JPH07239221A - 曲げ角度検出装置およびそれに用いる直線抽出装置並びに曲げ角度検出位置設定装置 - Google Patents

曲げ角度検出装置およびそれに用いる直線抽出装置並びに曲げ角度検出位置設定装置

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JPH07239221A
JPH07239221A JP6097658A JP9765894A JPH07239221A JP H07239221 A JPH07239221 A JP H07239221A JP 6097658 A JP6097658 A JP 6097658A JP 9765894 A JP9765894 A JP 9765894A JP H07239221 A JPH07239221 A JP H07239221A
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俊行 大榎
Toshiro Otani
敏郎 大谷
Shigeru Tokai
茂 東海
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によりワークの曲げ角度を高精度
に検出し、また、画像処理において直線の抽出を精度良
く行う。さらに、曲げ角度検出位置の設定をスムーズに
行う。 【構成】 曲げ角度検出に際して、ワークの表面に形成
した線状投光像を撮像手段により撮像し、画像上での線
状投光像の傾斜角度と位置とから、既知の試験片の画像
上での傾斜角度と位置とに対応するその試験片の実際の
傾斜角度に係るデータを参照してワーク角度を演算す
る。また、代表直線抽出に際しては所定軸方向における
画素の輝度値の分布から代表画素を求め、複数の代表画
素から代表直線を求める。さらに、不要な直線を有する
画像から必要な直線を抽出するには、下金型が写るよう
に撮像手段を配置し、画面の下端から2番目の直線を抽
出する。また、曲げ角度の検出位置の設定に際しては、
ワークの各曲げ工程毎の曲げ状態に係るシュミレーショ
ン情報からワークの曲げ角度の検出が可能な曲げ工程を
演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状のワークを所要角
度に折曲げる際に曲げ角度を検出する曲げ角度検出装置
およびその曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装置並び
にワークの曲げ角度の検出に際してその検出位置を設定
する曲げ角度検出位置設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレスブレーキ等の曲げ加工機に
おける曲げ角度検出装置として、(a)測定子をワーク
の傾斜面に接触させてそのワークの曲げ角度を検出する
接触式のもの(例、特開平1−273618号公報)お
よび(b)渦電流センサ,静電容量センサ,光センサ等
の距離センサを複数個備えるとともに、これら距離セン
サにてワークまでの距離の差を計測することによりその
ワークの曲げ角度を検出する非接触式のもの(例、特開
昭63−49327号公報,特開昭64−2723号公
報,特開平1−271013号公報等)が知られてい
る。
【0003】しかしながら、これら従来の曲げ角度検出
装置では、次に示されるような問題点がある。すなわ
ち、接触式検出装置の場合、曲げ角度の計測精度を確保
するためには比較的長い曲げ脚長を必要とすることから
脚長の短いワークに適用するのが困難であり、また長期
間使用すると測定子がワークとの接触により摩耗して変
形し計測精度が低下する。また、非接触式検出装置の場
合、複数の距離センサにより折曲げられたワークまでの
距離を計測し、演算するようにしているが、各距離セン
サ間の距離を長くとれないために十分な検出精度が得ら
れない。また、前述の渦電流センサ、静電容量センサを
用いるものでは、ワークの材質によって出力が変化する
ためにその材質が変わる毎に計測条件を変更しなければ
ならない。一方、光センサを用いるものでは、ワークの
表面状態によっては照射した光が散乱して計測誤差が大
きくなったり計測精度が低下したりし、また計測精度が
センサや受像機の分解能に左右される。
【0004】これら問題点を解消するものとして、特開
平4−145315号公報において、ワーク表面にスリ
ット光ないし2点のスポット光を照射するとともに、ワ
ーク表面に描かれる像を撮像手段に取り込んで画像処理
によって曲げ角度を検出するようにした曲げ角度検出装
置が提案されている。すなわち、図28に示されている
ように、撮像手段(カメラ)への入射光軸がワークWの
照射面に対して垂直面内に位置するように配置して、こ
のワークWの表面に照射されるスリット光(もしくは2
点のスポット光)のビーム方向角をα,このスリット光
が画像上でなす角度をθ’,ワークWの曲げ角度(以
下、「ワーク角度」という。)をθとすると、図示され
ている長さd,h,lを用いて次式が成り立つ。 tanθ’=d/l ・・・・ (a) tanθ=h/l ・・・・ (b) tanα=d/h ・・・・ (c) (a)式,(b)式,(c)式より tanθ’=d/l=d/h・h/l =tanα・tanθ ・・・・ (d) この(d)式においてビーム方向角αは既知であるの
で、画像処理によって角度θ’を検出することでワーク
角度θが演算により求められる。
【0005】また、画像処理技術として、例えば特開平
4−62683号公報に開示されているように、二値画
像から直線成分を抽出するようにした直線近似処理装置
が知られている。この公報に記載の直線近似処理装置で
は、与えられた二値画像に対してその二値画像が持って
いる直線近似性を崩すことなく画素数を減少させ、残り
の画素数に基づいて当該二値画像により構成される直線
成分を抽出するようにしている。
【0006】一方、曲げ角度検出装置を用いてワークの
曲げ角度を検出するに際して、プレスブレーキに付設の
検出装置を選択的に位置決め自在に動かせるようにした
ものが特公平4−70091号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(d)式を用いるワーク角度θの演算においては、撮像
手段としてのカメラの視野がレンズによる広がり(画
角)を持っているために前記ワーク角度θを正確に求め
ることが困難であることが明らかとなっている。すなわ
ち、ワーク角度θとスリット光が画像上でなす角度θ’
との関係はレンズの画角の影響を考慮すると(d)式の
ように単純ではなく、ワーク角度θをより正確に演算す
るには、カメラとワークとの間の距離la ,レンズの焦
点距離f,受像素子の大きさw等の各種パラメータを考
慮に入れた関数(光学条件)F(α,l a ,f,w,・
・・)を持ち込む必要がある。この場合、(d)式は次
式のようになる。 tanθ’=F(α,la ,f,w,・・・)・tanθ ・・・ (e)
【0008】この(e)式を用いてワーク角度θを得る
には、関数F(α,la ,f,w,・・・)を数学的手
法によって求めることが考えられるが、このようにした
場合にはレンズ等の個体のバラツキを考慮できないため
誤差が大きくなってしまう。このために、これら各種パ
ラメータを個々の装置に対して実験により求めることが
要求されるが、光学系において厳密な計測を行うことは
極めて困難である。また、パラメータのひとつであるカ
メラとワークとの間の距離la については、曲げ加工の
条件(型寸法,板厚等)によって変化するため、この距
離la を計測する手段が別に必要になり、機構の複雑化
を招いてしまう。
【0009】また、ワーク表面に描かれる像(線状投光
像)を撮像手段に取り込んで画像処理を行うに際して
は、次に述べるような問題点がある。すなわち、実現場
での画像計測においては、外部光の影響および光源の不
安定性によって二値化のための最適な閾値が変動するた
めに、計測の都度二値化後の明部領域の形状が変わって
しまう。また、ワーク表面の色むらや鋼板特有の圧延痕
によるビーム乱反射のために、明部領域が直線状になら
なかったり、エッジが凹凸状になったり、あるいは図2
9に示されているように、明部領域Aに穴Bが形成され
たりして、十分に細い直線状の画像を得ることが困難と
なる。この結果、図30に示されているように、画像処
理による細線化後の画像Cは波形部やひげ(短い直線部
分)Dを持つものとなり、これら波形部やひげ等が代表
直線を抽出する上での誤差要因となってしまう。
【0010】また、上下の金型を用いてワークの実際の
曲げ加工を行うに際しては、平板のワークのみが画像と
して取り込まれるとは限らず、既に折り曲げられた箇所
を有するワークの曲げ加工を行う場合に、カメラにワー
クの折り曲げられた部分が写されたり、あるいは下金型
の一部が写されたりすることがあり、このような画像に
基づいて二値化処理や細線化処理を行った場合に、この
画像の重心位置および傾きに誤差が生じてしまう。
【0011】一方、曲げ角度検出装置を用いてワークの
曲げ角度を検出するに際しては、ワークの形状もしくは
曲げ加工品の形状によっては曲げ角度の検出が不可能も
しくは困難な場合があるにもかかわらず、このような曲
げ角度検出装置に係る情報について従来はNC装置の制
御情報として何ら加味されていない。このために、この
ような曲げ角度検出装置を備える曲げ加工機においては
NC装置を用いた加工制御が行い難いという問題点があ
る。
【0012】本発明は、前述のような問題点に鑑みてな
されたもので、複雑な演算を行うことなく、また機構の
複雑化を招くことなく、ワークの曲げ角度を高精度に検
出することのできる曲げ角度検出装置を提供することを
目的とする。
【0013】また、本発明は、このような曲げ角度検出
装置に用いる直線抽出装置に係るものであって、直線状
の画像から代表直線を精度良く抽出することができるよ
うにすることを目的とする。また、本発明は、同じく曲
げ角度検出装置に用いる直線抽出装置に係るものであっ
て、ワーク以外の部分を画像として取り込んだ場合にお
いても、必要とされる直線のみを抽出することができる
ようにすることを目的とする。
【0014】さらに、本発明は、曲げ角度検出装置によ
るワークの曲げ角度の検出に際して曲げ角度検出位置の
設定をスムーズに行えるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明による曲げ角度検出装置は、画像処理によ
りワークの曲げ角度を検出する曲げ角度検出装置におい
て、(a)ワークに所定の投光角度で投光してそのワー
クの表面に線状投光像を形成する投光手段、(b)この
投光手段により前記線状投光像が形成される前記ワーク
の表面を撮像する撮像手段、(c)この撮像手段により
撮像される画像上での前記線状投光像の傾斜角度と位置
とを検出する投光像検出手段、(d)予め既知の傾斜角
度を有する試験片を撮像することにより得られるその試
験片の画像上での傾斜角度と位置とに対応するその試験
片の実際の傾斜角度に係るデータを記憶する記憶手段お
よび(e)前記投光像検出手段により検出される前記線
状投光像の傾斜角度と位置とに基づき、前記記憶手段に
記憶されているデータを参照することにより前記ワーク
の曲げ角度を演算する演算手段を備えることを特徴とす
るものである。
【0016】また、本発明による曲げ角度検出装置に用
いる直線抽出装置は、第1に、直線状の明部領域を有す
る多値画像からその明部領域の代表直線を抽出する直線
抽出装置であって、(a)前記多値画像を構成する各画
素の輝度値を検出する輝度値検出手段、(b)この輝度
値検出手段により検出される各画素の輝度値の分布から
画面座標系の所定の座標軸に沿って前記明部領域の光軸
に係る代表画素を演算するとともに、この演算を前記座
標軸と所定間隔を有する他の座標軸に沿い繰り返し行っ
て複数の代表画素を演算する代表画素演算手段および
(c)この代表画素演算手段により演算される複数の代
表画素より前記明部領域の代表直線を演算する代表直線
演算手段を備えることを特徴とするものである。
【0017】さらに、本発明による曲げ角度検出装置に
用いる直線抽出装置は、第2に、(a)ワークおよびそ
のワークを載置する下金型の一部に所定の投光角度で投
光してそれらワークおよび下金型の表面に線状投光像を
形成する投光手段、(b)この投光手段により前記線状
投光像が形成される前記ワークおよび前記下金型の表面
を撮像する撮像手段、(c)この撮像手段により撮像さ
れる画像を二値化および細線化して一画素を単位とする
点列の集合として表す点列化手段、(d)この点列化手
段により得られる点列から前記下金型の画像に係る直線
成分に繋がる前記ワークの画像に係る直線成分を抽出す
る直線成分抽出手段および(e)この直線成分抽出手段
により抽出される直線成分に基づいて前記撮像手段によ
り撮像される画像上での前記ワークの線状投光像の傾斜
角度と位置とを検出する投光像検出手段を備えることを
特徴とするものである。
【0018】また、本発明による曲げ角度検出位置設定
装置は、曲げ角度検出手段によるワークの曲げ角度の検
出に際してその検出位置を設定する曲げ角度検出位置設
定装置であって、(a)ワークの曲げ加工条件からその
ワークの各曲げ工程毎の曲げ状態に係るシミュレーショ
ン情報を演算するシミュレーション情報演算手段および
(b)このシミュレーション情報演算手段により演算さ
れるシミュレーション情報に基づき前記曲げ角度検出手
段によりワークの曲げ角度検出の可能な曲げ工程を演算
する角度検出可能工程演算手段を備えることを特徴とす
るものである。
【0019】
【作用】本発明による曲げ角度検出装置においては、所
要角度まで折曲げられるワークの表面に投光手段により
所定の投光角度で投光されて線状投光像が形成され、こ
の線状投光像が撮像手段により撮像されてその線状投光
像の撮像画像上での傾斜角度と位置とが投光像検出手段
により検出される。一方、記憶手段には、予め既知の傾
斜角度を有する試験片を撮像することにより得られるそ
の試験片の画像上での傾斜角度と位置とに対応するその
試験片の実際の傾斜角度に係るデータが記憶されてい
る。これら記憶されているデータが、前記投光像検出手
段により検出される線状投光像の傾斜角度と位置とから
参照されることにより、演算手段により前記ワークの曲
げ角度が演算される。したがって、ワークの曲げ角度を
複雑な演算を行うことなく高精度で演算することがで
き、この演算結果に基づいて曲げ加工機の上金型もしく
は下金型を制御することで、精度の高い曲げ加工を実現
することができる。
【0020】前記記憶手段に記憶されているデータは、
前記試験片の画像上での傾斜角度と位置とに対応するそ
の試験片の実際の傾斜角度の補正量のデータとすること
ができ、また前記試験片の画像上での傾斜角度と位置と
に対応するその試験片の実際の傾斜角度のデータとする
こともできる。
【0021】前記演算手段は、前記記憶手段に記憶され
ているデータの補間演算によりワークの曲げ角度を演算
するものとするのが好ましい。このようにすることで、
ワークの曲げ角度を精度良く求めることができる。
【0022】前記投光手段および前記撮像手段は前記ワ
ークの曲げ線の少なくとも一側に配置することができ、
曲げ線の両側に一組ずつ配置することで検出精度をより
高めることができる。
【0023】ここで、前記投光手段としては、スリット
光または直列する複数のスポット光を投光することによ
り前記ワークの表面に線状投光像を形成するものとする
ことができる。
【0024】また、前記第1の特徴を有する曲げ角度検
出装置に用いる直線抽出装置においては、多値画像を構
成する各画像の輝度値が輝度値検出手段により検出さ
れ、これら各画像の輝度値の分布から画面座標系の所定
の座標軸に沿って多値画像の明部領域の光軸に係る代表
画素が演算されるとともに、この演算が前記座標軸と所
定の間隔を有する他の座標軸に沿って繰り返し行われて
複数の代表画素が演算される。そして、このようにして
得られる複数の代表画素から前記明部領域の代表直線が
演算される。こうして、二値化処理を行わずに元の多値
画像のまま処理が行われるので、最適な閾値の変動等に
よる影響を受けることなく精度良く代表直線を抽出する
ことができる。
【0025】本発明において、さらに、前記輝度値検出
手段により前記各画素の輝度値を検出するのに先立って
前記多値画像中のノイズを消去するノイズ消去手段を設
けると、代表直線の抽出精度をより向上させることがで
きる。
【0026】ここで、前記ノイズ消去手段としては、前
記多値画像の形成前後における各画素の輝度値を減算す
ることにより前記ノイズを消去するもの、所定の閾値以
下の輝度値を零にすることにより前記ノイズを消去する
もの、または隣接する画素の輝度値が零である孤立画素
の輝度値を零にすることにより前記ノイズを消去するも
のなどを採用するのが好ましい。
【0027】また、前記代表画素演算手段としては、最
も輝度値の大きな画素を所定の座標軸に沿う代表画素と
するもの、所定の座標軸に沿う各画素の輝度値の分布か
らそれら輝度値の分布重心を求め、この分布重心を代表
画素とするもの、または所定の座標軸に沿う各画素の輝
度値の分布からそれら輝度値の半値幅を求めてその半値
幅の中心値を求め、この中心値を代表画素とするものな
どがある。
【0028】さらに、前記代表直線演算手段としては、
前記複数の代表画素より最小自乗法によって近似直線を
演算することにより代表直線を演算するものがある。こ
の場合、前記近似直線に所定の幅を持たせて所定の直線
域を求め、この直線域から最も離間する画素を削除して
残りの画素に基づいて再度近似直線を求める演算を直線
域内に全ての画素が入るまで繰り返すことにより代表直
線を演算するようにするのが好ましい。
【0029】さらに、前記第2の特徴を有する曲げ角度
検出装置に用いる直線抽出装置においては、ワークおよ
び下金型の表面に、投光手段により所定の投光角度で投
光されて線状投光像が形成され、この線状投光像が撮像
手段により撮像され、この撮像される画像が点列化手段
により二値化および細線化されて一画素を単位とする点
列の集合として表される。そして、このようにして得ら
れる点列から下金型の画像に係る直線成分に繋がるワー
クの画像に係る直線成分が抽出され、この直線成分に基
づいて撮像画像上でのワークの線状投光像の傾斜角度と
位置とが検出される。こうして、既に曲げ加工済みのワ
ークおよびワーク以外の部分を画像として取り込んだ場
合においても必要とする直線のみを抽出することが可能
となり、実際の曲げ加工における曲げ角度計測精度の向
上と処理の高速化とを図ることができる。
【0030】前記点列化手段は、所定の間隔で点を消去
するとともに残りの点に基づきそれら点の集合として前
記画像を表すものとするのが良い。
【0031】また、前記直線成分抽出手段は、前記撮像
手段による撮像画面の下端に掛かる直線を前記下金型の
画像に係る直線成分として判定するものとするのが好ま
しい。この場合、前記撮像画面の下端にある第1の点と
その第1の点に隣接する第2の点とを結ぶ直線を求め、
この直線に所定の幅を持たせて所定の直線域を求め、こ
の直線域内に前記第2の点に隣接する第3の点が入ると
きにその第3の点を含めて再度直線を求める演算を繰り
返し、このようにして得られる直線域内に入らない点が
表れるときにその点の手前の点までを一つの線分と判定
することにより前記ワークの画像に係る直線成分を抽出
するようにするのが良く、また前記線分が二点の点列の
みにより生じるものであるときにその線分を不要部とし
て削除するものとするのが良い。
【0032】前記投光手段および前記撮像手段は前記ワ
ークの曲げ線の少なくとも一側に配置することができ、
曲げ線の両側に一組ずつ配置することで検出精度をより
高めることができる。
【0033】ここで、前記投光手段としては、スリット
光または直列する複数のスポット光を投光することによ
り前記ワークの表面に線状投光像を形成するものとする
ことができる。
【0034】また、本発明による曲げ角度検出位置設定
装置においては、ワークの曲げ加工条件からシミュレー
ション情報演算手段によりそのワークの各曲げ工程毎の
曲げ状態に係るシミュレーション情報が演算され、この
シミュレーション情報に基づき角度検出可能工程演算手
段により曲げ角度検出手段によるワークの曲げ角度の検
出が可能な曲げ工程が演算される。こうして、ワークの
曲げ角度の検出可能位置の設定がスムーズに行われ、ひ
いては高精度の曲げ加工を実現することが可能となる。
【0035】この場合、さらに角度検出可能工程演算手
段により演算される曲げ角度検出の可能な曲げ工程に対
して曲げ角度検出手段による検出位置を指示するととも
に、この指示される検出位置を曲げ工程毎の検出パター
ンとして記憶する検出パターン記憶手段を設けると、繰
り返しワークまたは類似ワークについての検出位置の指
示速度の向上が図られ、前記検出可能位置の設定時間の
短縮が図られる。
【0036】前記シミュレーション情報は、ワークの各
曲げ工程毎の断面形状およびそのワークの前加工形状を
含むものとするのが好ましく、この場合、前記前加工形
状としてはワーク表面に形成される穴,切欠きおよび凹
凸を含むものとするのが良い。
【0037】本発明の他の目的は、後述される詳細な説
明から明らかにされる。しかしながら、詳細な説明およ
び具体的実施例は最も好ましい実施態様について説明す
るが、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変
形はその詳細な説明から当業者にとって明らかであるこ
とから、具体例としてのみ述べるものである。
【0038】
【実施例】次に、本発明による曲げ角度検出装置および
それに用いる直線抽出装置並びに曲げ角度検出位置設定
装置の具体的実施例について、図面を参照しつつ説明す
る。
【0039】〔1〕曲げ角度検出装置 図1には、本発明の一実施例に係るプレスブレーキの要
部側面図が示されている。本実施例のプレスブレーキ1
は、架台2に支持されている下金型(ダイス)3と、こ
の下金型3に対位してその上方に昇降自在に設けられて
いるラム4の下部に取り付けられている上金型(パン
チ)5とを備え、これら上金型5と下金型3との間に金
属板からなるワークWを挿入し、このワークWを下金型
3上に載置した状態でラム4を下降させてそのワークW
を上金型5と下金型3とで挟圧することによって、この
ワークWの折曲げ加工が行われる。
【0040】前記架台2の前部(マンサイド)にはブラ
ケット6が支持され、このブラケット6には、ワークW
の折曲げ外面Wa上に線状投光像を投影するスリット状
の光源7と、この光源7による線状投光像を撮像するC
CDカメラ8とを備える角度計測ユニット9が設けられ
ている。なお、この角度計測ユニット9は架台2の前部
に設ける代わりにその架台2の後部(マシンサイド)に
設けても良く、また架台2の前部および後部の両方に設
けても良い。
【0041】また、図2に示されているように、CCD
カメラ8によって撮像される画像は演算部10を介して
モニタテレビ11に映し出されるとともに、画像データ
として記憶部12に記憶される。この画像データは、入
力部13より入力され記憶部12に記憶される後述の較
正テーブルのテーブルデータ等を加味して演算部10に
おいて演算され、この演算によりワークWの曲げ角度が
求められる。そして、この演算により求められる曲げ角
度はラム制御装置14に与えられ、このラム制御装置1
4によってラム4の下死点が制御されてワークWが所望
の角度に折曲げられる。
【0042】ところで、図3に示されているように、一
般にスリット光LからワークWの折曲げ外面Waへ投光
されて形成される線状投光像UをCCDカメラ8で撮像
すると、この撮像される画像上における線状投光像U’
の投光像角度θ’、スリット光の投光角度α、ワーク角
度θとの間には、平面投影で考えれば前述の(d)式と
同様に次式のような関係がある。 tanθ’=tanα・tanθ ・・・・ (1)
【0043】この(1)式においてはレンズの画角によ
る影響が考慮されていないために、本実施例では、モニ
タテレビ11に映し出される線状投光像U’を画像処理
により直線として特定し、この直線の画面上での傾斜角
度θ’とワーク角度θとの関係をその直線の位置に係る
データをパラメータとして較正するようにしている。こ
こで、この直線の位置に係るデータは、例えば図4に示
されているように、モニタテレビ11の画面中央にy=
Y/2(但しYはy軸方向の画素数)なる直線を引き、
線状投光像U’の直線(例えばax+by+c=0)と
の交点のx座標で与えられる。
【0044】次に、この較正の具体的方法について説明
する。図5および図6には、本実施例において用いられ
る較正装置の正面図および平面図がそれぞれ示されてい
る。図示のように、この較正装置においては、定盤15
上に光学機器用レール16が設けられ、このレール16
上にはCCDカメラ17とレーザ発振器18とを備える
光学ユニット19が移動可能に載置されるとともに、こ
の光学ユニット19と所定間隔を隔てて既知の角度を有
する試験片としての較正ブロック20がやはり移動可能
に載置されている。また、これら光学ユニット19およ
び較正ブロック20は上下方向にも位置調整可能とされ
ている。
【0045】このような構成の較正装置においては、較
正ブロック20を所定位置および所定角度βに保持した
状態でレーザ発振器18からのレーザ光をその較正ブロ
ック20に投光し、この較正ブロック20上の投光像を
CCDカメラ17にて撮像する。そして、この投光像の
画面上での傾斜角度θ’と位置x(図4参照)とを算出
してワーク角度θの補正量δを算出する。次に、較正ブ
ロック20を順次z方向(図5,図6)に移動させて同
様に補正量δを算出し、更に較正ブロック20を異なる
ブロック角度を有するものに順次変更してやはり補正量
δを算出し、こうして得られる多数のデータにより較正
テーブルを作成する。
【0046】次に、この較正テーブルの作成手順を図7
に示されているフローチャート図を参照しつつ説明す
る。ここで、角度計測範囲、言い換えれば較正すべき角
度範囲はβ=60°〜120°に設定されている。 S1〜S6 較正ブロック20の角度βをまず60°に
設定し、この角度βの較正ブロック20を設置し、次い
でレーザ光(ビーム)の像が画面左端になるまで較正ブ
ロック20を移動(後退)させる。そして、ブロック角
度βに対応する画面上での投光像の傾斜角度θ’と位置
xとを画像処理により算出し、こうして得られる傾斜角
度θ’と位置xとに対応する補正量δを、式δ=β−t
an-1(tanα・tanθ’)によって算出して、求
められた傾斜角度θ’,位置xおよび補正量δを記憶部
12(図2参照)に記憶・保持させる。 S7〜S8 較正ブロック20を2mm前方へ移動さ
せ、この移動によってもビームの像が画面右端に達しな
い場合には、この移動後の較正ブロック位置にてステッ
プS4〜S7の各処理を繰り返す。なお、この較正ブロ
ック20の計測奥行範囲は40mm程度であり、この範
囲で20点程度のデータを集めることで十分な計測精度
を確保できることから、この較正ブロック20の移動ピ
ッチは2mmに設定されている。 S9〜S11 較正ブロック20の移動によってビーム
の像が画面右端に達した場合には、較正ブロック20の
ブロック角度βが予め設定されている最大角度(120
°)に達していないとき、言い換えれば最後の較正ブロ
ックでないときに、ブロック角度βを所定角度(3°)
だけ加算して次の較正ブロックによるステップS2以下
の処理を繰り返し、最後の較正ブロックに達したとき
に、記憶部12に保持されているデータ列(θ’,x,
δ)の並び換え、またはそのデータ列から得られる近似
曲面もしくは近似直線式の形で較正テーブルを作成す
る。なお、前記ブロック角度βはβ=60°〜120°
の範囲で3°〜5°刻みの較正を施すことにより、±
0.1°程度の計測精度を確保できることが確認されて
いる。
【0047】このようにして作成される較正テーブルの
一例が図8に示されている。この較正テーブルを利用す
ることで、画面上での投光像の傾斜角度θ’と位置xと
からワーク角度θの補正量δが得られ、この補正量δを
前述の(1)式で求められるワーク角度θに加算する形
で最終ワーク角度θが得られる。なお、図8においてx
方向のデータ点数は較正ブロック20の図5におけるz
方向への移動ピッチに対応し、θ’方向のデータ点数は
ブロック角度βの異なる較正ブロック20の個数に対応
している。そして、較正ブロック20がz方向へ移動す
るにつれて得られるデータは図8の矢印P方向へ移動
し、ブロック角度βが大きくなるにつれて得られるデー
タは図8の矢印Q方向へ移動する。ここで、データ点数
は要求される精度に応じて選択することが必要である。
【0048】前述の補正量δは、実際には、画像処理手
法により得られる投光像の傾斜角度θ’と位置xとから
較正テーブルのデータを参照した後、数学的な補間手法
を用いて算出される。次にその補間手法の一例として区
分多項式を用いる方法について説明する。この方法は、
図9に示されているように、図8のような3変数
(θ’,x,δ)の任意曲面に対し近接する3点でもっ
てその曲面を平面の一次式で近似する方法である。すな
わち、まずθ’−x平面上でデータ点(θ0 ’,x0
を囲む3つのテーブルデータ(θ1 ’,x1 ,δ1 ),
(θ2 ’,x2 ,δ2),(θ3 ’,x3 ,δ3 )を抽
出し、次いでそれら3点で決定される平面aθ’+bx
+cδ+d=0を算出する。そして、この平面aθ’+
bx+cδ+d=0から求める補正量δ0 を次式から得
る。 δ0 =−(aθ0 ’+bx0 +d)/c
【0049】このような補間手法を用いると曲面を多数
の一次多項式で表すことが可能となり、補間計算が容易
となる。なお、この補間手法は一例に過ぎず、他の補間
手法を用いてもよいのは言うまでもない。
【0050】次に、このような補間による補正量δの算
出を加味したワーク角度計測の手順を図10に示されて
いるフローチャート図を参照しつつ説明する。 T1〜T3 投光像が画面上でなす傾斜角度θ0 ’と位
置x0 とを画像処理により算出する。次に、θ’−x−
δの三次元データ列よりなる較正テーブルを呼び出し、
この呼び出された較正テーブルのθ’−x平面上で、点
(θ0 ’,x0 )を囲む最も近接するテーブル上の3点
(θ1 ’,x1 ,δ1 ),(θ2 ’,x2,δ2 ),
(θ3 ’,x3 ,δ3 )を抽出する。 T4〜T6 抽出した3点(θ1 ’,x1 ,δ1 ),
(θ2 ’,x2 ,δ2 ),(θ3 ’,x3 ,δ3 )を通
る平面式aθ’+bx+cδ+d=0を算出し、次いで
その算出された平面式aθ’+bx+cδ+d=0に
θ’=θ0 ’,x=x 0 を代入し、補正量δ0 を算出す
る。そして、式θ=tan-1(tanα・tanθ’)
+δ0 (但しα:ビームの投射角)によりワーク角度θ
を求め、求められたワーク角度θをラム制御装置14
(図2参照)に出力する。
【0051】本実施例においては、画像上での線状投光
像の傾斜角度θ’と位置xとより較正テーブルから補正
量δを算出し、こうして算出される補正量δを基にワー
ク角度θを算出するようにしたものを説明したが、傾斜
角度θ’と位置xとより直接ワーク角度θを算出可能な
データテーブルを作成し、このデータテーブルのデータ
を参照してワーク角度θを求めるようにしてもよい。
【0052】また、本実施例では、較正テーブルを図8
に示されているような3次元の点座標群で構成したもの
を説明したが、この較正テーブルは、その他、点座標群
から最小自乗法等の近似手法により求めた3次元直線群
で構成したものや、あるいは3次元曲面で構成したもの
などいろいろな形で表現することが可能である。但し、
このように3次元直線群や3次元曲面で較正したもので
は、計算時間が短縮できる利点がある反面、受像素子の
バラツキやレンズの歪みといった不確定な因子が大きい
場合に精度が悪くなるという欠点がある。
【0053】また、本実施例では、スリット光により線
状投光像を得るものを説明したが、このスリット光に代
えて、直列する複数のスポット光を使用し、投影される
各スポット光の中心を通る近似曲線を演算により得て、
投光像角度を求めるようにすることも可能である。
【0054】〔2〕投光像から代表直線を抽出する代表
直線抽出装置 次に、前述の曲げ角度検出装置において、投光像が画面
上でなす傾斜角度θ0’と位置x0 とを算出する際(図
10のステップT1参照)、画像処理によってその投光
像から代表直線を抽出する代表直線抽出装置の具体的実
施例について説明する。
【0055】図11に示されているように、本実施例の
代表直線抽出装置21には、前述の線状投光像が多値画
像のまま画像入力部22を介して取り込まれる。こうし
て取り込まれる多値画像は、例えば縦420×横510
の画素各々に対して256(0〜255)階調の輝度値
を有している。
【0056】この代表直線抽出装置21は、画像入力部
22を介して取り込まれる多値画像中のノイズを消去す
るノイズ消去部23と、このノイズ消去部23にてノイ
ズの消去された多値画像における各画素の輝度値を検出
する輝度値検出部24と、この輝度値検出部24により
検出された各画素の輝度値の分布から明部領域の光軸に
係る代表画素を演算する代表画素演算部25と、この代
表画素演算部25により演算される複数の代表画素から
最小自乗法等の数学的な近似手法を用いて代表直線を演
算する代表直線演算部26とを備えている。
【0057】このような構成からなる代表直線抽出装置
21においては、図12(a)に示されているような直
線状の明部領域aを有する多値画像が画像入力部22を
介して取り込まれると、この多値画像中のノイズがノイ
ズ消去部23にて消去された後、図12(b)に示され
ているように、この多値画像の画面座標系(x−y)に
おいて、x軸方向の一つの画素帯bに沿う各画素の輝度
値が輝度値検出部24にて検出され、こうして検出され
る輝度値の分布から明部領域aの光軸に係る代表画素c
が代表画素演算部25において演算される。次いで、図
12(c)に示されているように、前述の代表画素の演
算が、画素帯bと平行な(平行でなくてもよい)他の画
素帯b’,b”・・・に対して繰り返し行われて代表画
素c’,c”・・・が画面上の1画素単位の点列として
抽出される。そして、このようにして抽出された代表画
素c’,c”・・・の点列から、最小自乗法等の数学的
な近似手法によって、図12(d)で示されているよう
に代表直線(近似直線)dが求められる。
【0058】また、こうして求められる代表直線の抽出
精度を向上させるには、図12(e)に示されているよ
うに、前述のようにして得られる近似直線dに所定の幅
(例えば1画素)を持たせて代表直線域eが設定され、
この代表直線域eから最も離れている点ce が削除され
る。次いで、図12(f)に示されているように、残り
の代表画素に基づいて再度近似直線d’が求められ、前
述と同様にして再度代表直線域e’が設定される。そし
て、全ての代表画素が代表直線域に入るまで(収束する
まで)前述の演算手順が繰り返されることにより、最終
的に代表直線が決定される。
【0059】次に、前述の図12(a)〜(d)に示さ
れている代表直線抽出手順を図13のフローチャート図
によってより具体的に説明する。 U1〜U6 ワークに線状投光像を投影する光源をオフ
にして、256階調の画像を画像メモリ(M1)に入力
し、次いで光源をオンにして256階調の画像を画像メ
モリ(M2)に入力する。そして、二つのメモリM1,
M2に入力された画像間で減算(M3=M2−M1)を
行い、再度光源をオフにする。これら処理によって処理
対象の画像が取り込まれるとともに、光源からのビーム
が投光される前後での画像間の減算処理により画面上で
のノイズ(不要部分の輝度値)の消去がなされる。 U7〜U10 光軸中心座標の個数を表す数iを0に設
定するとともに、走査線yi の初期値(y0 )を0に設
定し、次いで画像メモリ(M3)上の256階調の画像
データについて走査線y=yi 上の輝度分布(X,d
X)を取り出す。ここで、dXは位置x=Xでの輝度値
(0〜255)を表しており、Xは0<X<Xmax (但
しXmax は画面のx軸方向の画素数を示す。)を満たす
ものとする。次に、輝度分布の分布重心を求めるため
に、輝度値dXの総和N=ΣdXを求めるとともに、座
標Xとその座標Xに対応する輝度値dXとの積の総和S
=Σ(dX・X)を求める。そして、求められたN,S
の各値から走査線y=yi での光軸位置xi を、xi
N/Sにより算出する。図14には光軸位置を輝度分布
の分布重心(一点鎖線で示す)から求める概念を示す説
明図が示されている。なお、この平均値による方法は、
例えばワークの表面に色むら等があるために輝度値の分
布が正規分布とならない場合に有効である。 U11〜U13 yi がymax (画面のy軸方向の画素
数)に達していないときには、数iを1だけ加算すると
ともに、走査線yi をy軸方向への走査間隔p(ピッ
チ)分だけ進めて(yi =y0 +ip)ステップU8以
下の処理を繰り返し、yi がymax に達しているときに
は、得られた複数の光軸中心座標(xi ,yi )から最
小自乗法によって代表直線(近似直線)ax+by+c
=0を求める。
【0060】本実施例においては、ノイズ消去を、ビー
ム投光の前後における画像間での減算処理により行うも
のについて説明したが、他の手段として、輝度値に所
定の閾値を設定するとともに、この閾値以下の輝度値を
零にすることによりノイズ消去を行う方法、隣接する
画素の輝度値が零である孤立画素の輝度値を零にするこ
とによりノイズ消去を行う方法などがあり、これらの方
法を用いることもできる。
【0061】また、本実施例においては、代表画素を演
算するに当たり、所定の座標軸に沿う各画素の輝度値の
分布からそれら輝度値の分布重心を求めるようしたもの
について説明したが、他の手段として、最も輝度値の
大きな画素を代表画素とする方法(図15参照)、所
定の座標軸に沿う各画素の輝度値の分布からそれら輝度
値の半値幅gを求めてその半値幅gの中心値を求め、こ
の中心値を代表画素とする方法(図16参照)がある。
なお、の方法はワーク表面に色むら等がなく輝度値の
分布が正規分布となる場合に有効であり、また、の方
法は前述の分布重心を求める方法と同様、輝度値の分布
が正規分布とならない場合に有効である。
【0062】次に、前述の図12(e),(f)に示さ
れている代表直線抽出時における精度向上のための制御
フローを図17のフローチャート図によってより具体的
に説明する。 V1〜V2 代表直線域width(例えばwidth
=1画素)を入力し、画面上で光軸位置を表すk個の光
軸中心座標(xi ,yi )(但し0≦i≦k)から最小
自乗法によって代表直線(近似直線)ax+by+c=
0を求める。 V3〜V6 光軸中心座標の個数を表す数iを0に設定
し、点(xi ,yi )と直線ax+by+c=0との距
離Li を算出する。そして、iがkに達していないとき
にはiを1だけ加算して距離Li を順次に算出する。 V7〜V11 iがkに達したときに光軸中心座標と近
似直線との距離が最大となる点(xj ,yj )における
その距離Lj を参照する。そして、この距離Ljが代表
直線域width内に入っていない場合には、代表直線
域width内に入らない点を除くために座標データ
(xj ,yj )を削除してkを1だけ減算してステップ
V2へ戻り、点(xj ,yj )が全て代表直線域wid
th内に入っている場合には、代表直線(ax+by+
c=0)を決定する。
【0063】本実施例による代表直線抽出装置21を用
いて抽出された代表直線と、二値化処理によって抽出さ
れた代表直線とを画面上での角度で比較したところ、図
18に示されるように本実施例の曲げ角度の検出値のば
らつきが小さく検出精度が向上されていることが確認さ
れた。
【0064】〔3〕画像上で必要とする直線のみを抽出
する直線抽出装置 次に、前述の曲げ角度検出装置において、投光像が画面
上でなす傾斜角度θ0’と位置x0 とを算出する際(図
10のステップT1参照)、複数の曲げ箇所を有するワ
ークを取り扱う場合などにおいて画像上で必要とする直
線のみを抽出する直線抽出装置の具体的実施例について
説明する。
【0065】本実施例の曲げ角度検出装置においては、
図19に示されているように、光源7から投光されるス
リット光がワークWの折り曲げ外面Waおよび下金型3
の一部に掛かるようにその光源7が配置され、同様にC
CDカメラ8は、視野の隅の領域に下金型3が写るよう
に配置される。図20は、図19に示されるワークWお
よび下金型3を撮像した場合の撮像画像を示している。
この図20において、lは下金型3の画像、nはワーク
Wの先端部の既に折り曲げられた部分の画像であって、
これらlおよびnの部分はワークWの曲げ角度検出には
直接関係のない画像である。本実施例では、取り込まれ
た画像中において曲げ角度検出に必要な直線(図20の
例ではmの部分)のみを抽出する手法が提案されてい
る。
【0066】本実施例の直線抽出装置においては、次の
ようにして所要の直線の抽出がなされる。すなわち、C
CDカメラ8により撮像された画像は、公知の画像処理
技術を用いて適切な閾値で二値化され、1画素幅になる
まで細線化され、こうして細線化された1画素幅の連線
は1画素を単位とする点(x,y)の集合として表現さ
れる。そして、得られた点列画像から、図21(a)に
示されているように、画面下端の点qとその点qに隣接
する点rとの間に直線sを引き、この直線sに予め設定
した幅(例えば1画素幅)t(図21(b)参照)を持
たせたとき、点rに隣接する次の点uが幅t内に入るな
らば改めてその点uを含めて直線vを引き直し、次の点
uが幅t内に入らなければ前の点rまでを一つの線分と
して決定する。このような操作を繰り返すことにより何
本かの直線よりなる図形を抽出することができ(図21
(c)参照)、画面下端に掛かる直線vに繋がる次の直
線wを取り出すことにより目的とする直線部分を抽出す
ることができる。なお、前述の線分決定の手順におい
て、得られた線分が2点の点列のみにより生じたもので
ある場合には、その線分は不要なものとして削除するの
が好ましい。
【0067】次に、前述の図21(a)〜(c)に示さ
れている直線抽出手順を図22のフローチャート図によ
ってより具体的に説明する。 W1〜W3 画像として取り込んだビームの像について
画像処理を行い、この画像を1画素単位の点の集合とし
てn個の座標値(xi ,yi )(但し0≦i≦n)で表
す。次いで、画面の最も下側の点からスタートするため
にi=n−1とし、スタート点の座標値(xi ,yi
とその点に隣接する座標値(xi-1 ,yi- 1 )との2点
を通る直線式ax+by+c=0を最小自乗法によって
算出する。 W4〜W8 数kを2に設定し、スタート点に隣接する
点より更に1つ手前の点(画面下端から離れる方向にあ
る点)の座標値(xi-k ,yi-k )について、前述の直
線式ax+by+c=0との距離lk を算出する。そし
て、算出された距離lk が予め設定されている幅W(2
画素程度が好ましい)内にある場合には、点(xi ,y
i )から点(xi-k ,yi-k )までの(k+1)個の全
ての点について改めて最小自乗法によって直線式ax+
by+c=0を計算し、数kを1だけ加算してステップ
W5に戻る。 W9〜W10 点(xi-k ,yi-k )が直線式ax+b
y+c=0から設定幅Wを越えている場合に、点
(xi ,yi )から点(xi-k+1 ,yi-k+1 )までのk
個の点が求めた直線ax+by+c=0に含まれると判
断し、点(xi ,yi )乃至点(xi-k+1 ,yi-k+1
で与えられる直線の長さLを次式で算出する。 L=((xi-k+1 −xi 2 +(yi-k+1 −yi 2
1/2 W11〜W15 求められた長さLが、直線の長さを判
断するために設定されている所定値H(この所定値Hは
例えば画面の1/2すなわち250画素以上に設定する
のが好ましい。)を越えていない場合に、次の処理を行
う。 i−k+1>0のとき、言い換えれば抽出すべき点が
まだ存在するときには、次の点からスタートするために
i=i−kとして、ステップW3へ戻る。 i−k+1≦0のとき、言い換えれば抽出すべき点が
存在しないときには、エラーと判断してフローを終了す
る。 一方、長さLが所定値Hを越えている場合には、得られ
た直線式ax+by+c=0をワーク上の抽出すべき点
と判断し、この直線に基づいて画面上での直線の傾き
θ’および位置xをそれぞれ次式により算出して、この
フローを終了する。 θ’=tan-1(a/b) x=−(b・Y/2+c)/a) 但し、Yは画面y方向の画素数を表す。
【0068】本実施例の直線抽出装置において、細線化
された1画素幅の連線を多数の点の集合として表す際
に、計算時間の短縮を目的として要求される精度に応じ
て所定間隔で点を消去することもできる。
【0069】〔4〕曲げ角度検出位置設定装置 次に、前述のような曲げ角度検出装置を用いてワークW
の曲げ角度を検出するに際し、曲げ角度検出位置を設定
するための曲げ角度検出位置設定装置の具体的実施例に
ついて説明する。
【0070】図23に示されているように、本実施例に
おいては、機械・機器条件,ワーク形状および金型形状
等の各加工条件からワークWの各曲げ工程毎の曲げ加工
状態に係るシミュレーション情報(図24にサッシを例
とする曲げ工程毎のシミュレーション情報が示されてい
る。)を演算するシミュレーション情報演算部27が設
けられ、このシミュレーション情報演算部27からの情
報が曲げ角度検出位置設定装置28に入力されるように
なっている。ここで、機械・機器条件は機械の仕様(テ
ーブル部およびラム部の形状),角度検出装置の仕様
(ユニット数,移動軸数・距離,検出有効範囲)の各条
件であり、ワーク形状は曲げ角,曲げ長さ,脚長,材
質,ブランク時の切欠き形状,凹凸形状等の各条件であ
り、金型形状はV幅,ダイ形状,パンチ形状,ダイホル
ダ形状等の各条件である。
【0071】この曲げ角度検出位置設定装置28におい
ては、シミュレーション情報演算部27からの入力情報
に基づき、検出可能位置解析部29にてワークWの断面
形状と前加工形状(ピアス,エンボス等)とに分けてそ
のワークWの曲げ角度検出可能位置の解析が行われる。
また、この解析結果から検出位置指示部30にて曲げ角
度検出装置の長手方向位置や上下位置等の具体的な検出
位置が指示され、更にその検出位置指示部30にて指示
される検出を実現するために、曲げ角度検出装置の制御
データが検出位置設定部31にて演算される。そして、
この検出位置設定部31にて演算される制御データに基
づき検出位置制御装置32により曲げ角度検出装置が制
御される。また、繰り返しワークおよび類似ワークの指
示時間の短縮のために、検出位置指示部30にて指示さ
れる曲げ角度検出装置の検出パターンは記憶部33に登
録・更新されて利用できるようにされている。なお、検
出位置設定部31においては複数の曲げ角度検出装置が
あるときや、順送り加工があるときの曲げ角度検出装置
の位置などの設定も行われる。また、検出位置制御装置
32は、光源およびCCDカメラを備えてユニット化さ
れた曲げ角度検出装置を機械本体の長手方向に移動させ
るように制御し、また光源の投光角度およびCCDカメ
ラの受光角度を変更させるように制御する。
【0072】前記検出可能位置解析部29における曲げ
角度検出可能位置の解析は、次のようにして行われる。
【0073】(a)ワークWの断面形状による検出可能
位置解析(図25参照) ワークWの曲げ角度が正しく検出されるためには、光源
からワークWに投光されるスリット光LがそのワークW
の同一平面内に所定幅だけ当てられるか否かを判定する
ことが必要となる。この判定は次に示す手順により行わ
れる。なお、この判定手順を説明する図25において
(b)は(a)の部分拡大図を示す。 ワークWを中心にして微小距離εだけオフセットした
線分GI,JK,G’I’,J’K’を定義するととも
に、スリット光Lの外側の線分EK,E’K’を定義
し、これら線分GI,JK,G’I’,J’K’,E
K,E’K’とワークWの各辺0〜1,1〜2,2〜
3,3〜4,4〜5との交差がないかをチェックする。 ワークWの端部である点0もしくは点5がGIJKも
しくはG’I’J’K’で囲まれるエリアに存在しない
かをチェックする。 以上ののチェックによりワークWと線分との交差が
なく、かつエリア内にワーク端が存在しなければ曲げ角
度の検出が可能と判定される。
【0074】(b)ワークWの前加工形状による検出可
能位置解析(図26参照) スリット光Lが投光されるワーク部分に穴や切欠き,凹
凸等があると曲げ角度検出がうまく行えないので、これ
ら穴等があるか否かを判定することによって曲げ角度の
検出が可能か否かを判定する必要がある。この判定は次
に示す手順により行われる。なお、この判定手順を説明
する図26において(b)はワークWを展開状態で示す
図である。 ワークWを展開し、曲げコーナの伸び代やスリット光
Lの投光位置等を考慮してその展開状態でスリット光L
の当たる範囲を求める。 前加工部分を穴A,穴B,穴C・・・というように一
つ一つの単位に分ける。 各々の前加工部分に対しY軸の最大値Ynmax,最小値
nminを求め、これら最大値Ynmax,最小値Ynminのス
リット光Lの投光範囲を示す直線Ya,Ybに対する位
置関係をチェックし、検出への影響の有無をつぎのよう
にして判定する。 (i) Ynmax,Ynmin>YaもしくはYnmax,Ynmin<Y
bの場合は影響無しと判定し、これら条件を満たさない
場合は影響有りと判定する。 (ii)影響有りの単位に対し、各単位の形状(円,角,そ
の他)とそれら単位の位置および直線Ya,Ybに対す
る位置関係より検出不可範囲を決定する。
【0075】次に、本実施例の曲げ角度検出位置設定装
置28による曲げ角度検出装置の設定手順を図27のフ
ロチャート図によって説明する。 X1〜X3 機械・機器条件,ワーク形状,金型形状を
入力する。 X4〜X5 ワークWの曲げ順解析を行って各曲げ工程
毎の曲げ加工状態に係るシミュレーション情報を演算
し、このシミュレーション情報から検出可能位置解析部
29にてワークWの断面形状と前加工形状とに分けてそ
のワークWの曲げ角度検出可能位置の解析を行い、この
解析結果を表示する。なお、曲げ順解析においては複数
の解が出力される。 X6〜X9 得られた解析結果の良否判定を行い、解析
結果が良くない場合にはステップX4へ戻って再度解析
を行う。一方、良否判定の結果解析結果が良い場合に
は、解析結果から検出位置指示部30にて曲げ角度検出
装置の長手方向位置や上下位置等の具体的な検出位置を
指示し、曲げ角度検出装置の制御データを設定する。こ
の場合、予め登録されている検出パターン(例えばワー
ク中心からの偏心位置を示すパターン)が利用され、ま
た新たな検出パターン(更新データ)が登録される。次
に、全工程の設定が完了していない場合には工程の変更
を行って再度ステップX7にて検出位置の指示・設定を
行い、全工程の設定が完了した場合にはフローを終了す
る。
【0076】図27に示されるフローチャート図におい
て、ステップX4の曲げ順解析に際しては前述の検出可
能位置の解析だけでなく曲げ角度検出装置における画像
処理のやり易さについても考慮するのが好ましい。
【0077】本実施例の曲げ角度検出位置設定装置28
においては、曲げ角度の検出後にその曲げ角度検出装置
を加工の邪魔にならない位置に退避させるようにするの
が好ましい。
【0078】また、曲げ角度検出装置を所定位置に移動
させた場合には、この移動に伴って検出データの較正を
例えば較正テーブルを利用して自動的に行えるようにす
るのが好ましい。
【0079】本実施例の曲げ角度検出位置設定装置28
においては、曲げ角度の検出可能位置を求め、この求め
られた検出可能位置を基に検出位置を指示するものにつ
いて説明したが、これとは逆に指定した検出位置に対し
て自動的に検出可否判定を行い検出位置を定めるように
する実施例も可能である。
【0080】以上に説明したように、本発明は、種々に
変更可能なことは明らかである。このような変更は本発
明の精神および範囲に反することなく、また当業者にと
って明瞭な全てのそのような変形、変更は、請求の範囲
に含まれるものである。
【0081】
【発明の効果】本発明の曲げ角度検出装置によれば、ワ
ークと撮像手段との距離を計測したり、投光手段からの
ビームの方向角を計測したりすることなく、また複雑な
演算を行うことなく、簡単な機構でレンズの歪みや受像
素子のバラツキといった不確定な要因も較正してワーク
の曲げ角度を高精度に検出することができる。
【0082】また、本発明の第1の特徴を有する曲げ角
度検出装置に用いる直線抽出装置によれば、二値化処理
を行わずに多値画像の明部領域の代表画素を求めるとと
もに、この代表画素から代表直線を抽出するようにして
いるので、直線を抽出する上での精度を飛躍的に向上さ
せることができる。
【0083】さらに、本発明の第2の特徴を有する曲げ
角度検出装置に用いる直線抽出装置によれば、撮像手段
を下金型の画像が写るように配置するとともに、この下
金型の画像に繋がる直線成分を抽出するようにしている
ので、既に曲げ加工済みのワークやワーク以外の部分を
画像として取り込んだ場合においても、曲げ角度検出に
必要な直線のみを抽出することができ、曲げ角度計測の
精度向上を図ることができる。また、画面下端の直線と
その直線に繋がる直線を抽出できれば以降のデータは不
要となるので、演算時間の短縮に大きく寄与することが
できる。
【0084】また、本発明の曲げ角度検出位置設定装置
によれば、ワークの曲げ角度の検出可能位置の設定をス
ムーズに行うことができ、これにより高精度の曲げ加工
を実現することが可能となる。である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による曲げ角度検出
装置が適用されるプレスブレーキの要部側面図である。
【図2】図2は、曲げ角度検出装置における画像処理方
法およびラム制御方法を説明するブロック図である。
【図3】図3は、曲げ角度検出装置における光源,ワー
クおよびCCDカメラの位置関係等を示す図である。
【図4】図4は、曲げ角度検出装置における画像の一例
を示す図である。
【図5】図5は、曲げ角度検出装置に用いられる較正装
置の正面図である。
【図6】図6は、曲げ角度検出装置に用いられる較正装
置の平面図である。
【図7】図7は、曲げ角度検出装置における較正テーブ
ルの作成手順を示すフローチャート図である。
【図8】図8は、曲げ角度検出装置における較正テーブ
ルを示す図である。
【図9】図9は、曲げ角度検出装置におけるワーク角度
の補正量のデータ補間を説明する図である。
【図10】図10は、曲げ角度検出装置におけるワーク
角度計測の手順を示すフローチャート図である。
【図11】図11は、本発明の一実施例による代表直線
抽出装置のブロック図である。
【図12】図12は、代表直線抽出装置における処理手
順を説明する図である。
【図13】図13は、代表直線抽出装置における処理手
順を示すフローチャート図である。
【図14】図14は、代表直線抽出装置における代表画
素演算手法の一例を示す図である。
【図15】図15は、代表直線抽出装置における代表画
素演算手法の他の例を示す図である。
【図16】図16は、代表直線抽出装置における代表画
素演算手法の更に他の例を示す図である。
【図17】図17は、代表直線抽出装置における精度向
上のための処理手順を示すフローチャート図である。
【図18】図18は、本実施例の代表直線抽出装置の検
出精度を従来例との比較で示す図である。
【図19】図19は、本発明の一実施例による直線抽出
装置の装置構成を示す図である。
【図20】図20は、直線抽出装置における画像の一例
を示す図である。
【図21】図21は、直線抽出装置における処理手順を
説明する図である。
【図22】図22は、直線抽出装置における処理手順を
示すフローチャート図である。
【図23】図23は、曲げ角度検出位置設定装置の構成
を示すブロック図である。
【図24】図24は、各曲げ加工工程毎の曲げ加工状態
を示す図である。
【図25】図25は、ワークの断面形状による検出可能
位置解析の手順を説明する図である。
【図26】図26は、ワークの前加工形状による検出可
能位置解析の手順を説明する図である。
【図27】図27は、曲げ角度検出位置設定装置による
曲げ角度検出装置の設定手順を示すフローチャート図で
ある。
【図28】図28は、ビーム方向角と画像上で像がなす
角度と曲げ角度との関係を説明する図である。
【図29】図29は、線状投光像の一例を示す図であ
る。
【図30】図30は、線状投光像の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ 3 下金型 5 上金型 8 光源(投光手段) 9 CCDカメラ(撮像手段) 10 演算部(演算手段) 11 モニタテレビ 12 記憶部(記憶手段) 20 較正ブロック(試験片) 21 代表直線抽出装置 22 画像入力部 23 ノイズ消去部 24 輝度値検出部 25 代表画素演算部 26 代表直線算出部 27 シミュレーション情報演算部 28 曲げ角度検出位置設定装置 29 検出可能位置解析部 30 検出位置指示部 31 検出装置設定部 32 検出装置制御装置 33 記憶部 W ワーク

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理によりワークの曲げ角度を検出
    する曲げ角度検出装置において、(a)ワークに所定の
    投光角度で投光してそのワークの表面に線状投光像を形
    成する投光手段、(b)この投光手段により前記線状投
    光像が形成される前記ワークの表面を撮像する撮像手
    段、(c)この撮像手段により撮像される画像上での前
    記線状投光像の傾斜角度と位置とを検出する投光像検出
    手段、(d)予め既知の傾斜角度を有する試験片を撮像
    することにより得られるその試験片の画像上での傾斜角
    度と位置とに対応するその試験片の実際の傾斜角度に係
    るデータを記憶する記憶手段および(e)前記投光像検
    出手段により検出される前記線状投光像の傾斜角度と位
    置とに基づき、前記記憶手段に記憶されているデータを
    参照することにより前記ワークの曲げ角度を演算する演
    算手段を備えることを特徴とする曲げ角度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶されているデータ
    は、前記試験片の画像上での傾斜角度と位置とに対応す
    るその試験片の実際の傾斜角度の補正量のデータである
    請求項1に記載の曲げ角度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶されているデータ
    は、前記試験片の画像上での傾斜角度と位置とに対応す
    るその試験片の実際の傾斜角度のデータである請求項1
    に記載の曲げ角度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れているデータの補間演算によりワークの曲げ角度を演
    算するものである請求項1に記載の曲げ角度検出装置。
  5. 【請求項5】 前記投光手段および前記撮像手段は前記
    ワークの曲げ線の少なくとも一側に配置される請求項
    1,2,3または4に記載の曲げ角度検出装置。
  6. 【請求項6】 前記投光手段は、スリット光または直列
    する複数のスポット光を投光することにより前記ワーク
    の表面に線状投光像を形成するものである請求項5に記
    載の曲げ角度検出装置。
  7. 【請求項7】 直線状の明部領域を有する多値画像から
    その明部領域の代表直線を抽出する直線抽出装置であっ
    て、(a)前記多値画像を構成する各画素の輝度値を検
    出する輝度値検出手段、(b)この輝度値検出手段によ
    り検出される各画素の輝度値の分布から画面座標系の所
    定の座標軸に沿って前記明部領域の光軸に係る代表画素
    を演算するとともに、この演算を前記座標軸と所定間隔
    を有する他の座標軸に沿い繰り返し行って複数の代表画
    素を演算する代表画素演算手段および(c)この代表画
    素演算手段により演算される複数の代表画素より前記明
    部領域の代表直線を演算する代表直線演算手段を備える
    ことを特徴とする曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装
    置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記輝度値検出手段により前記
    各画素の輝度値を検出するのに先立って前記多値画像中
    のノイズを消去するノイズ消去手段を設けることを特徴
    とする請求項7に記載の曲げ角度検出装置に用いる直線
    抽出装置。
  9. 【請求項9】 前記ノイズ消去手段は、前記多値画像の
    形成前後における各画素の輝度値を減算することにより
    前記ノイズを消去するものである請求項8に記載の曲げ
    角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  10. 【請求項10】 前記ノイズ消去手段は、所定の閾値以
    下の輝度値を零にすることにより前記ノイズを消去する
    ものである請求項8に記載の曲げ角度検出装置に用いる
    直線抽出装置。
  11. 【請求項11】 前記ノイズ消去手段は、隣接する画素
    の輝度値が零である孤立画素の輝度値を零にすることに
    より前記ノイズを消去するものである請求項8に記載の
    曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  12. 【請求項12】 前記代表画素演算手段は、最も輝度値
    の大きな画素を所定の座標軸に沿う代表画素とするもの
    である請求項7に記載の曲げ角度検出装置に用いる直線
    抽出装置。
  13. 【請求項13】 前記代表画素演算手段は、所定の座標
    軸に沿う各画素の輝度値の分布からそれら輝度値の分布
    重心を求め、この分布重心を代表画素とするものである
    請求項7に記載の曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記代表画素演算手段は、所定の座標
    軸に沿う各画素の輝度値の分布からそれら輝度値の半値
    幅を求めてその半値幅の中心値を求め、この中心値を代
    表画素とするものである請求項7に記載の曲げ角度検出
    装置に用いる直線抽出装置。
  15. 【請求項15】 前記代表直線演算手段は、前記複数の
    代表画素より最小自乗法によって近似直線を演算するこ
    とにより代表直線を演算するものである請求項7に記載
    の曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  16. 【請求項16】 前記代表直線演算手段は、前記近似直
    線に所定の幅を持たせて所定の直線域を求め、この直線
    域から最も離間する画素を削除して残りの画素に基づい
    て再度近似直線を求める演算を直線域内に全ての画素が
    入るまで繰り返すことにより代表直線を演算するもので
    ある請求項15に記載の曲げ角度検出装置に用いる直線
    抽出装置。
  17. 【請求項17】 (a)ワークおよびそのワークを載置
    する下金型の一部に所定の投光角度で投光してそれらワ
    ークおよび下金型の表面に線状投光像を形成する投光手
    段、(b)この投光手段により前記線状投光像が形成さ
    れる前記ワークおよび前記下金型の表面を撮像する撮像
    手段、(c)この撮像手段により撮像される画像を二値
    化および細線化して一画素を単位とする点列の集合とし
    て表す点列化手段、(d)この点列化手段により得られ
    る点列から前記下金型の画像に係る直線成分に繋がる前
    記ワークの画像に係る直線成分を抽出する直線成分抽出
    手段および(e)この直線成分抽出手段により抽出され
    る直線成分に基づいて前記撮像手段により撮像される画
    像上での前記ワークの線状投光像の傾斜角度と位置とを
    検出する投光像検出手段を備えることを特徴とする曲げ
    角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  18. 【請求項18】 前記点列化手段は、所定の間隔で点を
    消去するとともに残りの点に基づきそれら点の集合とし
    て前記画像を表すものである請求項17に記載の曲げ角
    度検出装置に用いる直線抽出装置。
  19. 【請求項19】 前記直線成分抽出手段は、前記撮像手
    段による撮像画面の下端に掛かる直線を前記下金型の画
    像に係る直線成分として判定するものである請求項17
    に記載の曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  20. 【請求項20】 前記直線成分抽出手段は、前記撮像画
    面の下端にある第1の点とその第1の点に隣接する第2
    の点とを結ぶ直線を求め、この直線に所定の幅を持たせ
    て所定の直線域を求め、この直線域内に前記第2の点に
    隣接する第3の点が入るときにその第3の点を含めて再
    度直線を求める演算を繰り返し、このようにして得られ
    る直線域内に入らない点が表れるときにその点の手前の
    点までを一つの線分と判定することにより前記ワークの
    画像に係る直線成分を抽出するものである請求項19に
    記載の曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  21. 【請求項21】 前記直線成分抽出手段は、前記線分が
    二点の点列のみにより生じるものであるときにその線分
    を不要部として削除するものである請求項20に記載の
    曲げ角度検出装置に用いる直線抽出装置。
  22. 【請求項22】 前記投光手段および前記撮像手段は前
    記ワークの曲げ線の少なくとも一側に配置される請求項
    17,18,19,20または21に記載の曲げ角度検
    出装置に用いる直線抽出装置。
  23. 【請求項23】 前記投光手段は、スリット光または直
    列する複数のスポット光を投光することにより前記ワー
    クおよび下金型の表面に線状投光像を形成するものであ
    る請求項22に記載の曲げ角度検出装置に用いる直線抽
    出装置。
  24. 【請求項24】 曲げ角度検出手段によるワークの曲げ
    角度の検出に際してその検出位置を設定する曲げ角度検
    出位置設定装置であって、(a)ワークの曲げ加工条件
    からそのワークの各曲げ工程毎の曲げ状態に係るシミュ
    レーション情報を演算するシミュレーション情報演算手
    段および(b)このシミュレーション情報演算手段によ
    り演算されるシミュレーション情報に基づき前記曲げ角
    度検出手段によりワークの曲げ角度検出の可能な曲げ工
    程を演算する角度検出可能工程演算手段を備えることを
    特徴とする曲げ角度検出位置設定装置。
  25. 【請求項25】 さらに、前記角度検出可能工程演算手
    段により演算される曲げ角度検出の可能な曲げ工程に対
    して前記曲げ角度検出手段による検出位置を指示すると
    ともに、この指示される検出位置を曲げ工程毎の検出パ
    ターンとして記憶する検出パターン記憶手段を設けるこ
    とを特徴とする請求項24に記載の曲げ角度検出位置設
    定装置。
  26. 【請求項26】 前記シミュレーション情報は、ワーク
    の各曲げ工程毎の断面形状およびそのワークの前加工形
    状を含むものである請求項24または25に記載の曲げ
    角度検出位置設定装置。
  27. 【請求項27】 前記前加工形状はワーク表面に形成さ
    れる穴,切欠きおよび凹凸を含むものである請求項26
    に記載の曲げ角度検出位置設定装置。
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