JPH07236388A - 0℃以下での活魚介類の保存方法 - Google Patents

0℃以下での活魚介類の保存方法

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JPH07236388A
JPH07236388A JP11656191A JP11656191A JPH07236388A JP H07236388 A JPH07236388 A JP H07236388A JP 11656191 A JP11656191 A JP 11656191A JP 11656191 A JP11656191 A JP 11656191A JP H07236388 A JPH07236388 A JP H07236388A
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JP
Japan
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water
fish
seafood
packaging material
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP11656191A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Yamane
昭美 山根
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HIYOUON KK
Original Assignee
HIYOUON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕生きている魚介類を、自重の3〜60倍重量の
水を含んだ、和紙、布または寒天ゲルから選ばれた包装
材料で包装した後、プラスチックまたはアルミニューム
からなる気密性包装体に入れて、酸素、窒素などを適宜
充填し、密封して、これを0〜−50℃で貯蔵する。 〔効果〕生きている魚介類を、鎮静させ、窒息死させる
ことなく、冬眠状態となして貯蔵、輸送などができ、か
つ、貯蔵した後、魚介類を水槽中の水に入れて蘇生させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚介類を生きたまま0
℃以下の低温下で保存し、保存後蘇生させることができ
る魚介類の保存方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、魚介類を、砕氷単用、氷と食塩との
寒剤または食塩水と砕氷とで保存することは周知であ
り、また水中の生きた魚を、0℃まで15〜18時間静
かに冷却し、魚が殆ど泳がない状態になった時点で、余
分の水を排除した残余の水に酸素を補給してから、−1
0℃程度で氷を氷結して、魚を氷の中に封じ込めて輸送
して、1〜2月間貯蔵した後、0℃で10時間緩慢に解
凍すると魚は泳ぎ始めること、そして氷結塊での保存時
間が長くなると蘇生しないこともあることは、周知(昭
和49年3月31日、(株)光琳書院刊、加藤舜郎著
「食品冷凍の理論と応用」P147)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、単に魚介
類を冷却貯蔵するのではなく、また凍結した生物を解凍
して蘇生(アナビオシス)現象の実験でなく、漁獲した
魚介類を生きたまま貯蔵または輸送して、消費地で再び
活魚に戻すことができる魚介類の保存方法について研究
した結果、本発明を達成したのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、魚介類を、厚
さ1〜500mmで、かつ自重の3〜60倍重量の水を
含む包装材料で包装した後、これを気密性包装体に入
れ、酸素、オゾン、二酸化炭素、酸化二窒素から選ばれ
た1種または2種のガスを充填し、密封して。0〜−5
0℃の温度で魚介類を保存する方法である。
【0005】本発明において、使用する包装材料とは、
織布、不織布、タオル等の布製包装材料、和紙、紙製タ
オル等の紙製包装材料または寒天ゲルからなる包装材料
を意味し、その厚さを、1〜500mmとしたのは、1
mm以下では、和紙以外の紙では破れる恐れがあり、ま
た包装後の冷却処理で生成する氷膜が薄すぎるからであ
り、500mmまでの厚さにしたのは、貝類など適数個
埋め込むのに適しているからである。そして寒天ゲルの
場合には、水1.2リットルに寒天約20gを溶解する
と約60倍重量となり、これ以上となると寒天ゲルが柔
らかく成り過ぎ包装用としては好ましくないからであ
る。また、1mm程度の和紙を包装材料として使用する
場合には、アマエビ、スナエビ、ドロエビなどの小型の
エビに使用するのが好ましく、また寒天ゲルを包装材料
に使用する場合には、寒天ゲルを崩したものの中に埋め
込むことができる。なお、排泄物の多い魚介類、例え
ば、温度変化に敏感なニジマス等には、厚手の包装材料
が好ましく、排泄物の少ない魚介類、例えば、甲殻類、
貝類等には、薄手の包装材料が好ましい。
【0006】包装材料に含ませる水を、当該包装材料の
自重の3〜60倍重量程度としたのは、包装後の冷却処
理される氷膜により、被包装魚介類がカプセル状に被覆
されて、急速に冷却されることなく保冷されるのに好適
であるからである。なお、包装材料に含ませる水は清水
を意味する。
【0007】封入するガス体は、包装された、魚介類を
窒息死させないために酸素、オゾンを、また魚介類を鎮
静させるために炭酸ガス、窒素ガスその他を封入するの
であり、貝類のように動きが緩慢なものは、鎮静させる
ガスなどは殆ど使用しなくても良い場合がある。またア
ルミ箔またはプサスチックフィルム製袋を使用するの
は、封入ガス体をほじするためであり、その大木さは、
包装材料で包装された包装物が容易に入れられる程度の
大きさで、かつ一般に温度変化に弱い魚介類、夏場で代
謝が盛んな魚介類では、充填ガスが適宜多く封入できる
ように、包装物の大きさよりも大きい袋が使用される。
【0008】ガス封入した魚介類包装体を−1〜−50
℃で冷却するのは、包装材料に含まれた水が、0℃以上
では、氷が氷結せず氷膜が形成されず、また−50℃以
下では、氷膜の形成速度が早すぎて、魚介類へ温度ショ
ックにより悪影響を与える恐れがあるからである。
【0009】貯蔵された魚介類を蘇生させる際には、貯
蔵後、常温で解凍して、包装袋を取り外して、包装材料
から魚介類を取り出して、水槽中の水に入れて蘇生させ
るのが好ましい。
【0010】
【実施例1】厚さ15mm、重さ100gの布に常温で
約3倍重量の水を含ませて、生きているフナを包み、さ
らにアルミニューム箔製袋に入れて、酸素ガス98%と
窒素ガス2%とを充填し、密封して、−5℃下で5日間
保存した。
【0011】保存した後、常温で解凍して、アルミニュ
ーム箔袋と、氷被膜を形成して凍結していた布の包装物
を取り出し、フナを取り出して水槽の水に入れたとこ
ろ、3時間浮遊していたが、徐々に口や鰓を動かし始め
て5時間後に通常どおり遊泳した。
【0012】別途、対照区として、生きているフナを無
包装で、実施例1と同様に−5℃で5日間保存したとこ
ろ、フナは凍死しており、蘇生しなかった。
【0013】
【実施例2】重さ160g、厚さ2.5mmで、自重の
約15倍重量の水を含ませた和紙に生きているクルマエ
ビを包み、これをポリエチレンフィルム袋に入れ、窒素
ガス70%、酸素ガス30%の混合ガスを充填し、密封
し、冷蔵庫に入れて、−10で3日間貯蔵した。
【0014】保存した後解凍して、プラスチック製袋か
ら、和紙包装氷結物を取り出し、水槽の水に入れたとこ
ろ、30分間は全く動かなかったが、2時間後には活発
に動き回った。
【0015】別途、対照区として、生きているクルマエ
ビを無包装て、実施例2と同様に、−10℃で3日間保
存したところ、クルマエビは頭部が変色し凍死してい
た。
【0016】なお、スナエビを厚さ1mm、重さ39g
の和紙に15倍重量の水を含ませて実施例2と同様に処
理した結果、クルマエビと同様に活発に動き回った。
【0017】
【実施例3】20gの寒天を水1.2リットルに溶解
し、厚さ25mm、重さ75gの寒天ゲルを得た。次い
で、得られた寒天ゲルにくぼみ設けて、これに生きてい
る殻つきホタテ貝を入れ、同様に形成された寒天ゲル
の、くぼみをホタテ貝の位置にして、重合わせた後、こ
れをビニール系フイルム製袋に入れ、酸素ガスをを充填
し、密封した後、−50℃の冷凍庫で1日貯蔵した。
【0018】保存した後、冷蔵庫から凍結体を解凍し
て、プラスチック袋と寒天ゲル包装体とから取り出した
ホタテ貝を水槽の水に入れたところ、間もなくエラを出
したので、生きていることが確認された。
【0019】別途、対照区として、無包装の生きている
ホタテ貝を、実施例3と同様に−50℃で1日間冷蔵し
たところ、ホタテ貝は殻を閉じたまま死んでいた。
【0020】
【実施例4】厚さ12mm、重さ400gの紙製タオル
に、自重の約6倍重量の水を含ませて、これで生きてい
るタイを包み、さらにポリエチレンフィルム製袋に入
れ、オゾンを98%充填し、密封した後、0℃の冷蔵庫
に2日間保存した。
【0021】保存後、解凍してタイを取り出して、水槽
中の水に入れたところ、2時間後には通常どおり活発に
遊泳した。
【0022】別途、対照区として、生きているタイを、
無包装で、実施例4と同様に、0℃で2日間保存したと
ころ凍結死していた。
【0023】
【実施例5】厚さ5mm、重さ100gの布タオルに、
自重の約3倍重量の水を含ませてニジマスを包み、さら
にポリエチレン系フィルム製袋(レトルトパック様)に
入れて、窒素ガス60%、酸素ガス40%の混合ガス充
填し、密封して−1℃で24時間保存した。
【0024】保存した後、解凍してニジマスを取り出し
て、水槽の水の中に入れたところ、初めは浮いていた
が、徐々に口やエラを動かして遊泳した。
【0025】別途、対照区として、生きているニジマス
を、無包装で、実施例5と同様に、−1℃で24時間保
存したところ、ニジマスは凍死していた。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、魚介類に急速冷却によ
る温度ショックを与えたり、凍死を与えず、かつ既存の
冷蔵・冷凍設備を利用して、魚介類を生きたまま0℃以
下の低温で長期貯蔵ができると共に貯蔵後蘇生ができる
有用な魚介類の貯蔵法ががられたのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生きている魚介類を、包装材料で包装した
    後、これを気密性包装体に入れて、酸素、オゾン、二酸
    化炭素、酸化二窒素から選ばれた1種または2種のガス
    を充填し、密封した後、0〜−50℃で保存することか
    ら成り、包装材料が、厚さが1〜500mmで、自重の
    3〜60倍重量の水を含んだ包装材料であることを特徴
    とする0℃以下での活魚介類の保存方法。
JP11656191A 1991-04-22 1991-04-22 0℃以下での活魚介類の保存方法 Pending JPH07236388A (ja)

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JP11656191A JPH07236388A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 0℃以下での活魚介類の保存方法

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JP11656191A JPH07236388A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 0℃以下での活魚介類の保存方法

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JPH07236388A true JPH07236388A (ja) 1995-09-12

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ID=14690162

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JP11656191A Pending JPH07236388A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 0℃以下での活魚介類の保存方法

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639846A (en) * 1979-09-07 1981-04-15 Aioi Seiki Kk Hydraulic clamp device for machine tool

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639846A (en) * 1979-09-07 1981-04-15 Aioi Seiki Kk Hydraulic clamp device for machine tool

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