JPH07126951A - 異繊度混繊糸使い織編物およびその製造方法 - Google Patents

異繊度混繊糸使い織編物およびその製造方法

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JPH07126951A
JPH07126951A JP5273858A JP27385893A JPH07126951A JP H07126951 A JPH07126951 A JP H07126951A JP 5273858 A JP5273858 A JP 5273858A JP 27385893 A JP27385893 A JP 27385893A JP H07126951 A JPH07126951 A JP H07126951A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(1) 太繊度マルチフィラメント糸と細繊度マル
チフィラメント糸の芯鞘構造糸で構成され、該太繊度糸
と該細繊度糸との単糸繊度、フィラメント数の比および
単糸繊度の比をそれぞれ特定化した異繊度混繊糸使いの
織編物。 (2) 異繊度混繊糸中の分割型複合糸、該複合糸の被分割
セグメントおよび高収縮糸の単糸繊度およびフィラメン
ト数の比率を特定化した上記織編物の製造方法。 【効果】本発明の織編物は、特定の混繊糸、特に超極細
繊度かつ多フィラメント糸を鞘部とする芯鞘構造糸で構
成されているため、十分ソフトで染めイラツキ等の欠点
がなく、緻密感、ぬめり感、膨らみ、腰、反撥性、ドレ
ープ性等の諸特性が良好で、高級感に富んだ織編物が、
効率的な製造方法のもとで得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異繊度混繊糸使い織編物
およびその製造方法に関するものである。さらに詳しく
は太繊度マルチフィラメント糸が芯部、極細の細繊度マ
ルチフィラメント糸が鞘部となる芯鞘構造糸で構成され
る異繊度混繊糸使い織編物であって、細繊度マルチフィ
ラメント糸のフィラメント数が極めて多く、ソフトで緻
密感があり、膨らみ、腰、反撥性、ドレープ性等を兼ね
備えた高級織編物およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高収縮マルチフィラメント糸と低収縮マ
ルチフィラメント糸を混繊した異収縮混繊糸を用いた織
編物は、それを熱処理すると収縮率の差に基づく糸長差
が発現し、かつ高収縮マルチフィラメント糸が芯部に、
低収縮マルチフィラメント糸が鞘部となって編織物は膨
らみを発現し、さらにソフト感やドレープ性が付与され
た高級編物とする技術がよく知られている。そして混繊
する高収縮マルチフィラメント糸および低収縮マルチフ
ィラメント糸についても種々のポリマ、繊度、フィラメ
ント数および断面形状のものが用いられており、様々な
風合、外観をもった織編物として実用化されている。さ
らに織編物の特徴を広げるべく混繊すべき原糸について
もその範囲が次々に拡大している。
【0003】かかる異収縮混繊糸に関して、本発明者ら
は先に,たとえば特開平2−19528号公報および特
開平3−59130号公報などで、大きな収縮差を付与
したり、ドライなタッチを付与すべくポリマからの改良
を提案した。しかし、繊度構成は通常の1〜3d程度の
衣料用フィラメントの一般的なもので、ソフトで緻密感
のある高級な風合を得ることはできなかった。
【0004】また高収縮マルチフィラメント糸の単糸繊
度を太繊度とし、低収縮マルチフィラメント糸の単糸繊
度を細繊度として、織編物のソフト感と腰、張り等を強
調することも知られている。すなわち、特公昭61−1
9730号公報には1d未満の低収縮マルチフィラメン
ト糸と1〜3dの高収縮マルチフィラメント糸との混繊
糸が開示されているが、高収縮マルチフィラメント糸の
単糸繊度が小さく、織編物に腰や反撥性を十分に付与す
ることができない欠点がある。
【0005】さらに特公昭61−40778号公報には
太繊度の高収縮マルチフィラメント糸と極細繊度の低収
縮マルチフィラメント糸の混繊糸を織編物とし、それを
起毛して起毛布帛とする技術が開示されている。この
際、低収縮マルチフィラメント糸を分割型複合糸として
もよい旨の記述もあるが、ここで開示される技術では極
細繊度糸の太繊度糸に対するフィラメント数の比が2倍
である例のみで、高々2倍ではそれぞれの繊度のフィラ
メントが群となって表面を形成するので得られる織編物
は、表面は若干ソフト感を有するが、繊度差のため染差
が大きく染めイラツキ等の欠点が生じるばかりか、起毛
しても良好な毛羽感や外観品位が得られなかったのであ
る。
【0006】他方、特開昭52−91962号公報には
極細繊度の島成分をもつ海島複合マルチフィラメント糸
に収縮差を付与して混繊し、織物としてから海成分を除
去し、起毛して立毛織物とする技術が開示されている
が、この種の織物はソフト感が強すぎて、起毛しない場
合でも特殊な用途にしか展開できない欠点がある。
【0007】このように、従来技術では細繊度の低収縮
フィラメントに対応する成分として分割型複合マルチフ
ィラメント糸を用いる異収縮混繊糸使いの織編物は知ら
れているものの、十分ソフトで緻密感があり、かつ膨ら
みや腰といった風合と外観品位を兼ね備えた高級感のあ
る織編物は、未だに得られていなかったのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を解消し、特に十分高級感のある織編物
として、ソフト感、腰、張りおよびドレープ性は勿論の
こと、染めイラツキ等の欠点がなく、緻密な外観等、従
来技術では達成できなかった特徴のある異繊度混繊糸使
いの織編物およびその効果的な製造方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 (1) 単糸繊度が4〜10dの太繊度マルチフィラメント
糸が芯部、単糸繊度が0.05〜0.5dの細繊度マル
チフィラメント糸が鞘部となる芯鞘構造糸で構成される
異繊度混繊糸使い織編物であって、該細繊度マルチフィ
ラメント糸の該太繊度マルチフィラメント糸に対するフ
ィラメント数の比が20倍以上で、かつ該太繊度マルチ
フィラメント糸の該細繊度マルチフィラメント糸に対す
る単糸繊度の比が15倍以上であることを特徴とする異
繊度混繊糸使い織編物。
【0010】(2) 低収縮成分である細繊度の分割型複合
マルチフィラメント糸と太繊度の高収縮マルチフィラメ
ント糸との異収縮混繊糸であって、該分割型複合マルチ
フィラメント糸の被分割セグメントの繊度が0.05〜
0.5d、該高収縮マルチフィラメント糸の単糸繊度が
4〜10dであり、該分割型複合マルチフィラメント糸
の該高収縮マルチフィラメント糸に対するフィラメント
数の比が4倍以上で、かつ該高収縮マルチフィラメント
糸のフィラメント数に対する該被分割セグメントの数の
比が20倍以上である異収縮混繊糸を織編物となし、次
に熱処理および分割処理を施すことを特徴とする異繊度
混繊糸使い織編物の製造方法。によって達成することが
できる。
【0011】すなわち、先ず,本発明の異繊度混繊糸使
い織編物は、太繊度マルチフィラメント糸を芯部とし、
細繊度マルチフィラメント糸を鞘部とする芯鞘構造糸で
構成される。この芯鞘構造糸の中央部には相対的に太繊
度のフィラメント糸が多く分布し、外周部には相対的に
細繊度のフィラメント糸が多く分布した構造であって、
ソフト感、緻密感、イラツキのない外観付与等にとって
効果的である。
【0012】そしてその太繊度マルチフィラメント糸は
単糸繊度が4〜10dが必要であり、一方の細繊度マル
チフィラメント糸は単糸繊度が0.05〜0.5dが必
要である。すなわち、織編物に腰、張り、反撥性を付与
するために太繊度マルチフィラメント糸の単糸繊度は4
d以上、好ましくは5d以上が必要となる。またこの単
糸繊度が大きくなり過ぎると織編物は粗硬な風合となる
ため10d以下、好ましくは9d以下が必要となる。一
方、細繊度マルチフィラメント糸は織編物の表面を形成
し、風合、外観に直接関係する。このためその単糸繊度
はソフト感、緻密感を発揮させる観点から0.5d以
下、好ましくは0.4d以下が必要となる。またこの単
糸繊度があまり小さくなるとソフト感が強調され過ぎて
ぬめった風合となるため0.05d以上、好ましくは
0.06d以上が必要となる。
【0013】そして織編物のソフト感、緻密感を向上さ
せ、染めイラツキを減少させて外観品位を良好なものと
する観点から、細繊度マルチフィラメント糸の太繊度マ
ルチフィラメント糸に対するフィラメント数の比が20
倍以上、好ましくは25倍以上が必要である。また織編
物のソフト感と腰、張りおよび反撥性を両立させる観点
から、太繊度マルチフィラメント糸の細繊度マルチフィ
ラメント糸に対する単糸繊度の比が15倍以上、好まし
くは18倍以上が必要である。
【0014】なお、上記した太繊度マルチフィラメント
糸と細繊度マルチフィラメント糸の間には熱処理したと
きの収縮率の差に基づく糸長差が適度にあると、織編物
としての膨らみや反撥性の向上にとって好ましいことで
ある。その糸長差は5%以上が好ましく、7%以上がよ
り好ましい。
【0015】本発明の織編物において、異繊度混繊糸を
構成する太繊度マルチフィラメント糸および/または細
繊度マルチフィラメント糸用のポリマは、強度、寸法安
定性、ソフト感と腰、張りおよびドレープ性等の優れた
特性を付与する観点から、ポリエステルポリマが好まし
く、そのポリエステルの中でもエチレンテレフタレート
が80モル%以上の実質的にポリチエチレンテレフタレ
ートであるポリエステルが最も好ましい。すなわち、異
繊度混繊糸を形成するポリマがポリエステルであると、
太繊度マルチフィラメント糸を高収縮成分とする異収縮
混繊糸を製造する際に、芯部に太繊度マルチフィラメン
ト糸を配置させ易く、また太繊度マルチフィラメント糸
用ポリマとして第3成分を共重合したポリエステルが好
ましく使用できる。より詳細は後述する。
【0016】また上記のポリマには、艶消し剤を添加す
るとさらっとした風合が得られるようになり、従来品に
ないソフトで特有の風合をもつ織編物が得られる点から
好ましい。また両成分のマルチフィラメント糸に艶消し
剤を添加するとその効果は一層大きくなる。このための
艶消し剤の添加量は1.2重量%以上が好ましく、1.
4重量%以上がより好ましい。一方添加量があまり多く
なると、糸や織編物の発色性や光沢が低下したり、糸の
強度低下による織編物の引裂強力の低下傾向があるため
10重量%以下が好ましく、4重量%以下がより好まし
い。
【0017】この艶消し剤には、例えば酸化チタン、酸
化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、酸化
アンチモン、酸化亜鉛、タングステン酸鉛、タングステ
ン酸カルシウムおよび炭酸カルシウムなどが挙げられる
が、本発明の効果をより発現しポリエステルに安定に分
散性よく添加する観点から、酸化チタン、酸化ケイ素、
酸化亜鉛および炭酸カルシウムが特に好ましい。添加す
る艶消し剤の平均粒径は分散性の面から1μm以下が好
ましく、0.7μm以下がより好ましい。またその最大
粒径は製糸性の観点から5μm以下が好ましく、3μm
以下がより好ましい。
【0018】上記の異繊度混繊糸を構成する太繊度マル
チフィラメント糸は、その糸表面に糸長手方向に連続す
る凹状の溝のある形状が好ましい。そのためには糸表面
の複数箇所から糸内部方向に易溶解性ポリマを先細り状
に配置しておくのがより好ましい。このような表面形状
の太繊度マルチフィラメント糸を用いた織編物にはキシ
ミ感のある風合と吸水性の機能が兼ね備わり、従来品に
ないソフトでキシミ感と吸水性のある織編物が得られる
ことになる。凹状の溝は複数とすると溝効果を高める上
で好ましい。
【0019】またこの凹状の溝は入口幅の平均長Wが細
繊度マルチフィラメント糸の平均径R(糸の断面形状が
異形の場合は最大径の平均値)より大きくなると、織編
物において細繊度マルチフィラメントが凹状の溝の中に
入り込み易くなり、溝効果と細繊度の効果を十分発揮し
難くなる。このためW/Rは5倍以下が好ましく、4倍
以下がより好ましく、3倍以下が一層好ましい。
【0020】次に、本発明の異繊度混繊糸使い織編物の
製造方法について説明する。すなわち、本発明の異繊度
混繊糸使い織編物は、例えば低収縮成分である細繊度の
分割型複合マルチフィラメント糸と、太繊度の高収縮マ
ルチフィラメント糸で構成する異収縮混繊糸を製織編
し、しかる後熱処理による収縮差発現と分割処理を施す
ことにより製造することができる。
【0021】本発明における細繊度の分割型複合マルチ
フィラメント糸とは、分割成分ポリマによって被分割成
分ポリマが複数の被分割セグメントに分割された断面形
状をもつ複合マルチフィラメント糸である。この分割成
分ポリマには分割処理をより確実とするために易溶解性
ポリマが好ましいが、分割処理後の織編物中に複合マル
チフィラメント糸の一部として残り得るようなポリマで
あっても構わない。また分割型複合マルチフィラメント
糸としては被分割セグメントを安定して超極細繊度とす
る観点から、海島型複合マルチフィラメント糸が好まし
い。図1は海島型の分割型複合マルチフィラメント糸の
断面形状を例示するもので、図において被分割成分ポリ
マは分割成分ポリマ2によって8個の島状の被分割セグ
メント1に分割されている。
【0022】被分割セグメントの繊度は0.05〜0.
5dであることが必要である。分割処理後の被分割セグ
メントは織編物の表面を形成し、風合、外観に直接関係
するもので、その繊度は織編物のソフト感や緻密感を発
揮させる観点から0.5d以下、好ましくは0.4d以
下が必要となる。また被分割セグメントの繊度があまり
小さくなるとソフト感が強調され過ぎ、ぬめった風合と
なるため0.05d以上、好ましくは0.06d以上が
必要となる。
【0023】分割型複合マルチフィラメント糸は混繊糸
中で低収縮成分となるが、一方の高収縮成分である高収
縮マルチフィラメント糸の単糸繊度は4〜10dが必要
である。混繊糸からなる織編物に十分な腰、張りおよび
反撥性を付与するためには単糸繊度が4d以上、好まし
くは5d以上が必要となる。またその単糸繊度があまり
大きくなると織編物が粗硬な風合となるため10d以
下、好ましくは9d以下が必要となる。また高収縮マル
チフィラメント糸の単糸繊度は、織編物のソフト感、
腰、張りおよび反撥性等を一層発揮させる観点から、被
分割セグメントの単糸繊度の15倍以上とするのが望ま
しい。
【0024】分割型複合マルチフィラメント糸のフィラ
メント数は、高収縮マルチフィラメント糸のフィラメン
ト数の4倍以上で、かつ被分割セグメントの数が高収縮
マルチフィラメント糸のフィラメント数の20倍以上で
あることが必要である。分割型複合マルチフィラメント
糸のフィラメント数(BF数)および被分割セグメント
数(BS数)が少ないほど、分割処理後の混繊糸からな
る織編物において被分割セグメントの表面形成比率が低
下しソフト感や緻密感および外観品位が低下するように
なる。このため織編物のソフト感や緻密感を向上させ、
染めイラツキ等を減少させる観点から、BF数は高収縮
マルチフィラメント糸のフィラメント数(KF数)の4
倍以上、好ましくは5倍以上で、かつBS数がKF数の
20倍以上、好ましくは25倍以上が必要となる。
【0025】なお、分割型複合マルチフィラメント糸
(低収縮成分糸)と高収縮マルチフィラメント糸の収縮
特性は、異収縮混繊糸としての膨らみを十分発現させる
ために沸水収縮率および160℃乾熱収縮率のいずれか
一方で5%以上の差のあることが好ましく、7%以上の
差のあることがより好ましい。さらに織編物に対して粗
硬感がなく十分な膨らみを付与するためには、高収縮マ
ルチフィラメント糸の沸水収縮率を15%以上、分割型
複合マルチフィラメント糸の沸水収縮率を10%以下と
し、かつ両収縮率の差が7%以上あることが一層好まし
い。
【0026】本発明における異収縮混繊糸を構成する被
分割セグメントおよび/または高収縮マルチフィラメン
ト糸用のポリマは、熱処理による収縮差を糸や織編物の
膨らみへ容易に変換できる点、アルカリ溶解処理等によ
って織編物に対しドレープ性を付与させ易い点および寸
法安定性の点等からポリエステルポリマが好ましく、特
に分割成分以外の構成ポリマはポリエステルの中でもエ
チレンテレフタレートが80モル%以上の実質的にポリ
エチレンテレフタレートであるポリエステルが最も好ま
しい。
【0027】異収縮混繊糸中、高収縮マルチフィラメン
ト糸用のポリエステルポリマには第3成分を共重合させ
たポリエステルが好ましい。その第3成分には、例えば
シュウ酸、セバシン酸、フタル酸およびイソフタル酸な
どのジカルボン酸類、ジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコールおよびネオペンチルグリコールなどのグ
リコール類の他、ビスフェノールAおよびビスフェノー
ルスルフォンなどが挙げられるが、製糸性や高収縮特性
の発現性等の観点からイソフテル酸やビスフェノールA
が特に好ましい。また第3成分の共重合量は高収縮特性
を十分付与するために2モル%以上が好ましく、また共
重合量があまり多くなると、収縮差付与処理において織
編物の収縮が過度となって粗硬になり易く、このため2
0モル%以下にとどめることが好ましい。
【0028】上記ポリマには、艶消し剤を添加すると、
従来品にないさらっとした風合が得られるようになり好
ましい。このための艶消し剤の種類や添加量については
前述したとおりである。
【0029】高収縮マルチフィラメント糸は、その表面
に糸の長手方向に連続する凹状の溝のある表面形状とす
るのが好ましい。その凹状の溝を明瞭に形成させるため
には高収縮マルチフィラメント糸表面の複数個所から糸
内部方向に易溶解性ポリマを先細り状に配置させておく
のがより好ましい。このような断面形状の高収縮マルチ
フィラメント糸は、織編後において易溶解性成分の少な
くとも1部を溶解除去したとき、特有のキシミ感のある
風合と吸収性の機能が備わり、従来品にないソフトでキ
シミ感と吸収性のある織編物が得られることになる。図
2にこのような高収縮複合マルチフィラメント糸の断面
形状の一例を示した。三葉断面の3個所凸状部分から糸
内部方向に易溶解成分を先細り状に配置させた形状の高
収縮複合マルチフィラメント糸である。すなわち、図2
の高収縮複合マルチフィラメント糸は3つの先細り状セ
グメント3と高異形セグメント4で形成され、高異形セ
グメントは高収縮成分ポリマで構成されている。
【0030】またこの高収縮複合マルチフィラメント糸
はその糸表面の凹状の溝の入口幅の平均長および/ある
いは糸表面の先細り状セグメントと高異形セグメントの
境界点同志を結ぶ線分(高異形セグメントの先細り状溝
の入口幅に相当する)の平均長さをWとしたとき、Wが
被分割セグメントの平均径R(断面形状が異形の場合は
最大径の平均値)より大きくなると、織編物においては
高収縮マルチフィラメント糸の溝の中に被分割セグメン
トが入り込み易くなり、溝効果と被分割セグメントの細
繊度の効果を減少させる傾向がある。このため溝効果と
細繊度の効果を十分に発揮させる上からW/Rは5倍以
下が好ましく、4倍以下がより好ましく、3倍以下が一
層好ましい。
【0031】本発明における高収縮複合マルチフィラメ
ント糸の易溶解性ポリマは前述した分割型複合マルチフ
ィラメント糸の易溶解性ポリマと同じものとする必要性
はないが、同じものとすると生産性の点からは好まし
い。易溶解性ポリマの溶解処理はポリエステル織編物分
野で広く採用されているアルカリ処理が好適に活用でき
る。このための易溶解性ポリマとしてはアルカリ易溶解
性ポリエステルが好ましい。
【0032】このアルカリ易溶解性ポリエステルには、
例えばポリエステルとポリアルキレングリコール類の共
重合体あるいはブレンド体、アニオン系界面活性剤を添
加したポリエステル、金属スルフォネート基を含有した
ポリエステル、あるいはポリエステルと金属スルフォネ
ート基を含有したポリエステルとのブレンド体などが挙
げられる。これらのうち金属スルフォネート基含有ポリ
エステル,具体的には5−ソジウムスルフォイソフタレ
ート(1〜10モル%)/エチレンテレフタレート(9
9〜90モル%)からなる共重合ポリエステルが特に好
ましい。
【0033】また易溶解性ポリマとして、特に熱水可溶
性ポリエステル、例えば5−ソジウムスルフォイソフタ
レート(8〜14モル%)/イソフタル酸(10〜33
モル%)/エチレンテレフタレート(82〜45モル
%)からなる共重合ポリエステルを用いると、溶解処理
時の制約が著しく減少し、特に織編物の分割処理(溶解
処理)による強度低下が抑制される点などから好都合で
ある。
【0034】本発明における異収縮混繊糸は、細繊度の
分割型複合マルチフィラメント糸が異収縮混繊糸のより
外側に、太繊度の高収縮マルチフィラメント糸がより内
側に分布していることが、被分割セグメントの細繊度の
効果を十分発揮させる点および染めイラツキを軽減させ
る点等から好ましいことである。このような混繊糸の配
列とするためには、後述する紡糸方法の如く分割型複合
マルチフィラメント糸と高収縮マルチフィラメント糸を
同時に紡糸する方式が好ましく、さらに一つの口金装置
において分割型複合マルチフィラメント糸の吐出孔をよ
り外側に、高収縮マルチフィラメント糸の吐出孔をより
内側に配列させて紡糸する方式がより好ましい。
【0035】次に、本発明における異収縮混繊糸とし
て、分割型複合マルチフィラメント糸と複合高収縮マル
チフィラメント糸を同時に紡糸する口金装置の一例につ
いて、図3を参照しながら説明する。
【0036】図3に示す口金装置は上板11と下板12
の2枚のプレートで構成され、左側半分が図1に示す如
き海島型の分割型複合マルチフィラメント糸用であり、
右側半分が図2の如き三葉断面複合高収縮マルチフィラ
メント糸用である。
【0037】先ず、海島型の分割型複合マルチフィラメ
ント糸の複合紡糸部分を説明する。被分割セグメント用
成分ポリマAは導入孔13、上板吐出孔14から開孔部
17に導入される。導入孔13、上板吐出孔14の孔数
が被分割セグメント(島)の数に対応する。分割成分ポ
リマBはポリマ溜15から突起部16を経て開孔部17
に導入され、ここで両ポリマAおよびBに海島型の複合
流を形成させて、吐出孔18から海島型の分割型複合マ
ルチフィラメント糸として吐出させる。
【0038】次に、三葉断面複合高収縮マルチフィラメ
ント糸の複合紡糸部分を説明する。高異形セグメント用
成分ポリマCは開孔部19、上板吐出孔20から開孔部
24に導入される。一方の先細り状セグメント用成分ポ
リマDはポリマ溜21から突起部22上の溝23を経て
開孔部24に導入され、ここで両ポリマCおよびDに複
合流を形成させて、吐出孔25から三葉断面複合高収縮
マルチフィラメント糸として吐出させる。上板吐出孔2
0、溝23および吐出孔25の好ましい形状をそれぞれ
図4〜6に示した。なお、被分割セグメント用成分ポリ
マAと分割成分ポリマBは仕切板26で区切ってあり、
高異形セグメント用成分ポリマCと先細り状セグメント
用成分ポリマDは仕切板27で区切ってある。
【0039】むろん、上記異収縮混繊糸は細繊度の分割
型複合マルチフィラメント糸と太繊度の高収縮マルチフ
ィラメント糸をそれぞれ個別の口金装置から紡糸・延伸
した後、混繊してもよい。また紡糸、延伸は別工程でも
連続工程であっても構わないし、高速紡糸法も十分適用
することができる。
【0040】以上説明した異収縮混繊糸は、通常の方式
に従って製織編する。しかる後織編物には熱処理による
収縮差発現と分割処理(溶解減量処理)を施し、続いて
染色仕上を施す。この際、織編物は異収縮混繊糸を経糸
または緯糸の少なくとも一方に使用するのが好ましく、
本発明の効果を十分発揮させるために経糸緯糸の全てに
使用するのがより好ましい。また織編物はその表面の5
0%以上を該混繊糸で構成させるものが好ましく、表面
の全てを構成させるものがより好ましく、織編物全てに
使用することが一層好ましい。勿論、該混繊糸は本発明
の効果を防げない範囲で撚糸、交絡などの糸加工を施す
ことができる。
【0041】そして、製織編後に行う熱処理は湿熱およ
び/または乾熱処理によって異収縮混繊糸の収縮差を発
現させるが、このとき湿熱処理とより高温の乾熱処理を
併用すると、大きな収縮差を発現させる上で好ましい。
また分割処理は分割型複合マルチフィラメント糸の分割
成分ポリマと被分割セグメントを分割するもので、分割
処理を十分に行なうためには分割成分ポリマの溶解除去
が望ましい。その溶解除去処理には分割成分ポリマがア
ルカリ易溶解性ポリエステルの場合にはアルカリ処理
を、熱水可溶性ポリマの場合には熱水処理を施す。すな
わち、分割成分ポリマが熱水可溶性ポリマで、被分割セ
グメントおよび/または高収縮マルチフィラメント糸用
ポリマがポリエステルの場合には、予め熱水処理で熱水
可溶性ポリマを溶解除去し、次に通常のアルカリ減量処
理より軽度の5〜15%のアルカリ減量処理を行うと、
織編物の反撥性およびドレープ性等が一層向上するため
好ましい。
【0042】なお、織編物の熱水処理による収縮差発現
と分割処理はその順序を問わない。また分割処理を加熱
状態で行なう場合には熱水処理と分割処理を一工程で行
うこともできる。
【0043】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。 実施例1 被分割セグメント用成分ポリマAとしてTiO2 を2.
2重量%添加したポリエチレンテレフテレート(固有粘
度0.66)、分割成分ポリマBおよび先細り状セグメ
ント用成分ポリマDとして5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸を12モル%、イソフタル酸を23モル%共重合
したポリエチレンテレフテレート(固有粘度0.6
2)、高異形セグメント用成分ポリマCとしてイソフタ
ル酸を12モル%共重合し、かつTiO2 を2.2重量
%添加したポリエチレンテレフテレートをそれぞれ用意
した。
【0044】図3〜6に示す複合口金を使用し、成分ポ
リマAと成分ポリマBからなる分割型複合マルチフィラ
メント糸および成分ポリマCと成分ポリマDとからなる
複合高収縮マルチフィラメント糸を同時紡糸混繊した。
複合口金は中央部分に複合高収縮マルチフィラメント糸
用吐出孔を5個、周辺部分に分割型複合マルチフィラメ
ント糸用吐出孔を30個配置したものを用い、紡糸速度
1200m/min、紡糸温度290℃で紡糸した。成
分ポリマAと成分ポリマBの比率(重量比)は85/1
5で、分割型複合フィラメント糸の断面形状は図1に示
す如きである。一方、成分ポリマDと成分ポリマCの比
率(重量比)は15/85で、複合高収縮フィラメント
の断面形状は図2に示す如きである。
【0045】混繊複合未延伸糸を700m/min、1
45℃で延伸し、沸水収縮率8%の分割型複合マルチフ
ィラメント糸と、沸水収縮率19%の複合高収縮マルチ
フィラメント糸との異収縮混繊糸を得た。この混繊糸は
複合高収縮マルチフィラメント糸の方が相対的に混繊糸
の中央側に分布していた。
【0046】上記異収縮混繊糸に経糸用、緯糸用ともに
200T/mの撚りを施し、経緯使いで平織物とした。
その平織物を98℃の熱水中で成分ポリマBおよび成分
ポリマCを溶解除去すると共に、収縮差を発現させた。
次いで98℃のアルカリ水溶液中で5%の減量処理を施
し、続いて180℃の乾熱処理をして収縮差をさらに発
現させ、しかる後に通常のポリエステル織物のような染
色仕上を行った。
【0047】上記平織物を構成する混繊糸は太繊度マル
チフィラメント糸が芯部、細繊度マルチフィラメント糸
が鞘部となって染めイラツキのない均斉な外観となり、
また8〜9%の糸長差が発現していた。得られた織物の
構成糸の単糸繊度と風合の関係を表1に示した。
【0048】なお、表中の単糸繊度は上記染色加工後の
織編物を構成する糸についての測定値である(したがっ
て、細繊度マルチフィラメント糸は分割型複合マルチフ
ィラメント糸の被分割セグメント分に相当する)。
【0049】表1において、水準2〜4および水準7、
8はソフトで緻密感に優れ、膨らみ、腰、反撥性および
ドレープ性が良好であるばかりでなく、さらっとした触
感を呈し、かつキシミ感、吸水性も優れた高級感に富む
織物であった。水準3は風合が特に優れていた。水準1
は腰、反撥性が不十分で、水準5は粗硬感が強く、水準
6はソフト感が強すぎてぬめり感があり、水準9はソフ
ト感が不十分であった。なお細繊度フィラメント糸の径
に対する太繊度フィラメント糸表面の溝の入口幅の比は
0.7〜2.8倍の範囲で、細繊度フィラメント糸の太
繊度フィラメント糸表面の溝への入り込みは殆ど見られ
なかった。
【0050】実施例2 実施例1に準じて太繊度マルチフィラメント糸の細繊度
マルチフィラメント糸へのフィラメント数の比および単
糸繊度の比の効果を表2に示すとおり確認した。 な
お、表中のフィラメント数および単糸繊度は最終処理後
の織編物構成糸についての測定値である(したがって、
細繊度マルチフィラメント糸は分割型複合マルチフィラ
メント糸の被分割セグメント分に相当する)。
【0051】フィラメント数の比は水準10〜12に示
すように、混成糸の芯部となる太繊度マルチフィラメン
ト糸を鞘部の細繊度マルチフィラメント糸が十分に覆う
ほど、染めイラツキが軽減し外観品位が向上し、フィラ
メント数の比が20倍より大きい水準10、11が良好
である。単糸繊度の比は、ソフト感と腰、張り、反撥性
という逆の特性を両立させるのに必要な15倍以上であ
る水準14、15が本発明の目的に合致している。な
お、細繊度マルチフィラメントの径に対する太繊度マル
チフィラメント糸表面の溝の入口幅の比は1.0〜1.
6倍の範囲で、細繊度フィラメントの太繊度フィラメン
ト糸表面の溝への入り込みは殆ど見られなかった。
【0052】
【表1】
【表2】
【0053】
【発明の効果】本発明の異繊度混繊糸使い織編物は、太
繊度マルチフィラメント糸が芯部、超極細繊度マルチフ
ィラメント糸が鞘部となった芯鞘構造糸であり、鞘糸は
超極細繊度であると共に多フィラメント糸であるため、
極めてソフトで染めイラツキ等の欠点がなく、また緻密
感があり、膨らみ、腰、反撥性およびドレープ性等の諸
特性が良好であり、風合および外観が優れた十分高級感
に富む織編物である。
【0054】また該織編物を構成する混繊糸のポリマ配
列を高度化させる、すなわち例えば混繊糸を構成する太
繊度マルチフィラメント糸において、易溶解性ポリマを
糸表面から糸内部方向に先細り状に配置させることによ
り、織編物に十分ソフトでかつさらっとした特有の風合
を備えることができる。さらに該太繊度マルチフィラメ
ント糸の表面形状を高異型化すれば、織編物にキシミ感
や吸水性を備えることができる。
【0055】そして本発明の製造方法によれば、例えば
該混繊糸の低収縮成分として分割型複合マルチフィラメ
ント糸を用いると、超極細のマルチフィラメント糸が容
易に得られ、その細繊度の分割型複合マルチフィラメン
ト糸を外周部に、一方の太繊度の高収縮マルチフィラメ
ント糸を中央部に配置させることにより、織編物中で混
繊糸の芯鞘構造が強調され、本発明の異繊度混繊糸使い
織編物の上記効果をより高めることができる。
【0056】また該混繊糸の紡糸に同一口金装置、同一
紡糸方式を採用すれば混繊糸の芯鞘構造がより強調さ
れ、本発明の上記効果は一層顕著となる。
【0057】さらに該混繊糸の易溶解性ポリマとして熱
水可溶性ポリマを用いると、織編物の分割ないし溶解処
理時の制約が大幅に減少し、特に織編物の分割ないし溶
解処理における強度低下を十分抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における分割型複合糸の断面形状例を示
す図である。
【図2】本発明における高収縮複合糸の断面形状例を示
す図である。
【図3】本発明における異収縮混繊糸製造用口金装置の
一例を示す概略図である。
【図4】図3の口金装置における高収縮複合糸用部分の
上板吐出孔形状を示す図である。
【図5】図3の口金装置における高収縮複合糸用部分の
下板上部に設けられたD成分流入用の溝形状を示す図で
ある。
【図6】図3の口金装置における高収縮複合糸用部分の
下板下部に設けられた複合糸の吐出孔形状を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:被分割セグメント 2:分割成分 3:先細り状セグメント 4:高異形セグメント 11:上板 12:下板 13:導入孔 14:上板吐出孔 15:ポリマ溜 16:突起部 17:開孔部 18:下板吐出孔 19:開孔部 20:上板吐出孔 21:ポリマ溜 22:突起部 23:溝 24:開孔部 25:下板吐出孔 26:仕切板 27:仕切板 A:被分割セグメント用成分ポリマ B:分割成分ポリマ C:高異形セグメント用成分ポリマ D:先細り状セグメント用成分ポリマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D02G 3/36 D03D 15/04 A 7199−3B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単糸繊度が4〜10dの太繊度マルチフィ
    ラメント糸が芯部、単糸繊度が0.05〜0.5dの細
    繊度マルチフィラメント糸が鞘部となる芯鞘構造糸で構
    成される異繊度混繊糸使い織編物であって、該細繊度マ
    ルチフィラメント糸の該太繊度マルチフィラメント糸に
    対するフィラメント数の比が20倍以上で、かつ該太繊
    度マルチフィラメント糸の該細繊度マルチフィラメント
    糸に対する単糸繊度の比が15倍以上であることを特徴
    とする異繊度混繊糸使い織編物。
  2. 【請求項2】異繊度混繊糸を構成する糸条がポリエステ
    ルである請求項1記載の異繊度混繊糸使い織編物。
  3. 【請求項3】太繊度マルチフィラメント糸および/また
    は細繊度マルチフィラメント糸を構成する各ポリマが、
    艶消し剤を1.2〜10重量%含有する請求項1または
    2記載の異繊度混繊糸使い織編物。
  4. 【請求項4】太繊度マルチフィラメント糸が、糸表面に
    糸長手方向に連続する凹状の溝がある請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の異繊度混繊糸使い織編物。
  5. 【請求項5】太繊度マルチフィラメント糸の断面形状
    が、糸表面の複数箇所から糸内部方向に先細り状の溝が
    形成された形状である請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の異繊度混繊糸使い織編物。
  6. 【請求項6】低収縮成分である細繊度の分割型複合マル
    チフィラメント糸と太繊度の高収縮マルチフィラメント
    糸との異収縮混繊糸であって、該分割型複合マルチフィ
    ラメント糸の被分割セグメントの繊度が0.05〜0.
    5d、該高収縮マルチフィラメント糸の単糸繊度が4〜
    10dであり、該分割型複合マルチフィラメント糸の該
    高収縮マルチフィラメント糸に対するフィラメント数の
    比が4倍以上で、かつ該高収縮マルチフィラメント糸の
    フィラメント数に対する該被分割セグメントの数の比が
    20倍以上である異収縮混繊糸を織編物となし、次に熱
    処理および分割処理を施すことを特徴とする異繊度混繊
    糸使い織編物の製造方法。
  7. 【請求項7】異収縮混繊糸を構成する糸条がポリエステ
    ルである請求項6記載の異繊度混繊糸使い織編物の製造
    方法。
  8. 【請求項8】分割型複合マルチフィラメント糸の被分割
    セグメントおよび高収縮マルチフィラメント糸を構成す
    る各ポリマが、艶消し剤を1.2〜10重量%含有する
    請求項6または7記載の異繊度混繊糸使い織編物の製造
    方法。
  9. 【請求項9】高収縮マルチフィラメント糸が、糸表面に
    糸長手方向に連続する凹状の溝がある請求項6〜8のい
    ずれか1項に記載の異繊度混繊糸使い織編物の製造方
    法。
  10. 【請求項10】高収縮マルチフィラメント糸が、糸表面
    の複数個所から糸内部方向に易溶解性ポリマを先細り状
    に配置させた断面形状である請求項6〜9のいずれか1
    項に記載の異繊度混繊糸使い織編物の製造方法。
  11. 【請求項11】分割型複合マルチフィラメント糸の分割
    成分および/または高収縮マルチフィラメント糸の先細
    り状セグメントを構成するポリマが熱水可溶性ポリマで
    ある請求項6〜10のいずれか1項に記載の異繊度混繊
    糸使い織編物の製造方法。
  12. 【請求項12】分割型複合マルチフィラメント糸と高収
    縮マルチフィラメント糸を同一の口金から紡糸して複合
    混繊した請求項6〜11のいずれか1項に記載の異繊度
    混繊糸使い織編物の製造方法。
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