JPH07223930A - 歯磨組成物 - Google Patents

歯磨組成物

Info

Publication number
JPH07223930A
JPH07223930A JP1657794A JP1657794A JPH07223930A JP H07223930 A JPH07223930 A JP H07223930A JP 1657794 A JP1657794 A JP 1657794A JP 1657794 A JP1657794 A JP 1657794A JP H07223930 A JPH07223930 A JP H07223930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphate
hydroxyapatite
molar ratio
mixture
calcium salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1657794A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Imura
彰利 井村
Yoshiaki Matsushita
祥昭 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority to JP1657794A priority Critical patent/JPH07223930A/ja
Publication of JPH07223930A publication Critical patent/JPH07223930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、歯垢などの汚染物質を除去するだ
けでなく、歯牙表面の再石灰化の促進により歯牙表面の
キズを効率よく修復する歯磨組成物を提供することを主
な目的とする。 【構成】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ転化
するカルシウム塩粉末を含み、pH5〜8であることを
特徴とする歯磨組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯牙の表面に付着した
歯垢を効率よく除去するとともに、キズのついた歯牙表
面の再石灰化を促進して滑沢化し得る歯磨組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歯磨剤には、従来から研磨剤として炭酸
カルシウム、第二リン酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ピロリン酸カルシウムなどが配合されている。本来
これらの研磨剤は、その研磨作用により歯垢などの汚染
物質を歯牙表面から削剥する目的で配合されるものであ
る。しかしながら、これらの研磨剤は、歯垢などの汚染
物質を研磨するばかりでなく、実際には健康な歯牙表面
自身をも研磨し、削剥している。この研磨作用により歯
牙表面の平滑性が低下して、歯垢が付着しやすくなり、
新たな虫歯の発生の原因ともなり、あるいは、いわゆる
磨きすぎによる知覚過敏症などをおこしている。
【0003】一般に歯牙表面の歯垢の除去には、歯ブラ
シによるブラッシングのみで十分であると言われてお
り、最近では研磨剤を含まない液体状の歯磨剤なども開
発されている。しかしながら、これまでに研磨剤によっ
て生じた歯牙表面上の微細なキズの中に蓄積された歯垢
は、ブラッシングのみでは除去することができず、虫歯
の原因になる。このような微細なキズの中に蓄積された
歯垢を効率よく取り除くためには、やはりこれまでと同
様に研磨剤が必要となる。したがって、この研磨剤によ
り歯牙表面にさらに新たなキズが生じるという悪循環が
繰り返されている。すなわち、一度歯牙表面にキズが生
じると何らかの方法でそのキズを修復し元の健康な歯牙
と同様な状態に戻さないかぎり、歯牙表面の損傷は永久
に進行していく。
【0004】歯牙の無機成分と類似の結晶構造を有する
ハイドロキシアパタイトの微粒子を配合することにより
歯牙表面の再石灰化を試みる歯磨剤も開発されている。
しかしながら、ハイドロキシアパタイトは、化学的に安
定な化合物であり、反応性に乏しい。また、このような
歯磨剤に使用されるハイドロキシアパタイトは、工業的
に製造されており、厳密には生体における歯牙を構成す
るハイドロキシアパタイトとはその結晶構造が異なるた
め、再石灰化の効果は十分でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、歯垢などの
汚染物質を除去するだけでなく、歯牙表面の再石灰化の
促進により歯牙表面のキズを効率よく修復し得る歯磨組
成物を提供することを主な目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、歯磨剤とし
ての歯垢などの汚染物質の除去性能を損なうことなく、
歯牙表面の再石灰化に優れた特性を示す歯磨剤について
鋭意研究を行なった結果、口腔内で水(唾液)の存在下
にハイドロキシアパタイトへの転化能を有するカルシウ
ム塩粉末を配合する歯磨組成物を使用する場合には、従
来技術の問題点が実質的に解消または軽減されることを
見い出した。
【0007】すなわち、本発明は、以下の歯磨組成物を
提供するものである。
【0008】1.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末を含み、pH5〜8である
ことを特徴とする歯磨組成物。
【0009】2.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸八カルシウムであ
ることを特徴とする上記1に記載の歯磨組成物。
【0010】3.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムであ
ることを特徴とする上記1に記載の歯磨組成物。
【0011】4.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムと第
一リン酸カルシウム(無水または一水和物)の混合物
(Ca/Pモル比1.30〜1.67)であることを特
徴とする上記1に記載の歯磨組成物。
【0012】5.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムと第
二リン酸カルシウム(無水または二水和物)の混合物
(Ca/Pモル比1.30〜1.67)であることを特
徴とする上記1に記載の歯磨組成物。
【0013】6.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと第
一リン酸カルシウム(無水または一水和物)の混合物
(Ca/Pモル比1.30〜1.50)であることを特
徴とする上記1に記載の歯磨組成物。
【0014】7.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと第
二リン酸カルシウム(無水または二水和物)の混合物
(Ca/Pモル比1.30〜1.50)であることを特
徴とする上記1に記載の歯磨組成物。
【0015】8.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムとリ
ン酸三カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.50〜
1.67)であることを特徴とする上記1に記載の歯磨
組成物。
【0016】9.水と接触してハイドロキシアパタイト
へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムとリ
ン酸八カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.33〜
1.67)であることを特徴とする上記1に記載の歯磨
組成物。
【0017】10.水と接触してハイドロキシアパタイ
トへ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと
リン酸八カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.33
〜1.50)であることを特徴とする上記1に記載の歯
磨組成物。
【0018】11.水と接触してハイドロキシアパタイ
トへ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと
炭酸カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.50〜
1.67)であることを特徴とする上記1に記載の歯磨
組成物。
【0019】12.水と接触してハイドロキシアパタイ
トへ転化するカルシウム塩粉末が第一リン酸カルシウム
(無水または一水和物)と炭酸カルシウムの混合物(C
a/Pモル比1.30〜1.67)であることを特徴と
する上記1に記載の歯磨組成物。
【0020】本発明の歯磨組成物は、口腔内で水(唾
液)と接触してハイドロキシアパタイトに転化するリン
酸カルシウムを必須成分として含有し、さらに必要に応
じて種々の公知の添加剤を配合してもよい。
【0021】水と接触してハイドロキシアパタイトへの
転化能を示すカルシウム塩粉末としては、リン酸三カル
シウム、リン酸四カルシウム、リン酸八カルシウム、第
一リン酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、炭酸カル
シウムなど挙げられる。
【0022】これらカルシウム塩粉末のうち、リン酸三
カルシウムおよびリン酸八カルシウムについては、単独
で使用することができる。また、リン酸四カルシウム、
第一リン酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、炭酸カ
ルシウムなどについては、他のカルシウム塩の少なくと
も1種との混合物として使用して初めてハイドロキシア
パタイトへの転化能を有するものである。リン酸三カル
シウムおよびリン酸八カルシウムについても、他のカル
シウム塩の少なくとも1種との混合物として使用しても
よい。
【0023】特に好ましい具体的な使用例は、以下の通
りである。
【0024】1.リン酸八カルシウムを単独で使用す
る。
【0025】2.リン酸三カルシウムを単独で使用す
る。
【0026】3.リン酸四カルシウムと第一リン酸カル
シウム(無水または一水和物)との混合物を使用する。
混合物中のCa/Pモル比は、1.30〜1.67とす
る。Ca/Pモル比が1.30未満の場合には、多量の
第二リン酸カルシウムが生成し、未反応の第一リン酸カ
ルシウムが残留することもある。Ca/Pモル比が1.
67を上回る場合には、多量の未反応のリン酸四カルシ
ウムが残留する。
【0027】4.リン酸四カルシウムと第二リン酸カル
シウム(無水または二水和物)との混合物を使用する。
混合物中のCa/Pモル比は、1.30〜1.67とす
る。Ca/Pモル比が1.30未満の場合には、多量の
未反応の第二リン酸カルシウムが残留する。Ca/Pモ
ル比が1.67を上回る場合には、多量の未反応のリン
酸四カルシウムが残留する。
【0028】5.リン酸三カルシウムと第一リン酸カル
シウム(無水または一水和物)との混合物を使用する。
混合物中のCa/Pモル比は、1.30〜1.50とす
る。Ca/Pモル比が1.30未満の場合には、多量の
第二リン酸カルシウムが生成し、未反応の第一リン酸カ
ルシウムが残留することもある。当該カルシウム塩の混
合比にかかわらず、Ca/Pモル比が1.50を上回る
ことはない。
【0029】6.リン酸三カルシウムと第二リン酸カル
シウム(無水または二水和物)との混合物を使用する。
混合物中のCa/Pモル比は、1.30〜1.50とす
る。Ca/Pモル比が1.30未満の場合には、多量の
未反応の第二リン酸カルシウムが残留する。当該カルシ
ウム塩の混合比にかかわらず、Ca/Pモル比が1.5
0を上回ることはない。
【0030】7.リン酸四カルシウムとリン酸三カルシ
ウムとの混合物を使用する。混合物中のCa/Pモル比
は、1.50〜1.67とする。Ca/Pモル比が1.
67を上回る場合には、多量の未反応のリン酸四カルシ
ウムおよびリン酸三カルシウムが残留する。当該カルシ
ウム塩の混合比にかかわらず、Ca/Pモル比が1.5
0未満になることはない。
【0031】8.リン酸四カルシウムとリン酸八カルシ
ウムとの混合物を使用する。混合物中のCa/Pモル比
は、1.33〜1.67とする。Ca/Pモル比が1.
67を上回る場合には、多量のリン酸四カルシウムが残
留する。当該カルシウム塩の混合比にかかわらず、Ca
/Pモル比が1.33未満になることはない。
【0032】9.リン酸三カルシウムとリン酸八カルシ
ウムとの混合物を使用する。混合物中のCa/Pモル比
は、1.33〜1.50とする。当該カルシウム塩の混
合比にかかわらず、Ca/Pモル比が1.33未満にな
ること、または1.50を上回ることはない。
【0033】10.リン酸三カルシウムと炭酸カルシウ
ムとの混合物を使用する。混合物中のCa/Pモル比
は、1.50〜1.67とする。Ca/Pモル比が1.
67を上回る場合には、多量の未反応の炭酸カルシウム
が残留する。当該カルシウム塩の混合比にかかわらず、
Ca/Pモル比が1.50未満になることはない。
【0034】11.第一リン酸カルシウム(無水または
一水和物)と炭酸カルシウムとの混合物を使用する。混
合物中のCa/Pモル比は、1.30〜1.67とす
る。Ca/Pモル比が1.30未満の場合には、多量の
第二リン酸カルシウムが生成し、未反応の第一リン酸カ
ルシウムが残留することもある。Ca/Pモル比が1.
67を上回る場合には、多量の未反応の炭酸カルシウム
が残留する。
【0035】本発明で使用される種々のカルシウム塩
は、水(唾液)の存在下で下記反応式1〜11のように
ハイドロキシアパタイトへ転化する。
【0036】 反応式1 :5Ca8 2 (PO4 6 ・5H2 O→4
Ca10(PO4 6 (OH)2 +6H3 PO4 反応式2 :10Ca3 (PO4 2→3Ca10(PO
4 6 (OH)2 +2H3 PO4 反応式3 :7Ca4 (PO4 2 O+2Ca(H2
4 2→3Ca10(PO4 6 (OH)2 反応式4 :2Ca4 (PO4 2 O+2CaHPO4
→3Ca10(PO4 6 (OH)2 反応式5 :5Ca3 (PO4 2 +5Ca(H2 PO
4 2→2Ca10(PO4 6 (OH)2 +8H3 PO4 反応式6 :5Ca3 (PO4 2 +5CaHPO4
2Ca10(PO4 6 (OH)2 +3H3 PO4 反応式7 :Ca4 (PO4 2 O+2Ca3 (P
4 2→Ca10(PO4 6 (OH) 反応式8 :3Ca(PO4 2 O+Ca8
2 (PO4 6 ・5H2 O→2Ca10(PO4 6 (O
H)2 反応式9 :10Ca3 (PO4 2 +5Ca8
2 (PO4 6 ・5H2 O→7Ca10(PO4 6 (O
H)2 +8H3 PO4 反応式10:3Ca3 (PO4 2 +CaCO3→Ca
10(PO4 6 (OH)2 +xH2 CO3 +(1−x)
CO2 反応式11:3Ca(H2 PO4 2 +7CaCO3
Ca10(PO4 6 (OH)2 +7xH2 CO3 +7
(1−x)CO2 カルシウム塩粉末の平均粒径は、通常1〜5μm程度と
し、2〜3μmとすることがより好ましい。かつ最大粒
径は、通常5〜15μm程度とし、7〜10μmとする
ことがより好ましい。粒径が大きすぎる場合、すなわち
平均粒径が5μmを上回る場合および最大粒径が15μ
mを上回る場合には、研磨作用が過度となるとともに当
該粒子の歯牙表面への吸着性が低下する。また、粒径が
小さすぎる場合、すなわち平均粒径が1μmを下回る場
合および最大粒径が5μmを下回る場合には、研磨剤と
しての特性が発揮されない。なお、本発明の歯磨剤の使
用を歯牙表面の再石灰化の促進のみに限定し、研磨作用
が不要な場合には、平均粒径を0.1〜1μmおよび最
大粒径を1〜5μmとしてもよい。
【0037】通常の歯磨操作により歯牙に吸着したカル
シウム塩粒子は、短時間でハイドロキシアパタイトに転
化する。この際には、ハイドロキシアパタイトの凝結硬
化を伴うため、ハイドロキシアパタイトの歯牙表面への
吸着はより強固なものとなる。生成するハイドロキシア
パタイトは、その結晶成長過程において、隣接する歯牙
組成物と同等の結晶構造を有しており、そのうえこのハ
イドロキシアパタイトは、化学的な反応活性が高い。し
たがって、工業的に製造されたハイドロキシアパタイト
をそのまま使用する場合と比較して、歯牙表面における
再石灰化において極めて有効に作用する。
【0038】本発明の歯磨組成物は、弱酸性〜弱アルカ
リ性、すなわちpH5〜8であるものとし、pH5.5
〜7.5とすることがより好ましい。
【0039】また、本発明の歯磨組成物には、公知の添
加剤、例えば、湿潤剤、発泡剤、甘味料、香料、増粘
剤、pH調整剤、可溶化剤、保存料、その他の効果を示
す薬剤および酵素(以下単に「薬用成分」ということが
ある)、カルシウム塩のハイドロキシアパタイトへの転
化反応を促進する試剤(以下「石灰化促進剤」というこ
とがある)などを必要に応じて配合することができる。
【0040】湿潤剤としては、グリセリン、ソルビッ
ト、プロピレングリコールなどが例示される。
【0041】発泡剤としては、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウロマクロゴールなどが例示される。
【0042】甘味料としては、サッカリンナトリウム、
サッカリン、アスパルテーム、キシロース、ソルビッ
ト、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸
三ナトリウムなどが例示される。
【0043】香料としては、アカシア油、ウイキョウ
油、クヘントウ油、カラムス油、ショウノウ油、ニッケ
イ油、ケイ皮油、ケイ葉油、ハッカ油、バラ油、ビャク
ダン油、チョウジ油、オレンジ油、ユーカリ油、ハーブ
油、バナナ油、リンゴ油、レモン油などが例示される。
【0044】増粘剤としては、カラギーナン、ハイドロ
キシエチルセルロースなどが例示される。
【0045】pH調整剤としては、リン酸水素ナトリウ
ム、クエン酸水素ナトリウムなどが例示される。
【0046】可溶化剤としては、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリ
コールなどが例示される。
【0047】保存料としては、安息香酸ナトリウム、パ
ラベンなどが例示される。
【0048】薬用成分としては、フッ化ナトリウム、モ
ノフルオルリン酸ナトリウム、グルコン酸クロルヘキジ
ン、塩化セチルピリジニウム、デキストラナーゼなどが
例示される。
【0049】石灰化促進剤としては、塩化マグネシウ
ム、塩化ナトリウム、乳酸ナトリウム、コハク酸ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、ケイ酸
ナトリウムなどが例示される。
【0050】添加剤を使用する場合、添加剤の総配合量
は、カルシウム塩粉末100重量部に対し、通常100
〜600重量部とし、150〜400とすることがより
好ましい。
【0051】なお、当該カルシウム塩粉末のハイドロキ
シアパタイトへの転化反応による結晶成長を促進するた
め、種結晶としてあらかじめハイドロキシアパタイトを
添加しておいてもよい。ハイドロキシアパタイトの添加
量は、カルシウム塩粉末100重量部に対し、通常1〜
50重量部とし、5〜20重量部とすることがより好ま
しい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような顕著な効
果が得られる。
【0053】(1)通常の歯磨操作のみで歯牙表面の歯
垢が効率的に除去されるだけでなく、歯牙表面の再石灰
化が促進され、歯牙を元の健康な状態へ戻すことができ
る。
【0054】(2)歯牙表面に吸着された研磨成分は、
歯牙と類似した結晶構造を有するハイドロキシアパタイ
トへと転化する。
【0055】(3)歯牙表面に吸着された研磨成分がハ
イドロキシアパタイトへ転化するとき、凝結硬化するた
めこれらの粒子の脱落が極力抑えられ、再石灰化に有効
かつ効率的に作用する。
【0056】(4)従来の歯磨剤では、研磨作用しか有
しなかった成分も、石灰化促進剤として利用することが
できる。
【0057】
【実施例】以下に実施例を示す。なお、本発明は、以下
の実施例のみに限定されるものではない。
【0058】実施例1 成人永久歯をエナメル小柱に切り、約200μmの厚さ
の切片を作成した。この切片に対し、表1の配合割合で
調製した練り歯磨剤と市販の歯ブラシを用いて5分間ブ
ラッシングした後、流水下で洗浄し、37℃の唾液(蒸
留水にて50倍に希釈)中に24時間静置した。この操
作を30回繰り返した後、切片を取り出し歯質表面を偏
光顕微鏡により観察した。
【0059】歯質表面全面には、厚さ1〜5μmのハイ
ドロキシアパタイトのコーティング層が認められた。
【0060】本実施例で使用した組成物の配合割合を以
下表1に示す。なお表中の数値の単位は、すべて重量%
である。
【0061】
【表1】
【0062】実施例2〜11 表1の割合で調製した練り歯磨剤を用いた以外は、実施
例1と同様の操作を行なった。
【0063】歯質表面全面には、全実施例において厚さ
1〜5μmのハイドロキシアパタイトのコーティング層
が認められた。
【0064】比較例1 第二リン酸カルシウムを含有する市販の歯磨剤を用いる
以外は、実施例1と同様の操作を行なった。
【0065】歯質表面全面には、ハイドロキシアパタイ
トのコーティング層が認められなかった。
【0066】比較例2 炭酸カルシウムを含有する市販の歯磨剤を用いる以外
は、実施例1と同様の操作を行なった。
【0067】歯質表面全面には、ハイドロキシアパタイ
トのコーティング層が認められなかった。
【0068】比較例3 市販の液体歯磨剤を用いる以外は、実施例1と同様の操
作を行なった。
【0069】歯質表面全面には、ハイドロキシアパタイ
トのコーティング層が認められなかった。
【0070】比較例4 ハイドロキシアパタイトを含有する市販の歯磨剤を用い
た以外は、実施例1と同様の操作を行なった。
【0071】歯質表面全面には、ハイドロキシアパタイ
トのコーティング層が認められなかった。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末を含み、pH5〜8であるこ
    とを特徴とする歯磨組成物。
  2. 【請求項2】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸八カルシウムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯磨組成物。
  3. 【請求項3】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯磨組成物。
  4. 【請求項4】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムと第一
    リン酸カルシウム(無水または一水和物)の混合物(C
    a/Pモル比1.30〜1.67)であることを特徴と
    する請求項1に記載の歯磨組成物。
  5. 【請求項5】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムと第二
    リン酸カルシウム(無水または二水和物)の混合物(C
    a/Pモル比1.30〜1.67)であることを特徴と
    する請求項1に記載の歯磨組成物。
  6. 【請求項6】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと第一
    リン酸カルシウム(無水または一水和物)の混合物(C
    a/Pモル比1.30〜1.50)であることを特徴と
    する請求項1に記載の歯磨組成物。
  7. 【請求項7】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと第二
    リン酸カルシウム(無水または二水和物)の混合物(C
    a/Pモル比1.30〜1.50)であることを特徴と
    する請求項1に記載の歯磨組成物。
  8. 【請求項8】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムとリン
    酸三カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.50〜
    1.67)であることを特徴とする請求項1に記載の歯
    磨組成物。
  9. 【請求項9】 水と接触してハイドロキシアパタイトへ
    転化するカルシウム塩粉末がリン酸四カルシウムとリン
    酸八カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.33〜
    1.67)であることを特徴とする請求項1に記載の歯
    磨組成物。
  10. 【請求項10】 水と接触してハイドロキシアパタイト
    へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムとリ
    ン酸八カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.33〜
    1.50)であることを特徴とする請求項1に記載の歯
    磨組成物。
  11. 【請求項11】 水と接触してハイドロキシアパタイト
    へ転化するカルシウム塩粉末がリン酸三カルシウムと炭
    酸カルシウムの混合物(Ca/Pモル比1.50〜1.
    67)であることを特徴とする請求項1に記載の歯磨組
    成物。
  12. 【請求項12】 水と接触してハイドロキシアパタイト
    へ転化するカルシウム塩粉末が第一リン酸カルシウム
    (無水または一水和物)と炭酸カルシウムの混合物(C
    a/Pモル比1.30〜1.67)であることを特徴と
    する請求項1に記載の歯磨組成物。
JP1657794A 1994-02-10 1994-02-10 歯磨組成物 Pending JPH07223930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1657794A JPH07223930A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 歯磨組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1657794A JPH07223930A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 歯磨組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07223930A true JPH07223930A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11920151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1657794A Pending JPH07223930A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 歯磨組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07223930A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998007448A1 (en) 1996-08-20 1998-02-26 American Dental Association Health Foundation Anti-carious chewing gums, candies, gels, toothpastes and dentifrices
JP2013163656A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Gc Corp 歯磨剤
WO2014054257A1 (ja) * 2012-10-04 2014-04-10 株式会社サンギ 歯磨用組成物
JP2016531101A (ja) * 2013-07-19 2016-10-06 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 再石灰化口腔ケア製品
US10039698B2 (en) 2015-01-16 2018-08-07 Kabushiki Kaisha Sangi Toothpaste composition
JPWO2022113931A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02
CN115282063A (zh) * 2022-09-02 2022-11-04 米乐医疗科技有限公司 一种牙齿脱敏剂

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998007448A1 (en) 1996-08-20 1998-02-26 American Dental Association Health Foundation Anti-carious chewing gums, candies, gels, toothpastes and dentifrices
EP0952851A4 (en) * 1996-08-20 2002-11-13 American Dental Ass CHEWING GUMS, SWEETS, GELS AND PASTA AND ANTICARIOUS TOOTHPASTS
JP2010047575A (ja) * 1996-08-20 2010-03-04 Ada Foundation 抗カリエスチューインガム、キャンディー、ゲル、練り歯磨および歯磨剤
JP2013163656A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Gc Corp 歯磨剤
WO2014054257A1 (ja) * 2012-10-04 2014-04-10 株式会社サンギ 歯磨用組成物
JP2016531101A (ja) * 2013-07-19 2016-10-06 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 再石灰化口腔ケア製品
US10039698B2 (en) 2015-01-16 2018-08-07 Kabushiki Kaisha Sangi Toothpaste composition
JPWO2022113931A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02
WO2022113931A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02 株式会社西尾 歯質強化方法及び歯のホワイトニング方法
EP4252861A4 (en) * 2020-11-24 2024-11-06 Nishio Co., Ltd. Tooth strengthening method and tooth whitening method
CN115282063A (zh) * 2022-09-02 2022-11-04 米乐医疗科技有限公司 一种牙齿脱敏剂
CN115282063B (zh) * 2022-09-02 2023-11-24 米乐医疗科技有限公司 一种牙齿脱敏剂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0222216A (ja) 歯口用組成物
JPH059404B2 (ja)
JP2007504187A (ja) 口腔および歯ケア製剤
CA1330047C (en) Oral compositions
JPH0133444B2 (ja)
US3257282A (en) Prophylactic dental paste compositions comprising zirconium silicate
JP2013163656A (ja) 歯磨剤
JPH10182389A (ja) 歯磨組成物
JP3528389B2 (ja) 口腔用組成物
JPH068247B2 (ja) 口腔用組成物
EP0265186A2 (en) Anticalculus compositions
JPH0832619B2 (ja) 水性練歯みがき組成物
JPH01104004A (ja) 口腔用組成物
EP0040938A2 (en) Prophylactic dental paste comprising dicalcium phosphate and method of using it for cleaning, polishing and remineralizing teeth
KR20120084492A (ko) 치아 건강 증진용 치약 조성물 및 치약
JP2580661B2 (ja) 口腔用組成物
AU2004273613B2 (en) A dentifrice composition comprising soluble calcium sequestering agent
CN101180099B (zh) 包含氟化物源和牙膏摩擦剂二氧化硅但不含烷基硫酸盐和正磷酸盐的牙膏组合物
JP3889146B2 (ja) 液体口腔用組成物
JPH01139524A (ja) 口腔用組成物
JP2553886B2 (ja) 歯磨剤組成物
JPH03200718A (ja) 抗結石組成物
JPH089531B2 (ja) 口腔用組成物
JP2003231621A (ja) 口臭予防用口腔用組成物
US11529295B2 (en) Oral care composition