JPS6327154Y2 - - Google Patents
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- JPS6327154Y2 JPS6327154Y2 JP1982141670U JP14167082U JPS6327154Y2 JP S6327154 Y2 JPS6327154 Y2 JP S6327154Y2 JP 1982141670 U JP1982141670 U JP 1982141670U JP 14167082 U JP14167082 U JP 14167082U JP S6327154 Y2 JPS6327154 Y2 JP S6327154Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adjustment member
- brake shoe
- teeth
- brake
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は作動間隙自動調節機能を備えたドラム
ブレーキの改良に関するものである。
ブレーキの改良に関するものである。
ドラムブレーキの使用に伴つて発生するブレー
キシユーの回転ドラムに対する作動間隙の増大を
自動的に調節するために、拡開可能にバッキング
プレートに取り付けられて回転ドラムの内周面に
押圧される一対の第1ブレーキシユーおよび第2
ブレーキシユーと、その第2ブレーキシユーに回
動可能に取り付けられるとともに、回動中心を中
心とする円弧に略沿つて形成された鋸歯状の係合
歯を有する調節部材と、その調節部材の係合歯と
噛み合う掛止歯を有して前記第2ブレーキシユー
に回動可能に設けられ、スプリングにより調節部
材の係合歯と係合する回動方向へ常時付勢される
ことによりその調節部材の一方向の回動を許容す
るが他方向の回動を阻止する板状の掛止部材と、
前記第1ブレーキシユーと調節部材との間に配設
されてそれ等の一定の距離以下の接近を阻止する
とともに、それ等第1ブレーキシユーと調節部材
とを作動的に連結するストラツト部材とを備え、
その第1ブレーキシユーおよび前記第2ブレーキ
シユーの拡開時における離隔量が予め定められた
一定量を超えたとき、前記調節部材の回動位置が
変更されることにより、前記作動間隙が自動的に
調節されるドラムブレーキが提案されている。た
とえば、特公昭43−21822号公報に記載されたも
のがそれである。
キシユーの回転ドラムに対する作動間隙の増大を
自動的に調節するために、拡開可能にバッキング
プレートに取り付けられて回転ドラムの内周面に
押圧される一対の第1ブレーキシユーおよび第2
ブレーキシユーと、その第2ブレーキシユーに回
動可能に取り付けられるとともに、回動中心を中
心とする円弧に略沿つて形成された鋸歯状の係合
歯を有する調節部材と、その調節部材の係合歯と
噛み合う掛止歯を有して前記第2ブレーキシユー
に回動可能に設けられ、スプリングにより調節部
材の係合歯と係合する回動方向へ常時付勢される
ことによりその調節部材の一方向の回動を許容す
るが他方向の回動を阻止する板状の掛止部材と、
前記第1ブレーキシユーと調節部材との間に配設
されてそれ等の一定の距離以下の接近を阻止する
とともに、それ等第1ブレーキシユーと調節部材
とを作動的に連結するストラツト部材とを備え、
その第1ブレーキシユーおよび前記第2ブレーキ
シユーの拡開時における離隔量が予め定められた
一定量を超えたとき、前記調節部材の回動位置が
変更されることにより、前記作動間隙が自動的に
調節されるドラムブレーキが提案されている。た
とえば、特公昭43−21822号公報に記載されたも
のがそれである。
しかしながら、斯る型式のドラムブレーキによ
れば、1個の掛止部材が用いられるのが一般的で
あるため、調節部材の最小回動量が小さくできず
自動的に調節されるブレーキシユーの作動間隙の
変動が大きい欠点があつた。
れば、1個の掛止部材が用いられるのが一般的で
あるため、調節部材の最小回動量が小さくできず
自動的に調節されるブレーキシユーの作動間隙の
変動が大きい欠点があつた。
調節部材の最小回動量を小さくするために、係
合歯のピツチを小さく形成することが考えられる
が、このような場合には、調節部材の逆方向の回
動を阻止するトルクが小さくなるとともに、係合
歯の摩耗等の影響を受け易くなり、耐久性が低下
する。
合歯のピツチを小さく形成することが考えられる
が、このような場合には、調節部材の逆方向の回
動を阻止するトルクが小さくなるとともに、係合
歯の摩耗等の影響を受け易くなり、耐久性が低下
する。
これに対し、たとえば特開昭54−102465号公報
に記載されているところの作動間隙調節量のピツ
チを小さくする技術思想も用いて、複数の掛止部
材を互いに所定距離離隔した位置においてブレー
キシユーに取り付けるとともに、各掛止歯と調節
部材の係合歯との互いに完全に噛み合う噛合位置
をその係合歯の1ピツチ以内において相互にずら
すようにすれば、装置の耐久性を維持しつつ作動
間隙の調節量のピツチを小さくし得ると考えられ
る。しかし、この場合において、複数の掛止部材
は互いに所定距離離隔した位置においてそれぞれ
別個の回動ピンにより取り付けられることとなる
ため、作動間隙自動調節装置の設置スペース、部
品点数、および組付作業工数が増大するという問
題がある。
に記載されているところの作動間隙調節量のピツ
チを小さくする技術思想も用いて、複数の掛止部
材を互いに所定距離離隔した位置においてブレー
キシユーに取り付けるとともに、各掛止歯と調節
部材の係合歯との互いに完全に噛み合う噛合位置
をその係合歯の1ピツチ以内において相互にずら
すようにすれば、装置の耐久性を維持しつつ作動
間隙の調節量のピツチを小さくし得ると考えられ
る。しかし、この場合において、複数の掛止部材
は互いに所定距離離隔した位置においてそれぞれ
別個の回動ピンにより取り付けられることとなる
ため、作動間隙自動調節装置の設置スペース、部
品点数、および組付作業工数が増大するという問
題がある。
本考案は、以上の事情を背景として為されたも
のであつて、その要旨とするところは、前記のよ
うな形式のドラムブレーキにおいて、前記掛止部
材を、板厚方向において互いに重ねた状態で共通
の回動ピンまわりの回動可能に複数設けるととも
に、その複数の掛止部材の掛止歯をそれら掛止歯
と前記調節部材の係合歯との互いに完全に噛み合
う噛合位置がその係合歯の1ピツチ以内において
相互にずれる位置にそれぞれ設けたことにある。
のであつて、その要旨とするところは、前記のよ
うな形式のドラムブレーキにおいて、前記掛止部
材を、板厚方向において互いに重ねた状態で共通
の回動ピンまわりの回動可能に複数設けるととも
に、その複数の掛止部材の掛止歯をそれら掛止歯
と前記調節部材の係合歯との互いに完全に噛み合
う噛合位置がその係合歯の1ピツチ以内において
相互にずれる位置にそれぞれ設けたことにある。
このようにすれば、複数の掛止部材の各掛止歯
が、調節部材の係合歯との互いに完全に噛み合う
噛合位置がその係合歯の1ピツチ以内において相
互にずれる位置にそれぞれ設けられているので、
調節部材の係合歯のピツチを小さくすることな
く、作動間隙の調節量のピツチを小さくし得る。
しかも、それら複数の掛止部材が互いに重ねられ
た状態で共通の回動ピンによつてそれぞれ取り付
けられているので、作動間隙自動調節装置の設置
スペースを殆ど増大させることなく且つ装置の部
品点数および組付作業工数をそれ程増大させるこ
となく上記効果が得られる。
が、調節部材の係合歯との互いに完全に噛み合う
噛合位置がその係合歯の1ピツチ以内において相
互にずれる位置にそれぞれ設けられているので、
調節部材の係合歯のピツチを小さくすることな
く、作動間隙の調節量のピツチを小さくし得る。
しかも、それら複数の掛止部材が互いに重ねられ
た状態で共通の回動ピンによつてそれぞれ取り付
けられているので、作動間隙自動調節装置の設置
スペースを殆ど増大させることなく且つ装置の部
品点数および組付作業工数をそれ程増大させるこ
となく上記効果が得られる。
以上、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図および第2図において、バツキングプレ
ート10上には、ホイールシリンダ12およびア
ンカーブロツク14が固定されており、その両者
に当接する一対の円弧状のブレーキシユー16,
18がシユーホールドダウン装置20,22によ
つてそれぞれバツキングプレート10上に拡開可
能に装着されている。ブレーキシユー16,18
は、図示しない回転ドラムの内周面に摺接する摩
擦材24,26と、それ等摩擦材24,26が固
着された帯状のシユーリム28,30と、それ等
シユーリム28,30の内側に一体的に固設され
た三日月状のシユーウエブ32,34とから構成
されており、それ等シユーウエブ32,34間に
はリターンスプリング36が張設されて、ブレー
キシユー16,18が互に接近する方向に付勢さ
れている。そして、シユーウエブ32,34の相
対向する位置に形成された切欠には、ストラツト
部材38の両端において長手方向に切込まれた双
股状の切欠40,42がそれぞれ係合させられ、
ブレーキシユー16,18の非作動位置が保持さ
れている。
ート10上には、ホイールシリンダ12およびア
ンカーブロツク14が固定されており、その両者
に当接する一対の円弧状のブレーキシユー16,
18がシユーホールドダウン装置20,22によ
つてそれぞれバツキングプレート10上に拡開可
能に装着されている。ブレーキシユー16,18
は、図示しない回転ドラムの内周面に摺接する摩
擦材24,26と、それ等摩擦材24,26が固
着された帯状のシユーリム28,30と、それ等
シユーリム28,30の内側に一体的に固設され
た三日月状のシユーウエブ32,34とから構成
されており、それ等シユーウエブ32,34間に
はリターンスプリング36が張設されて、ブレー
キシユー16,18が互に接近する方向に付勢さ
れている。そして、シユーウエブ32,34の相
対向する位置に形成された切欠には、ストラツト
部材38の両端において長手方向に切込まれた双
股状の切欠40,42がそれぞれ係合させられ、
ブレーキシユー16,18の非作動位置が保持さ
れている。
一方のブレーキシユー16には、パーキングブ
レーキケーブル44に繋がれたパーキングブレー
キレバー46がピン48によつて回動可能に取り
付けられるとともに、このパーキングブレーキレ
バー46はシユーウエブ32と共にストラツト部
材38の切欠40に係合させられており、更にシ
ユーウエブ32とストラツト部材38との間に連
結スプリング50が張設されてストラツト部材3
8がシユーウエブ32側に付勢されている。
レーキケーブル44に繋がれたパーキングブレー
キレバー46がピン48によつて回動可能に取り
付けられるとともに、このパーキングブレーキレ
バー46はシユーウエブ32と共にストラツト部
材38の切欠40に係合させられており、更にシ
ユーウエブ32とストラツト部材38との間に連
結スプリング50が張設されてストラツト部材3
8がシユーウエブ32側に付勢されている。
他方のブレーキシユー18には、ホイールシリ
ンダ12によつてブレーキシユー16,18が拡
開させられたとき、それ等ブレーキシユー16,
18の離隔量が予め定められた一定量を超えると
回動位置が変更される調節部材52が回動可能に
ピン54によつて取り付けられている。すなわち
調節部材52がシユーウエブ34と共に切欠42
に係合させられることによつて調節部材52とブ
レーキシユー16との一定距離以下の接近が阻止
されるとともに、ストラツト部材38の切欠42
には内向きの突起56が設けられており、その突
起56と調節部材52に形成された係合穴58と
が係合させられることによつて、ストラツト部材
38とシユーウエブ34とが相対的に離隔したと
き調節部材52が回動させられるようになつてい
る。換言すれば、ストラツト部材38によつてブ
レーキシユー16と調節部材52とが作動的に連
結されているのである。ここで、突起56と係合
穴58との間には、ブレーキシユー16,18の
最小作動間隙に略相当する所定の遊隙Aが設けら
れており、調節部材52の回動位置変更に際して
ブレーキシユー16,18の引摺りが防止されて
いる。
ンダ12によつてブレーキシユー16,18が拡
開させられたとき、それ等ブレーキシユー16,
18の離隔量が予め定められた一定量を超えると
回動位置が変更される調節部材52が回動可能に
ピン54によつて取り付けられている。すなわち
調節部材52がシユーウエブ34と共に切欠42
に係合させられることによつて調節部材52とブ
レーキシユー16との一定距離以下の接近が阻止
されるとともに、ストラツト部材38の切欠42
には内向きの突起56が設けられており、その突
起56と調節部材52に形成された係合穴58と
が係合させられることによつて、ストラツト部材
38とシユーウエブ34とが相対的に離隔したと
き調節部材52が回動させられるようになつてい
る。換言すれば、ストラツト部材38によつてブ
レーキシユー16と調節部材52とが作動的に連
結されているのである。ここで、突起56と係合
穴58との間には、ブレーキシユー16,18の
最小作動間隙に略相当する所定の遊隙Aが設けら
れており、調節部材52の回動位置変更に際して
ブレーキシユー16,18の引摺りが防止されて
いる。
調節部材52には回動中心を中心とする円弧に
略沿つて鋸歯状の係合歯60が形成されており、
その係合歯60と噛み合つて調節部材52に一方
向の回動を許容するが他方向の回動を阻止する2
個の板状の掛止部材62a,62bが、略重ねら
れた状態で共通のピン64によつてシユーウエブ
34に回動可能に取り付けられている。掛止部材
62a,62bは、第3図及び第4図にも詳しく
示されているように、一端部に係合歯60との噛
合位置が相互に半ピツチずらされた状態で係合歯
60に係合させられている複数の歯から構成され
た掛止歯66a,66bをそれぞれ備えてL字状
に形成されており、圧縮コイルスプリング68
a,68bによつて掛止歯66a,66bが係合
歯60と係合する回動方向にそれぞれ付勢されて
いる。このため、ブレーキシユー16,18の拡
開時に係合穴58がストラツト部材38の突起5
6と係合させられた場合には、調節部材52は圧
縮コイルスプリング68a,68bの付勢力に抗
して第1図中右回り方向に回動させられるのであ
るが、反対にストラツト部材38によつて調節部
材52がブレーキシユー18側に押された場合に
は、係合歯60と掛止歯66a、あるいは66b
との係合に基づいて調節部材52の第1図中左回
り方向の回動は阻止されるのである。
略沿つて鋸歯状の係合歯60が形成されており、
その係合歯60と噛み合つて調節部材52に一方
向の回動を許容するが他方向の回動を阻止する2
個の板状の掛止部材62a,62bが、略重ねら
れた状態で共通のピン64によつてシユーウエブ
34に回動可能に取り付けられている。掛止部材
62a,62bは、第3図及び第4図にも詳しく
示されているように、一端部に係合歯60との噛
合位置が相互に半ピツチずらされた状態で係合歯
60に係合させられている複数の歯から構成され
た掛止歯66a,66bをそれぞれ備えてL字状
に形成されており、圧縮コイルスプリング68
a,68bによつて掛止歯66a,66bが係合
歯60と係合する回動方向にそれぞれ付勢されて
いる。このため、ブレーキシユー16,18の拡
開時に係合穴58がストラツト部材38の突起5
6と係合させられた場合には、調節部材52は圧
縮コイルスプリング68a,68bの付勢力に抗
して第1図中右回り方向に回動させられるのであ
るが、反対にストラツト部材38によつて調節部
材52がブレーキシユー18側に押された場合に
は、係合歯60と掛止歯66a、あるいは66b
との係合に基づいて調節部材52の第1図中左回
り方向の回動は阻止されるのである。
前記圧縮コイルスプリング68a,68bは、
掛止部材62a,62bの他端部とシユーリム3
0との間に介挿されている。圧縮コイルスプリン
グ68bの一端はシユーリム30の一部を切り起
して形成された爪70によつて位置決めされてお
り、他端は掛止部材62bに形成された段付きの
係合突部72の段部に当接させられている。また
圧縮コイルスプリング68aは圧縮コイルスプリ
ング68bよりも大径で、圧縮コイルスプリング
68bを内部に収容した状態で掛止部材62aに
当接させられている。
掛止部材62a,62bの他端部とシユーリム3
0との間に介挿されている。圧縮コイルスプリン
グ68bの一端はシユーリム30の一部を切り起
して形成された爪70によつて位置決めされてお
り、他端は掛止部材62bに形成された段付きの
係合突部72の段部に当接させられている。また
圧縮コイルスプリング68aは圧縮コイルスプリ
ング68bよりも大径で、圧縮コイルスプリング
68bを内部に収容した状態で掛止部材62aに
当接させられている。
尚、掛止部材62bの圧縮コイルスプリング6
8aに対向する部分には凹部74が形成されて、
圧縮コイルスプリング68aが掛止部材62bと
干渉することはない。また、掛止部材62a,6
2bの回動中心であるピン64には、掛止部材6
2bとシユーウエブ34との間に管状のスペーサ
76が介挿されて、掛止部材62a,62bが圧
縮コイルスプリング68a,68bの中心線を含
む平面近傍に位置決めされている。更に、調節部
材52の板厚は、2個の掛止部材62a,62b
を重ねた板厚より大きくされており、係合歯60
と掛止歯66a及び66bとの係合が板厚方向に
外れることはない。
8aに対向する部分には凹部74が形成されて、
圧縮コイルスプリング68aが掛止部材62bと
干渉することはない。また、掛止部材62a,6
2bの回動中心であるピン64には、掛止部材6
2bとシユーウエブ34との間に管状のスペーサ
76が介挿されて、掛止部材62a,62bが圧
縮コイルスプリング68a,68bの中心線を含
む平面近傍に位置決めされている。更に、調節部
材52の板厚は、2個の掛止部材62a,62b
を重ねた板厚より大きくされており、係合歯60
と掛止歯66a及び66bとの係合が板厚方向に
外れることはない。
以上の様に構成されたドラムブレーキに於いて
非作動時には、第2図に示されるように、リター
ンスプリング36の付勢力に従つて相互に接近す
るブレーキシユー16,18が、調節部材52と
シユーウエブ32とに係合するストラツト部材3
8によつて支えられ、回転ドラムの内周面との間
に作動間隙が形成される。
非作動時には、第2図に示されるように、リター
ンスプリング36の付勢力に従つて相互に接近す
るブレーキシユー16,18が、調節部材52と
シユーウエブ32とに係合するストラツト部材3
8によつて支えられ、回転ドラムの内周面との間
に作動間隙が形成される。
この様な状態に於いて、ホイールシリンダ12
に駆動されてブレーキシユー16,18が拡開さ
せられると、ストラツト部材38は連結スプリン
グ50によつてブレーキシユー16に当接させら
れているので、ストラツト部材38とブレーキシ
ユー18とは相対的に離隔させられて遊隙Aが消
滅する。通常、この状態でブレーキシユー16,
18が回転ドラムの内周面に押圧される。
に駆動されてブレーキシユー16,18が拡開さ
せられると、ストラツト部材38は連結スプリン
グ50によつてブレーキシユー16に当接させら
れているので、ストラツト部材38とブレーキシ
ユー18とは相対的に離隔させられて遊隙Aが消
滅する。通常、この状態でブレーキシユー16,
18が回転ドラムの内周面に押圧される。
そして、斯るブレーキシユー16,18の拡開
時に於ける離隔量が摩擦材24,26の摩耗に起
因して予め定められた一定の値を超えると、スト
ラツト部材38の突起56によつて調節部材52
が第1図中右まわりに回動させられ、調節部材5
2の回動位置が変更される。即ち、本実施例では
2個の掛止部材62a,62bの掛止歯66a,
66bが係合歯60に対して半ピツチずらされた
状態で交互に噛合うように設けられているので、
調節部材52の回動位置が細かく変更されるので
ある。例えば、第3図に示される状態に於いては
掛止歯66aと係合歯60との係合によつて調節
部材52の第3図中右方向への移動は阻止されて
いる。そして、調節部材52が第3図中左方向へ
半ピツチ移動すると、調節部材52の第3図中右
方向への移動は、掛止歯66bと係合歯60との
係合によつて阻止される。更に、調節部材52が
第3図中左方向へ更に半ピツチ移動すると、調節
部材52の第3図中右方向への移動は、掛止歯6
6aと係合歯60との係合によつて再び阻止され
るのである。
時に於ける離隔量が摩擦材24,26の摩耗に起
因して予め定められた一定の値を超えると、スト
ラツト部材38の突起56によつて調節部材52
が第1図中右まわりに回動させられ、調節部材5
2の回動位置が変更される。即ち、本実施例では
2個の掛止部材62a,62bの掛止歯66a,
66bが係合歯60に対して半ピツチずらされた
状態で交互に噛合うように設けられているので、
調節部材52の回動位置が細かく変更されるので
ある。例えば、第3図に示される状態に於いては
掛止歯66aと係合歯60との係合によつて調節
部材52の第3図中右方向への移動は阻止されて
いる。そして、調節部材52が第3図中左方向へ
半ピツチ移動すると、調節部材52の第3図中右
方向への移動は、掛止歯66bと係合歯60との
係合によつて阻止される。更に、調節部材52が
第3図中左方向へ更に半ピツチ移動すると、調節
部材52の第3図中右方向への移動は、掛止歯6
6aと係合歯60との係合によつて再び阻止され
るのである。
従つて、ホイールシリンダ12の作動が解かれ
てリターンスプリング36の付勢力に従つて調節
部材52及びシユーウエブ32がストラツト部材
38の両端に当接させられたとき、ブレーキシユ
ー16,18と回転ドラムとの間に形成される作
動間隙は、摩擦材24,26の摩耗に応じてきめ
細かく調節されたばらつきの少ない間隙とされる
のである。
てリターンスプリング36の付勢力に従つて調節
部材52及びシユーウエブ32がストラツト部材
38の両端に当接させられたとき、ブレーキシユ
ー16,18と回転ドラムとの間に形成される作
動間隙は、摩擦材24,26の摩耗に応じてきめ
細かく調節されたばらつきの少ない間隙とされる
のである。
この様に、本実施例によれば、調節部材52の
回動位置がきめ細かく変更されて、ブレーキシユ
ー16,18と回転ドラムとの間の作動間隙の変
動が極めて小さくされるのである。しかも、係合
歯60のピツチは従来と略同様な大きさで良いの
で、摩耗等による耐久性の低下がないとともに、
掛止部材62a,62bが共通のピン64によつ
てシユーウエブ34にそれぞれ回動可能に取り付
けられているので、複数の掛止部材を互いに所定
距離離れた位置においてそれぞれ別個の回動ピン
によりブレーキシユーに取り付ける場合に比べ
て、作動間隙自動調節装置の設置スペースが殆ど
増大せず且つ装置の部品点数および組付作業工数
がそれ程増大しないのである。
回動位置がきめ細かく変更されて、ブレーキシユ
ー16,18と回転ドラムとの間の作動間隙の変
動が極めて小さくされるのである。しかも、係合
歯60のピツチは従来と略同様な大きさで良いの
で、摩耗等による耐久性の低下がないとともに、
掛止部材62a,62bが共通のピン64によつ
てシユーウエブ34にそれぞれ回動可能に取り付
けられているので、複数の掛止部材を互いに所定
距離離れた位置においてそれぞれ別個の回動ピン
によりブレーキシユーに取り付ける場合に比べ
て、作動間隙自動調節装置の設置スペースが殆ど
増大せず且つ装置の部品点数および組付作業工数
がそれ程増大しないのである。
また、本実施例によれば、圧縮コイルスプリン
グ68bは圧縮コイルスプリング68aの内部に
収容された状態で配設されているため、前記装置
の設置スペースが一層削減される。
グ68bは圧縮コイルスプリング68aの内部に
収容された状態で配設されているため、前記装置
の設置スペースが一層削減される。
次に、本考案の他の実施例について説明する。
尚、以下の説明に於いて前述の実施例と共通する
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
尚、以下の説明に於いて前述の実施例と共通する
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第5図乃至第7図において、掛止歯66a,6
6bを有する掛止部材78a,78bは、回動中
心を同じにして略重ねられた状態でピン80によ
つて回動可能に取り付けられている。そして、ピ
ン80には2個の全く同一の捩りコイルスプリン
グ82a,82bが交互に重ねられた状態で設け
られ、その一端はそれぞれ掛止部材78a,78
bに係止させられるとともに他端はシユーリム3
0に係止させられて、掛止歯66a,66bが係
合歯60と係合する回動方向に付勢されている。
即ち、捩りコイルスプリング82aの一端は掛止
部材78aに形成させられた係合凹部84に係止
させられて掛止部材78を付勢し、捩りコイルス
プリング82bの一端は調節部材78aに設けら
れた抜穴86を通つて掛止部材78bに形成され
た係合穴88に係止させられて掛止部材78bを
付勢しているのである。また、捩りコイルスプリ
ング82a,82bの掛止部材78a,78bに
対する付勢力を略同様な大きさにするため、シユ
ーリム30に係合爪90が設けられて捩りコイル
スプリング82bの他端が係止させられている。
6bを有する掛止部材78a,78bは、回動中
心を同じにして略重ねられた状態でピン80によ
つて回動可能に取り付けられている。そして、ピ
ン80には2個の全く同一の捩りコイルスプリン
グ82a,82bが交互に重ねられた状態で設け
られ、その一端はそれぞれ掛止部材78a,78
bに係止させられるとともに他端はシユーリム3
0に係止させられて、掛止歯66a,66bが係
合歯60と係合する回動方向に付勢されている。
即ち、捩りコイルスプリング82aの一端は掛止
部材78aに形成させられた係合凹部84に係止
させられて掛止部材78を付勢し、捩りコイルス
プリング82bの一端は調節部材78aに設けら
れた抜穴86を通つて掛止部材78bに形成され
た係合穴88に係止させられて掛止部材78bを
付勢しているのである。また、捩りコイルスプリ
ング82a,82bの掛止部材78a,78bに
対する付勢力を略同様な大きさにするため、シユ
ーリム30に係合爪90が設けられて捩りコイル
スプリング82bの他端が係止させられている。
そして、掛止部材78bはシユーウエブ34に
摺接させられているとともに、調節部材52は一
様に平らな板材から形成されている。
摺接させられているとともに、調節部材52は一
様に平らな板材から形成されている。
本実施例によれば、2個の捩りコイルスプリン
グ82a,82bが同一規格品であるため部品管
理が容易に為され得るとともに、掛止歯66a,
66bに対する付勢力が全く同じ大きさとされ
る。
グ82a,82bが同一規格品であるため部品管
理が容易に為され得るとともに、掛止歯66a,
66bに対する付勢力が全く同じ大きさとされ
る。
また掛止部材78a,78bの板厚方向の振動
が低減されて、掛止歯66a,66bとの係合歯
60との係合のがたつき及び外れが防止される。
が低減されて、掛止歯66a,66bとの係合歯
60との係合のがたつき及び外れが防止される。
以上、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
説明したが、本考案はその他の態様に於いても適
用される。
説明したが、本考案はその他の態様に於いても適
用される。
例えば、掛止部材62a,62b及び78a,
78bは複数の歯から構成された掛止歯66a,
66bを備えているが、1個の歯のみで構成され
た掛止歯を有するものであつても良い。
78bは複数の歯から構成された掛止歯66a,
66bを備えているが、1個の歯のみで構成され
た掛止歯を有するものであつても良い。
前述の実施例では、いずれも掛止部材が2個設
けられているだけであるが、3個以上設けられて
も良いことは言うまでもない。
けられているだけであるが、3個以上設けられて
も良いことは言うまでもない。
尚、上述したのは飽くまでも本考案の一実施例
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲に於
いて種々変更され得るものである。
であり、本考案はその精神を逸脱しない範囲に於
いて種々変更され得るものである。
第1図は本考案の一実施例であるドラムブレー
キの回転ドラムを除いた正面図である。第2図は
第1図の−視断面図である。第3図は第1図
の一部を切欠いた要部拡大図である。第4図は第
3図の−視断面図である。第5図乃至第7図
は本考案の他の実施例を示したもので、それぞれ
第1図、第3図、第4図に相当する図である。 10:バツキングプレート、16,18:ブレ
ーキシユー、38:ストラツト部材、52:調節
部材、60:係合歯、62a,62b,78a,
78b:掛止部材、66a,66b:掛止歯、6
8a,68b:圧縮コイルスプリング、82a,
82b:捩りコイルスプリング。
キの回転ドラムを除いた正面図である。第2図は
第1図の−視断面図である。第3図は第1図
の一部を切欠いた要部拡大図である。第4図は第
3図の−視断面図である。第5図乃至第7図
は本考案の他の実施例を示したもので、それぞれ
第1図、第3図、第4図に相当する図である。 10:バツキングプレート、16,18:ブレ
ーキシユー、38:ストラツト部材、52:調節
部材、60:係合歯、62a,62b,78a,
78b:掛止部材、66a,66b:掛止歯、6
8a,68b:圧縮コイルスプリング、82a,
82b:捩りコイルスプリング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 拡開が可能にバツキングプレートに取り付けら
れて回転ドラムの内周面に押圧される一対の第1
ブレーキシユーおよび第2ブレーキシユーと、該
第2ブレーキシユーに回動可能に取り付けられる
とともに、回動中心を中心とする円弧に略沿つて
形成された鋸歯状の係合歯を有する調節部材と、
該調節部材の係合歯と噛み合う掛止歯を有して前
記第2ブレーキシユーに回動可能に設けられ、ス
プリングにより該調節部材の係合歯と係合する回
動方向へ常時付勢されることにより該調節部材の
一方向の回動を許容するが他方向の回動を阻止す
る板状の掛止部材と、前記第1ブレーキシユーと
調節部材との間に配設されてそれ等の一定の距離
以下の接近を阻止するとともに、それ等第1ブレ
ーキシユーと調節部材とを作動的に連結するスト
ラツト部材とを備え、該第1ブレーキシユーおよ
び前記第2ブレーキシユーの拡開時における離隔
量が予め定められた一定量を超えたとき、前記調
節部材の回動位置が変更されることにより、該一
対のブレーキシユーの前記回転ドラムとの間の作
動間隙が自動的に調節される形式のドラムブレー
キにおいて、 前記掛止部材を、板厚方向において互いに重ね
た状態で共通の回動ピンまわりの回動可能に複数
設けるとともに、該複数の掛止部材の各掛止歯
を、該掛止歯と前記調節部材の係合歯との互いに
完全に噛み合う噛合位置が該係合歯の1ピツチ以
内において相互にずれる位置にそれぞれ設けたこ
とを特徴とする作動間隙自動調節機能を備えたド
ラムブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14167082U JPS5945334U (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 作動間隙自動調節機能を備えたドラムブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14167082U JPS5945334U (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 作動間隙自動調節機能を備えたドラムブレ−キ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5945334U JPS5945334U (ja) | 1984-03-26 |
| JPS6327154Y2 true JPS6327154Y2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=30316794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14167082U Granted JPS5945334U (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | 作動間隙自動調節機能を備えたドラムブレ−キ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5945334U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5933772B2 (ja) * | 1978-01-31 | 1984-08-17 | 日信工業株式会社 | 制動間隙自動調節装置 |
-
1982
- 1982-09-17 JP JP14167082U patent/JPS5945334U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5945334U (ja) | 1984-03-26 |
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