JPH07228498A - ドラム缶用フォークリフトハンドリング方法およびドラム缶用フォークリフト装置 - Google Patents

ドラム缶用フォークリフトハンドリング方法およびドラム缶用フォークリフト装置

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JPH07228498A
JPH07228498A JP6039297A JP3929794A JPH07228498A JP H07228498 A JPH07228498 A JP H07228498A JP 6039297 A JP6039297 A JP 6039297A JP 3929794 A JP3929794 A JP 3929794A JP H07228498 A JPH07228498 A JP H07228498A
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JP
Japan
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drum
forklift
drums
gripping
cans
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JP6039297A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kubota
俊朗 窪田
Sadao Mikami
定夫 三上
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム缶1の保管用棚2の保管有効面積を
増加させるとともに、ドラム缶1のハンドリング効率も
これを向上可能なドラム缶用フォークリフトハンドリン
グ方法およびドラム缶用フォークリフト装置を提供する
こと。 【構成】 ドラム缶1の頂面1Aないし上部円周部1
Bという上面部を把持することに着目したもので、フォ
ークリフトによってドラム缶1の上面部1A、1Bを把
持することによりこれを保管用棚2から取り出すととも
に、この取り出した複数本(たとえば四本)のドラム缶
1を仮置き架台34上に二列などに整列して一時的に仮
置きすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドラム缶用フォークリフ
トハンドリング方法およびドラム缶用フォークリフト装
置にかかるもので、とくにドラム缶を保管用棚からトラ
ックに高効率で搬送かつ移載することができるドラム缶
用フォークリフトハンドリング方法およびドラム缶用フ
ォークリフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から各種液体の輸送容器および保管
容器としてドラム缶を用い、これをフォークリフトによ
って取り扱うとともに、トラックにより輸送するハンド
リング方法が多用されている。
【0003】従来のフォークリフトとしては、実開昭6
2−157794号などがある。このフォークリフトの
荷役装置においては、その第9図に示すようなフォーク
リフト用シリンダー5によって前方の視界が妨げられる
という問題を解消するために、第1図に示すように、左
右の伸縮マストそれぞれに上部シリンダー14bおよび
下部シリンダー14aを設けている。
【0004】一般にドラム缶は大きいもので通常、直径
約0.7〜1メートルで、容積約200リットルの溶液
を収容可能であり、全体としての重量は約200キログ
ラムである。また、トラックへの積み込み用に利用され
ているフォークリフトは、その大部分が産業界で利用さ
れているものでその搬送能力は約1トン級のものが多
い。
【0005】こうした関係から、高能力のドラム缶ハン
ドリング方法としては四本分のドラム缶(重量約800
〜1000キログラム)をフォークリフトによって同時
に搬送する方法がきわめて合理的であり、かつこのハン
ドリングに適したハンドリング方法を確立することが要
請されている。
【0006】また通常、四本のドラム缶は、これをパレ
ット(図示せず)上に積載して保管およびハンドリング
する場合が多いが、多品種の溶液を個々のドラム缶一本
づつに入れてハンドリングする場合も多く、こうした個
々のドラム缶を合理的にハンドリングすることも必要で
ある。
【0007】しかしながら従来、実際のドラム缶ハンド
リング操作においてはドラム缶を一本づつ、缶把持機構
付きフォークリフトによって保管用棚から取り出し、そ
のままの状態で搬送し、トラックなどに移載しており、
処理能力としては上述の要請に応じ切れていないのが実
状である。
【0008】図21ないし図25にもとづいて、従来の
ドラム缶ハンドリング方法を概説する。図21は、ドラ
ム缶1を一缶づつ整列させて多段に載置し保管する保管
用棚2の一段部分の平面図であって、左右の保管用棚2
の間の通路3内を缶把持機構付きフォークリフト4が進
入走行してドラム缶1をハンドリングするものである。
【0009】この缶把持機構付きフォークリフト4は、
フォークリフト本体5と、爪ユニット6と、車輪7とを
有し、爪ユニット6によりドラム缶1の側面をクランプ
し、通路3外へ移動し、トラック8などに移載する。
【0010】しかしながら、缶把持機構付きフォークリ
フト4はドラム缶1を一缶づつハンドリングしてトラッ
ク8と保管用棚2との間を往復する必要があり、ドラム
缶の搬送処理効率としては低いという問題がある。
【0011】さらに、保管用棚2に整列して保管するド
ラム缶1の互いの間に爪ユニット6を挿入してドラム缶
1を把持する必要があるという爪ユニット6の構成上の
制約から、爪ユニット6の幅をL1とし、ドラム缶1と
爪ユニット6との間のギャップの余裕代をL2とすれ
ば、ドラム缶1の互いの間の必要間隔(ドラム缶1の余
裕代△L)として、少なくとも(L1+L2)以上の間
隔を必要とし、その分だけ余分の保管スペースを必要と
するという問題がある。
【0012】また、缶把持機構付きフォークリフト4の
操車に必要な通路3の幅Wとしても、ドラム缶1のハン
ドリングにあたって缶把持機構付きフォークリフト4が
通路3内において旋回する必要がある場合には、ドラム
缶1の直径の3倍強(約3メートル)を必要とするとい
う問題がある。
【0013】こうした諸問題は、従来の缶把持機構付き
フォークリフト4として各種のタイプの場合によって若
干の差異はあるとしても共通しているものである。たと
えば、図22に概略的に示した最も一般的なカウンター
型のフォークリフト10の場合には、フォークリフト本
体5の後部にカウンターウェイト11を設け、チェーン
12および滑車13を介して昇降用シリンダー14によ
りフォーク15をマスト16に沿って上下動可能として
ある。
【0014】このフォークリフト10においては、フォ
ーク15ないしこのフォーク15の代わりに取り付けた
前記爪ユニット6自体は水平面内での旋回が不可能であ
るため、ドラム缶1を把持するときにフォークリフト1
0全体を旋回させる必要があるため、操車に必要な通路
3の幅Wは最大である。フォークリフト10では、ドラ
ム缶1をパレットに載せた状態でハンドリングするもの
である。なお、マスト16を所定角度だけ傾斜するため
の傾斜用シリンダー17を設けてある。
【0015】図23は、リーチフォーク型のフォークリ
フト20の斜視図であって、このフォークリフト20で
はフォーク15がマスト16に沿って上下動するととも
に、フォーク15がフォークリフト本体5の前後にガイ
ドロッド21に沿って往復動可能となっている。
【0016】したがって、図21のカウンター型のフォ
ークリフト10と比較してフォーク15の自由度は多い
が、フォークリフト10の場合と同じく、フォークリフ
ト20全体を旋回させる必要があるため、操車に必要な
通路3の幅Wがある程度必要である。
【0017】図24は、リーチフォーク型のフォークリ
フト20の変形型であるリーチフォーク型のフォークリ
フト22の斜視図であって、このリーチフォーク型のフ
ォークリフト22ではフォーク15がマスト16に沿っ
て上下動可能、ガイドロッド21に沿って前後に往復動
可能となっているとともに、旋回軸23のまわりに旋回
可能となっている。
【0018】したがって、フォークリフト10、20に
比較して自由度は多くなっているが、ドラム缶1の余裕
代△Lとしては他のフォークリフト10、20と同様に
これを設ける必要があるという問題がある。
【0019】図25は、ターニング型のフォークリフト
24の斜視図であって、このフォークリフト24では、
爪ユニット6に相当する機構として、水平面内で±90
度の範囲内で旋回可能なターニング架台25と、このタ
ーニング架台25に取り付けたフォーク昇降台ユニット
26と、このフォーク昇降台ユニット26に上下動可能
に取り付けたドラム缶把持アーム27と、を有してい
る。
【0020】このターニング型のフォークリフト24に
よれば、これを通路3内に進入させるだけで、フォーク
リフト本体5自体としては左右に±90度の範囲内で操
車する必要がないために、保管用棚2の通路3の幅Wを
フォークリフト本体5より若干広くするだけでよく、保
管用棚2全体の保管効率を他のフォークリフト10、2
0、22より向上させることができる。
【0021】しかしながら、ドラム缶把持アーム27を
用いるために、ドラム缶1の余裕代△Lとしては他の缶
把持機構付きフォークリフト4と同様にこれを設ける必
要があり、さらなる効率化は困難であるという問題があ
る。
【0022】したがって、従来のいずれのフォークリフ
ト4、10、20、22、24によっても保管用棚2の
保管効率およびハンドリング効率を向上させることが困
難であるという問題がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、ドラム缶の保管用棚
の保管有効面積を増加させるとともに、ドラム缶のハン
ドリング効率もこれを向上可能なドラム缶用フォークリ
フトハンドリング方法およびドラム缶用フォークリフト
装置を提供することを課題とする。
【0024】さらに本発明は、理論的には各ドラム缶間
の間隙をきわめて少なくすることができるようにして、
保管用棚上のドラム缶あるいはドラム缶に近似した函体
を保管する保管用棚上に整列する品物の保管効率を高め
ることができるドラム缶用フォークリフトハンドリング
方法およびドラム缶用フォークリフト装置を提供するこ
とを課題とする。
【0025】またフォークリフトの保管用棚内通路の幅
を少なくとも約二本のドラム缶の幅に相当する幅とし、
左右の保管用棚から取り出したドラム缶を仮置き架台上
に少なくとも複数本あるいは四本程度を一時仮置きし、
フォークリフトの搬送能力1トン程度まで集荷させるよ
うなピッキングを行い、一度に多数の函体(四本のドラ
ム缶)をフォークリフト上に搭載し、トラックまで搬送
し、移載する高効率なドラム缶用フォークリフトハンド
リング方法およびドラム缶用フォークリフト装置を提供
することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ドラ
ム缶の頂面ないし上部円周部という上面部を把持するこ
とに着目したもので、第一の発明は、ドラム缶を保管す
る保管用棚からフォークリフトによってドラム缶を取り
出すドラム缶用フォークリフトハンドリング方法であっ
て、上記フォークリフトによって上記ドラム缶の上面部
を把持することによりこれを上記保管用棚から取り出す
とともに、この取り出した複数本のドラム缶を仮置き架
台上に一時的に仮置きすることを特徴とするドラム缶用
フォークリフトハンドリング方法である。
【0027】第二の発明は、さらに上記仮置き架台から
二本のドラム缶を、それぞれの上面部を把持することに
よってトラックの荷台に同時に移載することを特徴とす
るドラム缶用フォークリフトハンドリング方法である。
【0028】第三の発明は、さらに上記トラックの荷台
上では、上記二本のドラム缶を移載ののち、これらのド
ラム缶を該荷台の他端側に滑走させ、該ドラム缶を整列
操作することを特徴とするドラム缶用フォークリフトハ
ンドリング方法である。
【0029】第四の発明は、ドラム缶を保管する保管用
棚からドラム缶を取り出すドラム缶用フォークリフト装
置であって、当該フォークリフト装置のフォークリフト
本体に設けた昇降マスト機構と、この昇降マスト機構に
沿って昇降可能であるとともに、上記ドラム缶の上面部
を把持することによりこれをリフト可能な把持部材を有
するドラム缶上面部把持機構と、このドラム缶上面部把
持機構を水平面内において左右方向および前後方向にシ
フトする把持機構シフト機構と、上記ドラム缶上面部把
持機構の下方かつ上記フォークリフト本体の前端に位置
して上記ドラム缶を少なくとも複数本を仮置きすること
ができる仮置き架台と、を有することを特徴とするドラ
ム缶用フォークリフト装置である。
【0030】第五の発明は、当該フォークリフト装置の
フォークリフト本体に、上記保管用棚から上記ドラム缶
の上面部を把持することによりこれをひとつづつ取り出
す一対の把持部材を有するドラム缶上面部把持機構と、
このドラム缶上面部把持機構により取り出した複数本の
上記ドラム缶を一時的に仮置き可能な仮置き架台と、を
設け、上記ドラム缶上面部把持機構により上記保管用棚
から取り出した複数本のドラム缶を一時的に上記仮置き
架台上に仮置きし、上記一対の把持部材によりこの仮置
き架台から二本のドラム缶をトラックの荷台に同時に移
載することを特徴とするドラム缶用フォークリフト装置
である。
【0031】第六の発明は、上記フォークリフト装置の
フォークリフト本体に、上記保管用棚から上記ドラム缶
の頂面あるいは上部円周部の少なくともいずれか一方を
把持することによりこれをひとつづつ取り出すとともに
左右方向および前後方向に移動可能な把持部材を有する
ドラム缶上面部把持機構と、上記ドラム缶の側面部を押
すことができるドラム缶プッシャーと、上記ドラム缶上
面部把持機構により取り出した複数本の上記ドラム缶を
一時的に仮置き可能な仮置き架台と、を設け、上記ドラ
ム缶上面部把持機構の把持部材によって上記ドラム缶を
把持することにより、上記保管用棚から取り出した複数
本のドラム缶を一時的に上記仮置き架台上に仮置きし、
上記把持部材によりこの仮置き架台から上記ドラム缶を
トラックの荷台に移載し、かつこのトラックの荷台上で
は、上記ドラム缶を移載ののち、上記ドラム缶プッシャ
ーによりこれらのドラム缶を該荷台の他端側に滑走さ
せ、該ドラム缶を整列操作することを特徴とするドラム
缶用フォークリフト装置である。
【0032】なお、上記把持部材はこれを、上記ドラム
缶の頂面を吸着可能な真空吸着パッド、あるいは上記ド
ラム缶の上部円周部を係合可能な上部円周部係合部材と
することができる。
【0033】また、上記把持部材はこれを、上記ドラム
缶の上面部を把持した状態で上下に微動可能とすること
ができる。
【0034】また、上記把持部材には、上記ドラム缶の
上面部と係合するようにこれをガイドする係合用ガイド
部を設けることができる。
【0035】さらに、本発明によるドラム缶用フォーク
リフトハンドリング方法およびドラム缶用フォークリフ
ト装置において、上記ドラム缶の上面部は、これを該ド
ラム缶の頂面、あるいはドラム缶の上部円周部とするこ
とができる。
【0036】さらにまた、本発明によるドラム缶用フォ
ークリフトハンドリング方法およびドラム缶用フォーク
リフト装置において、上記仮置き架台は、上記ドラム缶
の四本分を一時的に仮置き可能であるとすることができ
る。
【0037】さらにまた、本発明によるドラム缶用フォ
ークリフトハンドリング方法およびドラム缶用フォーク
リフト装置において、上記仮置き架台には、上記ドラム
缶を二列に仮置き可能とすることができる。
【0038】
【作用】本発明によるドラム缶用フォークリフトハンド
リング方法およびドラム缶用フォークリフト装置におい
ては、ドラム缶上面部把持機構によりドラム缶をその上
面部すなわちその頂面あるいはその周囲の上部円周部に
おいてリフト可能としたので、保管用棚において整列さ
せるドラム缶どうしの間の間隔を最小限とすることがで
きるため、保管用棚内におけるドラム缶の保管効率を上
げることができる。
【0039】また、上記ドラム缶上面部把持機構自体を
前後方向および左右方向にシフトするようにしたので、
フォークリフト全体を旋回する必要がなく、保管用棚内
の通路に単純に進入させるだけでよいため、通路の幅自
体もこれをフォークリフトが通過可能な最小限の幅とす
ることができる。
【0040】したがって、ドラム缶どうしの間の間隔、
および通路の幅を最小限とすることが可能となり、保管
用棚におけるドラム缶の保管効率を向上させることがで
きる。
【0041】さらに、仮置き架台上にドラム缶を左右二
本および前後に二列というように、計四本(最大六本)
を仮置きした上で保管用棚からトラックまで搬送が可能
であるため、従来のように一本づつしか搬送しない場合
より搬送効率を高くすることができるとともに、一対の
把持部材を用いればドラム缶を二本づつ同時にトラック
に移載することができ、さらにこれをトラックの荷台上
にドラム缶プッシャーを用いて押し込むようにする操作
により効率的にドラム缶をハンドリングし、トラックに
載せることができる。
【0042】なお、とくに第一および第四の発明によれ
ば、ドラム缶の上面部を把持することとしたので、保管
スペースを減少させることにより保管効率を上げること
ができる。
【0043】また、とくに第二および第五の発明によれ
ば、二本のドラム缶を同時にハンドリングすることがで
きるので、ハンドリング能力を向上させることができ
る。
【0044】さらに、とくに第三および第六の発明によ
れば、フォークリフトから移載したドラム缶をトラック
の荷台において整列させることができるので、移載能力
を向上させることができる。
【0045】
【実施例】つぎに、本発明の第1の実施例によるドラム
缶用フォークリフト装置30をドラム缶用フォークリフ
トハンドリング方法と合わせて図1ないし図17にもと
づき説明する。ただし、図21ないし図25と同様の部
分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
【0046】図1は、ドラム缶用フォークリフト装置3
0の斜視図であって、このドラム缶用フォークリフト装
置30は、前記フォークリフト本体5と、車輪7と、マ
スト16と、前記チェーン12、滑車13および昇降用
シリンダー14などを有する昇降マスト機構31と、把
持機構シフト機構32と、一対のドラム缶上面部把持機
構33と、フォークリフト本体5の前端部分に必要なら
ば上下動可能に設けた仮置き架台34と、制御操作機構
35と、を有する。
【0047】図2は、昇降マスト機構31、把持機構シ
フト機構32およびドラム缶上面部把持機構33部分の
平面図、図3は同、側面図であって、マスト16に沿っ
て昇降する昇降マスト36には、把持機構用台板37を
取り付け、この把持機構用台板37に左右シフト機構用
水平桁38を固定する。
【0048】左右シフト機構用水平桁38には、これに
直交するように左右シフト水平アーム39をこの左右シ
フト機構用水平桁38の長さ方向(左右方向)(図2中
では上下方向)に移動可能に取り付けるとともに、この
左右シフト水平アーム39の先端部には二本のドラム缶
1の側面を同時に押すことが可能なドラム缶プッシャー
40を取り付けてある。
【0049】左右シフト機構用水平桁38の内壁面には
その長さ方向に沿って左右シフト用ラック41を設け、
左右シフト水平アーム39には、この左右シフト用ラッ
ク41に係合する左右シフト用ピニオン42と、この左
右シフト用ピニオン42を回転駆動する左右シフト用駆
動機43とを設ける。
【0050】左右シフト水平アーム39には、その前後
方向に一対の前後シフト用プーリー44を設け、この前
後シフト用プーリー44に前後シフト用チェーン45を
取り付け、前後シフト用駆動機46により回転駆動す
る。この前後シフト用駆動機46、上記左右シフト用駆
動機43および昇降用シリンダー14を制御操作機構3
5により制御操作する。
【0051】前後シフト用チェーン45には、前後シフ
ト水平アーム47を左右シフト水平アーム39に直交す
るように固定し、この前後シフト水平アーム47の左右
端部に一対のドラム缶上面部把持機構33をそれぞれ取
り付け、これを保管用棚2内に挿入してドラム缶1の上
面部に当接可能とする。前後シフト用チェーン45の回
転にともなって、この前後シフト水平アーム47をガイ
ドレール48(図3)に沿って前後方向(図2および図
3においては左右方向)に移動可能としてある。
【0052】一対のドラム缶上面部把持機構33は、そ
れぞれ把持部材としてのドラム缶吸着パッドユニット4
9と、真空ユニット50とを有する。真空ユニット50
を制御操作機構35により制御操作する。
【0053】ドラム缶吸着パッドユニット49は、真空
吸着パッド本体51と、真空吸着パッド本体51の下部
に形成した多数の真空吸着パッド52と、真空吸着パッ
ド52の上下微動機構を構成するベローズ53と、真空
吸着パッド本体51の外周部に形成した係合用ガイド部
54とを有する。なお、前後シフト水平アーム47と真
空吸着パッド本体51とを結合する安全チェーン55を
設けてもよい。
【0054】真空ユニット50は、約0.1気圧以下の
真空度を得ることができる真空ポンプ56と、電磁バル
ブ57と、電磁バルブ57から分岐して真空吸着パッド
本体51に接続するパッド用配管58およびベローズ用
配管59とを有する。
【0055】図4は、図3のIV方向からみた概略矢視
図であり、図示のように真空吸着パッド本体51(真空
吸着パッド52)によりドラム缶1の上面部(頂面1
A)を真空吸着するとともに、ベローズ53内を負圧に
することにより、この吸着した状態のドラム缶1をわず
かに上方にリフトすることができる。したがって、真空
吸着パッド52を保管用棚2におけるドラム缶1の頂面
1Aの上方部分に挿入してこれをわずかに持ち上げるだ
けの空間部(高さH)を保管用棚2に設けておけば足り
るものである。
【0056】すなわち、保管用棚2の部分の収容高さと
しては、ドラム缶1の高さ、真空吸着パッド本体51
(真空吸着パッド52)の高さ、ベローズ53による上
下微動のストローク、左右シフト水平アーム39の高さ
および余裕高さの合計値を設定して置けばよく、実用上
これらの高さ寸法はドラム缶1の高さに比較して数分の
一程度であり、約200〜300mm程度に構成するこ
とができる。
【0057】ドラム缶1を真空吸着パッド52により吸
着した状態でこれをリフトアップする上下微動機構とし
てベローズ53以外にも任意の機構を採用可能である。
たとえば、昇降マスト機構31自体をわずかに上下動す
ることにより吸着状態のドラム缶1を上下微動させても
よい。
【0058】図5は、ドラム缶吸着パッドユニット49
に相当する他のドラム缶吸着パッドユニット60の例を
示す断面図であり、このドラム缶吸着パッドユニット6
0においては、前後シフト用チェーン45に固定したガ
イドフレーム61に断面工字型の取付け支持部材62お
よび従動用スプリング63を設け、この取付け支持部材
62にベローズ64を固定し、隔壁65を介して真空吸
着パッド本体66を設けてある。
【0059】断面工字型の取付け支持部材62の上方部
分は、ガイドフレーム61内において従動用スプリング
63による付勢力を受けつつ左右に移動可能であって、
ドラム缶吸着パッドユニット60がドラム缶1に向かっ
て下降してゆくときに、係合用ガイド部54がドラム缶
1の上面部(頂面1Aの外周に位置する上部円周部1
B)と接触して真空吸着パッド本体66が頂面1Aの直
径方向に揺動する動きを吸収可能としている。
【0060】図6および図7は、真空ユニット50の空
圧回路図を示すもので、ベローズ用配管59の途中に逆
止弁67および絞り弁68を並列に設けてあり、図6は
ソレノイド69を操作してドラム缶吸着パッドユニット
49によりドラム缶1を吸着している状態を示し、図7
はこの吸着状態を解除した開放状態を示す。
【0061】図6に示した吸着状態では、パッド用配管
58を介して真空吸着パッド本体51内を負圧とするよ
うに電磁バルブ57を切り換える。ベローズ用配管59
には絞り弁68を設けてあるので、ベローズ53が負圧
状態となるタイミングが真空吸着パッド本体51よりわ
ずかに遅れ、真空吸着パッド本体51の真空吸着パッド
52によるドラム缶1の真空吸着ののちドラム缶1をリ
フトアップすることができる。
【0062】図7に示した開放状態では、電磁バルブ5
7を切り換えて、真空吸着パッド本体51およびベロー
ズ53に外気を導入することにより真空吸着パッド52
によるドラム缶1の頂面1Aの真空吸着状態を解除す
る。
【0063】つぎにドラム缶吸着パッドユニット49、
60、および真空ユニット50によるドラム缶1の吸着
にあたって真空吸着パッド本体51、66の必要な大き
さ(直径ないし面積)について以下計算する。大気圧は
約1Kg/cm2であり、通常の真空ユニット50によ
る真空圧の最大差圧は、0.5〜0.7Kg/cm
2で、低圧環境下の真空圧つまり吸着可能な負圧は平均
して約0.6Kg/cm2と考えられる。
【0064】標準的なドラム缶1自体の容量は225リ
ットルであり、内容物として一般的な石油類の比重が
0.8であることから、ドラム缶1のフル充填状態で
は、その重量は225×0.8=180Kg、通常は容
量200リットルとしてその重量は160Kg(200
×0.8)であり、ドラム缶1自体の重量(20〜30
Kg)を加算すると、充填状態のドラム缶1の重量は最
大で210Kgと考えられる。
【0065】真空吸着パッド本体51による揚重能力
は、重量×加速度×安全率=210×1.2×1.2=
302.4Kgとなる。
【0066】真空吸着パッド本体51の必要直径をDと
すれば、π/4・D2=302.4/0.6の式から、
D=25.4cmと計算することができる。
【0067】図8は、ドラム缶1の平面図であって、ド
ラム缶1は最小直径で60cmとしても、D=25.4
cmは、ドラム缶1のプラグ1Cを避けても十分にその
上面部(頂面1A)上にこれを設けることができる。
【0068】また、真空吸着パッド本体51のかわりに
小型の真空吸着パッド52を用いる場合には、この直径
dを6cm、真空吸着パッド52の必要数をnとすれ
ば、n・π/4・d2=302.4/0.6の式から、
n≧17.8=18と計算することができる。
【0069】具体的には、図9に示すように、隣り合う
真空吸着パッド52の間の間隔として余裕をもって真空
吸着パッド52の直径を7cmとしても、真空吸着パッ
ド52を計18個設けた場合に、その最大必要直径は4
2cmであり、図8の場合と同様に、ドラム缶1のプラ
グ1Cを避けても十分にその上面部(頂面1A)上にこ
れを設けることができる。
【0070】こうした構成のドラム缶用フォークリフト
装置30を操作する場合について、図10ないし図17
を参照して以下説明する。図10は、ドラム缶用フォー
クリフト装置30が保管用棚2の通路3に進入した状態
を示す平面図、図11は、とくにドラム缶吸着パッドユ
ニット49および仮置き架台34の部分の動作手順を示
した斜視図、図12は、保管用棚2のドラム缶1を吸着
しようとしてこの保管用棚2の内部にドラム缶吸着パッ
ドユニット49を挿入した状態を示す側面図、図13な
いし図17は、ドラム缶吸着パッドユニット49と取り
出そうとするあるいは取り出したドラム缶1との相関配
置状態を示す概略平面図であって、図13はドラム缶用
フォークリフト装置30が保管用棚2の通路3に進入し
た中立状態の平面図、図14は一方のドラム缶吸着パッ
ドユニット49を左側(図中下側)にシフトさせてこれ
を保管用棚2内に挿入し、吸着パッドユニット49が下
降してドラム缶1を吸着しリフトした状態の平面図、図
15は吸着パッドユニット49が中立位置に戻るととも
に仮置き架台34上にドラム缶1を載置した状態の平面
図、図16は他方のドラム缶吸着パッドユニット49を
右側(図中上側)にシフトさせて図14および図15と
同様にしてこれを保管用棚2内に挿入しドラム缶1を取
り出して仮置き架台34上に載置した状態の平面図、図
17はドラム缶吸着パッドユニット49をドラム缶1の
幅分だけ後進(図中右方向)させドラム缶吸着パッドユ
ニット49をつぎの左右一対のドラム缶1の側面に位置
させた状態の平面図である。
【0071】まず図10あるいは図13に示すように、
取り出そうとするドラム缶1の横にドラム缶吸着パッド
ユニット49が位置するようにドラム缶用フォークリフ
ト装置30を停止させ、昇降マスト機構31を駆動して
ドラム缶1の頂面1Aよりやや高いレベル位置にドラム
缶吸着パッドユニット49を位置させる。
【0072】この状態で図14に示すように、把持機構
シフト機構32の左右シフト用駆動機43を駆動して左
右シフト水平アーム39を保管用棚2内に挿入すること
によりドラム缶吸着パッドユニット49をドラム缶1の
頂面1Aの上方に位置させる(図11の操作)。
【0073】つぎに、ベローズ53に空気を送ってドラ
ム缶吸着パッドユニット49を降下させ(図11の操作
)、ドラム缶吸着パッドユニット49の真空吸着パッ
ド52をドラム缶1の頂面1Aに所定押圧力で当接させ
た状態で、真空吸着することによりドラム缶1を吸着
し、ベローズ53を上昇させることによりドラム缶1を
保管用棚2からリフトさせる(図11の操作)。
【0074】ついで図15に示すように、左右シフト用
駆動機43を逆回転させて保管用棚2からドラム缶1を
取り出すとともに、昇降マスト機構31によりこれを降
下させ、仮置き架台34にドラム缶1を仮置きする(図
11の操作)。この状態でドラム缶吸着パッドユニッ
ト49はもとの中立位置に戻っている(図11の操作
)。
【0075】なお、仮置き架台34の最低レベル位置の
床面からの高さFは、これを保管用棚2の最低レベル位
置と同等ないしそれ以下とすることができるものとす
る。
【0076】図16に示すように、これと同様な取出し
操作を反対側のドラム缶吸着パッドユニット49につい
ても行うことにより、対向する保管用棚2からドラム缶
1を取り出す。
【0077】この取り出したドラム缶1を、先に取り出
して仮置き架台34に仮置きしたドラム缶の横に仮置き
して、二列に整列するように仮置き架台34上に仮置き
するものとする。
【0078】ついで図17に示すように、把持機構シフ
ト機構32の前後シフト用駆動機46を駆動してドラム
缶吸着パッドユニット49を進行方向あるいは後退方向
にドラム缶1の一本分だけずらし、上述と同様の取出し
操作を行うことができる。すなわち、上述の取り出した
ドラム缶1の後列側あるいは前列側における一対のドラ
ム缶1を取り出し、仮置き架台34上に並べて合計四本
のドラム缶1を整列させて仮置きする。
【0079】かくして仮置き架台34上には合計四本分
のドラム缶1を一度に、かつ二列二行に整列させて仮置
きすることができ、図10および図11に示すように通
路3内においてそのままトラック8の方向にドラム缶用
フォークリフト装置30を走行させ(図11の操作
)、一対のドラム缶吸着パッドユニット49により二
本分のドラム缶1を同時に再度吸着リフトしてトラック
8の載置面に移載し(図11の操作)、ドラム缶プッ
シャー40によりこの二本分のドラム缶1を滑走させ、
トラック8の端部まで押し込むことができる(図11の
操作)。
【0080】なお本発明においては、仮置き架台34上
の四個の仮置き位置のどこに最初にドラム缶1を仮置き
するか、あるいはどのような順序で仮置きしてゆくか
は、上述の手順に限られることなく、保管用棚2におけ
るドラム缶1の保管整列状態あるいは収容液体に応じて
どのドラム缶1を取り出してゆくかなどにかんがみてハ
ンドリング操作者の判断でこれを行えばよいものであ
る。
【0081】上述のように、真空吸着操作によりドラム
缶1の上面部(頂面1A)を把持するようにしたので、
理論的には保管用棚2におけるドラム缶1相互の間の間
隔が全くなくてもこれをリフトアップして保管用棚2か
らピッキングすることができるため、保管用棚2内にお
けるドラム缶1の保管効率を向上させることができると
ともに、ドラム缶1を吸着するドラム缶吸着パッドユニ
ット49を左右方向および前後方向にシフトするように
したので、ドラム缶1のハンドリングのためにフォーク
リフト本体5自体の向きを変更することが不必要である
ため、保管用棚2内の通路3の幅Wもこれを必要最小限
(従来の約50%)とすることができる。
【0082】さらに、仮置き架台34上に通常は四本
(二列二行)、従来の搬送能力のままでも最大で六本
(二列三行)のドラム缶1を仮置きした状態でトラック
8まで搬送可能であり、搬送効率もこれを向上させるこ
とができる。
【0083】本発明においては、従来のハンドリング方
法のようにドラム缶1をその側面を把持するのではな
く、その上面部(頂面1A)においてこれを把持するこ
ととしており、上述の第1の実施例のように真空吸着操
作による頂面1Aを吸着する方法以外にも、ドラム缶1
の頂面1Aの円周部に若干突出する形状を呈している上
部円周部1B(図5参照)を引っかけるように把持する
構成とすることができる。
【0084】つまり、ドラム缶1の把持部材として第1
の実施例では真空吸着パッド52などを用いたが、この
把持部材として上部円周部1Bの係合部材(把持用アー
ム83、図19および図20、後述)を採用することも
できる。
【0085】すなわち図18は、ドラム缶1を置いた保
管用棚2の平面図であって、図示のようにドラム缶1を
どんなに密に整列しても、それぞれの対角コーナーに最
小単位として斜辺が凹型弧状の三角形状空間部1Dが空
いており、本発明の第2の実施例はこの空いている斜辺
が凹型弧状の三角形状空間部1D部分に着目したもので
ある。
【0086】具体的に図19は、第2の実施例によるド
ラム缶用フォークリフト装置80におけるドラム缶係合
ユニット81の斜視図、図20は同、側面断面図であ
り、このドラム缶係合ユニット81は、第1の実施例に
おけるドラム缶吸着パッドユニット49に相当するもの
で、前記前後シフト水平アーム47に取り付けた把持本
体82と、この把持本体82に一端を回動可能に取り付
けた放射状の最低三本(図示の例では四本)の把持用ア
ーム83(上部円周部係合部材)と、把持用アーム83
を連結している水平アーム84と、を有する。
【0087】把持本体82は、図5に示したようなガイ
ドフレーム61、断面工字型の取付け支持部材62およ
び従動用スプリング63と同様な構成とすることもで
き、その下方部に形成した円周溝85に把持用アーム8
3の端部を遊嵌している。
【0088】把持用アーム83の先端部は、係合用ガイ
ド部54(図3)と同様の機能を有する係合用ガイド部
86とするとともに、内方部にはドラム缶係合部87を
形成し、ドラム缶1の上部円周部1Bに係合することに
よりドラム缶1をリフト可能としてある。
【0089】水平アーム84には、上下微動用シリンダ
ー88のシリンダーロッド89を取り付けるとともに、
把持用アーム83との間に圧縮スプリング90を設け、
把持用アーム83をその遊嵌揺動支点91のまわりに揺
動させ、ドラム缶1の上部円周部1Bとドラム缶係合部
87との係合方向に常に付勢してある。なお、上下微動
用シリンダー88を前記制御操作機構35により制御操
作する。
【0090】こうした構成のドラム缶係合ユニット81
において、ドラム缶1を持ち上げるには、このドラム缶
係合ユニット81をドラム缶1の上方から下降させ、係
合用ガイド部86がドラム缶1の上部円周部1B部分に
当接してこれに沿いながら下降し、ドラム缶係合部87
が圧縮スプリング90の付勢力に抗して揺動し上部円周
部1Bに係合し、これをリフト可能状態とする。
【0091】この状態で、上下微動用シリンダー88を
駆動してシリンダーロッド89および水平アーム84と
ともにドラム缶係合部87を引き上げることによりドラ
ム缶1を保管用棚2からリフトアップすることができ
る。
【0092】また、仮置き架台34など所定部位にドラ
ム缶1を置くとともに上下微動用シリンダー88の駆動
してシリンダーロッド89とともに水平アーム84をわ
ずかに下降させれば、把持用アーム83は圧縮スプリン
グ90の付勢力に抗してその遊嵌揺動支点91のまわり
に揺動し、ドラム缶1の上部円周部1Bとドラム缶係合
部87との係合を解除することができる。
【0093】保管用棚2からのドラム缶の取出し、搬
送、およびトラック8への移載などの各操作について
は、ドラム缶用フォークリフト装置30の場合と全く同
様であるので、詳述はこれを省略する。
【0094】なお、このドラム缶係合ユニット81はド
ラム缶係合部87とドラム缶1の上部円周部1Bとの係
合によってドラム缶1をハンドリング可能としたもので
あり、第1の実施例のドラム缶吸着パッドユニット49
のように真空ユニット50はこれを設ける必要がないと
ともに、ドラム缶1の頂面1Aが真空吸着に適していな
い場合に有効である。
【0095】上述のように、本発明によれば、従来のド
ラム缶1を一本づつ搬送するハンドリング方法に比較し
て数倍の高い処理能力でドラム缶1の積み込みが可能
で、一台のフォークリフトで5〜6台分の作業が可能で
あるとともに、ドラム缶1の保管スペースも従来のもの
より半分程度とすることができ、保管効率もきわめて高
いものである。
【0096】なお本発明によるフォークリフト装置は、
図22および図23に示した従来のカウンター型のフォ
ークリフト10やリーチフォーク型のフォークリフト2
0など任意のタイプのフォークリフトに適用可能であ
り、フォークリフト本体は従来のままドラム缶ハンドリ
ング部分のみを変更するだけで既述のような機能を持た
せることができるとともに、さらに自動生産ラインにお
ける台車にこれを適用することにより、自動生産ライン
の各ステーションと、保管用棚との間の部品および生産
品の搬送に応用することができる。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドラム缶
の頂面あるいは上部円周部などの上面部においてこれを
リフトアップするようにしたため、保管用棚上のドラム
缶の整列状態としてドラム缶どうしの間隙を最小限とす
ることが可能でドラム缶の保管効率を向上することがで
きるとともに、ドラム缶上面部把持機構を前後左右にシ
フト可能としたので、保管用棚の通路の幅をきわめて小
さくすることができ、同じく保管スペース効率を高める
ことができる。
【0098】さらに、複数本(たとえば四本分)のドラ
ム缶を同時に仮置きしてトラックなどに同時搬送可能で
あるため搬送処理効率を上げることができるとともに、
とくに一対の把持部材を採用することによって二本分の
ドラム缶をトラックなどに同時に積み込み可能で、ドラ
ム缶のハンドリング能率をさらに向上することができ
る。
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるドラム缶用フォー
クリフト装置30の斜視図である。
【図2】同、昇降マスト機構31、把持機構シフト機構
32およびドラム缶上面部把持機構33部分の平面図で
ある。
【図3】同、図2と同様の部分の側面図である。
【図4】同、図3のIV方向からみた概略矢視図であ
る。
【図5】同、ドラム缶吸着パッドユニット49に相当す
る他のドラム缶吸着パッドユニット60の例を示す断面
図である。
【図6】同、真空ユニット50の空圧回路図を示すもの
で、ソレノイド69を操作してドラム缶吸着パッドユニ
ット49によりドラム缶1を吸着している状態を示す説
明図である。
【図7】同、真空ユニット50の空圧回路図を示すもの
で、吸着状態を解除した開放状態を示す説明図である。
【図8】同、真空吸着パッド本体66により真空吸着し
ようとするドラム缶1の平面図である。
【図9】同、真空吸着パッド本体51(小型の真空吸着
パッド52)により真空吸着しようとするドラム缶1の
平面図である。
【図10】同、ドラム缶用フォークリフト装置30が保
管用棚2の通路3に進入した状態を示す平面図である。
【図11】同、とくにドラム缶吸着パッドユニット49
および仮置き架台34の部分の動作手順を示した斜視図
である。
【図12】同、保管用棚2のドラム缶1を吸着しようと
してこの保管用棚2の内部にドラム缶吸着パッドユニッ
ト49を挿入した状態を示す側面図である。
【図13】同、ドラム缶吸着パッドユニット49と取り
出そうとするあるいは取り出したドラム缶1との相関配
置状態を示す概略平面図であり、とくにドラム缶用フォ
ークリフト装置30が保管用棚2の通路3に進入した中
立状態の平面図である。
【図14】同、図13と同様の概略平面図であり、とく
に一方のドラム缶吸着パッドユニット49を左側(図中
下側)にシフトさせてこれを保管用棚2内に挿入し、吸
着パッドユニット49が下降してドラム缶1を吸着しリ
フトした状態の平面図である。
【図15】同、図13と同様の概略平面図であり、とく
に吸着パッドユニット49が中立位置に戻るとともに仮
置き架台34上にドラム缶1を載置した状態の平面図で
ある。
【図16】同、図13と同様の概略平面図であり、とく
に他方のドラム缶吸着パッドユニット49を右側(図中
上側)にシフトさせて図14および図15と同様にして
これを保管用棚2内に挿入しドラム缶1を取り出して仮
置き架台34上に載置した状態の平面図である。
【図17】同、図13と同様の概略平面図であり、とく
にドラム缶吸着パッドユニット49をドラム缶1の幅分
だけ後進(図中右方向)させドラム缶吸着パッドユニッ
ト49をつぎの左右一対のドラム缶1の側面に位置させ
た状態の平面図である。
【図18】本発明の第2の実施例によるドラム缶用フォ
ークリフト装置80(図19)の着目点を説明するため
の、ドラム缶1を置いた保管用棚2の平面図である。
【図19】同、第2の実施例によるドラム缶用フォーク
リフト装置80におけるドラム缶係合ユニット81の斜
視図である。
【図20】同、側面断面図である。
【図21】従来のドラム缶1を一缶づつ整列させて多段
に載置し保管する保管用棚2の一段部分の平面図であ
る。
【図22】同、従来の最も一般的なカウンター型のフォ
ークリフト10の概略斜視図である。
【図23】同、リーチフォーク型のフォークリフト20
の斜視図である。
【図24】同、リーチフォーク型のフォークリフト20
の変形型であるリーチフォーク型のフォークリフト22
の斜視図である。
【図25】同、ターニング型のフォークリフト24の斜
視図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶 1A ドラム缶1の頂面(上面部) 1B ドラム缶1の頂面1Aの外周に位置する上部円周
部(上面部) 1C ドラム缶1のプラグ 1D ドラム缶1の外方に形成される、斜辺が凹型弧状
の三角形状空間部 2 保管用棚 3 保管用棚2の間の通路 4 缶把持機構付きフォークリフト 5 フォークリフト本体 6 爪ユニット 7 車輪 8 トラック 10 カウンター型のフォークリフト 11 カウンターウェイト 12 チェーン 13 滑車 14 昇降用シリンダー 15 フォーク 16 マスト 17 傾斜用シリンダー 20 リーチフォーク型のフォークリフト 21 ガイドロッド 22 リーチフォーク型のフォークリフト 23 旋回軸 24 ターニング型のフォークリフト 25 ターニング架台 26 フォーク昇降台ユニット 27 ドラム缶把持アーム 30 ドラム缶用フォークリフト装置 31 昇降マスト機構 32 把持機構シフト機構 33 一対のドラム缶上面部把持機構 34 仮置き架台 35 制御操作機構 36 昇降マスト 37 把持機構用台板 38 左右シフト機構用水平桁 39 左右シフト水平アーム 40 ドラム缶プッシャー 41 左右シフト用ラック 42 左右シフト用ピニオン 43 左右シフト用駆動機 44 一対の前後シフト用プーリー 45 前後シフト用チェーン 46 前後シフト用駆動機 47 前後シフト水平アーム 48 ガイドレール 49 ドラム缶吸着パッドユニット(把持部材) 50 真空ユニット 51 真空吸着パッド本体 52 真空吸着パッド 53 ベローズ(真空吸着パッド52の上下微動機構) 54 係合用ガイド部 55 安全チェーン 56 真空ポンプ 57 電磁バルブ 58 パッド用配管 59 ベローズ用配管 60 ドラム缶吸着パッドユニット 61 ガイドフレーム 62 断面工字型の取付け支持部材 63 従動用スプリング 64 ベローズ 65 隔壁 66 真空吸着パッド本体 67 逆止弁 68 絞り弁 69 ソレノイド 80 ドラム缶用フォークリフト装置 81 ドラム缶係合ユニット(把持部材) 82 把持本体 83 把持用アーム(上部円周部係合部材) 84 水平アーム 85 円周溝 86 係合用ガイド部 87 ドラム缶係合部 88 上下微動用シリンダー 89 上下微動用シリンダー88のシリンダーロッド 90 圧縮スプリング 91 把持用アーム83の遊嵌揺動支点 L1 爪ユニット6の幅 L2 爪ユニット6の余裕代 △L ドラム缶1の互いの間の必要間隔(ドラム缶1の
余裕代) W 缶把持機構付きフォークリフト4の操車に必要な通
路3の幅 H 空吸着パッド52を保管用棚2におけるドラム缶1
の頂面1Aの上方部分に挿入してこれをわずかに持ち上
げるだけの空間部の高さ F 仮置き架台34の最低レベル位置の床面からの高さ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム缶を保管する保管用棚からフォ
    ークリフトによってドラム缶を取り出すドラム缶用フォ
    ークリフトハンドリング方法であって、 前記フォークリフトによって前記ドラム缶の上面部を把
    持することによりこれを前記保管用棚から取り出すとと
    もに、 この取り出した複数本のドラム缶を仮置き架台上に一時
    的に仮置きすることを特徴とするドラム缶用フォークリ
    フトハンドリング方法。
  2. 【請求項2】 ドラム缶を保管する保管用棚からフォ
    ークリフトによってドラム缶を取り出すドラム缶用フォ
    ークリフトハンドリング方法であって、 前記フォークリフトによって前記ドラム缶の上面部を把
    持することによりこれを前記保管用棚から取り出すとと
    もに、 この取り出した複数本のドラム缶を仮置き架台上に一時
    的に仮置きし、 この仮置き架台から二本のドラム缶を、それぞれの上面
    部を把持することによってトラックの荷台に同時に移載
    することを特徴とするドラム缶用フォークリフトハンド
    リング方法。
  3. 【請求項3】 ドラム缶を保管する保管用棚からフォ
    ークリフトによってドラム缶を取り出すドラム缶用フォ
    ークリフトハンドリング方法であって、 前記フォークリフトによって前記ドラム缶の上面部を把
    持することによりこれを前記保管用棚から取り出すとと
    もに、 この取り出した複数本のドラム缶を仮置き架台上に一時
    的に仮置きし、 この仮置き架台から二本のドラム缶を、それぞれの上面
    部を把持することによってトラックの荷台に同時に移載
    し、かつこのトラックの荷台上では、前記二本のドラム
    缶を移載ののち、これらのドラム缶を該荷台の他端側に
    滑走させ、該ドラム缶を整列操作することを特徴とする
    ドラム缶用フォークリフトハンドリング方法。
  4. 【請求項4】 前記ドラム缶の上面部は、これを該ド
    ラム缶の頂面としたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載のドラム缶用フォークリフトハ
    ンドリング方法。
  5. 【請求項5】 前記ドラム缶の上面部は、これを該ド
    ラム缶の上部円周部としたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のドラム缶用フォークリ
    フトハンドリング方法。
  6. 【請求項6】 前記仮置き架台には、前記ドラム缶の
    四本分を一時的に仮置き可能とすることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載のドラム缶用フ
    ォークリフトハンドリング方法。
  7. 【請求項7】 前記仮置き架台には、前記ドラム缶を
    二列に仮置き可能とすることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載のドラム缶用フォークリフ
    トハンドリング方法。
  8. 【請求項8】 ドラム缶を保管する保管用棚からドラ
    ム缶を取り出すドラム缶用フォークリフト装置であっ
    て、 当該フォークリフト装置のフォークリフト本体に設けた
    昇降マスト機構と、 この昇降マスト機構に沿って昇降可能であるとともに、
    前記ドラム缶の上面部を把持することによりこれをリフ
    ト可能な把持部材を有するドラム缶上面部把持機構と、 このドラム缶上面部把持機構を水平面内において左右方
    向および前後方向にシフトする把持機構シフト機構と、 前記ドラム缶上面部把持機構の下方かつ前記フォークリ
    フト本体の前端に位置して前記ドラム缶を少なくとも複
    数本を仮置きすることができる仮置き架台と、 を有することを特徴とするドラム缶用フォークリフト装
    置。
  9. 【請求項9】 ドラム缶を保管する保管用棚からドラ
    ム缶を取り出すドラム缶用フォークリフト装置であっ
    て、 当該フォークリフト装置のフォークリフト本体に、 前記保管用棚から前記ドラム缶の上面部を把持すること
    によりこれをひとつづつ取り出す一対の把持部材を有す
    るドラム缶上面部把持機構と、 このドラム缶上面部把持機構により取り出した複数本の
    前記ドラム缶を一時的に仮置き可能な仮置き架台と、を
    設け、 前記ドラム缶上面部把持機構により前記保管用棚から取
    り出した複数本のドラム缶を一時的に前記仮置き架台上
    に仮置きし、 前記一対の把持部材によりこの仮置き架台から二本のド
    ラム缶をトラックの荷台に同時に移載することを特徴と
    するドラム缶用フォークリフト装置。
  10. 【請求項10】 ドラム缶を保管する保管用棚からド
    ラム缶を取り出すドラム缶用フォークリフト装置であっ
    て、 前記フォークリフト装置のフォークリフト本体に、 前記保管用棚から前記ドラム缶の頂面あるいは上部円周
    部の少なくともいずれか一方を把持することによりこれ
    をひとつづつ取り出すとともに左右方向および前後方向
    に移動可能な把持部材を有するドラム缶上面部把持機構
    と、 前記ドラム缶の側面部を押すことができるドラム缶プッ
    シャーと、 前記ドラム缶上面部把持機構により取り出した複数本の
    前記ドラム缶を一時的に仮置き可能な仮置き架台と、を
    設け、 前記ドラム缶上面部把持機構の把持部材によって前記ド
    ラム缶を把持することにより、前記保管用棚から取り出
    した複数本のドラム缶を一時的に前記仮置き架台上に仮
    置きし、 前記把持部材によりこの仮置き架台から前記ドラム缶を
    トラックの荷台に移載し、かつこのトラックの荷台上で
    は、前記ドラム缶を移載ののち、前記ドラム缶プッシャ
    ーによりこれらのドラム缶を該荷台の他端側に滑走さ
    せ、該ドラム缶を整列操作することを特徴とするドラム
    缶用フォークリフト装置。
  11. 【請求項11】 前記把持部材はこれを、前記ドラム
    缶の頂面を吸着可能な真空吸着パッドとしたことを特徴
    とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のド
    ラム缶用フォークリフト装置。
  12. 【請求項12】 前記把持部材はこれを、前記ドラム
    缶の上部円周部を係合可能な上部円周部係合部材とした
    ことを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか
    に記載のドラム缶用フォークリフト装置。
  13. 【請求項13】 前記把持部材はこれを、前記ドラム
    缶の上面部を把持した状態で上下に微動可能としたこと
    を特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれかに記
    載のドラム缶用フォークリフト装置。
  14. 【請求項14】 前記把持部材には、前記ドラム缶の
    上面部と係合するようにこれをガイドする係合用ガイド
    部を設けたことを特徴とする請求項8ないし請求項12
    のいずれかに記載のドラム缶用フォークリフト装置。
  15. 【請求項15】 前記ドラム缶の上面部は、これを該
    ドラム缶の頂面としたことを特徴とする請求項8あるい
    は請求項9に記載のドラム缶用フォークリフト装置。
  16. 【請求項16】 前記ドラム缶の上面部は、これを該
    ドラム缶の上部円周部としたことを特徴とする請求項8
    あるいは請求項9に記載のドラム缶用フォークリフト装
    置。
  17. 【請求項17】 前記仮置き架台には、前記ドラム缶
    の四本分を一時的に仮置き可能であることを特徴とする
    請求項8ないし請求項9のいずれかに記載のドラム缶用
    フォークリフト装置。
  18. 【請求項18】 前記仮置き架台には、前記ドラム缶
    を二列に仮置き可能であることを特徴とする請求項8な
    いし請求項10のいずれかに記載のドラム缶用フォーク
    リフト装置。
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