JPH0723625Y2 - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
- Publication number
- JPH0723625Y2 JPH0723625Y2 JP8970791U JP8970791U JPH0723625Y2 JP H0723625 Y2 JPH0723625 Y2 JP H0723625Y2 JP 8970791 U JP8970791 U JP 8970791U JP 8970791 U JP8970791 U JP 8970791U JP H0723625 Y2 JPH0723625 Y2 JP H0723625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer ring
- rolling element
- groove
- cam surface
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、OA機器等において
外側に歯車、プーリ、ローラ等を取付けて使用される一
方向クラッチに関するものである。
外側に歯車、プーリ、ローラ等を取付けて使用される一
方向クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】OA機器等の歯車やプーリ等に取付けて
使用される一方向クラッチにおいて、部品点数の減少と
組立作業の能率化を図ったものとして、本出願人が、先
に実開平3−132号により提案したものがある。
使用される一方向クラッチにおいて、部品点数の減少と
組立作業の能率化を図ったものとして、本出願人が、先
に実開平3−132号により提案したものがある。
【0003】このクラッチは、図5に示すように、内周
面に軸方向の複数の溝2を備えた外輪1と、その外輪1
に嵌着される外装体3と、外輪の各溝2に挿入される転
動体4、及び外輪1の端面を閉塞する閉塞蓋5とから構
成される。
面に軸方向の複数の溝2を備えた外輪1と、その外輪1
に嵌着される外装体3と、外輪の各溝2に挿入される転
動体4、及び外輪1の端面を閉塞する閉塞蓋5とから構
成される。
【0004】上記の閉塞蓋5は、合成樹脂製とされ、そ
の内面に、外輪1の各溝2に対向する位置決め片6とば
ね片7とが一体に形成されている。
の内面に、外輪1の各溝2に対向する位置決め片6とば
ね片7とが一体に形成されている。
【0005】この閉塞蓋5は、図6に示すように位置決
め片6を外輪1の溝2内に嵌合させることにより位置決
めされ、その状態で、ばね片7により転動体4をカム面
8に押圧するようになっている。
め片6を外輪1の溝2内に嵌合させることにより位置決
めされ、その状態で、ばね片7により転動体4をカム面
8に押圧するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記構造の一方向クラ
ッチにおいて、各部分を組立てるには、外輪1に閉塞蓋
5を装着して、各溝2に位置決め片6とばね片7を挿入
し、次に、転動体4をばね片7とカム面8の間に挿入す
る方法がとられる。ところが、セット時の位置合せ誤差
等により、図7に示すように位置決め片6とばね片7が
カム面8側の内側に片寄って挿入された場合、外輪1の
各溝2の底面がほぼ同じ径寸法で左右方向に拡がった形
状となっているため、カム面8とは反対側の内壁10と
位置決め片6との間に転動体4が嵌まり込むことがあ
り、誤まった状態で組立てが行なわれる場合がある。
ッチにおいて、各部分を組立てるには、外輪1に閉塞蓋
5を装着して、各溝2に位置決め片6とばね片7を挿入
し、次に、転動体4をばね片7とカム面8の間に挿入す
る方法がとられる。ところが、セット時の位置合せ誤差
等により、図7に示すように位置決め片6とばね片7が
カム面8側の内側に片寄って挿入された場合、外輪1の
各溝2の底面がほぼ同じ径寸法で左右方向に拡がった形
状となっているため、カム面8とは反対側の内壁10と
位置決め片6との間に転動体4が嵌まり込むことがあ
り、誤まった状態で組立てが行なわれる場合がある。
【0007】そこで、この考案は、上記の問題を解決
し、転動体の挿入に対する規制を図ることにより、組立
ての誤まりを無くし、一方向クラッチの組立てを確実に
することを目的としている。
し、転動体の挿入に対する規制を図ることにより、組立
ての誤まりを無くし、一方向クラッチの組立てを確実に
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、外輪の各溝の底面に、カム面より内径
側に突出する干渉用突起を設け、その突起に対してカム
面とは反対側の溝の内壁と上記突起との間に、位置決め
片が嵌合可能で転動体が嵌合不能な間隔を設けた構成と
したのである。
め、この考案は、外輪の各溝の底面に、カム面より内径
側に突出する干渉用突起を設け、その突起に対してカム
面とは反対側の溝の内壁と上記突起との間に、位置決め
片が嵌合可能で転動体が嵌合不能な間隔を設けた構成と
したのである。
【0009】
【作用】上記の構成において、カム面と反対側の溝内面
と位置決め片との間に転動体が挿入されようとした場
合、干渉用突起と干渉し、溝の外側に転動体が押し出さ
れる。
と位置決め片との間に転動体が挿入されようとした場
合、干渉用突起と干渉し、溝の外側に転動体が押し出さ
れる。
【0010】
【実施例】図1乃至図4は、この考案に係る実施例の一
方向クラッチを示している。この一方向クラッチの基本
構造は、図5で示した従来のものと同じであるため、同
一の部品については同一の符号を付して説明を省略し、
ここでは、特徴部分について説明する。
方向クラッチを示している。この一方向クラッチの基本
構造は、図5で示した従来のものと同じであるため、同
一の部品については同一の符号を付して説明を省略し、
ここでは、特徴部分について説明する。
【0011】外輪1の溝2は、図1及び図3に示すよう
に、正転方向(図1の矢印方向)側の内壁9と、逆転方
向側の内壁10を有し、その正転方向側の内壁9に近い
溝底に、正転方向に向かって浅くなる方向に傾斜するカ
ム面8が形成されている。このカム面8は、外輪1の内
側に嵌合する回転軸Aに対して所要のくさび角度(約1
0°)を形成している。
に、正転方向(図1の矢印方向)側の内壁9と、逆転方
向側の内壁10を有し、その正転方向側の内壁9に近い
溝底に、正転方向に向かって浅くなる方向に傾斜するカ
ム面8が形成されている。このカム面8は、外輪1の内
側に嵌合する回転軸Aに対して所要のくさび角度(約1
0°)を形成している。
【0012】一方、逆転方向側の内壁9に近い溝底に
は、閉塞蓋5の位置決め片6の嵌合凹所11が形成さ
れ、その嵌合凹所11とカム面8との間に、干渉用突起
12が形成されている。
は、閉塞蓋5の位置決め片6の嵌合凹所11が形成さ
れ、その嵌合凹所11とカム面8との間に、干渉用突起
12が形成されている。
【0013】この干渉用突起12は、カム面8に対して
内径側に大きく張り出しており、突起12と逆転方向側
の内壁10との間には、位置決め片6は嵌合するが、転
動体4は嵌合不能な間隙13が設けられている。すなわ
ち、突起12と内壁10と凹所11の間には、位置決め
片6の断面形状とほぼ同様の大きさの空間14が形成さ
れるが、その空間14は転動体4の断面形状より小さ
く、かつ、挿入されようとする転動体4が入り込めずに
外部に押し出されるような大きさに形成されている。
内径側に大きく張り出しており、突起12と逆転方向側
の内壁10との間には、位置決め片6は嵌合するが、転
動体4は嵌合不能な間隙13が設けられている。すなわ
ち、突起12と内壁10と凹所11の間には、位置決め
片6の断面形状とほぼ同様の大きさの空間14が形成さ
れるが、その空間14は転動体4の断面形状より小さ
く、かつ、挿入されようとする転動体4が入り込めずに
外部に押し出されるような大きさに形成されている。
【0014】また、干渉用突起12と正転方向側の内壁
9との間の溝底は、全体が突起12に向かって拡径する
カム面8で形成されており、そのカム面の両端のつなぎ
部は、応力集中を防ぐために小さなR形状で形成されて
いる。
9との間の溝底は、全体が突起12に向かって拡径する
カム面8で形成されており、そのカム面の両端のつなぎ
部は、応力集中を防ぐために小さなR形状で形成されて
いる。
【0015】外輪1の外周面には、図1及び図2に示す
ように軸方向の嵌合溝15が複数形成され、その嵌合溝
15に、外輪1の外周に嵌められる外装体3の内周面に
設けた突部16が嵌合している。この外装体3は、外輪
1の各溝2の一端面を閉塞する閉塞壁17を備えてい
る。
ように軸方向の嵌合溝15が複数形成され、その嵌合溝
15に、外輪1の外周に嵌められる外装体3の内周面に
設けた突部16が嵌合している。この外装体3は、外輪
1の各溝2の一端面を閉塞する閉塞壁17を備えてい
る。
【0016】一方、閉塞蓋5は、合成樹脂製とされ、図
2に示すように、内周面に回転軸Aと摺接する軸受面1
8が形成され、外周面に外装体3の内周突部16に嵌合
する嵌合溝19が形成されている。
2に示すように、内周面に回転軸Aと摺接する軸受面1
8が形成され、外周面に外装体3の内周突部16に嵌合
する嵌合溝19が形成されている。
【0017】また、閉塞蓋5の内面には、図1及び図5
に示すように、外輪1の各溝2に対応して位置決め片6
とばね片7が1組ずつ設けられている。上記位置決め片
6は、外輪1の各溝2に嵌合しやすいように閉塞蓋5の
内面からほぼ垂直に突設される。また、ばね片7は、根
元部より位置決め片6から離れる方向に折れ曲り、その
折れ曲がった先端部により転動体4をカム面8の浅い側
へ押圧するようになっている。
に示すように、外輪1の各溝2に対応して位置決め片6
とばね片7が1組ずつ設けられている。上記位置決め片
6は、外輪1の各溝2に嵌合しやすいように閉塞蓋5の
内面からほぼ垂直に突設される。また、ばね片7は、根
元部より位置決め片6から離れる方向に折れ曲り、その
折れ曲がった先端部により転動体4をカム面8の浅い側
へ押圧するようになっている。
【0018】この実施例の一方向クラッチは上記のよう
な構造であり、各部品を組立てるには、外輪1に閉塞蓋
5を装着した後、その外輪1の各溝2に転動体4を挿入
し、次に、外輪1に外装体3と回転軸Aを装着して行な
う。この場合、正常な状態では、図3に示すように、各
溝2の突起12と内壁10の間に、位置決め片6が嵌ま
り込んで閉塞蓋5を位置決めし、ばね片7と内壁9との
間に転動体4が挿入される。
な構造であり、各部品を組立てるには、外輪1に閉塞蓋
5を装着した後、その外輪1の各溝2に転動体4を挿入
し、次に、外輪1に外装体3と回転軸Aを装着して行な
う。この場合、正常な状態では、図3に示すように、各
溝2の突起12と内壁10の間に、位置決め片6が嵌ま
り込んで閉塞蓋5を位置決めし、ばね片7と内壁9との
間に転動体4が挿入される。
【0019】これに対して、閉塞蓋5のセット位置の間
違いなどにより、図4に示すように位置決め片6とばね
材7が共にカム面8の内側にセットされた場合、干渉用
突起12により溝2の内部には転動体4の入り込めるス
ペースが無いため、挿入されようとする転動体4は、突
起12と干渉して溝2から外側に押し出される。したが
って、組立ての間違いを確実に知ることができ、セット
状態を手直しすることにより、正常なクラッチの組立て
を行なうことができる。
違いなどにより、図4に示すように位置決め片6とばね
材7が共にカム面8の内側にセットされた場合、干渉用
突起12により溝2の内部には転動体4の入り込めるス
ペースが無いため、挿入されようとする転動体4は、突
起12と干渉して溝2から外側に押し出される。したが
って、組立ての間違いを確実に知ることができ、セット
状態を手直しすることにより、正常なクラッチの組立て
を行なうことができる。
【0020】上記の一方向クラッチは、図1のように組
立てられた状態で回転軸Aを正転させると、転動体4が
カム面8と回転軸Aの間に噛み込まれ、回転軸Aのトル
クが外輪1に伝わる。逆に、回転軸Aを逆転させると、
転動体4はカム面8のくさび角の広い方へ移動するた
め、回転トルクは外輪1に伝わらない。
立てられた状態で回転軸Aを正転させると、転動体4が
カム面8と回転軸Aの間に噛み込まれ、回転軸Aのトル
クが外輪1に伝わる。逆に、回転軸Aを逆転させると、
転動体4はカム面8のくさび角の広い方へ移動するた
め、回転トルクは外輪1に伝わらない。
【0021】このようなクラッチの作用時、干渉用突起
12は転動体4のストッパとしても機能させることがで
きる。すなわち、図3に示すように突起12は、カム面
8より内径側に張り出しているため、転動体4と当接し
て逆転方向への移動を止め、転動体4の動きを一定量に
制限する。このため、大きなモーメント荷重が作用する
条件下でも、転動体4が大きく傾かず、ばね片7の過大
な変形による永久変形を防止できる。
12は転動体4のストッパとしても機能させることがで
きる。すなわち、図3に示すように突起12は、カム面
8より内径側に張り出しているため、転動体4と当接し
て逆転方向への移動を止め、転動体4の動きを一定量に
制限する。このため、大きなモーメント荷重が作用する
条件下でも、転動体4が大きく傾かず、ばね片7の過大
な変形による永久変形を防止できる。
【0022】また、図6に示す従来の構造のように、カ
ム面8に連続して緩い角度で傾斜するテーパ面20を形
成した構造では、逆転方向に傾いた転動体4がテーパ面
20と回転軸Aの間に噛み込み、クラッチが空転すべき
方向で回転しなくなる現象が起こり得る問題があった
が、これに対して、上記実施例の構造では、突起12と
内壁9との間をカム面8で結び、ストッパとなる突起1
2の前側に上記テーパ面20のような転動体4が噛み込
む寸法をもつ面を設けないため、上述したような空転方
向で転動体4が噛み込む現象は全く発生しない。
ム面8に連続して緩い角度で傾斜するテーパ面20を形
成した構造では、逆転方向に傾いた転動体4がテーパ面
20と回転軸Aの間に噛み込み、クラッチが空転すべき
方向で回転しなくなる現象が起こり得る問題があった
が、これに対して、上記実施例の構造では、突起12と
内壁9との間をカム面8で結び、ストッパとなる突起1
2の前側に上記テーパ面20のような転動体4が噛み込
む寸法をもつ面を設けないため、上述したような空転方
向で転動体4が噛み込む現象は全く発生しない。
【0023】
【効果】以上のように、この考案は、外輪の溝の底面に
転動体に対する干渉用突起を設け、転動体の正常位置以
外への挿入を規制するようにしたので、部品の組立ての
誤りが無くなり、クラッチを正確に組立てできる利点が
ある。
転動体に対する干渉用突起を設け、転動体の正常位置以
外への挿入を規制するようにしたので、部品の組立ての
誤りが無くなり、クラッチを正確に組立てできる利点が
ある。
【図1】実施例を示す縦断正面図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】同上の各部品の組立て状態を示す断面図
【図4】各部品の組立て間違いを説明する図
【図5】従来例を示す分解斜視図
【図6】同上の各部品の組立て状態を示す断面図
【図7】同上の各部品の組立て間違いを説明する図
1 外輪 2 溝 4 転動体 5 閉塞蓋 6 位置決め片 7 ばね片 8 カム面 9、10 内壁 12 干渉用突起 13 間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面に軸方向の複数の溝を備える外輪
と、その外輪の各溝に挿入される転動体と、外輪の端面
を閉塞する閉塞蓋とから成り、上記外輪の各溝の底面
に、回転方向の一方向に傾斜するカム面を形成し、上記
閉塞蓋の内面に、上記外輪の溝に嵌合する位置決め片
と、転動体をカム面の浅い側へ押圧するばね片とを突設
した一方向クラッチにおいて、上記外輪の各溝の底面
に、カム面より内径側に突出する干渉用突起を設け、そ
の突起に対してカム面とは反対側の溝の内壁と上記突起
との間に、上記位置決め片が嵌合可能で転動体が嵌合不
能な間隔を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8970791U JPH0723625Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 一方向クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8970791U JPH0723625Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 一方向クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596569U JPH0596569U (ja) | 1993-12-27 |
| JPH0723625Y2 true JPH0723625Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=13978253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8970791U Expired - Lifetime JPH0723625Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 一方向クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723625Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP8970791U patent/JPH0723625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0596569U (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |