JPH07228651A - ポリウレタンエマルジョンの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンエマルジョンの製造方法

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JPH07228651A
JPH07228651A JP6021201A JP2120194A JPH07228651A JP H07228651 A JPH07228651 A JP H07228651A JP 6021201 A JP6021201 A JP 6021201A JP 2120194 A JP2120194 A JP 2120194A JP H07228651 A JPH07228651 A JP H07228651A
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JP
Japan
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compound
urethane prepolymer
diisocyanate
polyurethane emulsion
polyisocyanate compound
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JP6021201A
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English (en)
Inventor
Akira Nakabayashi
亮 中林
Tetsuya Murakami
哲也 村上
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱黄変性、耐水性、耐溶剤性、硬度と弾性
のバランス等を改良した皮膜を得ることができるポリウ
レタンエマルジョンの製造方法を提供する。 【構成】 ジイソシアネート化合物(a)と少なくとも
数平均分子量400〜8000のポリオール類を含む活
性水素を有する化合物(b)から誘導されるNCO基を
有するウレタンプレポリマー100重量部にポリイソシ
アネート化合物(c)0.5〜500重量部を混合した
後、水の存在下ヒドラジン誘導体と反応させることを特
徴とするポリウレタンエマルジョンの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリウレタンエマルジョ
ンの製造方法に関する。更には、耐熱黄変性、耐溶剤性
等に優れたポリウレタンエマルジョンの製造方法に関す
るものであり、得られるポリウレタンエマルジョンは、
金属、プラスチック、紙、木、セメント、皮革等の基材
の被覆剤や接着剤、繊維処理剤等として有用である。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンエマルジョンは、造膜性に
優れ、耐摩耗性、接着性、ゴム弾性等を有する塗膜を与
える事から、塗料あるいは接着剤、繊維処理剤、コーテ
ィング剤等の用途に多く用いられている。しかしなが
ら、特に塗料や繊維処理剤等の分野で要求される耐熱黄
変性、耐溶剤性等の点において十分な物性を示さないほ
か、硬度と弾性のバランスの面においてもより向上が望
まれている。
【0003】これらの課題に対し、例えばカルボジヒド
ラジドを鎖伸長剤として用いる事により耐熱黄変性を改
良したポリウレタンエマルジョンが特開平5−8615
9号公報で提案されている。しかしながらこの方法によ
って得られるポリウレタンエマルジョンを用いた皮膜は
耐熱黄変性は改良できるものの、耐水性、耐溶剤性、硬
度と弾性のバランス等が十分でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱黄変
性、耐水性、耐溶剤性、硬度と弾性のバランス等を改良
した皮膜を得ることができるポリウレタンエマルジョン
の製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジイソシアネ
ート化合物(a)と少なくとも数平均分子量400〜8
000のポリオール類を含む活性水素を有する化合物
(b)から誘導されるNCO基を有するウレタンプレポ
リマー100重量部にポリイソシアネート化合物(c)
0.5〜500重量部を混合した後、水の存在下ヒドラ
ジン誘導体と反応させることを特徴とするポリウレタン
エマルジョンの製造方法である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、NCO基を有するウレタンプレポリマーを合成
するのに用いるジイソシアネート化合物(a)として
は、例えば4,4'-メチレンビスシクロヘキシルジイソ
シアネート(水添MDI)、イソフォロンジイソシアネ
ート(IPDI)、ジメチルシクロヘキサンジイソシア
ネート(水添XDI)等の脂環族ジイソシアネートやヘ
キサメチレンジイソシアネート(HDI)等の脂肪族ジ
イソシアネート、さらには2,4ートリレンジイソシア
ネート、2,6ートリレンジイソシアネートおよびその
混合物(TDI)、ジフェニルメタンー4,4'ージイ
ソシアネート(MDI)、ナフタレンー1,5ージイソ
シアネート(NDI)、3,3ージメチルー4,4ービ
フェニレンジイソシアネート(TODI)、粗製TD
I、ポリメチレンポリフェニルジイソシアネート、粗製
MDI等の芳香族ジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート(XDI)、フェニレンジイソシアネート等
の芳香脂環族ジイソシアネート等、及びこれらの併用が
挙げられる。
【0007】これらのジイソシアネート化合物の中で、
耐熱黄変性等の点から脂肪族及び/または脂環式ジイソ
シアネート化合物が好ましい。また、本発明において、
NCO基を有するウレタンプレポリマーを合成するのに
用いる少なくとも数平均分子量400〜8000ポリオ
ール類を含む活性水素を有する化合物(b)としては、
数平均分子量400〜8000ポリオール類の他に、分
子量400以下の多価アルコール類及び/または多価ア
ミン類、および非イオン系及び/またはイオン系親水性
基(または後に親水性基に転化させ得る基)を有する活
性水素化合物を任意成分とするものが選ばれる。
【0008】ポリオール類の数平均分子量は、400〜
8000であり、好ましくは500〜4000である。
ポリオール類としては、ポリカーボネートポリオール、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポ
リブタジエングリコール類等でこれらは単独あるいは2
種以上の併用で用いることができる。またこれらの中で
耐熱黄変性、耐水性、耐溶剤性、耐候性等の点からポリ
カーボネートポリオールが好ましい。
【0009】ポリカーボネートポリオールとしては、触
媒の存在下あるいは不存在下に2価アルコール類をホス
ゲン、ジアルキルカーボネート、ジアリルカーボネー
ト、アルキレンカーボネートの中から選ばれたカーボネ
ート化剤と反応させて得られる生成物が挙げられる。上
記2価アルコール類としては、例えばエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5
−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール等やこれらの2種以上の併用が挙
げられる。得られるポリカーボネートポリオールは単独
あるいは2種以上の併用で用いることができる。これら
ポリカーボネートポリオールの中では、柔軟性等の点か
ら特開平2−289616公報、特開平4−25264
等に掲載されている非晶性ポリカーボネートポリオール
が好ましく、また耐溶剤性、硬度等の点から酸性物質の
存在下で製造されるポリテトラメチレンカーボネートジ
オール(特願平4−258748号に記載された方法)
が好ましい。
【0010】ポリエーテルポリオールの具体例として
は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリオキシエチレ
ン−オキシプロピレン(ランダムおよび/またはブロッ
ク)グリコール、ポリオキシエチレン−オキシテトラメ
チレン(ランダムおよび/またはブロック)グリコー
ル、ポリオキシプロピレン−オキシテトラメチレン(ラ
ンダムおよび/またはブロック)グリコール、ポリヘキ
サメチレングリコール等、及びこれらの2種以上の併用
が挙げられる。
【0011】ポリエステルポリオールの具体例として
は、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリエチレンブチレンアジペート、ポリブチレンヘ
キサメチレンアジペート、ポリジエチレンアジペート、
ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペート、ポリ
エチレンアゼレート、ポリエチレンセバケート、ポリブ
チレンアゼレート、ポリブチレンセバケート、ポリカプ
ロラクトンジオール等、及びこれらの2種以上の併用が
挙げられる。
【0012】ポリブタジエングリコール類としては、両
末端に水酸基を有するポリブタジエンホモポリマータイ
プ、ポリブタジエンコポリマータイプ(スチレンブタジ
エンコポリマー、アクリロニトリルブタジエンコポリマ
ー等)および、これらの不飽和二重結合の一部または全
部を水素添加したもの等やこれらの2種以上の併用が挙
げられる。
【0013】また、得られるポリウレタンの熱軟化温度
や柔軟性及び硬度等の性能をより改善するためには、活
性水素を有する化合物(b)の一部に必要により、分子
量が通常400以下の低分子活性水素化合物を併用でき
る。この具体的な例としては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペン
タンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、水添ビスフェノールA、シクロヘキサ
ンジメタノール等の2価アルコール類、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の3価
以上のアルコール類、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン等のアミノアルコール類、エチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン等
の脂肪族アミン類、イソホロンジアミン、4,4−メチ
レンビス(シクロヘキシルアミン)等の脂環式アミン類
等、及びこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0014】また、活性水素を有する化合物(b)の一
部に必要により、非イオン系及び/またはイオン系親水
性基(または後に親水性基に転化させ得る基)を有する
活性水素化合物を併用することにより、得られるポリウ
レタンを自己乳化型とすることもできる。自己乳化型と
することは、ポリウレタンエマルジョンの分散安定性お
よびそれから得られる皮膜の耐水性を向上させることか
ら好ましい。
【0015】イオン系親水性基としては、カルボン酸の
3級アミン塩等のアニオン基、4級アンモニウム塩等の
カチオン基が挙げられる。アニオン基(または後にアニ
オン基に転化させ得る基)を有する活性水素化合物とし
ては、例えばα,α’−ジメチロールプロピオン酸、
α,α’−ジメチロール酢酸、α,α’−ジメチロール
酪酸、α,α’−ジメチロール吉草酸等のα,α’−ジ
メチロールアルカン酸類、タウリン等のアミノスルホン
酸類等や、これらの併用が挙げられる。これらのうち
α,α’−ジメチロールプロピオン酸が好ましい。これ
らの活性水素化合物の酸基はウレタンプレポリマーの合
成時、あるいは乳化時に塩基で中和することによってア
ニオン基に転化できる。中和に用いる塩基としては、例
えばトリエチルアミン、アンモニア、ジエタノールアミ
ン、ジメチルアミノエタノール、メチルジエタノールア
ミン、ジブチルアミン等のアミン化合物;KOH、Na
OH、LiOH等のアルカリ金属の水酸化物等、及びこ
れらの併用が挙げられる。
【0016】カチオン基(または後にカチオン基に転化
させ得る基)を有する活性水素化合物としては、例えば
N−メチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノー
ルアミン等のN−アルキルジアルカノールアミン類、ト
リエタノールアミン、トリプロパノールアミン等のトリ
アルカノールアミン類、N,N−ジメチルエタノールア
ミン、N,N−ジエチルエタノールアミン等のN,N−
ジアルキルモノアルカノールアミン類等、これらの炭素
数2〜4のアルキレンオキシド(エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド等)付加物等、さらにはこれらの併用
が挙げられる。これらの活性水素化合物の3級アミノ基
はウレタンプレポリマーの合成時、あるいは乳化時に酸
で中和またはアルキル化剤で4級化することによってカ
チオン基に転化できる。中和に用いる酸としては、例え
ば酢酸、乳酸、塩酸、リン酸、硫酸等やこれらの併用が
挙げられる。アルキル化剤としては、例えばジメチル硫
酸、ジエチル硫酸、メチルクロライド、メチルアイオダ
イド、ベンジルクロライド等が挙げられる。
【0017】非イオン系親水性基としては、例えば懸垂
したポリオキシアルキレン基、特にポリオキシエチレン
基等が挙げられる。これらの基を有する活性水素化合物
としては、例えば米国特許第3905929号明細書に
記載されたごとき懸垂したポリオキシエチレン連鎖を有
するジオール等が挙げられる。本発明のウレタンプレポ
リマーは、(a)と(b)を約30℃〜約130℃の温
度で実質的に無水の条件下でウレタン化反応させること
により得られる。ウレタンプレポリマーを製造する際に
用いるジイソシアネート化合物(a)のNCO基と活性
水素を有する化合物(b)中のNCO基と活性水素との
当量比は1.1〜5.0:1.0、好ましくは1.1〜
2.0:1.0である。
【0018】ウレタンプレポリマーの製造にあたり、必
要であれば触媒を使用することができる。触媒の具体例
としては、ジブチル錫ジラウレート、オクチル酸第一
錫、オクチル酸鉛等の金属と有機及び無機酸の塩、及び
有機金属誘導体;トリエチルアミン、トリエチレンジア
ミン等の有機3級アミン類、ジアザビシクロウンデセン
系触媒等が挙げられる。
【0019】またウレタンプレポリマーの製造は、無溶
媒または溶媒中でできる。この溶媒としては、NCO基
に不活性であるか、または反応成分よりも活性の低いも
のが使用できる。具体的には、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンシクロヘキサノン等の
ケトン系溶媒、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶
媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の
アミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン等のラクタ
ム系溶媒、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶
媒;酢酸エチル、セロソルブアセテート等のエステル系
溶媒、t−ブタノール、ジアセトンアルコール等のアル
コール類、トルエンキシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒等やその併
用が挙げられる。これらの中で、水への乳化分散性等の
点からアセトン、メチルエチルケトン、N−メチル−2
−ピロリドンが特に好ましい。溶媒は該ポリウレタンエ
マルジョン中に残存しても良いが、エマルジョンとした
後に常圧あるいは減圧下で加熱し蒸留除去することもで
きる。
【0020】本発明において、前述の方法で得られるN
CO基を有するウレタンプレポリマーにポリイソシアネ
ート化合物を混合した後、次の反応に供することが重要
である。すなわち、このことによってポリウレタンエマ
ルジョンへの内部架橋度を増大させることができ、ひい
ては生成する皮膜の耐溶剤性、硬度と弾性のバランス等
の面での向上を達成することができる。またポリイソシ
アネート化合物をウレタンプレポリマー合成時に混合す
ることは適切でない。なぜならばポリイソシアネート化
合物の効果を十分に発揮させようとする場合、ウレタン
プレポリマー合成時に混合させる方法では生成するウレ
タンプレポリマーの粘度が著しく増大したりゲル化を起
こしたりするため、次の反応に供することが不可能とな
るからである。(ただし粘度の著しい上昇やゲル化を起
こさない少量のポリイソシアネート化合物を(a)と併
用してウレタンプレポリマー合成した後、新たにポリイ
ソシアネート化合物を混合し次の反応に供することは可
能である。) ポリイソシアネート化合物としては、1,8−ジイソシ
アナト−4−イソシアナトメチルオクタン、更にはジイ
ソシアネート化合物をビュレット結合、尿素結合、イソ
シアヌレート結合、ウレタン結合、アロファネート結
合、ウレトジオン結合等によりオリゴマー化したNCO
基が1〜50wt%、好ましくは5〜30wt%のもの
が挙げられる。ジイソシアネート化合物としては、ウレ
タンプレポリマーの原料(a)として例示したものも挙
げられる。
【0021】ポリイソシアネート化合物は、ウレタンプ
レポリマー100重量部に対して0.5〜500重量
部、好ましくは5〜100重量部を混合させる。ポリイ
ソシアネート化合物が0.5重量部より小さくなるとポ
リイソシアネート化合物の効果が十分に発揮されず、ま
た500重量部より大きくなるとポリウレタンの持つ柔
軟性が損なわれる。
【0022】本発明におけるポリウレタンエマルジョン
(A)は、前述の方法で得られるNCO基を有するウレ
タンプレポリマーとポリイソシアネート化合物の混合物
を水の存在下ヒドラジン誘導体と反応させることによっ
て得られる。このときウレタンプレポリマーとポリイソ
シアネート化合物の混合物の総NCO基と該ヒドラジン
誘導体の活性水素との当量比は通常1.0:0.1〜
2.0、好ましくは1.0:0.5〜1.5である。
【0023】上記ヒドラジン誘導体としては、ヒドラジ
ンの他に、エチレン−1,2−ジヒドラジン、プロピレ
ン−1,3−ジヒドラジン、ブチレン−1,4−ジヒド
ラジン等の水溶性ジヒドラジン類、ヒドラジド基を1分
子中に少なくとも2個有するポリヒドラジド化合物等が
挙げられる。これらの中で、NCO基との反応性の制御
の容易さ及び毒性の点からポリヒドラジド化合物が好ま
しい。
【0024】上記ポリヒドラジド化合物としては、蓚酸
ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、こはく酸ジヒド
ラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラ
ジド、セバシン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジ
ド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、
イソフタル酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド等の
ジカルボン酸ジヒドラジド類、トリメリト酸トリヒドラ
ジド等のトリカルボン酸トリヒドラジド類、一般式
(1)で表される炭酸ジヒドラジド類、一般式(2)で
表されるビスセミカルバジド類等、及びその併用が挙げ
られる。
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】これらのポリヒドラジド化合物は、疎水性
が強すぎると水分散化せずウレタンプレポリマーとポリ
イソシアネート化合物の混合物との水の存在下での反応
が困難となるため、適当な親水性を有する化合物を使用
することが好適である。好適な代表例として、例えばア
ジピン酸ジヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、セバチ
ン酸ジヒドラジド、カルボジヒドラジド等が挙げられ
る。
【0028】本発明においてウレタンプレポリマーとポ
リイソシアネート化合物の混合物に水の存在下ヒドラジ
ン誘導体を反応させる方法としては、適度な撹拌下、
ウレタンプレポリマーとポリイソシアネート化合物の混
合物中にヒドラジン誘導体の水溶液を加え反応させる方
法。適度な撹拌下、ウレタンプレポリマーとポリイソ
シアネート化合物の混合物中に水を加え分散体としてか
らヒドラジン誘導体の水溶液を加え反応させる方法。
適度な撹拌下、ヒドラジン誘導体の水溶液中にウレタン
プレポリマーとポリイソシアネート化合物の混合物を加
え反応させる方法等が挙げられる。上記〜のいずれ
の方法においても、必要によりウレタンプレポリマーと
ポリイソシアネート化合物の混合物の分散性や分散安定
性を補助あるいは付加する目的で界面活性剤を任意の段
階で加えても良い。この界面活性剤は、ウレタンプレポ
リマーにカチオン系またはアニオン系親水基を導入した
場合は、同じイオン性基であるか非イオン性であれば良
い。
【0029】またウレタンプレポリマーとポリイソシア
ネート化合物の混合物に水の存在下ヒドラジン誘導体を
反応させる際、必要とあらばヒドラジン誘導体に鎖伸長
剤を併用させることもできる。鎖伸長剤としては、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフ
ェニルジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノ
シクロヘキシルメタン、ピペラジン、2ーメチルピペラ
ジン、イソフォロンジアミン等の各種ジアミン類、ジエ
チレントリアミン等のポリエチレンポリアミン類等、及
びこれらの併用が挙げられる。
【0030】本発明の方法によるポリウレタンエマルジ
ョンの樹脂分の濃度は0.1〜95wt%できるが、製
造上10〜50wt%が好ましい。またポリウレタンエ
マルジョンの製造に当たり必要により、耐候性等を向上
させる目的で各種の添加剤を含有させても良い。添加剤
を用いる場合は、通常ウレタンプレポリマーの合成時に
添加すると良いが、添加剤が水溶性である場合やイソシ
アネート成分等の反応成分と反応する場合には分散体と
してから添加すると良い。添加剤としては、ヒンダード
フェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系等の酸
化防止剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
サリチレート系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系
等の光安定剤、有機ハロゲン系等の難燃化剤や帯電防止
剤、撥水処理剤等さらにはこれらの併用が挙げられる。
【0031】本発明によって得られるポリウレタンエマ
ルジョンは、必要により架橋剤、顔料、充填剤、分散
剤、湿潤剤、増粘剤、レオロジーコントロール剤、消泡
剤、可塑剤、造膜助剤、防錆剤等がそれぞれの目的に応
じて選択、組み合わされて配合され、クリアーコート
剤、トップコート剤、塗料、アンダーコート剤、布や紙
の含浸剤、繊維処理剤、各種接着剤等として各種用途に
利用することができる。
【0032】
【実施例】実施例中の部は重量部を意味する。実施例中
に用いられる各測定値の測定方法は、下記の通りであ
る。物性測定に用いる試料フィルム(厚さが約100μ
m、幅10mm、長さ60mm)は、ポリウレタンエマ
ルジョンをガラス板上にて、室温にて24時間成膜後、
120℃にて30分間熱処理して作成した。
【0033】引張強度は、テンシロン引張試験機
((株)オリエンテックRTAー100)、雰囲気25
℃×65%RH、測定長30mm、引張速度300mm
/分で測定した。耐水性は、試料フィルムをイオン交換
水中に室温にて1週間浸漬後のフィルム状態を白化の有
無で判定した。耐溶剤性は、試料フィルムをアセトン中
に室温にて24時間浸漬後のフィルム状態で判定した。
耐熱黄変性は、試料を160℃で30分間加熱処理した
後、フィルムの黄変度を目視にて判定した。
【0034】
【実施例1】水酸基価が54.6のポリテトラメチレン
カーボネートジオール(C4PCDL)1116部、イ
ソホロンジイソシアネート(IPDI)363部、トリ
エチルアミン(TEA)55部、ジメチロールプロピオ
ン酸(DMPA)73部、メチルエチルケトン(ME
K)1607部、ジブチル錫ジラウレート(BTL)
0.04部を還流冷却器、温度計および撹拌装置を有す
る反応器にいれ、80℃にて6時間ウレタン化反応を行
い、NCO末端のプレポリマー溶液を得た。30℃に調
節した該プレポリマー溶液に、ポリイソシアネート化合
物として「デュラネートTPA」(旭化成工業(株)
製、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレー
ト型オリゴマー(NCO基含量23.1wt%))を3
21部混合し、6%アジピン酸ジヒドラジド水溶液45
13部、続いてイオン交換水617部を撹拌しながら約
30分かけて添加した。続いてこれを減圧下に3時間か
けて80℃まで昇温し、そのまま2時間保持することに
よってMEKを除去した後、イオン交換水を加えて濃度
を調整し、固形分30%、粘度(B型粘度計、No1、
60rpm、20℃)36cps、粒径1440 、p
H7.8のポリウレタンエマルジョンを得た。フィルム
の物性試験の結果を表1に示す。
【0035】
【実施例2、比較例1〜2】実施例1と同様の方法で、
表1に示した原料を使用して、表1記載の性状を有する
ポリウレタンエマルジョンをそれぞれ調整した。フィル
ムの物性試験の結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明によって製造されるポリウレタン
エマルジョンを用いると耐熱黄変性に優れるばかりか、
耐水性、耐溶剤性等の点において十分な物性を示すと共
に硬度と弾性のバランスのとれた皮膜を得ることができ
る。従って、本発明により、クリアーコート剤、トップ
コート剤、塗料、アンダーコート剤、布や紙の含浸剤、
繊維処理剤、各種接着剤等として各種用途に利用するこ
とができる優れたポリウレタンエマルジョンが提供する
ことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジイソシアネート化合物(a)と少なく
    とも数平均分子量400〜8000のポリオール類を含
    む活性水素を有する化合物(b)から誘導されるNCO
    基を有するウレタンプレポリマー100重量部にポリイ
    ソシアネート化合物(c)0.5〜500重量部を混合
    した後、水の存在下ヒドラジン誘導体と反応させること
    を特徴とするポリウレタンエマルジョンの製造方法。
  2. 【請求項2】 ヒドラジン誘導体がヒドラジド基含有化
    合物であることを特徴とする請求項1記載のポリウレタ
    ンエマルジョンの製造方法。
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