JPH0724224U - 布製ろ過具 - Google Patents
布製ろ過具Info
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- JPH0724224U JPH0724224U JP5564193U JP5564193U JPH0724224U JP H0724224 U JPH0724224 U JP H0724224U JP 5564193 U JP5564193 U JP 5564193U JP 5564193 U JP5564193 U JP 5564193U JP H0724224 U JPH0724224 U JP H0724224U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、ろ過具を布製にすることにより、使
い捨てを防ぎ、味のよい飲料をろ過できるようにした。 【構成】ほぼ扇形の前片14及び後片15は、左側縁1
1で一体的につながっており、右側縁21及び底縁22
で縫合され、前上縁16と後上縁17とを離して、従来
の紙製フィルタ用の煎出容器にセットされる。
い捨てを防ぎ、味のよい飲料をろ過できるようにした。 【構成】ほぼ扇形の前片14及び後片15は、左側縁1
1で一体的につながっており、右側縁21及び底縁22
で縫合され、前上縁16と後上縁17とを離して、従来
の紙製フィルタ用の煎出容器にセットされる。
Description
【0001】
本考案は、布製ろ過具に関し、特にコーヒーまたは茶をろ過するための布製の ろ過具に関する。
【0002】
従来、このようなコーヒーまたは茶をろ過するものとしては、紙製フィルター がよく知られている。この紙製フィルタは平坦でほぼ扇形の紙でできた前片と後 片とを、左側縁、右側縁及び底縁で接合したもので、このフィルタをろ過器の中 へセットし、中へコーヒーを入れて湯を注ぎ、煎出ろ過するようにしている。
【0003】 しかしながら、このようなフィルタは、1回コーヒーをろ過したら捨てており 、いわゆる使い捨てであり、無駄が多く資源の有効利用という点で大きな問題が あった。
【0004】 また、コーヒーをろ過するものには、図3に示すように、金魚すくいの形に似 た布製のものもある。このろ過器は、針金の環に対し針金の握り部31を連結し 、環部32に袋状の布部33を縫い付けている。この布部は、複数の布を縫い合 わせて立体的にふくらみをもたせ、布部の開口部を針金の環部32に縫い付けて いた。
【0005】 しかしながら、このようなろ過器は、使い捨てではなく、資源の有効利用とい う点ではすぐれているが、立体的にふくらんでいるため、収納及び持ち運びに不 便であるという問題があった。また、布部を針金の環部に縫い付けるため製造に 手間がかかり、大量に安く製造するという点でも問題があった。
【0006】 最近は、上記使い捨ての便利さのためか、この布製のろ過器よりも上述の紙製 フィルタの方が広く普及しているようである。このため、各家庭などには、上記 紙製フィルタを差し込むドリッパとよばれるコーヒー煎出容器が広く備えられて いる。
【0007】 紙製フィルタの使用をやめて、布製ろ過器に切り換えると、フィルタの使い捨 てはなくなるが、上記ドリッパとよばれるコーヒー煎出容器も無駄になってしま う問題が生じてしまう。
【0008】 そこで、上記コーヒー煎出容器に上記布製ろ過器をセットして、コーヒーを煎 出することも考慮された。しかし、これでは、布製ろ過器の布部33をコーヒー 煎出容器の内面にぴったりと差し込むことができず、しわが寄ってしまい、粉砕 済のコーヒー豆を煎出に都合が良いように、ろ過器のいちばん底に入れることが できない。また、たとえうまくコーヒー豆を入れることができたとしても、布製 ろ過器の環部や握り部31がじゃまになってしまい、作業上不都合が生じるし、 場合によっては布製ろ過器が握り部31の重みでコーヒー煎出容器から飛び出し て脱落してしまうことさえある。
【0009】 本考案は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本考案の目的 は、使い捨てとならず、資源の有効利用をはかることができ、しかも、すでに広 く普及しているコーヒー煎出容器をそのまま転用して、旧来の装置をそのまま有 効に利用することのできる布製ろ過具を提供することである。
【0010】
上記目的を達成するために、本考案は、ろ過具を布製とし、ほぼ扇形の前片と 後片とを左側縁、右側縁、底縁で接合した。
【0011】
これにより、ろ過具を使い捨てにせず、資源の有効利用をはかることができ、 しかも従来の紙製フィルタ用の煎出容器をそのまま転用できて無駄がない。
【0012】
【実施例】1.布製ろ過具1の製造方法 図1は布製ろ過具1の製造方法を示す。まず、平坦な方形状のろ過具用布2を 複数枚重ねてカッター台3のうえに設置する。そして、上方より布用のカッター 4を下動させて、ろ過具用布2を図1に示すようにカッティングする。これがカ ッティング工程である。カッター4は油圧、空気圧、その他の動力によって下動 される。
【0013】 カッティングされたろ過具用布2の形は図1に示される。しなわち、半径は数 センチメートルから十数センチメートル、例えば約12.5センチメートルの部 分円で、中心部分が「V」字状にカットされて入る。この部分円の中心角は80 度〜280度、例えば160度であり、中心部分の「V」字状カット部分は、部 分円の中心から両端及び中央に数センチメートル、例えば約4センチメートルの 位置を結んだ部分となる。したがって、上記カッター4の形状もこのカッティン グ形状と同じであり、薄い刃がカッティング形状と同じ状態に配列されたものと なっている。
【0014】 上記部分円状にカッティングされたろ過具用布2は、図1に鎖線で示す中央線 を左側縁11とし、この左側縁11を中心として、右側の扇形部分を前片14、 左側の扇形部分を後片15と呼び、前片14の半径部分の縁を前右側縁12、後 片15の同じく半径部分の縁を後右側縁13と呼ぶ。また前片14の円周部分の 縁を前上縁16、後片15の同じく円周部分の縁を後上縁17と呼び、前片14 の「V」字状カット部分の縁を前底縁18、後片15の同じく「V」字状カット 部分の縁を後底縁19と呼ぶ。
【0015】 次に、1枚のカッティングされたろ過具用布2を取り出し、円周部分の縁であ る前上縁16及び後上縁17に対し、ミシンで縁かがり縫い(地縫い、カラオー バ)を行い縁かがり部20a、20bを形成する。これが縁かがり縫い工程であ る。この縁かがり部20a、20bはろ過具用布2の表裏から縫い込まれ、ろ過 具用布2の縁がほつれないようになる。
【0016】 次いでろ過具用布2を左側縁11を中心として内側に2つに折り畳んで、前片 14と後片15とを重ね合わせ、前底縁18及び後底縁19のやや内側と前右側 縁12及び後右側縁13のやや内側をミシンで直線縫いを行い、前底縁18と後 底縁19及び前右側縁12と後右側縁13とを縫い合わせる。これが第一の直線 縫い工程である。
【0017】 そして、この縫い合わされた前片14と後片15とを裏返す。これは縫い合わ された底縁22を前上縁16と後上縁17との間をくぐらせて反転させることで 可能である。次に、この裏返された布製ろ過具1の縫い合わされた底縁22のさ らなるやや内側と、やはり縫い合わされた右側縁21のさらなるやや内側をミシ ンで直線縫いを行う。これが第二の直線縫い工程である。これにより、底縁22 と右側縁21は表裏から二重に縫い合わされる。
【0018】 これにより布製ろ過具1が完成する。なお、上記縁かがり縫い工程は、上記第 一の直線縫い工程と第二の直線縫い工程との間、または第二の直線縫い工程の後 に行ってもよいし、ろ過具用布2の材質、織方によっては省略可能である。また 前右側縁12、後右側縁13、前底縁18、後底縁19は直線状ではなく、曲線 状サインカーブ、波形等でもよいし、前上縁16、後上縁17は曲線状ではなく 、直線状、サインカーブ、波形等であってもよいし、カッティングされるろ過具 用布2の形状は部分円ではなく、扇形、部分だ円、部分多角形などであってもよ い。さらに上記第一の直線縫い工程及び第二の直線縫い工程いずれか一方のみを 省略することもできる。
【0019】2.布製ろ過具1の構造 図2は上述のようにして製造された布製ろ過具1を示す。布製ろ過具1の布は 、起毛を有する双糸を綾織りした平坦な布であって、コーヒーまたは茶をろ過で きるものである。双糸で綾織りするのは、目詰まりしにくく、洗っても縮まない ためであるが、他の種類の糸を使ってもよいし、平織、シュス織、編物等、他の 種類の織り方であってもよい。布の糸の材質は綿80%、ポリエステル20%で あるが、天然繊維、再生繊維、合成繊維またはこれらの混紡の糸等、これ以外の 材質の糸であってもよい。
【0020】 布の起毛は表裏両方に形成されているが、片面にしか起毛がない布については 、布製ろ過具1が完成したとき内面側に起毛が形成されるように布製ろ過具1が 製造される。この起毛により、粉砕したコーヒー豆をソフトに受け止めることが でき、コーヒー豆の蒸らし作業のとき、コーヒー豆が膨らみ易くなり、コーヒー の味が味わい深くなり、こくが出て美味しくなるという利点がある。
【0021】 この布製ろ過具1の前片14と後片15とは、右側縁21及び底縁22にて縫 合によって接合され、左側縁11にて一体形成された前片14と後片15とが折 り曲げられていて、左側縁11で一体形成による前片14と後片15の接合が行 われている。上記右側縁21及び底縁22の縫合は、表裏から二重に行われる。
【0022】 上記左側縁11と右側縁21とは、底縁22の両側から上方へ20度から70 度の範囲内、例えば約50度の方向へ延びており、長さは数センチメートルか十 数センチメートル、例えば約8センチメートルである。
【0023】 布製ろ過具1は上述の縫合により袋状となり、縁かがり部20が形成された後 上縁17と前底縁18とを互いに離して、従来のドリッパと呼ばれるコーヒー煎 出容器内に差し込み、この中へコーヒーまたは茶をいれて湯を注げばよい。これ により、本考案の布製ろ過具1は、このまま従来の紙製フィルタのためのコーヒ ー煎出容器を有効に使うことができる。また、紙製フィルタをこのコーヒー煎出 容器にセットするときには、フィルタの側縁及び底縁を折り曲げて、コーヒー豆 の粒が漏れ出さないようにしているが、本考案の布製ろ過具1では、右側縁21 及び底縁22がしっかりと縫合されているので、上記のように折り曲げなくては ならない手間も省くことができる。
【0024】 実験によれば、本考案の布製ろ過具1は従来の紙製フィルタに比べて以下のよ うな利点が確認された。
【0025】 (1)コーヒー、茶の味は単調な味に比べて味わい深くまろやかになった。
【0026】 (2)コーヒー飲料抽出に必要なコーヒー豆は約10gに対し約8gと2割近く 少なくできた。
【0027】 (3)抽出時の豆の状態は、時間がたつとコーヒー豆が粘土状に変化してしまう のに対し、よく攪拌され粘土状になることが少なくなった。
【0028】 (4)最適なコーヒー豆の挽き方(グラインド)は、中挽だけに対し中挽から粗 挽まで広い範囲で対応できる。
【0029】 (5)コーヒー豆の膨らみ具合は小さいのに対し大きくでき、味を引き出すのに 有利である。
【0030】 (6)使い捨てでなく、洗えば何回も繰り返し使うことができるので、ゴミの量 が少なくなり、資源の有効利用に貢献できる。
【0031】 (7)使用して古くなってもくつ磨き、針山などに転用でき、無駄が全くない。
【0032】 本考案は上記実施例に限定されず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更 可能である。例えば、上述のカッティング工程で、前片14と後片15とはつな がった状態で同時に一体にカッティングされたが、別々にカッティングして、左 側縁11、右側縁21及び底縁22の3縁で前片14と後片15とを縫い合わせ てもよい。この場合、この3縁いずれも縫合縁となり折り曲げ縁は存在しないこ とになる。この3縁の各縁は一部縫合しない部分があってもよい。
【0033】 また、前片14と後片15とは、上記カッティング工程で、左側縁11でつな がった状態ではなく、底縁22でつながった状態でカッティングしてもよい。こ の場合、底縁22が折り曲げ縁となり、左側縁11と右側縁21が縫合縁となる 。
【0034】 さらに布製ろ過具1でろ過される飲料は、コーヒー、紅茶、日本茶、その他の お茶、果汁、ジュース、牛乳、酒などなんでもよい。
【0035】
以上詳述したように、本考案は、ろ過具を布製とし、ほぼ扇形の前片と後片と を左側縁11、右側縁、底縁で接合した。従って、ろ過具を使い捨てにせず、資 源の有効利用をはかることができ、しかも従来の紙製フィルタ用の煎出容器をそ のまま転用でき無駄がない等の効果を奏する。
【図1】布製ろ過具1の製造方法を示す図である。
【図2】布製ろ過具1を示す図である。
【図3】従来のろ過布を示す図である。
1…布製ろ過具、2…ろ過具用布、4…カッター、11
…左側縁、12…前右側縁、13…後右側縁、14…前
片、15…後片、16…前上縁、17…後上縁、18…
前底縁、19…後底縁、20…縁かがり部、21…右側
縁、22…底縁。
…左側縁、12…前右側縁、13…後右側縁、14…前
片、15…後片、16…前上縁、17…後上縁、18…
前底縁、19…後底縁、20…縁かがり部、21…右側
縁、22…底縁。
Claims (2)
- 【請求項1】コーヒーまたは茶をろ過できる布よりな
り、この布でできたほぼ平坦でほぼ扇形の前片と後片と
を左側縁、右側縁及び底縁にて接合して袋状とし、この
前片と後片との接合されていない前上縁及び後上縁を互
いに離して、この中へコーヒーまたは茶を入れてろ過す
る布製ろ過具であって、 上記底縁は数センチメートルの長さであり、 上記左側縁及び右側縁は上記底縁から上方へ20度から
70度の範囲内の方向へ延びており、長さは数センチメ
ートルから十数センチメートルであり、 上記前上縁及び後上縁は上方へやや湾曲しており、 これら底縁、左側縁及び右側縁のうち、少なくとも2つ
を縫合し、他は上記前片と後片とが一体形成された場合
の折り曲げ縁であることを特徴とする布製ろ過具。 - 【請求項2】上記布製ろ過具は、起毛を有する双糸によ
る綾織りによる布よりなり、上記底縁、左側縁及び右側
縁のうち、少なくとも2つは、表裏からの二重の直線縫
いによって縫合され、上記前上縁及び後上縁は、縁かが
り縫いが施されていることを特徴とする請求項1記載の
布製ろ過具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055641U JP2581123Y2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 布製ろ過具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055641U JP2581123Y2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 布製ろ過具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724224U true JPH0724224U (ja) | 1995-05-09 |
| JP2581123Y2 JP2581123Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13004439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993055641U Expired - Lifetime JP2581123Y2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 布製ろ過具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581123Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0425628U (ja) * | 1990-06-26 | 1992-02-28 | ||
| JPH05176844A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | Daisan Kk | フィルターおよびその製法 |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP1993055641U patent/JP2581123Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0425628U (ja) * | 1990-06-26 | 1992-02-28 | ||
| JPH05176844A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-20 | Daisan Kk | フィルターおよびその製法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2581123Y2 (ja) | 1998-09-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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