JPH07229451A - 内燃機関の燃料供給量制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給量制御装置Info
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- JPH07229451A JPH07229451A JP2149794A JP2149794A JPH07229451A JP H07229451 A JPH07229451 A JP H07229451A JP 2149794 A JP2149794 A JP 2149794A JP 2149794 A JP2149794 A JP 2149794A JP H07229451 A JPH07229451 A JP H07229451A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸発燃料の放出に応じてインジェクタによる
燃料噴射を適正に補正し、空燃比の乱れを低減する。 【構成】 燃料タンク7には蒸発燃料を吸着するキャニ
スタ13が接続され、同キャニスタ13とエンジン1の
吸気管2とを連通する放出通路15にはパージ弁16が
配設されている。吸気管2にはインジェクタ4が配設さ
れている。CPU21は、パージ弁16を所定のデュー
ティ比にて開弁動作させるるとともに、デューティ比に
基づいてディレイ補正期間を推定する。又、CPU21
は、エンジン運転状態やフィードバック補正係数や学習
補正係数等に応じてインジェクタ4による最終噴射時間
を演算する。さらに、CPU21は、ディレイ補正期間
に際しては(デューティ比≦50%の時)、ディレイ補
正後の噴射時間に基づいてインジェクタ4を駆動させ、
ディレイ補正期間外に際しては、ディレイ補正前の噴射
時間を基づいてインジェクタ4を駆動させる。
燃料噴射を適正に補正し、空燃比の乱れを低減する。 【構成】 燃料タンク7には蒸発燃料を吸着するキャニ
スタ13が接続され、同キャニスタ13とエンジン1の
吸気管2とを連通する放出通路15にはパージ弁16が
配設されている。吸気管2にはインジェクタ4が配設さ
れている。CPU21は、パージ弁16を所定のデュー
ティ比にて開弁動作させるるとともに、デューティ比に
基づいてディレイ補正期間を推定する。又、CPU21
は、エンジン運転状態やフィードバック補正係数や学習
補正係数等に応じてインジェクタ4による最終噴射時間
を演算する。さらに、CPU21は、ディレイ補正期間
に際しては(デューティ比≦50%の時)、ディレイ補
正後の噴射時間に基づいてインジェクタ4を駆動させ、
ディレイ補正期間外に際しては、ディレイ補正前の噴射
時間を基づいてインジェクタ4を駆動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インジェクタにて燃
料噴射を行うとともに、燃料タンク内で発生する蒸発燃
料(以下、エバポガスという)を内燃機関の吸気系に吸
入させて燃焼させるようにした内燃機関の燃料供給量制
御装置に関するものである。
料噴射を行うとともに、燃料タンク内で発生する蒸発燃
料(以下、エバポガスという)を内燃機関の吸気系に吸
入させて燃焼させるようにした内燃機関の燃料供給量制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の燃料供給量制御装置において、
燃料タンクには同タンクで発生するエバポガスを吸着す
るキャニスタが接続され、このキャニスタと内燃機関の
吸気系とを連通する放出通路には電磁式の開閉弁が配設
されている。そして、開閉弁の開閉動作に伴いキャニス
タに吸着されたエバポガスを空気と共に内燃機関の吸気
系に放出(パージ)させるとともに、インジェクタによ
る噴射燃料と混合させて燃焼させている。又、このよう
な制御装置では、エバポガスが吸気系に供給されること
で空燃比の乱れを生じ易く、この空燃比に与える影響を
低減するための種々の工夫が施されている。
燃料タンクには同タンクで発生するエバポガスを吸着す
るキャニスタが接続され、このキャニスタと内燃機関の
吸気系とを連通する放出通路には電磁式の開閉弁が配設
されている。そして、開閉弁の開閉動作に伴いキャニス
タに吸着されたエバポガスを空気と共に内燃機関の吸気
系に放出(パージ)させるとともに、インジェクタによ
る噴射燃料と混合させて燃焼させている。又、このよう
な制御装置では、エバポガスが吸気系に供給されること
で空燃比の乱れを生じ易く、この空燃比に与える影響を
低減するための種々の工夫が施されている。
【0003】例えば、特開平4−124450号公報に
開示されているパージ制御装置では、各気筒が順次同じ
行程位置をとる時期に合わせて開閉弁を開弁させるとと
もに、その開弁時期をデューティ制御して適量のエバポ
ガスを吸気通路に吸引させるように制御している。即
ち、この装置では、各気筒毎のエバポガスのパージ流量
を同一にすべく開閉弁を制御し、その開閉弁の制御によ
り空燃比の乱れを低減させている。
開示されているパージ制御装置では、各気筒が順次同じ
行程位置をとる時期に合わせて開閉弁を開弁させるとと
もに、その開弁時期をデューティ制御して適量のエバポ
ガスを吸気通路に吸引させるように制御している。即
ち、この装置では、各気筒毎のエバポガスのパージ流量
を同一にすべく開閉弁を制御し、その開閉弁の制御によ
り空燃比の乱れを低減させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の制御装
置では、内燃機関の回転数が高回転域に達するとインジ
ェクタの駆動に合わせて開閉弁を高速駆動させなければ
ならず、開閉弁の制御負荷が激増する。この場合、開閉
弁の制御が間に合わず精密な空燃比制御が不可能になる
という問題を招く。即ち、実際上、エバポガスのパージ
用開閉弁としては、インジェクタに比べて低分解能のも
のが使用されることが多い。そのため、開閉弁をインジ
ェクタに追従動作させて空燃比の乱れを解消させるもの
は良策ではない。
置では、内燃機関の回転数が高回転域に達するとインジ
ェクタの駆動に合わせて開閉弁を高速駆動させなければ
ならず、開閉弁の制御負荷が激増する。この場合、開閉
弁の制御が間に合わず精密な空燃比制御が不可能になる
という問題を招く。即ち、実際上、エバポガスのパージ
用開閉弁としては、インジェクタに比べて低分解能のも
のが使用されることが多い。そのため、開閉弁をインジ
ェクタに追従動作させて空燃比の乱れを解消させるもの
は良策ではない。
【0005】又、インジェクタによる噴射燃料をエバポ
ガスのパージ分だけ減量補正する燃料供給量制御装置も
あるが、従来より開示されている装置では、エバポガス
が供給される気筒を正確に特定することはできない。そ
のため、燃料噴射量の補正の過不足が生じ、やはり空燃
比の乱れが発生するという問題が生じる。
ガスのパージ分だけ減量補正する燃料供給量制御装置も
あるが、従来より開示されている装置では、エバポガス
が供給される気筒を正確に特定することはできない。そ
のため、燃料噴射量の補正の過不足が生じ、やはり空燃
比の乱れが発生するという問題が生じる。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、蒸発燃料(エ
バポガス)の放出に応じてインジェクタによる燃料噴射
を適正に補正し、空燃比の乱れを低減することができる
内燃機関の燃料供給量制御装置を提供することにある。
ものであって、その目的とするところは、蒸発燃料(エ
バポガス)の放出に応じてインジェクタによる燃料噴射
を適正に補正し、空燃比の乱れを低減することができる
内燃機関の燃料供給量制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の内燃機関の燃料供給量制御装置は、図2
0に示すように、燃料タンクM1にて発生する蒸発燃料
を吸着するキャニスタM2と、前記キャニスタM2に吸
着された蒸発燃料を放出通路M3を介して内燃機関M4
の吸気系に放出すべく開閉動作する開閉弁M5と、前記
開閉弁M5を所定のタイミングにて開弁動作させる弁制
御手段M6と、前記内燃機関M4に燃料を噴射供給する
インジェクタM7と、前記内燃機関M4の運転状態に応
じて前記インジェクタM7による燃料噴射量を演算する
噴射量演算手段M8と、前記弁制御手段M6による前記
開閉弁M5の開弁に伴い放出される蒸発燃料が前記イン
ジェクタM7の噴射位置に達する期間を推定する期間推
定手段M9と、前記期間推定手段M9による推定期間内
であれば、前記噴射量演算手段M8による燃料噴射量を
減量補正し減量補正後の噴射量にて前記インジェクタM
7を駆動させ、前記期間推定手段M9による推定期間内
でなければ、前記噴射量演算手段M8による燃料噴射量
にて前記インジェクタM7を駆動させるインジェクタ制
御手段M10とを備えたことを要旨とするものである。
に、この発明の内燃機関の燃料供給量制御装置は、図2
0に示すように、燃料タンクM1にて発生する蒸発燃料
を吸着するキャニスタM2と、前記キャニスタM2に吸
着された蒸発燃料を放出通路M3を介して内燃機関M4
の吸気系に放出すべく開閉動作する開閉弁M5と、前記
開閉弁M5を所定のタイミングにて開弁動作させる弁制
御手段M6と、前記内燃機関M4に燃料を噴射供給する
インジェクタM7と、前記内燃機関M4の運転状態に応
じて前記インジェクタM7による燃料噴射量を演算する
噴射量演算手段M8と、前記弁制御手段M6による前記
開閉弁M5の開弁に伴い放出される蒸発燃料が前記イン
ジェクタM7の噴射位置に達する期間を推定する期間推
定手段M9と、前記期間推定手段M9による推定期間内
であれば、前記噴射量演算手段M8による燃料噴射量を
減量補正し減量補正後の噴射量にて前記インジェクタM
7を駆動させ、前記期間推定手段M9による推定期間内
でなければ、前記噴射量演算手段M8による燃料噴射量
にて前記インジェクタM7を駆動させるインジェクタ制
御手段M10とを備えたことを要旨とするものである。
【0008】請求項1を引用する請求項2の発明におい
て、前記弁制御手段M6は前記開閉弁M5をデューティ
制御し、そのデューティ制御による前記開閉弁M5の開
弁時間が短い程、前記期間推定手段M9は、前記蒸発燃
料が前記インジェクタM7の噴射位置に達するまでの推
定期間を遅らせるように構成している。
て、前記弁制御手段M6は前記開閉弁M5をデューティ
制御し、そのデューティ制御による前記開閉弁M5の開
弁時間が短い程、前記期間推定手段M9は、前記蒸発燃
料が前記インジェクタM7の噴射位置に達するまでの推
定期間を遅らせるように構成している。
【0009】請求項2を引用する請求項3の発明におい
て、前記インジェクタ制御手段M10による前記減量補
正は、前記開閉弁M5の開弁時間が所定時間以下のとき
のみ実行されるように構成している。
て、前記インジェクタ制御手段M10による前記減量補
正は、前記開閉弁M5の開弁時間が所定時間以下のとき
のみ実行されるように構成している。
【0010】請求項2又は3を引用する請求項4の発明
において、前記インジェクタ制御手段M10による前記
減量補正は、前記開閉弁M5の開弁時間が短い程、その
補正量が大きくなるように構成している。
において、前記インジェクタ制御手段M10による前記
減量補正は、前記開閉弁M5の開弁時間が短い程、その
補正量が大きくなるように構成している。
【0011】請求項1〜4のいずれかを引用する請求項
5の発明において、前記弁制御手段M6は、2つ以上の
異なるデューティ駆動周波数を選択的に用いて前記開閉
弁M5をデューティ制御するように構成している。
5の発明において、前記弁制御手段M6は、2つ以上の
異なるデューティ駆動周波数を選択的に用いて前記開閉
弁M5をデューティ制御するように構成している。
【0012】
【作用】上記構成によれば、キャニスタM2には燃料タ
ンクM1にて発生する蒸発燃料が吸着される。弁制御手
段M6は、開閉弁M5を所定のタイミングにて開弁動作
させて、キャニスタM2に吸着された蒸発燃料を放出通
路M3を介して内燃機関M4の吸気系に放出させる。噴
射量演算手段M8は、内燃機関M4の運転状態に応じて
インジェクタM7による燃料噴射量を演算する。期間推
定手段M9は、弁制御手段M6による開閉弁M5の開弁
に伴い放出される蒸発燃料がインジェクタM7の噴射位
置に達する期間を推定する。インジェクタ制御手段M1
0は、期間推定手段M9による期間内であれば、噴射量
演算手段M8による燃料噴射量を減量補正し減量補正後
の噴射量にてインジェクタM7を駆動させ、期間推定手
段M9による推定期間内でなければ、噴射量演算手段M
8による燃料噴射量にてインジェクタM7を駆動させ
る。
ンクM1にて発生する蒸発燃料が吸着される。弁制御手
段M6は、開閉弁M5を所定のタイミングにて開弁動作
させて、キャニスタM2に吸着された蒸発燃料を放出通
路M3を介して内燃機関M4の吸気系に放出させる。噴
射量演算手段M8は、内燃機関M4の運転状態に応じて
インジェクタM7による燃料噴射量を演算する。期間推
定手段M9は、弁制御手段M6による開閉弁M5の開弁
に伴い放出される蒸発燃料がインジェクタM7の噴射位
置に達する期間を推定する。インジェクタ制御手段M1
0は、期間推定手段M9による期間内であれば、噴射量
演算手段M8による燃料噴射量を減量補正し減量補正後
の噴射量にてインジェクタM7を駆動させ、期間推定手
段M9による推定期間内でなければ、噴射量演算手段M
8による燃料噴射量にてインジェクタM7を駆動させ
る。
【0013】要するに、開閉弁M5の開弁に伴い蒸発燃
料が内燃機関M4の吸気系に放出(パージ)されると、
その蒸発燃料がインジェクタM7による噴射燃料に混合
され混合気はリッチになる。即ち、空燃比の乱れを生じ
る。この場合、従来のように蒸発燃料の影響を受ける燃
焼気筒(単気筒内燃機関であれば、燃焼回数)が特定さ
れないと、該当気筒に対して減量補正を精度良く実施す
ることができない。
料が内燃機関M4の吸気系に放出(パージ)されると、
その蒸発燃料がインジェクタM7による噴射燃料に混合
され混合気はリッチになる。即ち、空燃比の乱れを生じ
る。この場合、従来のように蒸発燃料の影響を受ける燃
焼気筒(単気筒内燃機関であれば、燃焼回数)が特定さ
れないと、該当気筒に対して減量補正を精度良く実施す
ることができない。
【0014】これに対して、本構成では、開閉弁M5の
開弁に伴い放出された蒸発燃料がインジェクタM7の噴
射位置に達する期間を推定することで、蒸発燃料の影響
を受ける燃焼気筒(単気筒内燃機関であれば、燃焼回
数)の特定が容易となる。即ち、放出通路M3を介して
内燃機関M4の吸気系に吸入される蒸発燃料の挙動が把
握でき、蒸発燃料による空燃比の乱れが抑制される。
又、インジェクタM7の駆動により空燃比を安定化させ
るため、従来の装置のように開閉弁M5の制御負荷増大
を招くことはない。
開弁に伴い放出された蒸発燃料がインジェクタM7の噴
射位置に達する期間を推定することで、蒸発燃料の影響
を受ける燃焼気筒(単気筒内燃機関であれば、燃焼回
数)の特定が容易となる。即ち、放出通路M3を介して
内燃機関M4の吸気系に吸入される蒸発燃料の挙動が把
握でき、蒸発燃料による空燃比の乱れが抑制される。
又、インジェクタM7の駆動により空燃比を安定化させ
るため、従来の装置のように開閉弁M5の制御負荷増大
を招くことはない。
【0015】請求項2の構成によれば、請求項1の作用
に加えて、弁制御手段M6は開閉弁M5をデューティ制
御する。そして、そのデューティ制御による開閉弁M5
の開弁時間が短い程、期間推定手段M9は、蒸発燃料が
インジェクタM7の噴射位置に達するまでの推定期間を
遅らせる。即ち、デューティ制御による開閉弁M5の開
弁時間が短いと(デューティ比が小さいと)、内燃機関
M4の吸気系に流入する蒸発燃料の流量のばらつきが大
きくなり、空燃比の乱れが大きくなる傾向がある。しか
し、本構成によればデューティ比に応じた燃料噴射量の
補正が可能となる。
に加えて、弁制御手段M6は開閉弁M5をデューティ制
御する。そして、そのデューティ制御による開閉弁M5
の開弁時間が短い程、期間推定手段M9は、蒸発燃料が
インジェクタM7の噴射位置に達するまでの推定期間を
遅らせる。即ち、デューティ制御による開閉弁M5の開
弁時間が短いと(デューティ比が小さいと)、内燃機関
M4の吸気系に流入する蒸発燃料の流量のばらつきが大
きくなり、空燃比の乱れが大きくなる傾向がある。しか
し、本構成によればデューティ比に応じた燃料噴射量の
補正が可能となる。
【0016】請求項3の構成によれば、請求項2の作用
に加えて、インジェクタ制御手段M10は、開閉弁M5
の開弁時間が所定時間以下のときのみ減量補正を実行す
る。この場合、デューティ比が所定値以下での蒸発燃料
の流量ばらつきによる空燃比の乱れが解消される。
に加えて、インジェクタ制御手段M10は、開閉弁M5
の開弁時間が所定時間以下のときのみ減量補正を実行す
る。この場合、デューティ比が所定値以下での蒸発燃料
の流量ばらつきによる空燃比の乱れが解消される。
【0017】請求項4の構成によれば、請求項2又は3
の作用に加えて、インジェクタ制御手段M10は、開閉
弁M5の開弁時間が短い程、その補正量を大きくすべく
減量補正を実行する。つまり、デューティ比が小さくな
る程、蒸発燃料の流量ばらつきによる空燃比の乱れが大
きくなるが、この空燃比の乱れが解消される。
の作用に加えて、インジェクタ制御手段M10は、開閉
弁M5の開弁時間が短い程、その補正量を大きくすべく
減量補正を実行する。つまり、デューティ比が小さくな
る程、蒸発燃料の流量ばらつきによる空燃比の乱れが大
きくなるが、この空燃比の乱れが解消される。
【0018】請求項5に記載の構成によれば、請求項1
〜4の作用に加えて、弁制御手段M6は、2つ以上の異
なるデューティ駆動周波数を選択的に用いて開閉弁M5
をデューティ制御する。この場合、例えばデューティ駆
動周波数が大きくなると、開閉弁M5による蒸発燃料の
供給が小刻みに実施され、空燃比の乱れがさらに抑制さ
れる。
〜4の作用に加えて、弁制御手段M6は、2つ以上の異
なるデューティ駆動周波数を選択的に用いて開閉弁M5
をデューティ制御する。この場合、例えばデューティ駆
動周波数が大きくなると、開閉弁M5による蒸発燃料の
供給が小刻みに実施され、空燃比の乱れがさらに抑制さ
れる。
【0019】
(第1実施例)以下、この発明を空燃比制御装置に具体
化した第1実施例を図面に従って説明する。
化した第1実施例を図面に従って説明する。
【0020】図1は内燃機関の空燃比制御装置の概略構
成を示す図である。図1において、多気筒内燃機関(以
下、エンジンという)1は車両に搭載されており、エン
ジン1には吸気管2と排気管3とが接続されている。吸
気管2の内端部には電磁式のインジェクタ4が設けら
れ、その上流側にはスロットル弁5が設けられている。
排気管3には、排気ガス中の酸素濃度に応じた電圧信号
を出力する酸素センサ6が設けられている。
成を示す図である。図1において、多気筒内燃機関(以
下、エンジンという)1は車両に搭載されており、エン
ジン1には吸気管2と排気管3とが接続されている。吸
気管2の内端部には電磁式のインジェクタ4が設けら
れ、その上流側にはスロットル弁5が設けられている。
排気管3には、排気ガス中の酸素濃度に応じた電圧信号
を出力する酸素センサ6が設けられている。
【0021】前記インジェクタ4に燃料を供給するため
の燃料供給系統は、燃料タンク7、燃料ポンプ8、燃料
フィルタ9及び調圧弁10を有している。そして、燃料
タンク7内の燃料(ガソリン)は燃料ポンプ8によって
吸い上げられ、燃料フィルタ9を介して各インジェクタ
4へ圧送される。又、各インジェクタ4に供給される燃
料は調圧弁10によって所定圧力に調整される。
の燃料供給系統は、燃料タンク7、燃料ポンプ8、燃料
フィルタ9及び調圧弁10を有している。そして、燃料
タンク7内の燃料(ガソリン)は燃料ポンプ8によって
吸い上げられ、燃料フィルタ9を介して各インジェクタ
4へ圧送される。又、各インジェクタ4に供給される燃
料は調圧弁10によって所定圧力に調整される。
【0022】燃料タンク7の上部から延びるパージ管1
1は吸気管2のサージタンク12に連通されている。パ
ージ管11の途中には、燃料タンク7にて発生するエバ
ポガスに吸着する吸着材としての活性炭を収納したキャ
ニスタ13が配設されている。キャニスタ13には外気
を導入するための大気開放孔14が設けられている。パ
ージ管11はキャニスタ13よりもサージタンク12側
を放出通路15とし、この放出通路15の途中には開閉
弁としての可変流量電磁弁(以下、パージ弁という)1
6が設けられている。
1は吸気管2のサージタンク12に連通されている。パ
ージ管11の途中には、燃料タンク7にて発生するエバ
ポガスに吸着する吸着材としての活性炭を収納したキャ
ニスタ13が配設されている。キャニスタ13には外気
を導入するための大気開放孔14が設けられている。パ
ージ管11はキャニスタ13よりもサージタンク12側
を放出通路15とし、この放出通路15の途中には開閉
弁としての可変流量電磁弁(以下、パージ弁という)1
6が設けられている。
【0023】パージ弁16において、弁体17はスプリ
ング(図示略)により常にシート部18を閉じる方向に
付勢されているが、コイル19を励磁することによりシ
ート部18を開く方向に移動するようになっている。即
ち、パージ弁16はコイル19の消磁により放出通路1
5を閉じ、コイル19の励磁により放出通路15を開
く。このパージ弁16の開閉動作は、後述するCPU2
1によるパルス幅変調に基づいてデューティ比制御され
る。
ング(図示略)により常にシート部18を閉じる方向に
付勢されているが、コイル19を励磁することによりシ
ート部18を開く方向に移動するようになっている。即
ち、パージ弁16はコイル19の消磁により放出通路1
5を閉じ、コイル19の励磁により放出通路15を開
く。このパージ弁16の開閉動作は、後述するCPU2
1によるパルス幅変調に基づいてデューティ比制御され
る。
【0024】従って、このパージ弁16にCPU21か
ら制御信号を供給してキャニスタ13とエンジン1の吸
気管2とを連通すれば、大気開放孔14を介してキャニ
スタ13に新気が導入され、この新気がキャニスタ13
内を換気する。このとき、エバポガスが吸気管2からエ
ンジン1のシリンダ内に送り込まれてキャニスタパージ
が行われるとともに、キャニスタ13の吸着機能の回復
が得られる。なお、図2の特性図に示すように、新気導
入に伴うパージ空気量は、CPU21からパージ弁16
に供給されるパルス信号のデューティ比に応じて調節さ
れる。図2は吸気管2内の負圧が一定の場合での特性を
示す。この特性図によれば、パージ弁16のデューティ
比が0%から増加するにつれて、パージ空気量がほぼ直
線的に増加するのが分かる。
ら制御信号を供給してキャニスタ13とエンジン1の吸
気管2とを連通すれば、大気開放孔14を介してキャニ
スタ13に新気が導入され、この新気がキャニスタ13
内を換気する。このとき、エバポガスが吸気管2からエ
ンジン1のシリンダ内に送り込まれてキャニスタパージ
が行われるとともに、キャニスタ13の吸着機能の回復
が得られる。なお、図2の特性図に示すように、新気導
入に伴うパージ空気量は、CPU21からパージ弁16
に供給されるパルス信号のデューティ比に応じて調節さ
れる。図2は吸気管2内の負圧が一定の場合での特性を
示す。この特性図によれば、パージ弁16のデューティ
比が0%から増加するにつれて、パージ空気量がほぼ直
線的に増加するのが分かる。
【0025】又、スロットル弁5には同弁5の開度を検
出するスロットルセンサ22が、サージタンク12には
スロットル弁5を通過した吸入空気の圧力を検出する吸
気圧センサ23が、エンジン1のシリンダブロックには
冷却水の温度を検出する水温センサ24が設けられてい
る。CPU21には、上記各センサからのスロットル開
度信号,吸気圧信号,冷却水温信号の他に、回転数セン
サ(図示略)からのエンジン回転数信号,吸気温センサ
(図示略)からの吸気温信号,大気圧センサ(図示略)
からの大気圧信号が入力される。
出するスロットルセンサ22が、サージタンク12には
スロットル弁5を通過した吸入空気の圧力を検出する吸
気圧センサ23が、エンジン1のシリンダブロックには
冷却水の温度を検出する水温センサ24が設けられてい
る。CPU21には、上記各センサからのスロットル開
度信号,吸気圧信号,冷却水温信号の他に、回転数セン
サ(図示略)からのエンジン回転数信号,吸気温センサ
(図示略)からの吸気温信号,大気圧センサ(図示略)
からの大気圧信号が入力される。
【0026】CPU21は各検出信号に基づいて、吸気
圧PM、冷却水温THW、エンジン回転数NE、吸気温
THA、大気圧PA等を算出し、それらのデータをRA
M26に一次的に記憶する。RAM26の一部には電源
遮断時にもデータを記憶保持するバックアップRAM
(図示略)が構成されている。なお、例えば、吸気圧セ
ンサ23からの吸気圧信号に代えて吸入空気量センサか
らの吸入空気量信号をCPU21に入力したり、エンジ
ン始動前における吸気圧信号を大気圧信号としてCPU
21に入力したりすることもできる。
圧PM、冷却水温THW、エンジン回転数NE、吸気温
THA、大気圧PA等を算出し、それらのデータをRA
M26に一次的に記憶する。RAM26の一部には電源
遮断時にもデータを記憶保持するバックアップRAM
(図示略)が構成されている。なお、例えば、吸気圧セ
ンサ23からの吸気圧信号に代えて吸入空気量センサか
らの吸入空気量信号をCPU21に入力したり、エンジ
ン始動前における吸気圧信号を大気圧信号としてCPU
21に入力したりすることもできる。
【0027】さらに、ROM25は、エンジン全体の動
作を制御するための演算プログラムや各種マップを格納
している。そして、CPU21は、ROM25内の演算
プログラムやマップに基づいて空燃比制御を実施する。
つまり、CPU21は前記酸素センサ6からの電圧信号
を入力し、混合気のリッチ・リーン判定を行う。そし
て、CPU21はリッチからリーンに反転した場合及び
リーンからリッチに反転した場合は燃料噴射量を増減す
べくフィードバック補正係数FAFを段階状に変化(ス
キップ)させるとともに、リッチ又はリーンのときには
フィードバック補正係数FAF(本実施例では、フィー
ドバック補正係数FAFの基準値=1.0とする)を徐
々に増減させる。
作を制御するための演算プログラムや各種マップを格納
している。そして、CPU21は、ROM25内の演算
プログラムやマップに基づいて空燃比制御を実施する。
つまり、CPU21は前記酸素センサ6からの電圧信号
を入力し、混合気のリッチ・リーン判定を行う。そし
て、CPU21はリッチからリーンに反転した場合及び
リーンからリッチに反転した場合は燃料噴射量を増減す
べくフィードバック補正係数FAFを段階状に変化(ス
キップ)させるとともに、リッチ又はリーンのときには
フィードバック補正係数FAF(本実施例では、フィー
ドバック補正係数FAFの基準値=1.0とする)を徐
々に増減させる。
【0028】又、CPU21はエンジン回転数NEと吸
気圧PMとにより基本噴射時間Tpを求める。そして、
基本噴射時間Tpに対しフィードバック補正係数FAF
等による補正を行って最終噴射時間τを求め、所定の噴
射タイミングで前記インジェクタ4による燃料噴射を行
わせる。なお、本実施例では、CPU21により弁制御
手段、噴射量演算手段、期間推定手段及びインジェクタ
制御手段が構成されている。
気圧PMとにより基本噴射時間Tpを求める。そして、
基本噴射時間Tpに対しフィードバック補正係数FAF
等による補正を行って最終噴射時間τを求め、所定の噴
射タイミングで前記インジェクタ4による燃料噴射を行
わせる。なお、本実施例では、CPU21により弁制御
手段、噴射量演算手段、期間推定手段及びインジェクタ
制御手段が構成されている。
【0029】以下、上記のように構成された空燃比制御
装置の作用について、図4〜図15を用いて説明する。
なお、本実施例にて用いるフローチャートにおいて、図
4はCPU21によるベースルーチンとしての空燃比学
習制御ルーチンを示し、図5,図6は図4のサブルーチ
ンとしてのパージ率演算ルーチン,エバポ濃度演算ルー
チンを示す。又、図7は空燃比フィードバック制御ルー
チン、図8は燃料噴射制御ルーチン、図9はパージ弁制
御ルーチンを示し、図7〜図9のルーチンはCPU21
による所定の割り込みタイミングにて実行される。
装置の作用について、図4〜図15を用いて説明する。
なお、本実施例にて用いるフローチャートにおいて、図
4はCPU21によるベースルーチンとしての空燃比学
習制御ルーチンを示し、図5,図6は図4のサブルーチ
ンとしてのパージ率演算ルーチン,エバポ濃度演算ルー
チンを示す。又、図7は空燃比フィードバック制御ルー
チン、図8は燃料噴射制御ルーチン、図9はパージ弁制
御ルーチンを示し、図7〜図9のルーチンはCPU21
による所定の割り込みタイミングにて実行される。
【0030】最初に図4〜図9のルーチンによる全体の
制御動作について略述する。図4のルーチンでは、電源
投入後において先ず初期学習処理が実施され(ステップ
102,103)、その後、パージ演算処理(ステップ
104〜108)と定期学習処理(テップ111,11
2)とが繰り返し実行される。この際、学習処理の期間
においては、エンジン1の運転状態毎の空燃比ずれ量が
求められ、そのずれ量を修正するための学習補正値FL
RNがRAM26のバップアップRAMに記憶される。
制御動作について略述する。図4のルーチンでは、電源
投入後において先ず初期学習処理が実施され(ステップ
102,103)、その後、パージ演算処理(ステップ
104〜108)と定期学習処理(テップ111,11
2)とが繰り返し実行される。この際、学習処理の期間
においては、エンジン1の運転状態毎の空燃比ずれ量が
求められ、そのずれ量を修正するための学習補正値FL
RNがRAM26のバップアップRAMに記憶される。
【0031】又、図4のパージ演算処理の期間において
は、図5,図6のルーチンによってパージ率RPRGと
エバポ濃度FLPRGとが演算される。ここで、パージ
率RPRG(%)は、吸気管2における吸入空気量GA
に対するパージ弁16によるエバポガスのパージ流量G
PRGの比率を示す(RPRG=GPRG/GA)。エ
バポ濃度FLPRG(%)は、単位体積のエバポガス中
に含まれる燃料の比率を示す。さらに、同じくパージ演
算処理の期間においては、図9のルーチンによりパージ
弁16が所定のデューティ比で駆動される。本実施例で
はデューティ駆動周波数は10Hzに設定されている。
は、図5,図6のルーチンによってパージ率RPRGと
エバポ濃度FLPRGとが演算される。ここで、パージ
率RPRG(%)は、吸気管2における吸入空気量GA
に対するパージ弁16によるエバポガスのパージ流量G
PRGの比率を示す(RPRG=GPRG/GA)。エ
バポ濃度FLPRG(%)は、単位体積のエバポガス中
に含まれる燃料の比率を示す。さらに、同じくパージ演
算処理の期間においては、図9のルーチンによりパージ
弁16が所定のデューティ比で駆動される。本実施例で
はデューティ駆動周波数は10Hzに設定されている。
【0032】又、図7のルーチンではフィードバック補
正係数FAFが演算される。図8のルーチンでは基本噴
射時間Tpが演算されるとともに、同基本噴射時間Tp
に対してフィードバック補正や空燃比学習補正等が行わ
れインジェクタ4による最終噴射時間τが演算される。
正係数FAFが演算される。図8のルーチンでは基本噴
射時間Tpが演算されるとともに、同基本噴射時間Tp
に対してフィードバック補正や空燃比学習補正等が行わ
れインジェクタ4による最終噴射時間τが演算される。
【0033】一方で、パージ弁16の開弁に伴いエバポ
ガスがパージされると、そのエバポガスがインジェクタ
4の噴射位置にて噴射燃料と混合される。即ち、エバポ
ガスの影響を受けてエンジン1に供給される混合気がリ
ッチ寄りになる。そこで、図9のルーチンでは、パージ
弁16の開弁後において、エバポガスが放出通路15及
び吸気管2を通過してインジェクタ4の噴射位置に達す
る期間が推定される(以下、この推定期間をディレイ補
正期間という)。ここで、ディレイ補正期間は、パージ
弁16の開弁によりパージされるエバポガスが所定時間
だけ遅れて燃焼に供される期間を示し、本実施例では、
図14に示す如くパージ弁16と吸気管2内の配管によ
るエバポガスの漏れを補償するオンディレイ時間TDL
1と、実際のエバポ供給時間に相当するオフディレイ時
間TDL2とにて設定している。又、図8のルーチンで
は、ディレイ補正期間に該当する燃料噴射に対して、パ
ージ弁16のデューティ比に応じた最終噴射時間τの減
量補正が実施される(以下、この補正をディレイ補正と
いう)。
ガスがパージされると、そのエバポガスがインジェクタ
4の噴射位置にて噴射燃料と混合される。即ち、エバポ
ガスの影響を受けてエンジン1に供給される混合気がリ
ッチ寄りになる。そこで、図9のルーチンでは、パージ
弁16の開弁後において、エバポガスが放出通路15及
び吸気管2を通過してインジェクタ4の噴射位置に達す
る期間が推定される(以下、この推定期間をディレイ補
正期間という)。ここで、ディレイ補正期間は、パージ
弁16の開弁によりパージされるエバポガスが所定時間
だけ遅れて燃焼に供される期間を示し、本実施例では、
図14に示す如くパージ弁16と吸気管2内の配管によ
るエバポガスの漏れを補償するオンディレイ時間TDL
1と、実際のエバポ供給時間に相当するオフディレイ時
間TDL2とにて設定している。又、図8のルーチンで
は、ディレイ補正期間に該当する燃料噴射に対して、パ
ージ弁16のデューティ比に応じた最終噴射時間τの減
量補正が実施される(以下、この補正をディレイ補正と
いう)。
【0034】なお、下記のルーチンにおける空燃比フィ
ードバックの実施条件(フィードバック条件)として
は、主に以下に示す(1)〜(6)の条件を設定してお
り、これらを全て満足した場合、フィードバック条件が
満たされたとする。(1)始動時でないこと。(2)燃
料カット中でないこと。(3)冷却水温THW≧40℃
であること。(4)τ>τmin であること(ただし、τ
min はインジェクタ4の最小噴射時間)。(5)酸素セ
ンサ6が活性状態であること。(6)高負荷・高回転状
態でないこと。
ードバックの実施条件(フィードバック条件)として
は、主に以下に示す(1)〜(6)の条件を設定してお
り、これらを全て満足した場合、フィードバック条件が
満たされたとする。(1)始動時でないこと。(2)燃
料カット中でないこと。(3)冷却水温THW≧40℃
であること。(4)τ>τmin であること(ただし、τ
min はインジェクタ4の最小噴射時間)。(5)酸素セ
ンサ6が活性状態であること。(6)高負荷・高回転状
態でないこと。
【0035】さらに、下記のルーチンでは、フィードバ
ック補正係数FAFをスキップ毎、又は所定時間毎にな
まし(平均化)処理し、その値をなまし値FAFAVと
して用いる。又、前記なまし値FAFAVとフィードバ
ック補正係数FAFの基準値(=1)との差の絶対値
を、フィードバック補正係数FAFの偏差ΔFAFとし
て用いる(ΔFAF=|FAFAV−1|)。
ック補正係数FAFをスキップ毎、又は所定時間毎にな
まし(平均化)処理し、その値をなまし値FAFAVと
して用いる。又、前記なまし値FAFAVとフィードバ
ック補正係数FAFの基準値(=1)との差の絶対値
を、フィードバック補正係数FAFの偏差ΔFAFとし
て用いる(ΔFAF=|FAFAV−1|)。
【0036】以下、各ルーチンの具体的な処理内容につ
いて、図4の空燃比学習制御ルーチンから順に詳細に説
明する。さて、CPU21への電源投入に伴い図4のル
ーチンが起動されると、CPU21は先ずステップ10
1にて空燃比学習条件の判別を行う。この空燃比学習条
件には、前述のフィードバック条件や水温条件(THW
>80℃)等が含まれる。そして、学習条件が成立して
いれば、CPU21はステップ102及び103で初期
の空燃比学習を実行する。即ち、CPU21は、ステッ
プ102で空燃比学習(学習補正値FLRNの算出)を
実行する。そして、フィードバック補正係数FAFの偏
差ΔFAF(=|FAFAV−1|)が2%以内に安定
した状態(なまし値FAFAVが基準値に対して安定し
た状態)において、フィードバック補正係数FAFの1
2回のスキップが完了すると、即ちステップ103が満
たされると、CPU21は初期学習が完了したとしてス
テップ104に進む。
いて、図4の空燃比学習制御ルーチンから順に詳細に説
明する。さて、CPU21への電源投入に伴い図4のル
ーチンが起動されると、CPU21は先ずステップ10
1にて空燃比学習条件の判別を行う。この空燃比学習条
件には、前述のフィードバック条件や水温条件(THW
>80℃)等が含まれる。そして、学習条件が成立して
いれば、CPU21はステップ102及び103で初期
の空燃比学習を実行する。即ち、CPU21は、ステッ
プ102で空燃比学習(学習補正値FLRNの算出)を
実行する。そして、フィードバック補正係数FAFの偏
差ΔFAF(=|FAFAV−1|)が2%以内に安定
した状態(なまし値FAFAVが基準値に対して安定し
た状態)において、フィードバック補正係数FAFの1
2回のスキップが完了すると、即ちステップ103が満
たされると、CPU21は初期学習が完了したとしてス
テップ104に進む。
【0037】その後、CPU21は、ステップ104で
パージ率RPRGを演算するとともに、ステップ105
でエバポ濃度FLPRGを演算する。ここで、ステップ
104は図5のパージ率演算ルーチンに、ステップ10
5は図6のエバポ濃度演算ルーチンに相当するが、これ
らの詳細については後述する。
パージ率RPRGを演算するとともに、ステップ105
でエバポ濃度FLPRGを演算する。ここで、ステップ
104は図5のパージ率演算ルーチンに、ステップ10
5は図6のエバポ濃度演算ルーチンに相当するが、これ
らの詳細については後述する。
【0038】次に、CPU21は、ステップ106〜1
08に示すパージ継続条件の判別を行う。詳しくは、C
PU21はステップ106で吸気温THAが50℃より
も高いか否かを判別する。この時、THA>50℃であ
れば、CPU21は燃料タンク7内の受熱が多くなりエ
バポガスの発生量が増大すると判断し、ステップ104
に戻ってパージを継続する。又、CPU21はステップ
107でエバポ濃度FLPRGが1%よりも大きい値で
あるか否かを判別する。この時、FLPRG>1%であ
れば、CPU21はキャニスタ13に吸着されたエバポ
ガス量が多いと判断し、ステップ104に戻ってパージ
を継続する。さらに、CPU21はステップ108でパ
ージ開始からの経過時間が120sec以内であるか否
かを判別し、120秒以内であればステップ104に戻
ってパージを継続する。即ち、ステップ106〜108
のいずれかが肯定判別された場合、パージ要であるとみ
なされ、空燃比学習よりもパージが優先的に実施され
る。
08に示すパージ継続条件の判別を行う。詳しくは、C
PU21はステップ106で吸気温THAが50℃より
も高いか否かを判別する。この時、THA>50℃であ
れば、CPU21は燃料タンク7内の受熱が多くなりエ
バポガスの発生量が増大すると判断し、ステップ104
に戻ってパージを継続する。又、CPU21はステップ
107でエバポ濃度FLPRGが1%よりも大きい値で
あるか否かを判別する。この時、FLPRG>1%であ
れば、CPU21はキャニスタ13に吸着されたエバポ
ガス量が多いと判断し、ステップ104に戻ってパージ
を継続する。さらに、CPU21はステップ108でパ
ージ開始からの経過時間が120sec以内であるか否
かを判別し、120秒以内であればステップ104に戻
ってパージを継続する。即ち、ステップ106〜108
のいずれかが肯定判別された場合、パージ要であるとみ
なされ、空燃比学習よりもパージが優先的に実施され
る。
【0039】又、ステップ106〜108の条件の全て
が否定判別された場合、CPU21はパージ不要になっ
たとしてステップ109に進み、パージ実行フラグXP
RGを「0」にリセットするとともに、続くステップ1
10でパージ率RPRGを0%にリセットする。ここ
で、パージ実行フラグXPRGはパージ弁16によるエ
バポパージを実行するか否かを判別するものであり、X
PRG=「0」であればパージが実行されないようにな
っている。
が否定判別された場合、CPU21はパージ不要になっ
たとしてステップ109に進み、パージ実行フラグXP
RGを「0」にリセットするとともに、続くステップ1
10でパージ率RPRGを0%にリセットする。ここ
で、パージ実行フラグXPRGはパージ弁16によるエ
バポパージを実行するか否かを判別するものであり、X
PRG=「0」であればパージが実行されないようにな
っている。
【0040】その後、CPU21はステップ111及び
112で空燃比の定期学習を実行する。即ち、CPU2
1は、ステップ111で空燃比学習(学習補正値FLR
Nの算出)を実行する。そして、偏差ΔFAFが2%以
内に安定した状態において、フィードバック補正係数F
AFの6回のスキップが完了すると、即ちステップ11
2が満たされると、CPU21は定期学習が完了したと
してステップ104に戻る。その後、CPU21は前述
のステップ104〜112を繰り返し実行する。
112で空燃比の定期学習を実行する。即ち、CPU2
1は、ステップ111で空燃比学習(学習補正値FLR
Nの算出)を実行する。そして、偏差ΔFAFが2%以
内に安定した状態において、フィードバック補正係数F
AFの6回のスキップが完了すると、即ちステップ11
2が満たされると、CPU21は定期学習が完了したと
してステップ104に戻る。その後、CPU21は前述
のステップ104〜112を繰り返し実行する。
【0041】次いで、図5のパージ率演算ルーチンを説
明する。図5において、CPU21はステップ201で
前述のフィードバック条件が成立するか否かを判別し、
ステップ202で冷却水温THW>80℃であるか否か
を判別する。ステップ201,202のいずれかが否定
判別された場合、CPU21はステップ203に進み、
パージ実行フラグXPRGを「0」にリセットして本ル
ーチンを終了する。
明する。図5において、CPU21はステップ201で
前述のフィードバック条件が成立するか否かを判別し、
ステップ202で冷却水温THW>80℃であるか否か
を判別する。ステップ201,202のいずれかが否定
判別された場合、CPU21はステップ203に進み、
パージ実行フラグXPRGを「0」にリセットして本ル
ーチンを終了する。
【0042】又、ステップ201,202が共に肯定判
別された場合、CPU21はステップ204でパージ実
行フラグXPRGを「1」にセットした後、ステップ2
05〜209でパージ率RPRGを演算する。詳しく
は、CPU21はステップ205で偏差ΔFAF>5%
であるか否かを判別し、ステップ206で偏差ΔFAF
>10%であるか否かを判別する。そして、ΔFAF≦
5%であれば、CPU21はステップ207へ進み、パ
ージ率RPRGの値を0.05%増加させる。5%<Δ
FAF≦10%であれば、CPU21はステップ208
へ進み、パージ率RPRGをその時の値にホールドす
る。ΔFAF>10%であれば、CPU21はステップ
209へ進み、パージ率RPRGの値を0.05%減少
させる。
別された場合、CPU21はステップ204でパージ実
行フラグXPRGを「1」にセットした後、ステップ2
05〜209でパージ率RPRGを演算する。詳しく
は、CPU21はステップ205で偏差ΔFAF>5%
であるか否かを判別し、ステップ206で偏差ΔFAF
>10%であるか否かを判別する。そして、ΔFAF≦
5%であれば、CPU21はステップ207へ進み、パ
ージ率RPRGの値を0.05%増加させる。5%<Δ
FAF≦10%であれば、CPU21はステップ208
へ進み、パージ率RPRGをその時の値にホールドす
る。ΔFAF>10%であれば、CPU21はステップ
209へ進み、パージ率RPRGの値を0.05%減少
させる。
【0043】最後に、CPU21はステップ210でパ
ージ率RPRGが図3にて設定される上限内であるか否
かをチェックし、上限値を越える値であれば上限値でホ
ールドする。なお、図3は、エンジン回転数NEとエン
ジン負荷(本実施例では吸気圧PMであるが、その他に
吸入空気量やスロットル開度でもよい)により決定され
る全開パージ率マップであり、パージ弁16のデューテ
ィ比=100%時における最大パージ率を示している。
ージ率RPRGが図3にて設定される上限内であるか否
かをチェックし、上限値を越える値であれば上限値でホ
ールドする。なお、図3は、エンジン回転数NEとエン
ジン負荷(本実施例では吸気圧PMであるが、その他に
吸入空気量やスロットル開度でもよい)により決定され
る全開パージ率マップであり、パージ弁16のデューテ
ィ比=100%時における最大パージ率を示している。
【0044】一方、図6のエバポ濃度演算ルーチンで
は、CPU21はステップ301でパージ実行フラグX
PRG=「1」であるか否かを判別する。そして、XP
RG=「0」であれば、CPU21はそのままルーチン
を終了する。又、XPRG=「1」であれば、CPU2
1はステップ302でフィードバック補正係数FAFの
なまし値FAFAVからフィードバック補正係数FAF
の基準値(=1)を減算した値(=FAFAV−1)を
求め、その後、ステップ303〜307でエバポ濃度F
LPRGを演算する。
は、CPU21はステップ301でパージ実行フラグX
PRG=「1」であるか否かを判別する。そして、XP
RG=「0」であれば、CPU21はそのままルーチン
を終了する。又、XPRG=「1」であれば、CPU2
1はステップ302でフィードバック補正係数FAFの
なまし値FAFAVからフィードバック補正係数FAF
の基準値(=1)を減算した値(=FAFAV−1)を
求め、その後、ステップ303〜307でエバポ濃度F
LPRGを演算する。
【0045】即ち、CPU21はステップ303で、前
記ステップ302の算出値(=FAFAV−1)が2%
よりも大きい値であるか否かを判別する。又、CPU2
1はステップ304で、前記ステップ302の算出値
(=FAFAV−1)が−2%よりも小さい値であるか
否かを判別する。
記ステップ302の算出値(=FAFAV−1)が2%
よりも大きい値であるか否かを判別する。又、CPU2
1はステップ304で、前記ステップ302の算出値
(=FAFAV−1)が−2%よりも小さい値であるか
否かを判別する。
【0046】そして、(FAFAV−1)>2%であれ
ば即ち空燃比がリーン寄りであれば、CPU21は現在
のエバポ濃度FLPRGよりも実際の濃度FLPRGは
薄いと判断し、ステップ305でエバポ濃度FLPRG
の値を0.2%減少させる。(FAFAV−1)<−2
%であれば即ち空燃比がリッチ寄りであれば、CPU2
1は現在のエバポ濃度FLPRGよりも実際の濃度FL
PRGは濃いと判断し、ステップ306でエバポ濃度F
LPRGの値を0.2%増加させる。又、−2%≦(F
AFAV−1)≦2%であれば、CPU21は現在のエ
バポ濃度FLPRGがほぼ実際値であると判断し、ステ
ップ307でエバポ濃度FLPRGをその時の値にホー
ルドする。
ば即ち空燃比がリーン寄りであれば、CPU21は現在
のエバポ濃度FLPRGよりも実際の濃度FLPRGは
薄いと判断し、ステップ305でエバポ濃度FLPRG
の値を0.2%減少させる。(FAFAV−1)<−2
%であれば即ち空燃比がリッチ寄りであれば、CPU2
1は現在のエバポ濃度FLPRGよりも実際の濃度FL
PRGは濃いと判断し、ステップ306でエバポ濃度F
LPRGの値を0.2%増加させる。又、−2%≦(F
AFAV−1)≦2%であれば、CPU21は現在のエ
バポ濃度FLPRGがほぼ実際値であると判断し、ステ
ップ307でエバポ濃度FLPRGをその時の値にホー
ルドする。
【0047】エバポ濃度FLPRGの値を更新後、CP
U21はステップ308にてエバポ濃度FLPRGの値
の上下限である0〜25%以内であるか否かをチェック
してこのルーチンを終了する。
U21はステップ308にてエバポ濃度FLPRGの値
の上下限である0〜25%以内であるか否かをチェック
してこのルーチンを終了する。
【0048】次いで、図7の空燃比フィードバック制御
ルーチンを説明する。このルーチンはCPU21による
4msec毎の時間割り込みにて実行される。図7にお
いて、CPU21は先ずステップ401で上述のフィー
ドバック条件が成立するか否かを判別する。そして、フ
ィードバック条件が成立しない場合、CPU21はステ
ップ402へ進みフィードバック補正係数FAF=1.
0とする。又、フィードバック条件成立ならば、CPU
21はステップ403に進み酸素センサ出力と所定判定
レベルとを比較し、それぞれ所定時間H,I(mse
c)だけ遅らせて空燃比フラグXOXRを操作する。例
えば、酸素センサ6の出力がリッチ側であればXOXR
=「1」、リーン側であればXOXR=「0」とする。
ルーチンを説明する。このルーチンはCPU21による
4msec毎の時間割り込みにて実行される。図7にお
いて、CPU21は先ずステップ401で上述のフィー
ドバック条件が成立するか否かを判別する。そして、フ
ィードバック条件が成立しない場合、CPU21はステ
ップ402へ進みフィードバック補正係数FAF=1.
0とする。又、フィードバック条件成立ならば、CPU
21はステップ403に進み酸素センサ出力と所定判定
レベルとを比較し、それぞれ所定時間H,I(mse
c)だけ遅らせて空燃比フラグXOXRを操作する。例
えば、酸素センサ6の出力がリッチ側であればXOXR
=「1」、リーン側であればXOXR=「0」とする。
【0049】次に、CPU21はステップ404に進ん
でこの空燃比フラグXOXRに基づいてフィードバック
補正係数FAFの値を操作する。即ち、空燃比フラグX
OXRが「0」→「1」又は「1」→「0」に変化した
時、フィードバック補正係数FAFの値を所定量スキッ
プさせ、空燃比フラグXOXRが「1」又は「0」継続
している時、フィードバック補正係数FAFの積分制御
を行う。そして、CPU21は、次のステップ405へ
進んでフィードバック補正係数FAFの値の上下限チェ
ックをし、その後、本ルーチンを終了する。
でこの空燃比フラグXOXRに基づいてフィードバック
補正係数FAFの値を操作する。即ち、空燃比フラグX
OXRが「0」→「1」又は「1」→「0」に変化した
時、フィードバック補正係数FAFの値を所定量スキッ
プさせ、空燃比フラグXOXRが「1」又は「0」継続
している時、フィードバック補正係数FAFの積分制御
を行う。そして、CPU21は、次のステップ405へ
進んでフィードバック補正係数FAFの値の上下限チェ
ックをし、その後、本ルーチンを終了する。
【0050】次いで、図8の燃料噴射制御ルーチンを説
明する。このルーチンはCPU21による4msec毎
の時間割り込みにて実行される。図8において、CPU
21はステップ501でROM25内にマップとして格
納されているデータに基づき、エンジン回転数NEと吸
気圧PMに応じた基本噴射時間Tpを演算する。次に、
CPU21はステップ502でエンジン1の運転状態に
関する補正係数(冷却水温,始動後増量,吸気温等)
と、フィードバック補正係数FAFと、学習補正値FL
RNとに対応する基本補正係数Fcを算出する。又、C
PU21は続くステップ503で、図6のルーチンで演
算したエバポ濃度FLPRGと、図5のルーチンで演算
したパージ率RPRGとを掛け合わせてパージ補正係数
FPRGを算出する(FPRG=FLPRG・RPR
G)。
明する。このルーチンはCPU21による4msec毎
の時間割り込みにて実行される。図8において、CPU
21はステップ501でROM25内にマップとして格
納されているデータに基づき、エンジン回転数NEと吸
気圧PMに応じた基本噴射時間Tpを演算する。次に、
CPU21はステップ502でエンジン1の運転状態に
関する補正係数(冷却水温,始動後増量,吸気温等)
と、フィードバック補正係数FAFと、学習補正値FL
RNとに対応する基本補正係数Fcを算出する。又、C
PU21は続くステップ503で、図6のルーチンで演
算したエバポ濃度FLPRGと、図5のルーチンで演算
したパージ率RPRGとを掛け合わせてパージ補正係数
FPRGを算出する(FPRG=FLPRG・RPR
G)。
【0051】その後、CPU21は、ステップ504で
上記の基本噴射時間Tp,基本補正係数Fc,パージ補
正係数FPRG,無効噴射時間Tvに基づいて最終噴射
時間τを演算する(τ=Tp・(Fc+FPRG)+T
v)。
上記の基本噴射時間Tp,基本補正係数Fc,パージ補
正係数FPRG,無効噴射時間Tvに基づいて最終噴射
時間τを演算する(τ=Tp・(Fc+FPRG)+T
v)。
【0052】その後、CPU21はステップ505で、
現在がディレイ補正時期であるか否かを判別する。この
ディレイ補正期間は、後述の図9のルーチンにて設定さ
れる。そして、現在がディレイ補正時期でなければ、C
PU21はそのままルーチンを終了し、所定の燃料噴射
タイミングになった時点で、上述のステップ504にて
演算した最終噴射時間τに基づいてインジェクタ4によ
る燃料噴射を実施する。
現在がディレイ補正時期であるか否かを判別する。この
ディレイ補正期間は、後述の図9のルーチンにて設定さ
れる。そして、現在がディレイ補正時期でなければ、C
PU21はそのままルーチンを終了し、所定の燃料噴射
タイミングになった時点で、上述のステップ504にて
演算した最終噴射時間τに基づいてインジェクタ4によ
る燃料噴射を実施する。
【0053】又、現在がディレイ補正時期であれば、C
PU21はステップ506に進み、図12を用いてディ
レイ補正係数KDLを求める。ここで、ディレイ補正係
数KDLは、デューティ比が略50%以上ではKDL=
1となり、50%未満ではデューティ比が小さくなる程
小さくなるように設定されている。つまり、デューティ
比が小さくなると、実際に吸気管2に流入するエバポガ
ス量の脈動が大きくなり、空燃比が乱れ易くなる。図1
3(a),(b)を参照すれば、デューティ比=30%
の際の流入量の脈動幅W1は、デューティ比=60%の
際の流入量の脈動幅W2よりも大きいのが分かる。そこ
で、本実施例では、この実際のエバポガスの流入量の脈
動を解消すべく、図12にてディレイ補正係数KDLを
決定している。
PU21はステップ506に進み、図12を用いてディ
レイ補正係数KDLを求める。ここで、ディレイ補正係
数KDLは、デューティ比が略50%以上ではKDL=
1となり、50%未満ではデューティ比が小さくなる程
小さくなるように設定されている。つまり、デューティ
比が小さくなると、実際に吸気管2に流入するエバポガ
ス量の脈動が大きくなり、空燃比が乱れ易くなる。図1
3(a),(b)を参照すれば、デューティ比=30%
の際の流入量の脈動幅W1は、デューティ比=60%の
際の流入量の脈動幅W2よりも大きいのが分かる。そこ
で、本実施例では、この実際のエバポガスの流入量の脈
動を解消すべく、図12にてディレイ補正係数KDLを
決定している。
【0054】その後、CPU21はステップ507で、
前記ステップ504で演算した最終噴射時間τにディレ
イ補正係数KDLを乗算して新たに最終噴射時間τを求
める。そして、CPU21は、所定の燃料噴射タイミン
グになった時点で、上述のステップ507にて演算した
最終噴射時間τに基づいてインジェクタ4による燃料噴
射を実施する。
前記ステップ504で演算した最終噴射時間τにディレ
イ補正係数KDLを乗算して新たに最終噴射時間τを求
める。そして、CPU21は、所定の燃料噴射タイミン
グになった時点で、上述のステップ507にて演算した
最終噴射時間τに基づいてインジェクタ4による燃料噴
射を実施する。
【0055】次いで、図9のパージ弁制御ルーチンを説
明する。このルーチンはCPU21による100mse
c毎の時間割り込みにて実行される。図9において、C
PU21はステップ601でパージ実行フラグXPRG
が「1」であるか否かを判別する。そして、XPRG=
「1」であれば、ステップ602で吸気圧PMを読み込
むとともに、ステップ603でエンジン回転数NEを読
み込む。そして、CPU21は続くステップ604で所
定の係数Kaとエンジン回転数NEと吸気圧力PMとを
乗算して吸入空気量GAを演算する(GA=Ka・NE
・PM)。
明する。このルーチンはCPU21による100mse
c毎の時間割り込みにて実行される。図9において、C
PU21はステップ601でパージ実行フラグXPRG
が「1」であるか否かを判別する。そして、XPRG=
「1」であれば、ステップ602で吸気圧PMを読み込
むとともに、ステップ603でエンジン回転数NEを読
み込む。そして、CPU21は続くステップ604で所
定の係数Kaとエンジン回転数NEと吸気圧力PMとを
乗算して吸入空気量GAを演算する(GA=Ka・NE
・PM)。
【0056】その後、CPU21はステップ605に進
み、上記吸入空気量GAと図5のルーチンで求めたパー
ジ率RPRGとを乗算してパージ流量GPRGを算出す
る(GPRG=GA・RPRG)。続いて、CPU21
はステップ606で上記パージ流量GPRGと、大気圧
PA及び吸気圧PMの差圧(以下、この差圧をゲージ圧
という)との2つのパラメータに基づき、図10のデュ
ーティ比マップを用いてパージ弁16を駆動させるため
のデューティ比を求める。なお、各パラメータの値がマ
ップ値の中間値をとる場合には、補間にてデューティ比
を求める。具体的には、例としてゲージ圧(PA−P
M)=215mmHg、パージ流量GPRG=0.15
g/secの場合、デューティ比は図10の破線枠Q内
の値となり、デューティ比=(20+19+40+3
8)/4=29.2%となる。
み、上記吸入空気量GAと図5のルーチンで求めたパー
ジ率RPRGとを乗算してパージ流量GPRGを算出す
る(GPRG=GA・RPRG)。続いて、CPU21
はステップ606で上記パージ流量GPRGと、大気圧
PA及び吸気圧PMの差圧(以下、この差圧をゲージ圧
という)との2つのパラメータに基づき、図10のデュ
ーティ比マップを用いてパージ弁16を駆動させるため
のデューティ比を求める。なお、各パラメータの値がマ
ップ値の中間値をとる場合には、補間にてデューティ比
を求める。具体的には、例としてゲージ圧(PA−P
M)=215mmHg、パージ流量GPRG=0.15
g/secの場合、デューティ比は図10の破線枠Q内
の値となり、デューティ比=(20+19+40+3
8)/4=29.2%となる。
【0057】その後、CPU21は、ステップ607で
デューティ比が50%以下であるか否かを判別する。そ
して、デューティ比≦50%の場合のみ、後続のステッ
プ608及び609を実行する。詳しくは、CPU21
はステップ608で、図11を用いてディレイ補正期間
を設定するためのオンディレイ時間TDL1(図11に
実線で示す)とオフディレイ時間TDL2(図11に二
点鎖線で示す)とを求める。ここで、図13(a),
(b)を用いて前述した通りデューティ比が小さくなる
とエバポガスによる空燃比の乱れが大きくなる傾向があ
る。そのため、図11にて決定されるオン,オフディレ
イ時間TDL1,TDL2は、デューティ比が小さくな
る程、大きくなるように設定されている。
デューティ比が50%以下であるか否かを判別する。そ
して、デューティ比≦50%の場合のみ、後続のステッ
プ608及び609を実行する。詳しくは、CPU21
はステップ608で、図11を用いてディレイ補正期間
を設定するためのオンディレイ時間TDL1(図11に
実線で示す)とオフディレイ時間TDL2(図11に二
点鎖線で示す)とを求める。ここで、図13(a),
(b)を用いて前述した通りデューティ比が小さくなる
とエバポガスによる空燃比の乱れが大きくなる傾向があ
る。そのため、図11にて決定されるオン,オフディレ
イ時間TDL1,TDL2は、デューティ比が小さくな
る程、大きくなるように設定されている。
【0058】又、CPU21はステップ609で、上記
オンディレイ時間TDL1とオフディレイ時間TDL2
とに対応するディレイ補正期間を図示しないフリーラン
タイマにセットする。
オンディレイ時間TDL1とオフディレイ時間TDL2
とに対応するディレイ補正期間を図示しないフリーラン
タイマにセットする。
【0059】その後、CPU21はステップ611で、
上記のデューティ比にてパージ弁16を駆動させる。一
方、前記ステップ601でXPRG=「0」であれば、
CPU21はステップ610でデューティ比=0とした
後、ステップ611の処理を実行する。
上記のデューティ比にてパージ弁16を駆動させる。一
方、前記ステップ601でXPRG=「0」であれば、
CPU21はステップ610でデューティ比=0とした
後、ステップ611の処理を実行する。
【0060】次いで、上記のフローチャートによるCP
U21の動作を図14及び図15のタイムチャートを用
いて説明する。なお、図14において、時間t1は電源
投入後、最初に空燃比フィードバック条件が成立するタ
イミング、時間t2は水温条件(THW>80℃)が成
立するタイミングを示し、又、時間t2〜t3及び時間
t4〜t5は図4のルーチンによる空燃比学習が実施さ
れる期間を示している。
U21の動作を図14及び図15のタイムチャートを用
いて説明する。なお、図14において、時間t1は電源
投入後、最初に空燃比フィードバック条件が成立するタ
イミング、時間t2は水温条件(THW>80℃)が成
立するタイミングを示し、又、時間t2〜t3及び時間
t4〜t5は図4のルーチンによる空燃比学習が実施さ
れる期間を示している。
【0061】図14について時間を追って説明する。先
ず、時間t1にて空燃比のフィードバック条件が成立す
ると、フィードバック補正係数FAFが基準値(=1)
から変化し始める。又、時間t2にて水温条件が成立す
ると空燃比学習が開始される。時間t1以後、フィード
バック補正係数FAFが基準値(=1)へ収束すべく変
化する。そして、時間t2〜t3の初期学習期間におい
て、フィードバック補正係数FAF(まなし値FAFA
V)が基準値に対して2%以内に安定した状態で、12
回のスキップが実施される。
ず、時間t1にて空燃比のフィードバック条件が成立す
ると、フィードバック補正係数FAFが基準値(=1)
から変化し始める。又、時間t2にて水温条件が成立す
ると空燃比学習が開始される。時間t1以後、フィード
バック補正係数FAFが基準値(=1)へ収束すべく変
化する。そして、時間t2〜t3の初期学習期間におい
て、フィードバック補正係数FAF(まなし値FAFA
V)が基準値に対して2%以内に安定した状態で、12
回のスキップが実施される。
【0062】時間t3になると、パージ実行フラグXP
RGが「1」にセットされ、所定のデューティ比にてパ
ージ弁16が開放される。すると、キャニスタ13の吸
着燃料がパージされ、その後、エバポ濃度FLPRGが
薄くなり(FLPRG≦1%)且つパージの継続時間1
20秒が経過する迄、パージが実行される(時間t3〜
t4の期間)。
RGが「1」にセットされ、所定のデューティ比にてパ
ージ弁16が開放される。すると、キャニスタ13の吸
着燃料がパージされ、その後、エバポ濃度FLPRGが
薄くなり(FLPRG≦1%)且つパージの継続時間1
20秒が経過する迄、パージが実行される(時間t3〜
t4の期間)。
【0063】時間t4になると、空燃比学習が再開さ
れ、フィードバック補正係数FAF(なまし値FAFA
V)が基準値に対して2%以内に安定した状態で、6回
のスキップが完了する迄、空燃比学習が実施される(時
間t4〜t5の定期学習期間)。以降、パージ処理と定
期学習処理とが交互に繰り返される。
れ、フィードバック補正係数FAF(なまし値FAFA
V)が基準値に対して2%以内に安定した状態で、6回
のスキップが完了する迄、空燃比学習が実施される(時
間t4〜t5の定期学習期間)。以降、パージ処理と定
期学習処理とが交互に繰り返される。
【0064】一方、図15のタイムチャートは、パージ
実行期間(例えば、図14の時間t3〜t4の期間)に
おける燃料噴射動作やパージ動作の詳細を示している。
なお、図15において、時間t11〜t12及び時間t
21〜t22は、ディレイ補正期間を示している。又、
時間ta前は比較的低回転域での動作を示し、時間ta
後は高回転域での動作を示している。
実行期間(例えば、図14の時間t3〜t4の期間)に
おける燃料噴射動作やパージ動作の詳細を示している。
なお、図15において、時間t11〜t12及び時間t
21〜t22は、ディレイ補正期間を示している。又、
時間ta前は比較的低回転域での動作を示し、時間ta
後は高回転域での動作を示している。
【0065】図15において、パージ弁16はデューテ
ィ駆動周波数=10Hz(100msec毎)で駆動さ
れる。ここで、デューティ比のオン区間はパージ弁16
の開弁区間に相当する。そして、デューティ比信号のオ
ンエッジ(立ち上がりエッジ)を基準にしてオンディレ
イ時間TDL1とオフディレイ時間TDL2とが設定さ
れ、両ディレイ時間の間のディレイ補正期間(時間t1
1〜t12の期間)においては、デューティ比に応じて
燃料噴射量が減量補正される。例えば、図15において
デューティ比=30%とすれば、図12を用いてディレ
イ補正係数KDL≒0.8が得られ、最終噴射時間τは
前記ディレイ補正係数KDLを乗算した結果により減量
補正されることになる。即ち、図15にてディレイ補正
期間外の最終噴射時間をτ1、ディレイ補正期間(時間
t11〜t12の期間)での最終噴射時間をτ2とすれ
ば、ディレイ補正の有無によりτ1>τ2となる。
ィ駆動周波数=10Hz(100msec毎)で駆動さ
れる。ここで、デューティ比のオン区間はパージ弁16
の開弁区間に相当する。そして、デューティ比信号のオ
ンエッジ(立ち上がりエッジ)を基準にしてオンディレ
イ時間TDL1とオフディレイ時間TDL2とが設定さ
れ、両ディレイ時間の間のディレイ補正期間(時間t1
1〜t12の期間)においては、デューティ比に応じて
燃料噴射量が減量補正される。例えば、図15において
デューティ比=30%とすれば、図12を用いてディレ
イ補正係数KDL≒0.8が得られ、最終噴射時間τは
前記ディレイ補正係数KDLを乗算した結果により減量
補正されることになる。即ち、図15にてディレイ補正
期間外の最終噴射時間をτ1、ディレイ補正期間(時間
t11〜t12の期間)での最終噴射時間をτ2とすれ
ば、ディレイ補正の有無によりτ1>τ2となる。
【0066】そして、このディレイ補正を行った場合と
行わない場合との空燃比を比較してみると、ディレイ補
正を行わない場合にはパージ弁16の開放から所定時間
が経過したタイミングでエバポガスによる空燃比の乱れ
(空燃比がリッチになる)が生じている。これに対し
て、ディレイ補正を行った場合は、上記の空燃比の乱れ
が解消されているのが分かる。
行わない場合との空燃比を比較してみると、ディレイ補
正を行わない場合にはパージ弁16の開放から所定時間
が経過したタイミングでエバポガスによる空燃比の乱れ
(空燃比がリッチになる)が生じている。これに対し
て、ディレイ補正を行った場合は、上記の空燃比の乱れ
が解消されているのが分かる。
【0067】一方、エンジン1が高回転状態となる時間
ta以降では、燃料噴射の時間的な間隔が狭められる。
しかし、この場合にも、ディレイ補正期間(時間t21
〜t22の期間)に該当する燃料噴射(図15では,2
気筒分)に対してディレイ補正が行われる。その結果、
エバポガスにより空燃比がリッチ寄りになるのが抑制さ
れ、空燃比が安定する。
ta以降では、燃料噴射の時間的な間隔が狭められる。
しかし、この場合にも、ディレイ補正期間(時間t21
〜t22の期間)に該当する燃料噴射(図15では,2
気筒分)に対してディレイ補正が行われる。その結果、
エバポガスにより空燃比がリッチ寄りになるのが抑制さ
れ、空燃比が安定する。
【0068】以上詳述したように本実施例の空燃比制御
装置においては、パージ弁16の開弁に伴い放出される
エバポガスがインジェクタ4の噴射位置に達する期間
を、デューティ比に対応させてディレイ補正期間として
設定した(図9のステップ608,609)。そして、
ディレイ補正期間に際しては(デューティ比≦50%の
時)、ディレイ補正後の噴射時間に基づいてインジェク
タ4を駆動させるとともに、ディレイ補正期間外に際し
ては、ディレイ補正前の噴射時間に基づいてインジェク
タ4を駆動させるようにした(図8のステップ505〜
507)。
装置においては、パージ弁16の開弁に伴い放出される
エバポガスがインジェクタ4の噴射位置に達する期間
を、デューティ比に対応させてディレイ補正期間として
設定した(図9のステップ608,609)。そして、
ディレイ補正期間に際しては(デューティ比≦50%の
時)、ディレイ補正後の噴射時間に基づいてインジェク
タ4を駆動させるとともに、ディレイ補正期間外に際し
ては、ディレイ補正前の噴射時間に基づいてインジェク
タ4を駆動させるようにした(図8のステップ505〜
507)。
【0069】その構成により、エバポガスの影響を受け
る燃焼気筒(単気筒エンジンであれば、燃焼回数)を容
易に特定することができ、各気筒間における減量補正の
過不足等の不具合を防止することができる。即ち、放出
通路15を介してエンジン1の吸気管2に吸入されるエ
バポガスの挙動が常に把握でき、エバポガスによる空燃
比の乱れを抑制することができる。又、本制御装置は、
いかなる回転領域においてもその効果を発揮することが
できる。
る燃焼気筒(単気筒エンジンであれば、燃焼回数)を容
易に特定することができ、各気筒間における減量補正の
過不足等の不具合を防止することができる。即ち、放出
通路15を介してエンジン1の吸気管2に吸入されるエ
バポガスの挙動が常に把握でき、エバポガスによる空燃
比の乱れを抑制することができる。又、本制御装置は、
いかなる回転領域においてもその効果を発揮することが
できる。
【0070】又、本制御装置では、パージ弁16の駆動
デューティ比が小さい程、ディレイ補正期間を遅らせる
とともに(図11)、最終噴射時間τの減量補正量を大
きくした(図12)。その結果、駆動デューティ比が小
さくなるにつれて空燃比の乱れが大きくなる場合におい
ても、適正なる燃料噴射量の補正を行うことができる。
さらに、インジェクタ4の駆動により空燃比の安定化さ
せることにより、従来の装置のようにパージ弁16の制
御負荷増大を招くことはない。 (第2実施例)上記第1実施例では、パージ弁16を一
定のデューティ駆動周波数(10Hz)にて駆動させて
いたが、本第2実施例では、第1実施例の図9のパージ
弁制御ルーチンを図16のルーチンに置き換えることに
より、パージ弁16のデューティ駆動周波数を可変に制
御するものである。以下、第1実施例との相違点を主に
して第2実施例を図16,図17を用いて説明する。図
16のパージ弁制御ルーチンでは、図9のルーチンのス
テップ606の直後にステップ701の処理が追加され
ている。又、図17は第2実施例にて用いるデューティ
比マップであり、第1実施例の図10のマップに相当す
る。図17のマップでは、20Hz駆動領域としての
「A」領域と、10Hz駆動領域としての「B」領域と
の2つの周波数領域が設定されていることが図10のマ
ップと相違しており、このマップによりデューティ比と
デューティ駆動周波数とが求められるようになってい
る。なお、図17において、上記「A」領域ではゲージ
圧(大気圧PA−吸気圧PM)とパージ流量GPRGと
に対応する各デューティ比が図10のマップのデューテ
ィ比よりも大きな値に設定されている。
デューティ比が小さい程、ディレイ補正期間を遅らせる
とともに(図11)、最終噴射時間τの減量補正量を大
きくした(図12)。その結果、駆動デューティ比が小
さくなるにつれて空燃比の乱れが大きくなる場合におい
ても、適正なる燃料噴射量の補正を行うことができる。
さらに、インジェクタ4の駆動により空燃比の安定化さ
せることにより、従来の装置のようにパージ弁16の制
御負荷増大を招くことはない。 (第2実施例)上記第1実施例では、パージ弁16を一
定のデューティ駆動周波数(10Hz)にて駆動させて
いたが、本第2実施例では、第1実施例の図9のパージ
弁制御ルーチンを図16のルーチンに置き換えることに
より、パージ弁16のデューティ駆動周波数を可変に制
御するものである。以下、第1実施例との相違点を主に
して第2実施例を図16,図17を用いて説明する。図
16のパージ弁制御ルーチンでは、図9のルーチンのス
テップ606の直後にステップ701の処理が追加され
ている。又、図17は第2実施例にて用いるデューティ
比マップであり、第1実施例の図10のマップに相当す
る。図17のマップでは、20Hz駆動領域としての
「A」領域と、10Hz駆動領域としての「B」領域と
の2つの周波数領域が設定されていることが図10のマ
ップと相違しており、このマップによりデューティ比と
デューティ駆動周波数とが求められるようになってい
る。なお、図17において、上記「A」領域ではゲージ
圧(大気圧PA−吸気圧PM)とパージ流量GPRGと
に対応する各デューティ比が図10のマップのデューテ
ィ比よりも大きな値に設定されている。
【0071】さて、第2実施例における空燃比制御装置
の作用を説明する。図16において、CPU21は、X
PRG=「1」であればステップ606で図17のデュ
ーティ比マップを用いその時のパージ流量GPRGとゲ
ージ圧とに応じてデューティ比を算出する。なお、各パ
ラメータの値がマップ値の中間値をとる場合には、補間
にてデューティ比を求める。図17において、例えばゲ
ージ圧=215mmHg、パージ流量GPRG=0.1
5g/secの場合、デューティ比は図17の破線枠Q
内の値となり、デューティ比=(40+32+40+6
5)/4=44.2%となる。
の作用を説明する。図16において、CPU21は、X
PRG=「1」であればステップ606で図17のデュ
ーティ比マップを用いその時のパージ流量GPRGとゲ
ージ圧とに応じてデューティ比を算出する。なお、各パ
ラメータの値がマップ値の中間値をとる場合には、補間
にてデューティ比を求める。図17において、例えばゲ
ージ圧=215mmHg、パージ流量GPRG=0.1
5g/secの場合、デューティ比は図17の破線枠Q
内の値となり、デューティ比=(40+32+40+6
5)/4=44.2%となる。
【0072】又、CPU21は、ステップ701で図1
7のデューティ比マップを用いその時のパージ流量GP
RGとゲージ圧とに応じてデューティ駆動周波数を決定
する。ここで、駆動周波数が「A」領域と「B」領域と
を跨ぐ場合には、補間にて駆動周波数を求める。具体的
には、例としてゲージ圧=215mmHg、パージ流量
GPRG=0.15g/secの場合、その対応点は図
17の破線枠Q内の値となり、駆動周波数=(20+2
0+10+20)/4=17.5Hzとなる。その後、
CPU21は、上記のデューティ比とデューティ駆動周
波数とに基づいてパージ弁16を駆動させる。
7のデューティ比マップを用いその時のパージ流量GP
RGとゲージ圧とに応じてデューティ駆動周波数を決定
する。ここで、駆動周波数が「A」領域と「B」領域と
を跨ぐ場合には、補間にて駆動周波数を求める。具体的
には、例としてゲージ圧=215mmHg、パージ流量
GPRG=0.15g/secの場合、その対応点は図
17の破線枠Q内の値となり、駆動周波数=(20+2
0+10+20)/4=17.5Hzとなる。その後、
CPU21は、上記のデューティ比とデューティ駆動周
波数とに基づいてパージ弁16を駆動させる。
【0073】このように構成された第2実施例では、
「A」領域でパージ弁16が駆動された場合、「B」領
域で駆動された場合に比べてエバポガスが小刻みに供給
されることになる。その結果、エバポガスの各気筒への
供給分が平均化され、気筒間の空燃比の乱れが低減され
る。
「A」領域でパージ弁16が駆動された場合、「B」領
域で駆動された場合に比べてエバポガスが小刻みに供給
されることになる。その結果、エバポガスの各気筒への
供給分が平均化され、気筒間の空燃比の乱れが低減され
る。
【0074】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、次の様態にて具体化することができる。上
記実施例では、ディレイ補正期間を設定するためのオ
ン,オフディレイ時間TDL1,TDL2を図11を用
いて決定していたが、このディレイ時間の決定に際しエ
ンジン1の負荷状態を反映させていもよい。例えば、図
18,図19を用いて吸気圧PM,エンジン回転数NE
に応じた係数K1,K2を求める。ここで、各係数K
1,K2は、エンジン負荷が大きくなる程、小さくなる
特性を有する。そして、この係数K1,K2とオン,オ
フディレイ時間TDL1,TDL2とを掛け合わせてデ
ィレイ時間を決定する(オンディレイ時間=K1・K2
・TDL1,オフディレイ時間=K1・K2・TDL
2)。この場合、エンジン負荷に応じたディレイ補正が
実現される。
のではなく、次の様態にて具体化することができる。上
記実施例では、ディレイ補正期間を設定するためのオ
ン,オフディレイ時間TDL1,TDL2を図11を用
いて決定していたが、このディレイ時間の決定に際しエ
ンジン1の負荷状態を反映させていもよい。例えば、図
18,図19を用いて吸気圧PM,エンジン回転数NE
に応じた係数K1,K2を求める。ここで、各係数K
1,K2は、エンジン負荷が大きくなる程、小さくなる
特性を有する。そして、この係数K1,K2とオン,オ
フディレイ時間TDL1,TDL2とを掛け合わせてデ
ィレイ時間を決定する(オンディレイ時間=K1・K2
・TDL1,オフディレイ時間=K1・K2・TDL
2)。この場合、エンジン負荷に応じたディレイ補正が
実現される。
【0075】前記第2実施例では、図17のデューティ
比マップにおいて2つの周波数領域(20Hz領域と1
0Hz領域)を設定したが、3つ以上の周波数領域を設
けることも可能である。この場合、より精密な空燃比制
御が実現される。
比マップにおいて2つの周波数領域(20Hz領域と1
0Hz領域)を設定したが、3つ以上の周波数領域を設
けることも可能である。この場合、より精密な空燃比制
御が実現される。
【0076】前記各実施例では、空燃比フィードバック
制御及び空燃比学習制御を伴う空燃比制御装置に具体化
したが、オープン制御を行う燃料供給量制御装置や空燃
比学習を簡略化した燃料供給量制御装置に具体化するこ
とも可能である。
制御及び空燃比学習制御を伴う空燃比制御装置に具体化
したが、オープン制御を行う燃料供給量制御装置や空燃
比学習を簡略化した燃料供給量制御装置に具体化するこ
とも可能である。
【0077】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、蒸発燃料の放
出に応じてインジェクタによる燃料噴射を適正に補正
し、空燃比の乱れを低減することができるという優れた
効果を発揮する。
出に応じてインジェクタによる燃料噴射を適正に補正
し、空燃比の乱れを低減することができるという優れた
効果を発揮する。
【0078】請求項2〜4に記載の発明によれば、デュ
ーティ比が小さくなっても、デューティ比に応じた適正
な燃料噴射量の補正が可能となり、吸気系への蒸発燃料
の流入量のばらつきによる空燃比の乱れを解消すること
ができる。
ーティ比が小さくなっても、デューティ比に応じた適正
な燃料噴射量の補正が可能となり、吸気系への蒸発燃料
の流入量のばらつきによる空燃比の乱れを解消すること
ができる。
【0079】請求項5に記載の発明によれば、開閉弁に
よる蒸発燃料の供給を小刻みに行うことができ、空燃比
の乱れがさらに抑制される。
よる蒸発燃料の供給を小刻みに行うことができ、空燃比
の乱れがさらに抑制される。
【図1】本発明を空燃比制御装置に具体化した実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】デューティ比に対するパージ空気量の特性を示
した線図である。
した線図である。
【図3】パージ弁全開時におけるパージ率の上限を示し
たマップである。
たマップである。
【図4】CPUが実行する空燃比学習制御ルーチンを示
したフローチャートである。
したフローチャートである。
【図5】CPUが実行するパージ率演算ルーチンを示し
たフローチャートである。
たフローチャートである。
【図6】CPUが実行するエバポ濃度演算ルーチンを示
したフローチャートである。
したフローチャートである。
【図7】CPUが実行する空燃比フィードバック制御ル
ーチンを示したフローチャートである。
ーチンを示したフローチャートである。
【図8】CPUが実行する燃料噴射制御ルーチンを示し
たフローチャートである。
たフローチャートである。
【図9】CPUが実行するパージ弁制御ルーチンを示し
たフローチャートである。
たフローチャートである。
【図10】デューティ比を求めるためのマップである。
【図11】オン,オフディレイ時間を設定するための線
図である。
図である。
【図12】ディレイ補正係数を設定するための線図であ
る。
る。
【図13】デューティ比と、吸気管へのエバポガスの流
入量との関係を示すタイミングチャートである。
入量との関係を示すタイミングチャートである。
【図14】第1実施例の作用を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図15】第1実施例の作用を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図16】第2実施例におけるパージ弁制御ルーチンを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図17】第2実施例におけるデューティ比を求めるた
めのマップである。
めのマップである。
【図18】別の実施例において、吸気圧に応じた係数を
設定する線図である。
設定する線図である。
【図19】別の実施例において、エンジン回転数に応じ
た係数を設定する線図である。
た係数を設定する線図である。
【図20】クレームに対応するブロック図である。
1…エンジン(多気筒内燃機関)、4…インジェクタ、
7…燃料タンク、13…キャニスタ、15…放出通路、
16…開閉弁としてのパージ弁(可変流量電磁弁)、2
1…弁制御手段,噴射量演算手段,期間推定手段,イン
ジェクタ制御手段としてのCPU。
7…燃料タンク、13…キャニスタ、15…放出通路、
16…開閉弁としてのパージ弁(可変流量電磁弁)、2
1…弁制御手段,噴射量演算手段,期間推定手段,イン
ジェクタ制御手段としてのCPU。
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料タンクにて発生する蒸発燃料を吸着
するキャニスタと、 前記キャニスタに吸着された蒸発燃料を放出通路を介し
て内燃機関の吸気系に放出すべく開閉動作する開閉弁
と、 前記開閉弁を所定のタイミングにて開弁動作させる弁制
御手段と、 前記内燃機関に燃料を噴射供給するインジェクタと、 前記内燃機関の運転状態に応じて前記インジェクタによ
る燃料噴射量を演算する噴射量演算手段と、 前記弁制御手段による前記開閉弁の開弁に伴い放出され
る蒸発燃料が前記インジェクタの噴射位置に達する期間
を推定する期間推定手段と、 前記期間推定手段による推定期間内であれば、前記噴射
量演算手段による燃料噴射量を減量補正し減量補正後の
噴射量にて前記インジェクタを駆動させ、前記期間推定
手段による推定期間内でなければ、前記噴射量演算手段
による燃料噴射量にて前記インジェクタを駆動させるイ
ンジェクタ制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機
関の燃料供給量制御装置。 - 【請求項2】 前記弁制御手段は前記開閉弁をデューテ
ィ制御し、そのデューティ制御による前記開閉弁の開弁
時間が短い程、前記期間推定手段は、前記蒸発燃料が前
記インジェクタの噴射位置に達するまでの推定期間を遅
らせる請求項1に記載の内燃機関の燃料供給量制御装
置。 - 【請求項3】 前記インジェクタ制御手段による前記減
量補正は、前記開閉弁の開弁時間が所定時間以下のとき
のみ実行される請求項2に記載の内燃機関の燃料供給量
制御装置。 - 【請求項4】 前記インジェクタ制御手段による前記減
量補正は、前記開閉弁の開弁時間が短い程、その補正量
が大きい請求項2又は3に記載の内燃機関の燃料供給量
制御装置。 - 【請求項5】 前記弁制御手段は、2つ以上の異なるデ
ューティ駆動周波数を選択的に用いて前記開閉弁をデュ
ーティ制御する請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機
関の燃料供給量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2149794A JPH07229451A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 内燃機関の燃料供給量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2149794A JPH07229451A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 内燃機関の燃料供給量制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229451A true JPH07229451A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12056608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2149794A Pending JPH07229451A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 内燃機関の燃料供給量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07229451A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107949696A (zh) * | 2015-09-11 | 2018-04-20 | 日立汽车系统株式会社 | 控制装置 |
| JP2018066353A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | マツダ株式会社 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2149794A patent/JPH07229451A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107949696A (zh) * | 2015-09-11 | 2018-04-20 | 日立汽车系统株式会社 | 控制装置 |
| CN107949696B (zh) * | 2015-09-11 | 2020-04-03 | 日立汽车系统株式会社 | 控制装置 |
| JP2018066353A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | マツダ株式会社 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
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