JPH07242532A - 入浴剤 - Google Patents

入浴剤

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JPH07242532A
JPH07242532A JP7373094A JP7373094A JPH07242532A JP H07242532 A JPH07242532 A JP H07242532A JP 7373094 A JP7373094 A JP 7373094A JP 7373094 A JP7373094 A JP 7373094A JP H07242532 A JPH07242532 A JP H07242532A
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JP
Japan
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bath
acid
extract
red
agent
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Application number
JP7373094A
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English (en)
Inventor
Kunio Sadamori
邦生 貞森
Osamu Ushio
理 牛尾
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07242532A publication Critical patent/JPH07242532A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が簡便であり、かつ一回の入浴剤の使用
で入浴中に浴湯の色の変化を充分に楽しむことができる
入浴剤を提供する。 【構成】 浴槽内の湯のpH値の変動で溶解する速度が
異なる高分子物質で色素を保持した担体を被覆した色素
剤と、溶解することで該湯のpHを変化させるpH変更
剤を配合したことを特徴とする入浴剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入浴剤、さらに詳しくは
浴槽内の湯において、pH値の変動により色素の拡散を
調節する入浴剤に関する。
【0002】
【従来技術】従来、浴槽内の湯(以下「浴湯」という)
に投入して用いられる入浴剤組成物としては種々のもの
が知られている。このうち、入浴中に浴湯の色が変化
し、入浴をより豊かな感覚で楽しむことに関していろい
ろ検討されてきた。例えば特公昭50−27846号に
は、pH値6以上の水溶液中において変色する性質を持
つ変色剤を、中性微粉の有機又は無機物吸着剤中に、ア
ルコールを用いて吸着させた後、アルコールを揮散させ
て変色性物質を調製し、この変色性物質を水溶性合成界
面活性剤にて、あるいは融点30℃以下のワックス、ロ
ウ、ワセリンから選ばれる防湿性物質にてコーティング
し、これを粉末状洗剤又は粉末状浴剤と混合したことを
特徴とする変色性組成物が示されている。この他に特開
昭62−252715号には、水溶性のカプセル被膜に
より入浴剤成分を被覆するもの、そして特開昭62−2
83916号では、水溶性のカプセル被膜により入浴剤
成分をカプセル化するときに、該カプセルの基材の溶解
性が温度依存性のものを使用するものが検討されてい
る。また、前記以外に浴湯中で水素イオン濃度の影響を
受ける物として、浴湯での無機物の分散性を向上させる
ために、アルカリと反応する高分子物質でコーティング
した無機物を含有させた入浴剤などが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来、入浴剤は一回
の浴湯に使用した場合、ほとんどが定まった色を示すも
のであった。また、複数の色素で浴湯の色を変化させる
ものは、カプセルを用いることにより約15秒から20
秒後に変化し、入浴剤を浴湯中に投入後間もなく変化す
ることから、入浴中に浴湯の変化を楽しむことができな
かった。そこで、製造が簡便であり、かつ一回の入浴剤
の使用で入浴中に浴湯の色の変化を充分に楽しむことが
できる入浴剤を提供するものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、入浴中
に浴湯の色を変化させる入浴剤を検討して本発明を完成
した。すなわち本発明は次の(1)および(2)からな
る。 (1)浴湯のpH値の変動で溶解する速度が異なる高分
子物質で色素を保持した担体を被覆した色素剤と、溶解
することで該湯のpHを変化させるpH変更剤を配合し
たことを特徴とする入浴剤。 (2)色素および他の浴用成分からなる入浴剤を、浴湯
のpH値の変動で溶解する速度が異なる高分子物質で被
覆した組成物と、溶解することで浴槽中の湯のpHを変
化させるpH変更剤を混合することを特徴とする入浴
剤。
【0005】本発明において溶解することで浴湯のpH
を変化させるpH変更剤としては、酸あるいはその塩な
どの酸性物質または塩基あるいはその塩などのアルカリ
性物質の各々少なくとも1種以上から選ばれ用いること
ができ、酸性物質とアルカリ性物質を混合しないこと以
外は、何ら限定されない。
【0006】酸性物質としては、例えばギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、オレイン酸、パルミチン酸および吉
草酸などの直鎖脂肪酸;シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸、ピメリン酸、
マレイン酸、フタル酸、イソフタル酸およびテレフタル
酸などのジカルボン酸;グルタミン酸およびアスパラギ
ン酸などの酸性アミノ酸;アジピン酸、グリコール酸、
乳酸、ヒドロキシアクリル酸、α−オキシ酪酸、グリセ
リン酸、タルトロン酸、クエン酸あるいはdl−リンゴ
酸、酒石酸、サリチル酸、没食子酸、マンデル酸、トロ
バ酸、アスコルビン酸およびグルコン酸などのオキシ
酸;桂皮酸、安息香酸、フェニル酢酸、ニコチン酸、カ
イニン酸、ソルビン酸、ピロリドカルボン酸、トリメリ
ット酸、ベンゼスルホン酸およびトルエンスルホン酸な
どあるいはこれらの塩が例示できる。
【0007】そして本発明においてこの酸性物質の入浴
剤での配合量は、その薬剤の調製するpHの変化の大き
さによるが、例えば200lの浴湯のpH(ほぼ中性)
を、5.5から5.0の値にする時にdl−リンゴ酸を
用いる場合は、dl−リンゴ酸を10から20g、好ま
しくは12から15g、さらに好ましくは約13gを浴
湯の中に投入すればよい。
【0008】また、アルカリ性物質としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、硫化ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム、およびリン酸水素ナトリウムな
どが例示できる。そしてpHをアルカリ性に調製する薬
剤の量としては、その薬剤の調製するpHの変化の大き
さによるが、例えば200lの浴湯のpH(ほぼ中性)
を、8.0から8.5の値にする時に炭酸ナトリウムを
用いる場合は、炭酸ナトリウムを3から8g、好ましく
は4から6g、さらに好ましくは約5g浴湯の中に投入
すればよい。
【0009】そして前記の酸性物質またはアルカリ性物
質でも、浴湯のpHの変化の幅を少なくしたければ投入
量は少なく、pHの変化もpH10から7.5のように
強アルカリ性から弱アルカリ性、pH7.5から7.0
のように弱アルカリ性から中性、pH7.0から6.0
のように中性から弱酸性、そしてpH6.0から4.5
のように弱酸性から強酸性、あるいはこれらの逆のpH
の変化など浴槽中のpHの変化は様々であり、これは、
浴湯のpHの値により溶解速度が異なる高分子物質(以
下「被覆高分子」という)の性状に加え、該被覆高分子
の被覆層の厚み、変色までの時間など各種の因子が関与
することになるが、本発明の入浴剤中の配合量は、被覆
高分子1重量部に対してpH変更剤を0.1から10重
量部配合することができる。
【0010】本発明における浴湯のpHの値により溶解
する速度がことなる高分子物質としては、上記のpH変
更剤により浴湯中のpHが変わることで溶解速度が異な
り、かつ色素の担体またはその他の入浴剤成分を被覆で
きるものであれば何ら限定されるものではない。例えば
医薬品で用いられている、胃溶性高分子物質および腸溶
性高分子物質が挙げられる。使用に際しては、胃溶性高
分子物質または腸溶性高分子物質から少なくとも1種以
上を用いることができるが、胃溶性の物と腸溶性の物を
混合することは好ましくない。
【0011】腸溶性高分子物質としては、炭化水素誘導
体の二塩基酸モノエステル類やポリビニル化合物の二塩
基酸モノエステル類などが挙げられ、各々を構成する二
塩基酸としては、フタル酸、コハク酸、マレイン酸など
をがあり、この二塩基酸のカルボキシル基中の1つは炭
水化物誘導体あるいはポリビニル化合物とエステル結合
で結合し、他の1つのカルボキシル基は遊離型をとって
いる。この遊離カルボキシル基が水酸基と反応して水に
対する溶解性を得ることができる。
【0012】炭水化物誘導体の二塩基酸モノエステル類
としては、酢酸フタル酸セルロース、酢酸コハク酸セル
ロース、酢酸マレイン酸セルロース、ベンジル酸フタル
酸セルロース、フタル酸メチルセルロース、フタル酸ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース200731(pH
5.5以上で溶解;以下カッコ内のpH値は、溶解する
pHを示す)、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース220824(pH5.0以上)、フタル酸エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、酢酸フタル酸ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースなどのセルロース誘導体の
二塩基酸モノエステル類;酢酸フタル酸スターチ、酢酸
フタル酸アミロースなどのデンプンの二塩基酸モノエス
テル類;その他デキストリンのフタル酸モノエステル
類;グルコース、ガラクトース、ソルビトールなどの糖
類の重合体のフタル酸モノエステル類が好ましい。
【0013】また、ポリビニル化合物の二塩基酸モノエ
ステル類としては、フタル酸ポリビニルアルコール、酢
酸フタル酸ポリビニル、フタル酸ポリビニルブチルなど
のポリビニルアルコールおよびその誘導体のフタル酸モ
ノエステル類あるいはコハク酸モノエステル類が好まし
い。
【0014】その他同様の性状、すなわち水酸基と反応
して水に対する溶解性を得ることができる高分子物質と
しては、無水マレイン酸とビニルモノマーの共重合体や
アクリル酸、メタアクリル酸とビニルモノマーの共重合
体があり、例えばメタアクリル酸 コポリマーL(pH
6.0以上)、メタアクリル酸 コポリマーLD(pH
5.5以上)、メタアクリル酸 コポリマーS(pH
7.0以上)などが例示できる。
【0015】胃溶性高分子物質としては、多くの化合物
が検討されており、ビニルピリジンの共重合体、セルロ
ースエーテルにアミノ基を導入したセルロース誘導体、
ビニルアルコールの共重合体あるいはポリビニルアセタ
ールジエチルアミノアセテートとヒドロキシプロピルメ
チルセルロースを混合して水系コーティング用に改変さ
せたHA三共(三共(株)社製)という商品もあるが、
一般には、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース2910、ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセタート(pH5.8以
下)、アミノアルキルメタアクリレート コポリマーE
(pH5.0)、酢酸ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース(pH5.0以下)およびヒドロキシプロピルセル
ロースなどが例示できる。
【0016】本発明の入浴剤中の被覆高分子の配合量
は、被覆高分子により被覆する担体または他の浴用成分
の量により左右されるが、これら被覆される担体または
他の浴用成分1容量部に対して被覆高分子1から50容
量部で、例えば担体にタルクを、そして被覆高分子にポ
リビニルアセタールジエチルアミノアセテートを用い、
約7分間で浴湯の色を変化させる場合には、タルク1容
量部に対して被覆高分子を1から3容量部配合すること
ができる。
【0017】本発明における色素としては、水溶性の物
質、あるいは水溶性で空気酸化などによる劣化が無く、
かつ100ppm以下の濃度で眼粘膜刺激が中程度以下
であれば何ら制限されず、これらの色素の少なくとも1
種以上を用いることができる。例えば、昭和41年8月
31日付厚生省例第30号の別表第1、2および3に記
載されている。別表第1にはアマランス(赤色2号)、
エリスロシン(赤色3号)、ニューコクシン(赤色10
2号)、フロキシンB(赤色104号の(1))、ロー
ズベンガル(赤色105号の(1))、アシツドレッド
(赤色106号)、タートランジン(黄色4号)、サン
セットエローFCF(黄色5号)、ブリリアントブルー
FCF(青色1号)、インジゴカルミン(青色2号)、
および赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104
号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号ある
いは黄色5号のアルミニウムレーキが記載されている。
【0018】別表第2ではリソールルビンB(赤色20
1号)、リソールルビンBCA(赤色202号)、レー
キッドC(赤色203号)、レーキッドCBA(赤色2
04号)、リソールレッド(赤色205号)、リソール
レッドCA(赤色206号)、リソールレッドBA(赤
色207号)、リソールレッドSR(赤色208号)、
ローダミンB(赤色213号)、ローダミンBアセテー
ト(赤色214号)、ローダミンBステアレート(赤色
215号)、テトラクロルテトラブロムフルオロセイン
(赤色218号)、ブリリアントレーキツドR(赤色2
19号)、ディープマルーン(赤色220号)、トルイ
ジンレッド(赤色221号)、テトラブロムフルオレセ
イン(赤色223号)、スダンIII(赤色225
号)、ヘリンドンピンクCN(赤色226号)、ファス
トアシツドマゲンタ(赤色227号)、パーマトンレッ
ド(赤色228号)、エオシンYS(赤色230号の
(1))、エオシンYSK(赤色230号(2))、フ
ロキシンBK(赤色231号)、ローズベンガルK(赤
色232号)、ジブロムフルオレセイン(だいだい色2
01号)、パーマネントオレンジ(だいだい色203
号)、ベンチチジンオレンジG(だいだい色204
号)、オレンジII(だいだい色205号)、ジョード
フルオレセイン(だいだい色206号)、エリスロシン
黄NA(だいだい色207号)、フルオレセイン(黄色
201号)、ウラニン(黄色202号の(1))、ウラ
ニンK(黄色202号の(2))、キノリンエローWS
(黄色203号)、キノリンエローSS(黄色204
号)、ベンチジンエローG(黄色205号)、アリザリ
ンシアニングリーンF(緑色201号)、キニザリング
リーンSS(緑色202号)、ピラニンコンク(緑色2
04号)、ライトグリーンSF黄(緑色205号)、イ
ンジゴ(青色201号)、パテントブルーNA(青色2
02号)、パテントブルーCA(青色203号)、カル
バンスレンブルー(青色204号)、アルファズリンF
G(青色205号)、レゾルシンブラウン(かつ色20
1号)、アリズリンパープルSS(紫色201号)、そ
して赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230
号の(2)、赤色231号、赤色232号、だいだい色
205号、だいだい色207号、黄色の202号の
(1)、黄色の202号の(2)、黄色203号、緑色
201号、緑色204号、緑色205号、青色205号
あるいはかつ色201号のアルミニウムレーキ化物、だ
いだい色205号、黄色203号、青色202号、赤色
104号の(1)、黄色4号、黄色5号あるいは青色1
号のバリウムレーキ化物、およびだいだい色205号、
黄色203号、緑色205号、黄色4号、黄色5号ある
いは青色1号のジルコニウムレーキ化物が記載されてい
る。
【0019】そして別表第3には、ビオラミンR(赤色
401号)、ブリリアントファストスカーレット(赤色
404号)、パーマネントレッドF5R(赤色405
号)、薬用スカーレット(赤色501号)、ポンソー3
R(赤色502号)、ポンソーR(赤色503号)、ポ
ンソーSX(赤色504号)、オイルレッドXO(赤色
505号)、フアストレッドS(赤色506号)、ハン
サオレンジ(だいだい色401号)、オレンジI(だい
だい色402号)、オレンジSS(だいだい色403
号)、エンサエロー(黄色401号)、ポーラエロー5
G(黄色402号)、ナフトールエローS(黄色403
号の(1))、エローAB(黄色404号)、エローO
B(黄色404号)、エタニルエロー(黄色406
号)、フアストライトエロー3G(黄色407号)、ナ
フトールグリーンB(緑色401号)、ギネアグリーン
B(緑色402号)、スダンブルーB(青色403
号)、フタリシアニンブルー(青色404号)アリズロ
ールパープル(紫色401号)、ナフトールブルーブラ
ック(黒色401号)、そして赤色401号、赤色50
2号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、だ
いだい色402号、黄色402号、黄色403号、黄色
406号、黄色407号、緑色402号、紫色401号
あるいは黒色401号のアルミニウムレーキ化物、およ
びだいだい色402号あるいは緑色402号のバリウム
レーキ化物が記載されている。
【0020】さらに、空気酸化などによる劣化が無くか
つ100ppm以下の濃度で眼粘膜刺激が中程度以下の
色素としては、クロロフィル、リボフラビン、アンナッ
ト、カンタキサンチン、クロシン、コチニール、べにば
な、パプリカ色素、アントラキノンなどの食品添加剤と
して認められる天然色素が例示できる。これらの色素の
配合量は、全入浴剤中に0.05から1重量部、好まし
くは0.1から0.5重量部配合すればよい。このこと
は被覆高分子で被覆される色素または被覆されない色素
の合計量を示しており、おのおの別々の色素を配合する
場合はその色合いに応じた適量を用いれば良い。
【0021】本発明における前記色素を保持する担体と
しては、室温で固体で、浴湯中に投入したときに担体自
体が浴湯に溶解あるいは浴湯中で充分に分散でき、該担
体自体の色が浴湯の色に影響を与えないものであれば何
ら限定されず、これらの少なくとも1種以上から選ばれ
るものであればよい。この担体は前記の色素を溶媒に溶
解した溶液が被膜高分子で被覆されるまで保持できれば
よい。また、この場合の担体が色素を保持するというこ
とは、色素と担体が混合され、さらに溶媒を添加しなが
ら練合した物が均一に色素を含むことを意味する。すな
わち、担体の表面に高粘度の色素溶液を付着するもので
はない。このような担体としては、例えばタルク(酸性
メタケイ酸マグネシウム)、軽質無水ケイ酸、メタケイ
酸および無水ケイ酸(酸化ケイ素)、シリカ(花弁状な
どの特殊な構造の物も含む)、活性白土、ケイソウ土、
雲母チタン、カオリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウ
ム、ケイ酸カルシウム、合成ケイ酸アルミニウム、酸化
クロム、酸化チタン、天然ケイ酸アルミニウム、ナイロ
ンパウダー、ベントナイトから選ばれた1種以上が配合
され、その配合量は保持される色素1重量部に対して担
体200から300重量部配合される。
【0022】本発明における他の浴用成分としては、前
記の担体と同様の性状、つまり室温で固体で、浴湯中に
投入したときに担体自体が浴湯に溶解あるいは浴湯中で
充分分散でき、他の浴用成分自体の色が浴湯の色に影響
を与えないものであり、例えば有機塩類および/または
無機塩類から選ばれた少なくとも1種以上であれば何ら
限定されるものではない。例えば無機塩類としては、塩
化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸ナ
トリウム、硝酸カルシウム、硫酸アルミニウム、ポリリ
ン酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄、炭酸ナト
リウム、硫酸マグネシウム、チオ硫酸ナトリウム、アル
カンスルホン酸ナトリウム、塩化アルミニウム、塩化カ
リウム、塩化カルシウム、塩化ステアリルジメチルベン
ジルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウ
ム、塩化第二鉄、塩化マグネシウム、塩酸ピリドキシ
ン、黄酸化鉄、海水乾燥物、水酸化カリウム、水酸化カ
ルシウム、水素添加大豆リン脂質、セスキ炭酸ナトリウ
ム、セチル硫酸ナトリウム、セチル硫酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、軽質炭酸マグネシウ
ム、チオ硫酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、乳酸ミリス
チル、亜硫酸ナトリウム、無水チオ硫酸ナトリウム、無
水硫酸ナトリウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、メタリン酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸バリウ
ムおよび硫酸マグネシウムなどが挙げられる。
【0023】そして、有機塩類としては、例えばアスコ
ルビン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、安息香酸
ナトリム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、グア
イアズレンスルホン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、コハク酸2ナトリウム、パルミチン酸カルシウム、
フマル酸1ナトリウム、リン酸1水素ナトリウムなどが
挙げらる。これら他の浴用成分の配合量は、少なくとも
上記の担体と同じ配合量、すなわち色素1重量部に対し
て他の浴用成分200から300重量部が配合される。
【0024】上記の担体または他の浴用成分の配合量
は、色素を保持するための配合量で、本発明の入浴剤の
全重量に対する配合量を限定する物ではなく、例えば一
種類の担体および/または他の浴用成分の全入浴剤中の
配合量を見た場合に、被覆高分子で被覆されたものが1
重量部で、被覆されない物が50重量部である場合もあ
る。
【0025】さらに、本発明の入浴剤に添加される原料
としては、その浴剤の目的とする効能、効果に応じて、
無機酸類または有機酸類およびそれら塩類、生薬類、油
脂類、アルコール類、界面活性剤、粘結剤、抗菌作用を
持つ化合物などから選ばれる一種または二種以上の原料
を適宜選択して使用すればよい。これらの原料としては
以下のものが挙げられる。
【0026】無機酸類または有機酸類およびそれらの塩
類としては、イオウ、鉱砂、湯の花、硫酸、塩化ステア
リルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルトリメ
チルアンモニウム、アジピン酸ジイソプロピル、アジピ
ン酸ジオクチル、アデノシン3リン酸2ナトリウム、ア
ルギニン、エデト酸ナトリウム、オクタン酸セチル、オ
クタン酸セトステアリル、オレイン酸ジグリセリル、オ
レイン酸プロピレングリコール、グアイアズレン、グリ
チルレチン酸グリセリン、サリチル酸メチル、ジパルミ
チン酸アスコルビル、セリン、セレシン、パルミチン酸
イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸レ
チノール、プロリン、ペンタオレイン酸デカグリセリル
など。
【0027】有機物質としては、アセチルパントテニル
エチルエーテル、2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、アラントイン、アラントインクロロヒ
ドロキシアルミニウム、エルゴカルシフェロール、オキ
シベンゾン、キシリット、グリシン、グリセリン、ケイ
皮アルデヒド、コレステロール、混合脂肪酸ジエタノー
ルアミド、酢酸トコフェロール、ジプロピレングリコー
ル、ステアリン酸、ステアリン酸アスコルビル、ステア
リン酸オクチル、デキストラン、テトライソステアリン
酸ペンタエリスリエット、天然ビタミンE、銅クロロフ
ィリンナトリウム、トコフェロール、トリエタノールア
ミン、トリオクタン酸グリセリル、トリ(カプリル・カ
ルリン酸)グルセリル、乳糖、尿素、ソルビット液、白
糖、ビオチン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ピロ
リン酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソール、t−
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ブドウ糖、マルチ
トール、マンニット、ミリスチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸オクチルドデシル、無水マルトース、ラノリン
酸イソプロピルなど。
【0028】生薬類としては、ソウジュツ、ビヤクジュ
ツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュウ、橙
皮、トウキ、ショウキョウ末、ニンジン、ケイヒ、シャ
クヤク、ハッカ類、オウゴン、サンシシ、ブクリョウ、
ドクカツ、ショウブ、ガイヨウ、マツブサ、ビヤクシ、
シュウヤク、リュウノウサフン、オウバクエキス、チン
ピ、ウイキョウ、カンピ末、カミツレ末、アルモンド核
仁末、アロエ末、海藻末、加水分解エラスチン末、加水
分解ケラチン末、加水分解コラーゲン末、セージ末、脱
脂コメヌカ、チンピ末、トサカ抽出末、ベンガラ、ラベ
ンダー末、ローズマリー末など。
【0029】動物抽出物としては、アルブミン、酵母
末、脱脂粉乳、加水分解ケラチン液、加水分解コラーゲ
ン液、加水分解コラーゲンエチル液、加水分解コンキオ
リン液、加水分解シルク、カゼインナトリウム、牛乳糖
たん白、サラシミツロウ、乳酸菌発酵液、ハチミツ、マ
イカ、ミツロウ、ルチン、卵黄末など。
【0030】植物抽出物としては、アロエエキス、エイ
ジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギ
リソウエキス、オレンジエキス、海藻エキス、褐藻エキ
ス、カモミラエキス、カンゾウ抽出末、キイチゴエキ
ス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエ
キス、クララエキス、グレープフルーツエキス、黒砂糖
抽出末、クワエキス、紅茶エキス、ゴボウエキス、ザボ
ンソウエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、ジ
オウエキス、シコンエキス、シナノキエキス、シャクヤ
クエキス、ショウブエキス、シラカバエキス、スイガズ
ラエキス、水溶性アルニカエキス、水溶性ヨクイニンエ
キス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウ
ノコギリソウエキス、セージエキス、センキュウエキ
ス、センブリエキス、タイソウエキス、茶エキス、チョ
ウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキセン
カエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、ニンジンエ
キス、ノバラエキス、ハマメリス水、ハマメリス抽出
液、ヒキオコシエキス、ビワ葉エキス、ブクリョウエキ
ス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ボダイジュエキ
ス、ホップエキス、マツカサエキス、マロニエエキス、
ムクロジエキス、モモエキス、桃葉エキス、ヤグルマギ
クエキス、油溶性アルニカエキス、油溶性オトギソウエ
キス、油溶性カモミラエキス、油溶性シコンエキス、油
溶性シラカバエキス、油溶性スギナエキス、油溶性セー
ジエキス、油溶性ニンジンエキス、油溶性マロニエエキ
ス、油溶性ヨクイニンエキス、油溶性ローズマリーエキ
ス、ユリエキス、ヨモギエキス、リンゴエキス、レモン
エキス、ローズ水、ローズマリーエキス、ワレモコウエ
キスなど。
【0031】油脂類としては、糠油、米糠エキス、オリ
ブ油、ホホバ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリ
ン、アボガド油、アルモンド油、液状ラノリン、オレン
ジラフィー油、カロット油、還元ラノリン、軽質流動パ
ラフィン、小麦胚芽油、コメヌカ油、コメ胚芽油、サフ
ラワー油、植物性スクワラン、スクワラン、大豆油、ツ
バキ油、トウヒ油、トウモロコシ油、ラベンダー油、ジ
ャスミン油、レモン油、ローズ油、オレンジ油、γ−オ
リザノール、パイン油、ハッカ油、パラフィン、ビタミ
ンA油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ホホバ油、マカデミア
ンナッツ油、ミンク油、綿実油、ヤシ油、ユーカリ油、
ラッカセイ油、ラノリン、卵黄油、リノール酸エチル、
流動イソパラフィン、流動パラフィン、ワセリンなど。
【0032】香料類としては、またはゲラニオール、シ
トロネロール、フェニルエチルアルコール、リナロー
ル、ベンジルアセテート、カンフル、ボルネオール、メ
ントールなどの合成香料など。
【0033】アルコール類としては、エタノール、ステ
アリルアルコール、イソプロパノール、セチルアルコー
ル、ヘキサデシルアルコール、グリセリン、プロピレン
グリコール、ソルビトール、ゲラニオール変性アルコー
ル、八アセチル化しょ糖変性アルコール、フェニールエ
チルアルコール変性アルコール、ブルシン変性アルコー
ル、リナロール変性アルコール、ジエチルフタレート変
性アルコール、リナリールアセテート変性アルコール、
ベンジルアセテート変性アルコール、10%安息香酸デ
ナトリウムアルコール溶液変性アルコール、フレーバー
H−No14変性アルコール、イソプロピルメチルフェ
ノール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、
セタノール、濃グリセリン、ビサボロール、フェニルエ
チルアルコール、フェノキシエタノール、1,3−ブチ
レンブリコール、プロピレングリコール、ヘキシルデカ
ノール、ベヘニルアルコール、ベンジルアルコール、ホ
ホバアルコール、無水エタノール、ラノリンアルコール
など。
【0034】界面活性剤としては、水素添加大豆リン脂
質、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ラウリル硫
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンリウリルエーテル硫
酸ナトリウム、リウリン酸ジエタノールアミド、ポリエ
チレングリコールモノステアレート、2−アルキル−N
−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニムベタイン、イソステアリン酸ポリオキシエチレング
リセリル(以下「ポリオキシエチレン」をPOEと記
す)、イソステアリン酸POE(20から30)硬化ヒ
マシ油、カリ石ケン、カルボキシル化ポリオキシエチレ
ン(3)トリデシルエーテルナトリウム塩、グリセリン
脂肪酸エステル、ジイソステアリル酸ジグリセリル、ジ
イソステアリル酸ポリオキシエチレングリコール、ジオ
クタン酸ネオペンチルグリコール、ジオレイン酸エチレ
ングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プ
ロピレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸グリ
セリン、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステア
リン酸ポリエチレングリコール、ジヒドロキシジメトキ
シベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジブ
チルヒドロキシトルエン、ジベンタエリトリット脂肪酸
エステル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチ
ルシロキサン・メチル(POE)シロキサン共重合体、
ショ糖脂肪酸エステル、ジラウリン酸ポリエチレングリ
コール、親油性モノオレイン酸グリセリン、親油性モノ
ステアリン酸グリセリン、セスキオレイン酸ソルビタ
ン、デキストラン硫酸ナトリウム、テトラオレイン酸P
OEソルビット、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、トリイソステ
アリン酸POEグリセリル、トリイソステアリン酸PO
E硬化ヒマシ油、トリオクタン酸ソルビタン、トリオク
タン酸POE(20)ソルビタン、ピログルタミン酸イ
ソステアリン酸POEグリセリル、ピログルタミン酸イ
ソステアリン酸POE硬化ヒマシ油、POEジノニルフ
ェニルエーテル、POEステアリルエーテル、POEセ
チルエーテル、POEセトステアリルエーテル、POE
ノニルフェニルエーテル、POEヒマシ油、POE(1
6から160)POP(17から30)グリコール、P
OE−POPデシルテトラデシルエーテル、POE(3
から5)POP(5から6)ラウリルエーテル、POE
(3)ミリスチルエーテル硫酸ナトリム、ポリオキシエ
チレンメチルグルコシド、POEラウリルエーテル、P
OEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、PO
Eラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエ
ーテルリン酸ナトリウム、POEラノリン、POE(1
0)ラノリンアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
リン酸ナトリウム、ミリスチン酸POEミリスチルエー
テル(3)、POEオクチルフェニルエーテル、POE
オレイルエーテル、POEオレイン酸グリセリル、PO
E(6)カプリル/カプリン酸グリセリル、POE・還
元ラノリン、POE硬化ヒマシ油、メチルフェニルポリ
シロキサン、メチルポリシロキサン、モノオレイン酸ポ
リエチレングリコール、モノオレイン酸POE(6から
20)ポリエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリ
エチレングリコール、モノステアリン酸ソルビタン、モ
ノステアリン酸POEグリセリン、モノステアリン酸P
OE(20)ソルビタン、モノラウリン酸ポリエチレン
グリコール、モノラウリン酸POE(20)ソルビタ
ン、N−ヤシ油脂肪酸アシルーグルタミン酸トリエタノ
ールアミン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤ
シ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム、ヤシ
油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム、ヤシ油脂肪酸加
水分解コラーゲントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸
ジエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸POEグリセリル、
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチ
ルアミンオキシド液、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、
ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエ
タノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリン酸
ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノ
ールアミド、ラウロイルグルタミン酸POEオクチルド
デシルエーテルジエステルなど。
【0035】粘結剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ポリビニルピロリドン、アラビアゴ
ム、カラギーナン、カルボキシビニルポリマー、カルボ
キシメチルチンキ液、キサンタンガム、ゼラチン、トウ
モロコシデンプン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド、ヒドロキシステアリン酸コレ
ステリル、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチル
セルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ヒ
ドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウ
ム、ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合
体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコー
ル(200から6万)、メチルセルロースなど。
【0036】抗菌作用を持つ化合物としては、塩化ベン
ザルコニウム、フエニルフェノール、グリチルリチン酸
ジカリウム、グルコン酸クロルヘキシジン液、テトラヒ
ドロキシベンゾフェノン、デヒドロ酢酸ナトリウム、パ
ラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソ
プロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息
香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ
安息香酸メチルなど。
【0037】さらに、本発明において入浴剤の原料とし
ては、上記したもの以外にも必要に応じて殺菌剤、金属
封鎖剤、その他の広い範囲の原料を使用することができ
る。また上記の各種の成分のうち浴湯中に溶解した場合
に、電解して浴湯のPHをわずかに変化させるものもあ
り、これらは上記のpH変更剤の補助的な薬剤として用
いることができる。
【0038】次に、本発明の入浴剤の製造方法について
説明する。まず、色素と担体および/または他の浴用成
分を上記のとおり、色素1重量部に対して担体および/
または他の浴用成分を250から300重量部を混合し
て、この混合粉体100重量部に対して溶媒20から5
0重量添加しながら練合した。その後バスケット式造粒
機にて造粒して約80℃で約2から3時間乾燥すること
で色素担体を調整する。この時、色素担体の大きさとし
ては直径0.8から1.0mm程度が良く、この範囲で
あれば次の被覆作業にて粒子径が若干大きくなっても、
被覆高分子が溶解するまで浴湯中に浮遊することができ
る。
【0039】また場合によっては、上記バスケット式造
粒機での造粒工程とその後の乾燥工程の間に、球状化工
程を行なうことが好ましい。これは、一般にバスケット
式造粒機での造粒された粒の多くは円柱状の形状を示
し、このまま次の被覆高分子の被覆工程に用いた場合、
上面または底面と側面との接する角の部分が被覆高分子
にて被覆されず、浴湯中に投入した時に、すぐに色素剤
あるいは色素および他の浴用成分からなる入浴剤内の色
素が溶出する場合が多くなる。これを防ぐために、色素
担体を単体被覆高分子の被覆工程に供する前に、円柱形
の角をとる作業、すなわち球状化工程を行なう方が好ま
しい。
【0040】次に上記色素担体の被覆剤として、アセト
ン、エタノールなどの適切な有機溶剤80から95重量
部に、前記被覆高分子を7から15重量部を加え、室温
にて約2から3時間程度混合撹拌して被覆高分子溶液を
調整する。また、この時滑沢剤などを添加することで該
被覆を容易にできる。
【0041】前記色素担体をコーティング機のドラム内
に入れ、熱風を送付しながらドラムを回転させて、前記
被覆高分子溶液をエアスプレーにて色素担体にスプレー
することで、色素剤あるいは色素および他の浴用成分か
らなる入浴剤を調整することができる。前記のとおり被
覆された色素剤あるいは色素または他の浴用成分からな
る入浴剤の大きさとしては、14から42メッシュを通
過する程度の大きさであれば、被覆された被覆高分子が
溶解するまで浴湯中に浮遊することができる。
【0042】他方、前記被覆高分子が胃溶性高分子の場
合は酸性物質を、腸溶性高分子の場合はアルカリ性物質
をpH変更剤として用い、このpH変更剤とその他の原
料をバスケット式造粒機にて造粒し、これと前記の色素
剤および/または色素および他の浴用成分からなる入浴
剤を混合することで本発明の入浴剤を調製することがで
きる。
【0043】場合によっては、前記の色素剤あるいは色
素および他の浴用成分からなる入浴剤を前記のpH変更
剤、他の原料および結合剤と混合した後、ゲージ圧約2
50から450kg/cmで打錠することで固型化す
ることもできる。この場合ゲージ圧が高過ぎると先に被
覆した物が崩壊する可能性がある。
【0044】いずれの場合でも、被覆高分子により形成
される層の厚みにより本発明の入浴剤は投入した直後の
色から、色が変わるまでの時間を調節することができ
る。すなわち、該層を厚くすることで時間は長くなり、
薄くすることで短くすることができるが、層の厚みに関
しては製造時および使用時に亀裂を生じない厚みである
ことが必要である。
【0045】使用においては、浴湯内に本発明の入浴剤
を投入すると初めはその他の原料中の色素の色または無
色のままであるが、その後被覆高分子が溶解すると色素
剤および/または他の浴用成分からなる入浴剤中に保持
された色素の混ざった色に変わる。また、入浴剤中に異
なる厚みの被覆高分子で被覆された色素剤を用いること
で、一種類の入浴剤を一回浴湯に投入することにより、
例えば投入した後15分と30分の2回にわたり浴湯を
変色させることができる。さらに、入浴剤中に被覆高分
子の厚みを増して被覆した色素剤を用いることで、例え
ば投入した後10分、20分、30分というように複数
回浴湯を変色させることができる。
【0046】
【作用】本発明の入浴剤は、浴湯のpHを変化させるこ
とで該浴湯の色を変化させる。即ち本発明の入浴剤を浴
湯内に投入するとその他の原料の色素(色素無配合の場
合もある)が分散し、該色素の色に浴湯が変色(無配合
の場合は無色)する。そして、投入と同時に拡散しはじ
めるpH変更剤により浴湯中の水素イオン濃度が変化し
て被覆高分子が溶解し始め、色素剤および/または他の
浴用成分からなる入浴剤が露出するとともに、徐々に該
色素剤および/または他の浴用成分からなる入浴剤中の
色素が溶解して浴湯の色を変化させていく。
【0047】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0048】実施例1 まず、色素として青色1号1重量部と他の浴用成分とし
てブドウ糖9重量部を混合し、混合物100g当たり4
0mlの水を添加して練合してブドウ糖に保持させ、そ
の後バスケット式造粒機(畑鉄工所製)にて直径約0.
8mmに造粒して、さらに、造粒したもの約500ml
を球形整粒機マルメライザー Q−400(3mmプレ
ート使用:不二パウダル社製)にて約15から20秒間
整粒した後、約80℃で約2時間乾燥して他の浴用成分
からなる入浴剤を調整する。別に、ポリビニルアセター
ルジエチルアミノアセテート(商品名:AEA三共 三
共(株)社製)8重量部、タルク5重量部を、アセト
ン:エタノール混合溶媒(混合比4:6)87重量部に
溶解して固形分13%となるように被覆高分子溶液を調
製した。
【0049】次に流動層造粒機マルメライザーNQ−L
ABO(不二パウダル社製)のドラム内に先に調製した
他の浴用成分からなる入浴剤450gを入れ、吸気エア
温度50℃、排気エア温度40℃、スプレー速度6.2
g/分、溶液量460ml、被覆時間75分の条件で先
の被覆高分子溶液をドラム内の入浴剤に吹き付けて、色
素剤を調製した。他方、pH変更剤としてdl−リンゴ
酸42重量部、他の原料として乾燥硫酸ナトリウム56
重量部、黄色4号1重量部をバスケット造粒機にて室温
で造粒(14から42メッシュ)して、約80℃、2時
間乾燥させてpH変更剤を含む入浴剤を調製し、この入
浴剤99.97gに前記の高分子被覆物0.03gと混
合して本発明の入浴剤を調製した。
【0050】実施例2 pH変更剤のdl−リんご酸42重量部およびピロリド
ンカルボン酸5重量部とヒドロキシプロピルセルロース
(商品名:HPC−L、日本曹達(株)社製)0.5重
量部と青色1号0.1重量部をバスケット式造粒機に入
れて混合、練合した後直径約0.8mmに造粒して、約
80℃で約2時間乾燥して入浴剤を調整する。他方、乾
燥硫酸ナトリウム37重量部、硫酸マグネシウム・3水
和物10重量部、ヒドロキシプロピルセルロース1重量
部および赤色106号0.04重量部をバスケット式造
粒機に入れて混合、練合した後直径約0.8mmに造粒
して、約80℃で約2時間乾燥して他の浴用成分からな
る入浴剤を調整し、該入浴剤を実施例1記載の被覆高分
子溶液にて、実施例1記載の装置および条件にて被覆し
て色素および他の浴用成分からなる入浴剤を被覆高分子
で被覆した物を調製した。そして、前記のdl−リんご
酸を配合した入浴剤15gと前記の入浴剤を被覆高分子
で被覆した物10gを混合することで本発明の入浴剤を
調製した。
【0051】使用試験 実施例1および2記載の入浴剤を各々40℃の浴湯20
0lに投入してそのpH、変色時間およびその色を観察
し、その結果を表1に記載する。但し、実施例1の入浴
剤は30gを使用した。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明の入浴剤を浴湯に溶解して使用す
るときは、従来の入浴剤による効果に加えて、浴湯の色
が入浴中に変化することから、その色の変化を楽しむこ
とができる。また、高分子被覆物にて被覆した層の厚み
により、浴湯の色が変わるまでの時間を調節することが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の湯のpH値の変動で溶解する速
    度が異なる高分子物質で色素を保持した担体を被覆した
    色素剤と、溶解することで該湯のpHを変化させるpH
    変更剤を配合したことを特徴とする入浴剤。
  2. 【請求項2】 色素および他の浴用成分からなる入浴剤
    を、浴槽中の湯のpH値の変動で溶解する速度が異なる
    高分子物質で被覆した組成物と、溶解することで浴槽中
    の湯のpHを変化させるpH変更剤を混合することを特
    徴とする入浴剤。
JP7373094A 1994-03-07 1994-03-07 入浴剤 Pending JPH07242532A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2918068A1 (fr) * 2007-06-26 2009-01-02 Agence Internationale De L Emb Procede et composition pour colorer les eaux de bassins de bains et/ou de baignades.
KR20210109366A (ko) * 2020-02-27 2021-09-06 강릉원주대학교산학협력단 법제유황과 천연광물이 함유된 과립 입욕제 및 이의 제조방법

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