JPH0946268A - ディジタル音声通信装置 - Google Patents

ディジタル音声通信装置

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JPH0946268A
JPH0946268A JP7190461A JP19046195A JPH0946268A JP H0946268 A JPH0946268 A JP H0946268A JP 7190461 A JP7190461 A JP 7190461A JP 19046195 A JP19046195 A JP 19046195A JP H0946268 A JPH0946268 A JP H0946268A
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JP
Japan
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voice
signal
input
long
period
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JP7190461A
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Takashi Obara
隆 小原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 復号後の雑音を聞き易くし、これにより通話
品質の向上を図る。 【解決手段】 音声符号化回路16内の長期予測器63
と短期予測器64との間に経路選択器67を設け、有音
/無音判定部17の判定結果に応じて、有音期間には長
期予測器63および短期予測器64によるピッチ成分お
よび聴感をそれぞれ考慮した符号化を行ない、これに対
し無音期間には長期予測器63を経路から外して短期予
測器64による聴感のみを考慮した符号化を行なうよう
にする。また、音声符号化回路14の前段に可変LPF
15を設け、有音/無音判定部17の判定結果に応じ
て、有音期間には可変LPF15のカットオフ周波数を
高く設定し、一方無音期間には可変LPF15のカット
オフ周波数を低く設定するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディジタ
ル自動車電話装置や携帯電話装置、ディジタルコードレ
ス電話機のように、周囲雑音レベルが比較的大きい環境
下で使用されるディジタル音声通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル自動車電話装置や携
帯電話装置では、通信チャネル数を増加させるために、
音声符号化装置において低ビットレートの音声符号化が
行なわれている。
【0003】図5は、従来より使用されている音声符号
化装置の概略構成図である。同図において、送話音声は
マイクロホン101で電気信号に変換されたのちアナロ
グ/ディジタル(A/D)変換器102において所定の
サンプリング周期でサンプリングされてディジタル信号
に変換され、しかるのち音声符号化回路部(ENC)1
03に入力される。この符号化回路部103では、上記
ディジタル送話音声信号の音声符号化処理が行なわれ、
この音声符号化により得られた伝送データは誤り訂正符
号化処理のために誤り訂正符号復号回路(CH−CO
D)104に供給される。
【0004】これに対し誤り訂正符号復号回路104か
ら出力された伝送データは、音声復号回路部(DEC)
105で音声復号化処理が行なわれ、これによりディジ
タル受話音声信号が再生される。そしてこのディジタル
受話音声信号は、ディジタル/アナログ(D/A)変換
器106でアナログ信号に変換されたのちスピーカ10
7から拡声出力される。
【0005】図6は、上記音声符号化回路部103の内
部構成を示すブロック図である。同図において、61は
過去の駆動信号データが記憶された駆動信号部(符号帳
部)であり、この駆動信号部61から読み出された駆動
信号データは、ゲインコントロール部62でゲイン制御
されたのち長期予測器63および短期予測器64に順次
入力される。
【0006】長期予測器63では、上記駆動信号部61
から読み出された駆動信号データを基に、ピッチ成分を
表わすデータつまりピッチ周期とピッチゲインが再生さ
れる。すなわちピッチ予測が行なわれる。また短期予測
器64では、聴感の重み付けを表わす短期予測係数が再
生される。これらの予測器63,64から出力された予
測信号は減算器65に入力され、この減算器65おいて
入力音声信号との誤差が検出される。電力誤差最小化部
66では、上記誤差が最小となる駆動信号のコードとゲ
インが求められる。そして、以上の処理により得られた
短期予測係数、ピッチ周期、ピッチゲイン、駆動信号コ
ードおよび最適ゲインが伝送データとして誤り訂正符号
復号回路104に送られる。なお、上記誤差Eは次式で
表わされる。
【0007】
【数1】
【0008】ただし、β、Mはそれぞれピッチゲイン、
ピッチ周期を表わし、またv(n) 、W(n) はそれぞれ駆
動信号、聴感重み付けフィルタの係数を表わしている。
なお、W(n) の値としては短期予測器64の係数が使用
される。
【0009】ところで、携帯電話装置のような移動音声
通信装置は、事務所内や停車中の車内等のような比較的
静かな環境に限らず、例えば駅構内や走行中の車内等の
ように周囲騒音が大きい環境で使用されることが少なく
ない。しかし、先に述べたように従来のディジタル音声
通信装置は、人間の音声生成系をモデルにして音声符号
化処理を行なっている。このため、受話中のように送話
音声が発せられていない状態で種々雑多な雑音が入力さ
れると、この雑音についても音声信号と全く同様の処理
によって符号化されて送信されることになる。したがっ
て、通話相手側においては、復号された雑音が非常に聞
き難いものとなり、これが通話品質劣化の原因の一つに
なっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のデ
ィジタル音声通信装置は、雑音信号に対し音声信号と全
く同じ符号化処理を行なっているため、復号後の雑音が
非常に聞き難いものとなり、これが通話品質劣化の原因
となるという問題点を有していた。
【0011】この発明はこのような事情に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、復号後の雑音を
聞き易くし、これにより通話品質の向上を図り得るディ
ジタル音声通信装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のディジタル音声通信装置は、入力音声信号
を符号化する音声符号化部に加えて、入力音声信号のレ
ベルを所定のしきい値と比較して当該入力音声信号が有
音か無音かを判定する有音/無音判定手段と、符号化制
御手段とを備えている。そして、この符号化制御手段に
より、上記有音/無音判定手段で有音と判定されている
期間には前記音声符号化部に長期予測および短期予測を
それぞれ行なわせ、一方無音と判定されている期間には
前記音声符号化部に長期予測を省略させるように制御す
るようにしたものである。
【0013】したがって、送話音声信号が入力されてい
る送話期間中には通常通り長期予測器によるピッチ成分
を考慮した符号化処理が行なわれ、これに対し送話音声
信号の入力が途切れた受話期間中には、長期予測器によ
るピッチ成分の予測処理が行なわれず、短期予測器によ
る聴感のみを考慮した符号化処理のみが行なわれること
になる。このため、復号後の雑音はピッチ成分予測の影
響を受けないものとなり、これにより受話側では自然感
の高い雑音を聴取することができ、通話品質は向上され
る。
【0014】また他の発明のディジタル音声通信装置
は、音声符号化部の前段側に低域通過フィルタを配設す
るとともにその制御手段を設け、このフィルタ制御手段
により、有音/無音判定手段の判定結果に応じて上記低
域通過フィルタの特性を可変制御するようにしている。
【0015】例えば、有音/無音判定手段により有音と
判定されている期間には、低域通過フィルタのカットオ
フ周波数を十分に高い所定の第1の値に設定し、一方無
音と判定されている期間には、上記低域通過フィルタの
カットオフ周波数を上記第1の値よりも低い第2の値に
設定する。また別の例では、有音/無音判定手段により
無音と判定されている期間には入力音声信号を低域通過
フィルタに入力して瀘波された音声信号を音声符号化部
に供給し、一方有音と判定されている期間には入力音声
信号を前記低域通過フィルタに入力せずにバイパスさせ
て音声符号化部に供給する。
【0016】このようにすることで、周囲雑音に対して
は低域通過フィルタで十分に抑圧して符号化処理に供す
ることができ、これにより復号後の雑音をさらに聞きや
すいものにすることができる。これに対し、送話音声信
号については低域通過フィルタで抑圧せずに符号化処理
に供することができるので、通話音声の品質を高く保つ
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の形態の
一つであるディジタル携帯電話装置の構成の一例を示す
回路ブロック図である。同図において、図示しない基地
局から無線チャネルを介して送られた無線搬送波信号
は、アンテナ1で受信されたのちアンテナ共用器(DU
P)2を介して受信回路(RX)3に入力され、ここで
周波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号に周波
数変換される。そしてこの受信中間周波信号は、図示し
ないA/D変換器においてサンプリングされたのちディ
ジタル復調器(DEM)6に入力される。
【0018】ディジタル復調器6は、上記ディジタル受
信中間周波信号に対するフレーム同期およびビット同期
を確立したうえで、ディジタル復調処理を行なう。この
復調処理により得られたベースバンドのディジタル復調
信号は、時分割多元接続回路(TDMA)8に入力さ
れ、ここで各伝送フレームごとに自己宛てのタイムスロ
ットが分離抽出される。尚、上記ディジタル復調器6に
おいて得られたフレーム同期およびビット同期に関する
情報は制御回路18に入力される。
【0019】上記TDMA回路8から出力されたディジ
タル復調信号は、続いて誤り訂正符号復号回路(CH−
COD)9に入力され、ここで誤り訂正復号処理され
る。そして、この誤り訂正復号されたディジタル復調信
号は、音声復号回路(DEC)10に入力されて音声復
号処理され、これによりディジタル受話信号が再生され
る。このディジタル受話信号は、D/A変換器11でア
ナログ受話信号に戻されたのち図示しない音声増幅器を
介してスピーカ12に供給され、このスピーカ12から
拡声出力される。
【0020】一方、話者の送話音声は、マイクロホン1
3で集音されて電気信号に変換されたのちA/D変換器
14に入力され、このA/D変換器14で所定のサンプ
リング周期でサンプリングされてディジタル送話信号に
変換される。このディジタル送話信号は、後述する有音
/無音判定部17に入力されるとともに、可変低域通過
フィルタ(可変LPF)15を経たのち音声符号化回路
(COD)16に入力されて音声符号化される。
【0021】この音声符号化回路16から出力された符
号化音声データは、制御回路18から出力された制御信
号とともに誤り訂正符号復号回路(CH−COD)9に
入力され、ここで誤り訂正符号化される。そして、この
誤り訂正符号化されたディジタル送信信号はTDMA回
路8に入力される。このTDMA回路8では、時分割多
元接続(TDMA)方式に対応した伝送フレームが生成
され、この伝送フレーム中の自装置に割り当てられたタ
イムスロットに上記ディジタル送信信号を挿入するため
の処理が行なわれる。このTDMA回路8から出力され
たディジタル送信信号は、続いてディジタル変調器(M
OD)7に入力される。
【0022】このディジタル変調器7では、上記ディジ
タル送信信号によりディジタル変調された送信中間周波
信号が発生され、この送信中間周波信号は図示しないD
/A変換器によりアナログ信号に変換されたのち送信回
路(TX)5に入力される。なお、ディジタル変調方式
としては、例えばπ/4シフトQPSK(π/4 shift
ed quadrature phase shift keying)方式が使用され
る。
【0023】送信回路5では、上記変調された送信中間
周波信号が周波数シンセサイザ4から出力された送信局
部発振信号とミキシングされ、これにより通話チャネル
に対応する無線搬送波周波数に変換される。そして、こ
の無線変調波信号は送信電力増幅器で所定の送信電力レ
ベルに制御されたのち、アンテナ共用器2を介してアン
テナ1から図示しない基地局へ向けて送信される。
【0024】なお、19は操作パネル部であり、この操
作パネル部19には発信キー、ダイヤルキー、および各
種機能キーを有するキー入力部と、液晶表示器(LC
D)や発光ダイオード(LED)を有する表示部とが配
設されている。
【0025】ところで、上記有音/無音判定部17は次
のように構成される。図2はその構成を示す回路ブロッ
ク図である。すなわち、有音/無音判定部17は、ピー
ク値算出回路71と、判定器72と、可変しきい値生成
回路73とを備えている。
【0026】ピーク値算出回路71は、入力音声信号の
所定区間(例えば20msec)ごとにそのピーク値
(電力値)を算出するもので、この算出したピーク値を
判定器72に供給する。
【0027】可変しきい値生成回路73は、入力音声信
号のレベルが所定のレベル以下であるか否かをまず判定
し、所定レベル以上のときには第1のしきい値を発生す
る。これに対し入力音声信号のレベルが所定のレベル以
下の場合には、このときに入力される雑音レベルに応じ
て変化する第2のしきい値を発生する。
【0028】判定器72は、上記ピーク値算出回路71
から出力された入力音声信号のピーク値を、上記可変し
きい値生成回路73から出力された第1および第2のし
きい値と比較する。そして、ピーク値が第1および第2
のしきい値以上の場合には有音と判定し、一方ピーク値
が第1および第2のしきい値に満たない場合には無音と
判定する。すなわち、入力音声信号のピーク値をP(n)
、そのときのしきい値をT(n) とすると、 P(n) ≧T(n) のとき、有音 P(n) <T(n) のとき、無音 のように判定を行なう。そして、その判定結果を有音/
無音フラグHSにより可変LPF15および音声符号化
回路16に伝える。
【0029】次に、可変LPF15は次のように構成さ
れる。図3はその構成を示す回路ブロック図である。す
なわち、可変LPF15は一次帰還形のフィルタであ
り、入力利得可変器51と、加算器52と、帰還利得可
変器53と、バッファ54と、利得値メモリコントロー
ラ55と、利得値メモリ56とを備えている。
【0030】そして、前記有音/無音判定部17から出
力された有音/無音フラグHSに基づいて、有音と判定
されているときには、利得値メモリコントローラ55か
ら、入力利得可変器51に対し1または1に近い利得値
Ng1(Ng≦1)を与えるとともに、帰還利得可変器
53に対し0または0に近い利得値Fg1(Fg=1−
Ng)を与える。この結果可変LPF15は、カットオ
フ周波数が高く設定されるかもしくは入力音声信号を素
通りさせる状態となる。これにより、入力音声信号を抑
圧されずに音声符号化処理に供される。
【0031】これに対し、前記有音/無音フラグHSが
無音を示しているときには、利得値メモリコントローラ
55から、入力利得可変器51に対し1よりも小さい利
得値Ng2(Ng≦1)を与えるとともに、帰還利得可
変器53に対し上記有音時の利得値Fg1の1/2程度
の利得値Fg2(Fg=1−Ng)を与える。この結
果、可変LPF15は有音時よりも低いカットオフ周波
数により動作する状態となり、これにより周囲雑音のう
ち周波数の高い成分が抑圧される。
【0032】また、上記有音時から無音時に変化した際
に、利得値メモリコントローラ55は各利得値を徐々に
変化させる。これにより、有音時から無音時に変化した
ときに受話音に生じるスイッチ感は軽減される。
【0033】一方、音声符号化回路16は次のように構
成される。図4はその構成を示す回路ブロック図であ
る。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符
号を付して詳しい説明は省略する。
【0034】この実施の形態の音声符号化回路16は、
長期予測器63と短期予測器64との間に経路選択器6
7を設けている。この経路選択器67は例えば半導体ス
イッチからなり、前記有音/無音判定部17から出力さ
れた有音/無音フラグHSに応じて、ゲインコントロー
ル部62から短期予測器64に至る入力音声信号の経路
を、長期予測器63を通る経路か、または長期予測器6
3をバイパスする経路に択一的に切り替える。
【0035】次に以上のように構成された装置の動作を
説明する。まず話者が送話を行なっている状態では、送
話音声信号が入力されるため、有音/無音判定部17で
は“有音”と判定され、その旨が有音/無音フラグHS
により可変LPF15および音声符号化回路16に通知
される。
【0036】そうすると可変LPF15では、利得値メ
モリコントローラ55から入力利得可変器51および帰
還利得可変器53に対し、カットオフ周波数を高く設定
するための利得値が与えられる。このため、入力された
送話音声信号は可変LPF15で帯域制限を受けずにそ
のまま通過して音声符号化回路16に供給される。した
がって、送話音声信号は高域部分まで十分に含み高音質
を保った状態で符号化処理に供されることになる。
【0037】また、音声符号化回路16では、上記有音
の判定通知を受けると経路選択器67により長期予測器
63を含む経路が選択される。このため、音声符号化回
路16では、長期予測器63および短期予測器64にお
いて、それぞれ送話音声信号のピッチ成分および聴感の
双方を考慮した符号化が行なわれることになり、この結
果短期予測係数、ピッチ周期、ピッチゲイン、駆動信号
コードおよび最適ゲインからなる伝送データが生成され
て誤り訂正符号復号回路9に供給される。すなわち、音
声信号にとって必要な符号化が行なわれることになる。
【0038】一方、話者が相手話者からの受話音声を聴
取する状態になると、送話音声信号はなくなって周囲雑
音のみが入力された状態となる。このため、有音/無音
判定部17では“無音”と判定され、その旨が有音/無
音フラグHSにより可変LPF15および音声符号化回
路16に通知される。
【0039】このため可変LPF15では、利得値メモ
リコントローラ55から入力利得可変器51および帰還
利得可変器53に対し、カットオフ周波数を低く設定す
るための利得値が与えられる。したがって、入力された
周囲雑音はその中高域成分が抑圧されて相手話者にとっ
ては比較的聞き易い低域成分のみとなる。
【0040】また、上記無音の通知を受けとると音声符
号化回路16では、経路選択器67により長期予測器6
3をバイパスする経路が選択される。このため、音声符
号化回路16では、長期予測器63によるピッチ成分の
予測が省略され、短期予測器64による予測のみが行な
われる。すなわち、周囲雑音の聴感のみを考慮した符号
化が行なわれることになる。そして、伝送データを構成
する短期予測係数、ピッチ周期、ピッチゲイン、駆動信
号コードおよび最適ゲインのうち、ピッチ周期およびピ
ッチゲインについては、復号側においてピッチ成分を考
慮した復号処理が行なわれないようにするための擬似情
報が挿入されて送出される。
【0041】このようにこの実施の形態では、音声符号
化回路16内の長期予測器63と短期予測器64との間
に経路選択器67を設け、有音/無音判定部17の判定
結果に応じて、有音期間には長期予測器63および短期
予測器64によるピッチ成分および聴感をそれぞれ考慮
した符号化を行ない、これに対し無音期間には長期予測
器63を経路から外して短期予測器64による聴感のみ
を考慮した符号化を行なうようにしている。
【0042】したがってこの実施の形態によれば、有音
期間には入力された送話音声のピッチ成分および聴感を
考慮した適切な符号化を行なうことができ、一方無音期
間には周囲雑音の聴感のみを考慮した符号化を行なうこ
とができる。このため、有音期間もまた無音期間も長期
予測器63および短期予測器64の両方による符号化予
測を行なっていた従来の装置に比べて、無音期間におけ
る通話品質を高めることができる。
【0043】またこの実施の形態では、音声符号化回路
16の前段に可変LPF15を設け、有音/無音判定部
17の判定結果に応じて、有音期間には可変LPF15
のカットオフ周波数を高く設定し、一方無音期間には可
変LPF15のカットオフ周波数を低く設定するように
している。
【0044】このため、有音期間に入力される話者の送
話音声信号に対しては何ら悪影響を与えず、無音期間に
おいて入力される周囲雑音については中高域成分を抑圧
して比較的聞き易い低域成分のみとすることができる。
したがって、送話側が周囲雑音の大きい環境下で通話を
行なっている場合でも、相手話者は比較的聞き易い状態
で通話を行なうことができる。
【0045】また、その際有音期間から無音期間への移
行時に可変LPF15のカットオフ周波数の変更を徐々
に行なうようにしているので、有音期間から無音期間へ
の移行する際に受話側で不自然なスイッチ感が発生する
不具合は生じない。
【0046】さらにこの実施の形態では、有音/無音判
定部17において、無音期間に周囲雑音の入力レベルに
したがって判定しきい値を可変するようにしている。こ
のため、例えば周囲雑音レベルが大きい場合でも、有音
/無音野判定を正確に行なうことができる。
【0047】なお、この発明は以上述べた実施の形態に
限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では
有音/無音判定部17において周囲雑音の入力レベルに
応じてしきい値を可変するようにしたが、しきい値の可
変は必ずしも必要ではなく、固定しても構わない。
【0048】また、前記した実施の形態では、音声符号
化回路16において有音期間には長期予測器63を経路
中に含め、無音期間には長期予測器63をバイパスする
ようにしたが、例えば有音/無音判定部17の判定結果
に応じて、有音期間には長期予測器63を動作状態に設
定し、無音期間には長期予測器63の処理動作を停止さ
せて入力信号をそのまま通過させるように構成してもよ
い。このようにすると、経路選択器67およびバイパス
回路を不要にすることができる。
【0049】さらに、音声符号化回路16において、ピ
ッチ周期がランダムなパルス列が蓄積された無音期間用
の駆動信号部を用意しておき、有音/無音判定部17に
より無音と判定された場合には、上記無音期間用の駆動
信号部を選択してこの駆動信号部から読み出されたラン
ダムパルス列を用いて符号化処理を行なうように構成し
てもよい。このように構成すると、有音/無音判定部1
7の判定結果に応じて長期予測器63を信号経路から外
したり、また長期予測器63の動作状態をオン/オフす
る必要がなくなる。
【0050】一方、前記した実施の形態では、有音/無
音判定部17の判定結果に応じて可変LPF15のカッ
トオフ周波数を可変制御するようにしたが、固定LPF
の入力側および出力側の少なくとも一方に切替スイッチ
を設け、有音/無音判定部17の判定結果に応じて上記
切替スイッチを切り替えることにより、無音期間には送
話信号路に固定LPFを挿入し、有音期間には送話信号
路から固定LPFを外して送話信号路を直通させるよう
に構成してもよい。このようにすると、カットオフ周波
数が固定された安価なLPFを使用することが可能とな
る。
【0051】また、前記実施の形態では、音声符号化回
路16における長期予測器63の挿入/バイパスと、可
変LPF15の特性の切り替えとをそれぞれ行なうよう
にした場合について説明したが、これらのうちのいずれ
か一方のみを行なうように構成してもよい。
【0052】さらに、この発明はディジタル形態電話装
置以外に、ディジタル自動車電話装置やディジタルコー
ドレス電話機等の他の種々ディジタル無線電話機に適用
できることは勿論のこと、ディジタル有線電話装置にも
適用することが可能である。
【0053】その他、音声符号化回路や周囲雑音抑圧用
の低域通過フィルタの構成、有音/無音判定部の構成な
どについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、入力
音声信号を符号化する音声符号化部に加えて、入力音声
信号のレベルを所定のしきい値と比較して当該入力音声
信号が有音か無音かを判定する有音/無音判定手段と、
符号化制御手段とを備えている。そして、この符号化制
御手段により、上記有音/無音判定手段で有音と判定さ
れている期間には前記音声符号化部に長期予測および短
期予測をそれぞれ行なわせ、一方無音と判定されている
期間には前記音声符号化部に長期予測を省略させるよう
に制御するようにしている。
【0055】また、他の発明では、音声符号化部の前段
側に低域通過フィルタを配設するとともにその制御手段
を設け、このフィルタ制御手段により、有音/無音判定
手段の判定結果に応じて上記低域通過フィルタの特性を
可変制御するようにしている。したがってこれらの発明
によれば、復号後の雑音を聞き易くし、これにより通話
品質の向上を図り得るディジタル音声通信装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一つであるディジタル
携帯電話装置の構成の一例を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したディジタル携帯電話装置の有音/
無音判定部の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示したディジタル携帯電話装置の可変L
PFの構成を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示したディジタル携帯電話装置の音声符
号化回路の構成を示す回路ブロック図。
【図5】従来より使用されている音声符号化装置の概略
構成を示したブロック図。
【図6】図5に示した音声符号化装置の音声符号化回路
部の構成を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…ディジタル復調器(DEM) 7…ディジタル変調器(MOD) 8…時分割多元接続回路(TDMA) 9…誤り訂正符号復号回路(CH−COD) 10…音声復号回路(DEC) 11…D/A変換器 12…スピーカ 13…マイクロホン 14…A/D変換器 15…可変低域通過フィルタ(可変LPF) 16…音声符号化回路(COD) 17…有音/無音判定部 18…制御回路 19…操作パネル部 51…入力利得可変器 52…加算器 53…帰還利得可変器 54…バッファ 55…利得値メモリコントローラ 56…利得値メモリ 61…駆動信号部(符号帳部) 62…ゲインコントロール部 63…長期予測器 64…短期予測器 65…減算器 66…電力誤差最小化部 71…ピーク値算出回路 72…判定器 73…可変しきい値生成回路 HS…有音/無音フラグ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声符号化部により、駆動信号部に蓄え
    られている過去の駆動信号データを基に長期予測および
    短期予測をそれぞれ行なって予測信号を生成し、入力音
    声信号とこの予測信号との誤差が最小となるような各種
    符号化パラメータを求めてこれを伝送データとするディ
    ジタル音声通信装置において、 入力音声信号のレベルを所定のしきい値と比較して、当
    該入力音声信号が有音か無音かを判定するための有音/
    無音判定手段と、 この有音/無音判定手段により有音と判定されている期
    間には前記音声符号化部に長期予測および短期予測をそ
    れぞれ行なわせ、一方無音と判定されている期間には前
    記音声符号化部に長期予測を省略させるように制御する
    符号化制御手段とを具備したことを特徴とするディジタ
    ル音声通信装置。
  2. 【請求項2】 有音/無音判定手段は、入力音声信号か
    ら雑音レベルを推定し、この推定値に基づいてしきい値
    を可変する機能を有していることを特徴とする請求項1
    記載のディジタル音声通信装置。
  3. 【請求項3】 音声符号化部は、符号化制御手段の制御
    に応じて長期予測を省略した場合には、通信相手のディ
    ジタル音声通信装置に長期予測に対応する復号処理を省
    略させるための符号化パラメータを送出することを特徴
    とする請求項1記載のディジタル音声通信装置。
  4. 【請求項4】 入力音声信号を音声符号化部で符号化し
    て送出するディジタル音声通信装置において、 前記音声符号化部の前段側に設けられ、入力音声信号を
    瀘波して出力するための低域通過フィルタと、 入力音声信号のレベルを所定のしきい値と比較して、当
    該入力音声信号が有音か無音かを判定するための有音/
    無音判定手段と、 この有音/無音判定手段の判定結果に応じて、前記入力
    音声信号に対する前記低域通過フィルタの瀘波動作を可
    変制御するためのフィルタ制御手段とを具備したことを
    特徴とするディジタル音声通信装置。
  5. 【請求項5】 フィルタ制御手段は、前記有音/無音判
    定手段により有音と判定されている期間には前記低域通
    過フィルタのカットオフ周波数を所定の第1の値に設定
    し、一方無音と判定されている期間には前記低域通過フ
    ィルタのカットオフ周波数を前記第1の値よりも低い第
    2の値に設定することを特徴とする請求項3記載のディ
    ジタル音声通信装置。
  6. 【請求項6】 フィルタ制御手段は、前記有音/無音判
    定手段により無音と判定されている期間には前記低域通
    過フィルタにより瀘波された入力音声信号を出力させ、
    一方有音と判定されている期間には前記低域通過フィル
    タをバイパスさせた入力音声信号を出力させることを特
    徴とする請求項3記載のディジタル音声通信装置。
  7. 【請求項7】 音声符号化部により、駆動信号部に蓄え
    られている過去の駆動信号データを基に長期予測および
    短期予測をそれぞれ行なって予測信号を生成し、入力音
    声信号とこの予測信号との誤差が最小となるような各種
    符号化パラメータを求めてこれを伝送データとするディ
    ジタル音声通信装置において、 前記音声符号化部の前段側に設けられ、入力音声信号を
    瀘波して出力するための低域通過フィルタと、 入力音声信号のレベルを所定のしきい値と比較して、当
    該入力音声信号が有音か無音かを判定するための有音/
    無音判定手段と、 この有音/無音判定手段の判定結果に応じて、前記入力
    音声信号に対する前記低域通過フィルタの瀘波動作を可
    変制御するためのフィルタ制御手段と、 前記有音/無音判定手段により有音と判定されている期
    間には前記音声符号化部に長期予測および短期予測をそ
    れぞれ行なわせ、一方無音と判定されている期間には前
    記音声符号化部に長期予測を省略させるように制御する
    符号化制御手段とを具備したことを特徴とするディジタ
    ル音声通信装置。
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