JPH07240782A - 送受話装置 - Google Patents
送受話装置Info
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- JPH07240782A JPH07240782A JP3001894A JP3001894A JPH07240782A JP H07240782 A JPH07240782 A JP H07240782A JP 3001894 A JP3001894 A JP 3001894A JP 3001894 A JP3001894 A JP 3001894A JP H07240782 A JPH07240782 A JP H07240782A
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- level
- voice
- noise
- background noise
- noise level
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲の背景雑音が大きい場所では、送話側か
ら受話側への側音を抑えて、受話音声の明瞭度を高め
る。 【構成】 送話用マイクロフォン1からA/D変換器2
を介して得られる送話音声信号を、可変利得アンプ7を
介して側音として受話側の加算器14に送り、受話音声
と加算する。送話音声信号中の背景雑音レベルを背景雑
音レベル検出器6で検出し、この検出された背景雑音レ
ベルに応じて可変利得アンプ7のゲインを制御すること
により、側音レベルを制御する。
ら受話側への側音を抑えて、受話音声の明瞭度を高め
る。 【構成】 送話用マイクロフォン1からA/D変換器2
を介して得られる送話音声信号を、可変利得アンプ7を
介して側音として受話側の加算器14に送り、受話音声
と加算する。送話音声信号中の背景雑音レベルを背景雑
音レベル検出器6で検出し、この検出された背景雑音レ
ベルに応じて可変利得アンプ7のゲインを制御すること
により、側音レベルを制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声を送受信するため
の送受話装置に関し、特に、送話音声入力の一部を受話
側に送るような送受話装置に関する。
の送受話装置に関し、特に、送話音声入力の一部を受話
側に送るような送受話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電話機においては、送話器側の音
声信号を所定のレベルで受話器側に戻し、通常の自由空
間で音声を発する場合と同様に、耳に音声を戻して聞か
せることで、適正な音量で発話できるようにしている。
このように発声者の発した音声の内の当人の耳に戻る分
を側音と呼んでいる。
声信号を所定のレベルで受話器側に戻し、通常の自由空
間で音声を発する場合と同様に、耳に音声を戻して聞か
せることで、適正な音量で発話できるようにしている。
このように発声者の発した音声の内の当人の耳に戻る分
を側音と呼んでいる。
【0003】すなわち、一般に送話者は、耳に戻る側音
のレベルが低いと発声レベルを高めるように、逆に側音
レベルが高いと発声レベルを低めるように発声してお
り、耳で確認しながら発声レベルを調整している。
のレベルが低いと発声レベルを高めるように、逆に側音
レベルが高いと発声レベルを低めるように発声してお
り、耳で確認しながら発声レベルを調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の電話
機におけるこの側音のレベルは、ある一定の固定レベル
となっているため、周囲雑音が大きい場合には、送話器
のマイクから混入した雑音が側音として受話器側に戻
り、受話音声の聞き取りの明瞭度が低下するという欠点
がある。
機におけるこの側音のレベルは、ある一定の固定レベル
となっているため、周囲雑音が大きい場合には、送話器
のマイクから混入した雑音が側音として受話器側に戻
り、受話音声の聞き取りの明瞭度が低下するという欠点
がある。
【0005】特に、携帯用電話機の場合には、屋外で使
用することが多いため、周囲雑音の大きい環境下で使用
することも少なくない。こちらから発信する場合には雑
音の少ない場所を選べても、相手からの着信は場所を選
ばないため、騒音の大きい場所でも応答せざるを得ない
ことも多い。
用することが多いため、周囲雑音の大きい環境下で使用
することも少なくない。こちらから発信する場合には雑
音の少ない場所を選べても、相手からの着信は場所を選
ばないため、騒音の大きい場所でも応答せざるを得ない
ことも多い。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、周囲の背景雑音が大きい場所では側音を
抑えて、受話音声の明瞭度を向上できるような送受話装
置の提供を目的とする。
たものであり、周囲の背景雑音が大きい場所では側音を
抑えて、受話音声の明瞭度を向上できるような送受話装
置の提供を目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、少ない演算量
ながら高精度、高信頼度で背景雑音を検出し、側音レベ
ル調整が行えるような送受話装置を提供することであ
る。
ながら高精度、高信頼度で背景雑音を検出し、側音レベ
ル調整が行えるような送受話装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声信号送
受信装置は、上記課題を解決するために、送話音声を電
気信号の送話音声信号に変換し信号処理して送信し、受
信された信号を信号処理して受話音声信号とした後に受
話音声に変換する送受話装置において、上記送話音声信
号が入力される可変利得増幅手段と、この可変利得増幅
手段からの出力を上記受話音声信号に側音として加算す
る加算手段と、送話側の背景雑音レベルを検出する背景
雑音レベル検出手段とを有し、この背景雑音レベル検出
手段からの検出出力に応じて上記可変利得増幅手段の利
得を制御している。
受信装置は、上記課題を解決するために、送話音声を電
気信号の送話音声信号に変換し信号処理して送信し、受
信された信号を信号処理して受話音声信号とした後に受
話音声に変換する送受話装置において、上記送話音声信
号が入力される可変利得増幅手段と、この可変利得増幅
手段からの出力を上記受話音声信号に側音として加算す
る加算手段と、送話側の背景雑音レベルを検出する背景
雑音レベル検出手段とを有し、この背景雑音レベル検出
手段からの検出出力に応じて上記可変利得増幅手段の利
得を制御している。
【0009】また、上記送話音声信号を圧縮符号化する
音声符号化手段を設け、上記背景雑音レベル検出手段
は、上記音声符号化手段の符号化処理の際に求められる
パラメータを用いて背景雑音レベル検出を行うようにす
ることが挙げられる。また、上記背景雑音レベル検出手
段は、雑音レベルを少なくとも1つの閾値を用いて複数
のレベル範囲に区分し、これらの複数のレベル範囲に応
じて上記可変利得増幅手段の利得を段階的に切換制御す
ることが挙げられる。
音声符号化手段を設け、上記背景雑音レベル検出手段
は、上記音声符号化手段の符号化処理の際に求められる
パラメータを用いて背景雑音レベル検出を行うようにす
ることが挙げられる。また、上記背景雑音レベル検出手
段は、雑音レベルを少なくとも1つの閾値を用いて複数
のレベル範囲に区分し、これらの複数のレベル範囲に応
じて上記可変利得増幅手段の利得を段階的に切換制御す
ることが挙げられる。
【0010】この場合、上記検出された背景雑音レベル
が大きいときには上記可変利得増幅手段の利得を下げて
側音レベルを下げ、背景雑音レベルが小さいときには上
記可変利得増幅手段の利得を上げて側音レベルを上げる
ように制御する。
が大きいときには上記可変利得増幅手段の利得を下げて
側音レベルを下げ、背景雑音レベルが小さいときには上
記可変利得増幅手段の利得を上げて側音レベルを上げる
ように制御する。
【0011】さらに、上記背景雑音レベル検出手段を、
上記音声符号化手段で得られる分析パラメータを用いて
雑音区間を検出する雑音区間検出手段と、上記雑音区間
検出手段で検出された雑音区間の雑音レベルを検出する
雑音レベル検出手段とで構成し、上記雑音レベル検出手
段で検出された雑音レベルに応じて、上記可変利得増幅
手段の利得を制御することが挙げられる。
上記音声符号化手段で得られる分析パラメータを用いて
雑音区間を検出する雑音区間検出手段と、上記雑音区間
検出手段で検出された雑音区間の雑音レベルを検出する
雑音レベル検出手段とで構成し、上記雑音レベル検出手
段で検出された雑音レベルに応じて、上記可変利得増幅
手段の利得を制御することが挙げられる。
【0012】この場合、上記雑音区間検出手段として
は、入力音声信号の1フレームにつき上記分析パラメー
タとして1次の線形予測符号化係数を用い、該1次の線
形予測符号化係数が所定のしきい値よりも小さいときに
は該1フレームを雑音区間とするものを用いることが挙
げられる。
は、入力音声信号の1フレームにつき上記分析パラメー
タとして1次の線形予測符号化係数を用い、該1次の線
形予測符号化係数が所定のしきい値よりも小さいときに
は該1フレームを雑音区間とするものを用いることが挙
げられる。
【0013】また、上記雑音区間検出手段としては、入
力音声信号の1フレームにつき分析パラメータとしてピ
ッチ成分の強弱を示すピッチゲインを用い、該ピッチゲ
インが所定の範囲内にあるときに該1フレームを雑音区
間とするものや、上記分析パラメータとしてピッチ周波
数を用い、入力音声信号の1フレームの該ピッチ周波数
成分が0であるときに該1フレームを雑音区間とするも
のや、上記分析パラメータとしてフレームパワーを用
い、入力音声信号の1フレームの該フレームパワーが所
定のしきい値よりも小さいときに該1フレームを雑音区
間とするものを用いるようにしてもよい。また、上記雑
音区間検出手段は、現在のフレームと過去のフレームで
のフレームパワーの変化量が所定のしきい値を越えたと
きには、現在のフレームを雑音区間としていても、該現
在のフレームを音声区間とするようなものを用いてもよ
く、また、複数連続フレームの上記分析パラメータの値
を考慮して、雑音区間の検出を行うようなものを用いて
もよい。
力音声信号の1フレームにつき分析パラメータとしてピ
ッチ成分の強弱を示すピッチゲインを用い、該ピッチゲ
インが所定の範囲内にあるときに該1フレームを雑音区
間とするものや、上記分析パラメータとしてピッチ周波
数を用い、入力音声信号の1フレームの該ピッチ周波数
成分が0であるときに該1フレームを雑音区間とするも
のや、上記分析パラメータとしてフレームパワーを用
い、入力音声信号の1フレームの該フレームパワーが所
定のしきい値よりも小さいときに該1フレームを雑音区
間とするものを用いるようにしてもよい。また、上記雑
音区間検出手段は、現在のフレームと過去のフレームで
のフレームパワーの変化量が所定のしきい値を越えたと
きには、現在のフレームを雑音区間としていても、該現
在のフレームを音声区間とするようなものを用いてもよ
く、また、複数連続フレームの上記分析パラメータの値
を考慮して、雑音区間の検出を行うようなものを用いて
もよい。
【0014】さらに、上記検出された雑音レベルに応じ
て、受話側での受話音量を制御するようにして、背景雑
音レベル検出手段を側音レベル制御と受話音量制御の双
方に兼用させることが挙げられる。
て、受話側での受話音量を制御するようにして、背景雑
音レベル検出手段を側音レベル制御と受話音量制御の双
方に兼用させることが挙げられる。
【0015】
【作用】背景雑音レベルに応じて可変利得増幅手段の利
得を制御することにより、側音レベルを制御しているた
め、周囲雑音が大きい場所での側音を抑えて受話側に混
入する雑音を抑えることができる。
得を制御することにより、側音レベルを制御しているた
め、周囲雑音が大きい場所での側音を抑えて受話側に混
入する雑音を抑えることができる。
【0016】ここで、送受話装置が音声符号化手段を備
えている場合に、この音声符号化の際に計算されるパラ
メータを用いて背景雑音レベル検出を行うことにより、
計算を省略でき、少ない演算量でも高精度、高信頼度の
雑音レベル検出が行える。
えている場合に、この音声符号化の際に計算されるパラ
メータを用いて背景雑音レベル検出を行うことにより、
計算を省略でき、少ない演算量でも高精度、高信頼度の
雑音レベル検出が行える。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る送受話装置の好ましい実
施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明に係る送受話装置の基本的な実施例の概略構成を
示すブロック回路図である。
施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明に係る送受話装置の基本的な実施例の概略構成を
示すブロック回路図である。
【0018】この図1において、送話用マイクロフォン
1で電気信号とされた入力音声信号は、アナログ/ディ
ジタル(A/D)変換器2によりディジタル信号とされ
て、音声データ圧縮用のエンコーダ、すなわち音声符号
化器3に供給される。この音声符号化器3で情報圧縮、
符号化が施された音声データは、送信処理回路4に送ら
れて送信のための信号処理が施された後、出力端子5よ
り取り出されて、電話回線あるいはアンテナ等を介して
送出される。
1で電気信号とされた入力音声信号は、アナログ/ディ
ジタル(A/D)変換器2によりディジタル信号とされ
て、音声データ圧縮用のエンコーダ、すなわち音声符号
化器3に供給される。この音声符号化器3で情報圧縮、
符号化が施された音声データは、送信処理回路4に送ら
れて送信のための信号処理が施された後、出力端子5よ
り取り出されて、電話回線あるいはアンテナ等を介して
送出される。
【0019】背景雑音レベル検出器6においては、例え
ば音声符号化器3における符号化処理の際に計算された
各パラメータを用いて、背景雑音レベルを検出し、この
検出レベルに応じて可変利得アンプ7を制御し、側音と
して受話側に加える送話音声の利得を可変制御する。こ
の可変利得アンプ7は、A/D変換器2からの出力をデ
ィジタル的に可変利得制御して、受話側の加算器14に
送っている。なお、背景雑音レベル検出器6は、A/D
変換器2からのあるいはA/D変換前の音声信号に基づ
いて、背景雑音レベルを検出するものを用いてもよい。
また、可変利得アンプ7は、ゲインが1以下の可変減衰
器であってもよい。
ば音声符号化器3における符号化処理の際に計算された
各パラメータを用いて、背景雑音レベルを検出し、この
検出レベルに応じて可変利得アンプ7を制御し、側音と
して受話側に加える送話音声の利得を可変制御する。こ
の可変利得アンプ7は、A/D変換器2からの出力をデ
ィジタル的に可変利得制御して、受話側の加算器14に
送っている。なお、背景雑音レベル検出器6は、A/D
変換器2からのあるいはA/D変換前の音声信号に基づ
いて、背景雑音レベルを検出するものを用いてもよい。
また、可変利得アンプ7は、ゲインが1以下の可変減衰
器であってもよい。
【0020】受話側の構成としては、伝送路あるいはア
ンテナを介して受信された信号が入力端子11を介して
受信処理回路12に供給され、受信処理が施されて、音
声復号化器13に送られる。この音声復号化器13にて
送話側の音声符号化器3における符号化処理の逆の処理
が施された後、加算器14に送られて、可変利得アンプ
14からの上記側音とディジタル的に加算される。加算
器14からの出力は、ディジタル/アナログ(D/A)
変換器15に送られてアナログ信号に変換され、アンプ
16を介してスピーカ17に送られている。
ンテナを介して受信された信号が入力端子11を介して
受信処理回路12に供給され、受信処理が施されて、音
声復号化器13に送られる。この音声復号化器13にて
送話側の音声符号化器3における符号化処理の逆の処理
が施された後、加算器14に送られて、可変利得アンプ
14からの上記側音とディジタル的に加算される。加算
器14からの出力は、ディジタル/アナログ(D/A)
変換器15に送られてアナログ信号に変換され、アンプ
16を介してスピーカ17に送られている。
【0021】なお、送話側のA/D変換前のアナログ音
声信号をアナログの可変利得アンプを介して送話側に送
る場合には、送話側のD/A変換後のアナログ音声信号
に対してアナログ的に加算を行うようにすればよい。
声信号をアナログの可変利得アンプを介して送話側に送
る場合には、送話側のD/A変換後のアナログ音声信号
に対してアナログ的に加算を行うようにすればよい。
【0022】このような構成において、背景雑音レベル
検出器6は、マイクロフォン1により収音された信号の
内の雑音区間での信号レベルを検出し、この検出された
背景雑音レベルが大きいときには可変利得アンプ7のゲ
インを下げて側音のレベルを下げる。逆に、背景雑音レ
ベルが小さいときには、可変利得アンプ7のゲインを上
げて側音のレベルを上げる。すなわち、背景雑音の大き
いうるさい場所では、側音経路を通して受話側に混入す
る雑音を抑えて、明瞭度を上げる。また、一般に送話者
は、耳に戻る側音のレベルが低いと発声レベルを高める
ように、逆に側音レベルが高いと発声レベルを低めるよ
うに発声することから、うるさい場所で側音レベルを下
げることにより送話者の発声レベルが上がり、逆に静か
な場所で側音レベルを上げることにより送話者の発声レ
ベルが相対的に下がる。これにより、音声と周囲雑音と
のSN比が良好にとれるようになる。
検出器6は、マイクロフォン1により収音された信号の
内の雑音区間での信号レベルを検出し、この検出された
背景雑音レベルが大きいときには可変利得アンプ7のゲ
インを下げて側音のレベルを下げる。逆に、背景雑音レ
ベルが小さいときには、可変利得アンプ7のゲインを上
げて側音のレベルを上げる。すなわち、背景雑音の大き
いうるさい場所では、側音経路を通して受話側に混入す
る雑音を抑えて、明瞭度を上げる。また、一般に送話者
は、耳に戻る側音のレベルが低いと発声レベルを高める
ように、逆に側音レベルが高いと発声レベルを低めるよ
うに発声することから、うるさい場所で側音レベルを下
げることにより送話者の発声レベルが上がり、逆に静か
な場所で側音レベルを上げることにより送話者の発声レ
ベルが相対的に下がる。これにより、音声と周囲雑音と
のSN比が良好にとれるようになる。
【0023】このような側音レベルの制御は、アナログ
的にあるいは無段階的に行わせてもよいが、いくつかの
ゲインを予め設定しておき、上記検出した背景雑音レベ
ルをいくつかの閾値で弁別して段階的に側音レベルを切
り換えるようにしてもよい。例えば、2種類の背景雑音
レベルの閾値th1 、th2 を定めておき、背景雑音レベル
検出器6で検出した背景雑音レベルAが各閾値th1 、th
2 より大きいか小さいかによって、側音レベルすなわち
アンプ7のゲインを3種類の大きさG1 、G2、G3 に
切換制御する。具体的には、上記各閾値の大小関係をth
1 >th2 とし、各ゲインの大小関係をG1 <G2 <G3
とするとき、 A>th1 のとき、ゲインG1 (側音レベル小) th1 ≧A≧th2 のとき、ゲインG2 (側音レベル中) th2 >A のとき、ゲインG3 (側音レベル大) のように切換制御すればよい。
的にあるいは無段階的に行わせてもよいが、いくつかの
ゲインを予め設定しておき、上記検出した背景雑音レベ
ルをいくつかの閾値で弁別して段階的に側音レベルを切
り換えるようにしてもよい。例えば、2種類の背景雑音
レベルの閾値th1 、th2 を定めておき、背景雑音レベル
検出器6で検出した背景雑音レベルAが各閾値th1 、th
2 より大きいか小さいかによって、側音レベルすなわち
アンプ7のゲインを3種類の大きさG1 、G2、G3 に
切換制御する。具体的には、上記各閾値の大小関係をth
1 >th2 とし、各ゲインの大小関係をG1 <G2 <G3
とするとき、 A>th1 のとき、ゲインG1 (側音レベル小) th1 ≧A≧th2 のとき、ゲインG2 (側音レベル中) th2 >A のとき、ゲインG3 (側音レベル大) のように切換制御すればよい。
【0024】ところで、上記背景雑音レベル検出器6に
おける信号レベル検出は、マイクロフォンで収音された
信号の内の音声を発している区間以外の雑音区間にて行
うことが必要とされ、この雑音区間と音声区間とを正確
に区別することが必要とされる。この雑音区間と音声区
間とを区別する方法としては、例えば、信号に含まれて
いる基本周期やピッチ等を検出したり、信号波形のゼロ
クロスの頻度を見たり、周波数成分の分布を見たりする
こと等やこれらを併用することが知られている。これら
の手法は、簡便である反面、精度が低い。また、精度を
向上するためのアルゴリズムも提案されており、例え
ば、長時間の平均的な線形予測符号化(LPC)係数を
用いて、入力信号に逆フィルタリングを施し、その残差
レベルをモニタする方法等が知られているが、演算量が
多くなる。
おける信号レベル検出は、マイクロフォンで収音された
信号の内の音声を発している区間以外の雑音区間にて行
うことが必要とされ、この雑音区間と音声区間とを正確
に区別することが必要とされる。この雑音区間と音声区
間とを区別する方法としては、例えば、信号に含まれて
いる基本周期やピッチ等を検出したり、信号波形のゼロ
クロスの頻度を見たり、周波数成分の分布を見たりする
こと等やこれらを併用することが知られている。これら
の手法は、簡便である反面、精度が低い。また、精度を
向上するためのアルゴリズムも提案されており、例え
ば、長時間の平均的な線形予測符号化(LPC)係数を
用いて、入力信号に逆フィルタリングを施し、その残差
レベルをモニタする方法等が知られているが、演算量が
多くなる。
【0025】ここで、図1に示すように、背景雑音レベ
ル検出器6での雑音区間検出やレベル検出の際に、音声
符号化器3における符号化処理の際に計算された各パラ
メータを流用するようにすれば、背景雑音レベル検出の
ためだけの計算を大幅に省略でき、少ない演算量ながら
高精度、高信頼度を実現できる。音声符号化器3は、デ
ィジタル信号処理により音声信号を高能率で圧縮するも
のであり、具体的には例えば、ベクトル和励起リニア予
測(VSELP:Vector Sum Excited LinearPredictio
n)等のコード励起リニア予測(CELP:Code Exited
Linear Prediction )エンコーダを用いることがで
き、このエンコード処理の際と分析パラメータを、上記
背景雑音レベル検出処理、特に雑音区間検出処理に用い
ることができる。
ル検出器6での雑音区間検出やレベル検出の際に、音声
符号化器3における符号化処理の際に計算された各パラ
メータを流用するようにすれば、背景雑音レベル検出の
ためだけの計算を大幅に省略でき、少ない演算量ながら
高精度、高信頼度を実現できる。音声符号化器3は、デ
ィジタル信号処理により音声信号を高能率で圧縮するも
のであり、具体的には例えば、ベクトル和励起リニア予
測(VSELP:Vector Sum Excited LinearPredictio
n)等のコード励起リニア予測(CELP:Code Exited
Linear Prediction )エンコーダを用いることがで
き、このエンコード処理の際と分析パラメータを、上記
背景雑音レベル検出処理、特に雑音区間検出処理に用い
ることができる。
【0026】このVSELPについては、例えば、モト
ローラ・インコーポレーテッドによる特表平2−502
135号公報に「改良されたベクトル励起源を有するデ
ィジタル音声コーダ」の技術として開示されており、ま
た、「ベクトル和励起リニア予測」(VECTOR SUM EXCIT
ED LINEAR PREDICITION (VSELP):SPEECH CODING AT8 K
BPS :Ira A. Gerson and Jasiuk: Paper presented at
the Int. Conf. onAcoustics, Speech and Signal Pro
cessing -April 1990 )の文献にも記載されている。
ローラ・インコーポレーテッドによる特表平2−502
135号公報に「改良されたベクトル励起源を有するデ
ィジタル音声コーダ」の技術として開示されており、ま
た、「ベクトル和励起リニア予測」(VECTOR SUM EXCIT
ED LINEAR PREDICITION (VSELP):SPEECH CODING AT8 K
BPS :Ira A. Gerson and Jasiuk: Paper presented at
the Int. Conf. onAcoustics, Speech and Signal Pro
cessing -April 1990 )の文献にも記載されている。
【0027】上記VSELPを用いて音声を高能率で圧
縮するディジタル信号処理による音声符号化装置として
のVSELPエンコーダは、入力された音声信号から音
声のフレームパワー、反射係数及び線形予測係数、ピッ
チ周波数、コードブック、ピッチ及びコードブックのゲ
イン等のパラメータを分析し、この分析パラメータを用
いて、音声を符号化している。このような音声を高能率
で圧縮するディジタル信号処理による音声符号化装置で
ある上記VSELPエンコーダは、携帯用電話装置に多
く適用されている。
縮するディジタル信号処理による音声符号化装置として
のVSELPエンコーダは、入力された音声信号から音
声のフレームパワー、反射係数及び線形予測係数、ピッ
チ周波数、コードブック、ピッチ及びコードブックのゲ
イン等のパラメータを分析し、この分析パラメータを用
いて、音声を符号化している。このような音声を高能率
で圧縮するディジタル信号処理による音声符号化装置で
ある上記VSELPエンコーダは、携帯用電話装置に多
く適用されている。
【0028】このようなVSELPエンコーダの分析パ
ラメータを用いた背景雑音レベル検出器6での雑音区間
検出においては、入力音声信号の1フレームにつき上記
分析パラメータとして1次の線形予測符号化係数を用
い、該1次の線形予測符号化係数が所定のしきい値より
も小さいときに該1フレームを雑音区間とするような処
理を行えばよい。
ラメータを用いた背景雑音レベル検出器6での雑音区間
検出においては、入力音声信号の1フレームにつき上記
分析パラメータとして1次の線形予測符号化係数を用
い、該1次の線形予測符号化係数が所定のしきい値より
も小さいときに該1フレームを雑音区間とするような処
理を行えばよい。
【0029】また、入力音声信号の1フレームにつき上
記分析パラメータとしてピッチ成分の強弱を示すピッチ
ゲインを用い、該ピッチゲインが所定の範囲内にあると
きに該1フレームを雑音区間としてもよい。また、上記
分析パラメータとしてピッチ周波数を用い、入力音声信
号の1フレームの該ピッチ周波数成分が0であるときに
該1フレームを雑音区間としてもよい。また、上記分析
パラメータとしてフレームパワーを用い、入力音声信号
の1フレームの該フレームパワーが所定の閾値よりも小
さいときに該1フレームを雑音区間としてもよい。さら
に、現在のフレームと過去のフレームでのフレームパワ
ーの変化量が所定のしきい値を越えたときには、現在の
フレームを雑音区間としていても、該現在のフレームを
音声区間とするようにしてもよい。
記分析パラメータとしてピッチ成分の強弱を示すピッチ
ゲインを用い、該ピッチゲインが所定の範囲内にあると
きに該1フレームを雑音区間としてもよい。また、上記
分析パラメータとしてピッチ周波数を用い、入力音声信
号の1フレームの該ピッチ周波数成分が0であるときに
該1フレームを雑音区間としてもよい。また、上記分析
パラメータとしてフレームパワーを用い、入力音声信号
の1フレームの該フレームパワーが所定の閾値よりも小
さいときに該1フレームを雑音区間としてもよい。さら
に、現在のフレームと過去のフレームでのフレームパワ
ーの変化量が所定のしきい値を越えたときには、現在の
フレームを雑音区間としていても、該現在のフレームを
音声区間とするようにしてもよい。
【0030】次に、本件出願人が先に特願平5−182
138号の明細書及び図面において開示したような音声
信号送受信装置に本発明を適用することもでき、この場
合の一例を図2に示している。
138号の明細書及び図面において開示したような音声
信号送受信装置に本発明を適用することもでき、この場
合の一例を図2に示している。
【0031】すなわち、この図2に示す実施例において
は、上述したようなVSELPエンコーダ23と、この
VSELPエンコーダ23で得られる分析パラメータを
用いて背景雑音区間を検出する雑音区間検出回路24
と、この雑音区間検出回路24で検出された雑音区間の
信号レベルを検出する雑音レベル検出回路25と、この
雑音レベル検出回路25で検出された雑音レベルに応じ
て上記側音レベル及び受話音量を制御するマイクロコン
ピュータ26とを有して構成されている。この図2の雑
音区間検出回路24と雑音レベル検出回路25とが、上
記図1の背景雑音レベル検出器6に相当する。
は、上述したようなVSELPエンコーダ23と、この
VSELPエンコーダ23で得られる分析パラメータを
用いて背景雑音区間を検出する雑音区間検出回路24
と、この雑音区間検出回路24で検出された雑音区間の
信号レベルを検出する雑音レベル検出回路25と、この
雑音レベル検出回路25で検出された雑音レベルに応じ
て上記側音レベル及び受話音量を制御するマイクロコン
ピュータ26とを有して構成されている。この図2の雑
音区間検出回路24と雑音レベル検出回路25とが、上
記図1の背景雑音レベル検出器6に相当する。
【0032】上記VSELPエンコーダ23を用いた音
声符号化方法としては、アナリシスバイシンセス(Anal
ysis by synthesis )によるコードブックサーチによ
り、低ビットレートによる高品質音声伝送を実現してい
る。また、VSELPを用いた音声符号化方法を適用し
た音声符号化装置(音声コーダ)においては、入力音声
信号の特性を形成するピッチ等をコードブックに記憶さ
れたコードベクトルを選択することで励起させて音声を
符号化している。この符号化の際に用いるピッチ周波数
等のパラメータには、フレームパワー、反射係数及び線
形予測係数、コードブック、ピッチ及びコードブックの
ゲイン等がある。
声符号化方法としては、アナリシスバイシンセス(Anal
ysis by synthesis )によるコードブックサーチによ
り、低ビットレートによる高品質音声伝送を実現してい
る。また、VSELPを用いた音声符号化方法を適用し
た音声符号化装置(音声コーダ)においては、入力音声
信号の特性を形成するピッチ等をコードブックに記憶さ
れたコードベクトルを選択することで励起させて音声を
符号化している。この符号化の際に用いるピッチ周波数
等のパラメータには、フレームパワー、反射係数及び線
形予測係数、コードブック、ピッチ及びコードブックの
ゲイン等がある。
【0033】本実施例においては、これらの分析パラメ
ータの内、フレームパワーR0 、ピッチ成分の強弱を示
すピッチゲインP0 、1次の線形予測符号化係数α1 及
びピッチ周波数に関するラグLAG を、背景雑音レベル検
出のための雑音区間検出に利用している。例えばフレー
ムパワーR0 を利用するのは、音声レベルと雑音レベル
が同じになることはほとんどないためであり、ピッチゲ
インP0 を利用するのは、周囲雑音がほぼランダムであ
るとすれば、この周囲雑音はピッチをほとんど持たない
と考えられるためである。
ータの内、フレームパワーR0 、ピッチ成分の強弱を示
すピッチゲインP0 、1次の線形予測符号化係数α1 及
びピッチ周波数に関するラグLAG を、背景雑音レベル検
出のための雑音区間検出に利用している。例えばフレー
ムパワーR0 を利用するのは、音声レベルと雑音レベル
が同じになることはほとんどないためであり、ピッチゲ
インP0 を利用するのは、周囲雑音がほぼランダムであ
るとすれば、この周囲雑音はピッチをほとんど持たない
と考えられるためである。
【0034】また、1次の線形予測符号化係数α1 を用
いるのは、このα1 が大か小かで、周波数の高域成分が
強いかあるいは低域成分が強いかを判定できるからであ
る。通常、背景雑音は、周波数の高域成分に集中してお
り、上記1次の線形予測符号化係数α1 から背景雑音を
検出できる。この1次の線形予測符号化係数α1 は、直
接型の高次のFIRフィルタを2次のFIRフィルタの
カスケードに分解したときの逆関数Z-1の係数の和であ
る。したがって、零点が0<θ<π/2の範囲にある
時、1次の線形予測符号化係数α1 は大きくなる。よっ
て、このα1 が所定のしきい値より大きいときは、低域
にエネルギーの集中した信号ということになり、所定の
しきい値より小さいときは、高域にエネルギーの集中し
た信号ということになる。
いるのは、このα1 が大か小かで、周波数の高域成分が
強いかあるいは低域成分が強いかを判定できるからであ
る。通常、背景雑音は、周波数の高域成分に集中してお
り、上記1次の線形予測符号化係数α1 から背景雑音を
検出できる。この1次の線形予測符号化係数α1 は、直
接型の高次のFIRフィルタを2次のFIRフィルタの
カスケードに分解したときの逆関数Z-1の係数の和であ
る。したがって、零点が0<θ<π/2の範囲にある
時、1次の線形予測符号化係数α1 は大きくなる。よっ
て、このα1 が所定のしきい値より大きいときは、低域
にエネルギーの集中した信号ということになり、所定の
しきい値より小さいときは、高域にエネルギーの集中し
た信号ということになる。
【0035】ここで、θと周波数との関係について説明
する。サンプリング周波数をfとすると、0〜f/2の
周波数がディジタルフィルタ等のディジタルシステムに
おいて、0〜πに相当する。例えば、サンプリング周波
数fを8KHzとすると、(0〜4KHz)は(0〜π)に
相当し、よって、π/2=2KHzとなる。したがって、
θが小さいほど周波数成分が低域になる。また、θが小
さくなれば、α1 は大きくなるので、α1 と所定のしき
い値との関係を調べることで低域成分が強いのか高域成
分が強いのかが分かる。
する。サンプリング周波数をfとすると、0〜f/2の
周波数がディジタルフィルタ等のディジタルシステムに
おいて、0〜πに相当する。例えば、サンプリング周波
数fを8KHzとすると、(0〜4KHz)は(0〜π)に
相当し、よって、π/2=2KHzとなる。したがって、
θが小さいほど周波数成分が低域になる。また、θが小
さくなれば、α1 は大きくなるので、α1 と所定のしき
い値との関係を調べることで低域成分が強いのか高域成
分が強いのかが分かる。
【0036】次に、上記雑音区間検出回路24は、上記
VSELPエンコーダ23から上記分析パラメータすな
わちフレームパワーR0 、ピッチ成分の強弱を示すピッ
チゲインP0 、1次の線形予測符号化係数α1 及びピッ
チ周波数に関するラグLAG を受け取り、雑音区間を検出
する。これは、携帯電話装置が小型化されていく現在、
ディジタル信号処理(DSP)装置やメモリの大きさが
制限されており、演算量を増やすのを避けるためにも有
効である。
VSELPエンコーダ23から上記分析パラメータすな
わちフレームパワーR0 、ピッチ成分の強弱を示すピッ
チゲインP0 、1次の線形予測符号化係数α1 及びピッ
チ周波数に関するラグLAG を受け取り、雑音区間を検出
する。これは、携帯電話装置が小型化されていく現在、
ディジタル信号処理(DSP)装置やメモリの大きさが
制限されており、演算量を増やすのを避けるためにも有
効である。
【0037】上記雑音レベル検出回路25は、上記雑音
区間検出回路24で検出された雑音区間の音声レベルす
なわち送話用音声レベルを検出する。ここで、検出され
る送話用音声レベルは、上記雑音区間検出回路24の上
記分析パラメータを用いた判定により最終的に雑音区間
とされたフレームのフレームパワーR0 の値としてもよ
い。ただし、検出ミスの可能性があるので、このフレー
ムパワーR0 を後述するように例えば5タップの最小値
フィルタ等に入力する。
区間検出回路24で検出された雑音区間の音声レベルす
なわち送話用音声レベルを検出する。ここで、検出され
る送話用音声レベルは、上記雑音区間検出回路24の上
記分析パラメータを用いた判定により最終的に雑音区間
とされたフレームのフレームパワーR0 の値としてもよ
い。ただし、検出ミスの可能性があるので、このフレー
ムパワーR0 を後述するように例えば5タップの最小値
フィルタ等に入力する。
【0038】上記マイクロコンピュータ26は、上記雑
音区間検出回路24での雑音区間検出と上記雑音レベル
検出回路25での雑音レベル検出のタイミングを制御す
ると共に、該雑音レベルに応じて側音レベル及び再生音
声の音量を制御する。
音区間検出回路24での雑音区間検出と上記雑音レベル
検出回路25での雑音レベル検出のタイミングを制御す
ると共に、該雑音レベルに応じて側音レベル及び再生音
声の音量を制御する。
【0039】このような本実施例は、以下に説明するよ
うに全体的に構成されている。すなわち、送話用マイク
ロフォン21で電気信号とされた入力音声信号は、アナ
ログ/ディジタル(A/D)変換器22によりディジタ
ル信号とされて、VSELPエンコーダ23に供給され
る。このVSELPエンコーダ23は、ディジタル信号
とされた入力信号を分析し、圧縮し、符号化を行う。こ
の際、入力音声信号のフレームパワー、反射係数及び線
形予測係数、ピッチ周波数、コードブック、ピッチ及び
コードブックのゲイン等の分析パラメータを用いてい
る。
うに全体的に構成されている。すなわち、送話用マイク
ロフォン21で電気信号とされた入力音声信号は、アナ
ログ/ディジタル(A/D)変換器22によりディジタ
ル信号とされて、VSELPエンコーダ23に供給され
る。このVSELPエンコーダ23は、ディジタル信号
とされた入力信号を分析し、圧縮し、符号化を行う。こ
の際、入力音声信号のフレームパワー、反射係数及び線
形予測係数、ピッチ周波数、コードブック、ピッチ及び
コードブックのゲイン等の分析パラメータを用いてい
る。
【0040】上記VSELPエンコーダ23で情報圧
縮、符号化が施されたデータは、ベースバンド信号処理
回路27に供給され、同期信号の付加、フレーミング、
誤り訂正符号等を付加される。そして、ベースバンド信
号処理回路27からの出力データは、RF送受信回路2
8に供給され、必要な周波数に変調されてアンテナ29
から送信される。
縮、符号化が施されたデータは、ベースバンド信号処理
回路27に供給され、同期信号の付加、フレーミング、
誤り訂正符号等を付加される。そして、ベースバンド信
号処理回路27からの出力データは、RF送受信回路2
8に供給され、必要な周波数に変調されてアンテナ29
から送信される。
【0041】ここで、上記VSELPエンコーダ23が
用いた分析パラメータの内、上述したように、フレーム
パワーR0 、ピッチ成分の強弱を示すピッチゲイン
P0 、1次の線形予測符号化係数α1 及びピッチ周波数
に関するラグLAG は、上記雑音区間検出回路24に供給
される。この雑音区間検出回路24は、上記フレームパ
ワーR0 、ピッチ成分の強弱を示すピッチゲインP0 、
1次の線形予測符号化係数α1 及びピッチ周波数に関す
るラグLAG を用いて、雑音区間の検出を行う。この雑音
区間検出回路24で最終的に雑音区間であるとされたフ
レームに関する情報(フラグ情報)は、上記雑音レベル
検出回路25に供給される。
用いた分析パラメータの内、上述したように、フレーム
パワーR0 、ピッチ成分の強弱を示すピッチゲイン
P0 、1次の線形予測符号化係数α1 及びピッチ周波数
に関するラグLAG は、上記雑音区間検出回路24に供給
される。この雑音区間検出回路24は、上記フレームパ
ワーR0 、ピッチ成分の強弱を示すピッチゲインP0 、
1次の線形予測符号化係数α1 及びピッチ周波数に関す
るラグLAG を用いて、雑音区間の検出を行う。この雑音
区間検出回路24で最終的に雑音区間であるとされたフ
レームに関する情報(フラグ情報)は、上記雑音レベル
検出回路25に供給される。
【0042】上記雑音レベル検出回路25には、上記A
/D変換器22からのディジタル入力信号も供給されて
おり、上記フラグ情報に応じて雑音区間の信号レベルを
検出する。この場合の信号レベルは、上述したようにフ
レームパワーR0 としてもよい。
/D変換器22からのディジタル入力信号も供給されて
おり、上記フラグ情報に応じて雑音区間の信号レベルを
検出する。この場合の信号レベルは、上述したようにフ
レームパワーR0 としてもよい。
【0043】上記雑音レベル検出回路25で検出された
雑音レベルデータは、制御部であるマイクロコンピュー
タ26に供給される。この雑音レベルデータに基づい
て、マイクロコンピュータ26は、後述するように、受
話音量制御用の可変利得アンプ33の利得、及び側音レ
ベル制御用の可変利得アンプ38の利得をそれぞれ可変
制御している。
雑音レベルデータは、制御部であるマイクロコンピュー
タ26に供給される。この雑音レベルデータに基づい
て、マイクロコンピュータ26は、後述するように、受
話音量制御用の可変利得アンプ33の利得、及び側音レ
ベル制御用の可変利得アンプ38の利得をそれぞれ可変
制御している。
【0044】上記受話音量とは、本実施例の携帯電話装
置に送信されてきた通話相手からの信号をスピーカ34
で再生するときの音量である。また、上記側音レベルと
は、上記送話側のA/D変換器22から受話側の加算器
31に送られる信号のレベルである。
置に送信されてきた通話相手からの信号をスピーカ34
で再生するときの音量である。また、上記側音レベルと
は、上記送話側のA/D変換器22から受話側の加算器
31に送られる信号のレベルである。
【0045】受話側の構成について説明すると、アンテ
ナ29により受信され、RF送受信回路28によりベー
スバンドに復調された相手側からの入力音声信号は、ベ
ースバンド信号処理回路27に供給され、所定の信号処
理が施される。このベースバンド信号処理回路27から
の信号は、VSELPデコーダ30に供給される。この
VSELPデコーダ30は、上記送信側のVSELPエ
ンコーダ23における音声圧縮符号化処理に対して逆の
処理となる復号化処理を行って、ディジタル音声信号を
出力する。VSELPデコーダ30からの受話音声信号
は、加算器31を介してディジタル/アナログ(D/
A)変換器32に供給され、アナログ音声信号に変換さ
れる。
ナ29により受信され、RF送受信回路28によりベー
スバンドに復調された相手側からの入力音声信号は、ベ
ースバンド信号処理回路27に供給され、所定の信号処
理が施される。このベースバンド信号処理回路27から
の信号は、VSELPデコーダ30に供給される。この
VSELPデコーダ30は、上記送信側のVSELPエ
ンコーダ23における音声圧縮符号化処理に対して逆の
処理となる復号化処理を行って、ディジタル音声信号を
出力する。VSELPデコーダ30からの受話音声信号
は、加算器31を介してディジタル/アナログ(D/
A)変換器32に供給され、アナログ音声信号に変換さ
れる。
【0046】上記加算器31には、送話側のA/D変換
器22からの送話音声信号が可変利得アンプ38を介し
ていわゆる側音として供給されており、この可変利得ア
ンプ38は、マイクロコンピュータ26により、上記背
景雑音検出レベルに応じて利得制御されるようになって
いる。
器22からの送話音声信号が可変利得アンプ38を介し
ていわゆる側音として供給されており、この可変利得ア
ンプ38は、マイクロコンピュータ26により、上記背
景雑音検出レベルに応じて利得制御されるようになって
いる。
【0047】なお、上記VSELPデコーダ30からの
デコードされた音声信号を受信側レベル検出回路(図示
せず)に供給して、受信側音声のレベル検出を行い、現
在受話音声(相手側からの入力音声信号)があるか否か
を判定し、この検出情報を上記マイクロコンピュータ2
6に供給するようにしてもよい。この受話側音声レベル
検出情報は、後述するように、背景雑音区間検出のため
の一情報として用いることができる。
デコードされた音声信号を受信側レベル検出回路(図示
せず)に供給して、受信側音声のレベル検出を行い、現
在受話音声(相手側からの入力音声信号)があるか否か
を判定し、この検出情報を上記マイクロコンピュータ2
6に供給するようにしてもよい。この受話側音声レベル
検出情報は、後述するように、背景雑音区間検出のため
の一情報として用いることができる。
【0048】上記D/A変換器32からのアナログ音声
信号は、可変利得アンプ33に供給される。この可変利
得アンプ33の利得は、上述したように上記マイクロコ
ンピュータ26により可変されているので、スピーカ3
4から発せられる再生音量である受話音量は、背景雑音
に応じて、マイクロコンピュータ26により制御される
ことになる。
信号は、可変利得アンプ33に供給される。この可変利
得アンプ33の利得は、上述したように上記マイクロコ
ンピュータ26により可変されているので、スピーカ3
4から発せられる再生音量である受話音量は、背景雑音
に応じて、マイクロコンピュータ26により制御される
ことになる。
【0049】なお、このマイクロコンピュータ26に
は、表示装置35、電源回路36及びキーボード37が
接続されている。表示装置35は、この本実施例である
携帯電話装置が使用可能であるか、キーボード37で使
用者が押圧したキースイッチが何であるか等を表示す
る。
は、表示装置35、電源回路36及びキーボード37が
接続されている。表示装置35は、この本実施例である
携帯電話装置が使用可能であるか、キーボード37で使
用者が押圧したキースイッチが何であるか等を表示す
る。
【0050】次に、このような図2の構成における雑音
区間検出回路24での雑音区間検出動作及び雑音レベル
検出回路25での雑音レベルの検出動作について、以下
説明する。
区間検出回路24での雑音区間検出動作及び雑音レベル
検出回路25での雑音レベルの検出動作について、以下
説明する。
【0051】先ず、雑音レベルの検出は、上記雑音区間
検出回路24で検出された雑音区間内で行うことが条件
となる。この雑音区間を検出するタイミングは、上述し
たように上記マイクロコンピュータ26で制御される。
この雑音区間の検出は、上記雑音レベル検出回路25で
の雑音レベルの検出を補助するためのものである。すな
わち該当するフレームが有声音である音声かあるいは雑
音であるかを判定し、雑音であるという判定であれば雑
音レベルの検出が可能となる。当然のことながら、より
精度の高い雑音レベルの検出は、雑音のみが存在する時
に行うのが良いのは明らかである。したがって、本実施
例では、送話音声入力が無いときに送話用マイクロフォ
ン21に入力される音声レベルを送話用音声レベル検出
手段でもある雑音レベル検出回路25に検出させてい
る。
検出回路24で検出された雑音区間内で行うことが条件
となる。この雑音区間を検出するタイミングは、上述し
たように上記マイクロコンピュータ26で制御される。
この雑音区間の検出は、上記雑音レベル検出回路25で
の雑音レベルの検出を補助するためのものである。すな
わち該当するフレームが有声音である音声かあるいは雑
音であるかを判定し、雑音であるという判定であれば雑
音レベルの検出が可能となる。当然のことながら、より
精度の高い雑音レベルの検出は、雑音のみが存在する時
に行うのが良いのは明らかである。したがって、本実施
例では、送話音声入力が無いときに送話用マイクロフォ
ン21に入力される音声レベルを送話用音声レベル検出
手段でもある雑音レベル検出回路25に検出させてい
る。
【0052】先ず、雑音レベルの初期値として例えば使
用者が設定した音量レベルに対して−20dBを設定す
る。この初期設定値に対して後述するように検出された
雑音レベルが大きいと判断された時には、受信部での再
生音量レベルを上昇させる。
用者が設定した音量レベルに対して−20dBを設定す
る。この初期設定値に対して後述するように検出された
雑音レベルが大きいと判断された時には、受信部での再
生音量レベルを上昇させる。
【0053】雑音レベルは、フレーム毎の入力音声が背
景雑音区間であれば、上述したように検出しやすい。こ
のため、本実施例では、送信部の送信通話用電源がオン
とされた直後、送信部の着信信号の待機状態及び通話中
であって受信部の音声レベルが所定値以上のときに入力
される音声を背景雑音とし、この間のフレームの雑音レ
ベルを検出している。
景雑音区間であれば、上述したように検出しやすい。こ
のため、本実施例では、送信部の送信通話用電源がオン
とされた直後、送信部の着信信号の待機状態及び通話中
であって受信部の音声レベルが所定値以上のときに入力
される音声を背景雑音とし、この間のフレームの雑音レ
ベルを検出している。
【0054】ここで、送信部の送信通話電源がオンとさ
れることは、使用者が本実施例の携帯電話装置の使用を
開始する意思表示である。このとき、本実施例は、通
常、内部の各回路の自己診断を行い、次に、使用者がア
ンテナ29を張ると、基地局との接続を確認した上でス
タンバイ状態に入る。これらの一連の動作を経て初めて
使用者からの入力あるいは入力音声を受けるので、使用
者がこの間に音声を発することはない。したがって、こ
の一連の動作の最中に上記送話用マイクロフォン21を
使用して音声レベルを検出すれば、検出された音声レベ
ルは周囲のノイズレベルすなわち背景雑音レベルであ
る。なお、同様に、通話開始直前で使用者が発振操作を
した最中又は直後も背景雑音レベルの検出が可能であ
る。
れることは、使用者が本実施例の携帯電話装置の使用を
開始する意思表示である。このとき、本実施例は、通
常、内部の各回路の自己診断を行い、次に、使用者がア
ンテナ29を張ると、基地局との接続を確認した上でス
タンバイ状態に入る。これらの一連の動作を経て初めて
使用者からの入力あるいは入力音声を受けるので、使用
者がこの間に音声を発することはない。したがって、こ
の一連の動作の最中に上記送話用マイクロフォン21を
使用して音声レベルを検出すれば、検出された音声レベ
ルは周囲のノイズレベルすなわち背景雑音レベルであ
る。なお、同様に、通話開始直前で使用者が発振操作を
した最中又は直後も背景雑音レベルの検出が可能であ
る。
【0055】また、送信部の着信信号の待機状態とは、
受話部の電源をオンにして、相手側からの通話信号の着
信を待ち受けている状態である。この状態のときには、
当然のことながら通話中ではないので、使用者の送話音
声が無いと考えられる。そこで、この待ち受け状態に、
送話用マイクロフォン21を用いて周囲の音量レベルを
測定すれば、背景雑音レベルを検出できる。なお、この
測定は、適当な間隔で行い平均化してもよい。
受話部の電源をオンにして、相手側からの通話信号の着
信を待ち受けている状態である。この状態のときには、
当然のことながら通話中ではないので、使用者の送話音
声が無いと考えられる。そこで、この待ち受け状態に、
送話用マイクロフォン21を用いて周囲の音量レベルを
測定すれば、背景雑音レベルを検出できる。なお、この
測定は、適当な間隔で行い平均化してもよい。
【0056】以上により、送信部の送信通話電源がオン
とされた直後及び送信部の着信信号の待機状態で背景雑
音レベルが推定でき、それに応じた音声処理によって通
話がスタートできるが、その後の背景雑音レベルの変化
に対しては、通話中もダイナミックに追従することが好
ましい。そこで、本実施例では、通話中での受信部の音
声レベルに応じても背景雑音レベルの検出を行ってい
る。
とされた直後及び送信部の着信信号の待機状態で背景雑
音レベルが推定でき、それに応じた音声処理によって通
話がスタートできるが、その後の背景雑音レベルの変化
に対しては、通話中もダイナミックに追従することが好
ましい。そこで、本実施例では、通話中での受信部の音
声レベルに応じても背景雑音レベルの検出を行ってい
る。
【0057】この通話中での受信部の音声レベルに応じ
た雑音レベルの検出は、上述したように受話側のVSE
LPエンコーダ23で用いられる分析パラメータにより
雑音区間を検出してから行うのが好ましい。
た雑音レベルの検出は、上述したように受話側のVSE
LPエンコーダ23で用いられる分析パラメータにより
雑音区間を検出してから行うのが好ましい。
【0058】例えば、フレームパワーR0 をモニタしそ
のレベルがある基準のレベル以上であるときや、相手が
話しているときを利用して雑音レベルを検出すること等
により、より確実に雑音の検出ができるので、相手が話
しているときの再生音量をリアルタイムで制御でき、よ
り快適な通話品質が実現できる。
のレベルがある基準のレベル以上であるときや、相手が
話しているときを利用して雑音レベルを検出すること等
により、より確実に雑音の検出ができるので、相手が話
しているときの再生音量をリアルタイムで制御でき、よ
り快適な通話品質が実現できる。
【0059】このように本実施例では、送信部の送信通
話用電源がオンとされた直後、送信部の着信信号の待機
状態及び通話中であって送信部の音声がないときに、上
記マイクロコンピュータ26が上記雑音区間検出回路2
4及び上記雑音レベル検出回路25の検出タイミングを
制御している。
話用電源がオンとされた直後、送信部の着信信号の待機
状態及び通話中であって送信部の音声がないときに、上
記マイクロコンピュータ26が上記雑音区間検出回路2
4及び上記雑音レベル検出回路25の検出タイミングを
制御している。
【0060】次に、上記雑音区間検出回路24での雑音
区間検出動作について、図3及び図4に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。
区間検出動作について、図3及び図4に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0061】先ず、図3のフローチャートの動作が開始
されると、最初のステップS1では、上記VSELPエ
ンコーダ3からフレームパワーR0 、ピッチ成分の強弱
を示すピッチゲインP0 、1次の線形予測符号化係数α
1 及びピッチ周波数に関するラグLAG を受け取る。
されると、最初のステップS1では、上記VSELPエ
ンコーダ3からフレームパワーR0 、ピッチ成分の強弱
を示すピッチゲインP0 、1次の線形予測符号化係数α
1 及びピッチ周波数に関するラグLAG を受け取る。
【0062】本実施例においては、上記ステップS1で
供給された各分析パラメータを用いた以下の各ステップ
での判別を基本的に3フレームで行うことにしている。
これは、1フレームだけで背景雑音の判別を行うと誤り
が多くなるためである。そして、3フレームに渡り各パ
ラメータの範囲を見ながら、雑音区間を判別したら、ノ
イズフラグを“1”とし、そうでなければ“0”にセッ
トする。3フレームの内訳は、現在のフレームと1、2
フレーム前までのフレームである。
供給された各分析パラメータを用いた以下の各ステップ
での判別を基本的に3フレームで行うことにしている。
これは、1フレームだけで背景雑音の判別を行うと誤り
が多くなるためである。そして、3フレームに渡り各パ
ラメータの範囲を見ながら、雑音区間を判別したら、ノ
イズフラグを“1”とし、そうでなければ“0”にセッ
トする。3フレームの内訳は、現在のフレームと1、2
フレーム前までのフレームである。
【0063】このような連続した3フレームを通しての
分析パラメータによる判別を以下の各ステップで行う。
分析パラメータによる判別を以下の各ステップで行う。
【0064】先ず、ステップS2では、入力音声のフレ
ームパワーR0 が3フレーム連続して所定のしきい値R
0th より小さいか否かを判別する。ここで、YESと判
別するとステップS3に進み、NO、すなわちR0 が3
フレーム連続してR0th 以上であると判別するとステッ
プS9に進む。この所定のしきい値R0th は、それ以上
のレベルをノイズではなく、音声と見なす値である。す
なわち、このステップS2は、信号レベルのチェックで
ある。
ームパワーR0 が3フレーム連続して所定のしきい値R
0th より小さいか否かを判別する。ここで、YESと判
別するとステップS3に進み、NO、すなわちR0 が3
フレーム連続してR0th 以上であると判別するとステッ
プS9に進む。この所定のしきい値R0th は、それ以上
のレベルをノイズではなく、音声と見なす値である。す
なわち、このステップS2は、信号レベルのチェックで
ある。
【0065】ステップS3では、入力音声の1次の線形
予測符号化(LPC)係数α1 が3フレーム連続して所
定のしきい値αthより小さいか否かを判別する。ここで
YES(α1 が3フレーム連続してαthより小さい)と
判別するとステップS4に進み、NO(α1 が3フレー
ム連続してαth以上である)と判別するとステップS9
に進む。この所定のしきい値αthは、雑音を分析したと
きにはほとんど表れることのない値になっている。すな
わち、このステップS3は、音声スペクトルの傾きのチ
ェックである。
予測符号化(LPC)係数α1 が3フレーム連続して所
定のしきい値αthより小さいか否かを判別する。ここで
YES(α1 が3フレーム連続してαthより小さい)と
判別するとステップS4に進み、NO(α1 が3フレー
ム連続してαth以上である)と判別するとステップS9
に進む。この所定のしきい値αthは、雑音を分析したと
きにはほとんど表れることのない値になっている。すな
わち、このステップS3は、音声スペクトルの傾きのチ
ェックである。
【0066】ステップS4では、現在の入力音声のフレ
ームのフレームパワーR0 の値が“5”より小さいか否
かを判別する。ここで、YES(R0 が5より小さい)
と判別すると、ステップS5に進み、NO(R0 が5以
上である)と判別すると、ステップS6に進む。ここ
で、“5”をしきい値としたのは、フレームパワーR0
が“5”より大である場合のフレームは有声音である確
率が高いためである。
ームのフレームパワーR0 の値が“5”より小さいか否
かを判別する。ここで、YES(R0 が5より小さい)
と判別すると、ステップS5に進み、NO(R0 が5以
上である)と判別すると、ステップS6に進む。ここ
で、“5”をしきい値としたのは、フレームパワーR0
が“5”より大である場合のフレームは有声音である確
率が高いためである。
【0067】ステップS5では、入力音声信号のピッチ
ゲインP0 の値が3フレーム連続して0.9より小さ
く、かつ現在のピッチゲインP0 が0.7より大きいか
否かを判別する。ここで、YES(ピッチゲインP0 の
値が3フレーム連続して0.9より小さく、かつ現在の
ピッチゲインP0 が0.7より大きい)と判別すると、
ステップ8に進み、NO(ピッチゲインP0 の値が3フ
レーム連続して0.9以上、また現在のピッチゲインP
0 が0.7以下である)と判別すると、ステップS9に
進む。上記ステップS3から上記ステップS5までは、
ピッチ成分の強弱のチェックである。
ゲインP0 の値が3フレーム連続して0.9より小さ
く、かつ現在のピッチゲインP0 が0.7より大きいか
否かを判別する。ここで、YES(ピッチゲインP0 の
値が3フレーム連続して0.9より小さく、かつ現在の
ピッチゲインP0 が0.7より大きい)と判別すると、
ステップ8に進み、NO(ピッチゲインP0 の値が3フ
レーム連続して0.9以上、また現在のピッチゲインP
0 が0.7以下である)と判別すると、ステップS9に
進む。上記ステップS3から上記ステップS5までは、
ピッチ成分の強弱のチェックである。
【0068】ステップS6では、上記ステップS4での
判別結果(NO:R0 が5以上である)を受けて、その
フレームパワーR0 が5以上20未満であるか否かを判
別する。ここでYES(R0 が5以上20未満である)
と判別するとステップS7に進み、NO(R0 が5以上
20未満でない)と判別するとステップS9に進む。
判別結果(NO:R0 が5以上である)を受けて、その
フレームパワーR0 が5以上20未満であるか否かを判
別する。ここでYES(R0 が5以上20未満である)
と判別するとステップS7に進み、NO(R0 が5以上
20未満でない)と判別するとステップS9に進む。
【0069】ステップS7では、入力音声信号のピッチ
ゲインP0 の値が3フレーム連続して0.85より小さ
く、かつ現在のピッチゲインP0 が0.65より大きい
か否かを判別する。ここで、YES(ピッチゲインP0
の値が3フレーム連続して0.85より小さく、かつ現
在のピッチゲインP0 が0.65より大きい)と判別す
ると、ステップ8に進み、NO(ピッチゲインP0 の値
が3フレーム連続して0.85以上、また現在のピッチ
ゲインP0 が0.65以下である)と判別すると、ステ
ップS9に進む。
ゲインP0 の値が3フレーム連続して0.85より小さ
く、かつ現在のピッチゲインP0 が0.65より大きい
か否かを判別する。ここで、YES(ピッチゲインP0
の値が3フレーム連続して0.85より小さく、かつ現
在のピッチゲインP0 が0.65より大きい)と判別す
ると、ステップ8に進み、NO(ピッチゲインP0 の値
が3フレーム連続して0.85以上、また現在のピッチ
ゲインP0 が0.65以下である)と判別すると、ステ
ップS9に進む。
【0070】ステップS8では、上記ステップS5又は
上記ステップS7でのYESの判別結果を受けて、ノイ
ズフラグを“1”とする。ノイズフラグを“1”とする
ことは、そのフレームを雑音とすることである。
上記ステップS7でのYESの判別結果を受けて、ノイ
ズフラグを“1”とする。ノイズフラグを“1”とする
ことは、そのフレームを雑音とすることである。
【0071】ステップS9では、上記ステップS2、上
記ステップS3、上記ステップS5、上記ステップS6
及び上記ステップS7での判別がNOとされた場合に、
ノイズフラグを“0”とし、該当フレームを音声である
とする。
記ステップS3、上記ステップS5、上記ステップS6
及び上記ステップS7での判別がNOとされた場合に、
ノイズフラグを“0”とし、該当フレームを音声である
とする。
【0072】次に、図4のフローチャートに移る。ステ
ップS10では、入力音声信号のピッチラグLAG が0で
あるか否かの判別を行う。ここでYESと判別した場
合、すなわちピッチ周波数を表すLAG が0の場合は、音
声である確率はほとんどないので、そのフレームを雑音
とする。すなわち、ステップS11に進みノイズフラグ
を“1”とする。ここでNO(LAG が0でない)と判別
するとステップS12に進む。
ップS10では、入力音声信号のピッチラグLAG が0で
あるか否かの判別を行う。ここでYESと判別した場
合、すなわちピッチ周波数を表すLAG が0の場合は、音
声である確率はほとんどないので、そのフレームを雑音
とする。すなわち、ステップS11に進みノイズフラグ
を“1”とする。ここでNO(LAG が0でない)と判別
するとステップS12に進む。
【0073】ステップS12では、フレームパワーR0
が2以下であるか否かを判別する。ここで、YES(R
0 が2以下である)と判別するとステップS13に進
み、NO(R0 が2より大きい)と判別するとステップ
S14に進む。このステップS12は、フレームパワー
R0 がかなり小さいか否かを判別しており、YESと判
定すると次のステップS13でノイズフラグを“1”と
し、そのフレームを雑音としている。
が2以下であるか否かを判別する。ここで、YES(R
0 が2以下である)と判別するとステップS13に進
み、NO(R0 が2より大きい)と判別するとステップ
S14に進む。このステップS12は、フレームパワー
R0 がかなり小さいか否かを判別しており、YESと判
定すると次のステップS13でノイズフラグを“1”と
し、そのフレームを雑音としている。
【0074】ステップS13では、上記ステップS11
と同様にそのフレームを雑音とすべく、ノイズフラグを
“1”とする。
と同様にそのフレームを雑音とすべく、ノイズフラグを
“1”とする。
【0075】ステップS14では、現在のフレームのフ
レームパワーR0 から1つ前のフレームパワーR0 を減
算し、その絶対値が3を越えるか否かを判別する。現在
のフレームと1つ前のフレームでのフレームパワーR0
の変化が急に大きくなるときには、そのフレームを音声
フレームとするためである。すなわち、このステップS
14でYES(現在のフレームと1つ前のフレームのフ
レームパワーR0 の変化が急激に大きくなった)と判定
するとステップS16に進み、ノイズフラグを“0”と
し、そのフレームを音声フレームとする。また、ここ
で、NO(現在のフレームと1つ前のフレームのフレー
ムパワーR0 の変化が急激に大きくならない)と判別す
ると、ステップS15に進む。
レームパワーR0 から1つ前のフレームパワーR0 を減
算し、その絶対値が3を越えるか否かを判別する。現在
のフレームと1つ前のフレームでのフレームパワーR0
の変化が急に大きくなるときには、そのフレームを音声
フレームとするためである。すなわち、このステップS
14でYES(現在のフレームと1つ前のフレームのフ
レームパワーR0 の変化が急激に大きくなった)と判定
するとステップS16に進み、ノイズフラグを“0”と
し、そのフレームを音声フレームとする。また、ここ
で、NO(現在のフレームと1つ前のフレームのフレー
ムパワーR0 の変化が急激に大きくならない)と判別す
ると、ステップS15に進む。
【0076】ステップS15では、現在のフレームのフ
レームパワーR0 から2つ前のフレームパワーR0 を減
算し、その絶対値が3を越えるか否かを判別する。現在
のフレームと2つ前のフレームでのフレームパワーR0
の変化が急に大きくなるときには、そのフレームを音声
フレームとするためである。すなわち、このステップS
15でYES(現在のフレームと2つ前のフレームのフ
レームパワーR0 の変化が急激に大きくなった)と判定
するとステップS16に進み、ノイズフラグを“0”と
し、そのフレームを音声フレームとする。また、ここ
で、NO(現在のフレームと2つ前のフレームのフレー
ムパワーR0 の変化が急激に大きくならない)と判別す
ると、ステップS17に進む。
レームパワーR0 から2つ前のフレームパワーR0 を減
算し、その絶対値が3を越えるか否かを判別する。現在
のフレームと2つ前のフレームでのフレームパワーR0
の変化が急に大きくなるときには、そのフレームを音声
フレームとするためである。すなわち、このステップS
15でYES(現在のフレームと2つ前のフレームのフ
レームパワーR0 の変化が急激に大きくなった)と判定
するとステップS16に進み、ノイズフラグを“0”と
し、そのフレームを音声フレームとする。また、ここ
で、NO(現在のフレームと2つ前のフレームのフレー
ムパワーR0 の変化が急激に大きくならない)と判別す
ると、ステップS17に進む。
【0077】ステップS17では、最終的にノイズフラ
グを“0”又は“1”と決定し、そのフラグ情報を上記
雑音レベル検出回路25に供給する。
グを“0”又は“1”と決定し、そのフラグ情報を上記
雑音レベル検出回路25に供給する。
【0078】以上、図3及び図4に示したフローチャー
トによる雑音区間検出回路24での動作により得られた
フラグ情報に応じて、上記雑音レベル検出回路25は、
雑音区間の音声レベルを検出する。
トによる雑音区間検出回路24での動作により得られた
フラグ情報に応じて、上記雑音レベル検出回路25は、
雑音区間の音声レベルを検出する。
【0079】ところで、上記雑音区間検出回路24での
雑音区間検出では、完全に音声区間と雑音区間とを区別
することはできず、また、音声を誤って雑音として検出
してしまうことが起こりえる。この検出誤りは、ほとん
どが音声の子音部で起きる。背景雑音が子音部と略々同
じくらいのレベルで混入している場合は、誤検出しても
報告される雑音レベルが変わらないので問題ないが、そ
うでない場合、特に雑音がほとんど混入していないよう
な場合では、レベルが場合によっては、20〜30dBも
違うため、かなり問題になってくる。そこで、本実施例
では、誤検出した場合でもそのまま検出した雑音区間の
雑音レベルを用いるのではなく、平滑化などにより誤検
出の影響が少なくなるようにした。
雑音区間検出では、完全に音声区間と雑音区間とを区別
することはできず、また、音声を誤って雑音として検出
してしまうことが起こりえる。この検出誤りは、ほとん
どが音声の子音部で起きる。背景雑音が子音部と略々同
じくらいのレベルで混入している場合は、誤検出しても
報告される雑音レベルが変わらないので問題ないが、そ
うでない場合、特に雑音がほとんど混入していないよう
な場合では、レベルが場合によっては、20〜30dBも
違うため、かなり問題になってくる。そこで、本実施例
では、誤検出した場合でもそのまま検出した雑音区間の
雑音レベルを用いるのではなく、平滑化などにより誤検
出の影響が少なくなるようにした。
【0080】このような平滑化等の手段により誤検出の
影響を少なくした雑音レベルの検出について、図5を参
照しながら説明する。
影響を少なくした雑音レベルの検出について、図5を参
照しながら説明する。
【0081】図5において、入力端子40には、上記A
/D変換器22からのディジタル入力信号が供給され
る。また、入力端子41には、上記雑音区間検出回路2
4からのフラグ情報がディジタルシグナルプロセッサ
(DSP)で構成される雑音レベル検出回路25の雑音
レベル決定部25aに入力されるように供給される。こ
の雑音レベル決定部25aには、入力端子42からのフ
レームパワーR0 も供給されている。すなわち、この雑
音レベル決定部25aは、雑音区間検出回路24からの
フラグ情報又はフレームパワーR0 を基に入力音声信号
の雑音レベルを決定している。具体的には、図4に示し
たフローチャートのステップS17において、最終的に
ノイズフラグが“1”とされたときのフレームパワーR
0 の値を背景雑音レベルと見なしている。
/D変換器22からのディジタル入力信号が供給され
る。また、入力端子41には、上記雑音区間検出回路2
4からのフラグ情報がディジタルシグナルプロセッサ
(DSP)で構成される雑音レベル検出回路25の雑音
レベル決定部25aに入力されるように供給される。こ
の雑音レベル決定部25aには、入力端子42からのフ
レームパワーR0 も供給されている。すなわち、この雑
音レベル決定部25aは、雑音区間検出回路24からの
フラグ情報又はフレームパワーR0 を基に入力音声信号
の雑音レベルを決定している。具体的には、図4に示し
たフローチャートのステップS17において、最終的に
ノイズフラグが“1”とされたときのフレームパワーR
0 の値を背景雑音レベルと見なしている。
【0082】このとき、検出ミスの可能性があるので、
このR0 の値を例えば5タップの最小値フィルタ25b
に入力する。このR0 は、背景雑音と認められた時のみ
入力する。この最小値フィルタ25bの出力は、マイク
ロコンピュータ26等の制御用CPUに適当な周期(例
えば100msec 毎)で入力する。ここで、最小値フィ
ルタ25bの出力が更新されていないときは、前の値を
繰り返し使用する。この最小値フィルタ25bは、後述
するメディアンフィルタのようにタップ中の真ん中の値
を出力するものではなく、最小値を出力する。同じタッ
プ数の場合、連続した4フレームまでの検出誤りに対応
できる。また、それ以上の誤りについても、最小値を報
告レベルとするため、影響をなるべく少なくできる。
このR0 の値を例えば5タップの最小値フィルタ25b
に入力する。このR0 は、背景雑音と認められた時のみ
入力する。この最小値フィルタ25bの出力は、マイク
ロコンピュータ26等の制御用CPUに適当な周期(例
えば100msec 毎)で入力する。ここで、最小値フィ
ルタ25bの出力が更新されていないときは、前の値を
繰り返し使用する。この最小値フィルタ25bは、後述
するメディアンフィルタのようにタップ中の真ん中の値
を出力するものではなく、最小値を出力する。同じタッ
プ数の場合、連続した4フレームまでの検出誤りに対応
できる。また、それ以上の誤りについても、最小値を報
告レベルとするため、影響をなるべく少なくできる。
【0083】上記マイクロコンピュータ26では、入力
された信号レベルR0 の信頼度をより向上するために、
該信号レベルR0 を更に25タップのメディアンフィル
タ26aに入力させている。このメディアンフィルタ2
6aは、検出誤りが続いてもレベルの報告を誤りにくい
ようにする。このフィルタリングは、フィルタのタップ
中の値を小さい順に並べ変え、その中の中間値を出力す
るものである。5タップのメディアンフィルタは、連続
した2フレームまでは検出誤りがおきても、報告レベル
を間違えることはない。
された信号レベルR0 の信頼度をより向上するために、
該信号レベルR0 を更に25タップのメディアンフィル
タ26aに入力させている。このメディアンフィルタ2
6aは、検出誤りが続いてもレベルの報告を誤りにくい
ようにする。このフィルタリングは、フィルタのタップ
中の値を小さい順に並べ変え、その中の中間値を出力す
るものである。5タップのメディアンフィルタは、連続
した2フレームまでは検出誤りがおきても、報告レベル
を間違えることはない。
【0084】上記メディアンフィルタ26aの出力信号
は、ボリューム位置調整部26bに供給される。このボ
リューム位置調整部26bは、上記メディアンフィルタ
26aの出力信号を基に、上記可変利得アンプ33や3
8の利得を可変制御する。このようにして、上記マイコ
ン26は、再生音量である受話音量を制御する。具体的
には、使用者の設定したボリューム位置を中心(基点)
として、音量の増減をコントロールするものである。ま
た、使用者がボリュームを調節した直前の雑音レベルを
記憶しておき、そのレベルと現在の背景雑音レベルの変
化分に基づき出力音量を増減してもよい。
は、ボリューム位置調整部26bに供給される。このボ
リューム位置調整部26bは、上記メディアンフィルタ
26aの出力信号を基に、上記可変利得アンプ33や3
8の利得を可変制御する。このようにして、上記マイコ
ン26は、再生音量である受話音量を制御する。具体的
には、使用者の設定したボリューム位置を中心(基点)
として、音量の増減をコントロールするものである。ま
た、使用者がボリュームを調節した直前の雑音レベルを
記憶しておき、そのレベルと現在の背景雑音レベルの変
化分に基づき出力音量を増減してもよい。
【0085】なお、ここで、用いられるフィルタとして
は、検出した背景雑音レベルの平滑化を行う1次のロー
パスフィルタ等の平滑化フィルタでもよい。ローパスフ
ィルタの度合いによっては、検出を誤ってレベルが急に
変化しても追従が遅くなるためレベル差を小さくでき
る。
は、検出した背景雑音レベルの平滑化を行う1次のロー
パスフィルタ等の平滑化フィルタでもよい。ローパスフ
ィルタの度合いによっては、検出を誤ってレベルが急に
変化しても追従が遅くなるためレベル差を小さくでき
る。
【0086】このようにすれば、雑音レベルを誤検出し
た場合でも、誤検出の影響を少なくできる。
た場合でも、誤検出の影響を少なくできる。
【0087】マイクロコンピュータ26による側音レベ
ル制御は、上述した図1に示す実施例と同様である。す
なわち、検出された背景雑音レベルが大きいときには、
可変利得アンプ38のゲインを下げて側音のレベルを下
げ、逆に、背景雑音レベルが小さいときには、可変利得
アンプ38のゲインを上げて側音のレベルを上げる。こ
のゲイン制御は、アナログ的に行わせても、段階的に行
わせてもよい。
ル制御は、上述した図1に示す実施例と同様である。す
なわち、検出された背景雑音レベルが大きいときには、
可変利得アンプ38のゲインを下げて側音のレベルを下
げ、逆に、背景雑音レベルが小さいときには、可変利得
アンプ38のゲインを上げて側音のレベルを上げる。こ
のゲイン制御は、アナログ的に行わせても、段階的に行
わせてもよい。
【0088】また、マイクロコンピュータ26による受
話音量制御については、検出された背景雑音レベルが大
きいときに可変利得アンプ33のゲインを上げて受話音
量を増大させ、背景雑音レベルが小さいときに可変利得
アンプ33のゲインを下げて受話音量を減少させてい
る。このゲイン制御も、アナログ的に行わせても、段階
的に行わせてもよい。また、受話音量をコントロールす
る際、通常は、初期設定された音量を背景雑音に応じて
変化させるが、もし、使用者が音量ボリュームを手動で
変えた場合は、その音量を基に背景雑音のレベルに応じ
て受話音量をコントロールするようにすればよい。
話音量制御については、検出された背景雑音レベルが大
きいときに可変利得アンプ33のゲインを上げて受話音
量を増大させ、背景雑音レベルが小さいときに可変利得
アンプ33のゲインを下げて受話音量を減少させてい
る。このゲイン制御も、アナログ的に行わせても、段階
的に行わせてもよい。また、受話音量をコントロールす
る際、通常は、初期設定された音量を背景雑音に応じて
変化させるが、もし、使用者が音量ボリュームを手動で
変えた場合は、その音量を基に背景雑音のレベルに応じ
て受話音量をコントロールするようにすればよい。
【0089】このような背景雑音レベルに応じた受話音
量制御を行うことにより、背景雑音の影響に左右されな
い明瞭度の高い受話音を供給できる。また、受話音量を
上げると人間は話す音量を上げる傾向にあるので、送信
音の明瞭度を上げることもできる。
量制御を行うことにより、背景雑音の影響に左右されな
い明瞭度の高い受話音を供給できる。また、受話音量を
上げると人間は話す音量を上げる傾向にあるので、送信
音の明瞭度を上げることもできる。
【0090】以上より、本実施例の携帯電話装置は、V
SELPエンコーダで用いられている分析パラメータを
使用して雑音区間検出を行うので、少ない演算量ながら
高精度、高信頼度で背景雑音を検出でき、該背景雑音に
応じて、上記側音レベル及び再生音量の双方をコントロ
ールしているため、個別に雑音検出する必要がなく、回
路構成を簡略化でき、明瞭度の高い受話音声を得ること
ができる。
SELPエンコーダで用いられている分析パラメータを
使用して雑音区間検出を行うので、少ない演算量ながら
高精度、高信頼度で背景雑音を検出でき、該背景雑音に
応じて、上記側音レベル及び再生音量の双方をコントロ
ールしているため、個別に雑音検出する必要がなく、回
路構成を簡略化でき、明瞭度の高い受話音声を得ること
ができる。
【0091】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、背景雑音レベル検出は、送
話用マイクロフォンからのアナログ音声信号を用いて行
ってもよく、またアナログの側音を送話側のアナログ音
声信号に加算するようにしてもよい。背景雑音レベル検
出処理を音声符号化器での処理とは独立に行うようにし
てもよい。音声符号化処理の際のパラメータを用いて雑
音区間検出を行う場合に、分析パラメータを1つだけ用
いることも可能である。また、複数の連続したフレーム
を考慮するのではなく、1フレームのみで検出してもよ
い。雑音区間の検出動作の流れも上記フローチャートに
示したものに限定されるものでないことはいうまでもな
い。
れるものではなく、例えば、背景雑音レベル検出は、送
話用マイクロフォンからのアナログ音声信号を用いて行
ってもよく、またアナログの側音を送話側のアナログ音
声信号に加算するようにしてもよい。背景雑音レベル検
出処理を音声符号化器での処理とは独立に行うようにし
てもよい。音声符号化処理の際のパラメータを用いて雑
音区間検出を行う場合に、分析パラメータを1つだけ用
いることも可能である。また、複数の連続したフレーム
を考慮するのではなく、1フレームのみで検出してもよ
い。雑音区間の検出動作の流れも上記フローチャートに
示したものに限定されるものでないことはいうまでもな
い。
【0092】
【発明の効果】本発明に係る送受話装置によれば、送話
音声信号を側音として受話側に送る経路中に挿入された
可変利得増幅手段を、送話側の背景雑音レベル検出出力
に応じて利得制御して、側音レベルを制御しているた
め、周囲雑音が大きい場所での側音を抑えて受話側に混
入する雑音を抑えることができる。
音声信号を側音として受話側に送る経路中に挿入された
可変利得増幅手段を、送話側の背景雑音レベル検出出力
に応じて利得制御して、側音レベルを制御しているた
め、周囲雑音が大きい場所での側音を抑えて受話側に混
入する雑音を抑えることができる。
【0093】すなわち、周囲の背景雑音の大きい場所で
は、側音経路を通して受話側に混入する雑音を抑えて、
明瞭度を上げることができる。また、一般に送話者は、
耳に戻る側音のレベルが低いと発声レベルを高めるよう
に、逆に側音レベルが高いと発声レベルを低めるように
発声することから、うるさい場所で側音レベルを下げる
ことにより送話者の発声レベルが上がり、逆に静かな場
所で側音レベルを上げることにより送話者の発声レベル
が相対的に下がる。これにより、音声と周囲雑音とのS
N比が良好にとれるようになる。
は、側音経路を通して受話側に混入する雑音を抑えて、
明瞭度を上げることができる。また、一般に送話者は、
耳に戻る側音のレベルが低いと発声レベルを高めるよう
に、逆に側音レベルが高いと発声レベルを低めるように
発声することから、うるさい場所で側音レベルを下げる
ことにより送話者の発声レベルが上がり、逆に静かな場
所で側音レベルを上げることにより送話者の発声レベル
が相対的に下がる。これにより、音声と周囲雑音とのS
N比が良好にとれるようになる。
【0094】また、上記送話音声信号を圧縮符号化する
音声符号化手段を設け、音声符号化処理の際に求められ
るパラメータを用いて背景雑音レベル検出を行うように
することにより、背景雑音レベル検出のための計算を一
部省略でき、少ない演算量でも高精度、高信頼度の雑音
レベル検出が行える。
音声符号化手段を設け、音声符号化処理の際に求められ
るパラメータを用いて背景雑音レベル検出を行うように
することにより、背景雑音レベル検出のための計算を一
部省略でき、少ない演算量でも高精度、高信頼度の雑音
レベル検出が行える。
【0095】さらに、背景雑音レベルを検出して受話音
量を制御するような送受話装置に本発明を適用する場合
には、1つの背景雑音レベル検出手段を、受話音量制御
用と側音レベル制御用とで兼用することができ、回路構
成や演算量を削減することができる。
量を制御するような送受話装置に本発明を適用する場合
には、1つの背景雑音レベル検出手段を、受話音量制御
用と側音レベル制御用とで兼用することができ、回路構
成や演算量を削減することができる。
【図1】本発明に係る送受話装置の基本的な実施例の要
部回路構成を示すブロック回路図である。
部回路構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明に係る送受話装置のより具体的な実施例
の回路構成を示すブロック回路図である。
の回路構成を示すブロック回路図である。
【図3】図2に示した実施例における背景雑音レベル検
出のための雑音区間検出動作を説明するためのフローチ
ャートである。
出のための雑音区間検出動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】図1に示した実施例における背景雑音レベル検
出のための雑音区間検出動作を説明するためのフローチ
ャートである。
出のための雑音区間検出動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】背景雑音レベルを誤差の影響から防ぐための手
段を説明するための図である。
段を説明するための図である。
1、21 送話用マイクロフォン 2、22 アナログ/ディジタル(A/D)変換器 3 音声符号化器 4 送信処理回路 6 背景雑音レベル検出器 7、33、38 可変利得アンプ 12 受信処理回路 13 音声復号化器 14、31 加算器 15、32 ディジタル/アナログ(D/A)変換器 17、34 スピーカ 23 VSELPエンコーダ 24 雑音区間検出回路 25 雑音レベル検出回路 26 マイクロコンピュータ 27 ベースバンド信号処理回路 28 RF送受信回路 29 アンテナ 30 VSELPデコーダ
Claims (3)
- 【請求項1】 送話音声を電気信号の送話音声信号に変
換し信号処理して送信し、受信された信号を信号処理し
て受話音声信号とした後に受話音声に変換する送受話装
置において、 上記送話音声信号が入力される可変利得増幅手段と、 この可変利得増幅手段からの出力を上記受話音声信号に
加算する加算手段と、 送話側の背景雑音レベルを検出する背景雑音レベル検出
手段とを有し、 この背景雑音レベル検出手段からの検出出力に応じて上
記可変利得増幅手段の利得を制御することを特徴とする
送受話装置。 - 【請求項2】 上記送話音声信号を圧縮符号化する音声
符号化手段を設け、 上記背景雑音レベル検出手段は、上記音声符号化手段の
符号化処理の際に求められるパラメータを用いて背景雑
音レベル検出を行うことを特徴とする請求項1記載の送
受話装置。 - 【請求項3】 上記背景雑音レベル検出手段は、雑音レ
ベルを少なくとも1つの閾値を用いて複数のレベル範囲
に区分し、これらの複数のレベル範囲に応じて上記可変
利得増幅手段の利得を段階的に切換制御することを特徴
とする請求項1又は2記載の送受話装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3001894A JPH07240782A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 送受話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3001894A JPH07240782A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 送受話装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07240782A true JPH07240782A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12292111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3001894A Withdrawn JPH07240782A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 送受話装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07240782A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011047A1 (en) * | 1997-08-21 | 1999-03-04 | Northern Telecom Limited | Method and apparatus for listener sidetone control |
| WO2003103253A1 (ja) * | 2002-05-31 | 2003-12-11 | 三菱電機株式会社 | 送受話装置 |
| US7003024B2 (en) | 2000-12-01 | 2006-02-21 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
| US8379884B2 (en) | 2008-01-17 | 2013-02-19 | Funai Electric Co., Ltd. | Sound signal transmitter-receiver |
| JP2017519444A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-07-13 | ボーズ・コーポレーションBose Corporation | 通信ヘッドセットにおける自己音声フィードバック |
| JP2025076652A (ja) * | 2023-11-02 | 2025-05-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通話装置およびその通話制御方法 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP3001894A patent/JPH07240782A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011047A1 (en) * | 1997-08-21 | 1999-03-04 | Northern Telecom Limited | Method and apparatus for listener sidetone control |
| US7003024B2 (en) | 2000-12-01 | 2006-02-21 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
| WO2003103253A1 (ja) * | 2002-05-31 | 2003-12-11 | 三菱電機株式会社 | 送受話装置 |
| US8379884B2 (en) | 2008-01-17 | 2013-02-19 | Funai Electric Co., Ltd. | Sound signal transmitter-receiver |
| JP2017519444A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-07-13 | ボーズ・コーポレーションBose Corporation | 通信ヘッドセットにおける自己音声フィードバック |
| JP2025076652A (ja) * | 2023-11-02 | 2025-05-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通話装置およびその通話制御方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |