JPH0722838B2 - 油圧プレス機械のストローク制御装置 - Google Patents

油圧プレス機械のストローク制御装置

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JPH0722838B2
JPH0722838B2 JP1036387A JP3638789A JPH0722838B2 JP H0722838 B2 JPH0722838 B2 JP H0722838B2 JP 1036387 A JP1036387 A JP 1036387A JP 3638789 A JP3638789 A JP 3638789A JP H0722838 B2 JPH0722838 B2 JP H0722838B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、シリンダ装置のストローク動作に基いて任意
のプレス加工を行う油圧プレス機械のストローク制御装
置に関する。
(従来の技術) 油圧プレス機械では、シリンダ装置のストローク動作に
基いてプレス加工を行うため、特に高速動作を行わせる
とき油圧回路の油圧が低下し、場合によっては加工不能
となることがある。
従来、この種、油圧低下を圧力検出器で検出し、非常停
止によりプレス加工を一時中断させることが行われてい
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如き従来よりの圧力低下で非常停
止をかける油圧プレス機械のストローク制御装置にあっ
ては、圧力低下で直ちに非常停止がかかるため、特にヒ
ットレートが100〜300HPM(ヒットパーミニッツ)とい
うような高速動作において頻繁に非常停止がかかり、連
続的な加工ができないという問題点があった。
そこで、本発明は、非常停止を避けて高速動作可能であ
り、かつ油圧回路に無理を生じさせることがない油圧プ
レス機械のストローク制御装置を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明の油圧プレス機械のス
トローク制御装置は、シリンダ装置(12)の作動により
ラム(10)を往復動せしめるストローク動作に基づいて
パンチ(8)とダイ(9)との協働でワーク(W)に任
意のプレス加工を行う油圧プレス機械のストローク制御
装置において、NCテープなどによりプレス加工を行うた
めのNCデータを入力するNCデータ入力部(1)と、この
NCデータ入力部(1)に入力されたNCデータに基づいて
これから行うストローク動作に伴う前記油圧シリンダ装
置(12)に送られる油圧が異常低下しても次のストロー
ク動作までに低下油圧が元の油圧に復帰し連続したスト
ローク動作ができる所要サイクルストロークタイム
(T0)又は最大ヒットレート(H0)の規制値を演算処理
する規制値演算部(2)と、この規制値演算部(2)で
演算処理された規制値の所要サイクルストロークタイム
(T0)又は最大ヒットレート(H0)とストローク動作の
開始を指令するパンチ指令から次のパンチ指令までのサ
イクルストロークタイム(T)又はヒットレート(H)
とを比較し、サイクルストロークタイム(T)が所要サ
イクルストロークタイム(T0)より以上(T≧T0)にな
るか、又はヒットレート(H)が最大ヒットレート
(H0)より以下(H≦H0)になるように制御するストロ
ーク制御部(3)と、を備えてなることを特徴とするも
のである。
(作用) 本発明の油圧プレス機械のストローク制御装置では、ス
トローク動作に伴う油圧低下の不都合を未然防止するた
めに、プレス加工のNCデータに基いてこれから行うスト
ローク動作の所要サイクルタイム又はヒットレートを例
えば次のように演算する。
すなわち、所要のストロークタイムToは、次のストロー
ク動作までに低下油圧が元の油圧に復帰するという条件
で、往復ストローク量をl+α・m(αはシリンダ係
数)、油圧ポンプの吐出量をQ、 To=(l+α・m)/Q …(1) で求め、 又、最大ヒットレートHoを、 Ho=1/To …(2) で求める。
そして、これら所要サイクルタイムTo又は最大ヒットレ
ートHoを規制値として、実際のサイクルタイムT又はヒ
ットレートHを、 T≧To …(3) H≦Ho …(4) で規制する。
したがって、本発明の油圧プレス機械の制御装置では、
次のストローク開始までに油圧を元の状態に復帰させる
ことができ、油圧低下による非常停止を未然に防止で
き、可能な限りの高速動作ができるようになる。
さらに、本発明では、これら制御に加えて油圧の異常低
下が検出されたとき、次のストローク開始を待ってそれ
でも異常低下しているときのみ非常停止をかけるので、
単位作業の途中で非常停止がかかることがなく、かつ次
のストローク開始時には圧力回復し、100〜300HPMとい
うように可能な限りのヒットレートの向上を図ることが
できる。
(実施例) 以下、添付図面を用いて本発明の一実施例を説明する。
第1図に示すように本例のストローク制御装置は、NCテ
ープなどよりプレス加工のためのNCデータを入力するNC
データ入力部1と、規制値演算部2と、ストローク制御
部3と、油圧が予め定めた異常値まで低下したことを検
出する油圧低下検出部4と、前記規制値演算部2及び油
圧低下検出部4と接続される非常停止部5を備えて構成
されている。
規制値演算部では、NCデータ入力部1に入力されたNCデ
ータに基いて、ストローク制御部3のストローク制御に
対し、該当するストローク動作に対するNCデータを前も
って読み取り、次の手順で当該ストロークについて、又
は繰り返しのストローク動作について、油圧を異常低下
させないための所要サイクルタイム又は最大ヒットレー
トの規制値を演算する。
すなわち、所要のストロークタイムToは、油圧が異常低
下したとしても次のストローク動作までに低下油圧が元
の油圧に復帰し連続したストローク動作をできるという
条件で、往復ストローク量をl+α・m(αはシリンダ
係数)、油圧ポンプの吐出量をQ、 To=(l+α・m)/Q …(1) で求め、 又、最大ヒットレートHoを、 Ho=1/To …(2) で求める。
ストローク制御部3は、通常のストローク制御と同様
に、第2図に示すようなストローク動作の制御量、すな
わち下降時のストローク量l(lo,l1)、その速度、ス
トローク動作の開始を指令するためのパンチ指令S1,S2,
S3のタイミング出力条件を算出しこれを出力すると共
に、本例では、特に上記規制値演算部2で演算された規
制値To,Hoの処理を行う。
すなわち、(3)(4)式に示す T≧To,又はH≦Ho の条件を判定し、サイクルタイムTを規制値To以上に制
御するか、又はヒットレートHを規制値Ho以下に押え
る。
第2図の例では、2回目のストローク動作についてのサ
イクルタイムT2を△Tだけ延長し、当該ストローク動作
について演算された規制値Toで制御されている。
ヒットレットの規制については図示しないがヒットレー
トHを規制値Ho以内にするので、必然的にサイクルタイ
ムは長くなる。
非常停止部5は、油圧低下検出部4が検出した油圧低下
の検出信号を入力し、この信号が入力されたこと、及び
規制値演算部2で演算された規制値To,Hoを参照し、次
のストローク動作の開始直前においてなお圧力異常低下
の状態にあるときのみ非常停止をかける。
したがって、本例では油圧が異常低下し、例えば第2図
の遅延時間△Tの終了時点でなお低下したままである場
合のみ非常停止がかけられることになるので、連続作業
を阻止することなく、かつ異常な事態を検出できる。
第3図に、以上をまとめてストローク制御方式のフロー
チャートを示した。
図示のように、ステップ301でストローク制御部3によ
りNCデータに基いてストローク制御量が演算され、ステ
ップ302で規制値演算部2よりストローク量が演算さ
れ、ステップ303でこのストローク量に前述の定数Qを
対応させて規制値To,又はHoが演算され、ステップ304で
ストローク制御部3によりストローク制御が開始され
る。
ステップ302及び303での演算は、ステップ301の演算と
並行して実際ストローク動作の前にブロック先読みなど
により演算されるが、ストローク量はステップ301で演
算されたものを採用するようにしても構わない。
ステップ306では、実際のサイクルタイムT又はヒット
レートHが規制値To,Hoと比較され、規制にかかる場合
にはステップ307でサイクルタイム又はヒットレートの
規制値がセットされ、ステップ304のストローク制御で
利用される。
又、ステップ305で次のストローク動作開始点直前で、
なお異常圧力低下が検出されている。すなわち圧力Pが
設定値Po以下である場合には、ステップ308で非常停止
をかける。
以上の第3図に示すフローチャートのステップ306,307
の処理は、必ずしもコンピュータに処理させる必要はな
く、3タイマによる割込み信号を利用してもよい。
第4図に油圧プレス機械の具体的な一例としてタレット
パンチプレスの例を示した。
図示のタレットパンチプレスは、上タレット6及び下タ
レット7を回転自在に軸支し、両タレット6,7の任意の
ステーションに取り付けた一対のパンチ8及びダイ9を
モータMの回転によりパンチ位置に移動させ、その上部
に位置するラム(ストライカ)10でパンチ8の頭部を押
し下げることにより、両タレット6,7の間に介在させた
ワークWにパンチ加工するものである。
前記ワークWの一端はクランプ装置11で把持されて平面
座標上の任意の位置に移動可能とされている。
又、前記ラム10を昇降駆動するためのシリンダ装置12が
設けられ、該装置12は電磁比例弁SOLを備えた油圧ユニ
ット13により制御されるようになっている。
第5図は上記油圧ユニットの回路構成を示す説明図であ
る。
図示のように、油圧回路は一般的なもので、油タンク14
の油を油圧ポンプPで汲み上げてチェック弁CV,フィル
タFを介して電磁比例弁SOLに供給し、電磁比例弁の高
速操作でシリンダ12を高速制御するようになっている。
前記フィルタF及び電磁比例弁SOLの間の配管には油不
足を補償するためのアキュムレータACC及び圧力の異常
低下を検出する圧力検出スイッチPSが設けられている。
上記構成のタレットパンチプレスにおいて、例えば10mm
ピッチで多数の穴を連続的に明けていくことを想定す
る。
この場合、まずストローク制御部3はNCデータを入力
し、多数個の穴明け作業であることに鑑みて、第2図に
示すようにストローク量(例えば上下にそれぞれに10mm
の繰り返し)を定め、クランプ装置11の移動ピッチを設
定する。又、このとき、クランプ装置11とラム10の動作
タイミングを決定しなければならないが、本例では、ラ
ム10の高さでパンチ終了点を検出し、続いてクランプ装
置11の移動動作を開始させ、次いでのクランプ装置11の
位置決め完了信号に基いて直ちに次のストローク動作に
入るものとする。
一方、規制値演算部2では、本例の加工は連続しての加
工であることに鑑みて、(2)式によってヒットレート
の最大値Hoを演算する。
そこで、NCデータでのヒットレートがnHPM、規制値が
(n−Δn)HPMであったとすると、実際ヒットレート
の方がΔnだけ大きいので第2図に示すように適宜の時
間△Tが追加され、ヒットレートは規制値Hoに制限さ
れ、これによって異常な圧力低下が発生しないようにさ
れる。
さらに、演算誤差により、仮に次のストローク開始前に
油圧が異常に低下していたとしても、この時点でこれを
圧力検出器PSで検出できるので問題がない。
上記実施例ではパンチング加工の例を示したが、ニブリ
ング加工についても同様である。又、連続した絞り加工
であっても同様である。
以上により、本例のタレットパンチプレスでは、油圧の
異常低下を発生させることなく、連続した加工を高速に
実行できる。又、油圧回路の配管や、アキュムレータAC
Cの容量を必要以上に拡大する必要がない。さらに、油
圧回路に無理を生じさせないので機械の耐久性が向上す
る。
又、上記実施例では油圧式のタレットパンチプレスにつ
いて示したが、一般の油圧プレス機械であっても同様で
ある。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、適宜の
設計的変更を行うことにより、適宜の態様で実施し得る
ものである。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明は特許請求の範囲に記載の通りの油
圧プレス機械のストローク制御装置であるので、非常停
止を避けて高速動作可能であり、かつ油圧回路に無理を
生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る油圧プレス機械のスト
ローク制御装置を示すブロック図、第2図はその作用を
示すタイムチャート、第3図はストローク制御方式のフ
ローチャート、第4図は実施例に用いる油圧プレス機械
(タレットパンチプレス)の側面説明図、第5図はその
油圧回路の説明図である。 1……NCデータ入力部 2……規制値演算部 3……ストローク制御部 4……油圧低下検出部 5……非常停止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ装置(12)の作動によりラム(1
    0)を往復動せしめるストローク動作に基づいてパンチ
    (8)とダイ(9)との協働でワーク(W)に任意のプ
    レス加工を行う油圧プレス機械のストローク制御装置に
    おいて、NCテープなどによりプレス加工を行うためのNC
    データを入力するNCデータ入力部(1)と、このNCデー
    タ入力部(1)に入力されたNCデータに基づいてこれか
    ら行うストローク動作に伴う前記油圧シリンダ装置(1
    2)に送られる油圧が異常低下しても次のストローク動
    作までに低下油圧が元の油圧に復帰し連続したストロー
    ク動作ができる所要サイクルストロークタイム(T0)又
    は最大ヒットレート(H0)の規制値を演算処理する規制
    値演算部(2)と、この規制値演算部(2)で演算処理
    された規制値の所要サイクルストロークタイム(T0)又
    は最大ヒットレート(H0)とストローク動作の開始を指
    令するパンチ指令から次のパンチ指令までのサイクルス
    トロークタイム(T)又はヒットレート(H)とを比較
    し、サイクルストロークタイム(T)が所要サイクルス
    トロークタイム(T0)より以上(T≧T0)になるか、又
    はヒットレート(H)が最大ヒットレート(H0)より以
    下(H≦H0)になるように制御するストローク制御部
    (3)と、を備えてなることを特徴とする油圧プレス機
    械のストローク制御装置。
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JPH01104500A (ja) * 1987-10-14 1989-04-21 Hitachi Metals Ltd プレスの成形条件自動補正装置

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