JPH07227008A - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置

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JPH07227008A
JPH07227008A JP6015297A JP1529794A JPH07227008A JP H07227008 A JPH07227008 A JP H07227008A JP 6015297 A JP6015297 A JP 6015297A JP 1529794 A JP1529794 A JP 1529794A JP H07227008 A JPH07227008 A JP H07227008A
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JP
Japan
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electric
electric vehicle
inverter
motors
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JP6015297A
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English (en)
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Yoshihiro Nakamura
善博 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空転、滑走制御が複雑な手段を用いずに円滑
に行えるようにする。 【構成】 この発明の電気車制御装置は、架線1からの
直流電力を所望の電圧、周波数の交流電力に変換して出
力するインバータ6の複数台から構成される電力変換装
置5を有し、電力変換装置5の各インバータ6の出力を
同一電動車M1または隣接する電動車M2の互いに異な
る位置関係にある複数箇所の電動機mij,mklに並列に
接続することにより、同一インバータ6の出力に接続さ
れている電動機のいずれかによって駆動される駆動輪が
空転あるいは滑走したとしても、インバータの出力は並
列接続されている複数の電動機の回転速度の平均値によ
って各電動機の回転速度が制御されるために空転あるい
は滑走している駆動輪の再粘着が自然に行われるように
なり、空転あるいは滑走制御が円滑に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気車制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の交流電動機駆動に用いられる多群
一体形電力変換装置を有する電気車制御装置は図8に示
すような構成であった。すなわち、架線1に供給される
直流電力をパンタグラフ2によって集電し、遮断器3、
リアクトル4を介してインバータ装置5に取り込み、こ
こで直流電力を交流電力に変換(以下、直交電力変換と
いう)して所望の電圧、周波数の交流電力を取り出し、
電動車M1,M2の各誘導電動機7に与え、これによっ
て台車8の駆動軸9を回転駆動させて電気車を駆動する
ようにしていた。そして、インバータ装置5は通常、4
台のインバータ6から構成され、各電動車M1,M2ご
とに1台用意され、各インバータ6の交流電力がそれぞ
れ受け持ちの電動車M1,M2の誘導電動機m11,m
12,m13,m14;m21,m22,m23,m2
4各々に1対1の関係で供給されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電気車制御装置では、次のような問題点があっ
た。すなわち、インバータ装置5を構成する4台のイン
バータ6の各々と電動機m11,m12,m13,m1
4;m21,m22,m23,m24各々とが1対1に
接続されていたために、発車加速時や制動時に起きる電
気車の軸重移動によって空転、滑走がいずれかの駆動軸
9に発生した場合、その駆動軸9の回転速度を検出して
インバータ6の周波数制御を行っているとき、車両速度
に対応する基準速度を見失ってしまい、当該駆動軸を駆
動する誘導電動機7の発生トルクが低下し、電気車の駆
動軸トルクが乱れる恐れがあった。
【0004】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、空転、滑走制御を円滑に行い、かつ
部品を付加することなく多駆動軸の制御ができる電気車
制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電気車
制御装置は、架線からの直流電力を所望の交流電力に変
換して出力する複数台のインバータから構成される電力
変換装置を有し、電力変換装置の各インバータの出力を
同一電動車または隣接する電動車の互いに異なる位置関
係にある複数箇所の電動機に並列に接続したものであ
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の電気車制御
装置において、4台のインバータによって電力変換装置
が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
インバータ各々を前後に隣接する電動車それぞれの前後
同じ位置にある2つの台車の一方の台車の前側の電動機
と他方の台車の後側の電動機とに並列に接続したもので
ある。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の電気車制御
装置において、4台のインバータによって電力変換装置
が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
インバータ各々を前後に隣接する電動車の一方の電動車
の前側の台車の前側の電動機と他方の電動車の後側の台
車の後側の電動機、また前後に隣接する電動車の一方の
電動車の前側の台車の後側の電動機と他方の電動車の後
側の台車の前側の電動機とに並列に接続したものであ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の電気車制御
装置において、4台のインバータによって電力変換装置
が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
前後に隣接する電動車それぞれにおいて、インバータ各
々の出力を各電動車の前後2つの台車の一方の台車の前
側の電動機と他方の台車の後側の電動機とに並列に接続
したものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項1の電気車制御
装置において、4台のインバータによって電力変換装置
が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
前後に隣接する電動車それぞれにおいて、インバータ各
々の出力を各電動車の前後各台車の前側の電動機と後側
の電動機とに並列に接続したものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の電気車制御装置では、架線か
らの直流電力を所望の交流電力に変換して出力する複数
台のインバータから構成される電力変換装置を有し、電
力変換装置の各インバータの出力を同一電動車または隣
接する電動車の互いに異なる位置関係にある複数箇所の
電動機に並列に接続することにより、同一インバータの
出力に接続されている電動機のいずれかによって駆動さ
れる駆動輪が空転あるいは滑走したとしても、インバー
タの出力は並列接続されている複数の電動機の回転速度
の平均値によって各電動機の回転速度が制御されるため
に空転あるいは滑走している駆動輪の再粘着が自然に行
われるようになり、空転あるいは滑走制御が円滑に行え
る。
【0011】請求項2の発明の電気車制御装置では、4
台のインバータによって電力変換装置が構成され、各電
動車に前後2つの台車が配設され、それぞれの台車に前
後2台ずつ電動機が設置されており、インバータ各々を
前後に隣接する電動車それぞれの前後同じ位置にある2
つの台車の一方の台車の前側の電動機と他方の台車の後
側の電動機とに並列に接続することにより、同一インバ
ータの出力に接続されている電動機の一方によって駆動
される駆動輪が空転あるいは滑走したとしても、インバ
ータの出力は並列接続されている両方の電動機の回転速
度の平均値によって各電動機の回転速度が制御されるた
めに空転あるいは滑走している駆動輪の再粘着が自然に
行われるようになり、空転あるいは滑走制御が円滑に行
える。
【0012】請求項3の発明の電気車制御装置において
も、インバータ各々を前後に隣接する電動車の一方の電
動車の前側の台車の前側の電動機と他方の電動車の後側
の台車の後側の電動機、また前後に隣接する電動車の一
方の電動車の前側の台車の後側の電動機と他方の電動車
の後側の台車の前側の電動機とに並列に接続することに
より、同一インバータの出力に接続されている電動機の
一方によって駆動される駆動輪が空転あるいは滑走した
としても、インバータの出力は並列接続されている両方
の電動機の回転速度の平均値によって各電動機の回転速
度が制御されるために空転あるいは滑走している駆動輪
の再粘着が自然に行われるようになり、空転あるいは滑
走制御が円滑に行える。
【0013】請求項4の発明の電気車制御装置において
も、前後に隣接する電動車それぞれにおいて、インバー
タ各々の出力を各電動車の前後2つの台車の一方の台車
の前側の電動機と他方の台車の後側の電動機とに並列に
接続することにより、同一インバータの出力に接続され
ている電動機の一方によって駆動される駆動輪が空転あ
るいは滑走したとしても、インバータの出力は並列接続
されている両方の電動機の回転速度の平均値によって各
電動機の回転速度が制御されるために空転あるいは滑走
している駆動輪の再粘着が自然に行われるようになり、
空転あるいは滑走制御が円滑に行える。
【0014】請求項5の発明の電気車制御装置において
も、前後に隣接する電動車それぞれにおいて、インバー
タ各々の出力を各電動車の前後各台車の前側の電動機と
後側の電動機とに並列に接続することにより、同一イン
バータの出力に接続されている電動機の一方によって駆
動される駆動輪が空転あるいは滑走したとしても、イン
バータの出力は並列接続されている両方の電動機の回転
速度の平均値によって各電動機の回転速度が制御される
ために空転あるいは滑走している駆動輪の再粘着が自然
に行われるようになり、空転あるいは滑走制御が円滑に
行える。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1および請求項2の発明の共通する
実施例を示している。この実施例の電気車制御装置は、
架線1に供給される直流電力をパンタグラフ2によって
集電し、遮断器3、リアクトル4を介してインバータ装
置5に取り込み、ここで直交電力変換して所望の電圧、
周波数の交流電力を取り出し、電動車M1,M2の各誘
導電動機7に与え、これによって台車8の駆動軸9を回
転駆動させて電気車を駆動する構成である。そして、イ
ンバータ装置5は、1台で2台の電動機7を同時に駆動
する容量を有するインバータ64台で構成された各イン
バータ6の交流電力がそれぞれ、前側の電動車M1、後
側の電動車M2それぞれの前後同じ位置にある2つの台
車8の一方の台車の前側の電動機と他方の台車の後側の
電動車とに並列に接続されている。
【0016】すなわち、次の表1のような組合せで各イ
ンバータINV1〜4が前後に隣接する電動車M1,M
2それぞれの前後の台車8の前後の電動機m11〜m1
4;m21m〜m24のいずれか2台ずつに並列に接続
されるのである。
【0017】
【表1】 このような電気車制御装置の各インバータ6の制御回路
は図2に示す構成であり、一体形インバータ装置5の各
インバータ(INVi)6の出力側に、いずれか2台の
誘導電動機mij,mklが並列に接続されており、電動機
の速度制御を回転周波数制御によって行うために電動機
mij,mkl各々の回転速度検出器10からの信号Fr
1,Fr2がインバータコントローラ(CTR)11に
フィードバックされるようになっている。またこのイン
バータコントローラ11は速度指令がマスコン(MC)
12から力行ノッチ指令1N〜5Nまたは制動ノッチ指
令1N〜7Nが入力され、このノッチ指令に対応するす
べり周波数Fsを生成する。
【0018】そこでインバータコントローラ11は、図
3に示す論理演算によって速度指令Fを生成し、これに
基づくスイッチングゲート制御を行うことによって所望
の周波数で電動機を回転制御する。すなわち、図3に示
す演算回路により、回転速度検出器10から各電動機m
ij,mklの回転周波数Fr1,Fr2が入力されると、
平均値回路13において平均値演算を行い、回転周波数
平均値Foを得る。そして加算器14においてこの平均
値Foがマスコン12から与えられる力行ノッチ指令に
対応したすべり周波数Fsと加算され、この結果が回転
周波数Fとして出力される。そこで、インバータコント
ローラ11は電動機mij,mklがこの回転周波数に加速
されるようなスイッチングゲート信号を例えばPWM制
御によって生成し、これによってインバータ6のゲート
制御を行い、電動機mij,mklを所定の回転速度で回転
させ、電動車M1,M2の駆動軸を回転駆動する。
【0019】電気車の走行時、特に加速時には重心が後
側に移動することにより、前側の台車の方が後側の台車
よりも荷重が小さくなり、また同じ台車9においては前
側の電動機にかかる負荷の方が後側の電動機にかかる負
荷よりも小さくなり、この結果、加速時には前側の電動
機によって駆動される駆動輪に空転が発生しやすくな
る。
【0020】そこでいま、図1に示す電気車において、
INV1に接続されている電動機m11に空転が発生し
た場合について考察する。このINV1には前側の電動
車M1の前側の台車の前側の電動機m11と共に後側の
電動車M2の前側の台車の後側の電動機m22が並列に
接続されている。したがって、図2における電動機mij
=m11とし、mkl=m22とし、それらの回転周波数
Fr1,Fr2とすると、図3の演算回路において、平
均値回路13においてこれらの平均値Foが、 Fo=(Fr1+Fr2)/2 によって計算され、この値Foは、Fo<Fr1であ
る。
【0021】そしてこの平均値速度Foが回転速度制御
に用いられる値となるので、電動機m11に空転が発生
していたとしても、おのずと遅い速度を基準にしてすべ
り周波数制御が実行されることになり、空転していた電
動機m11はその空転時の速度Fr1よりも遅い速度F
で回転するように速度が抑えられることになり、おのず
と再粘着することになる。
【0022】こうして、複数台のインバータを一体化し
た一体形インバータ装置のその各々のインバータによっ
て1対1で各電動機の回転駆動を行う従来の場合のよう
に、電動機のいずれかに空転が発生すると、そのトルク
が失われることによってさらに加速する指令が与えら
れ、空転が容易に止められないということがなく、安定
した走行が可能となる。
【0023】また逆に、制動制御の場合、図2に示す回
路においてマスコン12から制動ノッチ指令が入力さ
れ、図3に示す演算回路において、この制動ノッチ指令
に対応したすべり周波数Fsが負の値として加算器14
に入力され、ここで回転速度周波数の平均値Foと加算
されて速度指令Fを出力することにより減速制御を行う
ことになる。そして、この制動制御の場合、前側の台車
に、また同じ台車ならば前側の電動機に荷重が偏ってか
かるようになり、図1の実施例の場合には後側の電動機
m12の抵抗が小さくなるためにその駆動輪がロックし
て滑走する事態が生じることがあるが、このような場合
には、こんどは、平均値Foと後側の電動機の回転速度
周波数Fr2との関係が、Fo>Fr2となり、この平
均値に基づいて電動機の回転速度制御が実行されるの
で、回転数が下がっていた電動機m12に大きな速度指
令が与えられることになり、滑走が自然に止められるよ
うになる。
【0024】こうして、この実施例の電気車制御装置で
は、空転あるいは滑走がいずれかの電動機の駆動輪に発
生しても同じインバータによって回転制御されている他
の電動機があるために、おのずと再粘着するような回転
速度に制御されることになり、空転、滑走制御を円滑に
行い、かつ部品を付加することなく多駆動軸の制御がで
きるようになる。
【0025】次に、図4に基づいて空転、滑走の制御回
路の他の実施例について説明する。この実施例の演算回
路では、図3の演算回路に対して、さらに比較器15を
付加し、この比較器15によって平均値Foと電動機実
速度周波数Fr1,Fr2とを比較し、力行制御時には
平均値Foに対して所定値以上大きな回転周波数を与え
る電動機には空転が発生しているものと判断し、空転発
生時にすべり周波数Fsを所定値ΔFだけ小さくするた
めに減算器16に対してこの所定値ΔFを出力するよう
にしている。
【0026】この実施例によれば、特に空転発生時には
空転が発生している駆動輪側の電動機、いまこれを電動
機mijとすると、この電動機mij側の速度周波数Fr1
によって平均値Foが通常よりも大きい値となっている
が、それに対してさらにすべり周波数Fsをそのまま加
算するのではなく、すべり周波数Fsに対して所定値Δ
Fだけ小さい値のすべり周波数Fs′を加算することに
なり、加速制御の増加分を小さく抑えることができ、そ
れだけ、空転発生時の再粘着が第1実施例の場合よりも
しやすくなる。
【0027】同じように、制動制御の場合には、所定値
ΔFだけ小さいすべり周波数Fs′を加算器14におい
て速度平均値Foから減算することによって速度指令F
を出力するようになるので、各電動機に対する減速度が
小さくなり、それだけ滑走している電動機の回転速度を
よりいっそう上げるような制御が行われ、この場合にも
再粘着がしやすくなる。
【0028】次に、請求項1および請求項3の発明の共
通する実施例について図5に基づいて説明する。なお、
各インバータ6の制御回路は図2、電動機の速度指令の
演算回路は図3または図4に示すものが同じく用いられ
る。
【0029】この実施例の電気車制御装置の場合、イン
バータ6各々を前後に隣接する電動車M1,M2の一方
の電動車の前側の台車8の前側の電動機と他方の電動車
の後側の台車8の後側の電動機、また前後に隣接する電
動車M1,M2の一方の電動車の前側の台車8の後側の
電動機と他方の電動車の後側の台車8の前側の電動機と
に並列に接続した構成である。
【0030】すなわち、次の表2のような組合せで各イ
ンバータINV1〜4が前後に隣接する電動車M1,M
2それぞれの前後の台車8の前後の電動機m11〜m1
4;m21m〜m24のいずれか2台ずつに並列に接続
されるのである。
【0031】
【表2】 こうして、この実施例の場合にも、第1実施例と同じ理
由によって同一インバータ6の出力に接続されている電
動機の一方によって駆動される駆動輪が空転あるいは滑
走したとしても、インバータの出力は並列接続されてい
る両方の電動機の回転速度の平均値によって各電動機の
回転速度が制御されるために空転あるいは滑走している
駆動輪の再粘着が自然に行われるようになり、空転ある
いは滑走制御が円滑に行える。
【0032】次に、請求項1および請求項4の発明の共
通する実施例について、図6に基づいて説明する。な
お、各インバータ6の制御回路は図2、電動機の速度指
令の演算回路は図3または図4に示すものが同じく用い
られる。
【0033】この実施例の電気車制御装置は、前後に隣
接する電動車M1,M2それぞれにおいて、インバータ
6各々の出力を各電動車M1.M2の前後2つの台車8
の一方の台車の前側の電動機と他方の台車の後側の電動
機とに並列に接続している。
【0034】すなわち、次の表3のような組合せで各イ
ンバータINV1〜4が前後に隣接する電動車M1,M
2それぞれの前後の台車8の前後の電動機m11〜m1
4;m21m〜m24のいずれか2台ずつに並列に接続
されるのである。
【0035】
【表3】 こうして、この実施例の場合にも、第1実施例と同じ理
由によって、同一インバータの出力に接続されている電
動機の一方によって駆動される駆動輪が空転あるいは滑
走したとしても、インバータの出力は並列接続されてい
る両方の電動機の回転速度の平均値によって各電動機の
回転速度が制御されるために空転あるいは滑走している
駆動輪の再粘着が自然に行われるようになり、空転ある
いは滑走制御が円滑に行える。
【0036】次に、請求項1および請求項5の発明の共
通する実施例について、図7に基づいて説明する。な
お、各インバータ6の制御回路は図2、電動機の速度指
令の演算回路は図3または図4に示すものが同じく用い
られる。
【0037】この実施例の電気車制御装置の場合、前後
に隣接する電動車M1,M2それぞれにおいて、インバ
ータ6各々の出力を各電動車M1,M2の前後各台車8
の前側の電動機と後側の電動機とに並列に接続してい
る。
【0038】すなわち、次の表4のような組合せで各イ
ンバータINV1〜4が前後に隣接する電動車M1,M
2それぞれの前後の台車8の前後の電動機m11〜m1
4;m21m〜m24のいずれか2台ずつに並列に接続
されるのである。
【0039】
【表4】 こうして、この実施例の場合にも、第1実施例と同じ理
由によって、同一インバータの出力に接続されている電
動機の一方によって駆動される駆動輪が空転あるいは滑
走したとしても、インバータの出力は並列接続されてい
る両方の電動機の回転速度の平均値によって各電動機の
回転速度が制御されるために空転あるいは滑走している
駆動輪の再粘着が自然に行われるようになり、空転ある
いは滑走制御が円滑に行える。
【0040】なお、上記各実施例ではインバータの容量
の関係で1台のインバータにより2台の電動機を駆動す
る構成としたが、インバータの容量が3台以上の電動機
の並列接続を可能とする場合、請求項1の実施例として
は上記の各実施例に限定されず、インバータの出力を同
一電動車または隣接する電動車の互いに異なる位置関係
にある3台以上の電動機に並列に接続する構成とするこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
架線からの直流電力を所望の電圧、周波数の交流電力に
変換して出力する複数台のインバータから構成される電
力変換装置を有し、電力変換装置の各インバータの出力
を同一電動車または隣接する電動車の互いに異なる位置
関係にある複数箇所の電動機に並列に接続しているの
で、同一インバータの出力に接続されている電動機のい
ずれかによって駆動される駆動輪が空転あるいは滑走し
たとしても、インバータの出力は並列接続されている複
数の電動機の回転速度の平均値によって各電動機の回転
速度が制御されるために空転あるいは滑走している駆動
輪の再粘着が自然に行われるようになり、空転あるいは
滑走制御が円滑に行え、しかもそのために付加的な装置
を必要とせず、逆にインバータの台数を削減することが
でき、スペースファクタの改善も図れる。
【0042】請求項2の発明によれば、4台のインバー
タによって電力変換装置が構成され、各電動車に前後2
つの台車が配設され、それぞれの台車に前後2台ずつ電
動機が設置されており、インバータ各々を前後に隣接す
る電動車それぞれの前後同じ位置にある2つの台車の一
方の台車の前側の電動機と他方の台車の後側の電動機と
に並列に接続しているので、同一インバータの出力に接
続されている電動機の一方によって駆動される駆動輪が
空転あるいは滑走したとしても、インバータの出力は並
列接続されている両方の電動機の回転速度の平均値によ
って各電動機の回転速度が制御されるために空転あるい
は滑走している駆動輪の再粘着が自然に行われるように
なり、空転あるいは滑走制御が円滑に行え、しかもその
ために付加的な装置を必要とせず、逆にインバータの台
数を削減することができ、スペースファクタの改善も図
れる。
【0043】請求項3の発明によれば、インバータ各々
を前後に隣接する電動車の一方の電動車の前側の台車の
前側の電動機と他方の電動車の後側の台車の後側の電動
機、また前後に隣接する電動車の一方の電動車の前側の
台車の後側の電動機と他方の電動車の後側の台車の前側
の電動機とに並列に接続しているので、同一インバータ
の出力に接続されている電動機の一方によって駆動され
る駆動輪が空転あるいは滑走したとしても、インバータ
の出力は並列接続されている両方の電動機の回転速度の
平均値によって各電動機の回転速度が制御されるために
空転あるいは滑走している駆動輪の再粘着が自然に行わ
れるようになり、空転あるいは滑走制御が円滑に行え、
しかもそのために付加的な装置を必要とせず、逆にイン
バータの台数を削減することができ、スペースファクタ
の改善も図れる。
【0044】請求項4の発明によれば、前後に隣接する
電動車それぞれにおいて、インバータ各々の出力を各電
動車の前後2つの台車の一方の台車の前側の電動機と他
方の台車の後側の電動機とに並列に接続しているので、
同一インバータの出力に接続されている電動機の一方に
よって駆動される駆動輪が空転あるいは滑走したとして
も、インバータの出力は並列接続されている両方の電動
機の回転速度の平均値によって各電動機の回転速度が制
御されるために空転あるいは滑走している駆動輪の再粘
着が自然に行われるようになり、空転あるいは滑走制御
が円滑に行え、しかもそのために付加的な装置を必要と
せず、逆にインバータの台数を削減することができ、ス
ペースファクタの改善も図れる。
【0045】請求項5の発明によれば、前後に隣接する
電動車それぞれにおいて、インバータ各々の出力を各電
動車の前後各台車の前側の電動機と後側の電動機とに並
列に接続しているので、同一インバータの出力に接続さ
れている電動機の一方によって駆動される駆動輪が空転
あるいは滑走したとしても、インバータの出力は並列接
続されている両方の電動機の回転速度の平均値によって
各電動機の回転速度が制御されるために空転あるいは滑
走している駆動輪の再粘着が自然に行われるようにな
り、空転あるいは滑走制御が円滑に行え、しかもそのた
めに付加的な装置を必要とせず、逆にインバータの台数
を削減することができ、スペースファクタの改善も図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2の発明の共通の実施例
の回路図。
【図2】上記実施例におけるインバータ制御回路のブロ
ック図。
【図3】上記実施例における速度制御演算回路のブロッ
ク図。
【図4】上記速度制御演算回路の他の例のブロック図。
【図5】請求項1および請求項3の発明の共通の実施例
の回路図。
【図6】請求項1および請求項4の発明の共通の実施例
の回路図。
【図7】請求項1および請求項5の発明の共通の実施例
の回路図。
【図8】従来例の回路図。
【符号の説明】
1 架線 2 パンタグラフ 3 接触器 4 リアクトル 5 インバータ装置 6 インバータ 7 電動機 8 台車 9 駆動軸 10 速度検出器 11 インバータコントローラ 12 マスコン 13 平均値回路 14 加算器 15 比較器 16 減算器 M1,M2 電動車 m11,m12,…;m21,m22,… 電動機 INV1,INV2,… インバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架線からの直流電力を所望の交流電力に
    変換して出力する複数台のインバータから構成される電
    力変換装置を有し、 前記電力変換装置の各インバータの出力を同一電動車ま
    たは隣接する電動車の互いに異なる位置関係にある複数
    箇所の電動機に並列に接続して成ることを特徴とする電
    気車制御装置。
  2. 【請求項2】 4台のインバータによって電力変換装置
    が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
    れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
    前記インバータ各々を前後に隣接する電動車それぞれの
    前後同じ位置にある2つの台車の一方の台車の前側の電
    動機と他方の台車の後側の電動機とに並列に接続して成
    ることを特徴とする請求項1記載の電気車制御装置。
  3. 【請求項3】 4台のインバータによって電力変換装置
    が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
    れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
    前記インバータ各々を前後に隣接する電動車の一方の電
    動車の前側の台車の前側の電動機と他方の電動車の後側
    の台車の後側の電動機、また前後に隣接する電動車の一
    方の電動車の前側の台車の後側の電動機と他方の電動車
    の後側の台車の前側の電動機とに並列に接続して成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気車制御装置。
  4. 【請求項4】 4台のインバータによって電力変換装置
    が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
    れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
    前後に隣接する電動車それぞれにおいて、前記インバー
    タ各々の出力を各電動車の前後2つの台車の一方の台車
    の前側の電動機と他方の台車の後側の電動機とに並列に
    接続して成ることを特徴とする請求項1記載の電気車制
    御装置。
  5. 【請求項5】 4台のインバータによって電力変換装置
    が構成され、各電動車に前後2つの台車が配設され、そ
    れぞれの台車に前後2台ずつ電動機が設置されており、
    前後に隣接する電動車それぞれにおいて、前記インバー
    タ各々の出力を各電動車の前後各台車の前側の電動機と
    後側の電動機とに並列に接続して成ることを特徴とする
    請求項1記載の電気車制御装置。
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