JPH07232024A - 圧縮空気清浄除湿装置 - Google Patents

圧縮空気清浄除湿装置

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JPH07232024A
JPH07232024A JP6025575A JP2557594A JPH07232024A JP H07232024 A JPH07232024 A JP H07232024A JP 6025575 A JP6025575 A JP 6025575A JP 2557594 A JP2557594 A JP 2557594A JP H07232024 A JPH07232024 A JP H07232024A
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dryer
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Mitsutaka Masuda
充隆 枡田
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
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  • Compressor (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな消費電力で長期間にわたり空気中の異
物の除去と水蒸気の除去とを行い得る圧縮空気清浄除湿
装置を提供する。 【構成】 2つのエアフィルタ11,12とエアドライ
ヤ13とを有し、それぞれのエアフィルタ11,12は
多孔質中空糸濾過膜により形成され、エアドライヤ13
は中空糸透過膜により形成されている。流入部10から
流入した原料空気は、一方のエアフィルタに流入して清
浄化された後に、エアドライヤ13により水蒸気が除去
されて乾燥され、流出部14から流出して所要の箇所に
供給される。エアドライヤ13から流出した乾燥空気
は、一部が他方のエアフィルタに逆流してそのエアフィ
ルタの再生のために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中に含まれる固形
粒子等の異物を除去するとともに、空気中の水蒸気を除
去して清浄な乾燥空気を得るようにした圧縮空気清浄除
湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧機器を有する空気圧回路にあって
は、回路を流れる作動用圧縮空気の中に固形粒子や水滴
等の異物が含まれていると、制御弁の作動不良が発生す
ることになるので、空気圧回路には清浄な空気を流すこ
とが必要となる。また、圧縮空気の中に水蒸気が含まれ
ていると、空気圧機器や配管の腐食が発生することにな
るので、圧縮空気中の水蒸気を除去して空気を乾燥する
ことが必要となる。
【0003】このように、異物を含まずに所定の清浄度
を有しかつ所定の乾燥度を有する清浄乾燥空気が必要と
なる場合としては、空気圧制御機器を有する精密機械や
自動制御装置のみならず、精密測定器ないし分析機器や
医療機器の分野等種々の分野がある。
【0004】空気中に含まれる塵埃やスケール等の固形
粒子や遊離水分等の水滴を除去するために従来使用され
ているエアフィルタとしては、焼結金属、焼結樹脂ある
いは金網等からなるフィルタエレメントを有するものが
使用されているが、焼結金属等のフィルタエレメントで
は細孔の内径を小さくすることに限度があり、除去でき
る固形粒子は5μm程度であり、それよりも径の小さい
固形粒子を確実に除去することが困難である。そして、
遊離水分等の水滴は、ルーバー等による遠心力による遠
心分離であるため流量の変化により分離率が変化し、安
定した水分分離が困難であった。
【0005】また、圧縮空気の湿度を除去するためのエ
アドライヤとしては、例えば、油空圧便覧(株式会社オ
ーム社、1989年2月25日発行) の第513 頁〜第517 頁に
記載されるように、冷凍式エアドライヤと吸着式エアド
ライヤとが知られている。冷凍式エアドライヤは冷凍サ
イクルを用いて圧縮空気を冷却して水分の凝縮分離を行
なうものであり、冷媒としてフロンが使用されているの
で、環境破壊の恐れがあるのみならず、圧縮機やファン
等を駆動する必要があり、消費電力が大きくなるという
問題点がある。
【0006】一方、吸着式エアドライヤはシリカゲル、
活性アルミナ、合成ゼオライト等の固体吸着剤に水分を
吸着させて乾燥するものであり、吸着剤が微粉化すると
ダストが発生することがあり、さらには吸着剤を交換す
る作業が必要になるという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者
は、消費電力を少なくしてランニングコストが低く、し
かも操作性に優れた清浄乾燥空気を得ることができるエ
アドライヤについて検討した。以下は、本発明者によっ
て検討された技術であり、その概要は次のとおりであ
る。
【0008】すなわち、多孔質中空糸膜つまり多孔質中
空糸濾過膜を用いてフィルタエレメントを形成すると、
このタイプのフィルタエレメントの多孔質中空糸濾過膜
の外面と中空孔とを連通される細孔の平均孔径を0.1μ
m程度に設定することができるので、従来のエアフィル
タよりも径の小さい固形粒子を除去することができる。
【0009】また、多孔質中空糸濾過膜は疎水性を有す
る材質により形成されており、疎水性多孔質中空糸濾過
膜の外面に水滴が付着した場合には、水滴との接触角が
大きくなり、水滴は表面張力で半球状、あるいは球状に
なる。つまり、疎水性多孔質中空糸濾過膜は、その素材
の持つ臨界表面張力が水の表面張力に対して小さく、水
の分子間引力により表面積が最小となるように凝集して
丸くなる。したがって、水滴は疎水性多孔質中空糸濾過
膜の細孔内に入り込むことなく、流体である空気のみが
細孔内に流入し、水滴がほぼ100%分離されることに
なる。なお、疎水性多孔質中空糸濾過膜は疎水性の材料
を用いることなく、外面に疎水処理を施すようにしても
良い。
【0010】しかし、このタイプのエアフィルタを用い
た場合には、水蒸気は疎水性多孔質中空糸濾過膜の細孔
を通過することになり、水蒸気を除去することができな
いことから、露点温度を下げることができない。さら
に、疎水性多孔質中空糸濾過膜の表面に水滴、油滴、固
形粒子等の異物が付着して停留していくと、細孔が目詰
まりして圧力損失が増大して流量低下を惹起させること
になる。
【0011】そして、近年では、空気中の水蒸気を選択
的に透過させる中空糸透過膜(ガス分離膜)が開発され
ており、これを用いた膜式エアドライヤではチューブ状
の中空糸膜内にその一端側から他端側に向けて流体であ
る空気を流し、一方、透過側の水蒸気分圧を下げておく
ことにより、供給する空気中の水蒸気は中空糸膜内側を
通過する際に、中空糸膜の内外面に存在する水蒸気分圧
の差によって中空糸膜の内側から膜を透過して中空糸膜
の外側に排出されることから、乾燥空気を安定的に得る
ことができる。しかしながら、このタイプの膜式エアド
ライヤは、中空糸膜の内側つまり中空孔の中を水滴、固
形粒子、油分等の異物がそのまま通過してしまう構造と
なっており、異物を除去することができないのみなら
ず、その異物により中空糸膜の水蒸気透過性能が劣化し
てしまうことが判明した。
【0012】本発明の目的は、小さな消費電力で長期間
にわたり空気中の異物の除去と水蒸気の除去とを行い得
る圧縮空気清浄除湿装置を提供することである。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】すなわち、本発明の圧縮空気清浄除湿装置
は、空気圧供給源を2つのエアフィルタのそれぞれの流
入口に接続する原料空気供給路と、前記それぞれのエア
フィルタの流出口をエアドライヤの流入口に接続し前記
エアフィルタにより清浄にされた空気を案内する清浄空
気供給路と、前記エアドライヤの流出口を前記それぞれ
のエアフィルタの流出口に接続してエアドライヤにより
乾燥された空気を戻す再生空気供給路と、前記再生空気
供給路から前記それぞれのエアフィルタに逆流した再生
空気を外部に排出する排気通路と、前記空気圧供給源か
らの空気を2つのエアフィルタの一方に案内する第1切
換手段と、前記2つのエアフィルタの一方からの清浄空
気を前記エアドライヤに案内しかつ前記エアドライヤか
ら乾燥空気を他方のエアフィルタに案内する第2切換手
段とを有し、前記それぞれのエアフィルタを、外面と中
空孔の内面とを連通させる多数の細孔が形成されかつ前
記中空孔の開口部を前記エアフィルタの流出口に臨ませ
てなる多孔質中空糸濾過膜により構成し、前記エアドラ
イヤを、その流入口から流出口に清浄空気を案内する中
空孔を有し側壁部から水蒸気を透過させる中空糸透過膜
により構成することを特徴とする。
【0016】また、本発明の圧縮空気清浄除湿装置は、
前記2つのエアフィルタの一方に前記空気圧供給源から
の空気を案内するシャトル弁と、前記排気通路を開閉す
る開閉弁とにより前記第1切換手段を形成するか、また
は、前記空気圧供給源からの原料空気を2つのエアフィ
ルタの一方に案内するとともに他方のエアフィルタから
の再生空気を前記排気通路に案内する位置と、原料空気
を前記エアフィルタの他方に案内するとともに一方のエ
アフィルタからの再生空気を前記排気通路に案内する位
置とに切り換わる切換弁により前記第1切換手段を形成
することを特徴とする。
【0017】さらに、前記それぞれのエアフィルタの一
方からの清浄空気を前記エアドライヤに案内するシャト
ル弁またはそれぞれの前記清浄空気供給路を開閉する開
閉弁のいずれかと、前記エアドライヤから前記それぞれ
のエアフィルタに向かう流れを許容し逆方向の流れを阻
止する逆止弁またはそれぞれの再生空気供給路を開閉す
る開閉弁のいずれかとにより前記第2切換手段を形成す
ることを特徴とする。
【0018】そして、前記2つのエアフィルタの一方に
対する空気圧供給源からの空気の供給を所定の時間毎に
切換制御するか、またはそれぞれのエアフィルタの流入
口と流出口との圧力差に応じて切換制御することを特徴
とする。
【0019】
【作用】上記圧縮空気清浄除湿装置においては、原料空
気は2つのエアフィルタの一方に案内されて、多孔質中
空糸濾過膜により水滴や固形粒子等の異物が除去され清
浄化される。この清浄化された空気は、次いでエアドラ
イヤに案内されて、中空糸透過膜により水蒸気が除去さ
れて乾燥される。清浄化されかつ乾燥された空気は、2
つのエアフィルタのうち清浄化操作がなされていない他
方のエアフィルタに一部が逆流して、そのエアフィルタ
の再生に使用される。このように、原料空気の清浄およ
び乾燥を行いながら、エアフィルタの再生がなされるの
で、装置を頻繁に保守点検することなく、長期間にわた
り作動させることができる。しかも、原料空気からの異
物の除去および空気中の水蒸気を除去するためにそれぞ
れ多孔質中空糸濾過膜および中空糸透過膜を使用してお
り、乾燥等のために大電力を使用することがないので、
ランニングコストを低減することができる。
【0020】2つのエアフィルタのいずれを作動させる
かを自動的に行なうことができるので、装置の保守が容
易となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る圧縮空気清浄除湿装置の基本構造を示す空気圧回路図
である。
【0023】図示する圧縮空気清浄除湿装置は、コンプ
レッサ等から構成される空気圧供給源に接続される流入
部10と、第1および第2の2つのエアフィルタ11,
12のそれぞれの流入口11a,12aとを接続する原
料空気供給路21を有しており、大気中の空気を原料空
気として、この原料空気がそれぞれのエアフィルタ1
1,12に供給されるようになっている。
【0024】それぞれのエアフィルタ11,12の流出
口11b,12bは、清浄空気供給路22によりエアド
ライヤ13の流入口13aに接続されており、エアフィ
ルタ11,12により清浄化された清浄空気はエアドラ
イヤ13に流入されるようになっている。
【0025】このエアドライヤ13の流出口13bは、
乾燥空気供給路23により流出部14に接続されてお
り、エアドライヤ13を通過して乾燥された後の乾燥空
気は、流出部14から外部に流出されるようになってい
る。ここから流出した空気は、空圧機器を有する種々の
制御装置、塗装装置、呼吸器用等の医療機器等のように
清浄かつ乾燥された空気を必要とする部位に供給され
る。
【0026】一方、エアドライヤ13によって除去され
た水蒸気を外部に排出するため、エアドライヤ13のパ
ージガス排出口13cにはパージ流路24が接続されて
おり、このパージ流路24の先端には消音用のマフラー
15が設けられている。
【0027】乾燥空気供給路23と2つのエアフィルタ
11,12の流出口11b,12bとの間には、再生空
気供給路25が形成されており、それぞれの再生空気供
給路25には、この再生空気供給路25の流路を絞る絞
り弁16a,16bが設けられ、さらにそれぞれのエア
フィルタ11,12に向かう流れを許容して逆方向の流
れを阻止する逆止弁17a,17bが設けられている。
【0028】2つのエアフィルタ11,12の流入口1
1a,12aは、消音器を内蔵した排気フィルタ18
に、それぞれ排気通路26a,26bにより接続されて
おり、再生空気供給路25からそれぞれのエアフィルタ
11,12に戻された後の再生空気が排気フィルタ18
から外部に排出されるようになっている。
【0029】排気通路26aには、この排気通路26a
を閉塞する位置と開放する位置とにソレノイドにより開
閉自在の開閉弁31が設けられ、同様に排気通路26b
には開閉弁32が設けられている。また、原料空気供給
路21には、流入部10から流入した原料空気を2つの
エアフィルタ11,12の一方に案内するために、シャ
トル弁33が設けられており、このシャトル弁33の流
入口33aは流入部10に連通され、一方の流出口33
bは一方のエアフィルタ11に接続され、他方の流出口
33cは他方のエアフィルタ12に接続されている。
【0030】2つの開閉弁31,32とシャトル弁33
とが、流入部10を介して図示しない空気圧供給源から
の原料空気を2つのエアフィルタ11,12のうちの一
方に案内するための第1切換手段を構成している。
【0031】清浄空気供給路22には、2つのエアフィ
ルタ11,12のうち一方から流出した清浄空気をエア
ドライヤ13に案内するために、シャトル弁34が設け
られており、このシャトル弁34の流入口34aはエア
フィルタ11の流出口11bに接続され、他の流入口3
4bはエアフィルタ12の流出口12bに接続され、流
出口34cはエアドライヤ13に接続されている。した
がって、このシャトル弁34と2つの逆止弁17a,1
7bとにより、2つのエアフィルタ11,12の一方か
らの清浄空気をエアドライヤ13に案内しかつエアドラ
イヤ13からの乾燥空気を他方のエアフィルタに案内す
る第2切換手段を構成している。
【0032】図2はエアフィルタ11の詳細構造を示す
図であり、他のエアフィルタ12も同様の構造となって
いる。図2に示すように、エアフィルタ11は、円筒形
状の樹脂製のケース部41と、このケース部41の上端
部に取り付けられる連結部42とにより形成されたエア
フィルタ本体43を有している。ケース部41の外側に
は金属製のカバー44が設けられ、樹脂製のケース部4
1をカバー44によって覆ってケース部41を保護して
いる。
【0033】ケース部41を連結部42に取り付けるた
めに、連結部42の嵌合孔42aには凹凸部45が環状
に設けられ、ケース部41とカバー44には凹凸部45
に対応して凹凸関係が逆となった凹凸部46が設けられ
ている。これにより、ケース部41とカバー44とを一
体としてこれらの上端部を連結部42の嵌合孔42a内
に挿入した後に、ケース部41とカバー44とを回転さ
せることにより、連結部42に対してケース部41とカ
バー44とが取り付けられる。さらに、ビスやスプリン
グロールピン等の止め具47により連結部42はケース
部41に締結される。
【0034】連結部42には図1に示した原料空気供給
路21が接続される流入口(一次側ポート)11aが形
成され、この流入口11aはエアフィルタ本体43に形
成されたエレメント収容室48の外周部に案内流路50
を介して連通されており、流入口11aに流入した空気
は、案内流路50によりエレメント収容室48内に案内
される。連結部42にはさらに、清浄空気供給路22お
よび再生空気供給路25に接続される流出口11bが流
入口11aの反対側に形成され、この流出口(二次側ポ
ート)11bはケース部41に形成されたねじ孔49を
介してエレメント収容室48の中心部に連通されてい
る。
【0035】エレメント収容室48内には、フィルタエ
レメントの一方を構成する円筒形状の焼結多孔質体51
が装着されている。多数の気孔が形成されたこの焼結多
孔質体51はたとえば焼結金属による焼結金属フィルタ
や焼結樹脂による焼結樹脂フィルタであり、平均の気孔
径は約5μm程度とされている。そして、上端に一体的
に形成された取付部52の雄ねじ部52aを連結部42
のねじ孔49にねじ結合することにより連結部42に締
結されている。焼結多孔質体51の上部には、連結部4
2の二次側ポート11bに開口されたポートが形成され
ている。また焼結多孔質体51の下端には底部を有する
取付部53が一体的に取付けられている。
【0036】前記のように焼結多孔質体51には多数の
孔が開設されており、この孔を介して焼結多孔質体51
の中空部内はエレメント収容室48内に連通している。
【0037】取付部53の底部には排水口54が形成さ
れており、この排水口54に連通する排水口40aを有
する排水管40がケース部41の底部にねじ結合されて
いる。そして、この排水管40内には排水ホースが止め
付けられるジョイント55が嵌合されている。
【0038】焼結多孔質体51内に配置され、フィルタ
エレメントの他方を構成する多孔質中糸濾過膜は、疎水
性多孔質中空糸濾過膜56と親水性多孔質中空糸濾過膜
57とから構成されている。
【0039】疎水性および親水性多孔質中空糸濾過膜5
6,57はそれぞれ中空孔56a,57aを有し、図3
に示すように、2つ折りの状態に折り曲げられて開口部
の部分で束ねられるとともに、この開口部の部分で接着
剤により接合されている。そして。疎水性多孔質中空糸
濾過膜56はその開口部を二次側ポート11bに臨ませ
て、親水性多孔質中空糸濾過膜57はその開口部を排水
口54に臨ませて、それぞれ配置されている。さらに、
この疎水性および親水性多孔質中空糸濾過膜56,57
は中空孔56a,57aの内面と外面とを連通させる多
数の細孔56b,57bが形成されている。
【0040】疎水性多孔質中空糸濾過膜56は疎水性を
有する材質により形成されている。したがって、この疎
水性多孔質中空糸濾過膜56の外面に水滴が付着した場
合には、その水滴は接触角が大きくなって半球形状とな
る。疎水性多孔質中空糸濾過膜56の外形は0.38mm
程度であり、細孔56bの平均内径つまり分画特性は0.
1μmとなっている。なお、疎水性多孔質中空糸濾過膜
56自体を疎水性の材料を用いることなく、外面に疎水
処理を施すようにしても良い。
【0041】一方、親水性多孔質中空糸濾過膜57は、
疎水性多孔質中空糸濾過膜56と相違して、親水性の材
料により形成されている。したがって、この親水性多孔
質中空糸濾過膜57の表面に水滴が付着すると、その水
滴の接触角は非常に小さくなる。親水性多孔質中空糸濾
過膜57の外径は疎水性多孔質中空糸濾過膜56と同様
であるが、細孔57bの平均内径つまり分画特性は0.1
5μmのものが使用されている。なお、親水性多孔質中
空糸濾過膜57についても、親水性の材料を用いること
なく、外面に親水処理を施すようにしても良い。
【0042】これらの疎水性および親水性多孔質中空糸
濾過膜56,57は図3に示すように、それぞれが相互
に接触して混在するようにして配置されている。
【0043】上述した構成のエアフィルタを流体圧回路
に設けた場合には、一次側ポート11aに接続された空
圧管路からの圧縮流体かエレメント収容室48内に案内
流路を介して流入する。そして、エレメント収容室48
内に流入した流体は、まずフィルタエレメントの一方を
構成する焼結多孔質体51を通過し、次にフィルタエレ
メントの他方を構成する疎水性多孔質中空糸濾過膜56
を通過してポートから二次側ポート11bに至る。
【0044】流入した流体中に大径の異物や金属片など
のように比較的径の大きな固形粒子が含有している場合
には、これらは最初に通過するフィルタエレメントであ
る焼結多孔質体51によって捕捉される。これは、前記
のように焼結多孔質体51の気孔径が平均して5μm程
度とされているためであり、これによって焼結多孔質体
51を通過して多孔質中空糸濾過膜56,57に至る流
体からは大径の固形粒子が取り除かれ、小径の異物や水
滴が含有された状態となっている。
【0045】そして、流体中に水滴が含有している場合
には、流体が多孔質中空糸濾過膜56,57を通過する
ときに水滴が疎水性多孔質中空糸濾過膜56に接触して
も、この疎水性多孔質中空糸濾過膜56は疎水性材料に
より形成されているので、水滴との接触角が大きくな
り、水滴は表面張力で半球状、あるいは球状になる。つ
まり、疎水性の疎水性多孔質中空糸濾過膜56は、その
素材の持つ臨界表面張力が水の表面張力に対して小さ
く、水の分子間引力により表面積が最小となるように凝
集して丸くなる。したがって、水滴は疎水性多孔質中空
糸濾過膜56の細孔56bに入り込むことなく、流体で
ある空気のみが細孔56b内に流入し、水滴はほぼ10
0%分離されることになる。そして、疎水性の疎水性多
孔質中空糸濾過膜56で水滴がはじかれることにより、
親水性の材料により形成された親水性多孔質中空糸濾過
膜57に引き寄せられるようにして水滴が移動する。親
水性の親水性多孔質中空糸濾過膜57は臨界表面張力が
水の表面張力に近くなっており、水との接触角は非常に
小さくなり、しかもエレメント収容室48内から排水口
54を通って僅かな流体の流れが形成されていることか
ら、水滴は細孔57bを通って親水性多孔質中空糸濾過
膜57の内部に入り込み、排水口54を通って外部に排
出される。
【0046】なお、図示するように、疎水性多孔質中空
糸濾過膜56と親水性多孔質中空糸濾過膜57とを混在
させたことから、疎水性多孔質中空糸濾過膜56の外面
で固形物とともにはじかれた水滴が、親水性多孔質中空
糸濾過膜57の外面に引き寄せられるので、エアフィル
タの取付姿勢は図示するよう態様に限定されることな
く、水平方向等任意の姿勢でエアフィルタを取付けるこ
とが可能となる。
【0047】また、疎水性多孔質中空糸濾過膜56の外
面に小径の異物が付着したとしても、その外面に衝突し
た水滴が疎水性の疎水性多孔質中空糸濾過膜56の表面
からはじかれることにより、はじかれた水滴と一緒に固
形物は疎水性多孔質中空糸濾過膜56の表面から除去さ
れることになる。これにより、疎水性多孔質中空糸濾過
膜56の細孔56bが塞がれるという目詰まりの発生が
防止される。はじかれた塵等の固形物は、それが0.15
μm以下であれば、親水性多孔質中空糸濾過膜57の細
孔57bを通って排水口54より排出される。
【0048】また、疎水性多孔質中空糸濾過膜56の外
面に対する処理を、水滴のみならず、油分をもはじく程
度に強い疎水性つまり撥水性を有する程度まで高めれ
ば、水のみならず油分をも分離することができる。この
ような構成に併せて、親水性多孔質中空糸濾過膜57の
細孔57bの平均内径を疎水性多孔質中空糸濾過膜56
の細孔56bの平均内径よりも大きく設定すると、水と
油分と固形物とを排水口54から外部に流出させること
が可能である。
【0049】なお、多孔質中空糸濾過膜56としては、
U字状に曲げることなく、真っ直ぐなものを用いて、一
端部を閉塞し、他端部を開口部としてその開口部を流出
口11bに臨ませるようにしても良い。また、焼結多孔
質体51を用いることなく、これを金属製や樹脂製の筒
体とし、その一部に空気連通用の孔を形成するようにし
ても良い。
【0050】図4はエアフィルタ11の変形例を示す図
であり、このエアフィルタ11はフロート式のオートド
レンつまり自動排水装置に一体に取り付けられている。
そして、フィルタエレメントとしては図5に示す疎水性
多孔質中空糸濾過膜56のみを使用しており、濾過膜の
細孔の平均孔径が0.1μmとなっていることおよび濾過
膜が疎水性を有することから、水滴、固形粒子、油分を
分離するようにしている。図5に示す疎水性多孔質中空
糸濾過膜56は、図3に示される疎水性多孔質中空糸濾
過膜56と同様のものである。
【0051】疎水性多孔質中空糸濾過膜56は取付部5
2に固定されるホルダー61内に収納されており、この
ホルダー61を図2に示す場合と同様に、焼結多孔質体
によって形成するようにしても良い。
【0052】図4に示すように、ケース部41の底部に
は弁座部材62が取り付けられ、この弁座部材62には
スクリーン63を介してリテーナ64が取り付けられて
いる。このリテーナ64内にはブリード孔65を有する
中空ピストン66が軸方向に摺動自在に装着されてお
り、この中空ピストン66内に設けられた焼結多孔質体
からなるフィルタ67とリテーナ64の上端部との間に
は、中空ピストン66を下方に向けて前進させる方向の
ばね力を付勢するためのばね68が設けられている。
【0053】リテーナ64の外側にはフロート69が配
置されており、このフロート69は受け部材71により
リテーナ64に支持されている。受け部材71には、リ
テーナ64の上端部に形成された連通孔72を開閉する
ためのベーンバルブ73が設けられている。
【0054】このような構造の自動排水装置を有するエ
アフィルタ11にあっては、ケース部41内に水分が溜
まると、フロート69が上昇してベーンバルブ73が開
放される。これにより、収容室48内に入り込んだ空気
が連通孔72から中空ピストン66を押し下げ、中空ピ
ストン66とOリング74との接触が解かれて、スクリ
ーン63を通って液体が外部に排出されることになる。
液体が外部に排出されるにつれてフロート69が下が
り、ベーンバルブ73が閉じると、ケース部41内に空
圧により連通孔75を介して中空ピストン66には上方
に向かう圧力が作用する。これにより、中空ピストン6
6の下端部とOリング74との接触により排水口40a
が閉じられる。
【0055】なお、ケース部41内への空気の供給が停
止されると、中空ピストン66には上方に向かう圧力が
作用しなくなるので、中空ピストン66はばね68の弾
発力により押し下げられて排気口40aが開放状態とな
り、全ての液体が外部に排出される。
【0056】図7は中空糸透過膜式エアドライヤ13の
基本構造を示す図であり、ケーシング本体80の一端に
は流入口13aとパージガス排出口24aを有するジョ
イント部81が結合されており、他端には流出口13b
と流出乾燥空気の一部をパージガスとしてケーシング本
体80内に減圧して供給する絞り弁82を有するジョイ
ント部83が結合されており、これらにより中空糸透過
膜式エアドライヤ13のケーシングが形成されている。
このケーシング本体80の内部には多数本のフッ素系高
分子により形成された中空糸透過膜84が、ケーシング
本体80の両端部分において接着剤により接合され設け
られており、それぞれの中空糸透過膜84には流入口1
3aに連通する開口部と流出口13bに連通する開口部
とを両端に有する中空孔85が形成されている。したが
って、流入口13aから流入した湿潤空気は、中空孔8
5を通って流出口13bから乾燥空気として排出され
る。また、この時、流出乾燥空気の一部は絞り弁82に
て減圧され、パージガスとして中空糸透過膜84が設け
られているケーシング本体80内に流入し、中空糸透過
膜84と接触させ、パージガス排出口13cより外部に
排出されることになる。
【0057】水蒸気を含んだ湿潤空気は、流入口13a
から供給され中空糸透過膜84の中空孔85に流入し、
流出口13bに向かって流れる。一方、ケーシング本体
80内の中空糸透過膜84外面(水蒸気透過側)の水蒸
気分圧を下げるために、流出乾燥空気の一部を流出側ジ
ョイント部83の絞り弁82にて減圧し、パージガスと
してケーシング本体80内に供給する。供給されたパー
ジガスは中空糸透過膜84と接触し、パージガス排出口
13cより外部に排出される。湿潤空気中の水蒸気は、
中空糸透過膜84の中空孔85(内側)を透過する際
に、中空糸透過膜84の内外面に存在する水蒸気分圧の
差を駆動力として、水蒸気分圧の高い中空糸透過膜84
の内側より水蒸気分圧の低い中空糸透過膜84の外側へ
水蒸気の透過が起こり、中空糸透過膜84の内側を流れ
る空気中の水蒸気が減少することにより乾燥空気を得る
ことが可能となる。
【0058】その結果、大気圧露点が−35℃程度以下
の乾燥空気が連続的に流出口13bから流出することと
なる。なお、絞り弁82を調整してケーシング本体80
内の中空糸透過膜84と接触させるパージガスの流量を
変化させることにより、得られる乾燥空気の露点を変え
ることが可能であり、パージガスの流量を増加させれ
ば、大気圧露点を−60℃程度まで低下させることが可
能である。
【0059】次に、上記構造の圧縮空気清浄除湿装置の
動作について説明すると、図示しないコンプレッサを作
動させて流入部10から原料空気をシャトル弁33に供
給した状態のもとで、開閉弁31のソレノイドに通電し
て、排気通路26aを開放すると、流入部10から流入
した原料空気としての圧縮空気は、多孔質中空糸濾過膜
56,57を有するエアフィルタ12内に、シャトル弁
33を通って流入する。このエアフィルタ12内によっ
て、原料空気の中に含まれる水滴A,油分Bおよび固形
粒子Cは細孔56bの中に入り込むことなく、図6
(A)に示すように分離される。
【0060】このようにして清浄化された空気は、シャ
トル弁34を通って中空糸透過膜84を有するエアドラ
イヤ13内に流入する。清浄化された空気の中に、水蒸
気が含まれていても、中空糸透過膜84の内外面に存在
する水蒸気分圧の差により、図7に矢印Dで示すよう
に、水蒸気が選択的に側壁を透過してパージ流路24か
ら外部に排出され、この結果、乾燥された空気が乾燥空
気供給路23を通って流出部14から排出される。
【0061】流出部14に至る空気の一部は、再生空気
供給路25を通って絞り弁16aで絞られて減圧された
後に、濾過動作を行なっていない方のエアフィルタ11
の流出口11bに流入する。この時には、シャトル弁3
4とチェック弁17bが作動しているために、エアフィ
ルタ12には乾燥空気は流入しない。
【0062】エアフィルタ11の流出口11bに流入し
た乾燥空気は、このエアフィルタ11内の多孔質中空糸
濾過膜56の中空孔56aから逆流し、濾過作用を行っ
たときに多孔質中空糸濾過膜56の表面に付着した水滴
A,油滴B,固形粒子Cが、図6(B)に示すように、
細孔56bから噴出する空気により濾過膜56の表面か
ら剥離されて、エアフィルタ11内の多孔質中空糸濾過
膜56の再生がなされる。
【0063】この再生作用により、剥離された水滴A等
は、排気通路26aを通って排気フィルタ18から外部
に排出される。このように、エアフィルタ12によって
水滴等の異物の除去が行なわれているときには、他のエ
アフィルタ11は乾燥空気によって再生操作が同時に行
なわれる。
【0064】次いで、開閉弁31への通電を解いて、排
気通路26aを閉塞すると、原料空気供給路21のう
ち、エアフィルタ11の流入口11aとシャトル弁33
との間の部分に再生空気が充満されて、この部分の圧力
が高くなる。
【0065】この状態で、開閉弁32のソレノイドに通
電がなされて、排気通路26bが開かれると、絞り弁1
6bから開閉弁32の間の配管内の空気が瞬間的に放出
されて、シャトル弁33と開閉弁32との間の圧力が低
下して、シャトル弁33が切り換わり、流入部10から
の原料空気はエアフィルタ11に供給される。これによ
り、再生が終了した後のエアフィルタ11によって水滴
A等の異物の除去がなされると同時に、エアフィルタ1
2の再生操作がなされる。
【0066】2つのエアフィルタ11,12に交互に原
料空気を供給して、一方のエアフィルタによる異物の濾
過と他方のエアフィルタの再生とを行なうことにより、
頻繁に保守を行なうことなく、長期間に渡り圧縮空気の
清浄除湿操作を行なうことができる。
【0067】図1に示す場合には、2つの開閉弁31,
32の一方を所定時間だけ作動させて一方の排気通路を
開放した後に、両方の開閉弁31,32を短時間だけ閉
塞状態に保持することにより、一方のエアフィルタによ
る濾過と他方のエアフィルタの再生とを繰り返して行な
うことができる。それぞれの時間は公知のタイマーによ
り制御される。これにより、常に安定した乾燥空気が連
続的に供給される。
【0068】(実施例2)図8は本発明の他の実施例の
圧縮空気清浄除湿装置を構成する空気圧回路図であり、
前記実施例と共通する部位には同一の符号が付されてい
る。この場合には、2つのエアフィルタ11,12のそ
れぞれには、それぞれの流入口11a,12aから流出
口11b,12bに流れる空気の圧力差を検出する差圧
検出器91,92が設けられている。それぞれの差圧検
出器91,92には信号出力部が設けられており、それ
ぞれのエアフィルタ11,12の目詰まりが所定の状態
以上になると、圧力差により一方のエアフィルタから他
方のエアフィルタによる濾過状態に自動的に切り換えら
れるようになっている。
【0069】このように、差圧検出器91,92を用い
ることにより、エアフィルタ11,12を最適な状態で
切り換えることができ、無駄な切り換えを防止して清浄
濾過装置の長寿命化、消費電力の低減を図ることができ
る。さらに、エアフィルタの性能管理や故障予知を図る
ことができ、最適なメンテナンスが可能となる。
【0070】さらに、図8に示す場合には、原料空気供
給路21には流入部10とシャトル弁33の間に位置さ
せて、公知のコアレッシング式のエアフィルタ93が設
けられている。このエアフィルタ93によってエアフィ
ルタ11,12に流入する原料空気の中における高粘度
の液体、例えばタール等を除去することができ、エアフ
ィルタ11,12やエアドライヤ13の目詰まりや固着
等による寿命低下、誤動作等を防止することができる。
このエアフィルタ93を用いるか否かは、使用される原
料空気の性質に応じて選択される。
【0071】また、図8に示す場合には、清浄空気供給
路22にはシャトル弁34とエアドライヤ13との間に
位置させて、公知のマイクロミストエアフィルタ94が
設けられている。このマイクロミストエアフィルタ94
は、濾過精度が0.01μm程度であり、この程度の微細
な異物を除去することにより、エアドライヤ13を通過
した後の乾燥空気をより清浄化するとともに、乾燥空気
をエアフィルタ11,12に逆流させてエアフィルタを
再生する際におけるエアフィルタ11,12内の多孔質
中空糸濾過膜56の内側の目詰まりを防止することがで
できる。
【0072】このマイクロミストエアフィルタ94を使
用するか否かは、使用される原料空気の種類や性質等に
応じて選択される。
【0073】(実施例3)図9は本発明のさらに他の実
施例を示す図であり、この実施例の圧縮空気清浄除湿装
置にあっては、前記実施例では第1切換手段をシャトル
弁33と、2つの開閉弁31,32により形成したのに
対して、3ポートの切換弁95,96によって第1切換
手段を形成している。
【0074】図示するように、原料空気供給路21のう
ち流入部10とエアフィルタ11との間に位置させて3
ポート切換弁95が設けられ、流入部10とエアフィル
タ12との間に位置させて3ポート切換弁96が設けら
れている。それぞれの切換弁95,96は、ソレノイド
への通電を解いた状態で流入部10とエアフィルタ1
1,12とを連通させる位置と、ソレノイドへ通電させ
ることによりこの連通を停止してエアフィルタ11,1
2の流入口11a,12aを排気通路26a,26bに
連通させる位置とに移動するようになっている。
【0075】したがって、これらの切換弁95,96
は、2つのエアフィルタ11,12の一方に原料空気を
案内するとともに他方のエアフィルタからの再生空気を
排気通路に案内する位置と、他方のエアフィルタに原料
空気を案内するとともに一方のエアフィルタからの再生
空気を排気通路に案内する位置とに切り換わる機能を有
している。
【0076】(実施例4)図10は本発明のさらに他の
実施例を示す図であり、この場合には、第1切換手段を
5ポート切換弁97により形成している。この切換弁9
7は2つのエアフィルタ11,12の一方に原料空気を
案内するとともに他方のエアフィルタからの再生空気を
排気通路に案内する位置と、他方のエアフィルタに原料
空気を案内するとともに一方のエアフィルタからの再生
空気を排気通路に案内する位置とに切換移動する。この
場合の排気通路26a,26bは、開閉弁つまり2ポー
ト切換弁98により開閉自在となっている。
【0077】(実施例5)図11は本発明の他の実施例
を示す図であり、この場合には、図10における5ポー
ト切換弁97に代えて4ポート切換弁99が使用されて
いる。他の構造は図10におけるものと同様である。
【0078】(実施例6)図12は本発明の他の実施例
を示す図であり、この場合には図1および図2に示した
シャトル弁33に代えて3ポート切換弁101が設けら
れている。したがって、この場合には3ポート切換弁1
01と2つの開閉弁31,32によって第1切換手段が
形成されている。
【0079】さらに、図12に示す場合には、前記した
それぞれの実施例では逆止弁17a,17bとシャトル
弁34とにより第2切換手段が形成されているのに対し
て、逆止弁17a,17bそれぞれに代えて開閉弁10
2a,102bが設けられており、それぞれの開閉弁1
02a,102bのソレノイドに通電することにより再
生空気供給路25を開閉するようにしている。そして、
それぞれのエアフィルタ11,12とエアドライヤ13
とを結ぶ清浄空気供給路22には、シャトル弁34に代
えて開閉弁103,104が設けられている。
【0080】ただし、切換弁101に代えて、開閉弁1
03,104と同様の構造の開閉弁を、流入部10と2
つのエアフィルタ11,12とを結ぶ原料空気供給路2
1にそれぞれ設けるようにしても良い。また、2つのエ
アフィルタ11,12とエアドライヤ13との間に、2
つの開閉弁103,104に代えて、切換弁101と同
様な3ポート切換弁を設けるようにしても良い。
【0081】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0082】たとえば、この圧縮空気清浄除湿装置が使
用される部位や使用される原料空気の性質等に応じて、
前記した種々のタイプの装置の各構成部を任意に組み合
わせるようにしても良い。
【0083】また、切換弁、開閉弁などは電磁弁に限ら
れたものではなく、エアタイマーや空気作動弁等の組合
せにより、すべて空気圧による制御も可能であり、防爆
性を持たせることもできる。
【0084】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0085】(1).小さな消費電力で長期間にわたり空気
中の異物の除去と水蒸気の除去とを行なうことができ
る。
【0086】(2).2つのエアフィルタの一方により空気
を清浄化している際には、他方のエアフィルタを再生す
ることができるので、信頼性および耐久性を大幅に向上
させることが可能な圧縮空気清浄除湿装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の圧縮空気清浄除湿装置の基
本構造を示す空気圧回路図である。
【図2】図1に示すエアフィルタの詳細構造を示す断面
図である。
【図3】図2に示す疎水性多孔質中空糸濾過膜と親水性
多孔質中空糸濾過膜の一部を示す側面図である。
【図4】オートドレン装置と一体になったエアフィルタ
の詳細構造を示す断面図である。
【図5】図4のエアフィルタに組み込ませる疎水性多孔
質中空糸濾過膜の一部を示す側面図である。
【図6】(A)は濾過状態における多孔質中空糸濾過膜
の一部を示す断面図であり、(B)は再生状態における
多孔質中空糸濾過膜の一部を示す断面図である。
【図7】中空糸透過膜を有するエアドライヤの詳細構造
を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す空気圧回路図であ
る。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示す空気圧回路図
である。
【図10】本発明の他の実施例を示す空気圧回路図であ
る。
【図11】本発明のさらに他の実施例を示す空気圧回路
図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例を示す空気圧回路
図である。
【符号の説明】
10 流入部 11,12 エアフィルタ 13 エアドライヤ 14 流出部 15 マフラー 16a,16b 絞り弁 17a,17b 逆止弁 21 原料空気供給路 22 清浄空気供給路 23 乾燥空気供給路 24 パージ流路 25 再生空気供給路 26a,26b 排気通路 31,32 開閉弁 33,34 シャトル弁 56 疎水性の多孔質中空糸濾過膜 57 親水性の多孔質中空糸濾過膜 84 中空糸透過膜 91,92 差圧検出器 95,96 切換弁 97,98 切換弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧供給源を2つのエアフィルタのそ
    れぞれの流入口に接続する原料空気供給路と、 前記それぞれのエアフィルタの流出口をエアドライヤの
    流入口に接続し前記エアフィルタにより清浄にされた空
    気を案内する清浄空気供給路と、 前記エアドライヤの流出口を前記それぞれのエアフィル
    タの流出口に接続してエアドライヤにより乾燥された空
    気を戻す再生空気供給路と、 前記再生空気供給路から前記それぞれのエアフィルタに
    逆流した再生空気を外部に排出する排気通路と、 前記空気圧供給源からの空気を2つのエアフィルタの一
    方に案内する第1切換手段と、 前記2つのエアフィルタの一方からの清浄空気を前記エ
    アドライヤに案内しかつ前記エアドライヤから乾燥空気
    を他方のエアフィルタに案内する第2切換手段とを有
    し、 前記それぞれのエアフィルタを、外面と中空孔の内面と
    を連通させる多数の細孔が形成されかつ前記中空孔の開
    口部を前記エアフィルタの流出口に臨ませてなる多孔質
    中空糸濾過膜により構成し、 前記エアドライヤを、その流入口から流出口に清浄空気
    を案内する中空孔を有し側壁部から水蒸気を透過させる
    中空糸透過膜により構成することを特徴とする圧縮空気
    清浄除湿装置。
  2. 【請求項2】 前記2つのエアフィルタの一方に前記空
    気圧供給源からの空気を案内するシャトル弁と、前記排
    気通路を開閉する開閉弁とにより前記第1切換手段を形
    成するか、または、前記空気圧供給源からの原料空気を
    2つのエアフィルタの一方に案内するとともに他方のエ
    アフィルタからの再生空気を前記排気通路に案内する位
    置と、原料空気を前記エアフィルタの他方に案内すると
    ともに一方のエアフィルタからの再生空気を前記排気通
    路に案内する位置とに切り換わる切換弁により前記第1
    切換手段を形成することを特徴とする請求項1記載の圧
    縮空気清浄除湿装置。
  3. 【請求項3】 前記それぞれのエアフィルタの一方から
    の清浄空気を前記エアドライヤに案内するシャトル弁ま
    たはそれぞれの前記清浄空気供給路を開閉する開閉弁の
    いずれかと、前記エアドライヤから前記それぞれのエア
    フィルタに向かう流れを許容し逆方向の流れを阻止する
    逆止弁またはそれぞれの再生空気供給路を開閉する開閉
    弁のいずれかとにより前記第2切換手段を形成すること
    を特徴とする請求項1または2記載の圧縮空気清浄除湿
    装置。
  4. 【請求項4】 前記2つのエアフィルタの一方に対する
    前記空気圧供給源からの空気の供給を所定の時間毎に切
    換制御するか、または前記それぞれのエアフィルタの流
    入口と流出口との圧力差に応じて切換制御することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧縮空気
    清浄除湿装置。
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