JPH07227569A - 塗膜形成方法 - Google Patents

塗膜形成方法

Info

Publication number
JPH07227569A
JPH07227569A JP25942994A JP25942994A JPH07227569A JP H07227569 A JPH07227569 A JP H07227569A JP 25942994 A JP25942994 A JP 25942994A JP 25942994 A JP25942994 A JP 25942994A JP H07227569 A JPH07227569 A JP H07227569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
coating liquid
base material
forming member
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25942994A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohisa Aoki
源久 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP25942994A priority Critical patent/JPH07227569A/ja
Publication of JPH07227569A publication Critical patent/JPH07227569A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒状または円柱状の基材の加工精度に関係な
く、外径精度を高めることに利用することが出来る、改
良された塗膜形成方法を提供する。 【構成】円筒状または円柱状の基材(1)を水平に支持
して回転させつつ、その表面に塗布液を供給した後、当
該塗布液が流動性を失う前に、塗布表面形成部材(1
8)を基材(1)の軸線と平行にして塗布面に接触させ
る。 【効果】金属素材の薄肉化によらず、塗布と言う簡単な
操作の付加加工により、要求される外径精度(真直度、
真円度、円筒度、表面粗さ等)の電子写真感光体用基体
を製造することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗膜形成方法に関する
ものであり、詳しくは、例えば、電子写真感光体用基体
の製造において、基材(例えばアルミ押出し管)の真直
度、真円度、円筒度、表面粗さ等の外径精度の修正に好
適に使用される塗膜形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体用基体は、高度の外径精
度が要求される。例えば、直径30.0mmの基体の場
合、その円筒度は100μm以下が要求される。斯かる
外径精度の基体は、例えば、一定肉厚のアルミ押出し管
を基材とし、引き抜き、切削、しごき、インパクト等の
薄肉化加工によって製造されるが、加工コストが高いと
言う問題がある。
【0003】ところで、特開昭54−38801号公報
には、シリンダーを軸中心に回転させながら当該シリン
ダー胴面に接触または近接させたドクターブレードを徐
々に当該シリンダー胴面より離すことにより、上記ドク
ターブレード上に溜めた樹脂液などをシリンダー胴面に
任意の厚みに継ぎ目なく塗布することを特徴とする塗布
方法が提案されている。また、特公平4−38463号
公報には、円筒部材周面に接着剤を塗布する装置とし
て、上記と類似の方法を利用した装置が提案されてい
る。そして、特開昭54−38801号公報には、得ら
れた樹脂被覆シリンダーの用途として、グラビア印刷用
シリンダー、凸版印刷用シリンダー、ロール等が記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
基材の外径精度を塗布によって修正する方法は提案され
ておらず、実際、上記の各公報に記載の塗布方法の場
合、ドクターブレードはシリンダー(円筒部材)の胴面
に対して平行に配置されている。従って、基材自体の真
直度や真円度が低い場合は、これらの低い外径精度がそ
のまま塗膜表面に現れ、外径精度の修正は行われない。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目
的は、円筒状または円柱状の基材の加工精度に関係な
く、外径精度を高めることに利用することが出来る、改
良された塗膜形成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、円筒状または円柱状の基材を水平に支持して回転さ
せつつ、その表面に塗布液を供給した後、当該塗布液が
流動性を失う前に、塗布表面形成部材を基材の軸線と平
行にして塗布面に接触させることを特徴とする塗膜形成
方法に存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
塗膜形成方法は、例えば、電子写真感光体用基体の製造
方法に好適に利用することが出来る。すなわち、塗布液
として、例えば、紫外線硬化樹脂を含有する塗布液を使
用し、基材の表面の外径精度を高めて電子写真感光体用
基体を製造する場合は、金属素材の薄肉化加工によら
ず、塗布と言う簡単な操作の付加加工により、要求され
る外径精度の基体を製造することが出来る。
【0007】図1は単一のノズル吐出法、図2は多数の
ノズル吐出法により、本発明の塗膜形成方法を実施する
塗布装置の例を示す説明図であり、本発明の塗膜形成方
法を電子写真感光体用基体の製造方法に利用する場合の
説明図である。図1に例示した塗布装置においては、ノ
ズルからスパイラル状に塗布液を吐出させる方法を採用
し、図2に例示した塗布装置においては、ノズルからリ
ング状に塗布液を吐出させる方法を採用しているが、本
発明においては、塗布液の供給方法は、特に制限され
ず、上記の他、カーテン状に塗布液を供給する方法など
も採用することが出来る。
【0008】先ず、図1に例示した塗布装置について説
明する。この塗布装置は、円筒状または円柱状の基材を
水平に支持して回転させる基材回転機構と、基材の軸線
方向に移動しつつ基材の表面に塗布液を供給する塗布液
供給機構と、基材の軸線と平行に配置され且つ前進後退
可能になされた塗布表面形成部材とから主として構成さ
れ、そして、塗布液として紫外線硬化樹脂、加熱硬化樹
脂などを含有する塗布液を使用し、当該塗布液を硬化す
るため夫々の樹脂に応じた硬化装置を備えている。
【0009】基材(1)としては、特に制限されず、電
子写真感光体用基体を目的とする場合は、ガラス管、ア
ルミ押出し管、アルミ引抜き管、アルミ切削管、樹脂
管、紙管、電子写真感光体として一度使用された後に表
面の塗膜を除去した再生管などが使用される。
【0010】基材回転機構は、所定の間隔を設けて左右
に垂直に配置された支持プレート(2)、(2)、各支
持プレートの上部にそれぞれ設けられた貫通孔に軸受け
(図示せず)を介して水平に配置された回転軸(3)、
(3)、一方の回転軸に固設されたギヤ(4)、ギヤ駆
動用モーター(5)、モーター(5)の回転をギヤ
(4)に伝達するタイミングベルト(6)から構成され
ている。
【0011】そして、円筒状の基材(1)の回転は、中
心部に回転軸(3)の嵌合孔を設け且つ基材(1)の両
端に予め装着されたフランジ(7)、(7)を利用して
行われる。すなわち、基材(1)の両端にフランジ
(7)、(7)を装着した後、回転軸(3)、(3)の
間に基材(1)を配置し、一方の回転軸を前進させ、フ
ランジ(7)、(7)の各中心孔に回転軸(3)、
(3)を嵌合し、ギヤ駆動用モーター(5)を駆動させ
て基材(1)を回転させる。フランジ(7)、(7)の
装着は、フランジの各中心孔で決定される基材の軸芯が
大略合う様に行う。
【0012】塗布液供給機構は、所定の間隔を設けて左
右に垂直に配置された支持プレート(8)、(8)、各
支持プレートの間に配置された2本の案内ロッド
(9)、(9)、支持プレート(8)、(8)の間であ
って案内ロッド(9)、(9)の間に配置され且つ一端
が支持プレート(8)から突出するスクリューネジ(1
0)、支持プレート(8)から突出するスクリューネジ
(10)の端部に固設されたギヤ(11)、ギヤ駆動用
モーター(12)、モーター(12)の回転をギヤ(1
1)に伝達するタイミングベルト(13)、その左右に
それぞれ設けられた案内ロッド(9)の嵌合孔と当該嵌
合孔の中央に設けられたスクリューネジ(10)を嵌合
するボールネジの軸受部とを通して支持プレート
(8)、(8)の間に配置された移動体(14)、その
一端を移動体(14)に固設し且つその先端ノズル部を
水平に配置された基材(1)の表面に向けて配置された
フレキシブルな塗布液供給管(15)、塗布液供給管
(15)の他端側に配置された塗布液容器(16)、塗
布液供給管(15)の途中に配置された定量ポンプ(1
7)から構成されている。
【0013】図示した塗布液供給機構において、移動体
(14)は、1本の塗布液供給管(15)しか備えてい
ないが、所定間隔を設けて複数本の塗布液供給管を備え
ることも出来、また、定量ポンプ(17)を共通にし且
つ先端ノズル部を複数本の分岐構造にした1本の塗布液
供給管を備えることも出来る。そして、塗布液供給管
(15)の先端ノズル部は、通常、基材(1)の真上に
位置させられる。
【0014】塗布表面形成部材(18)は、細長い形
状、例えば、図示する様に棒状の形状を有している。そ
して、塗布表面形成部材(18)の両端部に直角に設置
された2本の案内ロッド(19)、(19)と、塗布表
面形成部材(18)の中央部に直角に設置され且つ一端
部にネジ部を備えたネジロッド(20)とを支持板(2
1)の各貫通孔に挿入して突出させ、案内ロッド(1
9)、(19)の突出部にスプリング(22)、(2
2)を介在させて塗布表面形成部材(18)を支持板
(21)側に付勢し、ネジロッド(20)の突出部に移
動距離調節ナット(23)を螺合して塗布表面形成部材
(18)を支持板(21)に対して平行に前進後退し得
る様に構成されている。
【0015】塗布表面形成部材(18)は、基材(1)
の軸線と平行に配置され、その長さは、基材(1)の軸
線方向の塗布長さよりも長くなされ、そして、基材
(1)の軸線と平行に位置する部分は直線状になされて
いる。斯かる直線部分は、例えば、真直度の高い丸棒や
パイプ等によって容易に達成することが出来る。そし
て、塗布表面形成部材(18)が丸棒やパイプの場合、
これらは、その中心軸と基材(1)の中心軸とが水平に
位置する様に配置するのが好ましい。
【0016】特に、パイプを使用した場合は、その軸線
方向にスリットを設け、適宜の真空手段を利用してパイ
プの内側を減圧にすることにより、過剰の塗布液を吸引
除去することが出来る利点がある。斯かるスリットは、
円筒状または円柱状の基材の表面の塗布面と塗布表面形
成部材(18)との線接触ラインから僅かに離れた位置
に設けられる。具体的には、線接触ラインとパイプ状の
塗布表面形成部材(18)の中心点とを結ぶ水平線から
上方または下方に通常は約0〜60°の角度で離れた位
置に設けられる。
【0017】塗布表面形成部材(18)を構成する材料
は、特に制限されないが、使用する塗布液に対して濡れ
難い材料が好適である。塗布液に対して濡れ易い材料で
塗布表面形成部材を構成した場合、塗布表面形成部材が
基材の表面に塗布された塗布液に接触して離れる際、塗
布液が塗布表面形成部材に付着し、基材の表面に形成さ
れた平滑な塗布面が乱れることがある。通常、塗布表面
形成部材(18)は、金属製本体にテフロン加工を施し
た材料にて構成するのが好ましい。
【0018】紫外線照射装置(24)は、紫外線硬化樹
脂を含有する塗布液を使用した場合に必要とされ、基材
の軸線方向の塗布面に亙って紫外線を照射し得る構造の
装置であればよい。また、熱硬化性樹脂などを塗布液と
して使用した場合は、紫外線照射装置(24)の代わり
に熱風発生装置を使用する。
【0019】次に、図2に例示した塗布装置について説
明する。この塗布装置は、円筒状または円柱状の基材を
水平に支持して回転させる基材回転機構と、ノズル列か
ら基材の表面に塗布液を供給する塗布液供給機構と、基
材の軸線と平行に配置され且つ前進後退可能になされた
塗布表面形成部材とから主として構成され、そして、図
1に例示した塗布装置と同様に、硬化装置を備えてい
る。
【0020】図2に例示する塗布装置の構成は、その塗
布液供給供給機構を除き、図1に例示した塗布装置と同
一であるため、塗布液供給供給機構について説明し、他
の構成の説明は省略する。
【0021】図2に例示する塗布装置の塗布液供給供給
機構は、L形部材(25)、L形部材(25)の水平部
部に支持されたノズルヘッド(26)、基材(1)の表
面に向け且つノズルヘッド(26)の先端に配置された
ノズル列(27)、L形部材(25)の垂直部の背面に
設けられた雌ネジ(図示せず)に螺合するボールネジ
(28)、ボールネジ駆動モータ(29)、一端がノズ
ルヘッド(26)に連結し他端が塗布液容器(16)に
連結する塗布液供給管(15)、ノズルヘッド(26)
と塗布液容器(16)の間の塗布液供給管(15)に配
置された定量ポンプ(17)から構成されている。な
お、図2に例示する塗布装置においては、ノズル列(2
7)の代わりにスリットを使用することも出来、また、
ノズルヘッド(26)に洗浄用切替え管(30)を設け
てノズルヘッド(26)の洗浄を行なうことも出来る。
【0022】本発明の塗膜形成方法は、上記の様な塗布
装置を使用して次の様に行われる。先ず、基材回転機構
により、基材(1)を水平に支持して回転させつつ、塗
布液供給機構により、基材(1)の表面に塗布液を供給
する。次いで、基材(1)の表面の塗布液が流動性を失
う前に、塗布表面形成部材(18)を基材(1)の軸線
と平行にして塗布面に接触させる。
【0023】塗布表面形成部材(18)の塗布面への接
触は、エアーシリンダー(図示せず)により、塗布表面
形成部材(18)を押し出して支持板(21)から基材
(1)側に平行に前進させることによって行われる。そ
して、塗布表面形成部材(18)の最大前進距離(塗布
面と塗布表面形成部材(18)とのギャップ)は、スト
ッパーとして作用する移動距離調節ナット(23)によ
って調整することが出来る。塗布表面形成部材(18)
の塗布面への接触は、通常、基材(1)が3〜10回転
する間に亙って行えばよい。そして、回転している基材
(1)と塗布表面形成部材(18)との間に保持された
塗布液を基材(1)の主要部分に行き渡らせると共に余
剰の塗布液を基材(1)上から除去するのが好ましい。
余剰塗布液の除去方法は、特に制限されず、例えば、塗
布表面形成部材(18)としてパイプを使用した場合
は、その軸線方向に設けられたスリットを介して吸引除
去する方法を採用することが出来る。
【0024】その後、塗布表面形成部材(18)を押す
力を緩め、スプリング(22)、(22)の付勢力を利
用し、塗布表面形成部材(18)を支持板(21)側に
後退させて塗布面から引き離す。斯かる引き離しは、例
えば、基材(1)が1回転する間に引き離し操作が完了
する程度に徐々に行うのがよい。引き離し速度が速すぎ
る場合は、基材(1)の表面に塗布された塗布面が乱れ
る恐れがある。
【0025】塗布表面形成部材(18)と基材(1)の
塗布面との接触により、塗布表面形成部材(18)(具
体的には、基材(1)の軸線と平行な直線状部分)と基
材(1)の軸線との間で決定される一定外径の塗膜を基
材(1)の塗布面に亙って形成することが出来るため、
塗布による付加加工により、外径精度の高い基体を得る
とが出来る。塗布表面形成部材(18)が基材(1)の
軸線と平行ではなく、基材(1)の胴面と平行にして塗
布面に接触された場合は、基材(1)自体の真直度や真
円度がそのまま塗膜表面に現れ、基材(1)に対する外
径精度の修正は行われない。なお、真直度や真円度が余
りにも劣悪な基材の場合は、本発明によっても外径精度
の高い基体を得ることが困難であるが、円筒度(JIS
B0621−1974)が約500μm以下、好まし
くは約300μm以下の範囲であれば、本発明の塗膜形
成方法による修正対象と成り得る。
【0026】塗布液としては、ノズル塗布方法やカーテ
ン塗布方法を適用し得る塗布液である限り、如何なる塗
布液をも使用することが出来る。そして、溶媒型の塗布
液、すなわち、乾燥速度の速い溶媒を使用した塗布液の
場合は、溶媒蒸気で覆われた空間内で塗布および塗布表
面形成部材の塗布面への接触処理を行い、その後、溶媒
の蒸発が促進される空間内で乾燥を行うのが好ましい。
具体的には、脱着自在な適当な覆いを備えた塗布装置を
利用し、覆いを被せた状態で塗布および接触処理を行
い、覆いを取り外した状態で乾燥を行う。また、塗布後
の硬化によって塗膜の体積変化が大きい塗布液、例え
ば、塗膜の体積変化が50%以上の塗布液の場合は、塗
布、接触処理、乾燥を一連の操作とし、当該操作を繰り
返して行うのがよい。
【0027】なお、基材の把持手段としては、基材の軸
芯が出る様にこれを把持し得る手段であれば、特に制限
されず、フランジ孔に挿入されて外開き作用によって基
材を把持する手段(内拡式コレクトチャック)等を採用
することが出来る。また、円柱状の基材の場合は、その
両端面に接触して基材を保持する把持手段などを採用す
ることが出来る。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0029】実施例1 次に示す仕様の図1に示す塗布装置を使用した。すなわ
ち、塗布液供給機構の塗布液供給管としては、4本の先
端ノズル部を有する分岐構造の供給管(ノズル部孔径:
0.4mm、ノズル間ピッチ:1.2mm)を使用し、
塗布表面形成部材としては、ステンレス製パイプ(外
径:10mm、内径:6mm)に厚さ10μmテフロン
をコートし、一線上に直径1.0mmの孔を3mmピッ
チで83個設け、一端を閉止し、他端から−110mm
H2 Oの減圧によって過剰の塗布液を吸引除去出来る構
造とした塗布表面形成部材を使用し、紫外線照射装置と
しては、3Kwの高圧水銀灯を備えた紫外線照射装置を
使用した。紫外線照射装置は、基材から水銀灯の前面ま
での距離が25cmの位置に配置した。
【0030】ガラス管(外径29.7mm、内径27.
3mm、長さ250mm)の両端にフランジを装着し
た。フランジの装着は、フランジの各中心孔で決定され
るガラス管の軸芯が合う様に装着した。基材回転機構の
回転軸の間にガラス管を配置し、両端のフランジの各中
心孔に各回転軸を嵌合し、ギヤ駆動用モーターを駆動さ
せてガラス管を200rpmで回転させた。ガラス管と
塗布表面形成部材(テフロンコートステンレス製パイ
プ)との距離は平均として125μmとした。
【0031】回転中のガラス管の表面に塗布液供給管の
先端ノズル部(4本)から塗布液をスパイラル状に供給
して塗布を行った。塗布液としては、ウレタンアクリレ
ート(A)、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸
(B)、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート
(C)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケ
トン(D)、ベンゾフェノン(E)から成り、A:B:
C:D:E=30:10:40:0.8:0.8(重量
比)、室温における粘度が500(mpas)の紫外線
硬化樹脂組成物を使用した。
【0032】塗布液のスパイラル状の供給は、ガラス管
1回転当たりのピッチを5mmとし、塗布膜の平均厚さ
が150μmとなる様に行った。塗布終了後、直ちに、
塗布表面形成部材(テフロンコートステンレス製パイ
プ)をエアーシリンダーで押し出し、ガラス管の軸線と
平行にして塗液面に接触させ、約2秒間その状態を保持
すると共にガラス管上の余剰の塗布液を塗布表面形成部
材に設けられた孔から吸引除去した。次いで、塗布表面
形成部材を塗液面から徐々に引き離した後、紫外線照射
装置から塗布面に照射エネルギー量1500mJ/cm
2 の紫外線を照射して塗布面を硬化させた。塗膜形成前
後におけるガラス管の真直度を測定し、その結果を図3
(塗膜形成前の結果)及び図4(塗膜形成後の結果)に
示す。図中、横軸はガラス管の軸線方向の距離(m
m)、縦軸は基準値からの凹凸の程度(μm)を表す。
なお、これらの真直度は、アンリツ(株)製のレーザー
測長機(「KL131A」)を使用して測定した。
【0033】実施例2 実施例1において、ガラス管の代わりに、これと同一寸
法のアルミ押出し管(真円度150μm)を使用し、塗
布膜の平均厚さを180μm、紫外線の照射エネルギー
量を2000mJ/cm2 に変更し、そして、押出し管
と塗布表面形成部材(テフロンコートステンレス製パイ
プ)との平均距離を硬化後の塗膜を含む押出し管の外径
が30.0mmとなる様に設定した他は、実施例1と同
様に操作した。塗膜形成後の押出し管の真円度を測定し
た結果は30μmであった。真円度は、実施例1で使用
したレーザー測長機を使用し、押出し管を回転させて測
定した。
【0034】実施例3 実施例1において、塗布装置として、脱着自在の箱状の
アクリル製覆いを備えた塗布装置を使用した。すなわ
ち、基材回転機構の左右の回転軸と塗布液供給機構の塗
布液供給管と塗布表面形成部材の各ロッドのための縦長
の切欠溝をそれぞれ必要な壁面に備えた箱状のアクリル
製覆いを上から被せ、基材回転機構の駆動部(ギヤ、タ
イミングベルト、ギヤ駆動用モーター)、塗布液供給機
構の供給部(定量ポンプ、塗布液容器)塗布表面形成部
材のための支持板を外に位置せしめた塗布装置を使用し
た。
【0035】そして、塗布液としては、1,4−ジオキ
サン50重量部とテトロヒドロフラン50重量部の混合
溶媒にポリカーボネート樹脂(三菱化成(株)製「ノバ
レックス7030A」)100重量部を溶解して調製し
た塗布液を使用し、基材としては、実施例1のガラス管
と同一寸法のアルミ押出し管(円筒度120μm)を使
用した。
【0036】先ず、アクリル製覆いを取外し、実施例1
と同様に押出し管の両端にフランジを装着し、基材回転
機構の回転軸の間に押出し管を配置し、両端のフランジ
の各中心孔に各回転軸を嵌合した。そして、塗布液の調
製に使用したと同様の混合溶媒を入れた浅いボートをア
クリル製覆いによって覆われる位置に配置し、アクリル
製覆いを上から被せた。
【0037】次いで、塗布膜の平均厚さを200μm、
押出し管と塗布表面形成部材(テフロンコートステンレ
ス製パイプ)との平均距離を175μmに変更した以外
は、実施例1と同様に操作して塗布および接触処理を行
った。
【0038】次いで、塗布表面形成部材を塗布面から引
き離した後、直ちに、アクリル製覆いを取外し、弱い風
を押出し管に送って塗布液の乾燥を速めた。塗膜形成後
の押出し管の円筒度を測定した結果は60μmであっ
た。円筒度は、実施例1で使用したレーザー測長機を使
用し、押出し管を回転させ、レーザー測長器を押出し管
の軸方向に移動させて測定した。
【0039】実施例4 次に示す仕様の図2に示す塗布装置を使用した。すなわ
ち、塗布液供給機構のノズルヘッドとしては、6mmピ
ッチの2個のノズル列を半ピッチずらして配置したノズ
ルヘッド(合計ノズル数:81本、ノズル孔径:0.6
8mm、ノズル間ピッチ:3.0mm)を使用し、塗布
表面形成部材としては、ステンレス製パイプ(外径:1
0mm、内径:6mm)に1mm幅のスリットを設け、
一端を閉止し、他端に減圧取り出しノズルを設け、その
後、厚さ10μmのテフロンをコートした塗布表面形成
部材を使用し、硬化装置としては熱風発生器を使用し
た。
【0040】アルミ押出し管(外径29.7mm、内径
27.0mm、長さ260mm)の両端に接合部直径2
6.95mmのフランジを実施例1と同様にして装着
し、5分放置後、基材回転機構にセットして200rp
mで回転させた。押出し管と塗布表面形成部材(テフロ
ンコートステンレスパイプ)との距離は平均値として1
25μmとした。
【0041】回転中の押出し管の表面にノズルヘッドの
2列のノズルから一斉に塗布液をリング状に供給して塗
布を行なった。塗布液としては、主剤の「エピコート」
(油化シエル社製商品名)100重量部に硬化剤として
20重量部の「メラン11」(日立化成社製商品名)と
溶剤として10重量のエチルセルソルブを混合した2液
性のエポキシ樹脂(粘度10ポイズ)を使用した。
【0042】塗布液の供給は、塗布膜の平均厚さが23
0μmとなる様に行なった。塗布終了後、直ちに、塗布
表面形成部材(テフロンコートステンレスパイプ)をエ
アーシリンダーて押し出し、押出し管の軸線と平行にし
て塗液面に接触させ、約3秒間その状態を保持すると共
に押出し管上の余剰の塗布液を塗布表面形成部材に設け
られたスリットから吸引除去した。押出し管と塗布表面
形成部材との平均距離は、硬化後の塗膜を含む押出し管
の外径が30.1mmとなる様に設定した。次いで、塗
布表面形成部材を塗液面から徐々に引き離した後、熱風
発生器から160°Cの熱風を回転中の押出し管に吹き
付けた。熱風の吹き付け時間は30分間とした。塗膜形
成前後における押出し管の真直度と真円度を実施例1と
同様にして測定した結果、夫々20μ、30μであっ
た。一方、塗膜形成前の値は夫々100μ、150μで
あった。
【0043】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、円筒状ま
たは円柱状の基材の加工精度に関係なく、外径精度を高
めることに利用することが出来る改良された塗膜形成方
法が提供される。そして、本発明の塗膜形成方法を利用
することにより、金属素材の薄肉化によらず、塗布と言
う簡単な操作な付加加工により、要求される外径精度
(真直度、真円度、円筒度、表面粗さ等)の電子写真感
光体用基体を製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗膜形成方法を実施する塗布装置の一
例を示す説明図である。
【図2】本発明の塗膜形成方法を実施する塗布装置の他
の一例を示す説明図である。
【図3】実施例1に供したガラス管の真直度の測定結果
(塗膜形成前の結果)を示すグラフである。
【図4】実施例1で得られたガラス管の真直度の測定結
果(塗膜形成後の結果)を示すグラフである。
【符合の説明】
1:基材 3:回転軸 10:スクリューネジ 14:移動体 15:塗布液供給管 17:定量ポンプ 18:塗布表面形成部材 24:紫外線照射装置 26:ノズルヘッド 27:ノズル列 28:ボールネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状または円柱状の基材を水平に支持
    して回転させつつ、その表面に塗布液を供給した後、当
    該塗布液が流動性を失う前に、塗布表面形成部材を基材
    の軸線と平行にして塗布面に接触させることを特徴とす
    る塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 塗布表面形成部材を基材の軸線と平行に
    して塗布面に接触させた後、回転している基材と塗布表
    面形成部材との間に保持された塗布液を基材の主要部分
    に行き渡らせると共に余剰の塗布液を基材上から除去す
    る、請求項1に記載の塗膜形成方法。
JP25942994A 1993-12-22 1994-09-29 塗膜形成方法 Withdrawn JPH07227569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25942994A JPH07227569A (ja) 1993-12-22 1994-09-29 塗膜形成方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-346549 1993-12-22
JP34654993 1993-12-22
JP25942994A JPH07227569A (ja) 1993-12-22 1994-09-29 塗膜形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07227569A true JPH07227569A (ja) 1995-08-29

Family

ID=26544123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25942994A Withdrawn JPH07227569A (ja) 1993-12-22 1994-09-29 塗膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07227569A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161269A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 樹脂分散液の塗布装置及び塗布方法、並びに、ポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法及び定着ベルトの製造方法
WO2012099746A3 (en) * 2011-01-19 2012-10-26 Halliburton Energy Services, Inc. A method of coating a porous substrate with a thermoplastic material from the outside of the substrate
JP2017205708A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 株式会社リコー 塗布装置
JP2018077268A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 株式会社イノアックコーポレーション 画像形成装置用ローラとその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161269A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 樹脂分散液の塗布装置及び塗布方法、並びに、ポリイミド樹脂無端ベルトの製造方法及び定着ベルトの製造方法
WO2012099746A3 (en) * 2011-01-19 2012-10-26 Halliburton Energy Services, Inc. A method of coating a porous substrate with a thermoplastic material from the outside of the substrate
US8586138B2 (en) 2011-01-19 2013-11-19 Halliburton Energy Services, Inc. Method of coating a porous substrate with a thermoplastic material from the outside of the substrate
JP2017205708A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 株式会社リコー 塗布装置
JP2018077268A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 株式会社イノアックコーポレーション 画像形成装置用ローラとその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1344645B1 (en) Ultrasonic method and apparatus for applying a coating material onto a substrate
CN115365081B (zh) 一种离型膜均匀涂布设备
US6354213B1 (en) Method and apparatus for cleaning a metering roll of a printing press
DE69610262T2 (de) Schlauchfolie mit behandelten innenflächen, vorrichtung und verfahren zur behandlung der innenflächen
JP3456050B2 (ja) 塗膜形成方法
JPH08173893A (ja) 塗膜形成方法
JP2812755B2 (ja) 円筒状塗布体の製造方法
JP2949799B2 (ja) 円筒状塗布体の製造方法
JPH105674A (ja) 塗膜形成方法
JPH07178367A (ja) 塗布方法
CN117863717B (zh) 一种热转印花膜印花装置及生产工艺
JPH105675A (ja) 塗膜形成方法
JPH08243475A (ja) 塗布方法及び装置
CN116408230A (zh) 一种辊涂机的预喷涂装置
JPH09314034A (ja) 塗膜形成方法
JPH0919657A (ja) 塗膜形成方法
JPH0636901B2 (ja) ロールコーティング方法
CN114985221A (zh) 一种胶带生产的余胶处理方法及余胶回收装置
JPH1069103A (ja) 電子写真感光体の製造法
JP2003290699A (ja) ウエブ冷却装置
JP2883388B2 (ja) ローラ用塗布材塗布装置
JP4587706B2 (ja) 光重合方法とその装置
JPH07308628A (ja) 塗布方法
JP2614323B2 (ja) 環状フィルムの製造方法
JP2614322B2 (ja) 環状フィルムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115