JPH07234178A - 尿サンプリング装置の洗浄機構 - Google Patents

尿サンプリング装置の洗浄機構

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JPH07234178A
JPH07234178A JP5128694A JP5128694A JPH07234178A JP H07234178 A JPH07234178 A JP H07234178A JP 5128694 A JP5128694 A JP 5128694A JP 5128694 A JP5128694 A JP 5128694A JP H07234178 A JPH07234178 A JP H07234178A
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邦彰 篠原
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尚樹 佐藤
Hiroyuki Tsuboi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】市販の標準型の便器に取付けることが可能で、
便座と便器のリムとの間の狭いスペースを利用して採尿
容器を洗浄しかつ収納することが可能な尿サンプリング
装置を提供することを目的とする。 【構成】便座(18)とそれに取付けたフレーム(30)に
より便座の下面に洗浄室(112)を形成し、採尿容器(4
6)の側方に洗浄ノズル(144)を配置する。洗浄室の入
口には開閉型の洗浄室カバー(124)を設け、採尿容器
が洗浄室に戻るとカバーを閉じ、洗浄水を噴射する。使
用済みの洗浄水は後方に傾斜した排水路(154)を介し
てボウル(14)に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、広義には、尿分析機能
を備えたトイレットに関する。より詳しくは、本発明
は、尿サンプリング装置の洗浄機構に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭や職場のトイレットを利用して尿の
サンプリングと分析を行い、個人の健康チェックを支援
することの可能な、尿分析機能を備えたトイレットが提
案されている。尿分析にあたり、被験者が排泄した尿の
サンプルはその場でサンプリングされる。
【0003】特開昭62-187253号には、採尿容器を装着
したスイングアームを便器のボウル内で揺動させること
により尿を採取するようになったサンプリング装置が開
示されている。便器の後部には検査領域が形成してあ
り、この検査領域において尿検体が分析されると共に、
洗浄ノズルから噴射された洗浄水によって採尿容器が洗
浄されるようになっている。
【0004】この装置の問題点は、市販の標準型の便器
を利用することができず、便器の後部に検査兼洗浄室が
形成された尿サンプリング目的の特製の便器を必要とす
ることである。斯る特製便器は、標準型の便器とは別個
に特別に製造しなければならず、従って大量生産による
コストダウンが難かしいので、一般家庭やオフィスに普
及させるには余りに高価である。また、標準型の便器を
備えた既設のトイレットを尿分析トイレットに改造する
場合には、先ず既存の便器を撤去し、次に尿分析目的の
特殊便器を設置しなければならないので、工事に多大な
費用と手数を要すると共に、既存設備の廃棄を招く。
【0005】実開平5-30764号および実開平1-136573号
には、旋回アームの先端に設けた採尿容器により尿をサ
ンプリングすることが提案されている。採尿容器は非使
用時には便座の下方に収納される。この採尿方式には、
尿サンプリング目的の特製の便器を必要とせず、市販の
標準型の便器を利用して尿をサンプリングすることがで
きるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置の問題点は、便器のリムと便座との間の極めて狭いス
ペースに採尿容器を収納しなければならないので、洗浄
装置を設けるのが困難であるということである。洗浄装
置がないので、使用後には汚れた採尿容器は洗浄される
ことなくそのまゝ収納される。その結果、次回のサンプ
リングに際しては尿サンプルは前回の尿で汚染されるの
で、良好な検体を採取することができず、高精度の尿分
析を行うことができない。
【0007】本発明の目的は、市販の標準型の便器を利
用して尿をサンプリングすることが可能で、汚染のない
新鮮な尿検体を採取することの可能な尿サンプリング装
置を提供することにある。
【0008】他の観点においては、本発明の目的は、市
販の標準型の便器を利用して尿をサンプリングすること
が可能で、コンパクトな洗浄機構を備えた尿サンプリン
グ装置を提供することにある。
【0009】
【発明の構成】
【課題を解決するための手段および作用の概要】本発明
は、使用時には採尿容器を標準型便器のボウル空間内に
移動させて尿をサンプリングし、非使用時には便器のリ
ムと便座との間のスペースに採尿容器を収納するように
なった尿サンプリング装置において、採尿容器が出入り
可能な入口を備えたほぼ閉鎖された洗浄室を便器の前部
において便器のリムと便座との間に形成すると共に、洗
浄水供給源に接続される洗浄ノズルを前記洗浄室に配置
し、洗浄ノズルから噴射した洗浄水によって採尿容器を
洗浄するようにしたことを特徴とするものである。採尿
容器は尿サンプリング毎に洗浄されるので、新鮮な尿検
体を採取することができ、尿分析精度を向上させること
ができる。
【0010】好ましくは、洗浄ノズルは採尿容器とほぼ
同一水平面内において採尿容器の側方に配置してあり、
採尿容器に向かってほぼ水平に指向させてある。このよ
うな関係で配置することにより、リムと便座との間の限
られた上下方向寸法の洗浄室に洗浄ノズルを配置するこ
とが可能になる。
【0011】洗浄室の入口には開閉可能な洗浄室カバー
を設け、採尿容器の移動に連動して洗浄時にカバーを閉
じることにより、洗浄水が外部に飛散するのを防止する
のが好ましい。このように洗浄水の飛散を防止すれば、
高圧の洗浄水を噴射させ、洗浄効果を高めることができ
る。
【0012】好ましくは、洗浄室から便座に沿って便座
の後部に延長する少なくとも1つの傾斜した排水路を設
ける。この排水路は傾斜しているので、便座が水平姿勢
にある時でも洗浄室内の使用済みの洗浄水はボウルの後
部に排出される。従って、被験者が便座に着座している
時でも採尿容器を洗浄することができる。
【0013】排水路の後端には、便座を跳ね上げた時に
平面視においてボウルの内側に突出するドレーンパイプ
を接続することができる。この場合には、便座を跳ね上
げた時には洗浄水はボウル内に落下するので、洗浄水を
確実に排出させ、トイレットを清潔に維持することがで
きる。
【0014】本発明の上記特徴や効果、ならびに、他の
特徴や利点は、以下の実施例の記載に従い明らかにす
る。
【0015】
【実施例】最初に、図1から図7を参照しながら、尿サ
ンプリング装置の概要を説明する。図1には本発明の尿
サンプリング装置を備えた尿分析機能付きのトイレット
が示してある。このトイレット10は市販の標準型の水
洗便器12を有する。便器12は、ヴォルテックス型、
サイフォン型、サイフォンジェット型、ウォシュダウン
型、その他の形式の標準型のもので、通常のボウル(便
鉢)部14を有する。
【0016】便器12には、周知のビデ装置(図示せ
ず)を収容したハウジング16が装着してあり、このハ
ウジング16に便座18と便蓋20が回動可能に取付け
てある。ハウジング16には、また、本発明の尿サンプ
リング装置によって採取された尿サンプルを搬送するポ
ンプや尿分析装置(図示せず)が収蔵されている。尿サ
ンプリング装置や搬送ポンプや尿分析装置を制御する制
御ユニット22はトイレットの壁に設置することができ
る。
【0017】図2に示したように、便座18は耐衝撃性
樹脂などからなる上部半体18Aと下部半体18Bとを
例えば超音波溶接によって接合することにより形成する
ことができる。便座を温めるための電気ヒーター線24
を必要に応じて配線することができる。図2および図3
に示したように、便座18には、本発明の尿サンプリン
グ装置26が取付けてある。
【0018】便器12を焼成する際に生じる焼成歪みに
適合させるため、便座18は便器12のリムの上面に対
して4点で支持するのが好ましい。このため、図示した
実施例では、図2に破線で示したように便座18の下面
には例えば2つの従来型のクッション付きの脚部28が
設けてある。他の2点においては、便座18は、尿サン
プリング装置26のフレーム30に設けた2つの脚部3
2によって支持することができる。図7からよく分かる
ように、これらの脚部28又は32があるので、便器の
リム34の上面36と便座18の下面38との間には約
1.5〜2cmの高さの隙間が確保される。この隙間を
利用することにより、尿サンプリング装置26のフレー
ム30が配置されると共に、尿サンプリング装置26の
採尿容器およびその洗浄機構が後述のように収納され
る。図2および図7からよく分かるように、便座18の
下面には下方に開口する凹み40および42が形成して
あり、尿サンプリング装置26の構成要素の一部をこれ
らの凹みに収納するようになっている。
【0019】尿サンプリング装置26は、便器12のボ
ウル14に排泄された尿のサンプルを採尿容器によりボ
ウル空間内の空中で採取し、サンプリング後には採尿容
器を便座18下方の収納位置に収納して洗浄するように
なっている。図2から図7を参照するに、尿サンプリン
グ装置26は、略クランク形状のスイングアーム44
と、このスイングアームの自由端に着脱可能に装着され
た採尿容器46と、スイングアーム44を支持すると共
に駆動する駆動部48とを備えており、この駆動部48
はフレーム30に装着されている。スイングアーム44
は、図4および図6に示したように、中央エルボ50
と、端部エルボ52と、両者を連結するパイプ54と、
スピンドル56とで構成することができる。
【0020】図5および図6に示したように、この実施
例では、採尿容器46は、上部開口58を有する尿収集
樋60を備えた細長い本体62と、大径の基部64とで
構成されている。しかし、採尿容器46は椀形その他の
任意の形状に形成することができる。図示した実施例で
は、採尿容器46はOリング66を用いて端部エルボ5
2に液密かつ着脱自在に装着してあり、採尿容器46を
スイングアーム44から取り外して清掃したり交換した
り出来るようになっている。本体の尿収集樋60は基部
64に向かって傾斜しており、樋60内に降り注がれた
尿が基部64とエルボ52によって形成された尿溜まり
68に集積するようになっている。本体62の外周は金
網70などで覆ってあり、被験者から排泄された尿が採
尿容器46に衝突して周囲に飛散するのを防止するよう
になっている。
【0021】図6に示したように、エルボ52には吸引
管72が設けてあり、尿溜まり68に集積した尿サンプ
ルを吸引するようになっている。吸引管72は、エルボ
52の内部通路とスイングアーム44およびそのスピン
ドル56内を延長する尿搬送チューブ74を介してハウ
ジング16内の吸引ポンプに接続されており、尿サンプ
ルをハウジング16内の尿分析装置に搬送するようにな
っている。
【0022】尿溜まり68内には、上下方向に離間され
た1対の電極76および78が露出させてあり、これら
の電極はリード線80および82を介して制御ユニット
22に接続されている。制御ユニット22は、電極76
と78の間に所定の電圧を印加し、電圧降下に基づいて
尿溜まり68内で電極76と78の間に存在する流体の
導電率を検出することにより、尿溜まり68に新鮮な尿
が集積したかどうかを判定するように構成することがで
きる。
【0023】図示した実施例では、スイングアーム44
を駆動する駆動部48は、図7からよく分かるように、
スイングアーム44を駆動することにより、採尿容器4
6を便座前部下方の収納位置からボウル空間内の異なる
種々の採尿位置へと(およびその逆に)移動させるよう
になっている。
【0024】このため、図2から図4に示したように、
駆動部48は便座18の下面にビスなどにより適宜固定
されたフレーム30に搭載してある。駆動部48はフレ
ーム30に摺動自在に装着されたスライダー84を備
え、このスライダー84はフレーム30に固定された1
対のガイド86によって便器12の長軸にほぼ平行に摺
動するべく案内されている。スライダー84にはラック
88が固定してあり、このラック88にはフレーム30
に固定された減速ギヤ付きステッピングモータ90の出
力軸のピニオン92が噛み合っている。従って、モータ
90をいづれかの方向に回転させれば、スライダー84
は前後に並進運動を行う。モータ90は制御ユニット2
2によって制御することができる。
【0025】スイングアーム44は回転可能に、かつ、
スライダー84と共に移動するようにスライダー84に
軸支されている。このため、図4からよく分かるよう
に、スライダー84には1対のトラニオン軸受94が設
けてあり、スイングアーム44のスピンドル56を軸支
している。スピンドル56には軸孔が形成してあり、可
撓性チューブ74やリード線80および82が通してあ
る。
【0026】駆動部48は、更に、スイングアーム44
の回転角位置を規制するレバー/カム機構96を備えて
おり、モータ90によってスライダー84を前後に変位
させる際に採尿容器46の位置を制御するようになって
いる。即ち、図4からよく分かるように、2つの軸受9
4の間においてスイングアーム44のスピンドル56に
はレバー98が一体回転するべく嵌合してあり、このレ
バー98の先端にはローラーの形のカムフォロワ100
が支持してある。
【0027】カムフォロワ100はフレーム30にビス
などにより適宜固定されたカムプレート102と協働す
るもので、このカムプレート102には、2つの段違い
の水平カム面104および106と、傾斜カム面108
が形成してある。スイングアーム44のスピンドル56
にはリターン・コイルスプリング110の一端が固定し
てあり、このスプリングの他端は軸受94に固定してあ
る。リターン・スプリング110の予荷重は、図7にお
いてスイングアーム44を時計方向に回転付勢するべく
設定されている。スイングアーム44の初期姿勢はスト
ッパ(図示せず)によって規制される。
【0028】この尿サンプリング装置26の動作を概略
的に説明するに、非使用時にはスライダー84は図3お
よび図7に示したように前進位置(位置A)にあり、カ
ムフォロワ100はカムプレート102の第1水平カム
面104に係合している。従って、スイングアーム44
はリターン・スプリング110の作用により水平な姿勢
に跳ね上げられており、採尿容器46は便座18の下方
に形成された洗浄室兼用収納室112内の収納位置に格
納されている。
【0029】尿のサンプリングと分析に当たり、被験者
が便座18に着座し、制御ユニット22に設けられたス
タート・スイッチ114を押すと、モータ90が回転し
てラック・ピニオン機構88/92によりスライダー8
4を後退させ、先ず、採尿容器46をその収納位置から
後方に引き出す。カムフォロワ100がカムプレート1
02の傾斜カム面108に係合すると、レバー98はス
イングアーム44の回動を開始する(位置B)。カムフ
ォロワ100が傾斜カム面108に更に乗り上げるにつ
れて、スイングアームは後退しながら回動し、採尿容器
46を図7に示したように回転運動と並進運動とが合成
された湾曲した軌跡に沿って変位させる。モータ90が
更に回転すると、カムフォロワ100はカムプレート1
02の第2水平カム面106に係合するに至り(位置
C)、それ以後はスイングアーム44の回転角位置を維
持したまゝで後端位置(位置D)まで並進移動させる。
【0030】尿の弾道には男女差があるので、制御ユニ
ット22は、男性用スイッチが押された場合には位置B
〜C間の所定の位置で採尿容器46を停止させ、女性用
スイッチが押された場合には位置C〜D間の所定の位置
で採尿容器を停止させるべく構成することができる。更
に、微調整スイッチ116の操作に応じて採尿容器の位
置を前後に微調整することができる。
【0031】被験者は適切な位置に採尿容器46が持ち
来された時に採尿容器46に向かって放尿することがで
きる。採尿容器46に尿が命中すると、尿は尿収集樋6
0に沿って流下し、尿溜まり68に溜まる。尿溜まり6
8内に上部電極78のレベルまで新鮮な尿が集積したこ
とを検知すると、制御ユニット22はハウジング16内
に配置された搬送ポンプを自動的に作動させ、尿サンプ
ルを尿溜まり68から吸引して尿分析装置に送る。尿サ
ンプルは尿分析装置によって定量分析に付され、制御ユ
ニット22は分析結果を表示部118に表示し、被験者
の指令に応じてプリンタ120に出力する。
【0032】尿のサンプリングと分析装置への搬送が終
わると、制御ユニット22はスライダー84を前進させ
る方向にモータ90を回転させる。スイングアーム44
の前進と上方への回動に伴い採尿容器46は位置Bへと
戻り、次いでスイングアームの並進運動により採尿容器
46は収納位置Aへと復帰する。この位置では、採尿容
器46は図7に示したように便座18の下面38と便器
リム部34の上面36との間に形成された洗浄収納室1
12に収納される。
【0033】次に、採尿容器46の洗浄機構について説
明する。図2および図9からよく分かるように、フレー
ム30には洗浄室ハウジング122が嵌合してあり、便
座18の下面およびフレーム30と協働して洗浄室11
2を形成している。このハウジング122には洗浄室カ
バー124が回動自在に軸支してあり、洗浄室112へ
の入口を開閉するようになっている。カバー124はコ
イルスプリング126によって常開位置に付勢されてお
り、スライダー84に連動する作動機構128によって
閉鎖されるようになっている。
【0034】即ち、図8および図9に示したように、作
動機構128は、スライダー84が係合可能なプシュロ
ッド130と、揺動レバー132と、リンク134と、
レバー136と、スライドバー138と、カバー124
のピボット140と連動するレバー142からなり、ス
ライダー84の前進に伴いスプリング126に抗してカ
バー124を閉じるようになっている。図7からよく分
かるように、カバー124は便座18に形成した凹み4
2を利用して回動せられる。
【0035】図2および図3からよく分かるように、洗
浄室兼収納室112に臨んで洗浄ノズル144が配置し
てあり、収納位置における採尿容器46に向かって洗浄
水を噴射するようになっている。この洗浄ノズル144
は、ホース146と、ハウジング16内に配置した電磁
弁(図示せず)を介して、水道管に接続される。
【0036】尿サンプリング後、採尿容器46が洗浄室
112に戻ると、制御ユニット22は電磁弁を開いて洗
浄ノズル144に洗浄水を供給し、採尿容器46を洗浄
する。洗浄中にはカバー124は洗浄室の入口を閉鎖し
ているので、洗浄水が外部に飛散するのが防止される。
洗浄水は狭い洗浄室内で反射し、採尿容器を効果的に洗
浄する。
【0037】図2および図8に示したように、洗浄水供
給ホース146の途中にT継手148を設け、スイング
アーム44の上方に配置したT字形のスイングアーム洗
浄ノズル150をこのT継手148に接続すれば、採尿
容器46の洗浄と同時にスイングアーム44を洗浄する
ことができる。この場合には、柔軟な樹脂からなる帯材
152をスイングアーム44のスピンドル56に係合さ
せておけば、アーム洗浄ノズル150から流出した洗浄
水が駆動部48の方に進入するのを防止し、駆動部48
を洗浄水から保護することができる。
【0038】使用済みの洗浄水はボウル14内に排出さ
れる。このため、図2および図3に示したように、フレ
ーム30には、洗浄室112から便座18の内縁に沿っ
て後方に延長する1対の排水路154が形成してある。
これらの排水路154は図7からよく分かるように後方
に向かって下向きに傾斜させてあり、その後端には湾曲
したドレーンパイプ156が設けてある。便座18が図
7に示した水平姿勢にある時には、洗浄ノズル144お
よび150から噴射された洗浄水は排水路154の傾斜
に沿って後方へ流れ、ドレーンパイプ156からボウル
14内に排出される。従って、被験者が便座に着座して
いる時でも採尿容器46およびスイングアーム44を洗
浄することができる。
【0039】図10に示したように、ドレーンパイプ1
56は、便座跳ね上げ時に平面視においてボウルの内側
に突出するような位置に配置してある。従って、便座1
8を跳ね上げた時には、排水路154内に残留する洗浄
水の滴はボウル14内に落下するので、トイレットの床
を汚すことがない。
【0040】以上には本発明の特定の実施例を記載した
が、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の
設計変更を施すことができる。例えば、スイングアーム
44の駆動部48はスイングアーム44に回転運動のみ
を与えるように変更してもよい。また、尿サンプリング
装置26は便座18の下面に装着されるものとして説明
したが、便座の中に組み込むこともできる。更に、採尿
容器46は椀型その他の任意の形状にすることができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の尿サンプ
リング装置は、便器の前部においてリムと便座との間に
洗浄室112を形成し、洗浄ノズル144から噴射した
洗浄水によって採尿容器46を洗浄するようにしたの
で、新鮮な尿検体を採取することができ、尿分析精度を
向上させることができる。
【0042】また、洗浄ノズル144は採尿容器46と
ほぼ同一水平面内において採尿容器の側方に配置してあ
るので、便器のリム34と便座18との間の限られた上
下方向寸法の洗浄室112に洗浄ノズル144を配置す
ると共に採尿容器46を収納することが可能になり、尿
サンプリング装置26をコンパクトにすることができ
る。
【0043】洗浄室の入口に開閉可能な洗浄室カバー1
24を設け、採尿容器に連動してカバーを閉じるように
した場合には、洗浄水の飛散が防止されるので、高圧の
洗浄水を噴射させ、洗浄効果を高めることができる。
【0044】好ましい実施態様に従い、洗浄室から便座
に沿って便座の後部に延長する傾斜した排水路を設けた
場合には、被験者が便座に着座している時でも採尿容器
を洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の尿サンプリング装置を備えた
尿分析機能付きトイレットの斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した尿サンプリング装置と便
座の分解斜視図である。
【図3】図3は、図2に示した尿サンプリング装置の平
面図で、カムプレートと洗浄室カバーを取り外したとこ
ろを示し、便座は2点鎖線で示してあり、便器は3点鎖
線で示してある。
【図4】図4は、図2に示したスイングアーム駆動部の
1部の1部切欠き拡大分解斜視図である。
【図5】図5は、図2に示した採尿容器を上から見たと
ころを示す。
【図6】図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図であ
る。
【図7】図7は、図3のVII−VII線に沿った模式的断面
図で、スイングアームと採尿容器が種々の異なる位置に
あるところを示す。
【図8】図8は、洗浄室カバーの作動機構を示す拡大平
面図である。
【図9】図9は、洗浄室カバーの作動機構を示す斜視図
である。
【図10】図10は、便座を跳ね上げたところを示す。
【符号の説明】
12: 標準型便器 14: 標準型便器のボウル 18: 便座 26: 尿サンプリング装置 34: 便器のリム 44: スイングアーム 46: 採尿容器 112: 洗浄室 124: 洗浄室カバー 128: 洗浄室カバーの作動機構 144: 洗浄ノズル 150: 第2の洗浄ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/493 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時には採尿容器を標準型便器のボウ
    ル空間内に移動させて尿をサンプリングし、非使用時に
    は便器のリムと便座との間のスペースに採尿容器を収納
    するようになった尿サンプリング装置において、 前記採尿容器が出入り可能な入口を備えたほぼ閉鎖され
    た洗浄室を便器の前部において便器のリムと便座との間
    に形成すると共に、洗浄水供給源に接続される洗浄ノズ
    ルを前記洗浄室に配置し、洗浄ノズルから噴射した洗浄
    水によって採尿容器を洗浄するようにしたことを特徴と
    する尿サンプリング装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄ノズルは採尿容器とほぼ同一水
    平面内において採尿容器の側方に配置すると共に採尿容
    器に向かってほぼ水平に指向させ、もって、リムと便座
    との間に形成された限られた上下方向寸法の洗浄室にお
    いて採尿容器を洗浄するのを可能にしたことを特徴とす
    る請求項1に基づく尿サンプリング装置。
  3. 【請求項3】 洗浄室の前記入口に開閉可能な洗浄室カ
    バーを設け、洗浄時にカバーを閉じることにより洗浄水
    が前記入口から外部に飛散するのを防止することを特徴
    とする請求項2に基づく尿サンプリング装置。
  4. 【請求項4】 採尿容器の移動に連動して前記カバーを
    開閉させる作動機構を設け、採尿容器が前記洗浄室に復
    帰するに伴い前記カバーを自動的に閉じるようにしたこ
    とを特徴とする請求項3に基づく尿サンプリング装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄室から便座に沿って便座の後部
    に延長する少なくとも1つの排水路を設け、洗浄室内の
    使用済みの洗浄水をボウルの後部に排出させるようにし
    たことを特徴とする請求項1から4のいづれかに基づく
    尿サンプリング装置。
  6. 【請求項6】 前記排水路の後端は便座を跳ね上げた時
    に平面視においてボウルの内側に突出するドレーンパイ
    プに接続し、もって、便座跳ね上げ時に洗浄水がボウル
    内に落下するようにしたことを特徴とする請求項5に基
    づく尿サンプリング装置。
  7. 【請求項7】 前記排水路を便座の前部から後部にかけ
    て下方に傾斜させ、もって、便座が水平位置にあるとき
    にも洗浄室内の洗浄水を排出させるようにしたことを特
    徴とする請求項5又は6に基づく尿サンプリング装置。
  8. 【請求項8】 前記尿サンプリング装置は、ボウル空間
    内の採尿位置と前記洗浄室内の収納位置との間で採尿容
    器を移動させるスイングアームと、前記スイングアーム
    を洗浄する第2の洗浄ノズルとを備えている請求項1か
    ら7のいづれかに基づく尿サンプリング装置。
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