JPH07241861A - パウダースラッシュ成形品及びその製造装置 - Google Patents

パウダースラッシュ成形品及びその製造装置

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JPH07241861A
JPH07241861A JP6019594A JP6019594A JPH07241861A JP H07241861 A JPH07241861 A JP H07241861A JP 6019594 A JP6019594 A JP 6019594A JP 6019594 A JP6019594 A JP 6019594A JP H07241861 A JPH07241861 A JP H07241861A
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powder slush
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product
skin
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JP6019594A
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Akiyoshi Otake
秋吉 大嶽
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Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジ面皮膜の半焼けを防止し、低コスト
化を図るパウダースラッシュ成形品及びその製造装置を
提供する。 【構成】 粉末樹脂7を収容するバケット4と、加熱手
段5を有しこのバケット4上に被着される成形型3と、
を備えるパウダースラッシュ成形品Aの製造装置Bにあ
って、上記バケット4の成形型3への当接箇所を、成形
型3の製品部3aに延設され平坦面を有するフランジ部
3bとし、更にこの当接箇所にパウダースラッシュ成形
品Aの製品表皮1aとなる表皮材1厚みより薄肉のシー
ル体43を介在させると共に、上記バケット4側に、シ
ール体43の下面と接合して水平姿態で内方へ向かって
張り出す板状の見切板42を設けることで、成形型3の
バケット4への被着時に、フランジ部3bと見切板42
とでシール体43を挟んで帯状隙間Sを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内装品等の表皮
材に使用されるパウダースラッシュ成形品及びその製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パウダースラッシュ成形法は、一般的
に、予め加熱した成形型に熱可塑性粉末樹脂を投入し、
成形型に触れた部分の粉末樹脂を型へ溶融付着させ、余
剰の粉末樹脂を回収する一方、型に付着する樹脂皮膜を
更に溶融,硬化することで薄皮状のプラスチック表皮材
を得る製法である。具体的には、まず加熱媒体循環パイ
プ等の加熱手段5で成形型3を加熱し、次いで、成形装
置Cを倒立させることで、この成形型3へバケット4内
に収容した粉末樹脂7を移動させる(図9)。すると、
成形型3内で電鋳シエル面17に接した粉末樹脂7は、
加熱溶融され、電鋳シエル面17の形状に沿う樹脂皮膜
18をつくる。この後、成形装置Cを再び正立させ(図
10)、バケット4内へ余剰の粉末樹脂7を回収する。
そして、最後に、上記電鋳シエル面17に付着した樹脂
皮膜18を溶融,硬化させて所望の表皮材を得る製法で
ある。
【0003】ところで、こうして出来た表皮材1を使っ
て表皮一体の発泡成形品等を造る場合には、発泡型91
への表皮材1の装着を容易に且つ確実にしなければなら
ない。そのため、表皮材1だけでなく表皮材にフランジ
面皮膜2を延設して一体化成形されるパウダースラッシ
ュ成形品を造ることが一般化している(図3参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、こうしたパ
ウダースラッシュ成形に用いる製造装置は、加熱エネル
ギ,型費の低減、更には軽量化等を図る目的で、製品部
3aの外側に加熱手段5を配設しないのが通例となって
いる(図9)。従って、製品成形部31から外方へいく
に従い温度が下がり、フランジ面皮膜が半溶融(通称、
半焼けという。)状態となっていた。そして、この半溶
融状態のままで成形を終えるため、まだパウダー状の粉
末樹脂7がフランジ面皮膜2に残存し、脱型時,トリミ
ング時,製品としての組付け時等に粉がポロポロ落ちる
品質不良を招いていた。また、表皮材1と同じ厚みでフ
ランジ面皮膜2が造られる従来のパウダースラッシュ成
形品は、無駄が多かった。フランジ面皮膜2は、表皮材
1の装着用にのみ設けられるもので、所望の製品が仕上
がれば表皮材1から切除され、不用品になった。特に、
エアバックドア,グラブドア等の小物部品ほどフランジ
面皮膜2の占める割合が多く、パウダースラッシュ成形
品のコストアップ要因となっていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するもので、フ
ランジ面皮膜の半焼けを防止し、更に、フランジ面皮膜
の製品に対する材料占有率を小さくして、低コスト化を
図るパウダースラッシュ成形品及びその製造装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第一発明のパウダース
ラッシュ成形品は、成形型内に粉末樹脂を投入し、成形
型の加熱,冷却により成形型内面に付着,溶融,硬化し
て形成される皮膜状のパウダースラッシュ成形品であっ
て、所望形状に成形される表皮材と、この表皮材に延設
し表皮材肉厚より薄肉化して一体成形される表皮材装着
用のフランジ面皮膜と、を備えることを特徴とする。こ
こで、「表皮材」には、製品成形部分となる製品表皮の
みならず、製品時には切除されるが、製品表皮に延設さ
れフランジ面皮膜との間を接続するスカート表皮も含
む。
【0007】本第二発明のパウダースラッシュ成形品の
製造装置は、粉末樹脂を収容するバケットと、加熱手段
を有しこのバケット上に被着される成形型と、を備える
パウダースラッシュ成形品の製造装置にあって、上記バ
ケットの成形型への当接箇所を、成形型の製品部に延設
され平坦面を有するフランジ部とし、更にこの当接箇所
にパウダースラッシュ成形品の製品表皮となる表皮材厚
みより薄肉のシール体を介在させると共に、上記バケッ
ト側に、シール体の下面と接合して水平姿態で内方へ向
かって張り出す板状の見切板を設けることで、成形型の
バケットへの被着時に、フランジ部と見切板とでシール
体を挟んで帯状隙間を形成するようにしたことを特徴と
する。ここで、「製品部」には、製品表皮を造る製品成
形部の他、製品表皮とフランジ面皮膜との間を接続する
スカート表皮を造るスカート部も含む。
【0008】
【作用】本発明に係るパウダースラッシュ成形品及びそ
の製造装置によれば、成形型の製品部に平坦面を有する
フランジ部が延設されているので、所望形状の表皮材が
成形型内面の製品部で成形されると同時に、フランジ部
に表皮材装着用のフランジ面皮膜も一体成形される。そ
して、バケットと成形型の当接箇所となるフランジ部に
製品表皮となる表皮材の厚みより薄肉のシール体を介在
させ、更にバケット側に、シール体の下面と接合して水
平姿態で内方へ向かって張り出す板状の見切板を設ける
ので、表皮材厚みより薄肉化したフランジ面皮膜が形成
されるようになる。このようにフランジ面皮膜が薄肉化
されると、粉末樹脂の加熱溶融に要する熱量は少なくて
済み、半焼けを防げるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)パウダースラッシュ成形品の構成 図1〜図3は、本発明に係るパウダースラッシュ成形品
の一実施例を示す。インストルメントパネル表皮材に適
用するものである。図1はパウダースラッシュ成形品の
要部断面斜視図、図2は凹窪部周りのフランジ面皮膜と
見切板との位置関係を示す平面図、図3はパウダースラ
ッシュ成形品を発泡成形型に装着した状態を示す部分拡
大図である。
【0010】パウダースラッシュ成形品Aは、表皮材1
と表皮材1に延設して一体成形されるフランジ面皮膜2
とからなる(図1)。熱可塑性の粉末樹脂7(ここで
は、軟質塩化ビニル樹脂粉末)を使用し、パウダースラ
ッシュ成形品の製造装置で所望形状に造ったものであ
る。表皮材1には、製品部分になる製品表皮1aの他に
フランジ面皮膜2との間を接続するスカート表皮1bを
含んでいる。表皮一体発泡品を得るべく、パウダースラ
ッシュ成形品Aを発泡型91へ装着した場合、スカート
表皮1bによって発泡型91に係る上型91aがシール
し易くなるからである(図3)。スカート表皮1bは、
型閉め時にガスケットの役割を果たす。上型91aが型
閉めで、スカート表皮1bの箇所を押圧しシールする。
従って、スカート表皮1bの部分はフランジ面皮膜2
(後述)のごとく薄肉化させることはない。
【0011】製品表皮1aは、その表面がレザー調に仕
上げられ、且つ複雑なインストルメントパネル形状が付
与された状態になっている。表皮材1の厚みは、全ての
範囲で2〜4mm内におさまっている。複雑な形状でも
均一な肉厚で成形できるのが、パウダースラッシュ成形
の特長である。
【0012】符号2は、表皮材装着用のフランジ面皮膜
を示す。フランジ面皮膜2は、表皮材1に係るスカート
表皮1bに延設し、表皮材1と一体成形されたものであ
る。フランジ面皮膜2の厚みは、0.5〜1mmの範囲
内にあり、表皮材1の肉厚(2〜4mm)より薄肉化し
ている。但し、凹窪部2a周りのみ表皮材1と同じ厚み
とする(図1)。製造時、薄肉のシール体43を挟ん
で、フランジ部3bとでフランジ面皮膜2の厚みを規制
する見切板42が、凹窪部2a周りでは切り欠かれた状
態にあるからである(図2)。隆起部2bも表皮材1と
同じ肉厚(2〜4mm)となる。この凹窪部2aは、表
皮一体発泡品を得るべく発泡型91にパウダースラッシ
ュ成形品Aを装着した場合に、下型91bのダボ911
と係合して、表皮材1を所定位置で保持する。
【0013】ところで、フランジ面皮膜2の半焼け防
止,材料コスト低減等の観点からは、フランジ面皮膜2
の厚みは小さい方が望ましい。しかし、一方で上型91
aの型閉めで凹窪部2a,隆起部2bはパウダースラッ
シュ成形品Aの下型91bへのセット状態を確実に維持
しなければならない。そのため、凹窪部2a,隆起部2
bの肉厚は厚い方が好ましくなっている。ここでは、フ
ランジ面皮膜2の大部分を表皮材1厚みより薄肉化して
半焼け防止等を企図する傍ら、凹窪部2a,隆起部2b
の一部分については表皮材1厚みと同じにし、ダボ91
1との係合維持させる機能を優先させている。尚、フラ
ンジ面皮膜2の全域で薄肉化することは構わない。
【0014】(2)パウダースラッシュ成形品の製造装
置 次に、前記パウダースラッシュ成形品Aの製造装置の一
実施例を示す(図4〜図8)。図4はパウダースラッシ
ュ成形品の製造装置の断面図、図5は図4のシール体周
りの拡大断面図、図6は図4から製造装置を倒立状態と
した断面図、図7は図6から製造装置を正立復帰状態に
した断面図、図8は脱型時の断面図である。
【0015】製造装置Bは、成形型3とバケット4とか
らなる。成形型3は、伝熱性に優れるニッケル電鋳シエ
ルで構成され、成形型3の内面(シェル面)は、製品部
3aと製品部3aに延設するフランジ部3bで構成され
る。製品部3aには、製品表皮1aを造る製品成形部3
1に製品表皮1aとフランジ面皮膜2との間を接続する
スカート表皮1bを造るスカート部32が含まれる。製
品成形部31は、表皮材1の製品模様(皮革模様)が施
されている。製品部3aの裏側は、加熱媒体循環パイプ
からなる加熱手段5を溶接固定する。この加熱手段5に
よって、製品成形部31の製品部3aは約300℃まで
加熱設定できるようになっている。
【0016】符号3bは、フランジ面皮膜2を造るフラ
ンジ部を示す。フランジ部3bは製品部3aに延設さ
れ、平坦面を形成している。フランジ部3bには、パウ
ダースラッシュ成形品Aに凹窪部2aが所定間隔毎に設
けられるよう窪み(図示せず)が形成されている。
【0017】バケット4は、図4のごとく粉末樹脂7が
収納される収容部41をもつ上面開口のボックス形状と
なっている。バケット4上に成形型3が被着されると、
バケット4の側壁上辺が成形型3のフランジ部3bに当
接する構造である。バケット4の上縁には、図4のごと
く水平姿態で内方に向かって張り出す見切板42が設け
られる。見切板42の外側縁は、バケット4の側壁上辺
に固定される。見切板42は、シール体43(後述)が
ない状態でバケット4上に前記成形型3を被着すると、
フランジ部3bにピッタリと密着する。見切板42は、
既述のごとく凹窪部2a周りが切り欠かれた板状体であ
る。
【0018】見切板42の材質は、アルミニウムにして
いる。熱伝導度が高いため、連続運転時にバケット4か
ら成形型3が離れると、放熱が速く連続成形に迅速対応
できるからである。ところで、見切板42の成形型3に
対向する面は、フッ素樹脂等をコーティングし、非粘着
性としておくのが好ましい。脱型時のフランジ面皮膜2
の付着防止が図れるからである。
【0019】符号43は、パウダースラッシュ成形品A
の製品表皮1aとなる表皮材1厚みより薄肉(ここで
は、0.5〜1mm)にしたシール体を示す。尚、シー
ル体43の厚みの好適範囲は0.3〜2.0mmである。
シール体43はその下面を見切板42に接合固着し、上
面は成形型3がバケット4に被着されると、フランジ部
3bに当接する。そして、フランジ面皮膜2が造れるよ
う、シール体43はフランジ面皮膜2の外縁に相応する
位置に配される。より詳しくは、フランジ面皮膜2を形
成できるようシール体43がフランジ面皮膜2の外縁位
置を取り囲む環状構成になっている。かくして、成形型
3をバケット4に被着すると、フランジ部3bと見切板
42とがシール体43を挟んで帯状隙間Sを形成する。
【0020】シール体43は、非粘着性のポリ四フッ化
エチレン樹脂からなる。ポリ四フッ化エチレン樹脂と
は、デュポン社の商標「テフロン」で知られる如く、分
子中にフッ素原子を含む高分子化合物である。その特性
は、以下のごとくである。即ち、非粘着性がある(く
っつかない)、金属に比し熱伝導度が小さい(約0.
2[kcal/mhr℃])、耐熱性(融点327℃)が
ある、他の物質と化学反応を起こさない、耐薬品性
に優れる、摩擦係数が小さい(よく滑る)、撥水
性,撥油性がある(水や油をはじく)等である。
【0021】次に、上記パウダースラッシュ成形品の製
造装置Bを用いて、パウダースラッシュ成形品Aを製造
する場合の操作とその作用について説明する。まず、パ
ウダースラッシュ成形品Aの原料たる粉末樹脂7をバケ
ット4の収容部10に投入する。一方、成形型3を所定
温度まで加熱手段5で上昇させる。そして、所定温度に
なったら、バケット4上に成形型3を被せて、クランプ
で閉合する(図4)。この閉合によって、バケット4と
成形型3のフランジ部3bとがシール体43を圧着し、
密封状態となる。そして、シール体43の介在のもと、
見切板42とフランジ部3bとによって0.5〜1mm
の帯状隙間Sが形成される(図5)。続いて、加熱手段
5によって成形型3を設定温度(通常230〜250
℃)まで加熱する。
【0022】設定温度に到達後、今度は、パウダースラ
ッシュ成形品の製造装置Bを倒立させ、成形型3内へ粉
末樹脂7を移動させる(図6)。ここで、シール体43
によって封止しているため、製品部3aと、帯状隙間S
のフランジ部3bに樹脂皮膜が付着する。しかも、帯状
隙間Sではその隙間が見切板42によって規制されてて
いるため、製品部3aでの厚み程はない状態となる。こ
うして、パウダースラッシュ成形装置Aの倒立によって
成形型3内へ移動した粉末樹脂7は、製品部3a,フラ
ンジ部3bに付着し、樹脂皮膜から溶融皮膜16へと変
化していく(図6)。
【0023】そして、所定時間経過後、製造装置Bを元
の状態に戻し、成形型3に付着しなかった粉末樹脂7を
回収する(図7)。次いで、クランプを外し、成形型3
をバケット4から切り離す。ここで、シール体43は、
非粘着性で且つ熱伝導度の小さいポリ四フッ化エチレン
樹脂で、成形型3から熱供与を受け難い構成にある。よ
って、バケット4の成形型3との離間時に、糸引き現象
等は生じない。
【0024】続いて、上記成形型3に付着した溶融皮膜
16についてその溶融化(ゲル化)を完結させるため、
所定時間、加熱手段5で成形型3を昇温加熱する。この
昇温によって、表皮材1のみならずフランジ部3bもゲ
ル化が完璧となる。温度勾配のある低温域に属する帯状
隙間Sの末端部であっても、皮膜が薄いために少ない熱
量で完全な溶融状態となる。その後、成形型3を冷却
し、溶融皮膜16を硬化させ形状固定する。最後に、こ
の硬化した成形皮膜を脱型して(図8)、所望のパウダ
ースラッシュ成形品Aを得る。
【0025】(3)実施例の効果 以上の態様からなるパウダースラッシュ成形装置Aによ
れば、製品部3aで造られる表皮材1と、帯状隙間Sで
造られるフランジ面皮膜2とは、皮膜の厚みが明確に異
なる。帯状隙間Sで生成されたフランジ面皮膜2は薄く
なっており、加熱手段5から離れた低温勾配域の熱量で
あっても、完全溶融した皮膜を形成する。見切板42で
フランジ面皮膜2を薄く規制したことによって、粉末樹
脂7を溶融化させる熱量が少なくて済むからである。ま
た、熱伝導度に優れるアルミニウム製見切板42の熱伝
達が寄与しているためである。従って、脱型時,成形端
部bのトリミング時,商品としての組付け時等に、従来
のごとく残存していた粉末樹脂7がポロポロとこぼれ落
ちるような欠陥はなくなった。尚、帯状隙間Sの間隔が
2mmを超えると、半焼け状態が現われるのを確認してい
る。そして、フランジ面皮膜2が薄くなったことに伴
い、材料消費量が減少した。更に、成形型3をバケット
4から離す時には、非粘着性材料からなるシール体43
構成になっているので、厄介な糸引き現象を引き起こす
こともなかった。
【0026】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途等に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。例えば、シール体43は、非粘着性材
料としてシリコン樹脂,シリコンゴム等とすることがで
きる。また、シール体43は、その下面が見切板42と
接合すればよく、成形型3側に設けてもよい。ただ、加
熱手段5によって温度変化の激しい状態下におかれるの
で、実施例のごとく、バケット4側に固定するのが好適
となる。更に、スカート表皮1bのない表皮材1に適用
してもよく、製品表皮1aとフランジ面皮膜2とで構成
するパウダースラッシュ成形品Aであってもよい。成形
型3はニッケル電鋳シエルに限らず、アルミニウム精密
鋳造等であっても構わない。
【0027】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係るパウダース
ラッシュ成形品及びその製造装置は、バケット側に設け
られた見切板がシール体を挟んでフランジ部とで薄肉の
フランジ面皮膜を形成するので、半焼けを引き起こし難
い構造になり、更に製品に対する材料使用率も減り、製
品の品質向上,コスト低減等の面から優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に示すパウダースラッシュ成形品の要部
断面斜視図である。
【図2】凹窪部周りのフランジ面皮膜と見切板との位置
関係を示す平面図である。
【図3】パウダースラッシュ成形品を発泡型に装着した
状態を示す部分拡大図である。
【図4】パウダースラッシュ成形品の製造装置の断面図
である。
【図5】図4のシール体周りの拡大断面図である。
【図6】図4から製造装置を倒立状態とした断面図であ
る。
【図7】図6から製造装置を正立復帰状態にした断面図
である。
【図8】脱型時の断面図である。
【図9】従来技術の説明断面図である。
【図10】従来技術の説明断面図である。
【符号の説明】
1 表皮材 1a 製品表皮 2 フランジ面皮膜 3 成形型 3a 製品部 3b フランジ部 4 バケット 42 見切板 43 シール体 5 加熱手段 7 粉末樹脂 A パウダースラッシュ成形品 B 製造装置 S 帯状隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型内に粉末樹脂を投入し、成形型の
    加熱,冷却により成形型内面に付着,溶融,硬化して形
    成される皮膜状のパウダースラッシュ成形品であって、
    所望形状に成形される表皮材と、該表皮材に延設し表皮
    材肉厚より薄肉化して一体成形される該表皮材装着用の
    フランジ面皮膜と、を備えることを特徴とするパウダー
    スラッシュ成形品。
  2. 【請求項2】 粉末樹脂を収容するバケットと、加熱手
    段を有し該バケット上に被着される成形型と、を備える
    パウダースラッシュ成形品の製造装置にあって、上記バ
    ケットの該成形型への当接箇所を、該成形型の製品部に
    延設され平坦面を有するフランジ部とし、更に該当接箇
    所にパウダースラッシュ成形品の製品表皮となる表皮材
    厚みより薄肉のシール体を介在させると共に、上記バケ
    ット側に、該シール体の下面と接合して水平姿態で内方
    へ向かって張り出す板状の見切板を設けることで、成形
    型のバケットへの被着時に、該フランジ部と該見切板と
    でシール体を挟んで帯状隙間を形成するようにしたこと
    を特徴とするパウダースラッシュ成形品の製造装置。
JP6019594A 1994-03-04 1994-03-04 パウダースラッシュ成形品及びその製造装置 Pending JPH07241861A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113771273A (zh) * 2021-11-01 2021-12-10 伟达塑胶工业(南通)有限公司 一种无毒改性pvc健身球体生产工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113771273A (zh) * 2021-11-01 2021-12-10 伟达塑胶工业(南通)有限公司 一种无毒改性pvc健身球体生产工艺
CN113771273B (zh) * 2021-11-01 2022-07-22 伟达塑胶工业(南通)有限公司 一种无毒改性pvc健身球体生产工艺

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