JPH0723731B2 - 自転車用ブレーキシュー - Google Patents
自転車用ブレーキシューInfo
- Publication number
- JPH0723731B2 JPH0723731B2 JP33557688A JP33557688A JPH0723731B2 JP H0723731 B2 JPH0723731 B2 JP H0723731B2 JP 33557688 A JP33557688 A JP 33557688A JP 33557688 A JP33557688 A JP 33557688A JP H0723731 B2 JPH0723731 B2 JP H0723731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake shoe
- rubber material
- molding
- bicycle brake
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形性の良好な自転車用ブレーキシューに関す
る。
る。
(従来の技術および課題) 例えば、自転車用キャリパーブレーキは、第2図に示す
ように、一対のブレーキアーム5,5を具備し、かつ両ア
ームの各先端取付部にブレーキシュー1をその制動面が
タイヤ取付用リム6と平行になるようにホルダー7を介
して取り付けてある。
ように、一対のブレーキアーム5,5を具備し、かつ両ア
ームの各先端取付部にブレーキシュー1をその制動面が
タイヤ取付用リム6と平行になるようにホルダー7を介
して取り付けてある。
ブレーキシュー1は、通常、第3図に示すように、大略
台形状であり、ホルダー取付側の下部2の両側面が、リ
ム側の上部3両側面下端より幅狭とされ、下方に幅広と
されたホルダー取付用テーパ面4で形成されている。
台形状であり、ホルダー取付側の下部2の両側面が、リ
ム側の上部3両側面下端より幅狭とされ、下方に幅広と
されたホルダー取付用テーパ面4で形成されている。
このような形状のブレーキシュー1は、第4図に示すよ
うに、上下開閉自在とされた成形用金型11に未加硫ゴム
材を充填し、加熱状態で加圧して一体成形される。尚、
上型12および下型13の分割面14には多数の上部および下
部成形用キャビティ15,16が凹設されるのが通例であ
る。
うに、上下開閉自在とされた成形用金型11に未加硫ゴム
材を充填し、加熱状態で加圧して一体成形される。尚、
上型12および下型13の分割面14には多数の上部および下
部成形用キャビティ15,16が凹設されるのが通例であ
る。
ブレーキシュー1は、通常、硬い材質ほど制動力の伝達
性、音鳴り防止効果およびホルダーへの保持性が良好で
あるが、成形性の見地からHsA90±2程度に止められて
いる。すなわち、下部成形用キャビティ16は、逆テーパ
形状とされており、硬い材質のものでは、成形後、前記
キャビティ16より取り出し難く、無理に取り出すとホル
ダー取付用テーパ面4に欠損が生じるからである。ま
た、たとえ欠損が生じないとしても、取り出しに時間が
かかり、下型13より最初に取り出したものと最後のもの
とでは相当な時間差があるため加硫条件が変化し、製品
品質が一定しないという問題があるからである。
性、音鳴り防止効果およびホルダーへの保持性が良好で
あるが、成形性の見地からHsA90±2程度に止められて
いる。すなわち、下部成形用キャビティ16は、逆テーパ
形状とされており、硬い材質のものでは、成形後、前記
キャビティ16より取り出し難く、無理に取り出すとホル
ダー取付用テーパ面4に欠損が生じるからである。ま
た、たとえ欠損が生じないとしても、取り出しに時間が
かかり、下型13より最初に取り出したものと最後のもの
とでは相当な時間差があるため加硫条件が変化し、製品
品質が一定しないという問題があるからである。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、成形性を
損うことなく、制動力の伝達性やホルダーへの保持性等
の優れた自転車用ブレーキシューを提供することを目的
とする。
損うことなく、制動力の伝達性やホルダーへの保持性等
の優れた自転車用ブレーキシューを提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためになされた本発明の自転車用ブ
レーキシューは、下部2両側面が上部3両側面下端より
幅狭とされ下方に幅広のホルダー取付用テーパ面4で形
成され、上部3および下部2がゴム材で一体成形された
自転車用ブレーキシューにおいて、下部が熱可塑性樹脂
系ポリマーを配合したゴム材で形成されていることを発
明の構成とするものであり、熱可塑性樹脂系ポリマーと
してスチレンや塩化ビニルを利用することができる。
レーキシューは、下部2両側面が上部3両側面下端より
幅狭とされ下方に幅広のホルダー取付用テーパ面4で形
成され、上部3および下部2がゴム材で一体成形された
自転車用ブレーキシューにおいて、下部が熱可塑性樹脂
系ポリマーを配合したゴム材で形成されていることを発
明の構成とするものであり、熱可塑性樹脂系ポリマーと
してスチレンや塩化ビニルを利用することができる。
(作用) ブレーキシューの下部2は、熱可塑性合成樹脂系ポリマ
ーを配合したゴム材により形成されているので、成形時
には、加熱状態で成形されるため軟質となっており、変
形容易であり、成形後、逆テーパ形状の下部成形用キャ
ビティ16より容易に取り出すことができる。しかも、常
温時には高い硬度を発現し、硬度向上のために充填材を
多量に含有させなくても硬度を向上させることができる
ので、ゴム素材のロール練り作業も極めて容易である。
ーを配合したゴム材により形成されているので、成形時
には、加熱状態で成形されるため軟質となっており、変
形容易であり、成形後、逆テーパ形状の下部成形用キャ
ビティ16より容易に取り出すことができる。しかも、常
温時には高い硬度を発現し、硬度向上のために充填材を
多量に含有させなくても硬度を向上させることができる
ので、ゴム素材のロール練り作業も極めて容易である。
また、下部2を脱型容易としたことから、上部3には任
意のゴム配合を選択することができるようになり、従来
よりも材質の高硬度化を容易に図ることができる。
意のゴム配合を選択することができるようになり、従来
よりも材質の高硬度化を容易に図ることができる。
尚、上部3および下部2とも熱可塑性合成樹脂系ポリマ
ーを配合したゴム材で一体成形することはできない。上
部3は、制動時、リムと接触して摩擦熱を発生するの
で、熱可塑性合成樹脂系ポリマーを配合したものでは、
シュー表面が軟化したり溶融したりし、リムに焼付いて
ロック現象を起こすからである。
ーを配合したゴム材で一体成形することはできない。上
部3は、制動時、リムと接触して摩擦熱を発生するの
で、熱可塑性合成樹脂系ポリマーを配合したものでは、
シュー表面が軟化したり溶融したりし、リムに焼付いて
ロック現象を起こすからである。
(実施例) 第1図は本発明のブレーキシュー1の横断面を示してお
り、基本形態は従来と同様であり、同じ部分には同じ番
号を付した。本発明では、下部2のゴム材質が従来と異
なり、熱可塑性合成樹脂系ポリマーを配合したゴム材で
形成されている。
り、基本形態は従来と同様であり、同じ部分には同じ番
号を付した。本発明では、下部2のゴム材質が従来と異
なり、熱可塑性合成樹脂系ポリマーを配合したゴム材で
形成されている。
かかる熱可塑性合成樹脂系ポリマーとしては、ベースの
ゴムと相溶性のあるものでなければならず、例えばベー
スゴムとしてSBRを用いる場合にはスチレンを使用する
ことができ、またNBRを用いる場合には塩化ビニルを使
用することができる。ポリエチレンやポリプロピレン
は、汎用ゴムとの相溶性がなく使用することができな
い。尚、スチレンを使用する場合、スチレンをベースゴ
ムにブレンドし、スチレン量55〜85重量%としたもの
(以下、HSDという。)が市場に供給されており、これ
を利用することができる。
ゴムと相溶性のあるものでなければならず、例えばベー
スゴムとしてSBRを用いる場合にはスチレンを使用する
ことができ、またNBRを用いる場合には塩化ビニルを使
用することができる。ポリエチレンやポリプロピレン
は、汎用ゴムとの相溶性がなく使用することができな
い。尚、スチレンを使用する場合、スチレンをベースゴ
ムにブレンドし、スチレン量55〜85重量%としたもの
(以下、HSDという。)が市場に供給されており、これ
を利用することができる。
熱可塑性樹脂系ポリマーの使用量としては、ベースゴム
と該ポリマーの総量に対して15〜50重量%程度とするの
がよい。15%未満では成形後の変形容易性に乏しく、一
方50%を越えると抜型後の形状保持が困難となるからで
ある。
と該ポリマーの総量に対して15〜50重量%程度とするの
がよい。15%未満では成形後の変形容易性に乏しく、一
方50%を越えると抜型後の形状保持が困難となるからで
ある。
熱可塑性樹脂系ポリマーは、成形後の抜型を容易にする
ものであるが、常温に冷却後は成形体の硬度をも向上さ
せることができる。因みに、ベースゴム10重量部を前記
HSD10重量部と置換することにより、硬化用充填材であ
るカーボンブラックでは20重量部、シリカでは20重量
部、軽炭では100重量部を添加したのと同様の硬度向上
効果が得られる。
ものであるが、常温に冷却後は成形体の硬度をも向上さ
せることができる。因みに、ベースゴム10重量部を前記
HSD10重量部と置換することにより、硬化用充填材であ
るカーボンブラックでは20重量部、シリカでは20重量
部、軽炭では100重量部を添加したのと同様の硬度向上
効果が得られる。
尚、下部ゴム材中に粘着付与材であるクマロン樹脂を配
合(ベースゴム等のポリマー分100重量部に対して5〜1
5重量部程度)し、充填材を増量することによって、熱
可塑性樹脂系ポリマーの使用量を減少させることがで
き、コスト軽減を図ることができる。
合(ベースゴム等のポリマー分100重量部に対して5〜1
5重量部程度)し、充填材を増量することによって、熱
可塑性樹脂系ポリマーの使用量を減少させることがで
き、コスト軽減を図ることができる。
上部3のゴム材としては、従来と同様なものに限らず、
任意のものを使用することができる。例えば、充填材を
増量して高硬度のゴム材を使用することもできる。
任意のものを使用することができる。例えば、充填材を
増量して高硬度のゴム材を使用することもできる。
ブレーキシュー1の成形は、既述の成形用金型11を用い
て行われ、上型12および下型13のキャビティ15,16に所
定の未加硫ゴム素材を多い目に充填して型合せし、所定
時間加硫温度で保持すればよい。また、同金型11を用い
て、射出成形等により成形してもよい。
て行われ、上型12および下型13のキャビティ15,16に所
定の未加硫ゴム素材を多い目に充填して型合せし、所定
時間加硫温度で保持すればよい。また、同金型11を用い
て、射出成形等により成形してもよい。
尚、上部表面(制動面)に水切り用溝等を設けることは
自由である。
自由である。
次に具体的実施例を示す。
(1)下記第1表の通り、上部および下部形成用ゴム素
材を配合した。単位は重量部である。
材を配合した。単位は重量部である。
(2)第1表のゴム素材を成形金型に加圧充填し、170
℃×6分の加硫条件で成形した。
℃×6分の加硫条件で成形した。
(3)成形後、成形品は下部成形用キャビティから極め
て容易に取り出すことができた。常温冷却後の成形品の
硬度を測定したところ、上部はHsA92±2、下部は95±
2であった。下部配合としてHSDを使用することによ
り、充填材使用量を上部配合の1/2にしたにも拘らず、
上部より高硬度化を図ることができ、ブレーキシューの
剛性の向上により、制動力の伝達性や音鳴り防止効果お
よびホルダー取付性の向上が図られた。
て容易に取り出すことができた。常温冷却後の成形品の
硬度を測定したところ、上部はHsA92±2、下部は95±
2であった。下部配合としてHSDを使用することによ
り、充填材使用量を上部配合の1/2にしたにも拘らず、
上部より高硬度化を図ることができ、ブレーキシューの
剛性の向上により、制動力の伝達性や音鳴り防止効果お
よびホルダー取付性の向上が図られた。
(効果) 以上説明した通り、本発明の自転車用ブレーキシュー
は、逆テーパ形状の成形用キャビティによって成形され
るブレーキシュー下部が、熱可塑性樹脂系ポリマーを配
合したゴム材で形成されているので、常温時の硬度を向
上させることができ、これによってホルダー取付性が向
上するにも拘らず、成形時の温度状態では変形容易なた
め、成形後の抜型が容易となる。更に、上部のゴム材は
抜型性とは無関係になるため、任意配合のゴム材の使用
が可能となり、適宜の配合により高硬度化することがで
き、下部の高硬度化と相まって、制動力の伝達性および
音鳴り防止効果の向上を図ることができる。
は、逆テーパ形状の成形用キャビティによって成形され
るブレーキシュー下部が、熱可塑性樹脂系ポリマーを配
合したゴム材で形成されているので、常温時の硬度を向
上させることができ、これによってホルダー取付性が向
上するにも拘らず、成形時の温度状態では変形容易なた
め、成形後の抜型が容易となる。更に、上部のゴム材は
抜型性とは無関係になるため、任意配合のゴム材の使用
が可能となり、適宜の配合により高硬度化することがで
き、下部の高硬度化と相まって、制動力の伝達性および
音鳴り防止効果の向上を図ることができる。
第1図は本発明の自転車用ブレーキシューの横断面図、
第2図はキャリパーブレーキの正面図、第3図は従来の
ブレーキシューの横断面図、第4図はブレーキシュー成
形用金型の要部断面図である。 1……ブレーキシュー、2……下部、3……上部、4…
…ホルダー取付用テーパ面。
第2図はキャリパーブレーキの正面図、第3図は従来の
ブレーキシューの横断面図、第4図はブレーキシュー成
形用金型の要部断面図である。 1……ブレーキシュー、2……下部、3……上部、4…
…ホルダー取付用テーパ面。
Claims (2)
- 【請求項1】下部(2)両側面が上部(3)両側面下端
より幅狭とされ下方に幅広のホルダー取付用テーパ面
(4)で形成され、上部(3)および下部(2)がゴム
材で一体成形された自転車用ブレーキシューにおいて、 下部が熱可塑性樹脂系ポリマーを配合したゴム材で形成
されていることを特徴とする自転車用ブレーキシュー。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂系ポリマーとしてスチレン又
は塩化ビニルを用いる請求項(1)に記載の自転車用ブ
レーキシュー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33557688A JPH0723731B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 自転車用ブレーキシュー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33557688A JPH0723731B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 自転車用ブレーキシュー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02180320A JPH02180320A (ja) | 1990-07-13 |
| JPH0723731B2 true JPH0723731B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=18290127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33557688A Expired - Lifetime JPH0723731B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 自転車用ブレーキシュー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723731B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW348692U (en) * | 1992-05-11 | 1998-12-21 | Richard C Everett | Partitioned bicycle brake shoe pad |
| US6244396B1 (en) | 1999-07-28 | 2001-06-12 | Avid, Llc | Brake block for a bicycle having replaceable brake pad segments |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP33557688A patent/JPH0723731B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02180320A (ja) | 1990-07-13 |
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