JPH0722504Y2 - シュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキ - Google Patents
シュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキInfo
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- JPH0722504Y2 JPH0722504Y2 JP181490U JP181490U JPH0722504Y2 JP H0722504 Y2 JPH0722504 Y2 JP H0722504Y2 JP 181490 U JP181490 U JP 181490U JP 181490 U JP181490 U JP 181490U JP H0722504 Y2 JPH0722504 Y2 JP H0722504Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はシュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレー
キに関するものである。
キに関するものである。
従来の技術 板状のシューウェブを有し、バッキングプレート上に移
動可能に配設された円弧状のブレーキシューと、シュー
ウェブの一面に一軸心回りの回動可能に設けられ、その
一軸心を中心とする円弧に略沿って形成された多数の係
合歯を有する調節部材と、その調節部材の係合歯と係合
可能に前記ブレーキシューに固設されて調節部材に一方
向のみの回動を許容する多数の掛止歯とを備え、前記ブ
レーキシューの外周側への移動時に前記調節部材が前記
一方向へ回動させられることによりシュー間隙が自動的
に調節される形式のシュー間隙自動調節装置を備えたド
ラムブレーキが考えられている。たとえば本出願人が先
に出願して公開された実開昭62−4645号公報に記載され
たものがそれである。
動可能に配設された円弧状のブレーキシューと、シュー
ウェブの一面に一軸心回りの回動可能に設けられ、その
一軸心を中心とする円弧に略沿って形成された多数の係
合歯を有する調節部材と、その調節部材の係合歯と係合
可能に前記ブレーキシューに固設されて調節部材に一方
向のみの回動を許容する多数の掛止歯とを備え、前記ブ
レーキシューの外周側への移動時に前記調節部材が前記
一方向へ回動させられることによりシュー間隙が自動的
に調節される形式のシュー間隙自動調節装置を備えたド
ラムブレーキが考えられている。たとえば本出願人が先
に出願して公開された実開昭62−4645号公報に記載され
たものがそれである。
このシュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキに
おいて、調節部材の係合歯と係合させられる掛止歯がブ
レーキシューのシューリムの内周面に固設されることに
よって、掛止歯を備えた掛止部材がブレーキシューに回
動可能に取り着けられる従来の場合に比べて、部品点数
および組付作業工数が低減されてドラムブレーキが全体
としてより安価に提供される利点がある。
おいて、調節部材の係合歯と係合させられる掛止歯がブ
レーキシューのシューリムの内周面に固設されることに
よって、掛止歯を備えた掛止部材がブレーキシューに回
動可能に取り着けられる従来の場合に比べて、部品点数
および組付作業工数が低減されてドラムブレーキが全体
としてより安価に提供される利点がある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、斯かるシュー間隙自動調節装置を備えた
ドラムブレーキにおいても未だ解決すべき問題を有して
いる。すなわち、調節部材の係合歯が形成されている前
記一軸心を中心とする円弧の曲率半径と掛止歯が形成さ
れているシューリム内周面の曲率半径とは通常大きく異
なり、調節部材の係合歯とシューリムの掛止歯との噛合
い数を充分に確保し難いため、パーキングブレーキ操作
時等において調節部材に対してその回動が阻止された方
向に回動させようとする比較的大きな力が加えられた場
合には、前記係合歯や掛止歯が変形させらたり或いは損
傷させられたりする虞があるのである。
ドラムブレーキにおいても未だ解決すべき問題を有して
いる。すなわち、調節部材の係合歯が形成されている前
記一軸心を中心とする円弧の曲率半径と掛止歯が形成さ
れているシューリム内周面の曲率半径とは通常大きく異
なり、調節部材の係合歯とシューリムの掛止歯との噛合
い数を充分に確保し難いため、パーキングブレーキ操作
時等において調節部材に対してその回動が阻止された方
向に回動させようとする比較的大きな力が加えられた場
合には、前記係合歯や掛止歯が変形させらたり或いは損
傷させられたりする虞があるのである。
これに対し、たとえば本願出願人が先に出願した実開平
1−80940号に記載されているように、調節部材の前記
シューウェブの一面と対向する側の面に多数の係合歯を
設けるとともに、そのシューウェブの一面の係合歯と対
応する位置にその係合歯と係合可能な多数の掛止歯を設
ければ、掛止歯を備えた掛止部材がブレーキシューに回
動可能に取り着けられる従来の場合に比べて部品点数お
よび組付作業工数を低減し得るとともに、係合歯および
掛止歯の噛合い数を好適に確保し得てそれら係合歯およ
び掛止歯の強度を向上させ得ると考えられるが、この場
合においても、未だ改善する余地がある。すなわち、前
記係合歯と掛止歯とを確実に係合させるためには調節部
材をシューウェブの一面側へ付勢する板ばね等の付勢手
段をブレーキシューに取り着ける必要があるが、その付
勢手段を構成する部材を別個に設けることなく従来から
ある部材に一体に設けることができれば、ドラムブレー
キの部品点数および組付作業工数を一層低減することが
可能となるのである。
1−80940号に記載されているように、調節部材の前記
シューウェブの一面と対向する側の面に多数の係合歯を
設けるとともに、そのシューウェブの一面の係合歯と対
応する位置にその係合歯と係合可能な多数の掛止歯を設
ければ、掛止歯を備えた掛止部材がブレーキシューに回
動可能に取り着けられる従来の場合に比べて部品点数お
よび組付作業工数を低減し得るとともに、係合歯および
掛止歯の噛合い数を好適に確保し得てそれら係合歯およ
び掛止歯の強度を向上させ得ると考えられるが、この場
合においても、未だ改善する余地がある。すなわち、前
記係合歯と掛止歯とを確実に係合させるためには調節部
材をシューウェブの一面側へ付勢する板ばね等の付勢手
段をブレーキシューに取り着ける必要があるが、その付
勢手段を構成する部材を別個に設けることなく従来から
ある部材に一体に設けることができれば、ドラムブレー
キの部品点数および組付作業工数を一層低減することが
可能となるのである。
本考案は以上の事情を背景として為されたものであっ
て、その目的とするところは、上記実願平1−80940号
に記載されているような形式のシュー間隙自動調節装置
を備えたドラムブレーキにおいて、上記付勢手段を別個
に設けることなく部品点数および組付作業工数を一層低
減させることにある。
て、その目的とするところは、上記実願平1−80940号
に記載されているような形式のシュー間隙自動調節装置
を備えたドラムブレーキにおいて、上記付勢手段を別個
に設けることなく部品点数および組付作業工数を一層低
減させることにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、板状にシューウ
ェブを有し、バッキングプレート上に配設された円弧状
のブレーキシューと、それらシューウェブとバッキング
プレートとの間に設けられ、そのブレーキシューをバッ
キングプレート上において移動可能に支持するシューホ
ルドダウン装置と、そのシューウェブの一面に一軸心回
りの回動可能に設けられ、そのシューウェブの一面と対
向する側の面にその一軸心を中心とする円弧に略沿って
形成された多数の係合歯を有する調節部材と、そのシュ
ーウェブの一面の調節部材の係合歯と対応する位置に前
記一軸心を中心とする円弧に略沿って固設され、その係
合歯との係合に基づいて調節部材に一方向のみの回動を
許容する多数の掛止歯と、その調節部材をシューウェブ
の一面側へ付勢してそれら係合歯および掛止歯を互いに
係合させる付勢手段とを備え、前記ブレーキシューの外
周側への移動時に前記調節部材が前記一方向へ回動させ
られることによりシュー間隙が自動的に調節される形式
のシュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキにお
いて、前記付勢手段を前記シューホルドダウン装置を構
成する部材に一体に設けたことを特徴とする。
ェブを有し、バッキングプレート上に配設された円弧状
のブレーキシューと、それらシューウェブとバッキング
プレートとの間に設けられ、そのブレーキシューをバッ
キングプレート上において移動可能に支持するシューホ
ルドダウン装置と、そのシューウェブの一面に一軸心回
りの回動可能に設けられ、そのシューウェブの一面と対
向する側の面にその一軸心を中心とする円弧に略沿って
形成された多数の係合歯を有する調節部材と、そのシュ
ーウェブの一面の調節部材の係合歯と対応する位置に前
記一軸心を中心とする円弧に略沿って固設され、その係
合歯との係合に基づいて調節部材に一方向のみの回動を
許容する多数の掛止歯と、その調節部材をシューウェブ
の一面側へ付勢してそれら係合歯および掛止歯を互いに
係合させる付勢手段とを備え、前記ブレーキシューの外
周側への移動時に前記調節部材が前記一方向へ回動させ
られることによりシュー間隙が自動的に調節される形式
のシュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキにお
いて、前記付勢手段を前記シューホルドダウン装置を構
成する部材に一体に設けたことを特徴とする。
作用および考案の効果 このようにすれば、調節部材をブレーキシューのシュー
ウェブの一面側へ付勢してその調節部材の係合歯および
シューウェブの掛止歯を互いに係合させる付勢手段が、
そのシューウェブとバッキングプレートとの間に設けら
れたシューホルドダウン装置を構成する部材に一体に設
けられているので、そのような付勢手段を構成する部材
を別個に設ける場合に比べて、ドラムブレーキの部品点
数および組付作業工数を一層低減し得る。
ウェブの一面側へ付勢してその調節部材の係合歯および
シューウェブの掛止歯を互いに係合させる付勢手段が、
そのシューウェブとバッキングプレートとの間に設けら
れたシューホルドダウン装置を構成する部材に一体に設
けられているので、そのような付勢手段を構成する部材
を別個に設ける場合に比べて、ドラムブレーキの部品点
数および組付作業工数を一層低減し得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図は本考案が適用されたシュー間隙自動調節装置を
備えたドラムブレーキの要部を示す図であって、バッキ
ングプレート10上には、円弧状を成す一対のブレーキシ
ュー12,14がそれらの長手方向中間部においてシューホ
ルドダウン装置16,18により互いに拡開可能に支持され
ている。ブレーキシュー12,14は、円弧状に曲成された
板状のシューリム20,22と、それらシューリム20,22の内
周面に突設されてバッキングプレート10と略平行に位置
する板状のシューウェブ24,26と、シューリム20,22の外
周面に固着されたライニング28,30とをそれぞれ有して
構成されているとともに、シューホルドダウン装置16,1
8は、バッキングプレート10上に摺動可能に突設された
シューホルドダウンピン32,34と、U字状の板ばねから
成り、シューウェブ24,26のバッキングプレート10側と
反対側に配設されたシューホルドダウンスプリング38,4
0とをそれぞれ有して構成されており、シューウェブ24,
26およびシューホルドダウンスプリング38,40をそれぞ
れ挿通するシューホルドダウンピン32,34の頭部とシュ
ーウェブ24,26との間においてシューホルドダウンスプ
リング38,40がそれぞれ予圧されている。シューウェブ2
4,26の相対向する一端部は、バッキングプレート10上に
固定されたアンカ42の側面とそれぞれ当接させられてい
るとともに、シューウェブ24,26の他端部は、バッキン
グプレート10上に固定されたホイールシリンダ4の両端
部とそれぞれ係合させられている。なお、46はシューリ
ターンスプリングである。斯かるドラムブレーキにおい
ては、ホイールシリンダ44によりシューリターンスプリ
ング46の付勢力に抗してブレーキシュー12,14が外周側
へそれぞれ押し出されて図示しない回転ドラムの内周面
に押し付けられることにより、その回転ドラムの回転が
抑制されてサービスブレーキによる制動が行われる。
備えたドラムブレーキの要部を示す図であって、バッキ
ングプレート10上には、円弧状を成す一対のブレーキシ
ュー12,14がそれらの長手方向中間部においてシューホ
ルドダウン装置16,18により互いに拡開可能に支持され
ている。ブレーキシュー12,14は、円弧状に曲成された
板状のシューリム20,22と、それらシューリム20,22の内
周面に突設されてバッキングプレート10と略平行に位置
する板状のシューウェブ24,26と、シューリム20,22の外
周面に固着されたライニング28,30とをそれぞれ有して
構成されているとともに、シューホルドダウン装置16,1
8は、バッキングプレート10上に摺動可能に突設された
シューホルドダウンピン32,34と、U字状の板ばねから
成り、シューウェブ24,26のバッキングプレート10側と
反対側に配設されたシューホルドダウンスプリング38,4
0とをそれぞれ有して構成されており、シューウェブ24,
26およびシューホルドダウンスプリング38,40をそれぞ
れ挿通するシューホルドダウンピン32,34の頭部とシュ
ーウェブ24,26との間においてシューホルドダウンスプ
リング38,40がそれぞれ予圧されている。シューウェブ2
4,26の相対向する一端部は、バッキングプレート10上に
固定されたアンカ42の側面とそれぞれ当接させられてい
るとともに、シューウェブ24,26の他端部は、バッキン
グプレート10上に固定されたホイールシリンダ4の両端
部とそれぞれ係合させられている。なお、46はシューリ
ターンスプリングである。斯かるドラムブレーキにおい
ては、ホイールシリンダ44によりシューリターンスプリ
ング46の付勢力に抗してブレーキシュー12,14が外周側
へそれぞれ押し出されて図示しない回転ドラムの内周面
に押し付けられることにより、その回転ドラムの回転が
抑制されてサービスブレーキによる制動が行われる。
一方のブレーキシュー12のシューウェブ24には、長手板
状を成して一端部にパーキングケーブル48が連結された
パーキングブレーキレバー50がその他端部においてピン
52により回動可能に取り着けられている。他方のブレー
キシュー14のシューウェブ26のバッキングプレート10側
と反対側の一面53には、第1図および第2図に示すよう
に、長手板状を成す調節部材54が一端部においてピン56
により回動可能に取り着けられており、この調節部材54
はシューウェブ26との係合により一方向(第1図中右回
り方向)への回動は許容されているが反対方向への回動
は阻止されている。すなわち、調節部材54の他端部側で
あって且つシューウェブ26の前記一面53と対向する側の
面には、ピン56の軸心を中心とする円弧に略沿って多数
の係合歯58が形成されているとともに、シューウェブ26
の一面53の係合歯58と対応する位置には、前記ピン56の
軸心を中心とする円弧に略沿って多数の掛止歯60が形成
されている。一方、ブレーキシュー14側のシューホルド
ダウン装置18のシューホルドダウンスプリング40は、第
2図に示すように、相対向する一対の対向部62,64と、
それら対向部62,64を互いに連結する連結部66と、シュ
ーウェブ26の一面53と当接する一方の対向部64の端部か
ら他方の対向部62側へ所定距離延び且つその先端におい
て連結部66から離隔する方向へ所定距離延びる延出部68
とを有して構成されており、この延出部68により調節部
材54の他端部側(係合歯58側)がシューウェブ22の一面
53に所定の押圧力で押圧されて調節部材54の係合歯58と
シューウェブ26の掛止歯60とが係合させられることによ
り、調節部材54の第1図中右回り方向への回動は許容さ
れているが左回り方向への回動は阻止されている。係合
歯48および掛止歯50の形状が予めそのように決定されて
いるのである。したがって、本実施例においては、シュ
ーホルドダウンスプリング40がクレームにおけるシュー
ホルドダウン装置を構成する部材に相当するとともに、
上記延出部68が付勢手段に相当する。
状を成して一端部にパーキングケーブル48が連結された
パーキングブレーキレバー50がその他端部においてピン
52により回動可能に取り着けられている。他方のブレー
キシュー14のシューウェブ26のバッキングプレート10側
と反対側の一面53には、第1図および第2図に示すよう
に、長手板状を成す調節部材54が一端部においてピン56
により回動可能に取り着けられており、この調節部材54
はシューウェブ26との係合により一方向(第1図中右回
り方向)への回動は許容されているが反対方向への回動
は阻止されている。すなわち、調節部材54の他端部側で
あって且つシューウェブ26の前記一面53と対向する側の
面には、ピン56の軸心を中心とする円弧に略沿って多数
の係合歯58が形成されているとともに、シューウェブ26
の一面53の係合歯58と対応する位置には、前記ピン56の
軸心を中心とする円弧に略沿って多数の掛止歯60が形成
されている。一方、ブレーキシュー14側のシューホルド
ダウン装置18のシューホルドダウンスプリング40は、第
2図に示すように、相対向する一対の対向部62,64と、
それら対向部62,64を互いに連結する連結部66と、シュ
ーウェブ26の一面53と当接する一方の対向部64の端部か
ら他方の対向部62側へ所定距離延び且つその先端におい
て連結部66から離隔する方向へ所定距離延びる延出部68
とを有して構成されており、この延出部68により調節部
材54の他端部側(係合歯58側)がシューウェブ22の一面
53に所定の押圧力で押圧されて調節部材54の係合歯58と
シューウェブ26の掛止歯60とが係合させられることによ
り、調節部材54の第1図中右回り方向への回動は許容さ
れているが左回り方向への回動は阻止されている。係合
歯48および掛止歯50の形状が予めそのように決定されて
いるのである。したがって、本実施例においては、シュ
ーホルドダウンスプリング40がクレームにおけるシュー
ホルドダウン装置を構成する部材に相当するとともに、
上記延出部68が付勢手段に相当する。
ブレーキシュー12,14間には、第1図に示すように、シ
ューウェブ24およびパーキングブレーキシュー50とシュ
ーウェブ26および調節部材4とを両端部に形成された切
欠(図示せず)内においてそれぞれ挟んだ状態でストラ
ット70が架け渡されており、非制動時においては、スト
ラット70の一方の切欠の底面とシューウェブ24の側端面
との当接およびストラット70の他方の切欠の底面と調節
部材54の側端面との当接に基づいて、シューリターンス
プリング46の付勢力によるブレーキシュー12,14の一定
限度以上の縮径が阻止されるようになっている。そし
て、パーキングケーブル48が引き込まれてパーキングブ
レーキレバー50が第1図中左回り方向へ回動させられる
と、ストラット70がブレーキシュー14側へ押されること
により調節部材54等を介してブレーキシュー14が外周側
へ押し出されて回転ドラムの内周面に押し付けられると
ともに、ピン52を介してブレーキシュー12が外周側へ押
し出されて回転ドラムの内周面に押し付けられることに
より、パーキングブレーキによる制動が行われる。この
とき、調節部材54の係合歯58およびシューウェブ26の掛
止歯60にはパーキングブレーキ操作力に応じて比較的大
きな力が作用することとなるが、それら係合歯58と掛止
歯60との噛合い数が多く確保されているため、係合歯58
および掛止歯60が変形させられたり或いは損傷させられ
たりすることが好適に防止される。
ューウェブ24およびパーキングブレーキシュー50とシュ
ーウェブ26および調節部材4とを両端部に形成された切
欠(図示せず)内においてそれぞれ挟んだ状態でストラ
ット70が架け渡されており、非制動時においては、スト
ラット70の一方の切欠の底面とシューウェブ24の側端面
との当接およびストラット70の他方の切欠の底面と調節
部材54の側端面との当接に基づいて、シューリターンス
プリング46の付勢力によるブレーキシュー12,14の一定
限度以上の縮径が阻止されるようになっている。そし
て、パーキングケーブル48が引き込まれてパーキングブ
レーキレバー50が第1図中左回り方向へ回動させられる
と、ストラット70がブレーキシュー14側へ押されること
により調節部材54等を介してブレーキシュー14が外周側
へ押し出されて回転ドラムの内周面に押し付けられると
ともに、ピン52を介してブレーキシュー12が外周側へ押
し出されて回転ドラムの内周面に押し付けられることに
より、パーキングブレーキによる制動が行われる。この
とき、調節部材54の係合歯58およびシューウェブ26の掛
止歯60にはパーキングブレーキ操作力に応じて比較的大
きな力が作用することとなるが、それら係合歯58と掛止
歯60との噛合い数が多く確保されているため、係合歯58
および掛止歯60が変形させられたり或いは損傷させられ
たりすることが好適に防止される。
ストラット70は引張コイルスプリング72によりブレーキ
シュー12側へ常時付勢されており、サービスブレーキに
よる制動時においてはブレーキシュー12と共にブレーキ
シュー14から離隔する方向へ移動させられる。このと
き、ブレーキシュー12,14のライニング28,30の摩耗に伴
ってストラット70の端部により調節部材54が第1図中右
回り方向へ回動させられ、ブレーキシュー12,14と回転
ドラムとの間の間隔(シュー間隙)が予め定められた一
定量を越えたときに調節部材54の係合歯58がシューウェ
ブ26の掛止歯60を1個乗り越えて調節部材54の戻り回動
位置が第1図中右回り方向へ所定量更新されることによ
り、ブレーキシュー12,14の縮径位置(戻り位置)が外
周側へ所定量更新されて増大したシュー間隙が自動的に
調節される。なお、調節部材54のシュー間隙調節方向へ
の回動時にはシューホルドダウンスプリング40が調節部
材54と共に連回りさせられる虞があるが、シューホルド
ダウンスプリング40の連結部66とブレーキシュー14のシ
ューリム22の内周面との当接に基づいて斯かる連回りが
防止されている。
シュー12側へ常時付勢されており、サービスブレーキに
よる制動時においてはブレーキシュー12と共にブレーキ
シュー14から離隔する方向へ移動させられる。このと
き、ブレーキシュー12,14のライニング28,30の摩耗に伴
ってストラット70の端部により調節部材54が第1図中右
回り方向へ回動させられ、ブレーキシュー12,14と回転
ドラムとの間の間隔(シュー間隙)が予め定められた一
定量を越えたときに調節部材54の係合歯58がシューウェ
ブ26の掛止歯60を1個乗り越えて調節部材54の戻り回動
位置が第1図中右回り方向へ所定量更新されることによ
り、ブレーキシュー12,14の縮径位置(戻り位置)が外
周側へ所定量更新されて増大したシュー間隙が自動的に
調節される。なお、調節部材54のシュー間隙調節方向へ
の回動時にはシューホルドダウンスプリング40が調節部
材54と共に連回りさせられる虞があるが、シューホルド
ダウンスプリング40の連結部66とブレーキシュー14のシ
ューリム22の内周面との当接に基づいて斯かる連回りが
防止されている。
このように本実施例によれば、調節部材54をシューウェ
ブ26の一面53側へ付勢して調節部材54の係合歯58および
シューウェブ26の掛止歯60を互いに係合させる付勢手段
としての延出部68が、従来から設けられているシューホ
ルドダウンスプリング40に一体に形成されているので、
そのような付勢手段を構成する部材を別個に設ける場合
に比べて、ドラムブレーキの部品点数および組付作業工
数を低減することができる。
ブ26の一面53側へ付勢して調節部材54の係合歯58および
シューウェブ26の掛止歯60を互いに係合させる付勢手段
としての延出部68が、従来から設けられているシューホ
ルドダウンスプリング40に一体に形成されているので、
そのような付勢手段を構成する部材を別個に設ける場合
に比べて、ドラムブレーキの部品点数および組付作業工
数を低減することができる。
また、本実施例によれば、シューホルドダウンスプリン
グ40の連結部66とブレーキシュー14のシューリム22の内
周面との当接に基づいてシューホルドダウンスプリング
40が調節部材54と共に連回りさせられるのを防止するこ
とができるため、連回り防止手段を別個に設ける必要が
ない利点がある。
グ40の連結部66とブレーキシュー14のシューリム22の内
周面との当接に基づいてシューホルドダウンスプリング
40が調節部材54と共に連回りさせられるのを防止するこ
とができるため、連回り防止手段を別個に設ける必要が
ない利点がある。
なお、前述の実施例では、調節部材54および掛止歯60
は、シューウェブ26のバッキングプレート10側と反対側
の一面53、すなわちシューウェブ26のシューホルドダウ
ンスプリング40が配設されている側の面に設けられてい
るが、たとえば第3図および第4図に示すように、シュ
ーウェブ26のバッキングプレート10側の一面74(シュー
ウェブ26のシューホルドダウンスプリング76が配設され
ている側と反対側の面)に調節部材54および掛止歯60が
設けられている場合においても、本考案を適用し得る。
この場合には、たとえば、シューホルドダウンスプリン
グ76のシューウェブ26と当接しない一方の対向部62の端
部であってシューウェブ26より内周側に位置する部分か
らシューウェブ26よりもバッキングプレート10側へ所定
距離延び且つその先端において連結部66から離隔する方
向へ所定距離延びる延出部78を設け、その延出部78によ
り調節部材54がシューウェブ26の一面74に押圧される。
は、シューウェブ26のバッキングプレート10側と反対側
の一面53、すなわちシューウェブ26のシューホルドダウ
ンスプリング40が配設されている側の面に設けられてい
るが、たとえば第3図および第4図に示すように、シュ
ーウェブ26のバッキングプレート10側の一面74(シュー
ウェブ26のシューホルドダウンスプリング76が配設され
ている側と反対側の面)に調節部材54および掛止歯60が
設けられている場合においても、本考案を適用し得る。
この場合には、たとえば、シューホルドダウンスプリン
グ76のシューウェブ26と当接しない一方の対向部62の端
部であってシューウェブ26より内周側に位置する部分か
らシューウェブ26よりもバッキングプレート10側へ所定
距離延び且つその先端において連結部66から離隔する方
向へ所定距離延びる延出部78を設け、その延出部78によ
り調節部材54がシューウェブ26の一面74に押圧される。
また、前述の実施例では、U字状に板ばねから成るシュ
ーホルドダウンスプリングに付勢手段が一体に設けられ
た場合について説明したが、必ずしもその必要はなく、
たとえば、圧縮コイルスプリングおよびその軸心方向両
側に配設された一対のカップを有するシューホルドダウ
ン装置のカップに付勢手段を一体に設けることも可能で
ある。
ーホルドダウンスプリングに付勢手段が一体に設けられ
た場合について説明したが、必ずしもその必要はなく、
たとえば、圧縮コイルスプリングおよびその軸心方向両
側に配設された一対のカップを有するシューホルドダウ
ン装置のカップに付勢手段を一体に設けることも可能で
ある。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種
々変更が加えられ得るものである。
々変更が加えられ得るものである。
第1図は本考案が適用されたシュー間隙自動調節装置を
備えたドラムブレーキの一例を示す正面図である。第2
図は第1図におけるII−II視断面の要部拡大図である。
第3図は本考案の他の例を示す図であって、第1図の要
部に相当する図である。第4図は第3図におけるIV−IV
視断面の要部を示す図であって、第2図に相当する図で
ある。 10:バッキングプレート 14:ブレーキシュー 18:シューホルドダウン装置 26:シューウェブ 40,76:シューホルドダウンスプリング 53,74:一面 54:調節部材 58:係合歯 60:掛止歯 68,78:延出部(付勢手段)
備えたドラムブレーキの一例を示す正面図である。第2
図は第1図におけるII−II視断面の要部拡大図である。
第3図は本考案の他の例を示す図であって、第1図の要
部に相当する図である。第4図は第3図におけるIV−IV
視断面の要部を示す図であって、第2図に相当する図で
ある。 10:バッキングプレート 14:ブレーキシュー 18:シューホルドダウン装置 26:シューウェブ 40,76:シューホルドダウンスプリング 53,74:一面 54:調節部材 58:係合歯 60:掛止歯 68,78:延出部(付勢手段)
Claims (1)
- 【請求項1】板状のシューウェブを有し、バッキングプ
レート上に配設された円弧状のブレーキシューと、該シ
ューウェブと該バッキングプレートとの間に設けられ、
該ブレーキシューを該バッキングプレート上において移
動可能に支持するシューホルドダウン装置と、該シュー
ウェブの一面に一軸心回りの回動可能に設けられ、該シ
ューウェブの一面と対向する側の面に該一軸心を中心と
する円弧に略沿って形成された多数の係合歯を有する調
節部材と、該シューウェブの一面の該調節部材の係合歯
と対応する位置に前記一軸心を中心とする円弧に略沿っ
て固設され、該係合歯との係合に基づいて該調節部材に
一方向のみの回動を許容する多数の掛止歯と、該調節部
材と該シューウェブの一面側へ付勢して該係合歯および
該掛止歯を互いに係合させる付勢手段とを備え、前記ブ
レーキシューの外周側への移動時に前記調節部材が前記
一方向へ回動させられることによりシュー間隙が自動的
に調節される形式のシュー間隙自動調節装置を備えたド
ラムブレーキにおいて、 前記付勢手段を前記シューホルドダウン装置を構成する
部材に一体に設けたことを特徴とするシュー間隙自動調
節装置を備えたドラムブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP181490U JPH0722504Y2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | シュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP181490U JPH0722504Y2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | シュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0393631U JPH0393631U (ja) | 1991-09-25 |
| JPH0722504Y2 true JPH0722504Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=31505707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP181490U Expired - Lifetime JPH0722504Y2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | シュー間隙自動調節装置を備えたドラムブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722504Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115593370A (zh) * | 2022-09-29 | 2023-01-13 | 瑞安市联众汽车零部件有限公司(Cn) | 一种自带刹车蹄的汽车转向节总成 |
-
1990
- 1990-01-11 JP JP181490U patent/JPH0722504Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0393631U (ja) | 1991-09-25 |
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