JPH0722948A - アナログ/デジタル変換およびデジタル/アナログ変換における信号処理回路および変換方法 - Google Patents

アナログ/デジタル変換およびデジタル/アナログ変換における信号処理回路および変換方法

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JPH0722948A
JPH0722948A JP3149891A JP14989191A JPH0722948A JP H0722948 A JPH0722948 A JP H0722948A JP 3149891 A JP3149891 A JP 3149891A JP 14989191 A JP14989191 A JP 14989191A JP H0722948 A JPH0722948 A JP H0722948A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ信号を、より少ないビット数のデジ
タルデータに変換し、かつ、該デジタルデータを高忠実
度で元のアナログ信号に変換する。 【構成】 A/D変換では、デジタル表現の残部は、A
/D変換器102の有限の分解能およびデルタ変調器1
08に対するアナログ入力信号の有限な分解能のため
に、エラー信号を処理することによって生成される。し
たがって、信号処理回路では、入力信号に対して高速か
つ正確な近似が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に、光学的な記録
装置に用いられるデルタ変調によるアナログ/デジタル
変換技術およびデジタル/アナログ変換技術に用いられ
るデータのデジタル記録のためのアナログ/デジタル変
換およびデジタル/アナログ変換における信号処理回路
およびその変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】過去、15年の間、途方もない時間、費
用と努力がアナログデータをデジタルデータとして記録
するために投じられてきた。これらには、コンパクトデ
ィスクおよびデジタル・オーディオ・テープ(DAT)
のような光学的記録媒体、そして、レーザディスクやデ
ジタル・ビデオ・テープによって代表されるデジタルビ
デオ、および読み出し専用のコンパクトディスク上の光
学的ファクシミリ記録のようなデジタル書類記録を用い
るようなデジタル・オーディオを含んでいる。
【0003】このようなCDディスク、DAT、レーザ
ディスクおよびCD−ROM上にアナログデータを記録
するには、アナログ信号からデジタルデータに変換しな
ければならない。デジタルデータへのアナログ信号の変
換は、本質的に相反する矛盾を含んでいる。この矛盾の
多くには、速度、量子化ノイズ、ダイナミックレンジお
よびコストが含まれる。
【0004】例えば、アナログ信号をデジタルデータへ
変換するA/D(アナログ/デジタル)変換は、シリア
ル処理またはパラレル処理のいずれかを含んでいる。シ
リアル変換は、パラレル変換に比べて遅いという傾向が
あるが、より単純で、安価な装置としてしばしば用いら
れる。
【0005】さらに、許され得るノイズの量について考
えてみる。アナログ信号の量を定めるために用いられる
ビット数が多くなればなるほど、かつ、システムのダイ
ナミックレンジが大きくなればなるほど、変換によって
生ずる量子化ノイズは小さくなる。例えば、単純なパル
スコード変換(PCM)を用いると、42dBのダイナ
ミックレンジを得るためには、7ビットで表される12
8に分割されたレベルが必要であり、一方、100dB
より大きなダイナミックレンジを得るためには、131
072に分割されたレベルまたは17ビットが必要であ
る。
【0006】上述したノイズ問題の他の面は、D/A
(デジタル/アナログ)変換器の分解能に基づいてい
る。5ボルトの入力信号を7ビットのデジタルによって
変換すると、その分解能は0.0391ボルト(5ボル
トが128によって分割される)となる。すなわち、こ
のアナログ信号のデジタル表現は、アナログ信号の0.
0391ボルトより大きな変化を反映することができ
る。また、同じ信号の17ビットによる表現では、3.
81×10-5ボルトより大きな変化を反映することがで
きる。もちろん、元のアナログ入力信号は、理論上は無
限の分解能を有していいることは当然である。
【0007】また、多くのA/D変換およびD/A変換
に伴う他の共通の問題がある。A/D変換のスイッチン
グ部は、信号のレベルが低い場合や、信号がゆっくりと
変化する場合には、変換された信号に不愉快なノイズを
導く。このようなノイズを除去するために、ヴァン・デ
・プラッセ(VAN DE PLASSCHE)による米国特許No.
4,490,714に示されているような複雑化された
ディザ発生回路が用いられている。
【0008】また、比較的、広いダイナミックレンジお
よび低量子化ノイズを有するD/A変換システムの1つ
に、デルタ変調システムがある。このデルタ変調システ
ムはPCMシステムにおける1ビット出力形式の1つで
ある。図19は、従来のデルタ変調システム10を示し
ている。入力されたアナログ信号eiは、比較器12を
通して、入力信号eiと積分器14の出力信号e1とのい
ずれかが大きいかを表す比較器12の出力信号εととも
に供給される。出力信号εは、パルス発生器18から供
給される周期的なパルス列を用いて、Dフリップフロッ
プのような変調器16によって変調される。実際には、
変調器16は比較器12の出力信号εをサンプリングす
る。そして、変調器16の出力信号e0は積分器14に
よって積分されるためにフィードバックされる。
【0009】この結果、デルタ変調器10の出力信号e
0は一連のパルス列となる。このパルス列は、サンプリ
ング時から次のサンプリング時までの信号振幅の変化速
度を表す。図20は、元の入力信号eiを復元するため
のシステム20の構成を示すブロック図である。デルタ
変調器の出力信号e0は、積分器20によって積分さ
れ、サンプリングまたは変調によって生じた高周波ノイ
ズを取り除くために、ローパスフィルタ24へ供給され
る。なお、代りに、周波数制限積分器を用いてもよい。
【0010】このシステムにおけるノイズ除去のため
に、パルス列に対して高周波が用いられる。さらに、変
調または復調における1つの積分器の代りに、2つの積
分器が用いられてもよい。さらに、デルタ変調器の異な
るタイプに関する詳細は、さまざまなテキストブック、
例えば、フィリップ・F・パンサー(Philip F. Panthe
r)の「変調、ノイズおよびスペクトル分析(Modulatio
n, Noise and SpectralAnalysis)」に見られるであろ
う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ルタ変調器はいくつかの不利な点を有している。それ
は、入力信号の振幅における大きな変化や急速な変化に
対する反応が比較的、遅いことである。さらに、デルタ
変調器は、元のアナログ信号に含まれる全てのD.C.
(直流)情報を失う。加えて、デルタ変調器は分解能に
限界がある。
【0012】デルタ変調器の限界分解能は、通常、比較
器の分解能の関数である。比較器の分解能に限界がある
結果、もし、アナログ入力信号が十分な期間、所定のレ
ベルに留まるならば、デルタ変調器の出力には、しばし
ば、ディザが生じるであろう。このディザが再変換され
たアナログ信号にノイズを重畳させる。
【0013】アナログ信号のデジタル記憶における障害
の1つは、デジタル化されたアナログデータが、大量の
データになることにある。例えば、ダイナミックレンジ
が96dBのオーディオ信号は、16ビットのデータを
要求する。もし、オーディオ信号が約22kHzのバン
ド幅を有しているとすると、ナイキスト定理によれば、
エリアシング歪を避けるために、少なくとも44kHz
でサンプリングされることが要求される。現在のオーデ
ィオ用のコンパクト・ディスクは、44.1kHzでサ
ンプリングされており、各オーディオ・チャンネルは、
16ビットのデータで1秒間に44100個のサンプル
に分割される。もし、2つのオーディオ・チャンネルが
あるとすると、すなわち典型的なステレオ記録技術にお
いては、ステレオ・コンパクト・ディスクのために、1
6ビットで、毎秒、88200個のサンプルが生成され
る。
【0014】したがって、1時間の音楽では、16ビッ
トで3臆8千万以上のサンプリングか、あるいは50臆
ビット以上のデータが必要とされる。もちろん、これに
加えて、ディスク駆動におけるディスクの回転速度を制
御するためのエラー補正符号化データおよび加算データ
が必要とされる。この結果、通常、50臆ビットより多
くのデータが、デジタル・オーディオ・データを記録す
るために用いられる。
【0015】類似した演算がビデオまたはファクシミリ
のデータに対して行なわれる。例えば、8・1/2イン
チ×11インチの1枚の白黒アナログイメージのファク
シミリは、1/300インチ×1/300インチの四角
の部分に分割される。この場合、800万ビット以上が
1ページのデータを記憶するために要求される。このよ
うなファクシミリの100ページ分を記憶するには、8
臆ビットが要求される。このビット数は、パーソナルコ
ンピュータに用いられる現在のハードディスク磁気媒体
記憶技術の容量に近い。また、96dBのダイナミック
レンジのステレオ・デジタル・オーディオ信号で、毎秒
30フレームの75万画素の高鮮明ビデオを用いた2時
間のカラー映画を記憶するためには、162兆ビット以
上のデータが必要とされる。
【0016】ビットの数を削減する試みとして、さまざ
まな圧縮アルゴリズムが用いられている。これらの圧縮
アルゴリズムは記憶しなければならないビット数を削減
することができるが、50%より大きな圧縮率を得るこ
とはできないという問題を生じた。
【0017】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、高分解能で高速変換できる比較的簡単なA/D
変換器を提供することにあり、さらに、量子化ノイズを
除去するべく、ディザリングの使用を避け、かつ、直流
信号の損失を避け、構成を複雑化することなく、かつ、
1つの集積回路に集積できるアナログ/デジタル変換お
よびデジタル/アナログ変換における信号処理回路およ
びその変換方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、量子化エラーを有
する入力信号を表す複数ビットの第1のデジタルデータ
を生成するために、前記入力信号が供給される第1のア
ナログ/デジタル変換器と、前記量子化エラーを表すデ
ルタ変調データを生成する第2のアナログ/デジタル変
換器と、前記第1のアナログ/デジタル変換器の出力信
号における変化を検出するために、前記第1のデジタル
データが供給される第3の検出回路と、前記第3の検出
回路による変化の検出に反応して第1のデジタルデータ
を選択的に出力し、かつ、それ以外では前記デルタ変調
データを選択的に出力するマルチプレクサとを具備する
ことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
信号処理回路において、前記マルチプレクサと前記第2
のアナログ/デジタル変換器の出力との間に介挿された
シリアル/パラレル・シフトレジスタを備え、前記シリ
アル/パラレル・シフトレジスタによる出力のパラレル
ビットの数は、前記第1のアナログ/デジタル変換器の
ビット数に等しいことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
信号処理装置において、変換器の出力が増加すると、第
1の限定電圧をデルタ変調器へ供給し、変換器の出力が
減少すると、第2の参照電圧をデルタ変調器へ供給する
プリセット回路を具備することを特徴とする。請求項4
記載の発明では、請求項1記載の信号処理回路におい
て、前記第1のアナログ/デジタル変換器は、第1のク
ロック速度で動作し、前記第2のアナログ/デジタル変
換器は、第2のクロック速度で動作するとともに、前記
第1および第2のアナログ/デジタル変換器の出力を同
期させるための同期回路を具備することを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
信号処理回路において、前記第2のアナログ/デジタル
変換器は、前記量子化エラーを第2の値と比較する比較
器と、前記比較器の出力に応じて、振幅が変化する出力
信号を生成する速度制御回路と、前記速度制御回路の出
力信号を積分して前記第2の値を出力する可変速度積分
器とを備えることを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
信号処理回路において、前記第2のアナログ/デジタル
変換器は、さらに、前記第1のアナログ/デジタル変換
器の出力信号における変化に応じて、前記可変速度積分
器の出力信号と前記速度制御回路の出力とを、所定の信
号レベルにプリセットするプリセット手段を具備するこ
とを特徴とする。請求項7記載の発明では、請求項6記
載の信号処理回路において、前記第2のアナログ/デジ
タル変換器は、さらに、前記積分器の積分動作を停止さ
せるために、前記比較器の出力信号に応じて動作するサ
ンプル/ホールド回路を具備することを特徴とする。
【0023】請求項8記載の発明では、アナログ入力信
号をデジタル記録装置に記録するためにデジタルデータ
へ変換するアナログ/デジタル変換方法において、前記
アナログ入力信号を、量子化エラーを有する入力アナロ
グレベルを表す第1のデジタルデータのシーケンシャル
な組に変換するステップと、前記量子化エラーを表す第
2のデジタルデータを生成するステップと、前記第1の
デジタルデータのシーケンシャルな組と前記第1のデジ
タルデータの組を記録する他のデータとの間に変化がな
ければ、第2のデジタルデータの組を、光学的または磁
気的な記録装置のいずれかからなる記録媒体上に選択的
に記録するステップとからなることを特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
アナログ/デジタル変換方法において、デジタル光学記
録装置のレーザを制御するための制御手段を備えること
を特徴とする。請求項10記載の発明では、請求項8記
載のアナログ/デジタル変換方法において、前記第2の
アナログ/デジタル変調器によるデルタ変調で達成され
る前記第2のデジタルデータを生成するステップを含む
ことを特徴とする。請求項11記載の発明では、請求項
8記載のアナログ/デジタル変換方法において、前記第
1および第2のデジタルデータは、所定のビット数から
なることを特徴とする。
【0025】請求項12記載の発明では、請求項10記
載のアナログ/デジタル変換方法において、前記第2の
アナログ/デジタル変換器のデルタ変調処理によるステ
ップは、積分された値を生成するために、可変な速度で
積分するステップと、前記量子化エラーまたは前記積分
された値のいずれかが前記第2のデジタルデータの組を
生成するために、他のデータを中心とするウインドウの
範囲内に入っているかを判断するステップと、前記積分
の速度を制御するために、前記第2のデジタルデータの
組の少なくとも一部に応じる制御信号を生成するステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0026】請求項13記載の発明では、請求項12記
載のアナログ/デジタル変換方法において、前記制御信
号を生成するステップは、前記第2のデジタルデータの
組の少なくとも一部で積分するステップからなることを
特徴とする。請求項14記載の発明では、請求項13記
載のアナログ/デジタル変換方法において、前記判断す
るステップは、前記量子化エラーまたは前記積分された
値のいずれかが、シリアルデータを生成するために、他
のウインドウの範囲内に入っているか否かを規則的な時
間のインターバルで検査するステップと、前記第2のデ
ジタルデータの組を生成するために、シリアルデータの
予め設定された数量を組合せるステップとを含むことを
特徴とする。
【0027】請求項15記載の発明では、請求項8記載
のアナログ/デジタル変換方法において、前記第1のデ
ジタルデータのシーケンシャルな組が異なっているかを
決定するステップと、該ステップの決定に従って、前記
第1のデジタルデータのシーケンシャルな組に変化が生
じたか否かを示す出力信号を生成するステップとを含む
ことを特徴とする。
【0028】請求項16記載の発明では、第1のタイプ
のデータと、記録媒体からのシーケンシャルデータが第
1または第2のタイプのデータであるか否かを示すマー
カーデータとの量子化エラーを表す第2のタイプのデー
タを有する連続した第1のタイプのデジタルデータから
なるデータをシーケンシャルに記録するシーケンシャル
・デジタル形式で表されるアナログ信号を変換する信号
処理回路において、第1のタイプのデータと第2のタイ
プのデータであるか否かを示すマーカーデータとにだけ
応じる第1のデジタル/アナログ変換器と、第2の出力
マーカーデータに応じる第2のデジタル/アナログ変換
器と、第1および第2のデジタル/アナログ変換器に応
じるアナログ加算器とを備え、前記アナログ加算器の出
力信号が記憶されたアナログ信号に近づくことを特徴と
する信号処理回路。
【0029】請求項17記載の発明では、請求項16記
載の信号処理回路において、前記第1および第2のタイ
プのデータは、予め設定されたビット数を有し、前記第
2のデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリ
アル・シフト・レジスタを備えるとともに、前記第2の
デジタル/アナログ変換器は、前記パラレル/シリアル
・シフト・レジスタからのシリアルデータを積分する積
分器を備え、前記アナログ加算器は、前記積分器の出力
信号を前記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号
へ加算することを特徴とする。
【0030】請求項18記載の発明では、請求項17記
載の信号処理回路において、前記第2のデジタル/アナ
ログ変換器の前記積分器は、積分速度を変更可能に構成
された可変速度積分器であり、前記積分速度を制御する
ために、前記パラレル/シリアル・シフト・レジスタの
出力に応じる速度制御回路を備えることを特徴とする。
請求項19記載の発明では、請求項18記載の信号処理
回路において、さらに、前記データの第1のタイプの新
たなセットの検出に応じ、前記速度制御回路および前記
積分器をプリセットするためのプリセット手段を具備す
ることを特徴とする。
【0031】請求項20記載の発明では、アナログ信号
の量子化エラーを表す第2のデジタルデータを有し、前
記アナログ信号の電圧レベルを表す第1のデジタルデー
タを含むシーケンシャルなデジタルデータをアナログ信
号に変換するデジタル/アナログ変換方法において、シ
ーケンシャルなデジタルデータが前記第1のデジタルデ
ータか、あるいは前記第2のデジタルデータかを判別す
るステップと、前記第1のデジタルデータに応じて、前
記第1のデジタルデータを部分的なアナログ信号に変換
するステップと、前記第2のデジタルデータを量子化エ
ラー信号に積分するステップと、前記部分的なアナログ
信号と前記量子化エラー信号とを加算するステップとか
らなることを特徴とする。
【0032】請求項21記載の発明では、請求項20記
載のデジタル/アナログ変換方法において、前記シーケ
ンシャルなデジタルデータは、現在のデータが前記第1
のタイプか、あるいは前記第2のタイプのいずれである
かを表す第3のタイプのデータを含むことを特徴とす
る。請求項22記載の発明では、請求項21記載のデジ
タル/アナログ変換方法において、前記積分するステッ
プは、前記量子化エラー信号が所定の第2の値のウイン
ドウの範囲内にあるか否かを判断するステップを含むこ
とを特徴とする。
【0033】請求項23記載の発明では、請求項22記
載のデジタル/アナログ変換方法において、前記第2の
値は、前記量子化エラー信号のサンプリングされ、保持
された値であることを特徴とする。請求項24記載の発
明では、請求項23記載のデジタル/アナログ変換方法
において、前記第2の値は、授受した前記第2のタイプ
のデータ内のビットの1つに従って変化することを特徴
とする。請求項25記載の発明では、請求項22記載の
方法を実行することを特徴とする。
【0034】
【作用】請求項1記載の発明によれば、量子化エラーを
有する入力信号を表す複数ビットの第1のデジタルデー
タを第1のアナログ/デジタル変換器によって生成す
る。また、前記量子化エラーを表すデルタ変調データを
第2のアナログ/デジタル変換器によって生成する。そ
して、第3の検出回路によって第1のアナログ/デジタ
ル変換器の出力信号における変化を検出し、該変化が検
出されると、マルチプレクサによって第1のデジタルデ
ータが選択的に出力され、かつ、それ以外では前記デル
タ変調データが選択的に出力される。
【0035】請求項8記載の発明によれば、アナログ入
力信号をデジタル記録装置に記録するためにデジタルデ
ータへ変換するアナログ/デジタル変換方法において、
前記アナログ入力信号を、量子化エラーを有する入力ア
ナログレベルを表す第1のデジタルデータのシーケンシ
ャルな組に変換する。次に、前記量子化エラーを表す第
2のデジタルデータを生成する。そして、前記第1のデ
ジタルデータのシーケンシャルな組と前記第1のデジタ
ルデータの組を記録する他のデータとの間に変化がなけ
れば、第2のデジタルデータの組を、光学的または磁気
的な記録装置のいずれかからなる記録媒体上に選択的に
記録する。
【0036】
【実施例】人間の視覚および聴覚は、アナログ・オーデ
ィオ(音楽)およびビデオ映像における大きな変化の細
部に対しては鈍感であることが知られている。例えば、
時速200マイル(260Km)で移動する自動車から
の景色を見ると、その景色の細部の多くはぼやける。こ
れは、精神的な視覚に変化が生じるためであり、視覚は
急速に変化する映像の細部を確認することができなくな
る。同様に、精神的な音響現象は、大きな音が突然聞え
るということから聴覚を保護しようとする。聞き手は、
外見上、音の非常に大きな変化に気付くだけである。本
願実施例のA/DおよびD/A変換器は、オーディオ信
号およびビデオ信号のようなアナログ信号を記憶するた
めに、再生された音およびビデオ映像の品質の劣化が識
別できない程度に、上述した精神的な音響技術を用いて
いる。
【0037】図1はこの発明の第1の実施例におけるア
ナログ/デジタル信号プロセッサ100の構成を示すブ
ロック図である。この図において、アナログ入力電圧V
inは、周知の分解能を有するA/D変換器102および
差動増幅器106の非反転入力端へ供給される。図示の
A/D変換器102は、2ビットの分解能を表す出力端
111のビットB2と出力端109のビットB1を有し、
これらのビットをこのプロセッサの出力の最も重要なビ
ットとして出力する。A/D変換器102の2ビットの
出力は差動増幅器106の反転入力端へ接続されたD/
A変換器104へ供給される。差動増幅器106の出力
信号は、A/D変換器102の分解能を2ビットにして
いるため、該A/D変換器102の量子化ノイズを表
す。
【0038】A/D変換器102は、フラッシュ型、漸
近法型、デュアルスロープ型または積分型などのD/A
変換器のような標準的なタイプのいずれかからなる。ま
た、D/A変換器は、4クワッド・マルチプライング
型、マルチプライング型またはR−2R型変換器のよう
な標準的なタイプのいずれかからなる。さらに、もし、
A/D変換器102に対しての分解能が1ビットしか望
まれていないのであれば、変換器を比較器によって置き
換えてもよい。
【0039】エラー信号105は、図1に示すデルタ変
調器のような標準的なデルタ変調器108へ供給され
る。プロセッサ100の重要なビットB0は上記デルタ
変調器の出力である。このビットB0はA/D変換器1
02の量子化ノイズに相当するシリアルパルス列である
ということに注意する必要がある。また、A/D変換器
102およびD/A変換器104、デルタ変調器108
のためのクロック信号は、省略されている。従来のプロ
セッサにおいては、デルタ変調器に対するクロックの周
波数は、A/D変換器102および104に対するクロ
ック周波数に等しいかそれ以上にした。これに対して、
デルタ変調器108に対するクッロク周波数は、パラレ
ルのデルタビットを発生させるためのアキュムレータ
(図示略)用いることで、A/D変換器102およびD
/A変換器104に対するクロック周波数の2倍以上、
または3倍以上にする。
【0040】図2はアナログ/デジタル信号プロセッサ
100に用いるためのD/A変換器120の回路図であ
る。この図において、最も重要な2つのビットB2およ
びB1は、2ビットの分解能を有する通常のD/A変換
器122へ供給される。このD/A変換器122は、図
1に示すD/A変換器104に用いたものと同一タイプ
である。上記ビットB0は図2に示す積分器と同様の積
分器124へ供給され、図2に示すフィルタと同様のロ
ーパスフィルタ126を介してフィルタリングされる。
D/A変換器122の出力信号123と、ローパスフィ
ルタ126の出力信号127とは、再構成されるアナロ
グ出力信号Vout、すなわちほぼ元のアナログ入力信号
Vinに等しいアナログ出力信号Voutを得るために、ア
ナログ加算器128によって加算される。なお、この図
においても、クロック信号が省略されており、また、デ
ルタ変調器には高周波のクロックが供給されている。
【0041】この実施例のプロセッサ100の基本的な
利点は、一般のデルタ変調器に比べて、アナログ入力信
号が大きく変化しても、これに即応することである。信
号プロセッサ100に供給される入力信号Vinを表すデ
ジタルは、第1のA/D変換器102の動作と同じくら
い素早く、実際の電圧(瞬時値)の12.5%以内に入
る。すなわち、プロセッサ100はほぼ瞬間的にアナロ
グ信号を2ビットのデジタル信号に変換する。それにも
かかわらず、デルタ変調器108を含む、2ビットの分
解能を有する標準的なアナログ/デジタル信号プロセッ
サとは異なり、比較的に高い分解能を提供する。
【0042】このように、デルタ変調器108は高分解
能を提供するが、所定の時間内(パルス発生器によって
供給されるパルス列の期間によって決る時間)では、所
望する量子化エラー値には達しない。しかしながら、デ
ルタ変調器の遅い応答によって生じる高精度な表現を提
供する上記の遅延は重要でない。オーディオやビデオ装
置のようなシステムでは、視聴者の聴覚や視覚は入力さ
れる情報が急速に、大きく変化すると、その詳細な部分
を検出できない。したがって、前述した実施例によって
得られた実際のアナログ入力信号の電圧を近似する高速
の2ビットは、聴覚または視覚に受入れられるという結
果をもたらす。もし、瞬間的な高分解能を望むのであれ
ば、さらに多くのビット(分解能)を有するA/D変換
器およびD/A変換器が変換器102,104および1
22の代りに用いられる。
【0043】図1に示す本実施例の信号プロセッサ10
0は、ビットB2およびB1が増加するとき、実際の出力
電圧より低いか、あるいは高いかのいずれかの値をとる
デジタル表現を提供する傾向がある。同様に、図1に示
す実施例は、ビットB2およびB1が減少するとき、実際
の出力電圧より小さい値か、あるいは大きい値をとるデ
ジタル表現を提供する傾向がある。このような不正確な
デジタル表現は、高くなる方がオーバーシュート、低く
なる方がアンダーシュートと呼ばれている。
【0044】図3に示すプロセッサ200は、デルタ変
調器208内の図4に示す積分器218を予め調整する
ことによってオーバーシュートを防止する。変換器およ
び変調器に対するクロック信号は省略する。A/D変換
器202、D/A変換器204、差動増幅器206およ
びデルタ変調器208は、図1に示すプロセッサ100
の各部の動作に対応する動作方式と全く同じ方式で動作
する。ところで、この回路は、インクリメント/デクリ
メント回路214および特殊な積分器218(図4参
照)を有している。該積分器218は、前述した信号プ
ロセッサ100のデルタ変調器に用いられる通常の積分
器(図示略)の変わりに用いられる。
【0045】図4に示す積分器218は、プリセットす
るための積分器の容量2184を備えている。積分器2
18において、通常の差動増幅器2181は、入力抵抗
2186を介して供給される入力電圧eiを積分するた
めにフィードバック回路内の容量2184に接続されて
いる。容量2184のプリセットは、インクリメント/
デクリメント回路214からアナログスイッチ2188
および2190に供給され、また、NORゲート218
9を通してアナログスイッチ2192へ供給され、か
つ、インバータ2193を通してアナログスイッチ21
94へ供給されるインクリメント信号Iまたはデクリメ
ント信号Dによって制御される。これらのスイッチに
は、74HC4316のような通常のCMOSアナログ
スイッチを用いてもよい。
【0046】インクリメント/デクリメント回路214
が、A/D変換器202の出力が増加するのを検出する
と、積分器2180を−Vrへプリセットするために、
スイッチ2194はオープンとなり、スイッチ2188
および2192はクローズとなる。これに対して、イン
クリメント/デクリメント回路が、変換器202の出力
が減少するのを検出すると、積分器2180の容量21
84を+Vrへプリセットするために、スイッチ219
4がオープンとなり、スイッチ2190および2192
がクローズとなる。望ましくは、電圧VrがA/D変換
器202の分解能の1/2に選ばれるべきである。した
がって、この場合には、分解能は2ビット(または25
%)であり、電圧Vrは入力電圧Vinの最大フルスケー
ルの1/8にするのがよい(Vfullscaleを参照)。
【0047】変換器202の分解能を1/2にすべく電
圧Vrを選択することによって、変換器は入力信号がオ
ーバーシュートすることを妨げられる。例えば、入力電
圧VinがVfullscaleの13%からVfullscaleの53%
へ増加する場合について考えてみる。この場合、増加前
は、デルタ変調器の出力はVfullscaleの0.5%、す
なわち、B2B1と実際の入力電圧との差(デジタル)を
示している。電圧Vinが13%から53%へ増加する
と、B2B1は00から10へ変わる。このビットB2B1
は、Vfullscaleの62.5%であり、9.5%のオー
バーシュートを含んでいる。容量2184をプリセット
しないと、デルタ変調器の出力は、該デルタ変調器の遅
い反応時間のために、この時点においてもVfullscale
の0.5%を示すであろう。また、重畳したオーバーシ
ュートは10%になるであろう。
【0048】しかしながら、インクリメント/デクリメ
ント回路214が増加を検出すると、スイッチ2188
をクローズとする。スイッチ2188がクローズとなる
と、容量2184が充電され、積分器218の出力は−
Vrになる。すなわち、積分器は−Vrに設定される。
積分器218が−Vrに設定されると、この結果、積分
器218はオーバーシュートを除去すべく、デルタ変調
器となる。代わりに、該デルタ変調器は、この場合、
0.3%のアンダーシュートをもたらす。結局、デルタ
変調器は、A/D変換器の実際の量子化誤差を表すた
め、その出力を正すことによってアンダーシュートを補
償する。
【0049】図3のインクリメント/デクリメント回路
214の詳細を図5に示す。この図において、インクリ
メント/デクリメント回路214は、2つの排他的OR
ゲート2142,2144、ORゲート2149、74
HC174のようなラッチ2146および74HC85
のような比較器2148を備える。排他的ORゲート2
142,2144およびORゲート2149は、ビット
B2およびB1が1ビットでも変化するとストローブ信号
を発生する。また、抵抗R1(=2141)、R2(=2
143)、容量C1(=2145)およびC2(=214
7)の値は、ラッチ2146を正確に動作させるため
に、十分に長い一定の時間が得られるように選択され
る。代わりに、ラッチ2146は、ゲート2142,2
144および2149、抵抗2141および2143、
および容量2145と2147の排除)のために時間を
測定する。デクリメント信号Dは、もし、上記2ビット
の新たな状態が以前の状態より小さな値になると、スト
ローブ信号とほぼ同時に高くなる。インクリメント信号
Iは、もし、上記2ビットが以前の状態より大きな値に
なると、高くなる。どちらか一方の信号が高くなった直
後、インクリメントおよびデクリメント信号を低い状態
へ戻すために、ビットB2およびB1の新たな値がストロ
ーブ信号によってラッチされる。
【0050】図3に示す信号プロセッサ200は、ちょ
うど、図1に示すプロセッサ100が変更できるよう
に、容易にパラレル分解能としてもっと多くのビットを
備えることができる。インクリメント/デクリメント回
路214は、比較器2148が付与ビットのラッチされ
た値を付与ビットの現在の値と比較するために、変更さ
れる必要がある。また、付与抵抗、付与容量、付与排他
的ORゲートおよびORゲート2149への付与入力が
ストローブ信号を生成するために必要であることは周知
のことである。さらに、クロック信号を合成するために
ストローブ信号をどのように用いるかということも、通
常の技術から容易に理解される。
【0051】図3に示すアナログ/デジタル信号プロセ
ッサの実施例では、デジタルをアナログ信号に再変換す
るために、特別な回路を必要とする。2つの重要なビッ
トB2およびB1は、2ビットの分解能を有する通常のD
/A変換器へ供給されるとともに、図5に示す回路で説
明したインクリメント/デクリメント回路へ供給され
る。また、重要な出力ビットB0は図4に示すタイプの
積分器の入力端へ供給される。インクリメント/デクリ
メント回路214は、上述した方式で積分器の容量を予
め設定するための積分器のスイッチ群へ接続されてい
る。また、積分器は変調器からのノイズを除去するため
に、周波数制限される。積分器の出力は、アナログ加算
回路によって、入力電圧を再構成すべく、D/A変換器
の出力と加算される。ここで、もし、入力データのパラ
レルビットの数を増加するか、あるいは減少するなら
ば、このようなデジタル/アナログ信号プロセッサをど
のように変更するかは周知のことである。
【0052】図6は、図3に示す実施例のプロセッサ2
00のさらに発展させた実施例によるプロセッサ300
の構成を示す回路図である。なお、この場合も、全ての
クロック信号は目的を明らかにするために省略する。2
ビットの分解能を有する通常のA/D変換器302は、
入力アナログ電圧Vinをデジタルで表される2つの重要
なビットB2およびB1に変換する。これらのビットB2
およびB1は、図5に示すタイプのインクリメント/デ
クリメント回路214へ供給されるとともに、通常のD
/A変換器304へ供給される。D/A変換器304の
出力は、差動増幅器306の反転入力端へ供給される。
上記出力はアナログの入力信号Vinの限定分解能を表
す。入力電圧Vinは差動増幅器306の非反転入力端へ
供給される。したがって、差動増幅器306は、その出
力を量子化エラー信号305として出力する。この量子
化エラー信号305は、A/D変換器302の2ビット
の限定分解能のためにある。また、この量子化エラー信
号305、インクリメント信号I312およびデクリメ
ント信号D313は変更されたデルタ変調器308へ供
給される。デルタ変調器308は比較器3082、Dフ
リップフロップ3084、速度制御回路400、抵抗3
087、容量3086およびアナログスイッチ308
8,3089を備えている。
【0053】抵抗3087および容量3086は、積分
器または累算器を構成するとともに、Dフリップフロッ
プのクロック周期の1/2以内に、積分器が入力電圧の
12.5%に到達するように選択される。さらに、Dフ
リップフロップのクロック周期は、なるべく、変換器3
02および304へ供給される(図示略)クロック信号
の周期に等しくするか、あるいは高くすべきである。D
フリップフロップに対するクロック周期は、パラレルの
デルタ変調器のビットを生成するための累算器(アキュ
ムレータ)を用いて、変換器に対するクロック信号のク
ロック周期の2倍または3倍にするのがよい。
【0054】アナログスイッチ3088および3089
は、図4に示す実施例の積分器208をプリセットする
スイッチ2188および2190と同様の方式により、
積分器の信号容量3086をプリセットする。例えば、
入力電圧が、増加する最も重要な2つのビットB2B1を
生成すると、信号容量3086は−Vrに設定される。
一方、もし、2つのビットB2B1が減少する場合には、
信号容量3086は+Vrに設定される。
【0055】デルタ変調器308の剰余の操作について
説明する。信号容量3086は、上記2つの重要なビッ
トB2B1が変化すると、アナログスイッチの1つが閉じ
ることによって設定される。比較器3082は、信号容
量3086の両端の電圧を、量子化エラー信号305と
比較する。該量子化エラー信号305は、実際の入力電
圧とデジタルで表されたビットB2およびB1との間の差
を表す。ここで、もし、エラー信号が容量3086の両
端の電圧より小さい場合には、次のクロックパルスにお
いて、容量3082の出力電圧は高くなり、フリップフ
ロップ3084の反転出力Qは小さくなる。この結果、
出力ビットB0は小さくなる。反転出力Q(B0)が小さ
くなるという動作において、速度制御回路400は、以
下に述べる方式で、信号容量3086の両端に減少する
電圧を生成する。もし、エラー信号が容量の両端の電圧
より大きい場合には、速度制御回路400は、以下に述
べる方式で、信号容量3086の両端に増加する電圧を
発生すべく、上記とは逆の方式で反応する。
【0056】速度制御回路400は、ビットB0が後述
する両立式のデジタル/アナログプロセッサへエラー信
号の高速近似を提供するために、2つの重要なビットB
2およびB1の変化の後で、信号容量3086を高速で充
電または放電する。これに続いて、速度制御回路400
は、信号容量3176が増加するエラー信号を後述する
特有のデジタル/アナログ信号プロセッサへ正確に供給
するために、変化の速度を遅くする。すなわち、速度制
御回路400は、実際のエラー信号の大まかな近似を得
るために、素早く信号容量3086を充電し、その後、
さらに正確な近似を得るために、ゆっくりと充電する。
【0057】図7は、第3の実施例の速度制御回路40
0と所定の付加された部分の詳細な構成を示す回路図で
ある。信号プロセッサ300の出力であるビットB0
は、レベルシフト器402を介して、速度制御回路40
0の入力端へ供給されている。レベルシフト器402
は、TTLレベルの出力であるビットB0を、±5ボル
トまたは±2.5ボルトのような対称的な電圧に変換す
る。速度平均化回路は抵抗404と速度容量406から
なる。この速度平均化回路の出力は、絶対値増幅器41
0へ接続されており、その出力は反転器412へ接続さ
れる。また、レベルシフト器402の出力は、ダイオー
ドブリッジ420の1つの接続部(ノード)426に直
接、接続される。絶対値増幅器410は、照合抵抗41
6,418および反転器412を介して、ダイオードブ
リッジ420の他の2つの接続部427、428へ接続
される。抵抗404,416および418の抵抗値は、
抵抗3087の抵抗値に近い値にする必要があり、ま
た、速度容量406の容量は信号容量3086の容量と
ほぼ等しくする必要がある。
【0058】ダイオードブリッジ420はダイオード4
22〜425からなり、交流電流を信号容量3086へ
導くように動作する。例えば、アナログスイッチ308
8が閉じていると仮定すると、信号容量3086の両端
の電圧は−Vrになる。この例では、信号容量3086
の両端の電圧はエラー信号より小さい。このため、ビッ
トB0が大きくなり、レベルシフト器402の出力電圧
はほぼ5ボルトとなる。したがって、ダイオードブリッ
ジの接続部426における電圧は、出力接続部429に
おける電圧(ほぼ−Vr)よりさらに高くなる。さら
に、速度容量406の平均化効果のため、接続部428
の電圧は、接続部426における電圧より低くなり、接
続部429における電圧より高くなる。また、反転器4
12の存在のため、接続部427における電圧は、信号
容量3086の両端の電圧、または接続部426におけ
る電圧より低くなる。したがって、ダイオード423と
424とは導通状態となり、信号容量3086の両端の
電圧がエラー信号305の電圧より大きくなるまで、信
号容量3086の電圧は変化する。
【0059】もし、信号容量3086の両端の電圧が量
子化エラー信号305より大きくなると、比較器308
2の出力は高くなり、重要なビットB0はローレベルと
なる。この重要ビットB0がローレベルに変わることに
伴って、レベルシフト器402の出力がマイナス5ボル
トに切替わり、ダイオード423と424との導通が断
たれる。そして、ダイオード422と425とが導通状
態となり、信号容量3086の両端の電圧をもっとマイ
ナス側へと持っていく。信号容量3086の両端の電圧
がエラー信号305より小さくなると、出力ビットB0
は再び反転し、前述した処理が繰り返される。
【0060】信号容量3086の両端の電圧が量子化エ
ラー信号305の電圧に近づくと、出力ビットB0は1
と0との間を、Dフリップフロップ3084のクロック
周波数に等しい周波数で往復し始める。この出力ビット
B0の往復に用いると、速度容量406の平均化効果の
ために、速度容量406の両端の電圧が0に近づく。速
度容量406の両端の電圧が0に近づくと、速度制御回
路のダイオードブリッジ420が減少しながら変化する
電流を容量3086へ供給する。この電流には、入力信
号に含まれる変化は存在しない。すなわち、初期の大き
く変化する電流は、信号容量3086の両端の電圧が量
子化エラー信号305の電圧に近づくと、急速に減少す
る。比較器3082の分解能によって制限されていたデ
ルタ変調器の分解能は、上記速度制御回路400によっ
て得られた減少変化速度によって非常に高分解能にな
る。
【0061】第3の実施例によるプロセッサ300のデ
ジタル出力は、低レベル信号またはゆっくりと変化する
信号の量子化ノイズを避けるために用いるディザリング
の必要性を除去する。低レベル信号は、開示された実施
例のデルタ変調器よって完全に処理されるが、この信号
プロセッサにおける通常のA/D変換器によっては処理
されない。ここに述べたA/D変換器は、このよううな
状況下ではゲートの開閉がないため、典型的なデルタ変
調器または通常のA/D変換器における共通の量子化ノ
イズを生成しない。さらに、プロセッサ300に対する
パラレル分解能のビットの数を増加させるためにプロセ
ッサをどのように変更するかは従来の技術から容易に理
解できる。
【0062】図8は、プロセッサ300とともに用いら
れる特有のデジタル/アナログ信号プロセッサ500の
構成を示す回路図である。2つの非常に重要なビットB
2およびB1は、2ビットの分解能を有する通常のD/A
変換器502へ供給される。結果としてのアナログ信号
503は、加算増幅器530の一方の入力端へ供給され
る。重要なビットB0は、図7に示す速度制御回路と同
一の速度制御回路400へ供給される。上記ビットB2
およびB1は、また、図5に示すタイプのインクリメン
ト/デクリメント回路214へも供給される。インクリ
メント/デクリメント回路214のインクリメント信号
およびデクリメント信号は、+Vrまたは−Vrのいず
れかを供給するためにアナログスイッチ5088および
5089を制御する。この制御は、信号容量3086が
プリセットされるのと同様の方式で信号容量5086を
プリセットする本願特有の方式で行なわれる。シリアル
な入力ビットB0は、レベル変換器511へ供給され
る。ダイオードブリッジ520は、ダイオードブリッジ
420が一定方向に流れる電流に対して作用するのと同
様の手順で動作する。また、反転器512、絶対値検出
器510、抵抗514、504、速度容量506および
信号容量5086は、対応する各部が図7に示す速度制
御回路400において動作するのと同様の手順で動作す
る。信号容量5086の両端の電圧は、バッファ増幅器
535を介して加算増幅器530へ供給される。
【0063】加算増幅器530はアナログ出力信号Vou
tを出力する。このアナログ出力信号Voutは、増幅器お
よび比較器の許容誤差内で、かつ、回路各部の遅延時間
に対する許容差を持って、アナログ入力信号を正確に表
す。デジタル/アナログ信号プロセッサ500に用いら
れる容量、抵抗およびダイオードの全ては、同一のアナ
ログ/デジタル信号プロセッサ300に用いられる対応
する各部に合致するように選択する。
【0064】図9は、前述した実施例のA/D変換器が
アナログ・オーディオのデータ記録、ファクシミリまた
はビデオ映像に対してどのように用いられるかを示して
いる。この実施例におけるプロセッサ600は、通常の
3ビット・アナログ/デジタル変換器602、デルタ変
調器608、3ビット・インクリメント/デクリメント
回路614を備えている。なお、3ビット・インクリメ
ント/デクリメント回路614は、図1、図3および図
6またはいずれかの図に示すタイプ、あるいは以下に述
べるタイプの回路である。
【0065】前述したように、デルタ変調器の出力は、
通常のA/D変換器602の量子化エラーを表してい
る。加えて、図示する回路は、さらに、2−1マルチプ
レクサ650、3ビットのシリアル・パラレル・シフト
レジスタ642および出力660、662を備えてい
る。デルタ変調器のシリアル出力は、シリアル・パラレ
ル・シフトレジスタ642によってパラレル・デルタ・
データに変換される。上記シリアル・パラレル・シフト
レジスタ642はデルタ変調器608と同じ周波数で動
作する。インクリメント/デクリメント回路614は、
速度制御および積分器の出力の両方をプリセットするた
めに、インクリメント(INC)およびデクリメント信
号をデルタ変調器608へ供給する。
【0066】出力端660から出力されるマーカ信号M
ARKERは、インクリメント/デクリメント信号の論
理和をとることでインクリメント/デクリメント回路に
よって生成される。このマーカ信号MARKERは、3
ビットA入力端652および3ビットB入力端654を
有する2−1マルチプレクサ650へ供給される。この
マルチプレクサ650は、通常、B入力端654に供給
されるシフトレジスタ642からの信号を選択的に出力
する。もし、出力端660から出力されるマーカ信号M
ARKERが、A/D変換器602が出力する3ビット
のうち少なくとも1ビットが変化したことを示すと、マ
ルチプレクサ650は入力データA652を選択する。
【0067】上述した回路の同期を保つためには、デル
タ変調器に対するクロック信号の周波数は、A/D変換
器602に対するクロック信号の周波数のN倍にする必
要がある。ここで、NはA/D変換器602の分解能の
ビットを表している。シフトレジスタ642に対するク
ロック信号は、デルタ変調器608のクロックの周波数
に等しくする必要がある。図9の実施例における3ビッ
トでは、高スピード・クロックF3CLKが低クロック
F1CLKの周波数の3倍で動作する。この実施例のデ
ルタ変調器608は、図6に示すデルタ変調器と同様の
ものであるが、付加された2つの構成部を含んでいる。
付加された回路は、A/D変換器602の出力とシリア
ル/パラレル・シフト・レジスタ642の出力との間の
同期性をさらによくする。また、速度制御回路の積分器
は、プリセット回路6910を有している。積分器はウ
インドウ比較器6810、立上がりエッジ検出器682
0、エッジ検出器6840、同期回路6850、積分器
6890、積分保持回路6830、速度制御回路690
0および積分プリセット回路6920を備えている。
【0068】積分プリセット回路6920は、図9に示
す実施例で述べたように、適切な電圧レベルに、デルタ
変調器の積分器6890における容量の両端の電圧を設
定する。同様に、速度制御回路6900の積分器内の容
量(図示略)は、インクリメント/デクリメント信号に
よって同様の方式でプリセットされる。積分器6890
の容量は、ウインドウ(窓)比較器6810からの立上
がり、立下がりエッジ検出器6840によって設定され
る保持回路6830に含まれる。保持回路6830は、
ハイスピードクロックF3CLKに基づく立上がりエッ
ジ検出器6820の出力によって解放される。
【0069】デルタ変調器608の出力DINは、ウイ
ンドウ比較器6810の出力をクロックF3CLKに同
期させる同期回路6850から出力される。同期回路の
出力DINは、図7に示すビットB0と同様に速度制御
回路へ供給される。図9に示すウインドウ比較器681
0は、積分器6890の出力が、差動増幅器606から
出力されるエラー信号を中心したウインドウ内にあるか
どうかを判定する。上記ウインドウは、速度制御回路6
900が積分器6890に対しての変化電流を生成する
ために用いられる電圧によって形成される。図7の速度
制御回路において述べたように、積分器6890がエラ
ー信号の値に近づくと、この電圧はゼロに近づく。した
がって、積分器6890の出力がエラー信号のレベルに
近づくと、エラー信号のレベルを中心とするウインドウ
が狭くなる。
【0070】図10ないし図12は、図9に示す実施例
の詳細な構成を示す回路図である。全ての抵抗に対する
値はオーム(Ω;ohm)で示されており、全ての容量
に対する値はファラッド(F;farad)で示されて
いる。また、Vcc1およびVcc2は+5ボルトであり、V
cc3は−5ボルトであり、VREFは−2.5ボルト、そし
て、−Vaaは−5ボルトである(全て直流電圧)。全て
の演算増幅器は集積回路のLF347であり、全ての比
較器はナショナル半導体から入手できる集積回路のLM
393である。全てのダイオードは1N4148ダイオ
ードであり、全てのアナログスイッチはCMOSスイッ
チの74HC4316で、そして、全てのトランジスタ
はPN2907またはPN2222とラベル表示された
いずれかである。
【0071】2つのD/A変換器は、ハリス(Harris)
半導体から入手できる3304およびモトローラ(Moto
rola)から入手できるDAC−08である。また、全て
のデジタル論理回路は、多くの製造メーカから入手でき
るCMOS論理回路の74HCxxである。ここで、符
号xxは部品の最後の番号を表している。例えば、シリ
アル/パラレル・シフト・レジスタ642は、集積回路
の74HC164からなる。また、全ての双方向アナロ
グスイッチは、シグネテックス(Signetics)から入手
できるCMOSのアナログスイッチの74HC4316
である。クロック信号は次のように示している。すなわ
ち、F1STRBは、fの低クロック周波数におけるス
トローブ信号であり、F3CLKは3fにおけるクロッ
ク信号であり、そして、N_F3CLKは、上記F3C
LKを反転した信号である。
【0072】アナログ入力信号は図10のピン18に供
給され、さらに、バッファ増幅器601を通して3ビッ
トのA/D変換器602へ供給される。A/D変換器6
02は、第1の数列またはアナログ入力信号の通常のデ
ジタルデータ表現であるB3−B1の3ビットの組を生成
する。これら3ビットは、変換器604によってアナロ
グ信号へ再変換される。実際のアナログ入力信号と該ア
ナログ入力信号を表す3ビットとの差を表すエラー信号
は、差動増幅器606の出力に生成される。
【0073】上記3ビットのデジタルデータは、インク
リメント/デクリメント回路614にも供給される。現
在の3ビットのデジタルデータB3−B1は、アナログ/
デジタル信号に大きな増加または減少があったか否かを
判定するために、フリップフロップ6146によって記
憶された直前の3ビットのデジタルデータと比較され
る。もし、増加または減少があった場合には、インクリ
メント(INC)信号またはデクリメント(DEC)信
号が、デジタル比較器6142によって生成される。O
Rゲート6144は、上記3ビットのデジタルデータの
変化を示す信号を生成する。この信号はフリップフロッ
プ6146における3ビットとN_F3CLKとの論理
和をとる。
【0074】ORゲート6144の出力は、マーカ信号
6504を生成するためにフリップフロップ6502に
もラッチされる。このマーカ信号6504は、上記3ビ
ットB3−B1が変化したことを示す。デルタ変調器から
のシリアルデータDINは、マルチプレクサ650へ3
ビットのパラレル信号を与えるシリアル/パラレル・シ
フトレジスタ642へ供給される。上記マルチプレクサ
650は、反転されたマーカー信号N_Markerに
よって動作し、ビットB1ないしB3が変化しない時はい
つでも、シフトレジスタ642からの3ビットを出力D
1ないしD3として選択する。しかしながら、ビットB1
ないしB3が変化すると、N_Marker信号は、出
力D1ないしD3となるビットB1ないしB3を出力する。
したがって、A/D変換器の出力信号は次に示すように
なる。
【0075】マーカー信号:ハイレベルの時には、この
信号は、現時点における3ビットが3ビットの分解能を
有する入力信号の3ビットからなり、かつデジタル表現
を提供するパラレル出力データである、ということを表
す。また、ローレベルの時には、この信号は、現時点に
おける3ビットが、最近、パラレルデータに結合された
量子化エラーのデルタ変調器のシリアルデータのセット
を表す出力である、ということを表す。 D1−D3:これらの3ビットデータは、パラレル/デジ
タル表現のシーケンシャルの組またはマーカー信号がロ
ーレベルの時に、量子化エラーを示すデルタ変調器から
のシリアルデータを表す。
【0076】図11および14は、デルタ変調器608
の詳細な回路図を示す。エラー信号は、1つの入力信号
としてウインドウ比較器6810へ供給される。詳細が
後述される信号ICは、エラー信号と積分器の出力信号
DOUTとの予測された差の近似値を提供する。この信
号ICは、ウインドウ比較器6810の他の入力信号で
ある。演算増幅器6812および6814は、エラー信
号を中心とした電圧ウインドウを比較器6816および
6818へ出力する。上記電圧ウインドウの幅は信号I
Cに比例する。比較器6816および6818は、も
し、デルタ変調器6890(図8参照)の積分器からの
信号DOUTがエラー信号を中心とする電圧ウインドウ
の範囲内ならば、フリップフロップ6819の出力Qを
ハイレベルに設定する。別の状況では、出力Qは比較器
6816および6818によってローレベルにクリアさ
れる。フリップフロップ6819のクロックおよび入力
信号Dは接地されるのが望ましい(図示略)。
【0077】同期回路6850は、フリップフロップ6
819からの出力QをクロックF3CLKに同期させ
る。同期回路6850の出力は、デルタ変調器608に
よってシリアル/パラレル・シフト・レジスタ642
(図9参照)へ供給されたシリアル出力データDINで
ある。立上がりおよび立下がりエッジ検出回路6840
および立上がりエッジ検出回路6820は、保持信号お
よび解放信号を、S−Rフリップフロップ6834およ
びアナログスイッチ6832からなる積分保持回路68
30へ出力する。
【0078】図12は、速度プリセット回路6910、
速度制御回路6900、積分器6890および積分プリ
セット回路6920の構成を示す回路図である。速度制
御回路は、レベルシフト器6902、速度制御積分器6
904、絶対値増幅器6906、電圧/電流変換器69
08および整流回路6909から構成される。シリアル
出力データDINは、図7に示すレベルシフト回路40
2の動作と実質上同一の方式で、レベルシフト器690
2を介して速度制御回路6900へ供給される。符号V
REFは−5ボルトである。レベルシフト器6902の出
力は、図7に示す積分器404および406と同一の方
式で、整流回路6909および積分器6904の両方に
供給される。
【0079】しかしながら、図7に示す速度制御積分器
6904と積分器との1つの違いは、速度制御プリセッ
ト回路6910がインクリメント(INC)信号とデク
リメント(DEC)信号の制御に基づいて積分器の値を
設定することにある。VR2はVREFと同じ大きさであ
る。プリセットの使用は、アナログ入力信号の3ビット
のデジタル表現、B3−B1の変化後、積分器6894内
の容量6892の高速充電または高速放電させる。
【0080】速度制御回路積分器6904の出力は、図
7に示す絶対値増幅器410と同一の方式で動作する絶
対値増幅器6906へ供給される。絶対値増幅器410
の出力信号ICは、デルタ変調器の出力信号DOUTが
どのようにしてエラー信号へ近づくかを表す信号をもた
らす。電圧/電流変換器6908は、整流回路6909
へ交流電流を供給する。上記整流回路6909は、図7
に示す整流回路であるところのダイオードブリッジ42
0と同一の方式で動作する。
【0081】整流回路6909の出力は、通常、アナロ
グスイッチ6832を通して、積分器6890へ供給さ
れる。上記アナログスイッチ6832は、積分器サンプ
ル・ホールド回路6830の一部である。しかしなが
ら、エッジ検出器6840がホールド信号を出力する
と、スイッチ6832が開放となり、積分器6890へ
供給される充電電流はなくなる。積分器6890は、積
分器プリセット回路6920へも接続されている。この
積分器プリセット回路6920は、図6に示すプリセッ
ト回路3088および3089と同様の方式で動作す
る。積分器6890の出力信号はDOUTとする。
【0082】上述した構成において、積分器がプリセッ
トされると、絶対値増幅器6906からウインドウ比較
器6810へ供給される信号ICは最も大きくなる。こ
れは、レベルシフト器6902の出力信号が積分器69
05内の容量の両端電圧をゼロにしようとするために、
上述したように最大値が生じるのである。すなわち、I
Cに対する最大値およびウインドウ比較器に対する最大
ウインドウは、最も重要な3ビットがちょうど変化した
ときに生ずる。その後、ウインドウの大きさは、積分器
6890の出力信号DOUTがほとんどエラー信号に近
づくように、ゼロに向って小さくなる。
【0083】図9ないし図12に示す3ビットによる結
果は、より小数のビットからなるデータで、聴覚に対し
て高品質な音を与えるA/D変換器を提供する。もし、
マーカー信号が、ハッフマン変換のような幾つかの周知
の圧縮技術を用いた他のビットと組合されると、出力信
号は3ビットにしかならない。聴覚に対しては、上述し
たようなA/D変換器の再構成された出力と、デジタル
オーディオに対する通常の16ビットのA/D変換器の
再構成された出力との差は識別できない。すなわち、
3.07ビット/サンプル(圧縮されたマーカー信号を
含む)を用いるシステムは、16ビット/サンプルを用
いるシステムと同等であると言える。当然、エラー補正
変換には付加ビットを加えてもよい。
【0084】図13は、図9に示す変換器600と同等
のD/A変換器に対するプロセッサ700の構成を示す
ブロック図である。通常、入力データD1ないしD3およ
びマーカー信号は、コンパクト・ディスク・プレーヤま
たはデジタル・オーディオ・テープのようなデジタル記
録装置によって供給される。3ビットのデジタルデータ
は、マーカー信号がハイレベルの時には、アナログ信号
の標準的なパラレルの3ビットデジタルデータのセット
を表し、マーカー信号がローレベルの時には、ある3ビ
ットの組合せ、または量子化エラー信号のシリアル・デ
ルタ変調データを表す。また、入力データD1ないしD3
およびマーカー信号は、デジタル・オーディオ・テー
プ、コンパクト・デイスク・プレーヤまたは他の光学的
記録装置のようなデジタル記録装置の出力からのシーケ
ンシャルデータのセットとなる。
【0085】図13に示す入力データの3ビットは、パ
ラレル/シリアル変換器742およびラッチ7850の
両方に供給される。マーカー信号がローレベルの時に
は、3ビットのデータはデルタ変調器からのシリアル・
データであることを示し、データがパラレル/シリアル
・シフト・レジスタ742へ読み込まれる。また、マー
カー信号がハイレベルの時には、データがA/D変換器
602からのパラレルデータであることを示し、該デー
タがラッチ7850に保管される。ラッチされたパラレ
ルデータは、標準的なD/A変換器702によってアナ
ログ信号に変換される。ラッチされたデータは、インク
リメント(INC)信号およびデクリメント(DEC)
信号を生成するために、インクリメント/デクリメント
回路へも供給される。
【0086】3ビットの入力データがデルタ変調器のデ
ータを表す時には、パラレル/シリアル変換器742
は、入力データをシリアルデータDINに変更する。こ
のシリアルデータDINは、速度制御回路7900およ
びウインドウ比較器7810へ供給される。この速度制
御回路7900および速度プリセット回路7910は、
図9に示す速度制御回路6900と速度プリセット回路
7910と同様の方式で動作する。同様に、積分器プリ
セット回路7920、積分器7890および積分器保持
回路7830は、図8に示す積分器プリセット回路69
20、積分器6890および積分器保持回路6830と
同様の方式で動作する。さらに、積分器7890の出力
DOUTは、加算器730において、アナログ信号を再
構成するために、D/A変換器702の出力に加算され
る。アナログ信号は、スイッチング・ノイズを除去し、
アナログ出力信号を再構成するために、ローパスフィル
タ760によってフィルタリングされる。
【0087】サンプル・ホールド回路7870は、マー
カー信号がないときは、常にクロックF3CLKに基づ
いて出力データDOUTの値を記憶する。速度制御回路
7900によって生成される電流に比例するオフセット
電圧ICは、サンプルされ、かつ保持されたデータDO
UTの値についてのウインドウを生成するために用いら
れる。さらに、信号DINは、積分器サンプル・ホール
ド7830へ供給されるホールド/リリース制御信号を
発生すべく、ウインドウ比較器7810を制御するため
に用いられる。
【0088】図14ないし図18は、図13に示す実施
例の構成を示す詳細な回路図である。図14は、図13
に示す実施例の各部に要求されるさまざまなタイミング
信号の発生回路を示す。同一の符号が付けられた各部
は、図10ないし図12に用いられているように図14
ないし図18に用いられている。入力データは、D1な
いしD3である。さらに、符号N_Markerはマー
カー信号を反転した信号である。マーカー信号がハイレ
ベルの場合には、入力データD1ないしD3の次のセット
が標準、パラレル、A/Dデータを表し、D/A変換器
702の出力における第1のアナログ信号A1へ変換す
るために、ラッチ7850に保持される。このラッチさ
れた標準、パラレル、A/Dデータは、マーカー信号か
ら生成されたストローブ信号によって制御される。
【0089】一方、マーカー信号がローレベルの場合に
は、パラレル/シリアル・シフトレジスタ742は、ク
ロックF1CLKに従って、デルタ変調器のデータD1
ないしD3に供給された信号を読み込む。シフトレジス
タのシフト/ロード*制御への入力は、クロックF1C
LKと論理積(AND)をとったN_Marker信号
である。データは、クロックF1CLKの周波数の3倍
の周波数を有するクロックF3CLKによってシフトレ
ジスタ742のシフトされた後、出力される。デルタ変
調器の新たなシリアルデータは、ラッチ744によって
保持され、速度制御回路7900へ入力信号DINとし
て出力される。
【0090】速度制御回路7900(図16参照)は、
電圧レベルシフト器7902、積分器7904、絶対値
検出器7906、電圧/電流変換器7908および整流
回路7909を備えている。図16は、また、速度制御
プリセット回路7910、積分器7890およびアナロ
グスイッチ7832の回路構成を示している。上記アナ
ログスイッチ7832は、積分器7890に対するサン
プル/ホールド回路7830の一部を形成する。積分器
7890の出力は符号DOUTであり、絶対値検出器7
906の出力は信号ICである。図16に示す全ての要
素は、図12の対応する各部と同様の方式で動作する。
例えば、信号ICは、インクリメント(INC)信号ま
たはデクリメント(DEC)信号が速度制御積分器79
04をプリセットした直後に、最大となる。
【0091】インクリメント(INC)信号およびデク
リメント(DEC)信号は、図17に示す回路のインク
リメント/デクリメント回路714によって発生され
る。時間的に前の標準的な3ビットのA/Dデータは、
ラッチ7142によって保持され、デジタル比較器71
44によって、ラッチ7850に保持された現在の標準
的な3ビットのA/Dデータと比較される。ここで、も
し、これらのデータが異なっている場合には、所定のイ
ンクリメント(INC)信号またはデクリメント(DE
C)信号が生成される。ORゲート7146、ラッチ7
148およびANDゲート7149は、反転されたクロ
ックF3CLK(N_F3CLK)および反転されたマ
ーカー信号N_MARKERとともに、ラッチ7142
に対してクロックパルスを発生する。
【0092】図17は、また、ローパスフィルタ760
および加算器730の回路構成を示す。標準的なD/A
変換器702からのアナログ出力信号A1は、プロセッ
サ700のアナログ出力信号を生成するために積分器7
890の出力信号と加算される。ローパスフィルタ76
0は上記アナログ出力信号のスイッチング・ノイズを除
去する。図18は、サンプル/ホールド回路7870お
よびウインドウ比較器7810の詳細な構成を示す回路
図である。積分器の出力信号DOUTは、マーカー信号
が供給されない時は、常に、クロックF3CLKに従っ
て、サンプル/ホールド回路7870によってサンプリ
ングされる。
【0093】ウインドウ比較器7810は、積分器から
の現在の出力信号DOUTが、サンプリング/ホールド
回路からの異なる電圧の2つのウインドウのいずれか一
方に入っているか否かを判断する。上記ウインドウのい
ずれか一方は、ラッチされた信号DIN、デルタ変調器
のシリアルデータに従って用いられる。分圧器7819
の両端に印加される電圧は、対称的、すなわち、接続部
7817における電圧は、サンプリングされた電圧DO
UTに関して、同じ大きさで、かつ、接続部7815に
おける電圧の逆の極性である。上記分圧器7819の両
端に印加される電圧の大きさは、ポテンションメータR
1のリファレンス電圧、サンプル/ホールドされた信号
DOUTおよび電圧ICの逆電圧(マイナス)を合計し
たものとなる。ポテンションメータR1が出力するリフ
ァレンス電圧は、用いた増幅器の特性に基づいて調整さ
れる必要があり、このため、異なる電圧の2つのウイン
ドウはゼロより大きくなる。
【0094】信号DOUTを比較するために、異なる電
圧の2つのウインドウを得ることは、信号DINに反応
するスイッチ7814および7812を用いることによ
って達成される。信号DINがローレベルの時には、分
圧器7819の接続部7813には、閉じたスイッチ7
814を介して、サンプル/ホールドされた信号DOU
Tの電圧レベルに対して電圧が印加される。一方、信号
DINがハイレベルの時には、スイッチ7814が開
き、かつスイッチ7812が閉じ、接続部7815に
は、サンプル/ホールドされた信号DOUTの電圧レベ
ルに対して電圧が印加される。
【0095】積分器7890からの現在の出力信号DO
UTは、サンプル/ホールドされた信号DOUTに基づ
いて上述したウインドウのいずれかと比較される。この
判定は、サンプル/ホールド回路7830が、スイッチ
7832を介して積分器7890を充電するために整流
回路7909を認めるか否かを決定するために行なわれ
る。マーカー信号668が、変換器602の出力信号が
変化したことを示す場合には、B1ないしB3の3ビット
からなるデータは、入力信号Vinを表す3ビットのデジ
タルを与える。ほかの点では、シフトレジスタの3ビッ
トは、変換器602の量子化エラーを表す3ビットのパ
ラレル表現を与える。
【0096】図9および図13の実施例を用いること
は、3ビットのデジタルデータと出力信号660ないし
668におけるマーカー信号とを加算することは、聴覚
または視覚が元の信号と容易に判別できないアナログ入
力信号Vinを表すデジタル信号を与える。以下に述べる
ように、必要とされるビット数は、オーディオ信号また
は映像信号がスピーカまたはビデオスクリーンを通して
出力された時に視覚または聴覚にとって元の信号と区別
できないほどに、十分に少なくすることができる。
【0097】もし、入力されたアナログ信号の音に対す
るバンドが22kHz以下の周波数であるならば、上述
した3ビットのデータに対する回路は、コンパクト・デ
ィスクまたはデジタル・テープ・フォーマットにおい
て、非常に高品質な音を得ることができる。デジタル的
に記録された音をスピーカを介して試験するためのオー
ディオ試験を行なうと、音の品質は、リスナーにとっ
て、通常の記憶されたデジタル音と識別できない。
【0098】このような試験を行ない、上述した3ビッ
トの変換器を用いて、標準的なコンパクト・ディスク記
録装置によって作成されたコンパクトディスク上に信号
が記録された。上記記録装置の代表例は、本願の参考文
献として掲げたKen C. Pohlmanによって書かれた”The
Compact Disc”の第7章に示されるような周知のもの
である。この時、サンプリング周波数としては、通常の
44.2kHzが用いられた。また、上記のコンパクト
・ディスクの記録再生装置は、従来、用いられたD/A
変換器の代わりに、本願に開示したD/A変換器を用い
ることで、標準のコンパクト・ディスク装置として完成
することができる。開示した実施例だけに限らず、デジ
タル・オーディオ再生に対する実際の同一知覚、聞取り
忠実度を提供し、アナログ信号を正確に再生するために
要求されるデータ量をかなり減少させる。例えば、現在
の標準的な大きさのコンパクト・ディスクは、本願実施
例の変換器を用いると、約5時間の音楽を記憶する。
【0099】現在、ステレオ信号を約10分記録するミ
ニ・コンパクト・ディスクは、本願によれば、そのよう
な信号を約70分記録することができる。同様に、も
し、ビデオ信号が本願実施例の変換器を用いて記録され
ると、現在のコンパクト。ディスクの大きさに、2時間
長のビデオにとって、十分なビデオデータを記録する。
【0100】上述した実施例は、3ビットまたは4ビッ
トの分解能を有するA/D変換器およびD/A変換器プ
ロセッサを説明したが、付加的なビットが高分解能を有
する標準的な変換器を含めることによって加えられるこ
とは、通常の技術から理解できる。さらにビットが増加
すると、コストアップにつながるが、信号の非常に正確
な表現が達成される速度を増加させる。
【0101】なお、上述した実施例において、多重積分
デルタ変調器、デルタ−シグマ変調器、または高情報デ
ルタ変調器によって構成できることは通常の技術から理
解できる。本願の分野は特許請求の範囲によって定義さ
れることは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、量子化エラーを有する入力信号を表す複数ビットの
第1のデジタルデータを第1のアナログ/デジタル変換
器によって生成する。また、前記量子化エラーを表すデ
ルタ変調データを第2のアナログ/デジタル変換器によ
って生成する。そして、第3の検出回路によって第1の
アナログ/デジタル変換器の出力信号における変化を検
出し、該変化が検出されると、マルチプレクサによって
第1のデジタルデータが選択的に出力され、かつ、それ
以外では前記デルタ変調データが選択的に出力されるよ
うにしたため、高分解能で高速変換できる比較的簡単な
A/D変換器を提供することにあり、さらに、量子化ノ
イズを除去するべく、ディザリングの使用を避け、か
つ、直流信号の損失を避け、構成を複雑化することな
く、かつ、1つの集積回路に集積できるという利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例におけるアナログ/デ
ジタル信号プロセッサの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプロセッサと同等のデジタル/アナ
ログ信号プロセッサの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるオーバーシュー
トするのを防ぐアナログ/デジタル信号プロセッサの構
成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すデルタ変調器に用いた集積回路の詳
細な回路図である。
【図5】図3に示すインクリメント/デクリメント回路
214の詳細な回路図である。
【図6】第3の実施例における他の2つの実施例よりも
高分解能なA/D信号変換器の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】図6に示す所定の付加部品と速度制御回路40
0の構成を示す回路図である。
【図8】図6に示す第3の実施例と同等のデジタル/ア
ナログ信号プロセッサの構成を示す回路図である。
【図9】デジタルの光学ディスク駆動書込み回路に接続
されたA/D変換器の構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示すA/D変換器の一部を詳細に示す
回路図である。
【図11】図9に示すA/D変換器の一部を詳細に示す
回路図である。
【図12】図9に示すA/D変換器の一部を詳細に示す
回路図である。
【図13】図9に示す実施例と同等のD/A変換器の構
成を示すブロック図である。
【図14】図13に示す実施例のD/A変換器の一部を
詳細に示すブロック図である。
【図15】図13に示す実施例のD/A変換器の一部を
詳細に示す回路図である。
【図16】図13に示す実施例のD/A変換器の一部を
詳細に示す回路図である。
【図17】図13に示す実施例のD/A変換器の一部を
詳細に示す回路図である。
【図18】図13に示す実施例のD/A変換器の一部を
詳細に示す回路図である。
【図19】従来のデルタ変調器の構成を示すブロック図
である。
【図20】従来のデルタ変調器の出力をアナログ信号に
再変換するために用いられる回路の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
100 アナログ/デジタル信号プロセッサ Vin アナログ入力電圧 102 A/D変換器 104 D/A変換器 105 エラー信号 106 差動増幅器 108 デルタ変調器 120 D/A変換器 122 D/A変換器 124 積分器 126 ローパスフィルタ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化エラーを有する入力信号を表す複
    数ビットの第1のデジタルデータを生成するために、前
    記入力信号が供給される第1のアナログ/デジタル変換
    器と、 前記量子化エラーを表すデルタ変調データを生成する第
    2のアナログ/デジタル変換器と、 前記第1のアナログ/デジタル変換器の出力信号におけ
    る変化を検出するために、前記第1のデジタルデータが
    供給される第3の検出回路と、 前記第3の検出回路による変化の検出に反応して第1の
    デジタルデータを選択的に出力し、かつ、それ以外では
    前記デルタ変調データを選択的に出力するマルチプレク
    サとを具備することを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記マルチプレクサと前記第2のアナロ
    グ/デジタル変換器の出力との間に介挿されたシリアル
    /パラレル・シフトレジスタを備え、 前記シリアル/パラレル・シフトレジスタによる出力の
    パラレルビットの数は、前記第1のアナログ/デジタル
    変換器のビット数に等しいことを特徴とする請求項1記
    載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 変換器の出力が増加すると、第1の限定
    電圧をデルタ変調器へ供給し、変換器の出力が減少する
    と、第2の参照電圧をデルタ変調器へ供給するプリセッ
    ト回路を具備することを特徴とする請求項2記載の信号
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のアナログ/デジタル変換器
    は、第1のクロック速度で動作し、前記第2のアナログ
    /デジタル変換器は、第2のクロック速度で動作すると
    ともに、前記第1および第2のアナログ/デジタル変換
    器の出力を同期させるための同期回路を具備することを
    特徴とする請求項1記載の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記第2のアナログ/デジタル変換器
    は、 前記量子化エラーを第2の値と比較する比較器と、 前記比較器の出力に応じて、振幅が変化する出力信号を
    生成する速度制御回路と、 前記速度制御回路の出力信号を積分して前記第2の値を
    出力する可変速度積分器とを備えることを特徴とする請
    求項1記載の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記第2のアナログ/デジタル変換器
    は、さらに、 前記第1のアナログ/デジタル変換器の出力信号におけ
    る変化に応じて、前記可変速度積分器の出力信号と前記
    速度制御回路の出力とを、所定の信号レベルにプリセッ
    トするプリセット手段を具備することを特徴とする請求
    項5記載の信号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記第2のアナログ/デジタル変換器
    は、さらに、 前記積分器の積分動作を停止させるために、前記比較器
    の出力信号に応じて動作するサンプル/ホールド回路を
    具備することを特徴とする請求項6記載の信号処理回
    路。
  8. 【請求項8】 アナログ入力信号をデジタル記録装置に
    記録するためにデジタルデータへ変換するアナログ/デ
    ジタル変換方法において、 前記アナログ入力信号を、量子化エラーを有する入力ア
    ナログレベルを表す第1のデジタルデータのシーケンシ
    ャルな組に変換するステップと、 前記量子化エラーを表す第2のデジタルデータを生成す
    るステップと、 前記第1のデジタルデータのシーケンシャルな組と前記
    第1のデジタルデータの組を記録する他のデータとの間
    に変化がなければ、第2のデジタルデータの組を、光学
    的または磁気的な記録装置のいずれかからなる記録媒体
    上に選択的に記録するステップとからなることを特徴と
    するアナログ/デジタル変換方法。
  9. 【請求項9】 デジタル光学記録装置のレーザを制御す
    るための制御手段を備えることを特徴とする請求項8記
    載のアナログ/デジタル変換方法。
  10. 【請求項10】 前記第2のアナログ/デジタル変調器
    によるデルタ変調で達成される前記第2のデジタルデー
    タを生成するステップを含むことを特徴とする請求項8
    記載のアナログ/デジタル変換方法。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2のデジタルデータ
    は、所定のビット数からなることを特徴とする請求項8
    記載のアナログ/デジタル変換方法。
  12. 【請求項12】 前記第2のアナログ/デジタル変換器
    のデルタ変調処理によるステップは、積分された値を生
    成するために、可変な速度で積分するステップと、 前記量子化エラーまたは前記積分された値のいずれかが
    前記第2のデジタルデータの組を生成するために、他の
    データを中心とするウインドウの範囲内に入っているか
    を判断するステップと、 前記積分の速度を制御するために、前記第2のデジタル
    データの組の少なくとも一部に応じる制御信号を生成す
    るステップとを含むことを特徴とする請求項10記載の
    アナログ/デジタル変換方法。
  13. 【請求項13】 前記制御信号を生成するステップは、
    前記第2のデジタルデータの組の少なくとも一部で積分
    するステップからなることを特徴とする請求項12記載
    のアナログ/デジタル変換方法。
  14. 【請求項14】 前記判断するステップは、前記量子化
    エラーまたは前記積分された値のいずれかが、シリアル
    データを生成するために、他のウインドウの範囲内に入
    っているか否かを規則的な時間のインターバルで検査す
    るステップと、 前記第2のデジタルデータの組を生成するために、シリ
    アルデータの予め設定された数量を組合せるステップと
    を含むことを特徴とする請求項13記載のアナログ/デ
    ジタル変換方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のデジタルデータのシーケン
    シャルな組が異なっているかを決定するステップと、 該ステップの決定に従って、前記第1のデジタルデータ
    のシーケンシャルな組に変化が生じたか否かを示す出力
    信号を生成するステップとを含むことを特徴とする請求
    項8記載のアナログ/デジタル変換方法。
  16. 【請求項16】 第1のタイプのデータと、記録媒体か
    らのシーケンシャルデータが第1または第2のタイプの
    データであるか否かを示すマーカーデータとの量子化エ
    ラーを表す第2のタイプのデータを有する連続した第1
    のタイプのデジタルデータからなるデータをシーケンシ
    ャルに記録するシーケンシャル・デジタル形式で表され
    るアナログ信号を変換する信号処理回路において、 第1のタイプのデータと第2のタイプのデータであるか
    否かを示すマーカーデータとにだけ応じる第1のデジタ
    ル/アナログ変換器と、 第2の出力マーカーデータに応じる第2のデジタル/ア
    ナログ変換器と、 第1および第2のデジタル/アナログ変換器に応じるア
    ナログ加算器とを備え、前記アナログ加算器の出力信号
    が記憶されたアナログ信号に近づくことを特徴とする信
    号処理回路。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2のタイプのデータ
    は、予め設定されたビット数を有し、 前記第2のデータをシリアルデータに変換するパラレル
    /シリアル・シフト・レジスタを備えるとともに、 前記第2のデジタル/アナログ変換器は、前記パラレル
    /シリアル・シフト・レジスタからのシリアルデータを
    積分する積分器を備え、 前記アナログ加算器は、前記積分器の出力信号を前記第
    1のデジタル/アナログ変換器の出力信号へ加算するこ
    とを特徴とする請求項16記載の信号処理回路。
  18. 【請求項18】 前記第2のデジタル/アナログ変換器
    の前記積分器は、積分速度を変更可能に構成された可変
    速度積分器であり、前記積分速度を制御するために、前
    記パラレル/シリアル・シフト・レジスタの出力に応じ
    る速度制御回路を備えることを特徴とする請求項17記
    載の信号処理回路。
  19. 【請求項19】 さらに、前記データの第1のタイプの
    新たなセットの検出に応じ、前記速度制御回路および前
    記積分器をプリセットするためのプリセット手段を具備
    することを特徴とする請求項18記載の信号処理回路。
  20. 【請求項20】 アナログ信号の量子化エラーを表す第
    2のデジタルデータを有し、前記アナログ信号の電圧レ
    ベルを表す第1のデジタルデータを含むシーケンシャル
    なデジタルデータをアナログ信号に変換するデジタル/
    アナログ変換方法において、 シーケンシャルなデジタルデータが前記第1のデジタル
    データか、あるいは前記第2のデジタルデータかを判別
    するステップと、 前記第1のデジタルデータに応じて、前記第1のデジタ
    ルデータを部分的なアナログ信号に変換するステップ
    と、 前記第2のデジタルデータを量子化エラー信号に積分す
    るステップと、 前記部分的なアナログ信号と前記量子化エラー信号とを
    加算するステップとからなることを特徴とするデジタル
    /アナログ変換方法。
  21. 【請求項21】 前記シーケンシャルなデジタルデータ
    は、現在のデータが前記第1のタイプか、あるいは前記
    第2のタイプのいずれであるかを表す第3のタイプのデ
    ータを含むことを特徴とする請求項20記載のデジタル
    /アナログ変換方法。
  22. 【請求項22】 前記積分するステップは、前記量子化
    エラー信号が所定の第2の値のウインドウの範囲内にあ
    るか否かを判断するステップを含むことを特徴とする請
    求項21記載のデジタル/アナログ変換方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の値は、前記量子化エラー信
    号のサンプリングされ、保持された値であることを特徴
    とする請求項22記載のデジタル/アナログ変換方法。
  24. 【請求項24】 前記第2の値は、授受した前記第2の
    タイプのデータ内のビットの1つに従って変化すること
    を特徴とする請求項23記載のデジタル/アナログ変換
    方法。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の方法を実行すること
    を特徴とする信号処理回路。
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