JPH07233321A - 繊維強化ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
繊維強化ポリアミド樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07233321A JPH07233321A JP2668094A JP2668094A JPH07233321A JP H07233321 A JPH07233321 A JP H07233321A JP 2668094 A JP2668094 A JP 2668094A JP 2668094 A JP2668094 A JP 2668094A JP H07233321 A JPH07233321 A JP H07233321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyamide resin
- weight
- fiber
- component
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた耐衝撃性を維持しつつ、強度、弾性率
などのその他の機械的特性の低下が改善された繊維強化
ポリアミド樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリアミド樹脂に、強化繊維とアクリルアミ
ド基とグリシジル基とを有する特定のモノマーをグラフ
ト重合してなる変性ポリオレフィン系エラストマーを配
合してなる繊維強化されたポリアミド樹脂組成物。
などのその他の機械的特性の低下が改善された繊維強化
ポリアミド樹脂組成物を提供する。 【構成】 ポリアミド樹脂に、強化繊維とアクリルアミ
ド基とグリシジル基とを有する特定のモノマーをグラフ
ト重合してなる変性ポリオレフィン系エラストマーを配
合してなる繊維強化されたポリアミド樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の変性基を含有し
たポリオレフィン系エラストマーを含有してなる繊維強
化ポリアミド樹脂組成物に関する。更に詳しくは耐衝撃
性、強度に優れた繊維強化ポリアミド樹脂組成物に関す
るものである。
たポリオレフィン系エラストマーを含有してなる繊維強
化ポリアミド樹脂組成物に関する。更に詳しくは耐衝撃
性、強度に優れた繊維強化ポリアミド樹脂組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂はその機械的強度、耐衝
撃性、耐熱性、耐薬品性などの優れた特性により、広い
分野に渡って使用されている。しかしながら、市場の要
求により更に高い耐衝撃性を要求される場合がある。そ
のような場合エラストマー成分を添加する方法が知られ
ている。例えば特公昭55−44108号公報に開示さ
れているが如く特定の変性基をグラフト重合させ、ポリ
アミド樹脂との親和性、分散性を向上させたエラストマ
ーの添加が極めて効果的な処方として知られている。
撃性、耐熱性、耐薬品性などの優れた特性により、広い
分野に渡って使用されている。しかしながら、市場の要
求により更に高い耐衝撃性を要求される場合がある。そ
のような場合エラストマー成分を添加する方法が知られ
ている。例えば特公昭55−44108号公報に開示さ
れているが如く特定の変性基をグラフト重合させ、ポリ
アミド樹脂との親和性、分散性を向上させたエラストマ
ーの添加が極めて効果的な処方として知られている。
【0003】ポリアミド樹脂は結晶性樹脂であるため、
繊維強化した場合機械的強度は著しく向上し、その使用
の多くは繊維強化されたものとなっている。繊維強化さ
れたポリアミド樹脂は、ポリエステル樹脂を始めとする
その他の繊維強化された樹脂に比べ、靭性、耐衝撃性に
優れるという他にない長所を有する。しかしながら、場
合によっては更に高い耐衝撃性が要求される分野もあ
る。そのような場合、上記の如く強化繊維を含まない場
合の処方にしたがって繊維強化されたポリアミド樹脂の
耐衝撃性の改良が試みられてきた。しかしながらこの場
合、例えばポリアミド樹脂単独では非常に優れた効果を
示す酸変性基含有のエラストマーを添加しても、耐衝撃
性は改良されるものの強度、弾性率といったその他の機
械的物性を大幅に低下させるという欠点を有していた。
この原因は、該変性基がポリアミドと強化繊維との親和
性を阻害することによるものと考えられる。もちろん変
性基を含有しないエラストマーを使用すれば強度、弾性
率の低下は少なくなるものの、耐衝撃性の改良について
は不十分な性能しか得られない。すなわち、繊維強化さ
れたポリアミド樹脂の十分な耐衝撃性を他の機械的物性
とバランス良く向上させる方法は見出されていない。
繊維強化した場合機械的強度は著しく向上し、その使用
の多くは繊維強化されたものとなっている。繊維強化さ
れたポリアミド樹脂は、ポリエステル樹脂を始めとする
その他の繊維強化された樹脂に比べ、靭性、耐衝撃性に
優れるという他にない長所を有する。しかしながら、場
合によっては更に高い耐衝撃性が要求される分野もあ
る。そのような場合、上記の如く強化繊維を含まない場
合の処方にしたがって繊維強化されたポリアミド樹脂の
耐衝撃性の改良が試みられてきた。しかしながらこの場
合、例えばポリアミド樹脂単独では非常に優れた効果を
示す酸変性基含有のエラストマーを添加しても、耐衝撃
性は改良されるものの強度、弾性率といったその他の機
械的物性を大幅に低下させるという欠点を有していた。
この原因は、該変性基がポリアミドと強化繊維との親和
性を阻害することによるものと考えられる。もちろん変
性基を含有しないエラストマーを使用すれば強度、弾性
率の低下は少なくなるものの、耐衝撃性の改良について
は不十分な性能しか得られない。すなわち、繊維強化さ
れたポリアミド樹脂の十分な耐衝撃性を他の機械的物性
とバランス良く向上させる方法は見出されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた耐衝
撃性を維持しつつ、強度、弾性率を始めとするその他の
機械的物性の低下が改善された繊維強化ポリアミド樹脂
組成物を提供することを目的とする。
撃性を維持しつつ、強度、弾性率を始めとするその他の
機械的物性の低下が改善された繊維強化ポリアミド樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0005】本発明者は上記目的を達成せんとして鋭意
検討を重ねた結果、ポリアミド樹脂に、強化繊維、およ
びアクリルアミド基とエポキシ基とを有する特定のモノ
マーをグラフト重合してなる変性ポリオレフィンエラス
トマーを配合すると、優れた耐衝撃性を維持しつつ、得
られる組成物の強度、弾性率の極度な低下も十分に改善
されることを究明し、更に検討を重ねて本発明を完成し
た。
検討を重ねた結果、ポリアミド樹脂に、強化繊維、およ
びアクリルアミド基とエポキシ基とを有する特定のモノ
マーをグラフト重合してなる変性ポリオレフィンエラス
トマーを配合すると、優れた耐衝撃性を維持しつつ、得
られる組成物の強度、弾性率の極度な低下も十分に改善
されることを究明し、更に検討を重ねて本発明を完成し
た。
【0006】該変性ポリオレフィンエラストマーとポリ
アミド樹脂との組成物においては特開平4−59857
号公報に開示されているものの、この中においても、ポ
リアミド樹脂、強化繊維、変性ポリオレフィンエラスト
マーの3者間の相互作用については記載されていない。
アミド樹脂との組成物においては特開平4−59857
号公報に開示されているものの、この中においても、ポ
リアミド樹脂、強化繊維、変性ポリオレフィンエラスト
マーの3者間の相互作用については記載されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、成分Aとしポ
リアミド樹脂99〜50重量%および成分Bとして強化
繊維1〜50重量%からなる樹脂組成物100重量部に
対して、成分Cとしてポリオレフィンエラストマー10
0重量部に対して下記一般式(1)
リアミド樹脂99〜50重量%および成分Bとして強化
繊維1〜50重量%からなる樹脂組成物100重量部に
対して、成分Cとしてポリオレフィンエラストマー10
0重量部に対して下記一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、RはHまたは炭素数1〜6のアル
キル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも
1つ有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、
nは1〜4の整数を表す)で表されるグリシジル化合物
0.1〜10重量部をグラフト重合してなる変性ポリオ
レフィン系エラストマーを1〜30重量部を含有してな
る繊維強化ポリアミド樹脂組成物に係るものである。
キル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも
1つ有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、
nは1〜4の整数を表す)で表されるグリシジル化合物
0.1〜10重量部をグラフト重合してなる変性ポリオ
レフィン系エラストマーを1〜30重量部を含有してな
る繊維強化ポリアミド樹脂組成物に係るものである。
【0010】以下本発明を詳細に説明する。本発明にお
いて使用するポリアミド樹脂は、実質的にナイロン6を
主成分とするものであり、一般にε−カプロラクタムの
開環重合により製造されるものである。更に広く知られ
ているように外観、流動性向上のため大きく物性を損な
わない程度に他のポリアミド成分を共重合したナイロン
6/66共重合体、ナイロン6/12共重合体、および
可塑剤として高融点ナイロンオリゴマーを含有したも
の、更にはエチレンビスステアロアマイド系などの滑剤
を含有したものなどが含まれる。具体的に言えば、DS
Cで測定される融点ピークが180〜230℃であるも
のをいう。180℃より低い場合には耐熱性が不十分で
あり、230℃より高い場合には成形加工性に劣る。分
子量は特に限定されるものではないが、メタクレゾール
中、20℃での相対粘度ηが0.7以上1.8以下のも
のが好ましい。
いて使用するポリアミド樹脂は、実質的にナイロン6を
主成分とするものであり、一般にε−カプロラクタムの
開環重合により製造されるものである。更に広く知られ
ているように外観、流動性向上のため大きく物性を損な
わない程度に他のポリアミド成分を共重合したナイロン
6/66共重合体、ナイロン6/12共重合体、および
可塑剤として高融点ナイロンオリゴマーを含有したも
の、更にはエチレンビスステアロアマイド系などの滑剤
を含有したものなどが含まれる。具体的に言えば、DS
Cで測定される融点ピークが180〜230℃であるも
のをいう。180℃より低い場合には耐熱性が不十分で
あり、230℃より高い場合には成形加工性に劣る。分
子量は特に限定されるものではないが、メタクレゾール
中、20℃での相対粘度ηが0.7以上1.8以下のも
のが好ましい。
【0011】次に本発明において成分Bとして使用され
る強化繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維などがあげ
られる。繊維は径、断面形状、表面処理剤など特に限定
するものではないが、とくに好ましくは集束剤としポリ
エーテルポリオールを主成分とするポリウレタンを表面
処理したものがポリアミド樹脂、強化繊維、ポリオレフ
ィンエラストマーの3者間の相互作用のバランスがとれ
好ましい。集束剤として使用されるポリウレタンは、
(1)有機ポリイソシアネート、(2)ポリエーテルポ
リオールを主成分とするイソシアネートに反応性の化合
物及び(3)官能基を2乃至3個有し且つ分子量が約5
0〜400の鎖延長剤の反応によって得られるものをい
う。
る強化繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維などがあげ
られる。繊維は径、断面形状、表面処理剤など特に限定
するものではないが、とくに好ましくは集束剤としポリ
エーテルポリオールを主成分とするポリウレタンを表面
処理したものがポリアミド樹脂、強化繊維、ポリオレフ
ィンエラストマーの3者間の相互作用のバランスがとれ
好ましい。集束剤として使用されるポリウレタンは、
(1)有機ポリイソシアネート、(2)ポリエーテルポ
リオールを主成分とするイソシアネートに反応性の化合
物及び(3)官能基を2乃至3個有し且つ分子量が約5
0〜400の鎖延長剤の反応によって得られるものをい
う。
【0012】(1)有機ポリイソシアネートとしては例
えば、メチレンビス(フェニルイソシアネート)[4,
4´−異性体、2,4−異性体、およびこれらの混合物
等]、m−もしくはp−フェニレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、およびメチレンビス
(シクロヘキシルイソシアネート)[4.4´−異性
体、2,4−異性体およびこれらの混合物など]があげ
られる。この中で熱劣化変色などの点を鑑みて好ましく
はヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンビス(シ
クロヘキシルイソシアネート)などがあげられる。
えば、メチレンビス(フェニルイソシアネート)[4,
4´−異性体、2,4−異性体、およびこれらの混合物
等]、m−もしくはp−フェニレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、およびメチレンビス
(シクロヘキシルイソシアネート)[4.4´−異性
体、2,4−異性体およびこれらの混合物など]があげ
られる。この中で熱劣化変色などの点を鑑みて好ましく
はヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンビス(シ
クロヘキシルイソシアネート)などがあげられる。
【0013】(2)ポリエーテルポリオールとしては、
例えば、ポリオキシエチレングリコール、場合によって
は末端がエチレンオキサイド残基でキャップされていて
もよいポリオキシプロピレングリコール、エチレンオキ
サイドとプロピレンオキサイドとのランダムもしくはブ
ロックコポリマー、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールなどの3価または4価のアル
コール類のプロポキシ化され末端がエチレンオキサイド
でキャップされている化合物、ポリテトラメチレングリ
コール、テトラヒドロフランとエチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイドとのランダムもしくはブロック
コポリマー、および上記のいずれかと、2またはそれ以
上の多官能性のカルボン酸またはこの酸から誘導された
エステルの反応によって誘導される生成物などをあげる
ことができる。この中ではポリテトラメチレングリコー
ル、ポリオキシエチングリコールなどが好ましい。
例えば、ポリオキシエチレングリコール、場合によって
は末端がエチレンオキサイド残基でキャップされていて
もよいポリオキシプロピレングリコール、エチレンオキ
サイドとプロピレンオキサイドとのランダムもしくはブ
ロックコポリマー、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールなどの3価または4価のアル
コール類のプロポキシ化され末端がエチレンオキサイド
でキャップされている化合物、ポリテトラメチレングリ
コール、テトラヒドロフランとエチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイドとのランダムもしくはブロック
コポリマー、および上記のいずれかと、2またはそれ以
上の多官能性のカルボン酸またはこの酸から誘導された
エステルの反応によって誘導される生成物などをあげる
ことができる。この中ではポリテトラメチレングリコー
ル、ポリオキシエチングリコールなどが好ましい。
【0014】(3)鎖延長剤として好ましいものは、鎖
中に炭素原子を2〜8個有する環式脂肪族を含めた脂肪
族直鎖もしくは分岐鎖のジオールであり、掛かるジオー
ルとしては、エチングリコール、1,2−もしくは1,
3−プロパンジオール、1,3−、1,4−もしくは
2,3−ブタンジオール、1,3−もしくは1,5−ペ
ンタンジオール、1,2−もしくは1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチルペンタン−1,5−ジオール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール等及びこれらのジオー
ルの2種以上の混合物があげられる。
中に炭素原子を2〜8個有する環式脂肪族を含めた脂肪
族直鎖もしくは分岐鎖のジオールであり、掛かるジオー
ルとしては、エチングリコール、1,2−もしくは1,
3−プロパンジオール、1,3−、1,4−もしくは
2,3−ブタンジオール、1,3−もしくは1,5−ペ
ンタンジオール、1,2−もしくは1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチルペンタン−1,5−ジオール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール等及びこれらのジオー
ルの2種以上の混合物があげられる。
【0015】集束剤として表面処理されるポリウレタン
は前述した(1)、(2)および(3)成分を使用し、
通常知られている任意の方法で製造される。例えば
(1)、(2)および(3)成分をそれぞれ60〜13
0℃まで加熱し、実質的に同時に混合する方法などがあ
る。ガラス繊維などの強化繊維に表面処理する場合に
は、該ポリウレタンを一般に知られているように水系エ
マルジョンとし付着させるなどの方法が採られる。付着
量は0.2〜1.2%が好ましい。0.2%より低い場
合には集束性が不十分となり、1.2%より高い場合に
は強化繊維のほぐれが不十分となったり、樹脂に対して
分解等の悪影響を及ぼす。
は前述した(1)、(2)および(3)成分を使用し、
通常知られている任意の方法で製造される。例えば
(1)、(2)および(3)成分をそれぞれ60〜13
0℃まで加熱し、実質的に同時に混合する方法などがあ
る。ガラス繊維などの強化繊維に表面処理する場合に
は、該ポリウレタンを一般に知られているように水系エ
マルジョンとし付着させるなどの方法が採られる。付着
量は0.2〜1.2%が好ましい。0.2%より低い場
合には集束性が不十分となり、1.2%より高い場合に
は強化繊維のほぐれが不十分となったり、樹脂に対して
分解等の悪影響を及ぼす。
【0016】次に本発明において成分Cとして使用され
る変性ポリオレフィン系エラストマーについて説明す
る。ポリオレフィンエラストマーを変性するグリシジル
化合物としては、下記一般式(1)
る変性ポリオレフィン系エラストマーについて説明す
る。ポリオレフィンエラストマーを変性するグリシジル
化合物としては、下記一般式(1)
【0017】
【化3】
【0018】(式中、RはHまたは炭素数1〜6のアル
キル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも
1つ有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、
nは1〜4の整数を表す)で表されるグリシジル化合物
である。
キル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも
1つ有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、
nは1〜4の整数を表す)で表されるグリシジル化合物
である。
【0019】好ましい上記グリシジル化合物としては、
下記式(2)で示される鐘ヶ淵化学工業(株)製AXE
が挙げられる。
下記式(2)で示される鐘ヶ淵化学工業(株)製AXE
が挙げられる。
【0020】
【化4】
【0021】ここでいうポリオレフィンエラストマーと
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン
等のモノオレフィン、ブタジエン、イソプレン、1,3
−ペンタジエン等の共役ジオレフィン、1,4−ヘキサ
ジエン、ノルボルネン等の非共役ジオレフィンから選ば
れた2種以上のオレフィン化合物が共重合した共重合体
ゴム、またはα−オレフィンと他種モノマーとの共重合
した形態を有するものである。典型的にはエチレン−プ
ロピレン共重合体ゴム(EPR)およびエチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)が挙げられ
る。
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン
等のモノオレフィン、ブタジエン、イソプレン、1,3
−ペンタジエン等の共役ジオレフィン、1,4−ヘキサ
ジエン、ノルボルネン等の非共役ジオレフィンから選ば
れた2種以上のオレフィン化合物が共重合した共重合体
ゴム、またはα−オレフィンと他種モノマーとの共重合
した形態を有するものである。典型的にはエチレン−プ
ロピレン共重合体ゴム(EPR)およびエチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)が挙げられ
る。
【0022】エチレン−プロピレン共重合体(EPR)
は、エチレンから誘導される繰り返し単位の含有率が5
0〜80モル%、プロピレンから誘導される繰り返し単
位の含有率が20〜50モル%であるものが好ましい。
は、エチレンから誘導される繰り返し単位の含有率が5
0〜80モル%、プロピレンから誘導される繰り返し単
位の含有率が20〜50モル%であるものが好ましい。
【0023】本発明で使用する変性ポリオレフィンエラ
ストマーは、上記のグリシジル化合物とポリオレフィン
エラストマーおよび必要に応じて触媒の所定量を、溶液
法、溶融混練法などの方法により、混合、反応させて製
造することができる。反応させるグリシジル化合物の量
としてはポリオレフィン系エラストマー100重量部当
たり0.1〜10重量部が好ましい。0.1重量部未満
では反応性が不十分で十分な性能が得られず、10重量
部以上は変性ポリオレフィンエラストマーの製造が困難
であると共に熱安定性が劣ってくる。反応用の触媒とし
ては通常のラジカル重合用触媒を用いることができ、例
えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ジクミル、ジクミル等
が挙げられる。溶融混練法で行う場合、混練ロール、押
出機等が使用でき、特に装置を限定するものではない。
ストマーは、上記のグリシジル化合物とポリオレフィン
エラストマーおよび必要に応じて触媒の所定量を、溶液
法、溶融混練法などの方法により、混合、反応させて製
造することができる。反応させるグリシジル化合物の量
としてはポリオレフィン系エラストマー100重量部当
たり0.1〜10重量部が好ましい。0.1重量部未満
では反応性が不十分で十分な性能が得られず、10重量
部以上は変性ポリオレフィンエラストマーの製造が困難
であると共に熱安定性が劣ってくる。反応用の触媒とし
ては通常のラジカル重合用触媒を用いることができ、例
えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ジクミル、ジクミル等
が挙げられる。溶融混練法で行う場合、混練ロール、押
出機等が使用でき、特に装置を限定するものではない。
【0024】各成分の配合量は、ポリアミド樹脂99〜
50重量%および強化繊維1〜50重量%よりなる樹脂
組成物100重量部に対し、変性ポリオレフィンエラス
トマーを1〜30重量部であるが、好ましくはポリアミ
ド樹脂85〜50重量%および強化繊維15〜50重量
%よりなる樹脂組成物100重量部に対し、変性ポリオ
レフィン系エラストマーを1〜15重量部である。強化
繊維が1重量%より少ない場合には強度的に十分な性能
が得られず、50重量%よりも多い場合には流動性、外
観などが悪化し好ましくない。変性ポリオレフィン系エ
ラストマーが1重量部よりも少ない場合には、耐衝撃性
の改良が不十分であり、30重量部よりも多い場合には
強度、弾性率の低下が大きく好ましくない。
50重量%および強化繊維1〜50重量%よりなる樹脂
組成物100重量部に対し、変性ポリオレフィンエラス
トマーを1〜30重量部であるが、好ましくはポリアミ
ド樹脂85〜50重量%および強化繊維15〜50重量
%よりなる樹脂組成物100重量部に対し、変性ポリオ
レフィン系エラストマーを1〜15重量部である。強化
繊維が1重量%より少ない場合には強度的に十分な性能
が得られず、50重量%よりも多い場合には流動性、外
観などが悪化し好ましくない。変性ポリオレフィン系エ
ラストマーが1重量部よりも少ない場合には、耐衝撃性
の改良が不十分であり、30重量部よりも多い場合には
強度、弾性率の低下が大きく好ましくない。
【0025】本発明の組成物は、目的に応じてタルク、
酸化チタンなどの無機充填剤、カーボンブラック、安定
剤、離型剤、難燃剤、滑剤、核剤、帯電防止剤などを配
合してもよい。本発明の組成物は、各成分を例えばタン
ブラー、ブレンダー、ナウターミキサー、バンバリーミ
キサー、混練ロール、押出機等により混合して製造する
ことができる。
酸化チタンなどの無機充填剤、カーボンブラック、安定
剤、離型剤、難燃剤、滑剤、核剤、帯電防止剤などを配
合してもよい。本発明の組成物は、各成分を例えばタン
ブラー、ブレンダー、ナウターミキサー、バンバリーミ
キサー、混練ロール、押出機等により混合して製造する
ことができる。
【0026】本発明の組成物は強度および、耐衝撃性に
優れるため、各種電動機器のハウジング、ホイールキャ
ップ等の自動車部品、ギアーなどの機械部品などに有用
である。
優れるため、各種電動機器のハウジング、ホイールキャ
ップ等の自動車部品、ギアーなどの機械部品などに有用
である。
【0027】
【実施例】以下に実施例をあげて更に説明する。なお実
施例における評価は下記の方法による。 (1)引張破断強度:ASTM D−638に従った。 (2)曲げ弾性率 :ASTM D−790に従った。 (3)衝撃強度 :ASTM D−256に従い厚さ
1/8″試験片のアイゾット・ノッチ付き衝撃強度を測
定した。
施例における評価は下記の方法による。 (1)引張破断強度:ASTM D−638に従った。 (2)曲げ弾性率 :ASTM D−790に従った。 (3)衝撃強度 :ASTM D−256に従い厚さ
1/8″試験片のアイゾット・ノッチ付き衝撃強度を測
定した。
【0028】[実施例1〜11、比較例1〜8」表1記
載の(A)、(B)、(C)および(D)の各成分を表
1記載の量(重量部)混合し、径30mmのベント式押
出機[ナカタニ(株)製VSK−30]によりシリンダ
温度260℃でペレット化した。このペレットを80℃
で12時間真空乾燥した後、射出成形機[東芝機械
(株)製IS−150EN]により、シリンダ温度26
0℃、金型温度80℃で物性試験片を作成し、絶乾状態
でのその評価結果を表1に示した。表1の各成分は下記
の通りである。
載の(A)、(B)、(C)および(D)の各成分を表
1記載の量(重量部)混合し、径30mmのベント式押
出機[ナカタニ(株)製VSK−30]によりシリンダ
温度260℃でペレット化した。このペレットを80℃
で12時間真空乾燥した後、射出成形機[東芝機械
(株)製IS−150EN]により、シリンダ温度26
0℃、金型温度80℃で物性試験片を作成し、絶乾状態
でのその評価結果を表1に示した。表1の各成分は下記
の通りである。
【0029】ポリアミド樹脂のDSC融点ピーク温度の
測定はティーエーインスツルメント社製DSC2910
により、昇温速度20℃/分で行った。 (A)成分:ポリアミド樹脂[ナイロン−6、[η]
=1.10(溶媒m−クレゾール)、DSC融点ピーク
温度:220℃] (A)成分:ポリアミド樹脂[ナイロン−6/66共
重合体、[η]=1.10(溶媒m−クレゾール)、D
SC融点ピーク温度:200℃] (A)成分:ポリアミド樹脂[ナイロン−6、[η]
=1.34(溶媒m−クレゾール)、DSC融点ピーク
温度:216℃] (B)成分:ガラス繊維[平均繊維径11μ、ポリエ
ーテルポリオールを主成分とするポリウレタンを集束剤
とする] (B)成分:ガラス繊維[平均繊維径11μ、ポリエ
ステルポリオールを主成分とするポリウレタンおよびビ
スフェノールA型エポキシの混合物を集束剤とする] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有する
変性EPR[東燃化学(株)製HA−207(275
℃、荷重2160gMFR10g、変性量約6重量
%)] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有する
変性EPR[東燃化学(株)製(275℃、荷重216
0gMFR10g、変性量約1.5重量%)] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有する
変性EPR[東燃化学(株)製(275℃、荷重216
0gMFR150g、変性量約6重量%)] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有しな
い未変性EPR[東燃化学(株)製(275℃、荷重2
160gMFR10g、変性量0%)] (C)成分:カルボン酸および/もしくはその無水物
基を含有する変性EPR[日本合成ゴム(株)製T−7
711SP(230℃、荷重2160gMFR2.5
g、変性量約0.8重量%)] (C)成分:カルボン酸および/もしくはその無水物
基を含有する変性EPR[エクソン社製、エグゼロVA
−1803]
測定はティーエーインスツルメント社製DSC2910
により、昇温速度20℃/分で行った。 (A)成分:ポリアミド樹脂[ナイロン−6、[η]
=1.10(溶媒m−クレゾール)、DSC融点ピーク
温度:220℃] (A)成分:ポリアミド樹脂[ナイロン−6/66共
重合体、[η]=1.10(溶媒m−クレゾール)、D
SC融点ピーク温度:200℃] (A)成分:ポリアミド樹脂[ナイロン−6、[η]
=1.34(溶媒m−クレゾール)、DSC融点ピーク
温度:216℃] (B)成分:ガラス繊維[平均繊維径11μ、ポリエ
ーテルポリオールを主成分とするポリウレタンを集束剤
とする] (B)成分:ガラス繊維[平均繊維径11μ、ポリエ
ステルポリオールを主成分とするポリウレタンおよびビ
スフェノールA型エポキシの混合物を集束剤とする] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有する
変性EPR[東燃化学(株)製HA−207(275
℃、荷重2160gMFR10g、変性量約6重量
%)] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有する
変性EPR[東燃化学(株)製(275℃、荷重216
0gMFR10g、変性量約1.5重量%)] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有する
変性EPR[東燃化学(株)製(275℃、荷重216
0gMFR150g、変性量約6重量%)] (C)成分:鐘淵化学工業(株)製AXEを含有しな
い未変性EPR[東燃化学(株)製(275℃、荷重2
160gMFR10g、変性量0%)] (C)成分:カルボン酸および/もしくはその無水物
基を含有する変性EPR[日本合成ゴム(株)製T−7
711SP(230℃、荷重2160gMFR2.5
g、変性量約0.8重量%)] (C)成分:カルボン酸および/もしくはその無水物
基を含有する変性EPR[エクソン社製、エグゼロVA
−1803]
【0030】
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 成分Aとしポリアミド樹脂99〜50重
量%および成分Bとして強化繊維1〜50重量%からな
る樹脂組成物100重量部に対して、成分Cとしてポリ
オレフィンエラストマー100重量部に対して下記一般
式(1) 【化1】 (式中、RはHまたは炭素数1〜6のアルキル基であ
り、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ有する
炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、nは1〜4
の整数を表す)で表されるグリシジル化合物0.1〜1
0重量部をグラフト重合してなる変性ポリオレフィン系
エラストマーを1〜30重量部を含有してなる繊維強化
ポリアミド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2668094A JPH07233321A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 繊維強化ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2668094A JPH07233321A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 繊維強化ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233321A true JPH07233321A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12200119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2668094A Pending JPH07233321A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 繊維強化ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233321A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756349B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2007-09-10 | 제일모직주식회사 | 나일론계 수지 복합재 |
| WO2008050568A1 (en) | 2006-10-23 | 2008-05-02 | Sony Corporation | Resin composition, shaped article and process for producing the same, and electronic equipment |
| WO2010107022A1 (ja) | 2009-03-16 | 2010-09-23 | 東レ株式会社 | 繊維強化樹脂組成物、成形材料および繊維強化樹脂組成物の製造方法 |
| US8044139B2 (en) | 2007-12-28 | 2011-10-25 | Cheil Industries Inc. | Fiber reinforced nylon composition |
| CN116396608A (zh) * | 2023-04-13 | 2023-07-07 | 清远市一丞阻燃材料有限公司 | 一种纤维增强无卤阻燃尼龙组合物及其制备方法 |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP2668094A patent/JPH07233321A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008050568A1 (en) | 2006-10-23 | 2008-05-02 | Sony Corporation | Resin composition, shaped article and process for producing the same, and electronic equipment |
| KR100756349B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2007-09-10 | 제일모직주식회사 | 나일론계 수지 복합재 |
| WO2008075809A1 (en) * | 2006-12-18 | 2008-06-26 | Cheil Industries Inc. | Composite of nylon polymer |
| US9796845B2 (en) | 2006-12-18 | 2017-10-24 | Lotte Advanced Materials Co., Ltd. | Nylon-based resin composite |
| US8044139B2 (en) | 2007-12-28 | 2011-10-25 | Cheil Industries Inc. | Fiber reinforced nylon composition |
| WO2010107022A1 (ja) | 2009-03-16 | 2010-09-23 | 東レ株式会社 | 繊維強化樹脂組成物、成形材料および繊維強化樹脂組成物の製造方法 |
| KR20110130385A (ko) | 2009-03-16 | 2011-12-05 | 도레이 카부시키가이샤 | 섬유강화 수지조성물, 성형재료 및 섬유강화 수지조성물의 제조방법 |
| US8685537B2 (en) | 2009-03-16 | 2014-04-01 | Toray Industries, Inc. | Fiber reinforced resin composition, molding material, and method for producing fiber reinforced resin composition |
| CN116396608A (zh) * | 2023-04-13 | 2023-07-07 | 清远市一丞阻燃材料有限公司 | 一种纤维增强无卤阻燃尼龙组合物及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5605961A (en) | Thermoplastic composition containing polyurethane and polypropylene | |
| CA1258144A (en) | Compatibilized blends of acrylic ester copolymer rubber | |
| CA1338912C (en) | Impact modified polyurethane blends | |
| US7816450B2 (en) | Transparent thermoplastic blend of a cycloolefin copolymer and a thermoplastic polyurethane | |
| JPH035424B2 (ja) | ||
| KR101242686B1 (ko) | 폴리에테르에스테르 열가소성 엘라스토머 수지 조성물 | |
| EP0889095A1 (en) | Polyamide resin composition | |
| US20110040047A1 (en) | Elastomer and vulcanizate compositions having desirable high temperature properties | |
| DE10162903B4 (de) | Polyoxymethylenharzzusammensetzung und daraus hergestellte Formkörper | |
| JPH0660268B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| US20020128373A1 (en) | Electroconductive polyamide resin composition and molded product for motor component prepared therefrom | |
| CN1193071C (zh) | 增韧的聚缩醛树脂组合物 | |
| JP3589314B2 (ja) | ポリアミド樹脂組成物およびその成形品 | |
| JP2001253980A (ja) | ウレタン系エラストマー | |
| EP0400964A2 (en) | Heat and impact resistant polyamide compositions | |
| JPH07100761B2 (ja) | ポリアリーレンチオエーテル組成物 | |
| TWI855152B (zh) | 熱塑性聚胺酯組合物 | |
| KR20230075842A (ko) | 폴리프로필렌 수지 조성물, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 성형품 | |
| JPS5887118A (ja) | アスフアルト組成物 | |
| JP2001172499A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP3164727B2 (ja) | 変性ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JPH0240691B2 (ja) | ||
| KR102850334B1 (ko) | 열가소성 수지 조성물 및 이로부터 형성된 성형품 | |
| JPH05214209A (ja) | 水添ブロック共重合体組成物 | |
| JP3092978B2 (ja) | ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 |