JPH07224127A - ビニル共重合体樹脂およびコーティング剤 - Google Patents

ビニル共重合体樹脂およびコーティング剤

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JPH07224127A
JPH07224127A JP1673594A JP1673594A JPH07224127A JP H07224127 A JPH07224127 A JP H07224127A JP 1673594 A JP1673594 A JP 1673594A JP 1673594 A JP1673594 A JP 1673594A JP H07224127 A JPH07224127 A JP H07224127A
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JP
Japan
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group
vinyl
formula
iii
polymethylsilsesquioxane
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JP1673594A
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English (en)
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Fumio Matsui
井 二三雄 松
Nobuyuki Kaneko
子 信 行 金
Masatoshi Murakami
上 正 敏 村
Noritoshi Kamoi
居 徳 俊 鴨
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】特定の式で示され、数平均分子量が800〜1
00,000であるポリメチルシルセスキオキサン中の
水酸基および/またはアルコキシ基が、合計でこのポリ
メチルシルセスキオキサン1分子当り2個以下となるよ
うにトリメチルシリル化してなる架橋性反応基を有する
ポリメチルシルセスキオキサン[I]と、特定の塩構造を
分子内に有する有するビニルモノマー[II]と、塩構造を
分子内に有しないビニルモノマー[III]とがランダム共
重合されてなり、上記[I]と[II]と[III]のモル比([I]:
[II]:[III])が0.5〜50:0.1〜20:30〜9
9.4[[I]+[II]+[III]=100]であり、かつ数平
均分子量が5,000〜500,000であることを特
徴とするビニル共重合体樹脂、およびこのビニル共重合
体樹脂が20〜98重量%の量で含有されていることを
特徴とするコーティング剤。 【効果】耐候性および耐汚染性に優れたコーティング皮
膜が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ビニル共重合体樹脂およ
びコーティング剤に関し、さらに詳しくは耐汚染性と耐
久性に優れたビニル共重合体樹脂およびコーティング剤
に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】土木、建築、車両等の分野におい
ては、コーティング剤を物品の表面に塗設した場合に、
耐久性と耐汚染性に優れた硬化皮膜が得られるようなコ
ーティング剤の出現が望まれている。特に屋外では、自
動車排ガス等に起因するコーティング皮膜の汚染が著し
い。
【0003】このように屋外用途で用いられたコーティ
ング皮膜が著しく汚染されるのは、帯電した汚染物の粒
子が、例えば自動車のボディー等のコーティング皮膜等
に付着するためであろうと言われている。このため屋外
等で用いられるコーティング剤には、得られる硬化皮膜
が帯電防止機能を有することも求められている。
【0004】硬化皮膜が帯電防止機能を有するようなコ
ーティング剤を得るには、通常はイオン伝導性を示すよ
うな因子をコーティング剤に導入することが実用的であ
り、一般的でもある。
【0005】例えば、コーティング剤製造時に、第四級
アンモニウム塩アクリレートのようなビニルモノマーを
他の原料モノマーと共重合することにより、得られるコ
ーティング剤を塗設してなる硬化皮膜の表面抵抗を下げ
ることがよく行われている。しかしながら、この方法に
より得られる硬化皮膜では、耐水性が低下してしまうだ
けでなく、耐久性も著しく低下してしまうという問題点
があった。
【0006】例えば、特開昭60−231720号公報
には、シロキサン含有モノマーとエチレン性不飽和モノ
マーまたはジエンモノマーとをラジカル共重合すること
により、ポリシロキサン構造を側鎖に有するポリシロキ
サングラフト共重合体の製造方法が開示されている。こ
のようにして得られたポリシロキサングラフト共重合体
は、撥水性、防汚性、剥離性などの表面特性および耐久
性に優れている旨記載されている。
【0007】しかしながらその耐久性をさらに向上させ
ることを目的として、ポリマー中のポリシロキサンの含
有量を高めると、ポリシロキサン自体がソフトな性状を
有するため、得られるポリシロキサングラフト共重合体
は硬度が低くなり、傷つきやすくなり、また耐汚染性も
低下してしまうという問題点があった。
【0008】また、特開昭62−275132号公報に
は、ポリメチルシルセスキオキサン構造(ラダー構造)
を含み、水酸基またはアルコキシ基からなる官能基を2
個以上有するポリシロキサン系マクロモノマーと、ビニ
ルモノマーとを共重合させることによって、官能基を2
個以上有するシロキサン側鎖が導入されたビニル重合体
の製造方法が開示されている。このシロキサン側鎖が導
入されたビニル重合体は、架橋性、他の樹脂との相溶性
に優れ、しかも、耐候性、耐光性、耐水性、耐汚染性な
どの特性に優れている旨記載されている。
【0009】この方法により得られたポリシロキサン含
有樹脂は、樹脂中のポリシロキサンがラダー構造をと
り、しかも上記の官能基により架橋密度が高められてお
り、ポリシロキサンの含有量が多いにもかかわらず優れ
た硬度を有する。
【0010】しかしながら、このようなシロキサン側鎖
が導入されたビニル重合体においてもさらに耐久性およ
び硬度が改良されることが望まれている。なお、ポリシ
ロキサン側鎖の一定数以上がメチル基であり、芳香族系
側鎖が少なく、末端または側鎖に水酸基、アルコキシ基
などを有するポリメチルシルセスキオキサンは、末端ま
たは側鎖の水酸基、アルコキシ基などの官能基の反応性
が高く、極めてゲル化しやすいことが報告されている
(中浜精一ら、Polymer Preprints, Japan 29(1)73(198
0))。
【0011】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、耐候性と耐汚
染性の両方とも優れたコーティング皮膜が得られるよう
なビニル共重合体樹脂およびコーティング剤を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【発明の概要】本発明に係る第1のビニル共重合体樹脂
は、 [I] 一般式(1):
【0013】
【化8】
【0014】[式(1)中、R1およびR2は側鎖基を表
わし、-O-R3、-O-R4、-O-R5および-O-R6は末端
基である。nは繰り返し単位数である。]で示される構
造を有し、末端基が水酸基またはアルコキシ基であり、
側鎖基の50〜99.9モル%がメチル基であり、0.1
〜25モル%が架橋性反応基または架橋性反応基を置換
基として有する有機基であり、残部が炭素原子数2以上
のアルキル基、置換または非置換フェニル基、水酸基ま
たはアルコキシ基であり、かつ数平均分子量が800〜
100,000であって、しかもこの中に含まれる水酸
基および/またはアルコキシ基が、合計でこのポリメチ
ルシルセスキオキサン1分子当り2個以下となるように
トリメチルシリル化してなる、架橋性反応基を有するポ
リメチルシルセスキオキサンと、 [II] 一般式(2):
【0015】
【化9】
【0016】[式(2)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R8は、カルボン酸基、スルホン酸基、
燐酸基、アミノ基のいずれかを置換基として有する有機
残基であり、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基およ
びアミノ基は、塩基または酸と結合して塩を形成してい
る。]で示され、塩構造を分子内に有するビニルモノマ
ーと、 [III] 一般式(3):
【0017】
【化10】
【0018】[式(3)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R8aは、塩構造を有しない有機残基を表
わす。]で示され、塩構造を分子内に有しないビニルモ
ノマーとがランダム共重合されてなり、上記[I]と
[II]と[III]とのモル比([I]:[II]:[III])が
0.5〜50:0.1〜20:30〜99.4、好まし
くは1.5〜35:0.5〜5:60〜98、[但し、
[I]+[II]+[III]=100とする]であり、かつ数平均
分子量が5,000〜500,000であることを特徴
としている。 本発明に係る第2のビニル共重合体樹脂
は、 [I] 一般式(1):
【0019】
【化11】
【0020】[式(1)中、R1およびR2は側鎖基を表
わし、-O-R3、-O-R4、-O-R5および-O-R6は末端
基である。nは繰り返し単位数である。]で示される構
造を有し、末端基が水酸基またはアルコキシ基であり、
側鎖基の50〜99.9モル%がメチル基であり、0.1
〜25モル%が架橋性反応基または架橋性反応基を置換
基として有する有機基であり、残部が炭素原子数2以上
のアルキル基、置換または非置換フェニル基、水酸基ま
たはアルコキシ基であり、かつ数平均分子量が800〜
100,000であって、この中に含まれる水酸基およ
び/またはアルコキシ基が、合計でこのポリメチルシル
セスキオキサン1分子当り2個以下となるようにトリメ
チルシリル化してなる架橋性反応基を有するポリメチル
シルセスキオキサンと、 [IV] 一般式(4):
【0021】
【化12】
【0022】[式(4)中、繰返し単位「−Si(CH
32O−」と「−Si(R9)(R10)O−」とはラン
ダムに結合しており、そのモル比「−Si(CH32
−」:「−Si(R9)(R10)O−」は、80〜10
0:0〜20[但し、「−Si(CH32O−」と「−
Si(R9)(R10)O−」の合計を100モル%とす
る]である。側鎖基R9とR10の内で、少なくとも1個
は、ビニル結合を含む有機残基であり、残余の基は、炭
素数1以上のアルキル基、あるいは置換または非置換フ
ェニル基であってもよい。末端基R11とR12の内で、一
方はビニル結合を含む有機残基であり、他方は、ビニル
結合を含まない有機残基である。p,qは繰返し単位数
である。]で示され、数平均分子量が500〜50,0
00であるポリジメチルシロキサンと、 [II] 一般式(2):
【0023】
【化13】
【0024】[式(2)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R8は、カルボン酸基、スルホン酸基、
燐酸基、アミノ基のいずれかを置換基として有する有機
残基であり、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基およ
びアミノ基は、塩基または酸と結合して塩を形成してい
る。]で示され、塩構造を分子内に有するビニルモノマ
ーと、 [III] 一般式(3):
【0025】
【化14】
【0026】[式(3)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R8aは、塩構造を有しない有機残基を表
わす。]で示され、塩構造を分子内に有しないビニルモ
ノマーとがランダム共重合されてなり、上記{[I]+
[IV]}と[II]と[III]とのモル比{([I]+
[IV]):[II]:[III]}が0.5〜50:0.1〜20:
30〜99.4、好ましくは1.5〜35:0.5〜
5:60〜98[但し、([I]+[IV])+[II]+[III]=1
00とする]であり、かつ数平均分子量が5,000〜
500,000であることを特徴としている。本発明に
係るコーティング剤には、上記第1または第2のビニル
共重合体樹脂が20〜98重量%、好ましくは40〜8
0重量%の量で含有されていることを特徴としている。
【0027】本発明に係る上記のようなビニル共重合体
樹脂およびコーティング剤を用いることにより、耐候性
および耐汚染性に優れたコーティング皮膜が得られる。
【0028】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るビニル共重合
体樹脂およびコーティング剤について具体的に説明す
る。 [ビニル共重合体樹脂]第1のビニル共重合体樹脂 本発明に係る第1のビニル共重合体樹脂は、下記のよう
な特定のポリメチルシルセスキオキサン[I]と、下記
のような塩構造を分子内に有する特定のビニルモノマー
[II]と、下記のような塩構造を分子内に有しない特
定のビニルモノマー[III]とがランダム共重合され
てなり、上記[I]と[II]と[III]とのモル比
([I]:[II]:[III])は0.5〜50:0.1〜20:3
0〜99.4[但し、[I]+[II]+[III]=100とす
る]であり、かつ数平均分子量が5,000〜500,
000ある。
【0029】以下、まずはじめにポリメチルシルセスキ
オキサン[I]について説明する。ポリメチルシルセスキオキサン[I] ポリメチルシルセスキオキサン[I]は、下記一般式
(1)で示され、この中に含まれる水酸基および/また
はアルコキシ基が、合計でこのポリメチルシルセスキオ
キサン1分子当り2個以下となるようにトリメチルシリ
ル化してなり、架橋性反応基を有している。
【0030】一般式(1):
【0031】
【化15】
【0032】[式(1)中、R1およびR2は側鎖基を表
わし、-O-R3、-O-R4、-O-R5および-O-R6は末端
基である。nは繰り返し単位数である。] この式(1)で示されるポリメチルシルセスキオキサン
は、末端基が水酸基またはアルコキシ基であり、側鎖基
の50〜99.9モル%がメチル基であり、0.1〜25
モル%が架橋性反応基または架橋性反応基を置換基とし
て有する有機基であり、残部が炭素原子数2以上のアル
キル基、置換または非置換フェニル基、水酸基またはア
ルコキシ基である。
【0033】本発明においては、上記架橋性反応基とし
ては、ビニル基またはビニル基を置換基として有する有
機基(以下、「ビニル系架橋性反応基」とも言う。)が
好ましく、具体的には、ビニル基、アルケニル基、ビニ
ルエーテル基、アクリロイル基、メタクリロイル基が挙
げられる。上記ポリメチルシルセスキオキサンは、この
ようなビニル系架橋性反応基を、一種または二種以上有
している。
【0034】このポリメチルシルセスキオキサンにおい
て、側鎖有機基中のメチル基が50モル%未満である
と、後述するような塩構造を分子内に有するビニルモノ
マー[II]と、後述するような塩構造を分子内に有し
ないビニルモノマー[III]とを共重合して得られる
ビニル共重合体樹脂の硬度、耐候性が不充分となること
があり、また99.9モル%を超えるとビニル系架橋性
反応基が相対的に少量となりベースポリマーとなる、ビ
ニルモノマー[II]とビニルモノマー[III]とを
共重合させてなるポリマーの主鎖および/または側鎖へ
の該ポリメチルシルセスキオキサンの導入量が不充分と
なり、得られるビニル共重合体樹脂の耐久性等に悪影響
が生じることがある。また、ビニル系架橋性反応基が、
0.1モル%未満であると、得られるビニル共重合体樹
脂の耐久性が低下することがあり、また25モル%を超
えると、得られるビニル共重合体樹脂の硬度は増すが、
脆くなり、変形や衝撃に対する追随性が低下することが
ある。残部である炭素原子数2以上のアルキル基、置換
または非置換フェニル基、水酸基またはアルコキシ基
は、その量が多いと、ビニル共重合体樹脂の硬度、耐久
性が低下することがあるため、なるべく少ないことが望
ましい。
【0035】上記のようなポリメチルシルセスキオキサ
ンは、トリメチルシリル化されているが、トリメチルシ
リル化前のポリメチルシルセスキオキサンは、たとえば
ビニル基またはビニル基を置換基として有する有機基、
すなわちビニル系架橋性反応基を有するトリアルコキシ
シランおよび/またはトリクロロシランを、メチルトリ
アルコキシシランおよび/またはメチルトリクロロシラ
ンと加水分解・共縮合することにより得ることができ
る。
【0036】またこのようなトリメチルシリル化されて
いないポリメチルシルセスキオキサンは、上記のような
ビニル系架橋性反応基を形成しうる架橋性反応基前駆体
を有する、トリメチルシリル化されていないポリメチル
シルセスキオキサンをまず製造し、このポリメチルシル
セスキオキサンのビニル系架橋性反応基前駆体を高分子
反応によってビニル系架橋性反応基とすることによって
製造することもできる。
【0037】ポリメチルシルセスキオキサンを製造する
際には、メチル基を置換基として有する有機基を誘導し
得るトリアルコキシシランおよび/またはトリクロロシ
ランとしては次のようなものが用いられる。
【0038】メチルトリエトキシシラン、メチルトリメ
トキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルト
リクロロシラン等。これらの内では、メチルトリエトキ
シシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリクロ
ロシランが好ましく用いられる。
【0039】ビニル基またはビニル基を置換基として有
する有機基を誘導し得るトリアルコキシシランおよび/
またはトリクロロシランとしては次のようなものが用い
られる。
【0040】ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ-メタクリ
ロキシプロピルトリクロロシラン、γ-メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロキシプロ
ピルトリエトキシシラン、γ-アクリロキシプロピルト
リクロロシラン、γ-アクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ-アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン等。
【0041】これらの内では、γ-メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ-アクリロキシプロピルト
リメトキシシランが好ましく用いられる。炭素原子数が
2以上のアルキル基、あるいは置換または非置換フェニ
ル基を誘導し得るトリアルコキシシランおよび/または
トリクロロシランとしては次のようなものが用いられ
る。
【0042】フェニルトリメトキシシラン、フェニルト
リエトキシシラン、フェニルトリクロロシラン、n−プ
ロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリクロロシ
ラン、ドデシルトリクロロシラン、ドデシルトリメトキ
シシラン、イソブチルトリエトキシシラン、イソブチル
トリクロロシラン、4−クロロフェニルトリクロロシラ
ン、4−クロロフェニルトリメトキシシラン、ベンジル
トリクロロシラン、ベンジルトリエトキシシラン等。
【0043】これらの内では、フェニルトリメトキシシ
ランが好ましく用いられる。なお、上記のようなトリメ
チルシリル化されていないポリメチルシルセスキオキサ
ンを、この中に含まれる水酸基および/またはアルコキ
シ基が、合計で、このポリメチルシルセスキオキサン1
分子当り2個以下となるようにトリメチルシリル化する
ことにより、ポリメチルシルセスキオキサン[I]が得
られる。このポリメチルシルセスキオキサン[I]中に
含まれるトリメチルシリル化されずに残る水酸基および
/またはアルコキシ基が、合計でこのポリメチルシルセ
スキオキサン[I]1分子当り2個を超えていると、こ
のようなポリメチルシルセスキオキサンは、製造時に極
めてゲル化しやすく、取り扱いが困難になるだけでな
く、該ポリメチルシルセスキオキサンを、ビニルモノマ
ー[I]およびビニルモノマー[II]と共重合させて
なるビニル共重合体樹脂自体も保存安定性に欠けること
がある。
【0044】本発明では、前述のように、上記のような
トリメチルシリル化されていないポリメチルシルセスキ
オキサンに含まれる水酸基および/またはアルコキシ基
をトリメチルシリル化して、得られるポリメチルシルセ
スキオキサン1分子当り、トリメチルシリル化されずに
残る水酸基および/またはアルコキシ基を2個以下とす
ることによって、トリメチルシリル化されたポリメチル
シルセスキオキサン[I]が得られるが、トリメチルシ
リル化されていないポリメチルシルセスキオキサンに含
まれる水酸基および/またはアルコキシ基をトリメチル
シリル化するには、該ポリメチルシルセスキオキサンと
トリメチルシラノールとを反応させてもよく、またトリ
メチルシリル化されていないポリメチルシルセスキオキ
サンとヘキサメチルジシロキサンとを弱酸性下で反応さ
せてもよい。このうち、特にポリメチルシルセスキオキ
サン[I]とビニルモノマー[II]とビニルモノマー
[III]とをランダム共重合させる前に、トリメチル
シリル化されていないポリメチルシルセスキオキサンと
ヘキサメチルジシロキサンとを弱酸性下で反応させるこ
とが好ましい。
【0045】なお、ポリメチルシルセスキオキサンの側
鎖および末端に存在する水酸基とアルコキシ基との合計
量は、次のようにして定量することができる。先ず弱酸
酸性下でポリメチルシルセスキオキサンにヘキサメチル
ジシロキサンを加えて50℃程度に加熱すれば、ポリメ
チルシルセスキオキサンに含まれる水酸基およびアルコ
キシ基は、完全にヘキサメチルジシロキサンと反応する
ことがNMR解析から確認されるため、過剰量のヘキサ
メチルジシロキサンをポリメチルシルセスキオキサンに
加えて反応させた後にその残留量を測定し、ヘキサメチ
ルジシロキサンの消費量を算出する。なおヘキサメチル
ジシロキサンの残留量は、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC)を用いて定量することができ
る。またこのポリメチルシルセスキオキサンの絶対分子
量を蒸気圧測定等の手段で測定する。以上の二つのデー
タからポリメチルシルセスキオキサン1分子当たりの水
酸基とアルコキシ基との合計量が算出される。なお本発
明では、トリメチルシリル化されていないポリメチルシ
ルセスキオキサンの側鎖および末端の水酸基とアルコキ
シ基の合計量を予め定量しておき、これを所望のトリメ
チルシリル化度になるようにヘキサメチルジシロキサン
を加えて、トリメチルシリル化されていないポリメチル
シルセスキオキサンのトリメチルシリル化反応を行うこ
とが望ましい。ビニルモノマー[II] ビニルモノマー[II]は、下記一般式(2)で示さ
れ、塩構造を分子内に有している。
【0046】一般式(2):
【0047】
【化16】
【0048】[式(2)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R8は、カルボン酸基、スルホン酸基、
燐酸基、アミノ基のいずれかを置換基として有する有機
残基であり、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基およ
びアミノ基は、塩基または酸と結合して塩を形成してい
る。] 上記一般式(2)で示されるビニルモノマーとしては、
具体的には、例えば、以下のようなものが挙げられる。
【0049】カルボン酸基を有するビニル化合物の塩
(i)としては、2-メタクリロイルオキシエチルフタル酸
の金属塩またはアンモニウム塩、2-アクリロイルオキシ
エチルフタル酸の金属塩またはアンモニウム塩、2-メタ
クリロイルオキシエチルコハク酸の金属塩またはアンモ
ニウム塩、2-アクリロイルオキシエチルコハク酸の金属
塩またはアンモニウム塩、アクリル酸ダイマーの金属塩
またはアンモニウム塩、2-メタクリロイルオキシエチル
ヘキサヒドロフタル酸の金属塩またはアンモニウム塩、
2-アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸の金
属塩またはアンモニウム塩、メタクリル酸の金属塩また
はアンモニウム塩、アクリル酸の金属塩またはアンモニ
ウム塩、イタコン酸の金属塩またはアンモニウム塩等が
挙げられる。
【0050】アミノ基を有するビニル化合物の塩(ii)と
しては、ジメチルアミノエチルアクリレート四級化物塩
酸塩、ジメチルアミノエチルメタクリレート四級化物塩
酸塩、ジエチルアミノエチルアクリレート四級化物塩酸
塩、ジエチルアミノエチルメタクリレート四級化物塩酸
塩、アミノプロピルアクリレート四級化物塩酸塩、アミ
ノプロピルメタクリレート四級化物塩酸塩、シクロヘキ
シルアミノメチルアクリレート四級化物塩酸塩、シクロ
ヘキシルアミノメチルメタクリレート四級化物塩酸塩等
が挙げられる。
【0051】スルホン酸基を有するビニル化合物の塩(i
ii)としては、パラスチレンスルホン酸の金属塩または
アンモニウム塩、ビニルスルホン酸の金属塩またはアン
モニウム塩等が挙げられる。
【0052】燐酸基を有するビニル化合物の塩(iv)とし
ては、2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェ
ートの金属塩またはアンモニウム塩、2-メタクリロイル
オキシエチルアシッドフォスフェートの金属塩またはア
ンモニウム塩等が挙げられる。なお、上記金属塩を形成
する金属としては、特に限定されず、例えばアルカリ金
属、アルカリ土類金属などが挙げられる。
【0053】これら一般式(2)で示されるビニル化合
物の内では、アミノ基を有するビニル化合物の第四級ア
ンモニウム塩(ii)と、燐酸基を有するビニル化合物の塩
(iv)とが好ましく、またアミノ基を有するビニル化合物
の第四級アンモニウム塩(ii)の内では、ジエチルアミノ
エチルメタクリレート四級化物の塩酸塩が特に好まし
く、また燐酸基を有するビニル化合物の塩(iv)の内では
2-メタクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート
のアンモニウム塩が特に好ましく用いられる。
【0054】一般式(2)で示されるこれらのビニル化
合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。ビニルモノマー[III] ビニルモノマー[III]は、下記一般式(3)で示さ
れ、塩構造を分子内に有していない。
【0055】一般式(3):
【0056】
【化17】
【0057】[式(3)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R8aは、塩構造を有しない有機残基を表
わす。] 式(3)中、R8aは、上記R8と異なる、塩構造を有し
ない置換基であって、このような置換基R8aとしては、
例えば水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、置換また
は非置換フェニル基、アルコキシカルボニル基、アルコ
ール性水酸基含有アルコキシカルボニル基、シアノ基、
エポキシ基含有アルコキシカルボニル基、アミド基含有
カルボニル基、N-ヒドロキシアミノカルボニル基、ビ
ニル結合を含む有機残基、メルカプト基、アミドオキシ
ム基、アルデヒド基、アセチルアセトナート基等の基を
置換基として有する置換アルコキシカルボニル基等が挙
げられる。
【0058】上記一般式(3)で示されるビニルモノマ
ーとしては、具体的には、例えば、以下のようなものが
挙げられる。アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシル、メタ
クリル酸2-エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、メタクリル
酸ステアリル等のアクリル酸もしくはメタクリル酸と炭
素原子数1〜22の一価アルコールとのエステル;スチ
レン、ビニルトルエン、α-メチルスチレン、アクリロ
ニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル等。
【0059】これらの内では、アクリル酸もしくはメタ
クリル酸と炭素原子数1〜22の一価アルコールとのエ
ステルが好ましく、特にアクリル酸メチル、メタクリル
酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシルが好ましく用い
られる。
【0060】また本発明においては、上記一般式(3)
で示されるビニルモノマーとして、上記のようなビニル
モノマーと共に、水酸基、エポキシ基、アミド基、メル
カプト基、アミドオキシム基、アルデヒド基、アセチル
アセトナート基等の架橋性反応基を有する下記のような
ビニルモノマーを用いることができる。
【0061】アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル
酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、
メタクリル酸ヒドロキシプロピル等のアルコール性水酸
基含有ビニルモノマー;アクリル酸グリシジル、メタク
リル酸グリシジル等のエポキシ基含有ビニルモノマー;
アクリルアミド、メタクリルアミド、N-メチロールアミ
ド、N-メチロールメタクリルアミド等のアミド基含有ビ
ニルモノマー;その他メルカプト基、アミドオキシム
基、アルデヒド基、アセチルアセトナート基含有ビニル
モノマー等。
【0062】これらの架橋性反応基を有するビニルモノ
マーの内では、アルコール性水酸基含有ビニルモノマー
が好ましく、特にメタクリル酸ヒドロキシエチルが好ま
しく用いられる。
【0063】これらのビニルモノマーは、1種単独で用
いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。本発
明に係る第1のビニル共重合体樹脂は、上記のポリメチ
ルシルセスキオキサン[I]と上記のビニルモノマー
[II]とビニルモノマー[III]とがランダム共重
合されてなり、そのモル比([I]:[II]:[II
I])が0.5〜50:0.1〜20:30〜99.
4、好ましくは1.5〜35:0.5〜5:60〜98
[[I]+[II]+[III]=100]であり、か
つ数平均分子量が5,000〜500,000、好まし
くは8,000〜50,000である。また、このビニ
ル共重合体樹脂の重量平均分子量は、通常、5,000
〜1,000,000、好ましくは10,000〜30
0,000程度である。なお、このビニル共重合体樹脂
では、該樹脂を構成する各成分単位量(モル比)は、用
いられた原料モノマーのモル比に比例している。
【0064】ここで、上記成分[I]が、[I]と[I
I]と[III]との合計100モル%中、50モル%
を超えると、バランスのとれた物性を有するビニル共重
合体樹脂が得られず、また、0.5モル%未満では、得
られるビニル共重合体樹脂の耐水性が不充分となってし
まう。また上記成分[II]が20モル%を超えると、
得られるビニル共重合体樹脂の耐水性が不充分となり、
0.1モル%未満では、帯電防止性が不十分となってし
まう。上記成分[III]は、バランスのとれた性能を
有するビニル共重合体樹脂を得るのに寄与し、この成分
[III]が30モル%未満では、性能バランスに優れ
たビニル共重合体樹脂が得られず、また99.4モル%
を超えると、耐水性および耐汚染性に優れたビニル共重
合体樹脂が得られない。
【0065】このようなビニル共重合体樹脂は、例え
ば、以下のようにして製造される。すなわち、前述した
ような方法にて調製されたメタクリル反応性ポリメチル
シルセスキオキサン等のポリメチルシルセスキオキサン
[I]:0.5〜50モル%、好ましくは1.5〜35
モル%と、ジメチルアミノエチルメタクリレート四級化
物塩酸塩等の塩構造を有するビニルモノマー[II]:
0.1〜20モル%、好ましくは0.5〜5モル%と、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸
2-エチルヘキシル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等の
塩構造を有しないビニルモノマー[III]:30〜9
9.4モル%、好ましくは60〜98モル%[但し、
[I]+[II]+[III]=100モル%]とを、
t-ブチルドデカンチオール等の分子量調節剤、アゾビス
イソブチロニトリル等の重合開始剤および酢酸エチル等
の溶剤の存在下に、窒素気流中、還流しながら60℃〜
120℃程度の温度で1〜10時間程度反応させればよ
い。
【0066】第2のビニル共重合体樹脂 本発明に係る第2のビニル共重合体樹脂は、上記のよう
なポリメチルシルセスキオキサン[I]とビニルモノマ
ー[II]とビニルモノマー[III]とに加えて、下
記のようなポリジメチルシロキサン[IV]をランダム
共重合されてなっている。
【0067】しかも、この第2のビニル共重合体樹脂で
は、上記[I]、[IV]、[II]および[III]
は、そのモル比{[I]+[IV]}:[II]:[I
II]が0.5〜50:0.1〜20:30〜99.
4、好ましくは1.5〜35:0.5〜5:60〜98
[但し、[I]+[IV]+[II]+[III]=1
00とする]であり、かつ、このビニル共重合体樹脂の
数平均分子量は5,000〜500,000、好ましく
は8,000〜50,000である。また、このビニル
共重合体樹脂の重量平均分子量は、通常、5,000〜
1,000,000、好ましくは10,000〜30
0,000程度である。なお、このビニル共重合体樹脂
では、該樹脂を構成する各成分単位量(モル比)は、用
いられた原料モノマーのモル比に比例している。
【0068】ここで、[I]+[IV]+[II]+
[III]=100モル%とするとき、上記成分[I]
と成分[IV]との和{[I]+[IV]}が50モル
%を超えると、バランスのとれた物性を有するビニル共
重合体樹脂が得られず、また、0.5モル%未満では、
得られるビニル共重合体樹脂の耐水性が不充分となって
しまう。また、成分[II]が20モル%を超えると、
得られるビニル共重合体樹脂の耐水性が劣悪となり、
0.1モル%未満では、得られるビニル共重合体樹脂の
帯電防止性が不充分となってしまう。成分[III]
は、バランスのとれた性能を有するビニル共重合体樹脂
を得るのに寄与し、この成分[III]が30モル%未
満では、このような性能バランスに優れたビニル共重合
体樹脂が得られず、また99.4モル%を超えると、耐
水性および耐汚染性に優れたビニル共重合体樹脂を得る
ことが困難となる。
【0069】上記ポリジメチルシロキサン成分[IV]
は、下記一般式(4)で示され、その数平均分子量が5
00〜50,000である。 一般式(4):
【0070】
【化18】
【0071】[式(4)中、繰返し単位「−Si(CH
32O−」と「−Si(R9)(R10)O−」とはラン
ダムに結合しており、そのモル比「−Si(CH32
−」:「−Si(R9)(R10)O−」は、通常80〜
100:0〜20、好ましくは80〜99.999:
0.001〜20、さらに好ましくは90〜98:2〜
10[但し、「−Si(CH32O−」と「−Si(R
9)(R10)O−」の合計を100モル%とする]であ
る。側鎖基R9とR10の内で、少なくとも1個は、ビニ
ル結合を含む有機残基であり、残余の基は、炭素数1以
上のアルキル基、あるいは置換または非置換フェニル基
であってもよい。末端基R11とR12の内で、一方はビニ
ル結合を含む有機残基であり、他方は、ビニル結合を含
まない有機残基である。p,qは繰返し単位数であ
る。] なお、本発明に係る第1のビニル共重合体樹脂では、こ
のビニル共重合体樹脂中に含まれるシリコーン含有量を
増加させると、得られるビニル共重合体樹脂の耐候性は
一層高められるが、ビニル共重合体樹脂中に導入された
ポリメチルシルセスキオキサンの含有量が多過ぎると、
得られるビニル共重合体樹脂は脆くなり、変形に対する
追随性が乏しくなる傾向が見られる。しかしながらこの
第2のビニル共重合体樹脂においては、ビニル共重合体
樹脂製造時に、上記ポリメチルシルセスキオキサン系重
合体[I]、ビニルモノマー[II]およびビニルモノ
マー[III]と共に、上記のようなポリジメチルシロ
キサン[IV]をランダム共重合させているので、ビニ
ル共重合体樹脂中におけるシリコーン含有量を多くして
も第1のビニル共重合体樹脂よりも変形に対する追随性
に優れている。
【0072】本発明で用いられるポリジジメチルシロキ
サン[IV]は、上記のように1分子当り少なくとも1
個のビニル基またはビニル基を置換基として有する有機
置換基を有しているが、このようなポリジジメチルシロ
キサンとしては、具体的には、例えば、上記一般式
(4)におけるR9はメチル基、R10はビニル置換基を
有する有機基、R11はメチル基であり、R12がビニル置
換基を有する有機基であり、その数平均分子量が2,0
00である、片末端メタクリル変性ポリジメチルシロキ
サン(信越化学(株)製、商品番号:X-22-174D)等が
挙げられる。
【0073】このようなポリジメチルシロキサン構造
は、側鎖に架橋性反応基を有する共重合体に高分子反応
によって誘導してもよい。例えば、末端に水酸基を有す
るポリジメチルシロキサン(信越化学(株)製 X−2
2−170B)にイソシアネートエチルメタクリレート
等の不飽和イソシアネートを反応せしめることにより、
ポリジメチルシロキサンの末端に不飽和基を導入し、こ
のようにして得られた末端不飽和基含有ポリジメチルシ
ロキサンを他の共重合用モノマーと共重合させることに
より、末端および/または側鎖にポリジメチルシロキサ
ン構造を含有するビニルモノマーの共重合体(ビニル共
重合体樹脂)を得てもよい。
【0074】このような本発明に係る第2のビニル共重
合体樹脂を製造するには、例えば、ビニル共重合体樹脂
製造用原料として、前述した第1のビニル共重合体樹脂
を製造する際に用いた原料([I],[II]および
[III])と共に、片末端メタクリル変性ポリジメチ
ルシロキサン等のポリジメチルシロキサン[IV]を用
い、しかも各成分[I]、[IV]、[II]、[II
I]をそれぞれ上述したような量で用いる以外は、前記
第1のビニル共重合体樹脂と同様にして製造すればよ
い。
【0075】なお、本発明に係る上記第1および第2の
ビニル共重合体樹脂を製造する際には、上記一般式
(2)で示され、塩構造を分子内に有するビニルモノマ
ー[II]に代えて、下記一般式(5)で示されるビニ
ルモノマーを用いてランダム共重合反応を行い、生成し
たビニル共重合体を構成している一般式(5)から誘導
された成分単位中のカルボン酸基、スルホン酸基、燐酸
基、アミノ基を、塩基または酸を用いて中和することに
より、式(5)で示されるビニル化合物から誘導される
成分単位中に塩構造を形成させて、上記のようなビニル
共重合体樹脂を製造してもよい。 一般式(5):
【0076】
【化19】
【0077】[式(5)中、R7は、水素原子またはメ
チル基であり、R13は、カルボン酸基、スルホン酸基、
燐酸基、アミノ基のいずれかを置換基として有する有機
残基を表わす。] 本発明においては、溶剤あるいは他のモノマーに対する
ビニルモノマー[II]の溶解性を考慮すると、共重合
時には、上記のような酸性または塩基性の置換基を有す
るビニルモノマー(5)を用い、得られたビニル共重合
体をアルカリまたは酸にて中和することによりビニル共
重合体樹脂中の、ビニルモノマー(5)から誘導される
成分単位中に塩構造を導入することが望ましいことが多
い。
【0078】上記一般式(5)で示されるビニルモノマ
ーとしては、具体的には、例えば、以下のようなものが
挙げられる。カルボン酸基を有するビニル化合物(i)と
しては、2-メタクリロイルオキシエチルフタル酸、2-ア
クリロイルオキシエチルフタル酸、2-メタクリロイルオ
キシエチルコハク酸、2-アクリロイルオキシエチルコハ
ク酸、アクリル酸ダイマー、2-メタクリロイルオキシエ
チルヘキサヒドロフタル酸、2-アクリロイルオキシエチ
ルヘキサヒドロフタル酸、メタクリル酸、アクリル酸、
イタコン酸等が挙げられる。
【0079】アミノ基を有するビニル化合物(ii)として
は、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリ
レート、ジエチルアミノエチルメタクリレート等が挙げ
られる。
【0080】スルホン酸基を有するビニル化合物(iii)
としては、パラスチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸
等が挙げられる。燐酸基を有するビニル化合物(iv)とし
ては、2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェ
ート、2-メタクリロイルオキシエチルアシッドフォスフ
ェート等が挙げられる。
【0081】これら一般式(5)で示されるビニル化合
物の内では、アミノ基を有するビニル化合物(ii)と、燐
酸基を有するビニル化合物(iv)とが好ましく、またアミ
ノ基を有するビニル化合物(ii)の内では、ジエチルアミ
ノエチルメタクリレートが特に好ましく、また燐酸基を
有するビニル化合物(iv)の内では2-メタクリロイルオキ
シエチルアシッドフォスフェートが特に好ましく用いら
れる。
【0082】一般式(5)で示されるこれらのビニル化
合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。 [コーティング剤]本発明のコーティング剤には、上記
第1または第2のビニル共重合体樹脂が20〜98重量
%、好ましくは40〜80重量%の量で含有されてい
る。このビニル共重合体樹脂の含有量が98重量%を超
えると、コーティング剤の粘性が高すぎるため、良好な
塗膜を得ることが困難となり、20重量%未満では所定
膜厚にコーティングするにはダレが生じるため好ましく
ない。
【0083】このコーティング剤は、単独で硬度、耐久
性等に優れたコーティング剤として使用することができ
るが、紫外線硬化剤(例:ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート)、常温あるいは加熱硬化剤(例:多官能
脂肪族イソシアネート)等の各種硬化剤、ジブチル錫ラ
ウレート等の反応触媒、ベンゾフェノン等の重合開始
剤、P-ジメチル安息香酸エチル等の光重合開始助剤、
増量材、増粘剤、着色顔料、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、消泡剤等の各種添加剤を加えて用いることもでき
る。
【0084】なお、上記のようなコーティング剤を使用
するに際しては、作業性を良好とするため各種の溶剤ま
たは反応性希釈剤を併用することもできる。溶剤として
はプロパノール、ブタノール等のアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、セロソルブアセテート、メチルセロソルブ等
のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類等が挙げ
られる。これらの溶剤は二種以上を混合して使用しても
よい。
【0085】上記のようにコーティング剤を三次元硬化
させる際には、該組成物中の架橋性反応基と用いられた
硬化剤の種類等に応じて適切な硬化方法、硬化条件を選
定すればよい。
【0086】例えば、架橋性反応基がアルコール性水酸
基であり、硬化剤がジイソシアネートである場合には、
二液の常温または加熱硬化が選択でき、硬化剤がメラミ
ン樹脂である場合には加熱硬化すればよい。また架橋性
反応基が(メタ)アクリロキシ基である場合にはUV硬
化あるいは過酸化物硬化が可能となる。
【0087】このような本発明に係るビニル共重合体樹
脂およびコーティング剤は、物品、車両、建築物等の表
面のコーティング用あるいは塗料用ベースレジンとして
特に有用である。
【0088】またこのようなコーティング剤にてコーテ
ィングされる基材としては、下記のようなものが挙げら
れる。アルミニウム、銅、ステンレス、燐酸亜鉛処理鋼
板等の金属類;6−ナイロン、ABS、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、アクリル樹脂、PPO、PVC、
ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂等のプラスチック類;各種木材、パーチ
クルボード、ファイバーボード等の木質製品;紙、布等
の繊維製品;珪カル板、スレート板、コンクリート、石
膏、ガラス等のセラミック類等。
【0089】これらの内で、特に金属類、セラミック類
が基材として好ましく用いられる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、耐汚染性と耐久性に優
れたビニル共重合体樹脂およびコーティング剤が提供さ
れる。
【0091】この新規なコーティング剤は帯電防止性が
あり、耐汚染性に優れるだけでなく、耐水性、耐候性に
優れているため、特に土木、建築、車両等屋外用途にお
いて広範な応用が期待しうる。
【0092】
【実施例】以下、実施例と比較例を示して、本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明は下記の例に限定され
るものではない。
【0093】なお、実施例および比較例中の各物性値は
下記の方法に従って測定した。 [表面硬度]塗料用鉛筆引っかき試験機を用いて、JIS
K5401に準じて測定した。 [耐候性]JIS B7753の規定に従い、カーボンアークサ
ンシャインウエザーメーターによる試験を行った。20
00時間後の試験体の表面を観察し、試験前の物と比較
観察して評価した。 [耐水性]試験片を80℃の水の中に浸漬し、24時間
後の表面の状態を観察するとともに、表面抵抗値、帯電
圧の半減期を測定した。 [耐汚染性]試験片を屋外で3ヶ月間暴露し、大気汚染
による影響を調べた。 [表面固有電気抵抗]高抵抗測定器4329A(ヒューレッ
トパッカード社製)を使用して測定した。 [帯電圧の半減期]スタチック・オネストメーター(穴
戸商会製)を用いて、10KVの電圧を印加し、その帯
電圧の減衰を半減期で測定した。
【0094】また実施例および比較例中に用いたビニル
基を有するポリメチルシルセスキオキサンは次のように
して合成した。 [メタクリル反応性ポリメチルシルセスキオキサンの合
成]温度計、攪拌装置、還流冷却器を取付けた2リット
ルのフラスコに、γ-メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン50g(0.2モル)、メチルトリエトキシシ
ラン445g(2.5モル)、フェニルトリメトキシシラ
ン20g(0.1モル)、アセトン200g、塩酸0.00
2モル、水54g(3モル)を仕込み、フラスコ内の得
られた混合物の温度を60℃まで昇温し、攪拌しながら
3時間保持した。続いて得られた混合物の温度を70℃
に昇温して1時間反応させた後、KOH 0.004モ
ルを滴下し、さらに2時間反応させた後、中和し、水お
よびトルエンを用いて洗浄した後、ロータリーエバポレ
ーターを使用して溶剤、水等を除去したところ、25℃
の粘度が1450cpsの粘稠な液体が定量的に得られ
た。
【0095】この粘稠な液体のGPC曲線は単一のピー
クとなり、モノマーに由来する残存ピークは全く見られ
なかった。従って、モノマーは完全に共縮合していると
考えられ、側鎖のメチル基、γ-メタクリロキシプロピ
ル基、フェニル基のモル比は原料モル比に由来し、2
5:2:1であった。
【0096】またこの粘稠な液体は、蒸気圧測定による
分子量(Mn)は3200であり、この蒸気圧測定によ
るデータとシリル化による測定データとから算出された
側鎖および末端の水酸基とアルコキシ基の合計量は、1
分子当たり5.4個であった。 そこでトリメチルシリ
ル化されずに残る遊離の側鎖および末端の水酸基とアル
コキシ基との合計量が1.3個となるように以下のよう
にしてトリメチルシリル化を行った。
【0097】上記の粘稠な液体の一定量をとり、ヘキサ
メチルジシロキサンの所定量と小量の塩酸を加え、50
℃、pH4で2時間反応させ、中和した後前述したと同
様な精製操作を行い、本発明に用いられるビニル基を有
するポリメチルシルセスキオキサンを得た。これをポリ
マーAとする。
【0098】また比較のためにポリマーAの合成におけ
る原料アルコキシシランの反応モル比を変更した以外は
ポリマーAと同様な操作、処方によりメチル基、γ-メ
タクリロキシプロピル基、フェニル基のモル比が12:
2:14であるようなポリメチルシルセスキオキサンを
得た。このポリメチルシルセスキオキサンは、25℃に
おける粘度は1400cpsであり、蒸気圧測定による分
子量は2500であった。またポリメチルシルセスキオ
キサンの側鎖および末端の水酸基とアルコキシ基の合計
量は1分子当たり5.7個であり、トリメチルシリル化
されずに残る遊離の側鎖および末端の水酸基とアルコキ
シ基との合計量が1.3個となるようにトリメチルシリ
ル化を行なった。これをポリマーBとする。
【0099】
【実施例1】温度計、攪拌装置、還流冷却器を取付けた
2リットルのフラスコに、以下の組成物を入れ、窒素気
流中、還流しながら(85℃)5時間反応せしめたとこ
ろ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)による反応率は97%となった。
【0100】 ポリマーA 250重量部 メタクリル酸メチル 180重量部 メタクリル酸ブチル 110重量部 アクリル酸2-エチルヘキシル 90重量部 メタクリル酸ヒドロキシエチル 120重量部 ジメチルアミノエチルメタクリレート四級化物塩酸塩 40重量部 t-ブチルドデカンチオール 20重量部 アゾビスイソブチロニトリル 10重量部 酢酸エチル 800重量部 このようにして数平均分子量19000、重量平均分子
量75000のポリマーCが得られた。次に下記の成分
を均一に混合し、ボンデライト鋼鈑上に30μm厚みに
塗装した後、室温で一夜放置し、さらに50℃で2時間
の加熱硬化を行った。
【0101】 ポリマーC 48重量部 多官能脂肪族イソシアネート 17重量部 (住友バイエル(株)スミジュールN) ジブチル錫ジラウレート 0.3重量部 酢酸ブチル 20重量部 キシレン 15重量部 この硬化被膜の性能評価結果を表1に示す。
【0102】
【比較例1】実施例1におけるポリマーAをポリマーB
成分とした以外は全て実施例1と同様の操作、処方によ
りポリマーDを得た。次に実施例1におけるコーティン
グ剤組成中のポリマーCをポリマーDにかえて、ボンデ
ライト鋼鈑上に30μm厚みに塗装した後、室温で一夜
放置し、さらに50℃で2時間の加熱硬化を行った。
【0103】この硬化被膜の性能評価結果を表1に示
す。
【0104】
【実施例2】温度計、攪拌装置、還流冷却器を取付けた
2リットルのフラスコに、以下の組成物を入れ、窒素気
流中、還流しながら(85℃)5時間反応せしめたとこ
ろ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)による反応率は97%となった。
【0105】 ポリマーA 170重量部 片末端メタクリル変性ポリジメチルシロキサン (X-22-174D 信越化学製) 80重量部 メタクリル酸メチル 200重量部 メタクリル酸ブチル 110重量部 アクリル酸2-エチルヘキシル 90重量部 2-メタクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェートの アンモニウム塩 30重量部 メタクリル酸ヒドロキシエチル 100重量部 t-ブチルドデカンチオール 20重量部 アゾビスイソブチロニトリル 10重量部 酢酸エチル 800重量部 このようにして数平均分子量21000、重量平均分子
量87000のポリマーEが得られた。次に、予めスレ
ート板上に水ガラス複層模様吹き付け材を塗布し、焼き
付けてなる下地基板上に、下記の成分を均一に混合し
て、30μm厚みに塗装した後、室温で一夜放置し、さ
らに50℃で2時間の加熱硬化を行った。
【0106】 ポリマーE 48重量部 多官能脂肪族イソシアネート 17重量部 (住友バイエル(株)スミジュールN) ジブチル錫ジラウレート 0.3重量部 酢酸ブチル 20重量部 キシレン 15重量部 このようにして得られた硬化被膜の性能評価結果を表1
に示す。
【0107】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨 居 徳 俊 千葉県千葉市緑区大野台1−1−1 昭和 電工株式会社総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】[I] 一般式(1): 【化1】 [式(1)中、R1およびR2は側鎖基を表わし、-O-R
    3、-O-R4、-O-R5および-O-R6は末端基である。n
    は繰り返し単位数である。]で示される構造を有し、末
    端基が水酸基またはアルコキシ基であり、側鎖基の50
    〜99.9モル%がメチル基であり、0.1〜25モル%
    が架橋性反応基または架橋性反応基を置換基として有す
    る有機基であり、残部が炭素原子数2以上のアルキル
    基、置換または非置換フェニル基、水酸基またはアルコ
    キシ基であり、 かつ数平均分子量が800〜100,000であって、 しかもこの中に含まれる水酸基および/またはアルコキ
    シ基が、合計でこのポリメチルシルセスキオキサン1分
    子当り2個以下となるようにトリメチルシリル化してな
    る架橋性反応基を有するポリメチルシルセスキオキサン
    と、 [II] 一般式(2): 【化2】 [式(2)中、R7は、水素原子またはメチル基であ
    り、R8は、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基、ア
    ミノ基のいずれかを置換基として有する有機残基であ
    り、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基およびアミノ
    基は、塩基または酸と結合して塩を形成している。]で
    示され、塩構造を分子内に有する有するビニルモノマー
    と、 [III] 一般式(3): 【化3】 [式(3)中、R7は、水素原子またはメチル基であ
    り、R8aは、塩構造を有しない有機残基を表わす。]で
    示され、塩構造を分子内に有しないビニルモノマーとが
    ランダム共重合されてなり、 上記[I]と[II]と[III]とのモル比([I]:[I
    I]:[III])が0.5〜50:0.1〜20:30〜9
    9.4[但し、[I]+[II]+[III]=100とする]であ
    り、 かつ数平均分子量が5,000〜500,000である
    ことを特徴とするビニル共重合体樹脂。
  2. 【請求項2】[I] 一般式(1): 【化4】 [式(1)中、R1およびR2は側鎖基を表わし、-O-R
    3、-O-R4、-O-R5および-O-R6は末端基である。n
    は繰り返し単位数である。]で示される構造を有し、末
    端基が水酸基またはアルコキシ基であり、側鎖基の50
    〜99.9モル%がメチル基であり、0.1〜25モル%
    が架橋性反応基または架橋性反応基を置換基として有す
    る有機基であり、残部が炭素原子数2以上のアルキル
    基、置換または非置換フェニル基、水酸基またはアルコ
    キシ基であり、 かつ数平均分子量が800〜100,000であって、 しかもこの中に含まれる水酸基および/またはアルコキ
    シ基が、合計でこのポリメチルシルセスキオキサン1分
    子当り2個以下となるようにトリメチルシリル化してな
    る架橋性反応基を有するポリメチルシルセスキオキサン
    と、 [IV] 一般式(4): 【化5】 [式(4)中、繰返し単位「−Si(CH32O−」と
    「−Si(R9)(R10)O−」とはランダムに結合し
    ており、そのモル比「−Si(CH32O−」:「−S
    i(R9)(R10)O−」は、80〜100:0〜20
    [但し、「−Si(CH32O−」と「−Si(R9
    (R10)O−」の合計を100モル%とする]である。
    側鎖基R9とR10の内で、少なくとも1個は、ビニル結
    合を含む有機残基であり、残余の基は、炭素数1以上の
    アルキル基、あるいは置換または非置換フェニル基であ
    ってもよい。末端基R11とR12の内で、一方はビニル結
    合を含む有機残基であり、他方は、ビニル結合を含まな
    い有機残基である。p,qは繰返し単位数である。]で
    示され、数平均分子量が500〜50,000であるポ
    リジメチルシロキサンと、 [II] 一般式(2): 【化6】 [式(2)中、R7は、水素原子またはメチル基であ
    り、R8は、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基、ア
    ミノ基のいずれかを置換基として有する有機残基であ
    り、カルボン酸基、スルホン酸基、燐酸基およびアミノ
    基は、塩基または酸と結合して塩を形成している。]で
    示され、塩構造を分子内に有するビニルモノマーと、 [III] 一般式(3): 【化7】 [式(3)中、R7は、水素原子またはメチル基であ
    り、R8aは、塩構造を有しない有機残基を表わす。]で
    示され、塩構造を分子内に有しないビニルモノマーとが
    ランダム共重合されてなり、 上記{[I]+[IV]}と[II]と[III]との
    モル比{([I]+[IV]):[II]:[III]}が0.5〜50:
    0.1〜20:30〜99.4[但し、([I]+[IV])+
    [II]+[III]=100とする]であり、 かつ数平均分子量が5,000〜500,000である
    ことを特徴とするビニル共重合体樹脂。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のビニル共重合体樹脂が2
    0〜98重量%の量で含有されていることを特徴とする
    コーティング剤。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のビニル共重合体樹脂が2
    0〜98重量%の量で含有されていることを特徴とする
    コーティング剤。
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