロ
グ/ディジタル変換手段、搬送波信号の位相データを出
力する第1の位相データ出力手段、変調波信号と搬送波
信号との乗算結果を記憶し、変調波信号データおよび搬
送波位相データによって指定されたアドレスから乗算結
果データを出力する乗算結果データ記憶手段、乗算結果
データから変調波信号に含まれる変調信号のデータを抽
出する変調信号データ出力手段、および変調信号データ
から変調波信号の位相データを出力する第2の位相デー
タ出力手段を備える、ディジタル復調器である。
をサンプリングして変調波信号データに変換するアナロ
グ/ディジタル変換手段、搬送波信号の位相データを出
力する第1の位相データ出力手段、変調波信号と搬送波
信号との乗算結果を記憶し、変調波信号データおよび搬
送波位相データによって指定されたアドレスから乗算結
果データを出力する乗算結果データ記憶手段、乗算結果
データから変調波信号に含まれる変調信号のデータを抽
出する変調信号データ出力手段、および変調信号データ
から変調波信号の位相データを出力する第2の位相デー
タ出力手段を備える、ディジタル復調器である。
【0010】第2発明は、変調波信号をサンプリングし
て変調波信号データに変換するアナログ/ディジタル変
換手段、搬送波信号の位相データを出力する第1の位相
データ出力手段、変調波信号と搬送波信号との乗算結果
を記憶し、変調波信号データおよび搬送波位相データに
よって指定されたアドレスから乗算結果データを出力す
る乗算結果データ記憶手段、乗算結果データの符号を変
化させる符号変化手段、符号変化手段から出力された変
化した符号を有する乗算データに基づいて変調波信号に
含まれる変調信号のデータを抽出する変調信号データ出
力手段、変調信号データから変調波信号の位相データを
出力する第2の位相データ出力手段を備える、ディジタ
ル復調器である。
て変調波信号データに変換するアナログ/ディジタル変
換手段、搬送波信号の位相データを出力する第1の位相
データ出力手段、変調波信号と搬送波信号との乗算結果
を記憶し、変調波信号データおよび搬送波位相データに
よって指定されたアドレスから乗算結果データを出力す
る乗算結果データ記憶手段、乗算結果データの符号を変
化させる符号変化手段、符号変化手段から出力された変
化した符号を有する乗算データに基づいて変調波信号に
含まれる変調信号のデータを抽出する変調信号データ出
力手段、変調信号データから変調波信号の位相データを
出力する第2の位相データ出力手段を備える、ディジタ
ル復調器である。
【0011】
【作用】アナログ/ディジタル変換手段からの変調波信
号データが乗算メモリのたとえば上位アドレスとして与
えられ、第1の位相データ出力手段からの搬送波信号の
位相データが乗算メモリのたとえば下位アドレスに与え
られる。応じて、この乗算メモリから、変調波信号の振
幅値データと搬送波信号の振幅値データとを乗算した乗
算結果データが出力される。
号データが乗算メモリのたとえば上位アドレスとして与
えられ、第1の位相データ出力手段からの搬送波信号の
位相データが乗算メモリのたとえば下位アドレスに与え
られる。応じて、この乗算メモリから、変調波信号の振
幅値データと搬送波信号の振幅値データとを乗算した乗
算結果データが出力される。
【0012】第1発明においてはその乗算結果データが
そのまま、第2発明においては符号変化手段によって符
号が変えられて、たとえば移動平均型ディジタルフィル
タのような変調信号データ出力手段に与えられる。変調
信号データ出力手段は、乗算結果データから不要成分を
除去することによって、変調信号データを抽出する。し
たがって、この変調信号データに基づいて、変調信号
(ディジタルベースバンド信号)を再生ないし復調する
ことができる。
そのまま、第2発明においては符号変化手段によって符
号が変えられて、たとえば移動平均型ディジタルフィル
タのような変調信号データ出力手段に与えられる。変調
信号データ出力手段は、乗算結果データから不要成分を
除去することによって、変調信号データを抽出する。し
たがって、この変調信号データに基づいて、変調信号
(ディジタルベースバンド信号)を再生ないし復調する
ことができる。
【0013】たとえば tan-1変換メモリからなる第2の
位相データ出力手段は、変調信号データに基づいて、変
調波信号の位相データを出力する。したがって、第1の
位相データ出力手段は、この変調波信号の位相データに
応じて、搬送波信号の位相を変調波信号の位相と一致す
るように制御する。
位相データ出力手段は、変調信号データに基づいて、変
調波信号の位相データを出力する。したがって、第1の
位相データ出力手段は、この変調波信号の位相データに
応じて、搬送波信号の位相を変調波信号の位相と一致す
るように制御する。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、復調器全てをディジ
タル化できるため、小型低消費電力化が図れるととも
に、信号処理部と共に1つのIC内に組み込むことが可
能となり、高信頼性化を図ることができる。この発明の
上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を
参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らか
となろう。
タル化できるため、小型低消費電力化が図れるととも
に、信号処理部と共に1つのIC内に組み込むことが可
能となり、高信頼性化を図ることができる。この発明の
上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を
参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らか
となろう。
【0015】
【実施例】図1に示す実施例のディジタル復調器10
は、変調波信号が供給される入力端子12を含み、この
変調波信号がアナログ/ディジタル変換器14に与えら
れ、そこでサンプリングされてディジタル信号、すなわ
ち変調波信号データに変換される。搬送波位相制御回路
16では、 tan-1変換メモリ18からの情報(変調波信
号の位相情報)に従って、搬送波の位相が制御されて、
搬送波位相情報が搬送波位相制御回路16から出力され
る。
は、変調波信号が供給される入力端子12を含み、この
変調波信号がアナログ/ディジタル変換器14に与えら
れ、そこでサンプリングされてディジタル信号、すなわ
ち変調波信号データに変換される。搬送波位相制御回路
16では、 tan-1変換メモリ18からの情報(変調波信
号の位相情報)に従って、搬送波の位相が制御されて、
搬送波位相情報が搬送波位相制御回路16から出力され
る。
【0016】第1乗算メモリ20には、アナログ/ディ
ジタル変換器14からのディジタル信号が上位アドレス
として、また搬送波位相情報が下位アドレスとして提供
される。この第1乗算メモリ20からは、指定されたア
ドレスに基づいて、サンプリングされた変調波信号と正
弦波(搬送波)とを乗算したデータ、すなわち、搬送波
位相制御回路16から供給される位相情報で示される位
相における正弦波(搬送波)の振幅とサンプリングされ
た変調波信号の振幅とを乗算した乗算結果データが読み
出される。第2乗算メモリ22には、アナログ/ディジ
タル変換器12からのディジタル信号が上位アドレスと
して、また搬送波位相情報が下位アドレスとして提供さ
れる。第2乗算メモリ22からは、指定されたアドレス
に基づいて、サンプリングされた変調波信号の振幅と、
第1乗算メモリ20の正弦波とπ/2だけ位相がずれた
正弦波の振幅とを乗算したデータ(乗算結果データ)が
読み出される。
ジタル変換器14からのディジタル信号が上位アドレス
として、また搬送波位相情報が下位アドレスとして提供
される。この第1乗算メモリ20からは、指定されたア
ドレスに基づいて、サンプリングされた変調波信号と正
弦波(搬送波)とを乗算したデータ、すなわち、搬送波
位相制御回路16から供給される位相情報で示される位
相における正弦波(搬送波)の振幅とサンプリングされ
た変調波信号の振幅とを乗算した乗算結果データが読み
出される。第2乗算メモリ22には、アナログ/ディジ
タル変換器12からのディジタル信号が上位アドレスと
して、また搬送波位相情報が下位アドレスとして提供さ
れる。第2乗算メモリ22からは、指定されたアドレス
に基づいて、サンプリングされた変調波信号の振幅と、
第1乗算メモリ20の正弦波とπ/2だけ位相がずれた
正弦波の振幅とを乗算したデータ(乗算結果データ)が
読み出される。
【0017】第1の移動平均型ディジタルフィルタ(タ
ップ定数が全て1であるFIRディジタルフィルタ)2
4は、第1乗算メモリ20からの乗算結果データをシフ
トして遅延させるシフトレジスタ,およびシフトレジス
タからのデータを加算して加算結果を出力する構成を含
む。第2の移動平均型ディジタルフィルタ26は第2乗
算メモリ22からの乗算結果データをシフトして遅延さ
せるシフトレジスタおよびシフトレジスタからのデータ
を加算して加算結果を出力する構成を含む。
ップ定数が全て1であるFIRディジタルフィルタ)2
4は、第1乗算メモリ20からの乗算結果データをシフ
トして遅延させるシフトレジスタ,およびシフトレジス
タからのデータを加算して加算結果を出力する構成を含
む。第2の移動平均型ディジタルフィルタ26は第2乗
算メモリ22からの乗算結果データをシフトして遅延さ
せるシフトレジスタおよびシフトレジスタからのデータ
を加算して加算結果を出力する構成を含む。
【0018】第1の移動平均型ディジタルフィルタ24
からのデータ(変調信号データ)がtan-1変換メモリ1
8の上位アドレスとして与えられ、また第2の移動平均
型ディジタルフィルタ26からのデータ(変調信号デー
タ)がその下位アドレスとして与えられる。この tan-1
変換メモリ18は、指定されたアドレスに基づいて、第
1の移動平均型ディジタルフィルタ24からのデータ
(Ii)と、第2の移動平均型ディジタルフィルタ26
からのデータ(Qi)から tan-1(Ii/Qi)を出力
する。
からのデータ(変調信号データ)がtan-1変換メモリ1
8の上位アドレスとして与えられ、また第2の移動平均
型ディジタルフィルタ26からのデータ(変調信号デー
タ)がその下位アドレスとして与えられる。この tan-1
変換メモリ18は、指定されたアドレスに基づいて、第
1の移動平均型ディジタルフィルタ24からのデータ
(Ii)と、第2の移動平均型ディジタルフィルタ26
からのデータ(Qi)から tan-1(Ii/Qi)を出力
する。
【0019】図2(A)に示すアナログ直交変調器の乗
算処理部においては、乗算信号をディジタル信号(I成
分をMIとし、Q成分をMQとする)に変換するため
に、各ミキサないし乗算器の後にアナログ/ディジタル
変換器を用いている。図2(B)は、図2(A)の回路
をディジタル回路で実現したものであり、ミキサの代わ
りにディジタル乗算器を用い、アナログの発振器の代わ
りに正弦波データ生成回路を用いている。この図2
(B)の構成では、各ディジタル乗算器にディジタル信
号を入力する必要があるので、変調信号を直接アナログ
/ディジタル変換器でディジタル信号に変換している。
図2(B)の回路は、図2(A)の回路の処理をディジ
タル的に達成しただけであるので、各ディジタル乗算器
から出力されるディジタル信号は図2(A)のアナログ
/ディジタル変換器から得られるディジタルデータMI
およびMQと全く同じになる。
算処理部においては、乗算信号をディジタル信号(I成
分をMIとし、Q成分をMQとする)に変換するため
に、各ミキサないし乗算器の後にアナログ/ディジタル
変換器を用いている。図2(B)は、図2(A)の回路
をディジタル回路で実現したものであり、ミキサの代わ
りにディジタル乗算器を用い、アナログの発振器の代わ
りに正弦波データ生成回路を用いている。この図2
(B)の構成では、各ディジタル乗算器にディジタル信
号を入力する必要があるので、変調信号を直接アナログ
/ディジタル変換器でディジタル信号に変換している。
図2(B)の回路は、図2(A)の回路の処理をディジ
タル的に達成しただけであるので、各ディジタル乗算器
から出力されるディジタル信号は図2(A)のアナログ
/ディジタル変換器から得られるディジタルデータMI
およびMQと全く同じになる。
【0020】図2(B)に示す回路において、各ディジ
タル乗算器に与えられる、かつ正弦波データ生成回路の
出力は図3に示すようなデータとなる。図3は、図2
(B)のアナログ/ディジタル変換器のサンプリング周
波数を変調信号の中心周波数の4倍に設定した例を示
す。このような正弦波データ生成回路は、アナログ/デ
ィジタル変換器において変調信号がディジタル信号に変
換されるときと同じタイミングで、変調信号の中心周波
数の正弦波を表すディジタル信号を出力する。つまり、
図2(B)のアナログ/ディジタル変換器のサンプリン
グ周波数を変調信号のN倍(N倍オーバサンプリングと
いう)とすれば、正弦波データ生成回路からは位相が2
π/Nずつ離れた位置にある正弦波の振幅値データを順
次出力すればよい。図3の例では、N=4であるので、
位相がπ/2ずつ離れた位置の正弦波の振幅値データを
出力する。また、図2(B)の第1ディジタル乗算器お
よび第2ディジタル乗算器に与えられる正弦波の位相を
π/2だけ変える必要があるため、正弦波データを生成
するときに位相のπ/2異なった正弦波データを独立に
生成し、各ディジタル乗算器に与えればよい。このよう
にしてディジタルベースバンド信号(変調信号)によっ
て搬送波信号が変調されるが、復調は変調の逆であり、
変調波信号データに搬送波(正弦波)データを乗算すれ
ばよい。
タル乗算器に与えられる、かつ正弦波データ生成回路の
出力は図3に示すようなデータとなる。図3は、図2
(B)のアナログ/ディジタル変換器のサンプリング周
波数を変調信号の中心周波数の4倍に設定した例を示
す。このような正弦波データ生成回路は、アナログ/デ
ィジタル変換器において変調信号がディジタル信号に変
換されるときと同じタイミングで、変調信号の中心周波
数の正弦波を表すディジタル信号を出力する。つまり、
図2(B)のアナログ/ディジタル変換器のサンプリン
グ周波数を変調信号のN倍(N倍オーバサンプリングと
いう)とすれば、正弦波データ生成回路からは位相が2
π/Nずつ離れた位置にある正弦波の振幅値データを順
次出力すればよい。図3の例では、N=4であるので、
位相がπ/2ずつ離れた位置の正弦波の振幅値データを
出力する。また、図2(B)の第1ディジタル乗算器お
よび第2ディジタル乗算器に与えられる正弦波の位相を
π/2だけ変える必要があるため、正弦波データを生成
するときに位相のπ/2異なった正弦波データを独立に
生成し、各ディジタル乗算器に与えればよい。このよう
にしてディジタルベースバンド信号(変調信号)によっ
て搬送波信号が変調されるが、復調は変調の逆であり、
変調波信号データに搬送波(正弦波)データを乗算すれ
ばよい。
【0021】図1に戻って、この実施例における直交検
波のための乗算動作を説明する。入力端子12より入力
された変調波信号はその変調波信号のN倍のサンプリン
グ周波数でアナログ/ディジタル変換器14によってデ
ィジタル信号(変調波信号データ)に変換された後、第
1乗算メモリ20および第2乗算メモリ22の各上位ア
ドレスとして供給される。また、第1乗算メモリ20お
よび第2乗算メモリ22の各下位アドレスには、搬送波
位相制御回路16から出力された正弦波(搬送波)の位
相情報ないしデータが供給される。
波のための乗算動作を説明する。入力端子12より入力
された変調波信号はその変調波信号のN倍のサンプリン
グ周波数でアナログ/ディジタル変換器14によってデ
ィジタル信号(変調波信号データ)に変換された後、第
1乗算メモリ20および第2乗算メモリ22の各上位ア
ドレスとして供給される。また、第1乗算メモリ20お
よび第2乗算メモリ22の各下位アドレスには、搬送波
位相制御回路16から出力された正弦波(搬送波)の位
相情報ないしデータが供給される。
【0022】第1乗算メモリ20および第2乗算メモリ
22は互いに違う構成を有し、たとえば図4のように構
成されている。なお、図4は搬送波位相制御回路16か
ら出力される正弦波(搬送波)の位相データが5ビット
(正弦波を25 =32分割したデータ)の場合のデータ
を示している。このとき、変調波信号をnビットで量子
化するのであれば、搬送波信号の各位相に対して、2n
個の乗算結果がある。したがって、各乗算メモリ20お
よび22には、搬送波位相情報がmビットであれば、2
m ×2n =2m+n 通りの乗算結果データが予め格納され
ることになる。
22は互いに違う構成を有し、たとえば図4のように構
成されている。なお、図4は搬送波位相制御回路16か
ら出力される正弦波(搬送波)の位相データが5ビット
(正弦波を25 =32分割したデータ)の場合のデータ
を示している。このとき、変調波信号をnビットで量子
化するのであれば、搬送波信号の各位相に対して、2n
個の乗算結果がある。したがって、各乗算メモリ20お
よび22には、搬送波位相情報がmビットであれば、2
m ×2n =2m+n 通りの乗算結果データが予め格納され
ることになる。
【0023】いま、搬送波位相データが10進数で示す
「1」であると仮定し、そのときのアナログ/ディジタ
ル変換器14からの変調波信号データが「A」であった
と仮定すると、この変調波信号データA(上位アドレ
ス)と搬送波位相データ「1」(下位アドレス)に対応
して予め記憶された乗算結果データ(A×d1)が第1
乗算メモリ20から読み出される。一方、第2乗算メモ
リ22にもこの上位アドレスおよび下位アドレスが供給
され、この第2乗算メモリ22に予めストアされてい
る、第1メモリ20における正弦波(搬送波)とはπ/
2だけ位相がずれた正弦波の振幅値と変調波信号データ
Aとの乗算結果データ(A×d9)が第2乗算メモリ2
2から読み出される。このようにして、乗算処理(直交
検波)が乗算メモリ20および22を用いて行われる。
「1」であると仮定し、そのときのアナログ/ディジタ
ル変換器14からの変調波信号データが「A」であった
と仮定すると、この変調波信号データA(上位アドレ
ス)と搬送波位相データ「1」(下位アドレス)に対応
して予め記憶された乗算結果データ(A×d1)が第1
乗算メモリ20から読み出される。一方、第2乗算メモ
リ22にもこの上位アドレスおよび下位アドレスが供給
され、この第2乗算メモリ22に予めストアされてい
る、第1メモリ20における正弦波(搬送波)とはπ/
2だけ位相がずれた正弦波の振幅値と変調波信号データ
Aとの乗算結果データ(A×d9)が第2乗算メモリ2
2から読み出される。このようにして、乗算処理(直交
検波)が乗算メモリ20および22を用いて行われる。
【0024】次にフィルタ処理について説明する。図1
実施例では、低域通過フィルタとして、従来のアナログ
フィルタに代わって図5に示すようなディジタルフィル
タを用いる。このディジタルフィルタは、複数段からな
りかつデータを各段へ順次シフトするシフトレジスタ、
およびシフトレジスタの各段の出力を加算する加算器を
含む。このディジタルフィルタに新しいデータが次々に
入力されると、そのデータがシフトレジスタの各段へ順
次シフトされ、1回のシフト動作ごとに加算器が各段出
力を加算して、その加算結果がこのディジタルフィルタ
の出力となる。この加算結果は、Mデータの平均値とな
るため、移動平均とも呼ばれている。ディジタルフィル
タの加算データがM個の場合、このディジタルフィルタ
の周波数特性は、ft/M(ft:シフトレジスタの転
送周波数)おきに減衰量が無限大になる点(すなわち、
節)が形成される。たとえば、この実施例では、シフト
レジスタの転送周波数ftはサンプリング周波数fsに
なるので、図6に示すように、fs/Mおきに節ができ
る。
実施例では、低域通過フィルタとして、従来のアナログ
フィルタに代わって図5に示すようなディジタルフィル
タを用いる。このディジタルフィルタは、複数段からな
りかつデータを各段へ順次シフトするシフトレジスタ、
およびシフトレジスタの各段の出力を加算する加算器を
含む。このディジタルフィルタに新しいデータが次々に
入力されると、そのデータがシフトレジスタの各段へ順
次シフトされ、1回のシフト動作ごとに加算器が各段出
力を加算して、その加算結果がこのディジタルフィルタ
の出力となる。この加算結果は、Mデータの平均値とな
るため、移動平均とも呼ばれている。ディジタルフィル
タの加算データがM個の場合、このディジタルフィルタ
の周波数特性は、ft/M(ft:シフトレジスタの転
送周波数)おきに減衰量が無限大になる点(すなわち、
節)が形成される。たとえば、この実施例では、シフト
レジスタの転送周波数ftはサンプリング周波数fsに
なるので、図6に示すように、fs/Mおきに節ができ
る。
【0025】いま、このディジタルフィルタに前に説明
した乗算処理で得られた乗算データを入力した様子を図
7に示す。この例では、サンプリング周波数fsが入力
信号(変調波信号)の周波数の4倍であるから、図7
(A)のように、乗算結果データの不要成分がサンプリ
ング周波数の1/2のところに発生する。この不要成分
は、M=4=N(Nは前述した変調波信号のオーバサン
プリング数)とした場合の移動平均型ディジタルフィル
タの節に位置するため、移動平均型ディジタルフィルタ
24および26に第1乗算メモリ20および第2乗算メ
モリ22から出力される乗算結果データをそれぞれ入力
すると、各乗算結果データに含まれる不要成分を減衰さ
せ、必要な変調信号データ(ディジタルベースバンド信
号データ)のみを抽出することができる。一般に、入力
信号をN倍の周波数でサンプリングして前述の乗算処理
を行うと、不要成分は2・fs/Nの位置に発生する。
したがって、これを移動平均型ディジタルフィルタで取
り除くには、図8に示すようにN/2のK倍(Kは整
数)の加算データを持つディジタルフィルタを用いれば
よい。これまでの説明では、N=4としてM=2・N/
2=4とした場合である。
した乗算処理で得られた乗算データを入力した様子を図
7に示す。この例では、サンプリング周波数fsが入力
信号(変調波信号)の周波数の4倍であるから、図7
(A)のように、乗算結果データの不要成分がサンプリ
ング周波数の1/2のところに発生する。この不要成分
は、M=4=N(Nは前述した変調波信号のオーバサン
プリング数)とした場合の移動平均型ディジタルフィル
タの節に位置するため、移動平均型ディジタルフィルタ
24および26に第1乗算メモリ20および第2乗算メ
モリ22から出力される乗算結果データをそれぞれ入力
すると、各乗算結果データに含まれる不要成分を減衰さ
せ、必要な変調信号データ(ディジタルベースバンド信
号データ)のみを抽出することができる。一般に、入力
信号をN倍の周波数でサンプリングして前述の乗算処理
を行うと、不要成分は2・fs/Nの位置に発生する。
したがって、これを移動平均型ディジタルフィルタで取
り除くには、図8に示すようにN/2のK倍(Kは整
数)の加算データを持つディジタルフィルタを用いれば
よい。これまでの説明では、N=4としてM=2・N/
2=4とした場合である。
【0026】次に、ディジタルフィルタ24および26
によって抽出されたベースバンド信号のI成分データ
(Ii)が tan-1変換メモリ18(図1)の上位アドレ
スに与えられ、Q成分データ(Qi)が tan-1変換メモ
リ18の下位アドレスに与えられる。応じて、 tan-1変
換メモリ18のそのアドレスが示すメモリ領域から、予
め計算して格納しておいた位相データ(θi= tan
-1(Qi/Ii))が読み出される。このようにして、
変調波信号の瞬時位相が検出される。 tan-1変換メモリ
18は、図11のように構成されている。すなわち、Q
iが正のとき、θiを0〜π、Qiが負のとき、θiを
0〜−πの値として求め、このθiに対して図9に示す
ように8ビットの量子化データを割り当てる。
によって抽出されたベースバンド信号のI成分データ
(Ii)が tan-1変換メモリ18(図1)の上位アドレ
スに与えられ、Q成分データ(Qi)が tan-1変換メモ
リ18の下位アドレスに与えられる。応じて、 tan-1変
換メモリ18のそのアドレスが示すメモリ領域から、予
め計算して格納しておいた位相データ(θi= tan
-1(Qi/Ii))が読み出される。このようにして、
変調波信号の瞬時位相が検出される。 tan-1変換メモリ
18は、図11のように構成されている。すなわち、Q
iが正のとき、θiを0〜π、Qiが負のとき、θiを
0〜−πの値として求め、このθiに対して図9に示す
ように8ビットの量子化データを割り当てる。
【0027】次に、搬送波位相制御回路16の動作を位
相変調方式の1つであるQPSK(4相位相変調)を例
にとって説明する。なお、この発明のディジタル復調器
は、その他の変調方式にも適用可能であるが、他の変調
方式については後に説明する。QPSKは、データを2
ビット毎に1つの組として、それらを図10に示すよう
に、各位相に割り当てる方式であり、各信号点は円周上
にπ/2の等間隔で配置される。実際の変調波信号は、
図11に示すように、I軸に相当するデータ(I)が搬
送波に、Q軸に相当するデータ(Q)が搬送波と位相が
90°異なった正弦波に乗算され、この乗算された2つ
の成分を足し合わせることにより構成されている。した
がって、変調波信号の位相を正確に検出するためには、
復調器において、変調波信号の搬送波と周波数および位
相が一致している正弦波を用いて、前述の直交検波を行
う必要がある。
相変調方式の1つであるQPSK(4相位相変調)を例
にとって説明する。なお、この発明のディジタル復調器
は、その他の変調方式にも適用可能であるが、他の変調
方式については後に説明する。QPSKは、データを2
ビット毎に1つの組として、それらを図10に示すよう
に、各位相に割り当てる方式であり、各信号点は円周上
にπ/2の等間隔で配置される。実際の変調波信号は、
図11に示すように、I軸に相当するデータ(I)が搬
送波に、Q軸に相当するデータ(Q)が搬送波と位相が
90°異なった正弦波に乗算され、この乗算された2つ
の成分を足し合わせることにより構成されている。した
がって、変調波信号の位相を正確に検出するためには、
復調器において、変調波信号の搬送波と周波数および位
相が一致している正弦波を用いて、前述の直交検波を行
う必要がある。
【0028】図1実施例のディジタル復調器10におい
ては、搬送波位相制御回路16により、各乗算メモリ2
0および22の下位アドレスへ与えられる搬送波位相情
報(データ)を変調波信号に含まれる搬送波と周波数お
よび位相が等しくなるように制御する。すなわち、搬送
波位相情報は、復調器の基準発振器より作られるため、
無制御状態では、変調波信号の搬送波とは周波数および
位相とも僅かに異なる信号となる。ここで、搬送波位相
制御回路16からの位相が変調波信号に含まれる搬送波
の位相より進んでいる場合を仮定すると、この搬送波位
相による座標系(I′−Q′)は、変調波信号に含まれ
る搬送波による座標系(I−Q)に対して、図12に示
すように、位相差(θ)だけ左方向に回転した座標系と
なる。したがって、この搬送波位相により検出される信
号点位相は、この位相差分だけ正規の信号位相(π/
4)より小さくなる。また、反対に、搬送波位相が変調
波信号に含まれる搬送波の位相より遅れている場合(座
標系I″−Q″)は、検出される信号点位相は、図14
に示すように、正規の信号位相より大きくなる。
ては、搬送波位相制御回路16により、各乗算メモリ2
0および22の下位アドレスへ与えられる搬送波位相情
報(データ)を変調波信号に含まれる搬送波と周波数お
よび位相が等しくなるように制御する。すなわち、搬送
波位相情報は、復調器の基準発振器より作られるため、
無制御状態では、変調波信号の搬送波とは周波数および
位相とも僅かに異なる信号となる。ここで、搬送波位相
制御回路16からの位相が変調波信号に含まれる搬送波
の位相より進んでいる場合を仮定すると、この搬送波位
相による座標系(I′−Q′)は、変調波信号に含まれ
る搬送波による座標系(I−Q)に対して、図12に示
すように、位相差(θ)だけ左方向に回転した座標系と
なる。したがって、この搬送波位相により検出される信
号点位相は、この位相差分だけ正規の信号位相(π/
4)より小さくなる。また、反対に、搬送波位相が変調
波信号に含まれる搬送波の位相より遅れている場合(座
標系I″−Q″)は、検出される信号点位相は、図14
に示すように、正規の信号位相より大きくなる。
【0029】図9の tan-1変換メモリ18から出力され
る位相データと信号点位相の関係を考えると、図13
(A)に示すように、位相データの最上位ビット(MS
B)とそれに続く1ビットの計2ビットにより信号点が
存在する象現が示され、MSBから3ビット目は、象現
内で信号点位相がπ/4より大きいか小さい(「1」の
とき、π/4より大、「0」のとき、π/4より小)を
表している。図13(B)は、各象現を全て第1象現に
重ね合わせて表現した図で、全ての象現において、信号
点位相がπ/4より大きいとき、MSBから3ビット目
は「1」であり、逆に、信号点位相がπ/4より小さい
ときのそれは「0」となる。すなわち、図13(A)の
斜線で示す4つ範囲のいずれかにある場合、MSBから
3ビット目は「1」となり、反対に斜線で示す範囲の外
にあるときは「0」となる。以上の関係を、搬送波位相
と変調波信号に含まれる搬送波との関係に当てはめてみ
ると、MSBから3ビット目が「1」のとき(すなわ
ち、斜線範囲内)、搬送波位相は変調波信号に含まれる
搬送波の位相より遅れており、反対に「0」のとき(す
なわち、斜線範囲外)、搬送波位相は変調波信号に含ま
れるの搬送波の位相より進んでいることになる。搬送波
位相制御回路16では、この位相データのMSBより3
ビット目を搬送波位相と変調波信号に含まれる搬送波の
位相との間での進み遅れの識別に用いて、搬送波位相の
制御を行う。
る位相データと信号点位相の関係を考えると、図13
(A)に示すように、位相データの最上位ビット(MS
B)とそれに続く1ビットの計2ビットにより信号点が
存在する象現が示され、MSBから3ビット目は、象現
内で信号点位相がπ/4より大きいか小さい(「1」の
とき、π/4より大、「0」のとき、π/4より小)を
表している。図13(B)は、各象現を全て第1象現に
重ね合わせて表現した図で、全ての象現において、信号
点位相がπ/4より大きいとき、MSBから3ビット目
は「1」であり、逆に、信号点位相がπ/4より小さい
ときのそれは「0」となる。すなわち、図13(A)の
斜線で示す4つ範囲のいずれかにある場合、MSBから
3ビット目は「1」となり、反対に斜線で示す範囲の外
にあるときは「0」となる。以上の関係を、搬送波位相
と変調波信号に含まれる搬送波との関係に当てはめてみ
ると、MSBから3ビット目が「1」のとき(すなわ
ち、斜線範囲内)、搬送波位相は変調波信号に含まれる
搬送波の位相より遅れており、反対に「0」のとき(す
なわち、斜線範囲外)、搬送波位相は変調波信号に含ま
れるの搬送波の位相より進んでいることになる。搬送波
位相制御回路16では、この位相データのMSBより3
ビット目を搬送波位相と変調波信号に含まれる搬送波の
位相との間での進み遅れの識別に用いて、搬送波位相の
制御を行う。
【0030】図14は、この実施例の搬送波位相制御回
路16の構成を示したもので、加算器28,加算器28
に入力する加算データを選択するセレクタ30,および
加算データを記憶した3つのメモリ32,34および3
6を含む。また、搬送波位相情報は、5ビット(図4参
照)とし、変調波信号のサンプリングは4倍オーバサン
プリング(図3参照)の場合を考える。加算器28は、
セレクタ30から出力される加算データを前の搬送波位
相情報に加えて、次の搬送波位相情報を発生させる累積
型加算器であり、セレクタ30から出力される加算デー
タが搬送波の位相増加量を示す。4倍オーバサンプリン
グの場合、図3で示した通り搬送波位相情報の間隔がπ
/2となるので、搬送波情報が5ビットの場合、位相増
加量に当たる加算データは、25 /4=8とすればよ
い。一般に、搬送波位相情報がmビット、N倍オーバサ
ンプリングとすると、加算データは2m /Nとすればよ
い。
路16の構成を示したもので、加算器28,加算器28
に入力する加算データを選択するセレクタ30,および
加算データを記憶した3つのメモリ32,34および3
6を含む。また、搬送波位相情報は、5ビット(図4参
照)とし、変調波信号のサンプリングは4倍オーバサン
プリング(図3参照)の場合を考える。加算器28は、
セレクタ30から出力される加算データを前の搬送波位
相情報に加えて、次の搬送波位相情報を発生させる累積
型加算器であり、セレクタ30から出力される加算デー
タが搬送波の位相増加量を示す。4倍オーバサンプリン
グの場合、図3で示した通り搬送波位相情報の間隔がπ
/2となるので、搬送波情報が5ビットの場合、位相増
加量に当たる加算データは、25 /4=8とすればよ
い。一般に、搬送波位相情報がmビット、N倍オーバサ
ンプリングとすると、加算データは2m /Nとすればよ
い。
【0031】いま、搬送波位相と変調波信号に含まれる
搬送波の位相とが等しくなっており、図15(C)のII
に示すように、搬送波位相データが0→8→16→24
→0→と出力されている状態から、搬送波位相が変調波
信号に含まれる搬送波の位相に対して遅れた場合(図1
5の)を考えてみると、搬送波位相を進めるために
は、図16に示すように、搬送波位相情報の系列をIIか
らIへ変えればよい。このとき、搬送波位相情報は、位
相を進める時点で24→Iとすればよいので、このとき
のみ加算データとして「9」を出力し、次からは、通常
通り「8」を出力するようにする。
搬送波の位相とが等しくなっており、図15(C)のII
に示すように、搬送波位相データが0→8→16→24
→0→と出力されている状態から、搬送波位相が変調波
信号に含まれる搬送波の位相に対して遅れた場合(図1
5の)を考えてみると、搬送波位相を進めるために
は、図16に示すように、搬送波位相情報の系列をIIか
らIへ変えればよい。このとき、搬送波位相情報は、位
相を進める時点で24→Iとすればよいので、このとき
のみ加算データとして「9」を出力し、次からは、通常
通り「8」を出力するようにする。
【0032】これとは逆に、搬送波位相が変調波信号に
含まれる搬送波の位相に対して進んだ場合は、搬送波位
相を遅らせるため、位相を変化させる時点で加算データ
として「7」を出力すればよい。このようにして、図1
6の加算データメモリ32,34および36から
「8」,「9」および「7」を出力し、それを端子38
から与えられる切換信号(位相データのMSBから3ビ
ット目の信号)に応じてセレクタ30によって選択する
ことによって、搬送波位相制御回路16は、加算データ
を変化させ、搬送波位相を変調波信号に含まれる搬送波
の位相に追従させることができる。
含まれる搬送波の位相に対して進んだ場合は、搬送波位
相を遅らせるため、位相を変化させる時点で加算データ
として「7」を出力すればよい。このようにして、図1
6の加算データメモリ32,34および36から
「8」,「9」および「7」を出力し、それを端子38
から与えられる切換信号(位相データのMSBから3ビ
ット目の信号)に応じてセレクタ30によって選択する
ことによって、搬送波位相制御回路16は、加算データ
を変化させ、搬送波位相を変調波信号に含まれる搬送波
の位相に追従させることができる。
【0033】なお、搬送波位相制御回路16に与える位
相の進み遅れの識別情報として、位相データのMSBよ
り3ビット目を直接用いている。しかしながら、たとえ
ば、この位相データをディジタルPLL回路の入力とし
て用い、そのディジタルPLL回路の出力を位相の進み
遅れの識別として用いることもできる。さらに、位相デ
ータをディジタルフィルタ等に入力し、帯域制限等の信
号処理を行った後の位相データを位相の進み遅れの識別
として用いることもできる。
相の進み遅れの識別情報として、位相データのMSBよ
り3ビット目を直接用いている。しかしながら、たとえ
ば、この位相データをディジタルPLL回路の入力とし
て用い、そのディジタルPLL回路の出力を位相の進み
遅れの識別として用いることもできる。さらに、位相デ
ータをディジタルフィルタ等に入力し、帯域制限等の信
号処理を行った後の位相データを位相の進み遅れの識別
として用いることもできる。
【0034】このことを一般的に説明すれば、アナログ
/ディジタル変換器14が変調波信号をN(Nは2以上
の整数)倍オーバサンプリングし、第1および第2の乗
算データメモリ20および22の下位アドレスとして変
調波信号データが与えられる場合、搬送波位相の進み/
遅れ情報に応じて搬送波位相制御回路16から第1の位
相データK・(2M /N)+C1(Mは tan-1変換メモ
リ18の出力ビット数で2以上の整数、Kは0からNま
での整数、C1は0から2M −1までの整数)または第
2の位相データK・(2M /N)+C1±C2(C2は
2M −1以下の正の整数)の位相データを第1および第
2の乗算データメモリ20および22のそれぞれの下位
アドレスとして与える。このとき、第1の乗算データメ
モリ20および22の一方から、変調波信号データと上
述の第1の位相データによって表される位相における正
弦波(搬送波)の振幅sin{2π・(A/2M )+C
3}(Aは tan-1変換メモリ18の出力データ、C3は
−2πから2πの間の実数)との乗算結果データを出力
し、第2の乗算データメモリ22方から、変調波信号デ
ータと上述の第2の位相データによって表される位相に
おける正弦波(搬送波)の振幅sin{2π・(A/2
M )+C3+1/2π}との乗算結果データが出力され
る。
/ディジタル変換器14が変調波信号をN(Nは2以上
の整数)倍オーバサンプリングし、第1および第2の乗
算データメモリ20および22の下位アドレスとして変
調波信号データが与えられる場合、搬送波位相の進み/
遅れ情報に応じて搬送波位相制御回路16から第1の位
相データK・(2M /N)+C1(Mは tan-1変換メモ
リ18の出力ビット数で2以上の整数、Kは0からNま
での整数、C1は0から2M −1までの整数)または第
2の位相データK・(2M /N)+C1±C2(C2は
2M −1以下の正の整数)の位相データを第1および第
2の乗算データメモリ20および22のそれぞれの下位
アドレスとして与える。このとき、第1の乗算データメ
モリ20および22の一方から、変調波信号データと上
述の第1の位相データによって表される位相における正
弦波(搬送波)の振幅sin{2π・(A/2M )+C
3}(Aは tan-1変換メモリ18の出力データ、C3は
−2πから2πの間の実数)との乗算結果データを出力
し、第2の乗算データメモリ22方から、変調波信号デ
ータと上述の第2の位相データによって表される位相に
おける正弦波(搬送波)の振幅sin{2π・(A/2
M )+C3+1/2π}との乗算結果データが出力され
る。
【0035】図17に示すこの発明の他の実施例のディ
ジタル復調器10′は、それぞれが図1実施例の対応の
ものと同じである、変調波信号が供給される入力端子1
2,入力端子12から供給された変調波信号をディジタ
ル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器14,移
動平均型ディジタルフィルタ24および26,およびta
n-1変換メモリ18を含む。ただし、第1および第2乗
算メモリ20′および22′,および搬送波位相制御回
路16′が図1実施例の対応のものと異なり、また、第
1および第2乗算メモリ20′および22′と tan-1変
換メモリ18との間に新たに符号器40および42を付
加した。
ジタル復調器10′は、それぞれが図1実施例の対応の
ものと同じである、変調波信号が供給される入力端子1
2,入力端子12から供給された変調波信号をディジタ
ル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器14,移
動平均型ディジタルフィルタ24および26,およびta
n-1変換メモリ18を含む。ただし、第1および第2乗
算メモリ20′および22′,および搬送波位相制御回
路16′が図1実施例の対応のものと異なり、また、第
1および第2乗算メモリ20′および22′と tan-1変
換メモリ18との間に新たに符号器40および42を付
加した。
【0036】この実施例のディジタル復調器10′にお
いては、第1および第2乗算メモリ20′および22′
は、全く同一である。この乗算メモリ20′(22′)
が、図18に示される。すなわち、上位アドレスに与え
られた変調波信号データと下位アドレスに与えられた搬
送波位相データが示す振幅値データとの乗算結果をこれ
らのアドレスが示す番地に記憶する構成は図1実施例と
同じであるが、図1実施例では下位アドレスに正弦波1
周期分の位相データを与えるところを、この実施例で
は、正弦波の1/4周期分の位相データを与えるように
している。したがって、図18に示すように下位アドレ
スが4ビットの場合、カウンタ値当りの位相差は、π/
2÷24 =π/32となる。さらに、搬送波位相制御回
路16′からは、搬送波位相情報を、2つの乗算メモリ
20′および22′に独立に与える。
いては、第1および第2乗算メモリ20′および22′
は、全く同一である。この乗算メモリ20′(22′)
が、図18に示される。すなわち、上位アドレスに与え
られた変調波信号データと下位アドレスに与えられた搬
送波位相データが示す振幅値データとの乗算結果をこれ
らのアドレスが示す番地に記憶する構成は図1実施例と
同じであるが、図1実施例では下位アドレスに正弦波1
周期分の位相データを与えるところを、この実施例で
は、正弦波の1/4周期分の位相データを与えるように
している。したがって、図18に示すように下位アドレ
スが4ビットの場合、カウンタ値当りの位相差は、π/
2÷24 =π/32となる。さらに、搬送波位相制御回
路16′からは、搬送波位相情報を、2つの乗算メモリ
20′および22′に独立に与える。
【0037】次に、この実施例の搬送波位相制御回路1
6′が図19に示される。搬送波位相制御回路16′
は、端子44から与えられる搬送波位相情報と変調波信
号に含まれる搬送波の位相との間の進み遅れの識別情報
に応じて、端子46から与えられるデータのシンボルク
ロックによってカウンタ値を増減させるアップ/ダウン
カウンタ48,固定値を出力するバッファ50,固定値
からアップ/ダウンカウンタ48の値を減算する減算器
52,減算結果またはアップ/ダウンカウンタ48のカ
ウント値を選択するセレクタ54,および乗算メモリ2
0′(22′)からの乗算データの符号を反転させる符
号器40(42)に切換信号を与える切換信号発生部5
6を含む。
6′が図19に示される。搬送波位相制御回路16′
は、端子44から与えられる搬送波位相情報と変調波信
号に含まれる搬送波の位相との間の進み遅れの識別情報
に応じて、端子46から与えられるデータのシンボルク
ロックによってカウンタ値を増減させるアップ/ダウン
カウンタ48,固定値を出力するバッファ50,固定値
からアップ/ダウンカウンタ48の値を減算する減算器
52,減算結果またはアップ/ダウンカウンタ48のカ
ウント値を選択するセレクタ54,および乗算メモリ2
0′(22′)からの乗算データの符号を反転させる符
号器40(42)に切換信号を与える切換信号発生部5
6を含む。
【0038】搬送波位相制御回路16′の動作を図20
および図21を参照して説明する。ここで、変調波信号
のサンプリングは、図1実施例同様4倍オーバサンプリ
ングとする。図21は正弦波(搬送波)の各象現におけ
る振幅値を示したもので、1つの象現をM等分したとき
の振幅値を順に示してある。このとき、第1象現の振幅
値を順にd0 ,d1 ,…,dK とすると、第2象現の振
幅値は、第1象現のそれとは、ちょうど並び順が逆とな
り、dM ,dM-1 ,…,dK となる。さらに、第3象現
では、第1象現の振幅値に対して符号が反転したものと
なり、第4象現では、第1象現のそれとは、並び順が逆
となり、かつ、符号が反転したものとなっている。この
ように、1象現の振幅値を用いれば、他の象現の振幅値
を符号反転のみで表すことができる。
および図21を参照して説明する。ここで、変調波信号
のサンプリングは、図1実施例同様4倍オーバサンプリ
ングとする。図21は正弦波(搬送波)の各象現におけ
る振幅値を示したもので、1つの象現をM等分したとき
の振幅値を順に示してある。このとき、第1象現の振幅
値を順にd0 ,d1 ,…,dK とすると、第2象現の振
幅値は、第1象現のそれとは、ちょうど並び順が逆とな
り、dM ,dM-1 ,…,dK となる。さらに、第3象現
では、第1象現の振幅値に対して符号が反転したものと
なり、第4象現では、第1象現のそれとは、並び順が逆
となり、かつ、符号が反転したものとなっている。この
ように、1象現の振幅値を用いれば、他の象現の振幅値
を符号反転のみで表すことができる。
【0039】4倍オーバサンプリングの場合、搬送波位
相をπ/2間隔で出力することになるため、いま、搬送
波位相が第1象現のK番目と仮定すると、次の位相は、
第2象現のK番目となり、さらに、その次は、第3象現
のK番目の位相となる。すなわち、4倍オーバサンプリ
ングにおいては、搬送波位相は、各象現の同位置を順に
移動していくことになる。したがって、第1象現の振幅
値をdK とすると、d K →dM-K →−dK →dM-K と推
移することになる。
相をπ/2間隔で出力することになるため、いま、搬送
波位相が第1象現のK番目と仮定すると、次の位相は、
第2象現のK番目となり、さらに、その次は、第3象現
のK番目の位相となる。すなわち、4倍オーバサンプリ
ングにおいては、搬送波位相は、各象現の同位置を順に
移動していくことになる。したがって、第1象現の振幅
値をdK とすると、d K →dM-K →−dK →dM-K と推
移することになる。
【0040】次に、搬送波位相を進める、または、遅ら
せる場合を考えると、これは各象現における振幅値の位
置を変えればよい。すなわち、第1象現について表す
と、現在値dK に対して位相を進める場合、dK+1 と
し、位相を遅らせる場合、dK-1とする。このとき、4
倍オーバサンプリングは、変化した位相に対して行う。
いま、仮に、搬送波位相をdK からdK+1 へ進めたとす
ると、4倍オーバサンプリング動作は、dK+1 に対して
行い、順にdK+1 →dM-(K+1) →−d(K+1) →−d
M-(K+1 ) とする。また、この搬送波位相の進ませ/遅ら
せ動作は、図20の表においては、縦方向の動きであ
り、図21においては、各象現の振幅値の横方向の動き
となり、4倍オーバサンプリング動作は、図20の表の
横方向の動きとなり、図21においては、縦方向の動き
となる。
せる場合を考えると、これは各象現における振幅値の位
置を変えればよい。すなわち、第1象現について表す
と、現在値dK に対して位相を進める場合、dK+1 と
し、位相を遅らせる場合、dK-1とする。このとき、4
倍オーバサンプリングは、変化した位相に対して行う。
いま、仮に、搬送波位相をdK からdK+1 へ進めたとす
ると、4倍オーバサンプリング動作は、dK+1 に対して
行い、順にdK+1 →dM-(K+1) →−d(K+1) →−d
M-(K+1 ) とする。また、この搬送波位相の進ませ/遅ら
せ動作は、図20の表においては、縦方向の動きであ
り、図21においては、各象現の振幅値の横方向の動き
となり、4倍オーバサンプリング動作は、図20の表の
横方向の動きとなり、図21においては、縦方向の動き
となる。
【0041】このような動作を達成する回路が図19に
示す搬送波位相制御回路16′である。すなわち、端子
44からの搬送波位相の進み/遅れ情報によって、アッ
プ/ダウンカウンタ48のカウンタ値を変化させ(前述
の搬送波位相の進ませ/遅らせ動作)、このカウンタ値
とこれを固定値から減算した値とをセレクタ54により
交互に選択して、乗算メモリ20′(22′)の下位ア
ドレスに与え、さらに、乗算メモリ20′(22′)か
らの乗算結果データの符号を符号器40(42)によ
り、セレクタ52の切り換え周期の2倍の周期で切り換
える。
示す搬送波位相制御回路16′である。すなわち、端子
44からの搬送波位相の進み/遅れ情報によって、アッ
プ/ダウンカウンタ48のカウンタ値を変化させ(前述
の搬送波位相の進ませ/遅らせ動作)、このカウンタ値
とこれを固定値から減算した値とをセレクタ54により
交互に選択して、乗算メモリ20′(22′)の下位ア
ドレスに与え、さらに、乗算メモリ20′(22′)か
らの乗算結果データの符号を符号器40(42)によ
り、セレクタ52の切り換え周期の2倍の周期で切り換
える。
【0042】また、図1実施例および図19実施例にお
いて、位相情報を得るために tan-1変換メモリ18を用
いているが、実際に必要な情報は、搬送波位相と変調波
信号に含まれる搬送波の位相との間の進み/遅れであ
る。ここで、各象現における搬送波位相の変調波信号に
含まれる搬送波の位相に対する進み/遅れの関係は、図
22の表に示すように、Ii とQi (信号点のI成分を
Ii 、Q成分をQi とする)の符号が等しい場合、進み
のとき|Qi |>|Ii |、遅れのとき|Qi |<|I
i |となり、Ii とQi の符号が異なる場合、進みのと
き|Qi |<|I i |、遅れのとき|Qi |>|Ii |
となる。したがって、搬送波位相の変調波信号に含まれ
る搬送波の位相に対する進み/遅れを識別する回路は、
図23に示す回路で実現することもできる。すなわち、
移動平均型ディジタルフィルタ24および26からのI
信号およびQ信号の符号ビットを除いた振幅情報と符号
ビットとを用いる。符号ビットどうしの排他的論理和を
EXORゲート58で求め、そのEXORゲート58の
出力と振幅信号の減算器60による減算結果の符号ビッ
トとの排他的論理和をEXOR62で求めれば、このE
XOR62から進み/遅れ情報を得ることができる。
いて、位相情報を得るために tan-1変換メモリ18を用
いているが、実際に必要な情報は、搬送波位相と変調波
信号に含まれる搬送波の位相との間の進み/遅れであ
る。ここで、各象現における搬送波位相の変調波信号に
含まれる搬送波の位相に対する進み/遅れの関係は、図
22の表に示すように、Ii とQi (信号点のI成分を
Ii 、Q成分をQi とする)の符号が等しい場合、進み
のとき|Qi |>|Ii |、遅れのとき|Qi |<|I
i |となり、Ii とQi の符号が異なる場合、進みのと
き|Qi |<|I i |、遅れのとき|Qi |>|Ii |
となる。したがって、搬送波位相の変調波信号に含まれ
る搬送波の位相に対する進み/遅れを識別する回路は、
図23に示す回路で実現することもできる。すなわち、
移動平均型ディジタルフィルタ24および26からのI
信号およびQ信号の符号ビットを除いた振幅情報と符号
ビットとを用いる。符号ビットどうしの排他的論理和を
EXORゲート58で求め、そのEXORゲート58の
出力と振幅信号の減算器60による減算結果の符号ビッ
トとの排他的論理和をEXOR62で求めれば、このE
XOR62から進み/遅れ情報を得ることができる。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】乗算処理部の概念を示すブロック図である。
【図3】正弦波データの一例を示す波形図である。
【図4】第1実施例の乗算メモリの内容の一例を示す図
解図である。
解図である。
【図5】ディジタルフィルタを示すブロック図である。
【図6】ディジタルフィルタの周波数特性を示す図解図
である。
である。
【図7】ディジタルフィルタの入力および出力を示す図
解図である。
解図である。
【図8】ディジタルフィルタの出力を示す図解図であ
る。
る。
【図9】tan-1メモリの内容の一例を示す図解図であ
る。
る。
【図10】QPSK信号の信号点を示す図解図である。
【図11】直交変調器の構成を示すブロック図である。
【図12】変調波信号の信号点を示す図解図である。
【図13】信号点と位相データとの関係を示す図解図で
ある。
ある。
【図14】図1実施例の搬送波位相制御回路を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図15】搬送波位相制御回路の動作原理を示す図解図
である。
である。
【図16】搬送波位相制御回路の動作原理を示す図解図
である。
である。
【図17】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図18】図17実施例の乗算メモリの内容の一例を示
す図解図である。
す図解図である。
【図19】図17実施例の搬送波位相制御回路を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図20】各象現における正弦波データの一例を示す図
である。
である。
【図21】第2実施例の搬送波位相制御回路の動作原理
を示す図である。
を示す図である。
【図22】搬送波位相と変調波信号に含まれる搬送波の
位相との関係を示す図解図である。
位相との関係を示す図解図である。
【図23】搬送波位相の変調波信号に含まれる搬送波の
位相に対する進み/遅れの判定回路の一例を示すブロッ
ク図である。
位相に対する進み/遅れの判定回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図24】従来技術を示すブロック図である。
10,10′ …ディジタル復調器 14 …アナログ/ディジタル変換器 16,16′ …搬送波位相制御回路 18 … tan-1変換メモリ 20,20′,22,22′ …乗算メモリ 24,26 …移動平均型ディジタルフィルタ 28 …加算器 30,54 …セレクタ 32,34,36 …加算データメモリ 38,44 …進み/遅れ情報入力端子 40,42 …符号器 46 …シンボルクロック入力端子 48 …アップダウンカウンタ 50 …固定値バッファ 52,60 …減算器 56 …符号切換信号発生部 58,62 …EXORゲート
Claims (7)
- 【請求項1】変調波信号をサンプリングして変調波信号
データに変換するアナログ/ディジタル変換手段、 搬送波信号の位相データを出力する第1の位相データ出
力手段、 変調波信号と搬送波信号との乗算結果を記憶し、前記変
調波信号データおよび前記搬送波位相データによって指
定されたアドレスから乗算結果データを出力する乗算結
果データ記憶手段、 前記乗算結果データから前記変調波信号に含まれる変調
信号のデータを抽出する変調信号データ抽出手段、およ
び前記変調信号データに基づいて前記第1の位相データ
出力手段における前記搬送波信号の位相を制御するため
の前記変調波信号の位相データを出力する第2の位相デ
ータ出力手段を備える、ディジタル復調器。 - 【請求項2】前記第1の位相データ出力手段は前記変調
波信号の位相データに基づいて前記搬送波信号の位相を
制御する位相制御手段を含む、請求項1記載のディジタ
ル復調器。 - 【請求項3】前記変調波信号が2N 相位相(Nは正の整
数)変調された変調波信号であるとき、前記変調波信号
の位相データの最上位ビットからN+1ビット目のデー
タあるいはその位相データに関連するデータに基づいて
得られる前記搬送波信号の位相の前記変調波信号に含ま
れる搬送波の位相との関係を示す位相関係情報に応じて
前記搬送波信号の位相を制御する、請求項2記載のディ
ジタル復調器。 - 【請求項4】第1および第2の変調信号データをそれぞ
れ出力する第1および第2の変調信号データ抽出手段を
備え、 4相位相変調された変調波信号に対して、前記第1およ
び第2の変調信号データの絶対値を比較する第1の比較
手段、 前記第1の比較手段における比較結果と前記第1および
第2の変調信号データの一方の符号とを比較して前記搬
送波信号の位相と前記変調波信号に含まれる搬送波の位
相との関係を示す位相関係情報を出力する第2の比較手
段を備え、 前記位相制御手段は前記位相関係情報に応じて前記搬送
波信号の位相を制御する、請求項2記載のディジタル復
調器。 - 【請求項5】前記アナログ/ディジタル変換手段が変調
波信号をN(Nは2以上の整数)倍オーバサンプリング
し、1対の第1および第2の乗算結果データ記憶手段の
それぞれ第1アドレスとして変調波信号データが与えら
れ、前記第1および第2の乗算結果データが1対の第1
および第2の変調信号データ抽出手段にそれぞれ与えら
れ、さらに前記位相関係情報に応じて、前記第1の位相
データ出力手段からK・(2M /N)+C1(Mは前記
第2の位相データ出力手段のビット数で2以上の整数、
Kは0からNまでの整数、C1は0から2M −1までの
整数)またはK・(2M /N)+C1±C2(C2は2
M −1以下の正の整数)の位相データを前記第1および
第2の乗算結果データ記憶手段のそれぞれ第2のアドレ
スとして与え、 前記第1および第2の乗算データ記憶手段の一方から、
前記変調波信号データとsin{2π・(A/2M )+
C3}(Aは前記第2の位相データ出力手段の出力デー
タ、C3は−2πから2πの間の実数)との乗算結果デ
ータを出力し、前記第1および第2の乗算データ記憶手
段の他方から、前記変調波信号データとsin{2π・
(A/2M )+C3+1/2π}との乗算結果データを
出力する、請求項1ないし4のいずれかに記載のディジ
タル復調器。 - 【請求項6】変調波信号をサンプリングして変調波信号
データに変換するアナログ/ディジタル変換手段、 搬送波信号の位相データを出力する第1の位相データ出
力手段、 変調波信号と搬送波信号との乗算結果を記憶し、前記変
調波信号データおよび前記搬送波位相データによって指
定されたアドレスから乗算結果データを出力する乗算結
果データ記憶手段、 前記乗算結果データの符号を変化させる符号変化手段、 前記符号変化手段から出力された変化した符号を有する
乗算データに基づいて前記変調波信号に含まれる変調信
号のデータを抽出する変調信号データ抽出手段、 前記変調信号データから前記変調波信号の位相データを
出力する第2の位相データ出力手段を備える、ディジタ
ル復調器。 - 【請求項7】第1および第2の乗算結果データ記憶手段
を備え、前記第1および第2の乗算結果データ記憶手段
は同じ構成を有し、 前記搬送波信号の位相の前記変調波信号に含まれる搬送
波の位相との関係を示す位相関係情報を出力する手段を
備え、 前記第1の位相データ出力手段は前記位相関係乗算に応
じてカウント動作が切り換えられるアップダウンカウン
タ、 所定値から前記アップダウンカウンタのカウント値を減
算する減算手段、および前記アップダウンカウンタのカ
ウント値と前記減算手段の減算結果とを交互に切り換え
て前記第1および第2の乗算結果データ記憶手段のアド
レスへ出力する切換手段を含み、さらに前記符号変化手
段は前記第1および第2の乗算結果データの符号のみを
変化させる、請求項6記載のディジタル復調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP949694A JPH07221802A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | ディジタル復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP949694A JPH07221802A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | ディジタル復調器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07221802A true JPH07221802A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11721854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP949694A Withdrawn JPH07221802A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | ディジタル復調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07221802A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006108987A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Tama Tlo Kk | 相関器 |
| US11079228B2 (en) | 2018-01-26 | 2021-08-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Detector with catch and release mechanism |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP949694A patent/JPH07221802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006108987A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Tama Tlo Kk | 相関器 |
| US11079228B2 (en) | 2018-01-26 | 2021-08-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Detector with catch and release mechanism |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |