JPH07228691A - 吹込成形用材料 - Google Patents
吹込成形用材料Info
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- JPH07228691A JPH07228691A JP2100694A JP2100694A JPH07228691A JP H07228691 A JPH07228691 A JP H07228691A JP 2100694 A JP2100694 A JP 2100694A JP 2100694 A JP2100694 A JP 2100694A JP H07228691 A JPH07228691 A JP H07228691A
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- Japan
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- acid
- polyamide
- blow molding
- mol
- molding material
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ジカルボン酸成分の60〜100モル%がテ
レフタル酸であるジカルボン酸成分と、ジアミン成分の
60〜100モル%が1,9−ノナンジアミンであるジ
アミン成分とからなり、濃硫酸中30℃で測定した
[η]が1.0〜3.0dl/gであるポリアミドから
なる吹込成形用材料。 【効果】 本発明の吹込成形用材料は、摺動特性に優れ
ると共に、低吸水性、靱性、耐薬品性、成形性、軽量性
などのいずれの性能にも優れ、各種摺動材用の成形材料
として好適に使用することができる。
レフタル酸であるジカルボン酸成分と、ジアミン成分の
60〜100モル%が1,9−ノナンジアミンであるジ
アミン成分とからなり、濃硫酸中30℃で測定した
[η]が1.0〜3.0dl/gであるポリアミドから
なる吹込成形用材料。 【効果】 本発明の吹込成形用材料は、摺動特性に優れ
ると共に、低吸水性、靱性、耐薬品性、成形性、軽量性
などのいずれの性能にも優れ、各種摺動材用の成形材料
として好適に使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な吹込成形用材料
に関する。詳しくは、優れた耐熱性、力学強度、靱性、
耐衝撃性、低吸水性、耐薬品性、軽量性などのいずれの
性能にも優れ、パリソン特性にも優れたポリアミドから
なる吹込成形用材料に関するものである。
に関する。詳しくは、優れた耐熱性、力学強度、靱性、
耐衝撃性、低吸水性、耐薬品性、軽量性などのいずれの
性能にも優れ、パリソン特性にも優れたポリアミドから
なる吹込成形用材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ナイロン6、ナイロン66に代表される
脂肪族ポリアミドは、耐熱性、耐薬品性、剛性、耐磨耗
性、成形性などの優れた性質を持つために、エンジニア
リングプラスチックとして多くの用途に使用されてき
た。これらの樹脂は容器、パイプなどの吹込成形品とし
ても多く使用されている。ポリアミドの最も大きい用途
分野である自動車部品においては、自動車の軽量化とい
う命題から、耐熱性、耐薬品性、低吸水性、耐塩化カル
シウム性、寸法安定性などの要求物性を満たす吹込成形
用樹脂が望まれているが、従来のポリアミドではこれら
の要求に十分に応えられるものではなかった。
脂肪族ポリアミドは、耐熱性、耐薬品性、剛性、耐磨耗
性、成形性などの優れた性質を持つために、エンジニア
リングプラスチックとして多くの用途に使用されてき
た。これらの樹脂は容器、パイプなどの吹込成形品とし
ても多く使用されている。ポリアミドの最も大きい用途
分野である自動車部品においては、自動車の軽量化とい
う命題から、耐熱性、耐薬品性、低吸水性、耐塩化カル
シウム性、寸法安定性などの要求物性を満たす吹込成形
用樹脂が望まれているが、従来のポリアミドではこれら
の要求に十分に応えられるものではなかった。
【0003】これに対し、最近では1,6−ヘキサンジ
アミンとテレフタル酸からなるポリアミドを主成分とし
た6T系ポリアミドと呼ばれる半芳香族ポリアミドもこ
の分野に参入しており、特開平4−153222号公
報、特開平4−288338号公報、特開平4−288
339号公報、特開平4−288340号公報、特開平
4−337323号公報などには、6T系ポリアミドを
始めとする半芳香族ポリアミドが摺動材用の成形材料と
して使用できることが示されている。しかしながら、テ
レフタル酸と1,6−ヘキサンジアミンからなるポリア
ミドは、ポリマーの分解温度を超える370℃付近に融
点があるため、溶融重合、溶融成形が困難であり、実用
に耐えるものではない。そのため実際には、アジピン
酸、イソフタル酸などのジカルボン酸成分、あるいはナ
イロン6などの脂肪族ポリアミドを30〜40モル%共
重合することにより、実使用可能温度領域、すなわち2
80〜320℃程度にまで低融点化した組成で用いられ
ているのが現状である。このように多量の第3成分(場
合によっては第4成分)を共重合することは、確かにポ
リマーの低融点化には有効なものの、一方では結晶化速
度、到達結晶化度の低下を伴い、その結果、高温下での
剛性、耐薬品性、寸法安定性などの諸物性が低下するば
かりでなく、成形サイクルの延長に伴う生産性の低下を
も招く。また、吸水による寸法安定性などの諸物性の変
動に関しても、芳香族基の導入により、従来の脂肪族ポ
リアミドに比べれば多少改善されてはいるものの、実質
的な問題解決のレベルまでには達していない。
アミンとテレフタル酸からなるポリアミドを主成分とし
た6T系ポリアミドと呼ばれる半芳香族ポリアミドもこ
の分野に参入しており、特開平4−153222号公
報、特開平4−288338号公報、特開平4−288
339号公報、特開平4−288340号公報、特開平
4−337323号公報などには、6T系ポリアミドを
始めとする半芳香族ポリアミドが摺動材用の成形材料と
して使用できることが示されている。しかしながら、テ
レフタル酸と1,6−ヘキサンジアミンからなるポリア
ミドは、ポリマーの分解温度を超える370℃付近に融
点があるため、溶融重合、溶融成形が困難であり、実用
に耐えるものではない。そのため実際には、アジピン
酸、イソフタル酸などのジカルボン酸成分、あるいはナ
イロン6などの脂肪族ポリアミドを30〜40モル%共
重合することにより、実使用可能温度領域、すなわち2
80〜320℃程度にまで低融点化した組成で用いられ
ているのが現状である。このように多量の第3成分(場
合によっては第4成分)を共重合することは、確かにポ
リマーの低融点化には有効なものの、一方では結晶化速
度、到達結晶化度の低下を伴い、その結果、高温下での
剛性、耐薬品性、寸法安定性などの諸物性が低下するば
かりでなく、成形サイクルの延長に伴う生産性の低下を
も招く。また、吸水による寸法安定性などの諸物性の変
動に関しても、芳香族基の導入により、従来の脂肪族ポ
リアミドに比べれば多少改善されてはいるものの、実質
的な問題解決のレベルまでには達していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、汎用ナ
イロンの欠点を従来の半芳香族ポリアミドを使用するこ
とによりある程度は補うことはできたが、依然改良が望
まれる性能も多い。特に、自動車用の吹込成形品として
使用される場合には、耐熱性、低吸水性、耐衝撃性、耐
熱水性、耐薬品性、軽量性、成形性などの性能の更なる
改良が望まれる。
イロンの欠点を従来の半芳香族ポリアミドを使用するこ
とによりある程度は補うことはできたが、依然改良が望
まれる性能も多い。特に、自動車用の吹込成形品として
使用される場合には、耐熱性、低吸水性、耐衝撃性、耐
熱水性、耐薬品性、軽量性、成形性などの性能の更なる
改良が望まれる。
【0005】本発明の目的は、優れた耐熱性、力学強
度、靱性、耐衝撃性、低吸水性、耐熱水性、耐薬品性、
軽量性などのいずれの性能にも優れ、さらに樹脂の溶融
粘度の温度依存性が小さくブロー成形性に優れたポリア
ミドからなる吹込成形用材料を提供することにある。
度、靱性、耐衝撃性、低吸水性、耐熱水性、耐薬品性、
軽量性などのいずれの性能にも優れ、さらに樹脂の溶融
粘度の温度依存性が小さくブロー成形性に優れたポリア
ミドからなる吹込成形用材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、テレフタル酸と
1,9−ノナンジアミンを主成分とし、特定の重合度を
有するポリアミドにおいて初めて、上記の性能に優れた
吹込成形用材料を得ることができることを見出だして本
発明を完成するに至った。
題を解決するために鋭意研究した結果、テレフタル酸と
1,9−ノナンジアミンを主成分とし、特定の重合度を
有するポリアミドにおいて初めて、上記の性能に優れた
吹込成形用材料を得ることができることを見出だして本
発明を完成するに至った。
【0007】本発明によれば、上記目的は、ジカルボン
酸成分の60〜100モル%がテレフタル酸であるジカ
ルボン酸成分と、ジアミン成分の60〜100モル%が
1,9−ノナンジアミンであるジアミン成分とからな
り、濃硫酸中30℃で測定した[η]が1.0〜3.0
dl/gであるポリアミドからなる吹込成形用材料を提
供することにより達成される。
酸成分の60〜100モル%がテレフタル酸であるジカ
ルボン酸成分と、ジアミン成分の60〜100モル%が
1,9−ノナンジアミンであるジアミン成分とからな
り、濃硫酸中30℃で測定した[η]が1.0〜3.0
dl/gであるポリアミドからなる吹込成形用材料を提
供することにより達成される。
【0008】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
の吹込成形用材料のポリアミドは、用いられるジカルボ
ン酸成分のうち、テレフタル酸成分が60モル%以上で
あり、好ましくは75モル%以上、より好ましくは90
モル%以上である。テレフタル酸成分が60モル%未満
の場合には、得られるポリアミドの耐熱性、耐薬品性、
低吸水性などの諸物性が低下するため好ましくない。
の吹込成形用材料のポリアミドは、用いられるジカルボ
ン酸成分のうち、テレフタル酸成分が60モル%以上で
あり、好ましくは75モル%以上、より好ましくは90
モル%以上である。テレフタル酸成分が60モル%未満
の場合には、得られるポリアミドの耐熱性、耐薬品性、
低吸水性などの諸物性が低下するため好ましくない。
【0009】テレフタル酸成分以外の他のジカルボン酸
成分としては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、
トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチル
グルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、スベリン酸などの脂肪族ジカルボン
酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸;
イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,
7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカ
ルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3
−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、ジ安息香
酸、4,4’−オキシジ安息香酸、ジフェニルメタン−
4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,
4’−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン
酸などの芳香族ジカルボン酸、あるいはこれらの任意の
混合物を挙げることができる。これらのうち芳香族ジカ
ルボン酸が好ましく使用される。さらに、トリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの多価カルボン
酸を溶融成形が可能な範囲内で用いることもできる。
成分としては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、
トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチル
グルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、アゼライン
酸、セバシン酸、スベリン酸などの脂肪族ジカルボン
酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸;
イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,
7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカ
ルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3
−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、ジ安息香
酸、4,4’−オキシジ安息香酸、ジフェニルメタン−
4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,
4’−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン
酸などの芳香族ジカルボン酸、あるいはこれらの任意の
混合物を挙げることができる。これらのうち芳香族ジカ
ルボン酸が好ましく使用される。さらに、トリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの多価カルボン
酸を溶融成形が可能な範囲内で用いることもできる。
【0010】本発明の吹込成形用材料のポリアミドに用
いられるジアミン成分としては、1,9−ノナンジアミ
ン成分が60モル%以上であり、好ましくは75モル%
以上、より好ましくは90モル%以上である。ジアミン
成分の組成がこの範囲であれば、得られる成形品の耐熱
性、成形性、耐薬品性、低吸水性、軽量性、力学特性の
いずれにも優れるので好ましい。
いられるジアミン成分としては、1,9−ノナンジアミ
ン成分が60モル%以上であり、好ましくは75モル%
以上、より好ましくは90モル%以上である。ジアミン
成分の組成がこの範囲であれば、得られる成形品の耐熱
性、成形性、耐薬品性、低吸水性、軽量性、力学特性の
いずれにも優れるので好ましい。
【0011】1,9−ノナンジアミン成分以外の他のジ
アミン成分としては、エチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジ
アミン、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカン
ジアミン、1,12−ドデカンジアミン、3−メチル−
1,5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、2−メチル−1,8−オク
タンジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミンな
どの脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、メチル
シクロヘキサンジアミン、イソホロンジアミンなどの脂
環式ジアミン;p−フェニレンジアミン、m−フェニレ
ンジアミン、キシレンジアミン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルなどの芳香
族ジアミン、あるいはこれらの任意の混合物を挙げるこ
とができる。なかでも2−メチル−1,8−オクタンジ
アミンが好ましい。
アミン成分としては、エチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジ
アミン、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカン
ジアミン、1,12−ドデカンジアミン、3−メチル−
1,5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、2−メチル−1,8−オク
タンジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミンな
どの脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、メチル
シクロヘキサンジアミン、イソホロンジアミンなどの脂
環式ジアミン;p−フェニレンジアミン、m−フェニレ
ンジアミン、キシレンジアミン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルなどの芳香
族ジアミン、あるいはこれらの任意の混合物を挙げるこ
とができる。なかでも2−メチル−1,8−オクタンジ
アミンが好ましい。
【0012】本発明の吹込成形用材料のポリアミドは、
好ましくはその分子鎖の末端基の10%以上、より好ま
しくは40%以上、さらに好ましくは70%以上が、モ
ノカルボン酸やモノアミンなど、ポリアミド末端のアミ
ノ基またはカルボキシル基と反応性を有する単官能性の
化合物である末端封止剤により封止されていることが望
ましい。末端封止を行うことによって、溶融安定性、耐
熱水性などの性能がさらに優れたポリアミドを得ること
ができる。
好ましくはその分子鎖の末端基の10%以上、より好ま
しくは40%以上、さらに好ましくは70%以上が、モ
ノカルボン酸やモノアミンなど、ポリアミド末端のアミ
ノ基またはカルボキシル基と反応性を有する単官能性の
化合物である末端封止剤により封止されていることが望
ましい。末端封止を行うことによって、溶融安定性、耐
熱水性などの性能がさらに優れたポリアミドを得ること
ができる。
【0013】本発明の吹込成形用材料のポリアミドを製
造する際に用いられる末端封止剤の使用量は、用いる末
端封止剤の反応性、沸点、反応装置、反応条件などによ
って変化するが、通常、ジカルボン酸とジアミンの総モ
ル数に対して0.1〜15モル%の範囲内で使用され
る。
造する際に用いられる末端封止剤の使用量は、用いる末
端封止剤の反応性、沸点、反応装置、反応条件などによ
って変化するが、通常、ジカルボン酸とジアミンの総モ
ル数に対して0.1〜15モル%の範囲内で使用され
る。
【0014】本発明の吹込成形用材料のポリアミドは、
結晶性ポリアミドを製造する方法として知られている任
意の方法を用いて製造することができる。すなわち、酸
クロライドとジアミンを原料とする溶液重合法あるいは
界面重合法、ジカルボン酸とジアミンを原料とする溶融
重合法、固相重合法、溶融押出機重合法などの方法によ
り重合可能である。以下に、ポリアミドの重合法の一例
を示す。
結晶性ポリアミドを製造する方法として知られている任
意の方法を用いて製造することができる。すなわち、酸
クロライドとジアミンを原料とする溶液重合法あるいは
界面重合法、ジカルボン酸とジアミンを原料とする溶融
重合法、固相重合法、溶融押出機重合法などの方法によ
り重合可能である。以下に、ポリアミドの重合法の一例
を示す。
【0015】本発明者らの研究によれば、触媒および必
要に応じて末端封止剤を、最初にジアミンおよびジカル
ボン酸に一括して添加し、ナイロン塩を製造した後、い
ったん200〜250℃の温度において濃硫酸中30℃
における極限粘度[η]が0.10〜0.60dl/g
のプレポリマーとし、さらに固相重合するか、あるいは
溶融押出機を用いて重合を行うことにより、容易に本発
明のポリアミドを得ることができる。プレポリマーの極
限粘度[η]が0.10〜0.60dl/gの範囲内で
あると、後重合の段階においてカルボキシル基とアミノ
基のモルバランスのずれや重合速度の低下が少なく、さ
らに分子量分布の小さな、各種性能や成形性に優れたポ
リアミドが得られる。重合の最終段階を固相重合により
行う場合、減圧下または不活性ガス流通下に行うのが好
ましく、重合温度が200〜280℃の範囲内であれ
ば、重合速度が大きく、生産性に優れ、着色やゲル化を
有効に押さえることができるので好ましい。重合の最終
段階を溶融押出機により行う場合、重合温度が370℃
以下であるとポリアミドの分解がほとんどなく、劣化の
無いポリアミドが得られるので好ましい。
要に応じて末端封止剤を、最初にジアミンおよびジカル
ボン酸に一括して添加し、ナイロン塩を製造した後、い
ったん200〜250℃の温度において濃硫酸中30℃
における極限粘度[η]が0.10〜0.60dl/g
のプレポリマーとし、さらに固相重合するか、あるいは
溶融押出機を用いて重合を行うことにより、容易に本発
明のポリアミドを得ることができる。プレポリマーの極
限粘度[η]が0.10〜0.60dl/gの範囲内で
あると、後重合の段階においてカルボキシル基とアミノ
基のモルバランスのずれや重合速度の低下が少なく、さ
らに分子量分布の小さな、各種性能や成形性に優れたポ
リアミドが得られる。重合の最終段階を固相重合により
行う場合、減圧下または不活性ガス流通下に行うのが好
ましく、重合温度が200〜280℃の範囲内であれ
ば、重合速度が大きく、生産性に優れ、着色やゲル化を
有効に押さえることができるので好ましい。重合の最終
段階を溶融押出機により行う場合、重合温度が370℃
以下であるとポリアミドの分解がほとんどなく、劣化の
無いポリアミドが得られるので好ましい。
【0016】この様にして得られるポリアミドの、濃硫
酸中30℃で測定した[η]は0.8〜3.0dl/g
であり、好ましくは1.0〜2.0dl/g、より好ま
しくは1.1〜1.8dl/gである。[η]がこの範
囲であると、得られるポリアミドの成形性、パリソン特
性などが良好で、得られる吹込成形品の力学性能が優れ
るので好ましい。
酸中30℃で測定した[η]は0.8〜3.0dl/g
であり、好ましくは1.0〜2.0dl/g、より好ま
しくは1.1〜1.8dl/gである。[η]がこの範
囲であると、得られるポリアミドの成形性、パリソン特
性などが良好で、得られる吹込成形品の力学性能が優れ
るので好ましい。
【0017】上記ポリアミドを製造するに際して、前記
の末端封止剤の他に、例えば、触媒として、リン酸、亜
リン酸、次亜リン酸またはその塩またはそのエステル、
具体的にはカリウム、ナトリウム、マグネシウム、バナ
ジウム、カルシウム、亜鉛、コバルト、マンガン、錫、
タングステン、ゲルマニウム、チタン、アンチモンなど
の金属塩やアンモニウム塩、エチルエステル、イソプロ
ピルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエステル、イ
ソデシルエステル、オクタデシルエステル、デシルエス
テル、ステアリルエステル、フェニルエステルなどを添
加することができる。
の末端封止剤の他に、例えば、触媒として、リン酸、亜
リン酸、次亜リン酸またはその塩またはそのエステル、
具体的にはカリウム、ナトリウム、マグネシウム、バナ
ジウム、カルシウム、亜鉛、コバルト、マンガン、錫、
タングステン、ゲルマニウム、チタン、アンチモンなど
の金属塩やアンモニウム塩、エチルエステル、イソプロ
ピルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエステル、イ
ソデシルエステル、オクタデシルエステル、デシルエス
テル、ステアリルエステル、フェニルエステルなどを添
加することができる。
【0018】本発明の吹込成形用材料は、ガラス繊維、
炭素繊維、無機粉末状フィラー、有機粉末状フィラーな
どを配合して使用することも可能である。以上の繊維状
あるいは粉末状重点剤は単独であるいは組み合わせて使
用することができる。
炭素繊維、無機粉末状フィラー、有機粉末状フィラーな
どを配合して使用することも可能である。以上の繊維状
あるいは粉末状重点剤は単独であるいは組み合わせて使
用することができる。
【0019】さらに、本発明の吹込成形用材料は、上記
の添加剤のほかに、必要に応じて、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤、ヒンダードアミン系酸化防止剤、リン
系酸化防止剤、チオ系酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収
剤、光安定化剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、難燃剤あ
るいは他種ポリマーなども添加することができる。ま
た、結晶化速度を制御し、パリソン特性を向上するため
に亜鉛、コバルト、カルシウム、リチウムなどの金属塩
を添加することも可能である。
の添加剤のほかに、必要に応じて、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤、ヒンダードアミン系酸化防止剤、リン
系酸化防止剤、チオ系酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収
剤、光安定化剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、難燃剤あ
るいは他種ポリマーなども添加することができる。ま
た、結晶化速度を制御し、パリソン特性を向上するため
に亜鉛、コバルト、カルシウム、リチウムなどの金属塩
を添加することも可能である。
【0020】上記各構成成分の配合方法としては、重縮
合反応時に添加するか、あるいはドライブレンドする方
法、押出機を用いた溶融混練配合などの方法が挙げられ
る。
合反応時に添加するか、あるいはドライブレンドする方
法、押出機を用いた溶融混練配合などの方法が挙げられ
る。
【0021】以上のように、本発明の吹込成形用材料は
耐熱性、力学特性、低吸水性、耐熱水性、耐薬品性、軽
量性に優れ、パイプ、容器、ラジエタータンクなどの吹
込成形品として幅広い条件下で好適に使用できる。
耐熱性、力学特性、低吸水性、耐熱水性、耐薬品性、軽
量性に優れ、パイプ、容器、ラジエタータンクなどの吹
込成形品として幅広い条件下で好適に使用できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の吹込成形用材料を実施例によ
り具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限
されるものではない。なお、実施例中の末端封止率、極
限粘度、溶融粘度の温度依存性、引張り強度、引張り伸
び、耐衝撃強度、熱変形温度、比重、飽和吸水率、耐熱
水性、耐薬品性は以下の方法により測定した。
り具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限
されるものではない。なお、実施例中の末端封止率、極
限粘度、溶融粘度の温度依存性、引張り強度、引張り伸
び、耐衝撃強度、熱変形温度、比重、飽和吸水率、耐熱
水性、耐薬品性は以下の方法により測定した。
【0023】末端封止率:1H−NMR(500MH
z,重水素化トリフルオロ酢酸中、50℃で測定)を用
い、各末端基ごとの特性シグナルの積分値よりカルボキ
シル基末端、アミノ基末端および封止末端の数をそれぞ
れ測定し、下記の式(1)から末端封止率を求めた。測
定に用いた代表的なシグナルの化学シフト値を以下に示
す。 封止率(%)=[(A−B)÷A]×100 ………(1) 〔式中、Aは分子鎖末端基総数(これは通常、ポリアミ
ド分子の数の2倍に等しい)を表し、Bはカルボキシル
基末端およびアミノ基末端の合計数を表す〕
z,重水素化トリフルオロ酢酸中、50℃で測定)を用
い、各末端基ごとの特性シグナルの積分値よりカルボキ
シル基末端、アミノ基末端および封止末端の数をそれぞ
れ測定し、下記の式(1)から末端封止率を求めた。測
定に用いた代表的なシグナルの化学シフト値を以下に示
す。 封止率(%)=[(A−B)÷A]×100 ………(1) 〔式中、Aは分子鎖末端基総数(これは通常、ポリアミ
ド分子の数の2倍に等しい)を表し、Bはカルボキシル
基末端およびアミノ基末端の合計数を表す〕
【0024】
【表1】
【0025】極限粘度[η]:濃硫酸中、30℃にて、
0.05,0.1,0.2,0.4g/dlの濃度の試
料の固有粘度(ηinh )を測定し、これを濃度0に外挿
した値を極限粘度[η]とした。 ηinh =[ln(t1/t0)]/c 〔式中、ηinh は固有粘度(dl/g)を表し、t0は
溶媒の流下時間(秒)を表し、t1は試料溶液の流下時
間(秒)を表し、cは溶液中の試料の濃度(g/dl)
を表す。〕
0.05,0.1,0.2,0.4g/dlの濃度の試
料の固有粘度(ηinh )を測定し、これを濃度0に外挿
した値を極限粘度[η]とした。 ηinh =[ln(t1/t0)]/c 〔式中、ηinh は固有粘度(dl/g)を表し、t0は
溶媒の流下時間(秒)を表し、t1は試料溶液の流下時
間(秒)を表し、cは溶液中の試料の濃度(g/dl)
を表す。〕
【0026】溶融粘度の温度依存性:ポリアミドを減圧
下120℃で真空乾燥し、330℃および350℃にお
ける組成物の溶融粘度(剪断速度1000s-1)をキャ
ピログラフ(東洋精機製、L/D=10)を用いて測定
した。350℃での溶融粘度(poise)の値を33
0℃での溶融粘度(poise)の値で割った値を溶融
粘度の温度依存性の指標とした。
下120℃で真空乾燥し、330℃および350℃にお
ける組成物の溶融粘度(剪断速度1000s-1)をキャ
ピログラフ(東洋精機製、L/D=10)を用いて測定
した。350℃での溶融粘度(poise)の値を33
0℃での溶融粘度(poise)の値で割った値を溶融
粘度の温度依存性の指標とした。
【0027】引張強度、引張伸び、耐衝撃強度、熱変形
温度:ポリアミドの融点より約20℃高い温度で射出成
形した絶乾状態の試料片を、そのまま用いるかあるいは
必要な大きさに切削加工して、以下の方法で測定した。
温度:ポリアミドの融点より約20℃高い温度で射出成
形した絶乾状態の試料片を、そのまま用いるかあるいは
必要な大きさに切削加工して、以下の方法で測定した。
【0028】
【表2】
【0029】比重:密度勾配管を使用して測定した。
【0030】飽和吸水率:ポリアミドの融点より20℃
高い温度で熱プレスし、150℃で5分間の冷却を行っ
た、厚さ約200μmのフィルム(5cm×5cm)
を、減圧下に120℃で5日間乾燥し、秤量した後、2
3℃の水中に10日間浸漬し、秤量して、増量分の浸漬
前の重量に対する割合(%)として求めた。
高い温度で熱プレスし、150℃で5分間の冷却を行っ
た、厚さ約200μmのフィルム(5cm×5cm)
を、減圧下に120℃で5日間乾燥し、秤量した後、2
3℃の水中に10日間浸漬し、秤量して、増量分の浸漬
前の重量に対する割合(%)として求めた。
【0031】耐熱水性:JIS1号ダンベル型射出成形
片を、耐圧オートクレーブ中で、120℃/2気圧/1
20hの条件でスチーム処理し、その試料を120℃で
120時間真空乾燥した。処理後のサンプルの極限粘度
[η]の処理前の値に対する保持率(%)を求めた。
片を、耐圧オートクレーブ中で、120℃/2気圧/1
20hの条件でスチーム処理し、その試料を120℃で
120時間真空乾燥した。処理後のサンプルの極限粘度
[η]の処理前の値に対する保持率(%)を求めた。
【0032】耐薬品性:ポリアミドの融点より約20℃
高い温度で熱プレスした、厚さ200ミクロンのフィル
ムをJIS3号ダンベルで打ち抜いた試料片を、23℃
の各種薬品中に7日間浸漬し、引張り強度の処理前の試
料に対する保持率を測定した。
高い温度で熱プレスした、厚さ200ミクロンのフィル
ムをJIS3号ダンベルで打ち抜いた試料片を、23℃
の各種薬品中に7日間浸漬し、引張り強度の処理前の試
料に対する保持率を測定した。
【0033】実施例1 テレフタル酸3281.2g(19.75mol)、
1,9−ノナンジアミン3165.8g(20.0mo
l)、安息香酸61.06g(0.50mol)、次亜
リン酸ナトリウム一水和物6.5g(原料に対して0.
1重量%)および蒸留水6リットルを内容積20リット
ルのオートクレーブに入れ、窒素置換した。100℃で
30分間撹拌し、2時間かけて内部温度を210℃に昇
温した。この時、オートクレーブは22kg/cm2ま
で昇圧した。そのまま1時間反応を続けたのち230℃
に昇温し、その後2時間の間、230℃に温度を保ち、
水蒸気を徐々に抜いて圧力を22kg/cm2に保ちな
がら反応させた。次に、30分かけて圧を10kg/c
m2まで下げ、更に1時間反応させて、極限粘度[η]
が0.31dl/gのプレポリマーを得た。これを、1
00℃減圧下で12時間乾燥し、2mm以下の大きさま
で粉砕した。これを230℃、0.1mmHg下、10
時間固相重合し、融点が317℃、極限粘度[η]が
1.56dl/g、末端封止率が92%である白色のポ
リアミドを得た。このポリアミドを、シリンダー温度3
40℃、金型温度100℃で射出成形し、得られた成形
品の各種物性値を測定した。得られた結果を下記の表3
に示す。次に、このポリアミドを直径40mmφの押出
機を有する吹込成形機を用いて330〜340℃で外径
20mm、肉厚2mmのパリソンを形成し500mlの
試薬瓶を成形したところ、ドローダウンが少なく外観の
よい肉厚の成形品を得ることができた。
1,9−ノナンジアミン3165.8g(20.0mo
l)、安息香酸61.06g(0.50mol)、次亜
リン酸ナトリウム一水和物6.5g(原料に対して0.
1重量%)および蒸留水6リットルを内容積20リット
ルのオートクレーブに入れ、窒素置換した。100℃で
30分間撹拌し、2時間かけて内部温度を210℃に昇
温した。この時、オートクレーブは22kg/cm2ま
で昇圧した。そのまま1時間反応を続けたのち230℃
に昇温し、その後2時間の間、230℃に温度を保ち、
水蒸気を徐々に抜いて圧力を22kg/cm2に保ちな
がら反応させた。次に、30分かけて圧を10kg/c
m2まで下げ、更に1時間反応させて、極限粘度[η]
が0.31dl/gのプレポリマーを得た。これを、1
00℃減圧下で12時間乾燥し、2mm以下の大きさま
で粉砕した。これを230℃、0.1mmHg下、10
時間固相重合し、融点が317℃、極限粘度[η]が
1.56dl/g、末端封止率が92%である白色のポ
リアミドを得た。このポリアミドを、シリンダー温度3
40℃、金型温度100℃で射出成形し、得られた成形
品の各種物性値を測定した。得られた結果を下記の表3
に示す。次に、このポリアミドを直径40mmφの押出
機を有する吹込成形機を用いて330〜340℃で外径
20mm、肉厚2mmのパリソンを形成し500mlの
試薬瓶を成形したところ、ドローダウンが少なく外観の
よい肉厚の成形品を得ることができた。
【0034】実施例2 実施例1において、ジアミン成分を1,9−ノナンジア
ミン2849.2g(18.0モル)、2−メチル−
1,8−オクタンジアミン316.58g(2.0モ
ル)とした以外は、実施例1に記載した方法でポリアミ
ドを重合して、融点が310℃、極限粘度[η]が1.
50dl/g、末端の封止率が90%である白色のポリ
アミドを得た。このポリアミドを、シリンダ温度340
℃、金型温度100℃で射出成形し、得られた成形品の
各種物性値を測定した。得られた結果を下記の表3に示
す。次に、このポリアミドを直径40mmφの押出機を
有する吹込成形機を用いて330〜340℃で外径20
mm、肉厚2mmのパリソンを形成し500mlの試薬
瓶を成形したところ、ドローダウンが少なく外観のよい
肉厚の成形品を得ることができた。
ミン2849.2g(18.0モル)、2−メチル−
1,8−オクタンジアミン316.58g(2.0モ
ル)とした以外は、実施例1に記載した方法でポリアミ
ドを重合して、融点が310℃、極限粘度[η]が1.
50dl/g、末端の封止率が90%である白色のポリ
アミドを得た。このポリアミドを、シリンダ温度340
℃、金型温度100℃で射出成形し、得られた成形品の
各種物性値を測定した。得られた結果を下記の表3に示
す。次に、このポリアミドを直径40mmφの押出機を
有する吹込成形機を用いて330〜340℃で外径20
mm、肉厚2mmのパリソンを形成し500mlの試薬
瓶を成形したところ、ドローダウンが少なく外観のよい
肉厚の成形品を得ることができた。
【0035】実施例3 実施例1において、テレフタル酸の量を3364.2g
(20.25モル)、ジアミン成分を1,9−ノナンジ
アミン2849.2g(18.0モル)および2−メチ
ル−1,8−オクタンジアミン316.58g(2.0
モル)とし、安息香酸使用しなかったこと以外は、実施
例1に記載した方法でポリアミドを重合して、融点が3
10℃、極限粘度[η]が1.52dl/g、末端封止
率が0%の白色のポリアミドを得た。このポリアミド
を、シリンダ温度340℃、金型温度100℃で射出成
形し、得られた成形品の各種物性値を測定した。得られ
た結果を下記の表3に示す。次に、このポリアミドを直
径40mmφの押出機を有する吹込成形機を用いて33
0〜340℃で外径20mm、肉厚2mmのパリソンを
形成し500mlの試薬瓶を成形したところ、ドローダ
ウンが少なく外観のよい肉厚の成形品を得ることができ
た。
(20.25モル)、ジアミン成分を1,9−ノナンジ
アミン2849.2g(18.0モル)および2−メチ
ル−1,8−オクタンジアミン316.58g(2.0
モル)とし、安息香酸使用しなかったこと以外は、実施
例1に記載した方法でポリアミドを重合して、融点が3
10℃、極限粘度[η]が1.52dl/g、末端封止
率が0%の白色のポリアミドを得た。このポリアミド
を、シリンダ温度340℃、金型温度100℃で射出成
形し、得られた成形品の各種物性値を測定した。得られ
た結果を下記の表3に示す。次に、このポリアミドを直
径40mmφの押出機を有する吹込成形機を用いて33
0〜340℃で外径20mm、肉厚2mmのパリソンを
形成し500mlの試薬瓶を成形したところ、ドローダ
ウンが少なく外観のよい肉厚の成形品を得ることができ
た。
【0036】比較例1 実施例1において、テレフタル酸2325.9g(1
4.0モル)、イソフタル酸996.8g(6.0モ
ル)、1,6−ヘキサンジアミン2324.2g(2
0.0モル)、安息香酸24.43g(0.10モル)
とした以外は、実施例1に記載した方法でポリアミドを
重合し、融点が320℃、極限粘度[η]が1.42d
l/g、末端封止率が41%の淡黄色のポリアミドを得
た。このポリアミドを、シリンダ温度340℃、金型温
度100℃で射出成形し、得られた成形品の各種物性値
を測定した。得られた結果を下記の表3に示す。次に、
このポリアミドを直径40mmφの押出機を有する吹込
成形機を用いて340℃で外径20mm、肉厚2mmの
パリソンを形成し500mlの試薬瓶を成形したとこ
ろ、溶融滞留中にポリマーの分解が起こり、分解ガスの
発生が認められた。
4.0モル)、イソフタル酸996.8g(6.0モ
ル)、1,6−ヘキサンジアミン2324.2g(2
0.0モル)、安息香酸24.43g(0.10モル)
とした以外は、実施例1に記載した方法でポリアミドを
重合し、融点が320℃、極限粘度[η]が1.42d
l/g、末端封止率が41%の淡黄色のポリアミドを得
た。このポリアミドを、シリンダ温度340℃、金型温
度100℃で射出成形し、得られた成形品の各種物性値
を測定した。得られた結果を下記の表3に示す。次に、
このポリアミドを直径40mmφの押出機を有する吹込
成形機を用いて340℃で外径20mm、肉厚2mmの
パリソンを形成し500mlの試薬瓶を成形したとこ
ろ、溶融滞留中にポリマーの分解が起こり、分解ガスの
発生が認められた。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明の吹込成形用材料は、摺動特性に
優れると共に、低吸水性、靱性、耐薬品性、成形性、軽
量性などのいずれの性能にも優れ、各種摺動材用の成形
材料として好適に使用することができる。
優れると共に、低吸水性、靱性、耐薬品性、成形性、軽
量性などのいずれの性能にも優れ、各種摺動材用の成形
材料として好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林原 広 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内
Claims (2)
- 【請求項1】 ジカルボン酸成分の60〜100モル%
がテレフタル酸であるジカルボン酸成分と、ジアミン成
分の60〜100モル%が1,9−ノナンジアミンであ
るジアミン成分とからなり、濃硫酸中30℃で測定した
極限粘度[η]が1.0〜3.0dl/gであるポリア
ミドからなる吹込成形用材料。 - 【請求項2】 ポリアミドの末端基の10%以上が封止
されている、請求項1記載の吹込成形用材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2100694A JPH07228691A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 吹込成形用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2100694A JPH07228691A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 吹込成形用材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228691A true JPH07228691A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12042995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2100694A Pending JPH07228691A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 吹込成形用材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07228691A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012031271A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Unitika Ltd | ポリアミドの製造方法 |
| JP2012188557A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Unitika Ltd | ポリアミドの製造方法 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2100694A patent/JPH07228691A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012031271A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Unitika Ltd | ポリアミドの製造方法 |
| JP2012188557A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Unitika Ltd | ポリアミドの製造方法 |
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