JPH1069103A - 電子写真感光体の製造法 - Google Patents

電子写真感光体の製造法

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JPH1069103A
JPH1069103A JP22848896A JP22848896A JPH1069103A JP H1069103 A JPH1069103 A JP H1069103A JP 22848896 A JP22848896 A JP 22848896A JP 22848896 A JP22848896 A JP 22848896A JP H1069103 A JPH1069103 A JP H1069103A
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JP
Japan
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substrate
coating
photoreceptor
coating film
outer diameter
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Application number
JP22848896A
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English (en)
Inventor
Motohisa Aoki
源久 青木
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材から基体を得る工程から感光剤を塗布す
る工程迄を含め全てを同種の操作、即ち、塗布液の塗布
と固化によって塗膜を形成する操作で製造し得る電子写
真感光体の製造法を提供する。 【解決手段】 感光体用基材を水平に保持して回転させ
た状態で該感光体用基材に塗布液を順次塗布積層するこ
とによって、基材の外径精度、表面平滑度を高めると共
に、下地材層、感光層を形成して感光体を形成すること
を特徴とする電子写真感光体の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体の
製造法に関する。更に詳しくは、寸法精度の低い基材を
用いて感光体のドラムベースとして使用される精度の高
い基体を得る工程から感光膜を形成する一連の工程を精
度よく、かつ、能率的に行なうことのできる生産性の優
れた電子写真感光体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体は、外径精度、表
面平滑度を上げるための精密加工が施された鏡面加工ア
ルミニウム管あるいは樹脂製管を基材とし、これを洗浄
した後、アルミニウム管の場合にはアルマイト処理又は
下引層を塗布し、樹脂管の場合は導電層を形成し、更に
ブロッキング防止層等の下地層を形成し、その上に電荷
発生層、電荷移動層を形成して最後に乾燥を行なう方法
が一般的製法として採用されている。これ等の工程を大
別すると、金属管又は樹脂管の精密機械加工、洗浄、表
面処理、塗布の工程からなっている。これ等の工程は、
利用する機械器具、資材が夫々相異し、また技術が異な
るため、これ等を1つの工場で集中して行なうことは困
難であった。
【0003】従って、例えば、金属加工は専門の工場で
行ない、その後、他の工場に移送して洗浄以後の工程を
行うのが一般的である。そのため全体を統一して管理す
ることが難しく塗布欠陥の原因究明についてもどの工程
が真の発生原因であるか解明しにくいこともしばしば生
じている。また、1つの工場で行なわれる洗浄以降の工
程においても水を使用する工程と有機溶媒を使用する工
程とが混在するため、各工程のための治工具が増加し、
また、水を使う工程でのミスト、湿分が有機溶媒を使用
する工程に悪影響を及ぼさぬよう、両者を遮断するなど
の配慮を必要とした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基材から基
体を得る工程から感光剤を塗布する工程迄を含めて、全
てを同種の操作、即ち、塗布液の塗布と固化によって塗
膜を形成積層する操作で製造し得る電子写真感光体の製
造法を提供することにある。また、精度の優れた制御が
容易で、工程管理を一括して行なうことができ、高性能
の感光体を安定して生産性よく製造し得る電子写真感光
体の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するためになされたもので、感光体用基材を水平に保
持して回転させた状態で該感光体用基材に塗布液を順次
塗布積層することによって、基材の外径精度、表面平滑
度を高めると共に、下地材層、感光層を形成して感光体
を形成することを特徴とする電子写真感光体の製造法を
提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、電子写真感光体用の基
体を外径寸法精度の低い基材から得る工程から感光層を
形成して電子写真感光体を得るまでの一連の工程が塗布
液の塗布、積層によって行なわれる。本発明において基
材とは、感光体を形成する基体とするために必要とされ
る外径寸法精度、表面平滑度を上げるための加工が行な
われる前の精度の低い管状体を意味し、非管状材料から
加工によって最初に形成された一次加工品が該当する。
【0007】アルミニウム管においては、ビュレットか
ら押出された押出管を所定の寸法に切断したものを使用
することができる。樹脂管であれば、押出機によって押
出成形された管状体が用いられる。また、電子写真感光
体として使用された後回収された再生品を使用すること
もできる。本発明において、基材から感光体となるまで
の工程及びその間に塗布積層される塗布液として次のも
のを挙げることができる。
【0008】(1)まず、外径精度、表面平滑度のレベ
ルの低い管状の基材に、複写機あるいはプリンターにセ
ットして使用される際に必要な導電化又は導通化された
フランジを接合する。その後、接合されたフランジ穴に
回転機能を備えた内拡コレットチャックを挿入して把持
し、基材を水平に保持して回転させる。
【0009】(2)次いで、該基材に基材外径修正剤を
塗布して基材の外径精度、平滑度を向上させる工程が行
なわれる。しかし、基材は通常油脂等で汚染されている
ため塗布液のはじきが発生し、均一な連続膜が形成され
ないことがある。このため、予めはじき防止の塗布液が
塗布される。一般には次の工程で用いる基材外径修正剤
を塗布し、弾性体を押し付けて塗布すべき面全体にこす
り付けて連続膜を形成する。この操作によって基材の洗
浄工程を省略することができる。
【0010】(3)はじき防止操作の後、基材外径修正
剤を塗布して外径寸法精度、表面平滑性の優れた塗膜を
形成した後これを固化させる。基材外径修正剤を塗布し
て外径寸法精度の優れた塗膜面を得るためには、硬化性
樹脂等の塗布液を過剰に塗布した後、基材の回転軸に平
行な塗膜表面形成部材を塗膜表面に接触させて余剰の塗
布液を掻き取った後、塗膜表面形成部材を離脱して塗布
液を固化させる方法をとることが望ましい。
【0011】この際、塗膜表面形成部材として、基材の
回転軸に平行に延びる塗膜接触部が半径方向に突出した
構造の杆体を用い、塗膜接触部を前進又は回動して塗膜
に接触させて余剰の塗布液を掻き取った後に杆体を回動
することによって塗膜接触部を塗膜から離脱させること
が望ましい。これによって離脱跡が残らず精度の高い塗
膜面を得ることができる。こうして金属精密加工操作が
塗布液の塗布操作によって置き代り、金属の精密加工技
術を不要とする他、金属の精密加工に伴う加工油の除去
操作も不要となる。
【0012】(4)次いで、基材外径修正剤の塗膜上に
下地層が形成され、一般には先ず導電層が形成される。
一般に、基材の外径寸法精度は前記(1)のフランジの
穴を基準とした全振れで50〜200μm程度あり、こ
れを塗布液の塗布によって修正するためには、200μ
m程度の厚さの塗膜が必要となる。この厚さの塗膜を導
電性塗料で形成することはコスト的にも操作上も困難で
あり、基材外径修正剤は、非導電性塗布液を使用するこ
とが望ましい。一方、電子写真感光体のベースは導電化
を必要とする。従って、非導電性の基材外径修正剤の塗
膜面上に、該塗膜面の両端部を越えて導電膜を形成して
基体表面を導電化する。
【0013】(5)導電膜の上には更にブロッキング層
が形成されるのが一般的である。ブロッキング層は、電
子写真感光体として用いたとき、いわゆるちりかぶりが
発生することを防止するものである。こうして下地層が
形成された上に、機能分離型の感光層であれば(6)電
荷発生層、(7)電荷移動層が塗布積層される。かくし
て必要なすべての機能が塗膜形成及びその固定からなる
操作のみで行なわれることになる。
【0014】本発明においては、上述の(1)〜(7)
の工程全てを行なうことが望ましいが、(3)はじき防
止、(4)導電膜の形成、(5)ブロッキング層の一部
は、目的あるいは基材外径修正剤の種類によって省略さ
れることもある。また、(6)電荷発生層と(7)電荷
移動層は目的とする感光層に応じて単層型とすることも
できる。
【0015】本発明を具体例でもって更に詳細に説明す
る。本発明を実施する装置としては、図1に示す装置を
使用することができる。図1に例示する塗布装置は、円
筒状の基材を水平に支持して回転させる基材回転機構
と、基材の軸線方向に移動しつつ基材の表面に塗布液を
供給する塗布液供給機構と、基材の軸線に平行に配置さ
れた塗膜表面形成部材とから主として構成され、そし
て、塗布液として紫外線硬化樹脂を含有する塗布液を使
用する場合は、当該塗布液を硬化するための紫外線照射
装置を備える。基材回転機構は、所定の間隔を設けて左
右に垂直に配置された軸受け支持プレート2,2、各支
持プレートの上部にそれぞれ設けられた貫通孔に軸受け
(図示せず)を介して水平に配置された回転軸3,3、
一方の回転軸に固設されたギヤー4、ギヤー駆動用モー
ター5、モーター5の回転をギヤー4に伝達するタイミ
ングベルト6から構成されている。
【0016】そして、円筒状の基材1の回転は、中心部
に回転軸3の嵌合孔を設け且つ基材1の両端に予め装着
されたフランジ7,7を利用して行なわれる。すなわ
ち、基材1の両端に導電性のフランジ7,7を装着した
後、回転軸3,3の間に基材1を配置し、一方の回転軸
を前進させ、フランジ7,7の各中心孔に回転軸3,3
に設けられたコレットチャックによって固定し、ギヤー
駆動用モーター5によって回転させる。感光体用基材1
に接合するフランジ7,7としては本発明者が既に提案
した方法(特願平7−124501)を用いることがで
きる。例えば、フランジ7は、図3に示すように基材1
の端部に嵌合する接合部7aと回転を付与するためのギ
ヤー7bを有するものが用いられる。
【0017】この場合、感光剤の塗布後の乾燥工程で基
材1とフランジ7との熱膨張の差によってフランジ7が
変形を来たすことのないようにするためにフランジ7を
予めアニールしておくと共に、接合部7aには耐熱性の
弾性ゴム7cを周方向に間隔をおいて介装することによ
って弾性的に結合させることが望ましい。なお、弾性ゴ
ム7cの外面はフランジ7の接合部7aより若干高くな
るようにすると共に弾性ゴム7cとして導電性のゴムを
用いることが望ましい。
【0018】塗布液供給機構は、所定の間隔を設けて左
右に垂直に配置された支持プレート8,8、各支持プレ
ートの間に配置された2本の案内ロッド9,9、支持プ
レート8,8の間であって案内ロッド9,9の間に配置
され且つ一端が支持プレート8から突出するボールネジ
10、支持プレート8から突出するボールネジ10の端
部に固設されたギヤー11、ギヤー駆動用モーター1
2、モーター12の回転をギヤー11に伝達するタイミ
ングベルト13、その左右にそれぞれ設けられた案内ロ
ッド9の嵌合孔と当該嵌合孔の中央に設けられたボール
ネジ10を嵌合するボールネジの軸受部とを通して支持
プレート8,8の間に配置された移動体14、その一端
を移動体14に固設し且つその先端ノズル部を水平に配
置された基体1の表面に向けて配置されたフレキシブル
な塗布液供給管15、塗布液供給管15の他端側に配置
された塗布液容器16、塗布液供給管15の途中に配置
された定量ポンプ17から構成されている。尚、ノズル
先端部から吐出された液が連続膜を形成せず、スパイラ
ル状又はリング状に塗着されてしまってはならない。
【0019】スパイラル状に塗着した塗布液を連続膜と
する方法として、第4図に示す弾性ブレード20を用い
ることができる。弾性ブレード20は、図4に示すよう
に、前面に塗液接触面20aを有し、その中央部には前
背面に貫通する小孔21が穿設され、該小孔21には背
面からノズル18が挿入されて連結され、前面の塗液接
触面20a側に塗液吐出口22を形成する。弾性ブレー
ド20は弾性的に被塗布物1に当接される。従って、ノ
ズル18は弾性ブレード20の動きを拘束しないように
され、ノズル18を低密度ポリエチレンやシリコンゴム
等の柔軟な可撓性材料で形成するか、あるいはノズル1
8を剛性部材で形成し、可撓性の管状体で連結する。弾
性ブレード20の材質は塗液に対して耐性を有するもの
であればよいが可撓性を有する弾性材料が適し、ゴム、
プラスチックあるいは銅、アルミニウム、リン青銅、ス
テンレススチール等の金属の薄板を用いることができ
る。特に望ましくは、局部的押圧力を受けたとき凹みが
生じるゴム弾性を有する構造体とすることが望ましい。
【0020】このような構造とするためには、エチレン
・プロプレンゴム、フッ素系ゴム、テフロンゴム、シリ
コンゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、軟質塩化ビ
ニル等の軟質材料によって構成することができる。ま
た、低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル等比較
的剛性を有する材料を用い独立気泡性の発泡体とするこ
とによって弾性構造体とすることもできる。また、電荷
発生層の塗布液のような流動帯電を示す液を塗布すると
きは、弾性ブレード20の塗液接触面20aを導電化し
て電気的に接地させることが望ましい。
【0021】塗膜表面形成部材25は、細長い形状を
し、断面形状は、例えば、図5(A)、(B)に示す形
状の杆体とされている。塗膜表面形成部材25の駆動機
構は図2に示す如く塗膜表面形成部材25の両端が軸受
け26,26に支持され、軸受けの一方のシャフトは更
に伸びてギヤー27が取り付けられている。ギヤー27
にはタイミングベルト28が掛けられ、該ベルトは支持
台の他端に設けられたギヤードモーター29の駆動で移
動し、移動するとギヤーが回動し、塗膜表面形成部材2
5が回動する。塗膜表面形成部材25の断面形状は、図
5(A)、(B)に示すように、該形成部材25が回動
したとき形成される外周面軌跡に沿った弧状に形成され
た塗膜接触部25aと回動軸に対して半径が小さくされ
た離間部25bを有する変形ローラー状とすることが望
ましい。
【0022】塗膜表面形成部材25は基材1の回転軸線
と平行に配置され、その長さは、基材1の軸線方向の塗
布長と等しいかあるいは若干長くされ、そして、基材1
の軸線と平行に位置する部分は直線状になされている。
該形成部材25は製作上、断面はどの部分も一様である
ことが望ましい。特に好ましい該形成部材25の断面形
状は、塗着面に接触を始める位置から漸増する半径を有
した後、一定の半径を有し更に減少する半径を有する図
5(B)のような一定断面形状であり、この形状によれ
ば、該部材が塗着面に最後に向かい合う部位が回転軸3
に最も近づくことになり、回動開始からある角度までは
回動により部材表面は回転軸からの距離を小さくする。
なお、塗膜表面形成部材25が基材1表面の塗着樹脂を
掻き取るとき基材1と形成部材25との間の塗布液が主
として基材1側に付着して塗膜を形成するようにするた
めに該形成部材25を加熱することが望ましい。
【0023】本発明の塗膜形成は、上記の様な塗布装置
を使用して次のように行われる。先ず、基材回転機構に
より、基材1を水平に支持して回転させつつ、塗布液供
給機構により、基材1の表面に塗布液を供給して基材1
表面に塗布液を塗着すると共に弾性ブレード20でこす
り付けることによってはじき防止処理を行なう。はじき
防止処理は、通常次に行なわれる基材外径修正剤を用
い、小量の塗布液を塗着して弾性ブレード20でこすっ
て基材1の塗布すべき面に塗布液をなじませる操作を行
なう。
【0024】通常、はじき防止処理における塗布液の塗
着は3000cpより粘度の高い硬化性樹脂を、平均肉
厚20μm程度となる量を塗着し、弾性ブレード20で
基材1にこすり付けて基材1の塗布面全面に連続膜を形
成する。はじき防止処理は通常1回で充分であるが目的
に応じて2回以上とすることもできる。この操作によっ
て硬化性樹脂に油付着あるいはゴミ付着のために部分的
に表面張力の異常あるいはその他のはじきの発生原因が
生じたとしてもこれを克服して全面にはじきのない平滑
な塗膜を形成させることができる。
【0025】次いで基材外径修正処理が行なわれる。基
材外径修正処理は、基材外径修正剤からなる塗布液の供
給量を増加して基材表面を形成するに必要な量に対して
過剰の塗布液を塗着させると共に弾性ブレード20でな
らして連続膜とする。一般に、塗布液は固化膜厚が15
0〜250μmになる量が望ましい。はじき防止処理と
基材表面形成処理の弾性ブレード20は同じであっても
よいが、押付力を変更可能にするか、2種の弾性ブレー
ド20を用意してはじき防止操作の際の押付力を大きく
し、以後の塗膜積層工程では押付力を小さくすることが
望ましい。基材外径修正剤からなる塗布液が基材1表面
に塗着された後、次いで、基材1の表面の塗布液が流動
性を失う前に、塗膜表面形成部材25を基材1の軸線と
平行にして塗布面に接触させる。
【0026】塗膜表面形成部材25の塗布面への接触
は、塗膜表面形成部材25を所定の位置に設定しギヤー
ドモーターとタイミングベルトで回動させ、図5
(A)、(B)に示すように塗膜接触部25aのA部を
回転軸30を軸として基材1側に回動することによって
塗膜と接触せしめることができる。なお、塗膜表面形成
部材25の最大前進距離(基材の回転軸と部材の塗膜接
触部との間隔)は、該形成部材25の形状と該形成部材
25の回動を支持する軸受けの固定位置との何れか或い
は両方によって調整することが出来る。塗膜表面形成部
材25が最近接した状態での塗布面への接触は、通常、
基材1が3〜30回転する間にわたって行えばよい。そ
の後、更に形成部材25を回動させることによって、形
成部材25を水平移動させずに形成部材25を塗布表面
から引き離す。これによって塗膜表面に離脱跡が残りに
くくなる。この時、形成部材25の回動方向は、基材1
の回転方向と同じ方向即ち接触部では反対方向に回転す
るのが望ましい。
【0027】なお、基材1の回転方向は、塗膜表面形成
部材25で掻き取られた塗布液が塗膜表面形成部材25
上に滞留せず速やかに流下する図5(B)の方向が好ま
しい。形成部材25の表面は塗膜表面と平行を保ったま
ま一斉に塗膜表面から引き離されるため、形成部材25
の離脱跡が塗布表面に残りにくくなる。更に図5の
(A)及び(B)に示す塗膜表面形成部材25を用いれ
ば離間部25bの部分は1回転する間全く塗布液と接触
することがない。この25bを使って、該形成部材と塗
布面との引き離しを行うので、該部材離しの影響は更に
小さくなるのである。 次いで、外径寸法精度の高めら
れた塗膜を固化させる。塗膜の固化は使用した塗布液に
応じた手段がとられ、熱硬化性樹脂であるときは加熱、
光硬化性樹脂であるときは紫外線等の光を照射すること
によって硬化させる。
【0028】本発明においては、外径寸法の修正された
基材1は、引き続いて下地材層の形成のための塗布積層
操作が行なわれるが、これ等の操作は基材1の表面形成
剤を塗布する装置を用いて行ってもよく、また、コンベ
アー等で次の位置に送られて夫々の専用機を用いて行っ
てもよい。外径寸法が修正された基材1は、導電層、ア
ンダーコート層等の下地材層が塗布、固化によって形成
される。導電層塗布とアンダーコート層塗布の間には
0.5〜3分程度の風乾時間を設けることが望ましい。
【0029】次いで電荷発生層を塗布する。電荷発生層
はパイプ中を輸送すると一般的にプラスに帯電し、ブレ
ードでのレベリング後も塗布した未固定塗液中で顔料が
移動するので、弾性ブレード20を導電化して接地した
り、パイプ中に電極を導入して逆帯電させて未固定塗液
中の顔料の移動を防止し、濃淡むらやブレードによるス
パイラル模様の発生を阻止することが望ましい。次いで
電荷移動層を塗布する。該移動層塗液はパイプ輸送によ
る帯電現象が見られないので前記した導電層・アンダー
コート層と同じ塗布方式を採用することが出来る。
【0030】電荷移動層塗布・風乾後、熱風乾燥を行
う。このときは、水平回転保持は必要でないので、該保
持装置からアンロードし、別途乾燥用の保持具に移設す
るのが便利である。かくして、管状一次加工品からスタ
ートし、最後の電荷移動層を設ける全工程を塗布のみで
達成することができる。
【0031】
【実施例】使用した管状一次加工品、フランジ、UV硬
化樹脂、導電性塗料、アンダーコート塗料、電荷発生層
塗料、電荷移動層塗料の仕様は表1に示す。まずフラン
ジの導電性シリコンゴムチップのない個所に瞬間弾性接
着剤(セメダイン社製PM300)を塗布し、押出し管
に圧入する。すぐに水平回転軸にセットされた内拡コレ
ットチャックをフランジ穴に挿入し、内拡チャックす
る。次に基材外径修正剤として紫外線硬化樹脂を平均膜
厚20μmになるようにノズルからスパイラル状に吐出
し、発泡エチレンプロピレンゴムブロックを押し付けて
連続膜を作る。膜は10分以内では洗浄されていない押
出し工程から持ち込まれた管そのまゝでもはじきは発生
しなかった。
【0032】続いて、平均膜厚150〜250μmでワ
ークの中央部程厚い連続膜となるように、吐出流量は一
定としてノズルの送り速度を両端程速く中央程遅くして
塗着させる。硬化後の外径が30.00mmφとなるよ
うに塗膜表面形成部材の前進位置を決め、70℃に加熱
した。塗膜表面形成部材は、回転につれて基材とのギャ
ップが漸減し、次いで一定となり、更に塗膜から離脱す
るように図5(B)の形状のものを用いた。塗膜表面形
成部材を回動して塗膜接触部を塗膜に接触せしめて余剰
の塗液を掻き取った後、更に回動して塗膜接触部を塗膜
から離脱させた。
【0033】次いで、基材以外の部分に遮光用覆いをか
けて、基材に紫外光を照射して硬化させた。紫外線硬化
樹脂面はフランジ穴中心の回転振れスペックを満足し、
表面は平滑になり、外径は30.00±0.02mmφ
となった。次に、導電層とアンダーコート層を塗布し
た。導電層は入手原料を溶媒で6重量%に稀釈し湿潤膜
厚で67μmとなるように液を吐出させた。アンダーコ
ートは2.5重量%の液を用いて30μm湿潤膜厚とし
た。
【0034】電荷発生塗料は、送液管に電極を設けて塗
着膜の電荷がほぼ0となるように電圧をかけた。この実
験においては−5KVが最も適当であった。1.5重量
%塗液を湿潤膜厚30μmに塗布した。弾性ブレードは
発泡ポリエチレンの上にAl−PETシートをAl側が
液と接するようにして密着し、Al側を接地したものを
用いた。
【0035】電荷移動塗料は14.6重量%、湿潤膜厚
144μmで塗布した。以上一連の塗布を行い、風乾
後、フランジをチャックしているコレットチャックを緩
め、ワークを水平保持から取り出して、クリーン乾燥機
に投入した。125℃、25minの乾燥を行い、PI
CDにより電気特性を測定した。結果を表2に示す。表
2には、切削管をトリクロロエチレン洗浄後、アンダー
コート層、電荷発生層、電荷移動層を浸漬塗布した場合
と比較して示したが、両者の電気特性はほヾ同等であっ
た。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の一例を示す斜視
図。
【図2】図1装置の表面形成部材の駆動部の斜視図。
【図3】基材のフランジを示す斜視図。
【図4】弾性ブレードを示す縦断面図。
【図5】表面形成部材を示す縦断面図。
【符号の簡単な説明】
1 :基材 3 :回転軸 7 :フランジ 15:塗布液供給管 18:ノズル 20:弾性ブレード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体用基材を水平に保持して回転させ
    た状態で該感光体用基材に塗布液を順次塗布積層するこ
    とによって、基材の外径精度、表面平滑度を高めると共
    に、下地材層、感光層を形成して感光体を形成すること
    を特徴とする電子写真感光体の製造法。
  2. 【請求項2】 予めその両端にフランジを装着した感光
    体用基材を用いる請求項1記載の電子写真感光体の製造
    法。
  3. 【請求項3】 感光体用基材を水平に保持して回転させ
    ると共に、該感光体用基材に、該基材の外径寸法精度を
    高めるための塗膜を形成する塗布液を過剰量塗布し、次
    いで基材の回転軸に平行に位置し半径方向に突出した塗
    膜接触部を有する塗膜表面形成部材を用いて、前記塗膜
    接触部を塗膜に接触せしめて余剰の塗布液を掻き取った
    後、塗膜表面形成部材を回動することによって塗膜から
    離脱せしめる工程を含む請求項1又は2記載の電子写真
    感光体の製造法。
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