JPH0723726A - 蕎麦麺の製造方法及びそれに使用する蕎麦材料 - Google Patents

蕎麦麺の製造方法及びそれに使用する蕎麦材料

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JPH0723726A
JPH0723726A JP5193029A JP19302993A JPH0723726A JP H0723726 A JPH0723726 A JP H0723726A JP 5193029 A JP5193029 A JP 5193029A JP 19302993 A JP19302993 A JP 19302993A JP H0723726 A JPH0723726 A JP H0723726A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蕎麦粉100パーセント又は蕎麦粉80パー
セント以上、つなぎ材料20パーセント以下の混合粉か
らなる高品質の粉を用いて、栄養価の高い風味の良い蕎
麦麺を簡単に製造できる蕎麦麺の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 100パーセントの蕎麦粉又は80パーセン
ト以上の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料とを
混合した粉に水を加えて練った蕎麦生地を麺押し機1に
投入し、その後、麺押し機1の複数の押し出し口10か
ら湯面までの高さhが30cm以下の湯15の中に蕎麦生
地を7秒以内の時間で押し出し、蕎麦麺を茹で上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、100パーセントの蕎
麦粉又は80パーセント以上の蕎麦粉と20パーセント
以下のつなぎ材料とを混合した粉からなる高品質の粉を
用いる蕎麦の製造方法及びそれに使用する蕎麦材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、蕎麦切りを製造するには、小
麦粉を加えた蕎麦粉に水を加えて練った蕎麦生地を麺押
し機に投入し、麺押し機の複数の押し出し口から蕎麦生
地を突き出し、これを茹で上げている。ところで、蕎麦
には蛋白質、ビタミンB1,B2,A等の栄養素が豊富に含
まれると共に、脳出血を予防するルチンが含有されてお
り、非常に健康的な食品であって、特に、老人・病人用
の食事としては最適である。
【0003】蕎麦に含まれるこのような成分は、当然蕎
麦粉の含有量が多いほうが豊富で、蕎麦粉の含有量が多
くなれば蕎麦独特の風味も増すが、蕎麦粉は水と捏ねて
も小麦粉のように粘弾性に富む生地を形成しないので、
蕎麦粉が多いと非常に千切れやすく商品になりにくい。
このため、通常は小麦粉等のつなぎ材料を加える必要が
あり、蕎麦粉が30パーセント以上含有されているもの
以外は「蕎麦」と表示しないよう指導されているにもか
かわらず、実際に販売されている乾麺或いは冷凍蕎麦麺
は蕎麦粉が8〜12パーセント程度しか含まれていない
ものが多い。
【0004】また、現在でも、蕎麦の産地では、一番粉
を8割と二番粉を2割混合した蕎麦粉を用いて蕎麦粉1
00パーセントの蕎麦麺が作られているが、これは収穫
後2か月以内の蕎麦粒に粘りがある期間のみに可能であ
り、製造可能な地域及び期間が極めて限定され、つなぎ
材料が20パーセント以下の高品質の粉を用いる場合は
手で打つしかなく、麺押し機で機械生産することは不可
能である。
【0005】さらに、蕎麦粉は蕎麦粒のどの部分から採
れたかによって品質が異なり、蕎麦粒の中心部から外側
に向かって順次御膳粉、更科粉(一番粉)、二番粉、三
番粉と呼ばれ、その種類及び産地によって微妙に水加減
が異なり、打ち水の分量を1パーセント間違えると風味
が悪く、蕎麦を打つには高度な技術を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、100パーセントの蕎麦粉又は80パーセント以上
の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料とを混合し
た粉からなる高品質の粉を用いて、栄養価の高い風味の
良い蕎麦麺を機械で簡単に製造できる蕎麦麺の製造方法
を提供することにあり、第2の目的は、格別な技術を必
要とせずに正確な水加減を行って風味の良い蕎麦麺を作
ることができる前記製造方法に使用する蕎麦材料を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の蕎麦の製造方法
は、上記第1の目的を達成するために、100パーセン
トの蕎麦粉又は80パーセント以上の蕎麦粉と20パー
セント以下のつなぎ材料とを混合した粉に水を加えて練
った蕎麦生地を麺押し機に投入し、その後、前記麺押し
機の複数の押し出し口から湯面までの高さが30cm以下
の湯の中に蕎麦生地を7秒以内の時間で押し出し、蕎麦
麺を茹で上げる。
【0008】また、本発明の蕎麦材料は、第2の目的を
達成するために、100パーセントの蕎麦粉又は80パ
ーセント以上の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材
料とを混合した粉に水を加えて練った蕎麦生地を密封チ
ューブに封入し、これを冷凍するか、または、第1の密
封容器に封入された水と、前記水で練るのに最適な分量
だけ第2の密封容器に封入された100パーセントの蕎
麦粉又は80パーセント以上の蕎麦粉と20パーセント
以下のつなぎ材料とを混合した粉とを組み合わせて容器
に収納し、前記蕎麦麺の製造方法に使用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の蕎麦麺の製造方法に用いる
麺押し機1を示し、上下端面が開放された内径30〜3
5mm、長さ200mm程度の円筒状のシリンダー2の中間
部外周に円環状の取り付け鍔部3が一体に形成され、取
り付け鍔部3には下向き外方に張り出す3本の支持脚4
が等間隔で設けられ、この支持脚4を基台5の上面に載
置することによってシリンダー2が基台5の上方に基台
5から間隔をあけて垂直方向に支持されている。
【0010】また、シリンダー2の下端部外周面には螺
子溝6が形成され、シリンダー閉塞面9の上面外縁に側
壁7が立設されると共に側壁7の内面に螺子溝6に螺合
される螺子溝6´が形成されたキャップ8がシリンダー
2の下端部に取り付けられている。
【0011】さらに、キャップ8のシリンダー閉塞面9
には、図2に示すように、多数の押し出し口10が穿設
され、上端面からシリンダー2内に挿入されて上下方向
に摺動するピストン11の上端には、図3に示すよう
に、シリンダー2の中心軸に交差するレバー13の中間
部が取付けられ、レバー13の一端は基台5の上面にシ
リンダー2に隣接して立設される支柱14の上端に枢着
されている。
【0012】この麺押し機1を用いて蕎麦麺を製造する
には、100パーセントの蕎麦粉又は80パーセント以
上の蕎麦粉に20パーセント以下の小麦粉等のつなぎ材
料を混合した粉に40〜70パーセント程度の打ち水を
加えて練って蕎麦生地を作り、これを麺押し機1のシリ
ンダー2の内部に投入する。次に、レバー13を上げた
状態でピストン11をシリンダー2の内部に差し込み、
シリンダー2を基台5の上方に配置すると共に、シリン
ダー2の下方に容器にいれた湯15をその湯面からシリ
ンダー2の押し出し口10までの高さhが30cm以下と
なるように設置する。
【0013】次いで、レバー13を押し下げるとピスト
ン11が蕎麦生地を下方に押圧し、シリンダー2の下端
の押し出し口10から湯15の中に蕎麦生地を7秒以内
の時間で突き出し、該蕎麦生地を湯15の入った容器を
加熱して10〜15秒茹でる。また、専門店で動力を用
いてピストン11を押し下げる時はシリンダー2の内径
を上記実施例のものより大きくすることも可能である
が、家庭で人力によってレバー13を押し下げる場合
は、シリンダー2の内径は30〜35mm程度が限界であ
り、家庭用のガス器具では熱量の不足から一度に一人前
の蕎麦麺しか茹でることができないので、この点からも
家庭用の麺押し機の場合はシリンダー2の内径を30mm
程度とするのが最適である。
【0014】図4乃至図6は、他の麺押し機1aを示
し、立方形の本体6にはこれを上下に貫通する2本の平
行なシリンダー2a,2bが隣接して形成され、シリン
ダー2a,2bの内部に上下方向に摺動自在に嵌合され
たピストン11a,11bの上端にはそれぞれ水平方向
に延びる手押しハンドル12a,12bが取り付けら
れ、機体16の下端四隅にはそれぞれ下向き外方に張り
出す支持脚4aが取付けられている。麺押し機1aの他
の部分の構成は前記した麺押し機1とほぼ同様なので、
同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0015】この麺押し機1aを用いて蕎麦麺を製造す
ると、シリンダー2a,2bに交互に蕎麦生地を投入し
てピストン11a,11bを押し下げれば、連続的に蕎
麦生地を突き出すことができ、作業能率が向上する。
【0016】ところで、蕎麦粉は蕎麦粒のどの部分から
採れたかによって品質が異なり、蕎麦粒の中心部から外
側に向かって順次御膳粉、更科粉、二番粉、三番粉と呼
ばれ、その種類よって最適な打ち水の量が微妙に相違す
る。例えば、一般的には、御膳粉の場合は打ち水量が7
3パーセント、更科粉の場合は64パーセント、二番粉
・三番粉では52パ−セントであり、この水加減は蕎麦
の産地及び外気の湿度によっても異なり、水加減を1パ
ーセント誤ると蕎麦の風味が悪くなるため、蕎麦を打つ
には非常に高度な技術を必要とし、素人が打ち水の量を
調整するのは非常に困難である。
【0017】そこで、100パーセントの蕎麦粉又は8
0パーセント以上の蕎麦粉に20パーセント以下のつな
ぎ材料を混合した粉に適量の水を加えて練った蕎麦生地
26を、図7に示すように、透明合成樹脂製のチューブ
等の密封容器17に封入し、これを冷凍した蕎麦材料2
5を商品として用意すれば、蕎麦麺を製造する時に蕎麦
材料25を解凍し、密封容器17を開けて中の蕎麦生地
26を麺押し機1,1aのシリンダー2,2a,2bに
投入し、前記の方法で蕎麦麺を製造すれば良く、家庭で
蕎麦生地を練る必要が無い。
【0018】なお、蕎麦生地26の中に梅、わかめ、フ
ルーツ、卵等を混ぜると彩りが美しく、独特の風味を有
し、トマトを混入して製造後にトマトソースをかけれ
ば、スパゲッティ風の味覚を楽しむことができる。ま
た、蕎麦生地26の中に大麦粉を混入すれば、アトピー
性皮膚炎、便秘等に薬効がありながら、蛋白質の性質が
異なるため従来麺として用いることができなかった大麦
を利用することができる。
【0019】さらに、図8に示すように、缶,瓶等の第
1の密封容器20に封入された水21と、水21によっ
て練るのに最適な分量が袋等の第2の密封容器18に封
入された100パーセントの蕎麦粉又は80パーセント
以上の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料とを混
合した粉19と、同じく袋,瓶等の第3の密封容器22
に封入された蕎麦汁23とを組み合わせ、袋,箱等の容
器24に一緒に収納した蕎麦材料25aを商品として用
意すれば、粉19は外気の湿度の影響を受けず、粉19
と水21とを混ぜて練るだけで蕎麦生地を作ることがで
き、難しい打ち水の加減をする必要がない。
【0020】
【発明の効果】本発明の蕎麦の製造方法によれば、麺押
し機の複数の押し出し口から湯面までの距離が30cm以
下の湯の中に押し出し口から湯面に到達する時間を7秒
以下として蕎麦生地を押し出して茹で上げるので、非常
にちぎれやすい100パーセントの蕎麦粉又は80パー
セント以上の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料
とを混合した粉を用いた蕎麦麺であっても、ちぎれる前
に湯の中に落下して茹でられ、このため、従来は限られ
た地域及び期間で手打ちによってのみ製造可能であった
100パーセント蕎麦粉又は80パーセント以上の蕎麦
粉と20パーセント以下のつなぎ材料とを混合した粉を
用いた高品質の蕎麦を常時機械で簡単に製造することが
できる。
【0021】また、本発明の蕎麦材料は、100パーセ
ントの蕎麦粉又は80パーセント以上の蕎麦粉と20パ
ーセント以下のつなぎ材料とを混合した粉に水を加えて
練った蕎麦生地を密封チューブに封入し、これを冷凍し
たので、蕎麦粉の種類及び産地ならびに外気の湿度によ
って微妙に水加減の異なる蕎麦生地を作る必要が無く、
蕎麦材料を解凍し、密封容器をあけて麺打ち機に投入す
るだけで前記製造方法により素人にも簡単に蕎麦麺を製
造できる。
【0022】さらに、第1の密封容器に封入された水
と、前記水で練るのに最適な分量だけ第2の密封容器に
封入された100パーセントの蕎麦粉又は80パーセン
ト以上の蕎麦粉に20パーセント以下のつなぎ材料を混
合した粉とを組み合わせて容器に収納すれば、蕎麦粉と
水とを密封容器から取り出して混ぜ、これを練るだけで
容易に蕎麦生地を得ることが可能で、非常に難しい打ち
水の水加減を行う必要がなく、前記製造方法により常に
一定の品質の蕎麦麺を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蕎麦麺の製造方法に係る麺打ち機の要
部破断正面図
【図2】本発明の蕎麦麺の製造方法に係る麺打ち機の平
面図
【図3】本発明の蕎麦麺の製造方法に係る麺打ち機のシ
リンダーの断面図
【図4】本発明の蕎麦麺の製造方法に係る他の麺打ち機
の縦断面図
【図5】本発明の蕎麦麺の製造方法に係る他の麺打ち機
の平面図
【図6】本発明の蕎麦麺の製造方法に係る他の麺打ち機
の本体の断面図
【図7】本発明の実施例を示す蕎麦材料の斜視図
【図8】他の蕎麦材料の斜視図
【符号の説明】
1,1a 麺打ち機 2,2a,2b シリンダー 3 取付鍔部 4,4a 支持脚 5 基台 6,6´ 螺子溝 7 側壁 8 キャップ 9 シリンダー閉塞面 10 押し出し口 11,11a,11b ピストン 12a,12b 手押しハンドル 13 レバー 14 支柱 15 湯 16 本体 17 密封容器 18 第2の密封容器 19 粉 20 第1の密封容器 21 水 22 第3の密封容器 23 蕎麦汁 24 容器 25,25a 蕎麦材料 26 蕎麦生地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100パーセントの蕎麦粉又は80パー
    セント以上の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料
    とを混合した粉に水を加えて練った蕎麦生地を麺押し機
    に投入し、その後、前記麺押し機の複数の押し出し口か
    ら湯面までの高さが30cm以下の湯の中に前記蕎麦生地
    を7秒以内の時間で押し出し、蕎麦麺を茹で上げること
    を特徴とする蕎麦麺の製造方法。
  2. 【請求項2】 100パーセントの蕎麦粉又は80パー
    セント以上の蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料
    とを混合した粉に水を加えて練った蕎麦生地を密封チュ
    ーブに封入し、これを冷凍したことを特徴とする請求項
    1記載の蕎麦麺の製造方法に使用する蕎麦材料。
  3. 【請求項3】 第1の密封容器に封入された水と、前記
    水で練るのに最適な分量だけ第2の密封容器に封入され
    た100パーセントの蕎麦粉又は80パーセント以上の
    蕎麦粉と20パーセント以下のつなぎ材料とを混合した
    粉とを組み合わせて容器に収納したことを特徴とする請
    求項1記載の蕎麦麺の製造方法に使用する蕎麦材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160031344A (ko) * 2014-09-12 2016-03-22 신동옥 국수 제조장치

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JPH03219847A (ja) * 1990-01-25 1991-09-27 Tokutoku:Kk 塊状及び麺線状の冷凍麺生地の製造方法
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