JPH07239011A - 4輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents

4輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造

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JPH07239011A
JPH07239011A JP2645194A JP2645194A JPH07239011A JP H07239011 A JPH07239011 A JP H07239011A JP 2645194 A JP2645194 A JP 2645194A JP 2645194 A JP2645194 A JP 2645194A JP H07239011 A JPH07239011 A JP H07239011A
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JP
Japan
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power transmission
output shaft
lubricating oil
driving force
transmission device
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JP2645194A
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Masami Masuno
正己 桝野
Yoshitaka Nomoto
義隆 野元
Yoichi Hiraoka
洋一 平岡
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 4輪駆動車用動力伝達装置の第2出力軸に設
けられた動力伝達部材をスムーズに回転させることがで
きるようにする。 【構成】 前後輪の一方にエンジンの駆動力を出力する
第1出力軸1と、前後輪の他方にエンジンの駆動力を出
力する第2出力軸3と、この第2出力軸に駆動力を分配
するビスカスカップリング等からなる動力分配手段19
とを備えた4輪駆動車用動力伝達装置において、上記動
力分配手段19に駆動力を伝達する従動側スプロケット
17等の動力伝達部材を、第2出力3軸上に回転自在に
支持させるとともに、上記動力伝達部材の回転摺動部に
潤滑油を供給する潤滑油供給手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後輪の一方にエンジ
ンの駆動力を出力する第1出力軸と、前後輪の他方にエ
ンジンの駆動力を出力する第2出力軸とを備えた4輪駆
動車用動力伝達装置の潤滑構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平2−60837号公
報に示されるように、前後輪に駆動力を分配する2個の
トランスファースプロケットを有する4輪駆動車におい
て、前後輪のいずれか一方に直接駆動力を伝達する出力
軸と、前後輪の他方に駆動力を伝達する回転軸とを設
け、上記出力軸に両トランスファースプロケットのうち
の一方を装着し、他方のトランスファースプロケットを
上記回転軸の一端側に設け、この回転軸の他端に前輪駆
動用推力軸を接続するとともに、上記他方のトランスフ
ァースプロケットよりも外側の一端部にビスカスカップ
リングからなる差動制限装置(動力分配手段)を配設し
てなる4輪駆動用変速機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の4輪駆動用
変速機からなる動力伝達装置では、簡単な構成で車両の
走行状態に応じた駆動力を前後輪に分配して伝達できる
という利点を有する反面、エンジンから出力軸に伝達さ
れた駆動力を回転軸に伝達する動力伝達部材となるスプ
ロケットと、回転軸との間の潤滑が問題となる。すなわ
ち、上記スプロケットに伝達された駆動力をビスカスカ
ップリングによって回転軸に伝達するように構成した場
合には、この回転軸とスプロケットとの間に回転差が生
じるため、スプロケットを回転軸に回転自在に支持させ
る必要があり、この回転摺動部に対して常に潤滑油を供
給しなければ、焼き付きを生じる等の問題がある。
【0004】通常は、動力伝達装置のケーシング内に収
容された潤滑油によって上記スプロケットの回転摺動部
を潤滑するように構成されているが、上記潤滑油はチェ
ーン機構等からなるなる動力伝達部材によって常時、掻
き上げられてケーシングの周囲に滞留しているため、上
記回転摺動部に供給される潤滑油が不足して動力伝達部
材をスムーズに回転させることができないという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、4輪駆動車用動力伝達装置の第2出
力軸に設けられた動力伝達部材をスムーズに回転させる
ことができるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
前後輪の一方にエンジンの駆動力を出力する第1出力軸
と、前後輪の他方にエンジンの駆動力を出力する第2出
力軸と、この第2出力軸に駆動力を分配する動力分配手
段とを備えた4輪駆動車用動力伝達装置において、上記
動力分配手段に駆動力を伝達する動力伝達部材を第2出
力軸上に回転自在に支持させるとともに、上記動力伝達
部材の回転摺動部に潤滑油を供給する潤滑油供給手段を
設けたものである。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の4
輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造において、第2出力
軸に形成された潤滑油の通路を介して動力伝達部材の回
転摺動部に潤滑油を供給するように構成したものであ
る。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の4輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造において、
動力伝達部材の回転摺動部に供給される潤滑油の案内溝
をケーシングの内壁面に形成したものである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項3記載の4
輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造において、ケーシン
グの内壁面に形成された潤滑油の案内溝の間隔を先窄ま
りに形成したものである。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、4輪駆動車
用動力伝達装置の作動時に、潤滑油供給手段から動力伝
達部材の回転摺動部に潤滑油が供給され、この動力伝達
部材が第2出力軸上をスムーズに回転することになる。
【0011】上記請求項2記載の発明によれば、4輪駆
動車用動力伝達装置の作動時に、第2出力軸の内方部か
ら上記動力伝達部材の回転摺動部に潤滑油が供給され、
この動力伝達部材が第2出力軸上をスムーズに回転する
ことになる。
【0012】上記請求項3記載の発明によれば、スプロ
ケットおよびチェーン等からなる動力伝達部材によって
掻き上げられたケーシング内の潤滑油が、ケーシングの
内壁面に形成された案内溝を通って自動的に上記供給動
力伝達部材の回転摺動部に供給されることになる。
【0013】上記請求項4記載の発明によれば、幅の広
い案内溝の一端開口部から積極的に潤滑油が流入すると
ともに、この潤滑油が先端部側に供給されるのに伴って
その流速が増大し、上記動力伝達部材の回転摺動部に潤
滑油が効率よく供給されることになる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係る潤滑構造が適用される
4輪駆動車用動力伝達装置の一例を示している。この動
力伝達装置は、図示を省略したエンジンの駆動力を後輪
側に出力する第1出力軸1を備えた変速機2と、この変
速機2に入力された駆動力の一部を前輪側に出力する第
2出力軸3を備えたトランスファー4と、変速機ケーシ
ング5とを有し、上記第1出力軸1の先端部に後輪駆動
用のプロペラシャフト6が接続されるとともに、第2出
力軸3の先端部に前輪駆動用のプロペラシャフト7が接
続されている。
【0015】上記変速機ケーシング5は、クラッチが配
設されたクラッチハウジング8と、メインシャフト、カ
ウンタシャフトおよび各種ギヤが支持されたミッション
ハウジング9と、上記トランスファー4が設置されたト
ランスファーハウジング10と、その後端部を覆うリヤ
カバー11とからなっている。そして、上記ミッション
ハウジング8およびリヤカバー11の上部に変速機2の
第1出力軸1がベアリング12,13を介して回転自在
に支持されている。
【0016】上記トランスファー4は、トランスファー
ハウジング10に設けられたベアリング14,15によ
って前後両端部が回転自在に支持された第2出力軸3
と、上記変速機2の第1出力軸1にスプライン結合され
た駆動側スプロケット16と、上記第2出力軸3に回転
自在に支持された従動側スプロケット17と、両スプロ
ケット16,17を連結するチェーン18と、上記従動
側スプロケット17の駆動力を第2出力軸3に伝達する
動力分配手段19とを有している。
【0017】この動力分配手段19は、上記従動側スプ
ロケット17のボス部17aにスプライン結合された外
筒20と、上記第2出力軸3の外周部にスプライン結合
された内筒21と、上記外筒20および内筒21の周面
に相対向して突設された複数のアウタプレートおよびイ
ンナプレートとを有するビスカスカップリングからな
り、上記従動側スプロケット17および外筒20と、内
筒21および第2出力軸3との間に生じる回転差に応じ
た駆動力を第2出力軸3に伝達するように構成されてい
る。
【0018】すなわち、上記第1出力軸1の駆動力がチ
ェーン18を介して従動側スプロケット17に伝達され
ることによって上記外筒20が回転駆動されると、外筒
20と内筒21との間に封入されたシリコンオイル等の
粘性により、外筒20に突設されたアウタプレートの回
転力が内筒21に突設されたインナプレートに伝達さ
れ、上記内筒21および第2出力軸3が回転駆動され
る。そして、上記従動側スプロケット17からなる入力
側と、第2出力軸3からなる出力側との回転差が大きい
ほど大きな駆動力が伝達されるようになっている。
【0019】上記第2出力軸3は中空軸からなり、図2
に示すように、後述する潤滑油の通路となる開口部24
が後端部に形成されるとともに、この開口部24と、上
記従動側スプロケット17の支持部とを連通させる径方
向の連通孔25が形成されている。また、上記開口部2
4の前方部には、上記前輪駆動用のプロペラシャフト7
の設置部に潤滑油が流失するのを阻止するキャップ26
が設置されている。
【0020】また、上記リヤカバー11の内壁面には、
図3ないし図6に示すように、第1出力軸1の後端部を
支持するベアリング13の保持部27と、第2出力軸3
の後端部を支持するベアリング15の保持部28とが上
下に形成されるとともに、その側方に上記チェーン18
によって掻き上げられた潤滑油の第1,第2案内溝2
9,30が形成されている。
【0021】すなわち、上方のベアリング保持部27の
側面部から下方のベアリング保持部28の上面部に向け
て伸びる所定高さの第1リブ31と、上記リヤカバー1
1の側面部から上記第1リブ31と所定間隔をおいて斜
め下方に伸びる第2リブ32とによって潤滑油の第1案
内溝29が形成されるとともに、上記第2リブ32と、
その斜め下方に設置された第3リブ33とによって潤滑
油の第2案内溝30が形成されている。そして、動力伝
達部材となるスプロケット16,17の回転方向が、図
2の時計方向に設定されている場合には、上記両案内溝
29,30がベアリング保持部27の右側方に配設され
ている。
【0022】また、上記第1リブ31および第2リブ3
2の設置間隔は下端部に至る程小さくなるように設定さ
れ、これによって上記第1案内溝29の溝幅が先窄まり
に形成されている。また、上記第1案内溝29の下端部
には、下方のベアリング保持部28の中心部に向けて伸
びる凹溝34が形成されるとともに、この凹溝34の下
端部を覆う半円弧状の突片35が上記第2出力軸3に形
成された開口部24に向けて突設されている。
【0023】上記第2リブ32の下端部には、第1案内
溝29と第2案内溝30との連通路36となる切欠きが
形成され、第2案内溝30内に流入した潤滑油が上記連
通路36を介して上記凹溝34内に導入されるようにな
っている。上記変速機ケーシング5のリヤカバー11の
内壁面に形成された第1案内溝29および第2案内溝3
0と、第2出力軸3に形成された開口部24および連通
孔25からなる潤滑油の通路とによって変速機ケーシン
グ5内の潤滑油を上記従動側スプロケット17の回転摺
動部に強制的に供給する潤滑油供給手段が構成されてい
る。
【0024】上記構成において、車両の走行時にエンジ
ンによって変速機2の第1出力軸1が回転駆動される
と、その駆動力が後輪駆動用のプロペラシャフト6を介
して図外の後輪に伝達される。上記第1出力軸1に入力
された駆動力の一部が駆動側スプロケット16、チェー
ン18および従動側スプロケット17を介して上記ビス
カスカップリングからなる動力分配手段19に伝達さ
れ、その動力分配作用によって前輪に作用する負荷に応
じた駆動力が第2出力軸3に伝達され、この第2出力軸
3から上記前輪駆動用のプロペラシャフト7を介して図
外の前輪に伝達されることになる。
【0025】また、上記動力伝達装置の作動時に、チェ
ーン18が駆動されることによって掻き上げられた変速
機ケーシング5内の潤滑油は、第1,第2案内溝29,
30の上端開口部に流入し、この案内溝29,30およ
び上記凹溝34を通って下方のベアリング保持部28の
中心部に案内される。そして、上記潤滑油の流れが突片
35によって第2出力軸3の軸方向に変換されて第2出
力軸3の開口部24内に供給される。この開口部24内
に供給された潤滑油は、上記連通孔25を介して従動側
スプロケット17の回転摺動部に導出されることによ
り、この回転摺動部が強制的に潤滑されることになる。
【0026】このように第1出力軸1によって駆動され
る従動側スプロケット17を第2出力軸3に回転自在に
支持させてなる4輪駆動車用動力伝達装置において、変
速機ケーシング5内に収容された潤滑油を上記従動側ス
プロケット17の回転摺動部に強制的に供給する潤滑油
供給手段を設けたため、この従動側スプロケット17か
らなる動力伝達部材をスムーズに回転させて駆動力を後
輪側に効率よく伝達することができる。したがって、上
記従動側スプロケット17と第2出力軸3との間に大き
な回転差が生じた場合においても、従動側スプロケット
17に焼き付き等を生じることがなく、この従動側スプ
ロケット17をスムーズに回転させることができる。
【0027】なお、上記従動側スプロケット17の回転
摺動部全体に潤滑油を効果的に供給するためには、図2
に示すように、第2出力軸3の外周部に凹溝37を形成
することが望ましい。また、上記開口部24および連通
孔25からなる潤滑油の通路に代え、図7に示すよう
に、第2出力軸3の後端面から従動側スプロケット17
の支持部に向けて斜めに伸びる潤滑油の通路38を形成
し、あるいは螺旋状に伸びる通路を形成した構造として
もよい。
【0028】また、上記案内溝29,30および連通路
38等からなる潤滑油供給手段に代え、上記従動側スプ
ロケット17の回転摺動部に潤滑油を供給する潤滑油供
給パイプからなる潤滑油供給手段を設けた構造とするこ
ともできる。しかし、上記のように第2出力軸3に形成
された開口部24および連通孔25等からなる潤滑油の
通路を介して第2出力軸3の内方から上記回転摺動部に
潤滑油を供給するように構成した場合には、上記第2出
力軸3の外部に潤滑油供給用のパイプ等を設ける必要が
なく、潤滑油供給手段の設置スペースをコンパクト化す
ることができるので、上記構成を採用することが望まし
い。
【0029】さらに、変速機ケーシング5を構成するリ
ヤカバー11の内壁面に形成された第1案内溝29およ
び第2案内溝30を介して上記開口部24に潤滑油を供
給するようにした上記構成によると、駆動側スプロケッ
ト16、従動側スプロケット17およびチェーン18か
らなる動力伝達部材によって掻き上げられた変速機ケー
シング5内の潤滑油を自動的に上記開口部24に供給で
きるため、潤滑油供給手段の構造を簡略化することがで
きる。
【0030】また、上記第1案内溝29の溝幅を先窄ま
りに構成した場合には、幅の広い第1案内溝29の上端
開口部から積極的に潤滑油を流入させることができると
ともに、この潤滑油が下降するのに伴ってその流速を増
大させることができるため、上記第2出力軸3の開口部
24に対して潤滑油を迅速かつ効率よく供給することが
できる。
【0031】さらに、上記実施例では、第1案内溝29
の側方に第2案内溝30を設けるとともに、この第2案
内溝30と上記第1案内溝29とを下端部において連通
させるように構成したため、上記第1案内溝29に流入
することなく、側方に流失した潤滑油を上記第2案内溝
30から凹溝34を介して上記開口部24に供給するこ
とができる。したがって、上記従動側スプロケット17
の回転摺動部に対する潤滑油の供給量を十分に確保する
ことができるという利点がある。
【0032】また、上記実施例は、チェーン18を介し
て従動側スプロケット17に入力された駆動力を第2出
力軸3に伝達するビスカスカップリングからなる動力分
配手段19を第2出力軸3上に設置するとともに、この
第2出力軸3の前後両端部をベアリング14,15によ
って支持するように構成したため、上記動力分配手段1
9の作動時に作用する偏心荷重等に起因した振動の発生
を効果的に防止し、上記駆動力をスムーズに伝達するこ
とができる。
【0033】なお、上記実施例に示すように、従動側ス
プロケット17から動力分配手段19の外筒20に駆動
力を伝達するようにした構成に代え、上記従動側スプロ
ケット17から動力分配手段19の内筒21に駆動力を
伝達した後、外筒20を介して第2出力軸3に駆動力を
伝達するように構成することもできる。このように構成
した場合には、外側つまり従動側スプロケット17から
入力された駆動力を一旦内方の内筒21に伝達した後、
外方の外筒20に伝達してさらに内方の第2出力軸3に
伝達する必要があるので、動力の伝達経路が複雑になる
ため、上記実施例に示す構成を採用することが望まし
い。
【0034】また、上記第1出力軸1の駆動力を前輪に
伝達するとともに、第2出力軸3の駆動力を後輪に伝達
するように構成された動力伝達装置においても、上記本
発明の構成を採用することができる。また、上記ビスカ
スカップリングに代え、流体継手、多板クラッチあるい
は油圧クラッチ等からなる動力分配手段を設けた構造と
してもよい。さらに、上記スプロケット16,17およ
びチェーン18からなるチェーン機構からなる動力伝達
部材に代え、ギヤ等からなる動力伝達部材を設けた構造
としてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、スプロケット等からなる動力伝達部材を第2出力
軸に回転自在に支持させてなる4輪駆動車用動力伝達装
置において、ケーシング内に収容された潤滑油を上記動
力伝達部材の回転摺動部に強制的に供給する潤滑油供給
手段を設けたため、上記第2出力軸上の動力伝達部材を
スムーズに回転させることができる。したがって、上記
動力伝達部材と第2出力軸との間に大きな回転差が生じ
た場合においても、動力伝達部材の焼き付き等を生じる
ことなく、この動力伝達部材を介して駆動力を効率よく
伝達することができる。
【0036】請求項2に係る発明は、第2出力軸に形成
された開口部および連通孔等からなる潤滑油の通路を介
して第2出力軸の内方から上記回転摺動部に潤滑油を供
給するように構成したため、上記第2出力軸の外部に潤
滑油供給用のパイプ等を設ける必要がなく、潤滑油供給
手段の設置スペースをコンパクト化できるという利点が
ある。
【0037】また請求項3に係る発明は、ケーシングの
内壁面に形成された案内溝を介して上記動力伝達部材の
回転摺動部に潤滑油を供給するように構成したため、ス
プロケットおよびチェーン等からなる動力伝達部材によ
って掻き上げられたケーシング内の潤滑油を自動的に上
記動力伝達部材の回転摺動部に供給することができるた
め、潤滑油供給手段の構造を簡略化できるという利点が
ある。
【0038】また請求項4に係る発明は、上記案内溝の
溝幅を先窄まりに構成した場合には、幅の広い案内溝の
一旦開口部から積極的に潤滑油を流入させることができ
るとともに、この潤滑油が先端部側に導出されるのに伴
ってその流速を増大させることができるため、上記動力
伝達部材の回転摺動部に対して潤滑油を迅速かつ効率よ
く供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る潤滑構造が適用される4輪駆動車
用動力伝達装置の一例を示す部分切欠き断面図である。
【図2】上記潤滑構造の要部拡大断面図である。
【図3】リヤカバーの構造を示す図1のA−A線矢視図
である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】図3のD−D線断面図である。
【図7】本発明に係る潤滑構造のさらに別の実施例を示
す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 第1出力軸 3 第2出力軸 17 従動側スプロケット(動力伝達部材) 19 動力分配手段 24 開口部(潤滑油の通路) 25 連通孔(潤滑油の通路) 29,30 案内溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪の一方にエンジンの駆動力を出力
    する第1出力軸と、前後輪の他方にエンジンの駆動力を
    出力する第2出力軸と、この第2出力軸に駆動力を分配
    する動力分配手段とを備えた4輪駆動車用動力伝達装置
    において、上記動力分配手段に駆動力を伝達する動力伝
    達部材を第2出力軸上に回転自在に支持させるととも
    に、上記動力伝達部材の回転摺動部に潤滑油を供給する
    潤滑油供給手段を設けたことを特徴とする4輪駆動車用
    動力伝達装置の潤滑構造。
  2. 【請求項2】 第2出力軸に形成された潤滑油の通路を
    介して動力伝達部材の回転摺動部に潤滑油を供給するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の4輪駆動
    車用動力伝達装置の潤滑構造。
  3. 【請求項3】 動力伝達部材の回転摺動部に供給される
    潤滑油の案内溝をケーシングの内壁面に形成したことを
    特徴とする請求項1または2記載の4輪駆動車用動力伝
    達装置の潤滑構造。
  4. 【請求項4】 ケーシングの内壁面に形成された潤滑油
    の案内溝の間隔を先窄まりに形成したことを特徴とする
    請求項3記載の4輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造。
JP2645194A 1993-10-26 1994-02-24 4輪駆動車用動力伝達装置の潤滑構造 Pending JPH07239011A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002054722A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Honda Motor Co Ltd トランスミッションのリバースシャフト潤滑構造
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JP2023010046A (ja) * 2021-07-08 2023-01-20 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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