JPH07236398A - 壁掛粘着捕虫器 - Google Patents

壁掛粘着捕虫器

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JPH07236398A
JPH07236398A JP5260694A JP5260694A JPH07236398A JP H07236398 A JPH07236398 A JP H07236398A JP 5260694 A JP5260694 A JP 5260694A JP 5260694 A JP5260694 A JP 5260694A JP H07236398 A JPH07236398 A JP H07236398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
insect trap
trap
adhesive
sticky
Prior art date
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Pending
Application number
JP5260694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Nakazawa
邦男 中澤
Yasuhiro Murata
泰弘 村田
Toshihiro Imai
利宏 今井
Satoshi Tsuchiya
聡志 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Flavor Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Fuji Flavor Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Flavor Co Ltd, Japan Tobacco Inc filed Critical Fuji Flavor Co Ltd
Priority to JP5260694A priority Critical patent/JPH07236398A/ja
Publication of JPH07236398A publication Critical patent/JPH07236398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 粘着面1を形成した防水シート2を、粘着面
1を内側にして、片半面が平面部3となり、もう一方の
半面が円弧面部4を形成するように半円筒状に折り曲げ
て、両端に半円状の開放部5を形成すると共に、内側に
誘引剤6を取り付けた。 【効果】 屋内に棲息する小蛾類に対して、捕虫効果が
高く、しかも、取り付けや取り外しに手間がかからな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は壁掛粘着捕虫器に関し、詳細に
は、屋内に棲息する小蛾類の捕獲に適した壁掛粘着捕虫
器に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】屋内に棲息する小蛾類は、メイガ科昆虫を
主として、他にヒロズコガ科あるいはキバガ科など10
余種が挙げられ、これらは、いずれも穀物・乾燥食品・
衣類などの害虫として知られ、家庭や穀物倉庫などで問
題となっている。
【0005】例えば、ノシメマダラメイガは、食品の代
表的な大害虫であり、小麦・トウモロコシ・玄米を始
め、それらの穀粉、その第二次製品であるパン・ビスケ
ット・干麺などの他、乾燥野菜類・香辛料などに至るま
で大抵の貯蔵食料・食品に多大の被害を及ぼしていた。
【0006】従来、これらの屋内に棲息する小蛾類の捕
獲には、ハエトリリボン型や、三角屋根型の空中吊り下
げ式の粘着捕虫器や、これらに性フェロモン、食物誘引
等の誘引剤を組み合わせたものが使用されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】しかしながら、従来の粘着捕虫器では、屋
内に棲息する小蛾類を捕獲しようとしても、充分な捕虫
効果を上げることができなかった。
【0009】また、空中吊り下げ式の粘着捕虫器は、天
井の梁などの一般に作業が困難な箇所に吊り下げる必要
があるので、取り付けや取り外しが容易でなかった。
【0010】従って、本発明の目的は、屋内に棲息する
小蛾類に対して、捕虫効果が高く、しかも、取り付けや
取り外しに手間がかからないものを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】本発明者らは、上記の課題を解決するため
に、小蛾類の生態や従来の捕虫器の問題点等を鋭意研究
した結果、春先の初発生時に羽化した小蛾類は、低温時
には壁の回りを歩き回ることが多いので、空中吊り下げ
式の捕虫器では捕獲できない時でも、壁面に沿って設置
可能な捕虫器ならば捕獲可能なことを見い出した。
【0013】また、飛翔中の雄は自由に方向を変えられ
ないが、着地した雄は歩いて自由に方向を変えられるた
めに、性誘引剤利用の捕虫器の設置位置は空中よりも壁
面の方が有利であることを見い出した。
【0014】さらに、捕虫器の両端の開放部の形状が、
正方形・矩形・正三角形・二等辺三角形・半円形等の種
々の形状のものを作り、各形状のものを、風洞内で発煙
試験を行ったところ、煙の通りは、半円形のものが最も
良い結果が得られた。
【0015】従って、捕虫器の形状としては、両端に半
円状の開放部を形成したアーチ型のものが適切であるこ
と見い出した。
【0016】そして、これらのことを基にして、本発明
を完成するに至った。
【0017】すなわち、本発明の課題を解決するための
手段は、下記のとおりである。
【0018】第1に、粘着面を形成したシート状物を、
粘着面を内側にして、片半面が平面部となり、もう一方
の半面である円弧面部が円弧面を形成するように半円筒
状に折り曲げて、両端に半円状の開放部を形成すると共
に、内側に誘引剤を取り付けた、壁掛粘着捕虫器。
【0019】第2に、上記第1に記載の壁掛粘着捕虫器
を、平面部が垂直面に沿うように、かつ、開放部が左右
両端に位置するように設置した際に、誘引剤が円弧面部
の内側の上方に取り付けられている、上記第1に記載の
壁掛粘着捕虫器。
【0020】第3に、粘着面の周囲に、幅1〜3cmの
非粘着帯を設けた、上記第1または第2に記載の壁掛粘
着捕虫器。
【0021】壁掛粘着捕虫器の材質は、折り曲げ加工が
可能な可撓性を有するものであれば良く、特に限定され
ないが、防水加工の施された紙製シートが好ましい。
【0022】粘着面は、虫を捕獲するための粘着剤をコ
ートしたり、粘着シールを貼り合わせることで形成する
が、蛾の鱗粉で汚れると粘着力を失うので、一度の接触
で確実に捕獲できるように粘着力が強く、効果が持続す
るものが好ましい。
【0023】粘着剤としては、粘着力が十分で効果が持
続する天然ゴム系、ブチルゴム系、アクリルゴム系、ク
ロロプレンゴム系などが好ましい。
【0024】小蛾類は、一旦非粘着帯に着地し、歩いて
誘引剤に向かう習性があり、粘着面を嫌う傾向にあるの
で、内面の縁一杯に粘着面を形成せずに、非粘着帯を設
けることで、捕虫効果をより高めることができる。
【0025】非粘着帯の幅は、1cm未満の狭い場合に
は、小蛾類の自由歩行を妨げるので好ましくなく、ま
た、3cmを越える広い場合には、捕虫効果を低下させる
ので好ましくない。
【0026】なお、壁掛粘着捕虫器の内側に非粘着帯を
設ける代わりに、壁掛粘着捕虫器の外側に張り出すステ
ージを設け、該ステージを、虫の走行帯として用いるこ
とで、捕虫効果を高めることもできる。
【0027】
【作用】
【0028】上記の壁掛粘着捕虫器は、平面部が壁面等
の垂直面に沿うように、かつ、開放部が左右両端に位置
するように設置する。
【0029】設置後は、壁掛粘着捕虫器内に附設した誘
引剤からの揮発性物質が壁に沿って屋内に良好に拡散
し、それを感知した虫は、誘引剤の流れに沿って、捕虫
器周囲の壁に集まり、非粘着帯に一旦着地し、歩行して
誘引剤に近づく。
【0030】虫はそこで更に激しく興奮し、粘着面に触
れ自由を失い下方に転落し粘着面に捕獲されたり、これ
を忌避して飛び立って、円弧面部の内側の粘着面に捕獲
される。
【0031】
【実施例】
【0032】以下、図面を参照しながら本発明の壁掛粘
着捕虫器の一実施例について説明する。
【0033】図1は、本発明の壁掛粘着捕虫器の斜視
図、図2は、本発明の壁掛粘着捕虫器の展開平面図、図
3は、試験例における誘引剤の取付位置を示す図であ
る。
【0034】本実施例の壁掛粘着捕虫器は、粘着面1を
形成した防水シート2を、粘着面1を内側にして、片半
面が平面部3となり、もう一方の半面が円弧面部4を形
成するように半円筒状に折り曲げて、両端に半円状の開
放部5を形成すると共に、内側に誘引剤6を取り付けた
ものであり、上部に、壁面への取付用の鳩目孔7が形成
されている。
【0035】防水シート2には、図2に示すように、一
端側に、鳩目孔7が形成されている差込片21と、該差
込片21の両側に止片22とが形成され、反対端側に、
差込片21を差し入れるスリット23が形成されてい
る。
【0036】誘引剤6は、平面部3が壁面に沿うよう
に、かつ、開放部5が左右両側に位置するように壁面に
沿って設置した際に、中間よりも上方の円弧面部4内側
である差込片21の近くに取り付けられている。
【0037】また、粘着面1の両側の縁と、防水シート
2の長縁とに、幅1.5cmの非粘着帯8が形成されて
いる。
【0038】なお、図2中、24は中央折線を示し、2
5は上端折線を示している。
【0039】次に、上記の壁掛粘着捕虫器の組み立てに
ついて説明する。
【0040】防水シート2に、粘着剤をあらかじめ塗布
して粘着面1を形成し、該粘着面1に剥離紙(図示は省
略)を粘着し、保存・輸送を行う。
【0041】使用の際には、図2に示す展開状態から、
円弧面部4側を中央折線24から内方に向けて折り返
す。
【0042】さらに、先端の差込片21および止片22
を、上端折線25から外方に向けて折り返す。
【0043】防水シート2を再び展開した後、粘着面1
から剥離紙を剥離する。
【0044】次に、平面部3を覆うように、円弧面部4
を内方に湾曲させながら、差込片21を、スリット23
に差し入れてから折り曲げると、止片22も防水シート
2のスリット23形成側に接触する。
【0045】この際、差込片21は、湾曲した円弧面部
4の反発力により確実に固定され、図1に示すように、
壁掛粘着捕虫器の組み立てが完了する。
【0046】このようにして、組み立てられた壁掛粘着
捕虫器は、屋内の壁・柱・または積荷の垂直面などに、
平面部3が密着するようにフックや釘などに鳩目孔7を
掛けて設置すると、開放部5が左右両端に位置する。
【0047】設置後は、壁掛粘着捕虫器内に附設した誘
引剤6からの揮発性物質が壁に沿って屋内に良好に拡散
し、それを感知した虫は、誘引剤の流れに沿って、捕虫
器周囲の壁に集まり、非粘着帯8に一旦着地し、歩行し
て誘引剤6に近づく。
【0048】誘引剤に近づいた虫は、そこで更に激しく
興奮し、粘着面1に触れ自由を失い下方に転落し粘着面
1に捕獲されたり、これを忌避して飛び立って、円弧面
部4の内側の粘着面1に捕獲される。
【0049】
【試験例1】
【0050】本発明の壁掛粘着捕虫器の捕虫効果を試す
ために、本発明の壁掛粘着捕虫器と比較品の捕虫器につ
いて以下の条件で試験を実施した。
【0051】供試捕虫器: 捕虫器A:壁掛粘着捕虫器(本発明品) 捕虫器B:空中吊り下げ式三角屋根型粘着捕虫器(比較
品、サンド社フェロコンIIトラップ)
【0052】なお、捕虫器A(本発明品)は、縦(上端
折込線25からスリット23までの直線距離)が25.
7cm、横が13cm、非粘着帯8の幅が1.5cm、
粘着剤を塗布して形成した粘着面1の面積が197cm
2 の防水シート2を、実施例1に沿って組み立てたもの
である。
【0053】試験条件:3m×5m×高さ2.4mの直
方体の試験室を準備し、該試験室の5mの壁2面に上記
の供試捕虫器Aをそれぞれ1.5mの高さに固定した。
【0054】一方、供試捕虫器Bは2個を捕虫器Aと同
じ高さに、捕虫器Aから2m、壁から10cm離して空
中に吊り下げた。
【0055】それぞれの捕虫器に同じノシメマダラメイ
ガの性誘引剤を取り付けて、28℃暗黒条件下で、毎週
2回夕方に、当日羽化したばかりのノシメマダラメイガ
の雄を部屋の中央部の台上に放した。
【0056】調査は毎週2回、ノシメマダラメイガの雄
を放す直前に行い、捕虫器A,捕虫器Bの合計4個の捕
虫器の位置を調査の都度、ローテーションにより取り替
え、各週毎の捕虫数を数えた。
【0057】結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】本発明品である捕虫器Aは、粘着部面積が
小さいのに、いづれも捕虫器Bよりも捕虫数が多く、捕
虫効果が高いことが確認できる。
【0060】
【試験例2】
【0061】本発明品及び比較品について、以下の条件
下で試験した。
【0062】供試捕虫器: 捕虫器A:壁掛粘着捕虫器(本発明品) 捕虫器C:棚置式箱型粘着捕虫器(比較品、コンセップ
社ザ・パントリーペストトラップ)
【0063】試験条件:試験例1で用いた3m×5m×
高さ2.4mの試験室の5mの2面の壁に、上記捕虫器
Aと捕虫器Cを2m離して、それぞれ1.5mの高さに
固定した。
【0064】捕虫器Cは棚置式であるが、捕虫器Aと同
じ条件にするために壁に固定した。
【0065】その他の試験条件は試験例1と同じとし
た。
【0066】結果を表2に示す。
【0067】
【表2】
【0068】捕虫器Aは常にわずかづつ捕虫器Cより捕
虫数が多く、捕虫効果が高いことが確認できる。
【0069】
【試験例3】
【0070】壁掛粘着捕虫器における誘引剤の設置位置
の相違による捕虫効果の相違を試験した。
【0071】試験例1の壁掛粘着捕虫器(本発明品)を
4個用意し、各壁掛粘着捕虫器について、性誘引剤6の
取付位置を、次のとおりとした。
【0072】A:円弧面部4内側で上端折線25から2
0mm離れた位置(上半分の円弧面部) B:平面部3内側で上端折線25から20mm離れた位置
(上半分の平面部) C:平面部3内側で上端折線25から55mm離れた位置
(上下中央の平面部) D:円弧面部4内側で上端折線25から85mm離れた位
置(上下中央の円弧面部)
【0073】供試虫として、当日羽化したノシメマダラ
メイガの雄を1回に30頭づつ週に2回、合計60頭/
週を放飼した。
【0074】試験例1で用いた3m×5m×高さ2.4
mの試験室の5mの2面の壁に、上記の壁掛粘着捕虫器
を2m離して、それぞれ1.5mの高さに、合計4個を
固定した。
【0075】誘引剤の位置がAの位置のものを標準とし
て、AとBの捕虫器、AとCの捕虫器、AとDの
捕虫器の比較をそれぞれ3週間づつ行った。
【0076】その他の試験条件は試験例1と同一とし
た。
【0077】結果(捕虫器2個の合計数)を表3に示
す。
【0078】
【表3】
【0079】試験結果を総合的に判断すると、捕虫効果
は、上部の円弧面部に性誘引剤を取り付けたものが最も
良く、以下、上部の平面部、中央の平面部、中央の円弧
面部の順に捕虫数は減少していくことがわかる。
【0080】
【発明の効果】
【0081】本発明の壁掛粘着捕虫器は、屋内に棲息す
る小蛾類に対して、捕虫効果が高く、しかも、取り付け
や取り外しに手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁掛粘着捕虫器の斜視図
【図2】本発明の壁掛粘着捕虫器の展開平面図
【図3】試験例における誘引剤の取付位置を示す図
【符号の説明】 1 粘着面 2 防水シート 3 平面部 4 円弧面部 5 開放部 6 誘引剤 7 鳩目孔 8 非粘着帯 21 差込片 22 止片 23 スリット 24 中央折線 25 上端折線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 利宏 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内 (72)発明者 土屋 聡志 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜セ ンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着面を形成したシート状物を、粘着面
    を内側にして、片半面が平面部となり、もう一方の半面
    である円弧面部が円弧面を形成するように半円筒状に折
    り曲げて、両端に半円状の開放部を形成すると共に、内
    側に誘引剤を取り付けた、壁掛粘着捕虫器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の壁掛粘着捕虫器を、平
    面部が垂直面に沿うように、かつ、開放部が左右両端に
    位置するように設置した際に、誘引剤が円弧面部の内側
    の上方に取り付けられている、請求項1に記載の壁掛粘
    着捕虫器。
  3. 【請求項3】 粘着面の周囲に、幅1〜3cmの非粘着
    帯を設けた、請求項1または請求項2に記載の壁掛粘着
    捕虫器。
JP5260694A 1994-02-28 1994-02-28 壁掛粘着捕虫器 Pending JPH07236398A (ja)

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JP5260694A JPH07236398A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 壁掛粘着捕虫器

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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