JPH0723217U - 振り子式傾斜角度センサ - Google Patents

振り子式傾斜角度センサ

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JPH0723217U
JPH0723217U JP5274793U JP5274793U JPH0723217U JP H0723217 U JPH0723217 U JP H0723217U JP 5274793 U JP5274793 U JP 5274793U JP 5274793 U JP5274793 U JP 5274793U JP H0723217 U JPH0723217 U JP H0723217U
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JP
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pendulum
damping member
tilt angle
angle sensor
vibration
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Application number
JP5274793U
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English (en)
Inventor
竜樹 後藤
Original Assignee
株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体を用いることなく振り子の振動を迅速に
収束させることのできる振り子式傾斜角度センサを提供
することを目的とする。 【構成】 ロータリポテンショメータ等の回転角度検出
器(20)と、この回転角度検出器の回転軸(21)に
取り付けられた振り子(30)とを備える振り子式傾斜
角度センサ(10)において、振り子の振動数と異なる
振動数を有する減衰部材(40)を回転軸に回転自在に
取り付け、振り子及び減衰部材に振動が生じた際に、減
衰部材の一部が振り子に衝突するようにした。その結
果、振り子の振動は強制的に減衰、収束され、振り子は
迅速に静止状態に至る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振り子式の傾斜角度センサに関し、特に、振り子に生じた振動を迅 速に収束させて振り子を短時間で静止させるための手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振り子式傾斜角度センサは、基本的に、振り子と、この振り子の支点の回転角 度を検出するロータリポテンショメータ等の回転角度検出器とから構成され、被 測定物に固定された回転角度検出器本体に対する振り子の傾きを検出することで 、被測定物の傾斜角度を測定するようになっている。
【0003】 このような振り子式傾斜角度センサは、振り子が静止した状態で傾斜角度の測 定を行うため、振り子が振動している間は正確な測定ができないという不具合が ある。
【0004】 そこで、従来においては、適当な液体で満たされた密閉容器内に振り子及び回 転角度検出器を収納し、その液体により振り子の振動を減衰、収束させる手段を 採っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、振り子及び回転角度検出器を完全に液体漬けにした従来の振り 子式傾斜角度センサは、組立時や分解時の作業性が悪く、使用できる材料や接着 剤等も液体に対して耐久性のあるものに限定されるという問題点があった。
【0006】 また、温度変化により液体の粘度係数が変化するため、センサのヒステリシス に影響が出るという問題もある。
【0007】 更に、応答特性の良好な傾斜角度センサ、例えば回転トルクが極めて小さな光 学式の回転角度検出器を用いたセンサには、液体は振り子始動時の抵抗となるた め、液体漬けの構成を採ることができなかった。
【0008】 そこで、本考案の目的は、液体を用いることなく振り子の振動を迅速に収束さ せることのできる振り子式傾斜角度センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、回転角度検出器と、この回転角 度検出器の回転軸に取り付けられた振り子とを備える振り子式傾斜角度センサに おいて、振り子の振動数と異なる振動数を有する減衰部材を回転軸に回転自在に 取り付け、振り子及び減衰部材に振動が生じた際に、減衰部材の一部が振り子に 接触するようにしたことを特徴としている。
【0010】 振り子と接触する減衰部材の部分は吸振材から形成するのが良い。
【0011】 また、回転軸から減衰部材の重心までの長さを回転軸から振り子の重心までの 長さよりも短くするのが好適である。
【0012】
【作用】
上記構成においては、振り子に振動が生じた場合、減衰部材も異なる振動数で 振動し、その一部が振り子に衝突する。その結果、振り子の振動は強制的に減衰 、収束され、振り子は迅速に静止状態に至る。
【0013】 また、振り子と接触する減衰部材の部分を吸振材から形成した場合、振り子と 減衰部材が衝突した際に振り子の持つエネルギを効果的に消散させることができ 、有効である。
【0014】 更に、上述したように減衰部材の長さを振り子よりも短くすることで、両者の 振動数を相違させることができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面と共に本考案の好適な実施例について詳細に説明するが、図中、同 一又は想到部分には同一符号を付することとする。
【0016】 図1及び図2は、本考案による振り子式傾斜角度センサの第1の実施例を示し ている。これらの図において、符号10は振り子式傾斜角度センサ、符号20は 回転角度検出器、例えば抵抗式又は光学式のロータリポテンショメータや光学式 エンコーダ等を示し、その回転軸21の先端には振り子30が取り付けられてい る。振り子30は、一端が回転角度検出器20の回転軸21に固定されたアーム 31と、このアーム31の自由端に取り付けられた重り32とから構成されてい る。
【0017】 この振り子式傾斜角度センサ10には、更に、本考案に従って構成された振り 子30の振動を強制的に減衰し収束させるための減衰部材40が設けられている 。図示の減衰部材40は、回転角度検出器20の回転軸21に回転自在に取り付 けられた揺動体41と、振動時に振り子30のアーム31に接触するよう、揺動 体41の各端部に固着された吸振体42とから構成されている。
【0018】 より詳細に述べるならば、減衰部材40の揺動体41は金属や合成樹脂等の比 較的剛性のある材料から成り、回転角度検出器20の本体22と振り子30との 間で回転軸21に嵌合されている。また、図1に示すように、この揺動体41は 回転角度検出器20の回転軸21を中心として左右に対称的に延び、その左右の 各端部41a,41bは振り子30側に突出されている。
【0019】 減衰部材40の各吸振体42はゴム等の吸振材から形成されており、揺動体4 1の各突出部41a,41bの下面に接着剤等により固着されている。左右の吸 振体42の重量はほぼ等しく、その結果、左右の吸振体42が釣り合った状態で 垂下される。振り子30及び減衰部材40に重力のみ作用し、静止した状態では 、左右の吸振体42は振り子30のアーム31との間に所定の間隔をおいてアー ム31を挟んだ状態で配置される。また、吸振体42の下端は振り子30の重り 32の上面よりも上方に位置され、減衰部材40の重心から回転軸21の中心線 までの長さが振り子30の重心から回転軸21の中心線までの長さよりも短くさ れている。
【0020】 尚、図示していないが、減衰部材41が回転角度検出器20の回転軸21の軸 線方向に移動するのを防止するため、回転軸21にスペーサスリーブを、回転角 度検出器本体22と減衰部材40との間、及び、減衰部材40と振り子30との 間に配設するのが好ましい。
【0021】 このような構成の振り子式傾斜角度センサ10を用いる場合、回転角度検出器 20の本体22を被測定物(図示しない)に直接固定した状態、或いは、ケース や取付板等を介して間接的に固定した状態で用いることとなる。そして、被測定 物が傾斜した場合、振り子30は回転角度検出器20の回転軸21と一体的に回 動し、鉛直方向下方に向いた状態となろうとする。同時に、減衰部材40も回動 するが、減衰部材40は回転軸21に対しては回転自在となっているので、減衰 部材40は回転軸21とは別個独立に回動する。
【0022】 ところで、被測定物が傾斜する際、その傾斜動作によっては振り子30及び減 衰部材40に振動が生ずる場合がある。かかる場合、回転軸21から振り子30 の重心までの長さと、回転軸21から減衰部材40の重心までの長さとが相違し ているため、振り子30と減衰部材40は異なる振動数で振動し、振り子30の アーム31と減衰部材40の吸振体42とが衝突し合う。その結果、振り子30 及び減衰部材40の動きは互いに抑制され、減衰部材40が設けられていない場 合に比して、振り子30の振動は極めて短時間で減衰、収束される。振り子30 が静止状態となったならば、基準位置からの回転軸21の回転角度を検出するこ とで、被測定物の傾斜角度を求めることができる。
【0023】 上記実施例では、吸振体32の全体を吸振材から構成しているが、振り子30 と接触する部分(図1において、二点鎖線で示す部分43)のみを吸振材から形 成することとしてもよい。
【0024】 また、上記実施例では、減衰部材40の長さを振り子30の長さよりも短くす るとことで、両者の振動数に差を設けているが、減衰部材40の長さを振り子3 0よりも長くしてもよい。但し、減衰部材40を長くした場合、減衰部材40の 寸法により傾斜角度センサ10全体の寸法が決定されることとなる。
【0025】 更に、減衰部材40の重量は振動数とは無関係であるが、振り子30に衝突し た際における収束の度合いに関係するため、適宜選択する必要がある。
【0026】 減衰部材の形態や取付位置等については上記実施例のものに限られず、種々変 形が可能である。例えば、図3〜図5に示すように、減衰部材を2つの減衰部材 としてもよい。
【0027】 図3〜図5に示す振り子式傾斜角度センサ15の場合、回転角度検出器20の 回転軸21に回転可能に嵌合される各減衰部材45a,45bは比較的に重量の ある材料から作られたプレート状本体46a,46bから成り、それぞれ、回転 角度検出器本体22と振り子30との間、及び、振り子30から突出した部分に 配置されている。この減衰部材本体46a,46bの長さは、組付状態でおいて 、下端が振り子30の重り32に接しない程度の長さとされている。
【0028】 減衰部材本体46aの振り子30側の面には、振動発生時に振り子30のアー ム31と接触する突起47aが設けられている。この突起47aは、振り子30 及び減衰部材45aが静止状態にあるとき、振り子30のアーム31の一方の側 面に所定の間隔をおいて対向するよう位置決めされている。突起47aの構造と しては種々考えられるが、図3に示すように、減衰部材本体46aに螺合される ねじ体48と、このねじ体48により保持されるゴム等の吸振材から成る管状体 49とから構成されるものが好適である。また、他方の減衰部材本体46bの振 り子30側の面にも同様な突起47bが設けられているが、この突起47bはア ーム31の他方の側面に所定の間隔をおいて対向配置されている。
【0029】 このような構成においては、振り子30及び減衰部材45a,45bに振動が 生じた場合、前後の減衰部材45a,45bは別個独立に振動し、それぞれの突 起47a,47bが極めて不規則に振り子30のアーム31に接触して、振り子 30の振動を収束させることができる。勿論、図示実施例では2つの減衰部材4 5a,45bが用いられているが、いずれか一方のみであっても振り子30の振 動を収束させることは可能である。
【0030】 図3〜図5に示す実施例においては、回転角度検出器20は光学式のエンコー ダとなっている。即ち、図5に示すように、回転角度検出器本体22のケース2 3の内部には、回転軸21に取り付けられた多数のスリット付きの円板24と、 この円板24を挟むように配置された発光素子25及び受光素子26とが設けら れている。減衰部材45a,45bは振り子30の始動の抵抗となるものではな いので、このような光学式の回転角度検出器20に適用しても、その応答特性に 悪影響を及ぼすことはない。
【0031】
【考案の効果】
上述したように、本考案は、振り子に減衰部材を衝突させて振り子の振動を収 束させるものであるが、減衰部材を回転角度検出器の回転軸に取り付けるだけの 簡単な構造であり且つ液体を用いないので、組立や保守等の取扱いが極めて容易 であるという効果がある。
【0032】 また、液体を用いていないので、比較的自由に傾斜角度センサの構成要素の材 料や接着剤等を選択することができる。
【0033】 更に、振り子型の減衰部材の場合は温度変化等による影響を殆ど受けず、よっ て傾斜角度センサの性能も安定したものとなる。
【0034】 更にまた、従来液体中で用いることができなかった光学式の回転角度検出器に も本考案を適用できる、等の多数の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例による振り子式傾斜角度
センサの正面図である。
【図2】図1の振り子式傾斜角度センサの側面図であ
る。
【図3】本考案の第2の実施例による振り子式傾斜角度
センサを示す分解斜視図である。
【図4】図3の振り子式傾斜角度センサの正面図であ
る。
【図5】図3の振り子式傾斜角度センサの側面図であ
り、回転角度検出器の部分を図3のA−A線に沿う断面
で示す図である。
【符号の説明】
10,15…振り子式傾斜角度センサ、20…回転角度
検出器、21…回転軸、22…回転角度検出器本体、3
0…振り子、40,45a,45b…減衰部材、41…
揺動体、42…吸振体、46a,46b…減衰部材本
体、47a,47b…突起。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転角度検出器と、前記回転角度検出器
    の回転軸に取り付けられた振り子とを備える振り子式傾
    斜角度センサにおいて、前記振り子の振動数と異なる振
    動数を有する減衰部材を前記回転軸に回転自在に取り付
    け、前記振り子及び前記減衰部材に振動が生じた際に、
    前記減衰部材の一部が前記振り子に接触するようにした
    ことを特徴とする振り子式傾斜角度センサ。
  2. 【請求項2】 前記振り子と接触する前記減衰部材の部
    分が吸振材から形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の振り子式傾斜角度センサ。
  3. 【請求項3】 前記回転軸から前記減衰部材の重心まで
    の長さが前記回転軸から前記振り子の重心までの長さよ
    りも短いことを特徴とする請求項1又は2記載の振り子
    式傾斜角度センサ。
JP5274793U 1993-09-29 1993-09-29 振り子式傾斜角度センサ Pending JPH0723217U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019230151A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 アルプスアルパイン株式会社 角度検知センサ
JP2020153855A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 アルプスアルパイン株式会社 傾斜検知センサ

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WO2019230151A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 アルプスアルパイン株式会社 角度検知センサ
JPWO2019230151A1 (ja) * 2018-05-28 2021-03-11 アルプスアルパイン株式会社 角度検知センサ
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