JPH07224949A - メカニカルシール - Google Patents

メカニカルシール

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JPH07224949A
JPH07224949A JP3926594A JP3926594A JPH07224949A JP H07224949 A JPH07224949 A JP H07224949A JP 3926594 A JP3926594 A JP 3926594A JP 3926594 A JP3926594 A JP 3926594A JP H07224949 A JPH07224949 A JP H07224949A
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JP
Japan
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seal
ring
seal ring
elastic
stationary
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3926594A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ozawa
豊 小沢
Tanehiro Shinohara
種宏 篠原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールリング53が温度差等によって変形し
ても、流体の漏れが少なく、シール面の異常摩耗が生じ
ないようにする。 【構成】 回転側シールリング33のシール面を弾性変
位可能な弾性シール面34とし、静止側シールリング5
3とリングリテーナ52との間に高周波電圧の印加によ
り軸方向に高周波伸縮する圧電振動子75を介挿した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転流体機械の回転
軸がケーシングを貫通する箇所に設けられて流体の漏れ
を阻止するメカニカルシールに係り、特に、シールリン
グが変形したときでも漏れや摩耗が増加することを防止
する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のメカニカルシールを示す。
回転軸31にはOリング39を介挿して回転側シールリ
ング33が固着されている。ケーシング51にはリング
リテーナ52がOリング59を介挿して軸方向に移動可
能に装着され、リングリテーナ52には静止側シールリ
ング53が一体的に嵌着されている。リングリテーナ5
2とケーシング51との間には圧縮ばね55が装着され
ている。回転側シールリング33及び静止側シールリン
グ53のシール面は、回転軸31の軸心線に正確に垂直
な平滑面になるように仕上げられ組み付けられている。
圧縮ばね55によりリングリテーナ52及び静止側シー
ルリング53が図の左方へ押され、静止側シールリング
53のシール面が回転側シールリング33のシール面に
圧接することにより、回転軸31とケーシング51との
間が密封され、この機器内外間のガスなどの流体の漏れ
が阻止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のメカニカルシー
ルは上記のようであるが、運転中に、流体圧力やシール
部材の温度分布の不均一等によって、例えば静止側シー
ルリング53が変形してシール面が密接不良となって漏
れるようになるとか、漏れを少なくするためシール面の
接触圧力を大きくすれば、変形によってシール面の当り
が強くなった部分の摩耗が大きくなる、いわゆる異常摩
耗が生じるというような課題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、シールリングが温度分布の不均一等によっ
て変形しても、流体の漏れが増加することなく、シール
面に異常摩耗が生じることがないメカニカルシールを得
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメカニカ
ルシールは、いずれかのシールリングのシール面を軸方
向に弾性変位可能な弾性シール面としたものである。ま
た、静止側シールリングとリングリテーナとの間に高周
波電圧の印加により軸方向に高周波伸縮する圧電振動子
を介挿したものである。また、回転側シールリングのシ
ール面を弾性シール面とし、静止側シールリングとリン
グリテーナとの間に軸方向に高周波伸縮する圧電振動子
を介挿したものである。
【0006】
【作用】この発明におけるメカニカルシールの弾性シー
ル面は、対面するシール面が変形したとき、接触圧力に
応じて軸方向に弾性変位するので、シール面間の接触圧
力及び隙間が均一化され、漏れ及び摩耗が少なくなる。
また、静止側シールリングとリングリテーナとの間に介
挿した圧電振動子が高周波伸縮すれば、静止側シールリ
ングが高周波振動をしてシール面間の狭い隙間の箇所の
流体にスクイズ効果により高い圧力が発生するので、シ
ール面間の狭い箇所が反発離間させられ、その部分の異
常摩耗が少なくなる。また、回転側シールリングのシー
ル面を弾性シール面とし、静止側シールリングとリング
リテーナとの間に圧電振動子を介挿すれば、静止側シー
ルリングのシール面が変形したとき、弾性シール面は接
触圧力に応じて軸方向に弾性変位してシール面間の接触
圧力及び隙間が均一化され、圧電振動子はシール面間の
狭い隙間の箇所の流体に高い圧力を発生させてシール面
の接触が阻止され、漏れ及び摩耗が少なくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるメカニカルシー
ルを示す。図1(A)において、31は回転軸、51は
ケーシングである。回転軸31にはOリング39を介挿
して回転側シールリング33が固着されており、回転側
シールリング33の図の右側の端面には弾性支持材35
を介して弾性シール面材34が接着して取り付けられて
いる。弾性支持材35は、例えばゴム質で均質な弾性率
を有し、均一な厚さで円環板状に形成されている。弾性
シール面材34は、表面摩擦抵抗が小さく摩耗し難い材
質で、所定寸法の薄い均一な厚さで円環板状に形成され
ている。
【0008】図1(A)に示すように、ケーシング51
にはOリング59を介挿してリングリテーナ52が軸方
向に移動可能に装着され、リングリテーナ52の図の右
側の後面とケーシング51との間には複数個の圧縮ばね
55が周方向等間隔に装着されている。リングリテーナ
52の図の左側の面には圧電振動子75が接着され、圧
電振動子75の図の左端には静止側シールリング53が
接着されている。すなわち、静止側シールリング53は
圧電振動子75を介してリングリテーナ52に取り付け
られている。したがって、圧電振動子75が伸縮すれ
ば、静止側シールリング53はリングリテーナ52に対
して軸方向に振動変位可能である。圧電振動子75は、
複数個周方向等間隔に接着して配設する構成であればそ
の間をゴムなどの弾性変形材で塞ぐ必要がある。
【0009】図1(A)において、静止側シールリング
53の図の左側端面であるシール面及び前記弾性シール
面材34の図の右側端面であるシール面は、いずれも、
回転軸31の軸心線に正確に垂直な平滑面に仕上げられ
ている。弾性シール面材34及び静止側シールリング5
3は、従来のように鋼材等の金属の他、炭化タングステ
ン,炭化けい素,樹脂モールドカーボンとセラミックと
の組合せ等の使用条件に適合する材質とすればよい。
【0010】図1(A)において、圧電振動子75は、
水晶,ロッシェル塩,チタン酸バリウム等の結晶体,圧
電セラミックス,圧電性高分子のような強誘電体であ
る。駆動回路77は、電源からの電力を整流して高周波
電圧を発生する発振回路,増幅回路等からなる。圧電振
動子75は、駆動回路77から高周波電圧を印加される
と圧電効果により伸縮振動するものであり、回転軸31
の軸心線方向に伸縮振動する方向に設けられている。
【0011】次に、図1(A)に示す実施例の動作につ
いて説明する。回転軸31が回転すれば、回転軸31に
固着されている回転側シールリング33も一体となって
回転する。回転側シールリング33に接着されている弾
性支持材35及び弾性シール面材34も共に回転する。
一方、リングリテーナ52はケーシング51に軸方向に
移動可能に、つれ回りは止めて設けられ、リングリテー
ナ52には圧電振動子75を介して静止側シールリング
53が接着されており、圧縮ばね55はリングリテーナ
52を図の左方へ推進するので、回転しない静止側シー
ルリング53のシール面は、回転する弾性シール面材3
4のシール面に押し付けられ、密接しながら摺接して流
体の漏れを阻止する。なお、Oリング39は回転軸31
と回転側シールリング33との間の漏れを阻止し、Oリ
ング59はケーシング51とリングリテーナ52との間
の漏れを阻止する。しかし、従来、運転中に、シール部
にかかる流体圧力やシール部の温度分布の不均一等によ
って、シール部材が変形してシール面が密接不良となっ
て流体の漏れが多くなるとか、シール面の接触圧力が強
くなると、シール面の当りの強い部分に異常摩耗が生じ
るというような不具合があった。
【0012】これに対して、図1(A)に示すメカニカ
ルシールでは、上記のような原因で例えば静止側シール
リング53が変形した場合、回転側シールリング33に
弾性支持材35を介して接着されている弾性シール面材
34は軸方向に弾性変位可能であるので、静止側シール
リング53が弾性シール面材34に強く当たる箇所は押
されて凹むので、弾性シール面材34は静止側シールリ
ング53の変形に対応する形状に変形する傾向となり、
静止側シールリング53の変形に起因してある箇所は強
く当り、他のある箇所は隙間が大きくなるというよう
な、当りの不均一が緩和され、漏れの増加が防止され、
シール面の局部的摩耗が防止される。
【0013】また、図1(A)に示すメカニカルシール
では、駆動回路77から高周波電圧を圧電振動子75に
印加すれば、圧電振動子75は圧電効果により軸方向に
高周波数で伸縮振動する。この圧電振動子75の伸縮振
動は、リングリテーナ52及び静止側シールリング53
を軸方向に振動させるが、静止側シールリング53の方
がリングリテーナ52より質量が小さいので、上記振動
は静止側シールリング53に大きく伝達される。静止側
シールリング53が軸方向に高周波振動すれば、静止側
シールリング53のシール面と弾性シール面材34のシ
ール面との間にある流体に対して、高周波数で圧縮膨張
させる。静止側シールリング53のシール面と弾性シー
ル面材34のシール面との間の隙間が小さくない場合
は、高周波数で流体を圧縮膨張させても流体の平均圧力
は変わらないが、隙間が小さくなると、図4(A)に示
すように、隙間の値の3乗に反比例して平均圧力が大き
くなり、隙間が非常に小さい場合は非常に大きな圧力が
発生する(スクイズ効果)。なお、高い圧力を発生させ
るためには、図4(B)に示すように、伸縮振動の周波
数はある程度高くする必要があり、数十乃至数百kHz
程度とするのがよい。なお、振幅はサブミクロン程度で
ある。
【0014】したがって、図1(A)において、静止側
シールリング53のシール面と弾性シール面材34のシ
ール面との間の隙間が非常に狭くなった箇所では、静止
側シールリング53の高周波数振動によるスクイズ効果
により、非常に狭い隙間の箇所の流体には非常に高い圧
力が発生し、その圧力はその箇所における静止側シール
リング53と弾性シール面材34とを反発離間させるよ
うに働く。したがって、図1(A)に示すメカニカルシ
ールにおいては、非常に狭い隙間の箇所では、スクイズ
効果による流体圧力に押されてその箇所の弾性シール面
材34は後退させられ、シール面間の隙間の厚さが平均
化される傾向になる。これにより、流体の漏れが少なく
なり、局部摩耗又は異常摩耗が防止される。
【0015】図1(B)は弾性シール面材34の第2実
施例を示す。この弾性シール面材34は弾性材質で薄板
円板状に形成され、内周縁34iで回転側シールリング
33に固着したものである。この弾性シール面材34は
内周縁34iで支持されているので外径方になるほど弾
性変形しやすい。したがって、シール部の外径側の流体
圧力が高い場合や、静止側シールリング53が図の反時
計回転方向に変形する傾向である場合などに適当であ
る。
【0016】図1(C)は弾性シール面材34の第3実
施例を示す。この弾性シール面材34も弾性材質で薄板
円板状に形成されているが、外周縁34oで回転側シー
ルリング33に固着したものである。この弾性シール面
材34は外周縁34oで支持されているので内径方にな
るほど弾性変形しやすい。したがって、シール部の内径
側の流体圧力が高い場合や静止側シールリング53が図
の時計回転方向に変形する傾向である場合などに適当で
ある。
【0017】次に、図2に示す実施例について説明す
る。図2に示すメカニカルシールは、回転側シールリン
グ33に弾性支持材35を介して弾性シール面材34を
接着して設けたこと以外の構成は、従来のものと同様で
ある。前述のように、流体圧力やシール部の温度分布の
不均一等によって静止側シールリング53のシール面が
変形したとき、静止側シールリング53から強く当てら
れる弾性シール面材34の箇所は凹み、当りが均一化さ
れるので、漏れが少なく、シール面の局部的な異常摩耗
も少なくなる。なお、弾性シール面材34の構造は、図
1(B)又は(C)に示すような構造としてもよい。
【0018】次に、図3に示す実施例について説明す
る。図3に示すメカニカルシールは、回転側シールリン
グ33は従来と同様であるが、リングリテーナ52と静
止側シールリング53との間に圧電振動子75を介挿接
着して設け、圧電振動子75を駆動する駆動回路77を
設けている。駆動回路77から高周波電圧を圧電振動子
75に印加すれば、圧電振動子75は軸方向に伸縮振動
して、静止側シールリング53を軸方向に高周波数で振
動させる。すると、静止側シールリング53のシール面
と回転側シールリング33のシール面との間の非常に狭
い隙間の箇所では、流体にスクイズ効果による高圧力が
発生し、静止側シールリング53と回転側シールリング
33との間の非常に狭い隙間の部分を反発離間させるよ
うに働く。したがって、非常に狭い隙間の部分はそれ以
上に近寄ることが阻止され、シール面の局部的な異常摩
耗の発生が防止される。
【0019】なお、以上説明した実施例は一例を示すも
のであり、例えば、メカニカルシールの形式を別の形式
にするとか、弾性シール面材34を静止側シールリング
53側に設けるとか、圧電振動子75を回転側シールリ
ング33側に設けるとかしてもよい。また、弾性シール
面材34に弾性を付与する構造等も適宜に設計変更が可
能である。また、各部材の形状等も図示のような形状に
とらわれることなく適宜に設計変更をすることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シー
ルリングのシール面が変形したとき、弾性シール面は接
触圧力に応じて軸方向に弾性変位して、シール面間の接
触圧力及び隙間が均一化されるので、漏れ及びシール面
の摩耗が少なくなる。また、圧電振動子は静止側シール
リングを軸方向に高周波振動させ、狭い隙間の箇所では
流体に高い圧力が発生してシール面の接触を防止するの
で、シール面の異常摩耗が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例によるメカニカルシール
を示し、(A)は半縦断面図、(B)は弾性シール面材
の第2実施例を示す部分図、(C)は弾性シール面材の
第3実施例を示す部分図である。
【図2】この発明の第2実施例によるメカニカルシール
の半縦断面図である。
【図3】この発明の第3実施例によるメカニカルシール
の半縦断面図である。
【図4】圧電振動子によるスクイズ効果を示し、(A)
は隙間と圧力との関係を示す線図、(B)は周波数と圧
力との関係を示す線図である。
【図5】従来のメカニカルシールの半縦断面図である。
【符号の説明】
31:回転軸、 33:回転側シールリング、34:弾
性シール面材、 35:弾性支持材、51:ケーシン
グ、 52:リングリテーナ、53:静止側シールリン
グ、 55:圧縮ばね、75:圧電振動子、 77:駆
動回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転側シールリングのシール面と静止側
    シールリングのシール面とを圧接させて流体の漏れを阻
    止するメカニカルシールにおいて、いずれかのシール面
    を軸方向に弾性変位可能な弾性シール面としたことを特
    徴とするメカニカルシール。
  2. 【請求項2】 回転側シールリングのシール面と静止側
    シールリングのシール面とを圧接させて流体の漏れを阻
    止するメカニカルシールにおいて、前記静止側シールリ
    ングとこの静止側シールリングを支持するリングリテー
    ナとの間に高周波電圧の印加により軸方向に高周波伸縮
    する圧電振動子を介挿したことを特徴とするメカニカル
    シール。
  3. 【請求項3】 回転側シールリングのシール面と静止側
    シールリングのシール面とを圧接させて流体の漏れを阻
    止するメカニカルシールにおいて、前記回転側シールリ
    ングのシール面を軸方向に弾性変位可能な弾性シール面
    とし、前記静止側シールリングとこの静止側シールリン
    グを支持するリングリテーナとの間に高周波電圧の印加
    により軸方向に高周波伸縮する圧電振動子を介挿したこ
    とを特徴とするメカニカルシール。
JP3926594A 1994-02-15 1994-02-15 メカニカルシール Withdrawn JPH07224949A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107355416A (zh) * 2017-07-28 2017-11-17 丹东克隆集团有限责任公司 低温泵机械密封装置
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Effective date: 20010508