JPH07239575A - 電子写真平版印刷版材料 - Google Patents

電子写真平版印刷版材料

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JPH07239575A
JPH07239575A JP2974594A JP2974594A JPH07239575A JP H07239575 A JPH07239575 A JP H07239575A JP 2974594 A JP2974594 A JP 2974594A JP 2974594 A JP2974594 A JP 2974594A JP H07239575 A JPH07239575 A JP H07239575A
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JP
Japan
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printing plate
plate material
paper
lithographic printing
support
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Pending
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JP2974594A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yamana
政宏 山名
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷過程の機械的応力及び湿し水による版の
びが少ない電子写真平版印刷版材料を提供する。 【構成】 耐水性支持体の一面上に光導電性顔料、絶縁
性バインダー樹脂を主成分として含む光導電層が形成さ
れており、かつ、前記耐水性支持体が、紙の両面に、5
〜25重量%の導電性ウイスカーを含む二軸配向ポリエ
ステルフィルムを貼り合せた構造であることを特徴とす
る電子写真平版印刷版材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平版印刷版材料に関す
るものであり、特に電子写真法によって製版する、耐刷
性に優れ、印刷中の版伸びの少ない、電子写真平版印刷
版材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸化亜鉛を主成分とする電子写真平版印
刷版は、安価であること、またその製版工程が簡易であ
ることから、軽印刷分野に広く使用されている。この電
子写真平版印刷版は、通常、コロナ帯電、露光、現像、
定着工程を経て、光導電層に原稿の像が作られる。つぎ
に光導電層表面をエッチング液で処理して親水化したの
ち、オフセット印刷機にかけられ、インキと湿し水によ
って印刷される。
【0003】印刷工程においては多量の湿し水が印刷版
表面に供給されるため、その支持体には優れた耐水性が
要求される。また、酸化亜鉛の光導電性を利用した、光
導電層表面の電気的潜像形成を妨げないためには、支持
体には適当な導電性が要求される。支持体の導電性が十
分でないと、製版物に非画像部のかぶりが生じる。また
基本的に、印刷工程において印刷版にかかる力に耐える
ための機械的強度も必要である。さらに以上の要求を満
足したうえで、用いられる印刷分野の性質から、安価で
なければならない。
【0004】従来、この種の電子写真平版印刷版の支持
体としては、高サイズ度の紙の両面に耐水性の塗工層を
設けたものが用いられて来た。このような支持体は、単
色の文字ものの印刷等においては、十分な性能を有して
いるが、正確な見当合せによる重ね刷りを必要とする色
印刷においては全く不適当である。
【0005】色印刷を可能にする、電子写真平版印刷版
用の支持体としては、紙の両面に、カーボンブラックを
練り込んで導電性を持たせたポリエチレンを、押し出し
ラミネート法で積層したものがある。このような支持体
は完全な耐水性を有しているが、機械的な力に対する抵
抗性は十分でなかった。また粉塵になりやすいカーボン
ブラックの取扱いに、労働環境上の問題があった。
【0006】また紙とアルミ箔を貼り合せた構成の支持
体がある。紙の片面にアルミ箔を貼ったもの、アルミ箔
の両面に紙を貼ったもの等が市販されている。これらの
支持体は、アルミ箔の剛性によって伸びを押えようとし
たものであるが、問題点は製版機に対する適応に一般性
が無いことである。すなわち製版機の種類によっては、
通紙性が悪かったり、アルミ箔による電気スパークが生
じたりする欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機械的強度
が高く、耐水性があり、従って印刷機上での伸びが少な
く、非画像部かぶりの問題がなく、かつ安価な、電子写
真平版印刷版材料を提供しょうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究の結
果、紙の両面に5〜25%の導電性ウイスカーを含む二
軸延伸ポリエステルフィルムを貼り合せた構造の支持体
を用いることにより上記の問題が解決されることを見出
し、本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明の電子写真平版印刷版材
料は耐水性支持体と、この耐水性支持体の一面上に形成
され、かつ光導電性顔料、絶縁性バインダー樹脂を主成
分として含む光導電層とを有し、前記耐水性支持体が、
紙の両面に、5〜25重量%の導電性ウイスカーを含む
二軸配向ポリエステルフィルムを貼り合せた構造である
ことを特徴とするものである。
【0010】このような構成の耐水性支持体を用いるこ
とによって、機械的強度が高く、印刷時に水の影響によ
って伸びを生じる恐れもなく、また製版時に非画像部か
ぶりを生じることもない電子写真平版印刷版が得られ
る。
【0011】紙の両側の二軸延伸ポリエステルフィルム
は、非透水性なので、平版印刷版の耐水性を保証すると
同時に、押し出しポリエチレンフィルム等よりも引っ張
り強度、引っ張り弾性率ともはるかに高いことによっ
て、平版印刷版の機械的強度も高くなり、これらの総合
的な効果として、平版印刷版の印刷時の伸びは、色印刷
が可能な程度に小さくなる。
【0012】また、二軸延伸ポリエステルフィルムに練
り込んだ導電性ウイスカーは、フィルムに適当な導電性
を与えると同時に、それ自体の引っ張り弾性率が高いの
で、ポリエステルフィルムに対して強化材として働き、
ポリエステルフィルムの弾性率を更に高くする。
【0013】芯材として紙を用いる理由は、体積当りの
コストが安いこと、それ自体ある程度の導電性を有する
と同時に各種の添加剤を加えて導電性の調節が容易であ
ること、紙の両面に高剛性のフィルムを貼りあわせた材
料の風合が、印刷版材として適当であること、すなわち
適当な腰があると同時に粘りがあり、折れの入りやすい
性質がない、ということである。
【0014】導電性ウイスカーは、セラミック系、ある
いは金属酸化物系の繊維状結晶体であり、前者の例とし
ては大塚化学のデントールWK200B、同BK30
0、後者の例としては石原産業の針状導電性酸化チタン
FT2000、同FT3000を挙げることができる。
【0015】導電性ウイスカーの、二軸延伸ポリエステ
ルフィルム中の含有量は、5〜25重量%、好ましくは
10〜15%が適当である。5重量%以下では導電性が
十分でなく、製版時に非画像部かぶりを生じる恐れがあ
り、25重量%以上では導電性が高過ぎて、製版時に画
像濃度の低下を起こす恐れがある。二軸延伸ポリエステ
ルフィルムの導電性は、表面電気抵抗が108 〜1010
Ωのオーダーが適当である。
【0016】二軸延伸ポリエステルフィルムを紙に貼り
合せるためのバインダー樹脂は、耐水性のあるものなら
ばなんでも良いが、フィルムが非透過性かつ非吸収性で
あるために、ドライラミ法のバインダー樹脂を用いるこ
とが望ましい。また製版時に非画像部かぶりを起こさな
いためには、バインダー樹脂自体も導電性である必要が
あり、導電性ウイスカー、カーボンブラック、導電性ポ
リマー等の導電剤を添加したものが用いられる。
【0017】芯材として用いられる紙は、通常オフセッ
トマスターの原紙として用いられるものと同様である。
すなわち、広葉樹および/または針葉樹の化学パルプを
主体とし、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリアミドポリア
ミンエピクロルヒドリン樹脂等の紙力増強剤、変性ロジ
ン、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤、食塩、ポリ
スチレンスルフォン酸等の導電剤、およびその他の添加
剤を添加して抄造される。さらに貼り合わせ加工時のバ
インダー樹脂の浸透を押え、導電性を調節する目的で、
デンプン、水溶性樹脂、導電剤等からなるサイズプレス
を施しても良い。坪量は目的とする印刷版材料の厚みに
より、80〜130g/m2 の範囲である。
【0018】支持体の上に塗工する光導電層としては、
光導電性酸化亜鉛を主成分とし、溶剤溶解性のバインダ
ー樹脂で結着したものが用いられる。バインダー樹脂と
しては、アクリル樹脂、シリコン樹脂、アルキド樹脂、
ポリエステル樹脂等を用いることができるが、通常はア
クリル樹脂が用いられる。さらに分光増感剤として、可
視光用ならばローズベンガル、フルオレセイン、ブロム
フェノールブルー等、半導体レーザー光用ならば各種の
ヘプタメチン系染料が用いられる。またさらに化学増感
剤として、無水マレイン酸、無水フタル酸等の酸無水物
が用いられる。バインダー樹脂と酸化亜鉛の割合は1
5:85〜20:80の範囲である。光導電層の塗工量
は、15〜30g/m2 の範囲である。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明の範囲はこれらの例によって限定される
ものではない。
【0020】実施例1 フィルム用のポリエステル樹脂を85重量%と、導電性
ウイスカー(大塚化学製デントールBK300、カーボ
ン被覆チタン酸カリウム)15重量%とを、試験用押し
出し機を用いて練り込んで、練りこみペレットとした。
これを熱プレスでシート化した後、2軸延伸試験機を用
いて延伸し、厚さ10μのフィルムとした。
【0021】坪量104g/m2 のオフセットマスター
用原紙の片面に、バインダー樹脂の固形分の18%の導
電性アセチレンブラックを分散させた2液型のウレタン
系ドライラミネート用バインダー樹脂を5g/m2 の塗
布量に塗布し、ほぼ完全に溶剤を乾燥させた後、前記2
軸延伸ポリエステルフィルムを貼り合せた。同様に操作
して反対面にもフィルムを貼り合せた後、30℃で3日
間放置してみバインダー樹脂を硬化させた。このように
して紙/2軸延伸フィルム貼合せの支持体が得られた。
この支持体の表面電気抵抗は2.4×108 Ωであっ
た。
【0022】次にプライマー層として、日本純薬製の導
電性アクリル樹脂、ジュリマーSP65Tを、前記支持
体の片側に、乾燥後の重量が1g/m2 となるように塗
布した。
【0023】次に光導電層の塗料として、光導電性酸化
亜鉛100部、アクリル酸エステル共重合体(50%ト
ルエン溶液)50部、ローズベンガル(5%メタノール
溶液)2部、トルエン100部をペイントコンディショ
ナーで分散し、この塗料を乾燥重量で26g/m2 とな
るように前記の貼合せ支持体の、プライマー層を塗工し
た側に塗布した。このようにして電子写真平版印刷版材
料が得られた。
【0024】実施例2 ポリエステル樹脂に練り込む導電剤として、石原産業製
の針状導電性酸化チタン、FT2000を用いた以外
は、実施例1と同様にして貼り合せ支持体を得た。この
ものの表面電気抵抗は1.3×109 Ωであった。さら
に実施例1と同様に操作して電子写真平版印刷版材料を
得た。
【0025】実施例3 ポリエステル樹脂を78重量%と、デントールBK30
0を22重量%とした以外は、実施例1と同様にして貼
り合せ支持体を得た。さらに実施例1と同様に操作して
電子写真平版印刷版材料を得た。
【0026】実施例4 ポリエステル樹脂を82重量%と、デントールBK30
0を8重量%とした以外は、実施例1と同様にして貼り
合せ支持体を得た。さらに実施例1と同様に操作して電
子写真平版印刷版材料を得た。
【0027】比較例1 ポリエステル樹脂に導電性ウイスカーを練り込まなかっ
た以外は、実施例1と同様にして貼り合せ支持体を得
た。このものの表面電気抵抗は9.3×1015Ωであっ
た。さらに実施例1と同様に操作して電子写真平版印刷
版材料を得た。
【0028】比較例2 高密度ポリエチレン樹脂を82重量%と、導電性アセチ
レンブラック8重量%とを加えたものを押し出しラミネ
ート法で、実施例1で用いたオフセットマスター原紙
に、表裏面とも30g/m2 の坪量となるように積層し
て、ラミネート紙を得た。このものの表面電気抵抗は
5.6×109 Ωであった。このラミネート紙の片面に
コロナ放電処理を施した後、プライマー層として前記ジ
ュリマーSP65Tを、乾燥後の塗布量が1g/m2
なるように塗布した後、実施例1と同様に操作して光導
電層を塗布して、電子写真平版印刷版材料を得た。
【0029】比較例3 ポリエステル樹脂を97重量%と、デントールBK30
0を3重量%とした以外は、実施例1と同様にして貼り
合せ支持体を得た。さらに実施例1と同様に操作して電
子写真平版印刷版材料を得た。
【0030】評価 実施例1、2、3、4、比較例1、2、3の7種類の平
版印刷版材料を、岩崎通信機製オフセットマスター製版
機IP46を用いて製版し、同社製エッチング液で親水
化した後、リョービ2800印刷機を用いて各2000
枚印刷した。製版及び印刷の結果を表1にまとめた。表
中、版伸びのうち、”初期”の値は、印刷前の版面の画
像の標線間の距離と、20枚目の印刷物の同じ標線間の
距離の比較であり、主として印刷初期の、機械的応力に
よる版の伸びを示している。同じく”2000枚目”の
値は、20枚目の印刷物と、2000枚目の印刷物の標
線間距離の比較であり、主として印刷過程の、水の影響
による版伸びを示している。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明によって、色印刷にも使用が可能
な伸びの少ないオフセットマスターが提供されるので、
軽印刷業の発展に寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の電子写真平版印刷版材料の構造
の一例を示す断面説明図。
【符号の説明】
1・・・ 支持体 2・・・ 光導電層 3・・・ 紙芯材 4a,4b・・・ 導電性ウイスカー含有ポリエステルフィ
ルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐水性支持体と、この耐水性支持体の一
    面上に形成され、かつ光導電性顔料、絶縁性バインダー
    樹脂を主成分として含む光導電層とを有し、前記耐水性
    支持体が、紙の両面に、5〜25重量%の導電性ウイス
    カーを含む二軸配向ポリエステルフィルムを貼り合せた
    構造であることを特徴とする電子写真平版印刷版材料。
JP2974594A 1994-02-28 1994-02-28 電子写真平版印刷版材料 Pending JPH07239575A (ja)

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JP2974594A JPH07239575A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 電子写真平版印刷版材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018141972A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018141972A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

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