JPH07243778A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JPH07243778A
JPH07243778A JP3600194A JP3600194A JPH07243778A JP H07243778 A JPH07243778 A JP H07243778A JP 3600194 A JP3600194 A JP 3600194A JP 3600194 A JP3600194 A JP 3600194A JP H07243778 A JPH07243778 A JP H07243778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat
primary
transfer tube
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3600194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinao Ookawa
慶直 大川
Hiromoto Okada
宏基 岡田
Toshio Yamamura
外志夫 山村
Michihiro Kasaba
道博 笠羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Japan Atomic Energy Research Institute
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Atomic Energy Research Institute, Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Japan Atomic Energy Research Institute
Priority to JP3600194A priority Critical patent/JPH07243778A/ja
Publication of JPH07243778A publication Critical patent/JPH07243778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射性物質の外部環境への耐漏洩性を高め熱
発生源(核融合炉の場合)の安全性を保持する。 【構成】 第1熱交換器本体14と、第2熱交換器本体
24と、内部管16にアニュラス部形成部材を介して外
部管17を被覆した二重構造管により形成された中間部
が第1熱交換器本体14の内部に配置され内部管16の
両端部が核融合炉本体1に連通する一次系伝熱管15
と、前記第1熱交換器本体14と第2熱交換器本体24
とを連通する二次系管路25,26と、中間部が第2熱
交換器本体24の内部に配置され両端部が海中13に連
通する三次系伝熱管29とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性物質の外部環境
への耐漏洩性を高めた熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は現在研究開発が行なわれている熱
発生源(核融合炉本体の場合)に用いられる熱交換器の
一例を示すもので、1は核融合炉本体、2は第1熱交換
器本体、3は第2熱交換器本体であり、前記核融合炉本
体1並びに第1熱交換器本体2は、遮蔽構造物4の内部
に配置されている。
【0003】前記核融合炉本体1の内部と第1熱交換器
本体2の一次系伝熱管5とは管路6と管路7とを介して
接続され、前記核融合炉本体1と管路6と一次系伝熱管
5と管路7とによって形成される一次流体ループには、
一次冷却材として図示されていない一次系ポンプにより
水(蒸気)が循環するようになっている。
【0004】また、第1熱交換器本体2の内部と第2熱
交換器本体3の内部とは二次系の管路8及び管路9とを
介して接続され、前記第1熱交換器本体2の内部と管路
8と第2熱交換器本体3の内部と管路9とによって形成
される二次流体ループには、二次冷却材として図示され
ていない二次系ポンプにより水が循環するようになって
いる。
【0005】さらに、第2熱交換器本体3の三次系伝熱
管10は管路11と管路12とを介して海中13に連通
し、前記第2熱交換器本体3の三次系伝熱管10と管路
12と海中13と管路11とによって形成される三次流
体系には、三次冷却材として図示されていない三次系ポ
ンプにより海水が循環するようになっている。
【0006】このように、熱交換器系を一次流体系と二
次流体系と三次流体系とに分割しているのは、核融合炉
本体1の炉心部で発生し、且つ一次冷却材に透過・混入
する放射性物質トリチウム(3H)が生体に害を及ぼす
ものであるので、万一、第1熱交換器本体2の一次系伝
熱管5が損傷しても、その一次冷却材が外部へ流出しな
いようにするためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
熱交換器では、放射性物質であるトリチウムに対する障
壁としては二重に止まり、なお、トリチウムの漏洩の恐
れがあるという問題がある。
【0008】本発明は、前述の実情に鑑み、トリチウム
に対する障壁を多重(3重)とすることにより放射性物
質の外部環境への耐漏洩性をさらに高めて熱発生源(核
融合炉の場合)の安全性を保持しつつ、設置スペースの
縮小を図り得られる熱交換器を提供することを目的とし
てなしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1熱交
換器本体と、第2熱交換器本体と、内部管にアニュラス
部形成部材を介して外部管を被覆した二重構造管により
形成された中間部が前記の第1熱交換器本体の内部に配
置され且つ前記内部管の両端部が熱発生源に連通して一
次流体ループを形成する一次系伝熱管と、前記第1熱交
換器本体と第2熱交換器本体とを連通して二次流体ルー
プを形成する二次系管路と、中間部が前記の第2熱交換
器本体の内部に配置され且つ両端部が第3の冷却体に連
通する三次系伝熱管とを備えた構成とする。
【0010】第2の発明は、第1熱交換器本体と、第2
熱交換器本体と、中間部が前記の第1熱交換器本体の内
部に配置され且つ両端部が熱発生源に連通して一次流体
ループを形成する一次系伝熱管と、中間部が前記の第1
熱交換器本体の内部に配置され且つ両端部が前記の第2
熱交換器本体に連通して二次流体ループを形成する二次
系伝熱管と、中間部が前記の第2熱交換器本体の内部に
配置され且つ両端部が第3の冷却体に連通する三次系伝
熱管とを備えた構成とする。
【0011】第3の発明は、第1熱交換器本体と、第2
熱交換器本体と、中間部が前記の第1熱交換器本体の内
部に配置され且つ両端部が熱発生源に連通して一次流体
ループを形成する一次系伝熱管と、前記第1熱交換器本
体と第2熱交換器本体とを連通して二次流体ループを形
成する二次系管路と、ループ状の一局部が前記の第2熱
交換器本体の内部に配置され且つループ状の他局部が第
3の冷却体と熱交換を行ない得るように三次流体ループ
を形成する三次系伝熱管とを備えた構成とする。
【0012】第4の発明は、熱交換器本体と、中間部が
前記熱交換器本体の内部に配置され且つ両端部が熱発生
源に連通して一次流体ループを形成する一次系伝熱管
と、ループ状の一局部が前記熱交換器本体の内部に配置
され且つループ状の他局部が第3の冷却体と熱交換を行
ない得るように二次流体ループを形成する二次系伝熱管
とを備えた構成とする。
【0013】第5の発明は、熱交換器本体と、該熱交換
器本体と熱発生源とを連通して一次流体ループを形成す
る一次系管路と、内部管にアニュラス部形成部材を介し
て外部管を被覆した二重構造管により形成されたループ
状の一局部が前記の熱交換器本体の内部に配置され且つ
前記内部管に連通するループ状の他局部が第2の冷却体
と熱交換を行ない得るように二次流体ループを形成する
二次系伝熱管とを備えた構成とする。
【0014】
【作用】従って、第1の発明では、熱発生源から一次系
伝熱管内を循環する一次冷却材が第1熱交換器本体の内
部で該第1熱交換器本体内の熱媒体と熱交換して熱発生
源の冷却に寄与し、二次系管路を介して第1熱交換器本
体と第2熱交換器本体との間を循環する熱媒体が第1熱
交換器本体から第2熱交換器本体へ熱を伝播し、三次系
伝熱管内を循環する三次冷却材が第2熱交換器本体内の
熱媒体と熱交換して該第2熱交換器本体の内部を冷却す
る。
【0015】第2の発明では、熱発生源から一次系伝熱
管内を循環する一次冷却材が第1熱交換器本体の内部で
該第1熱交換器本体内の熱媒体と熱交換して熱発生源の
冷却に寄与し、第1熱交換器本体の内部を循環する熱媒
体が一次系伝熱管側から三次系伝熱管側へ熱を伝播し、
二次系伝熱管内を循環する二次冷却材が第1熱交換器内
の熱媒体と熱交換して該第1熱交換器本体の内部を冷却
し、三次系伝熱管内を循環する第3の冷却体が第2熱交
換器本体内の熱媒体と熱交換して該第2熱交換器本体の
内部を冷却する。
【0016】第3の発明では、熱発生源から一次系伝熱
管内を循環する一次冷却材が第1熱交換器本体の内部で
該第1熱交換器本体内の熱媒体と熱交換して熱発生源の
冷却に寄与し、二次系管路を介して第1熱交換器本体と
第2熱交換器本体との間を循環する熱媒体が第1熱交換
器本体から第2熱交換器本体へ熱を伝播し、三次系伝熱
管内を循環する三次冷却材が第3の冷却体と熱交換して
冷却され且つ第2熱交換器本体の内部で該第2熱交換器
本体内の熱媒体と熱交換して第2熱交換器本体の内部を
冷却する。
【0017】第4の発明では、熱発生源から一次系伝熱
管内を循環する一次冷却材が熱交換器本体の内部で該熱
交換器本体内の熱媒体と熱交換して熱発生源の冷却に寄
与し、熱交換器本体の内部を循環する熱媒体が一次系伝
熱管側から三次系伝熱管側へ熱を伝播し、二次系伝熱管
内を循環する二次冷却材が第3の冷却体と熱交換して冷
却され且つ熱交換器本体の内部で該熱交換器本体内の熱
媒体と熱交換して熱交換器の内部を冷却する。
【0018】第5の発明では、一次系管路を介して熱発
生源と熱交換器本体との間を循環する一次冷却材が熱発
生源の冷却に寄与し、二次系伝熱管内を循環する二次冷
却材が第2の冷却体と熱交換して冷却され且つ熱交換器
本体の内部で該熱交換器本体内の熱媒体と熱交換して熱
交換器本体の内部を冷却する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0020】図1は第1の発明の熱交換器の一実施例の
概略を表す系統図で、図中、図8と同じものには同じ符
号を付してある。
【0021】本実施例では、遮蔽構造物4の内側に核融
合炉本体1とともに配置された第1熱交換器本体14を
設け、二重構造管により形成された中間部が前記の第1
熱交換器本体14の内部に配置され、且つ二重構造管の
内部管16の両端部が前記の核融合炉本体1に連通して
一次流体ループを形成する一次系伝熱管15を設ける。
【0022】前記の一次系伝熱管15を形成する二重構
造管は図2に示され、内部管16と該内部管16の外径
よりも大きい内径を有する外部管17とを同軸に配設
し、内部管16と外部管17との間に形成される空間に
通気性を有する構造(例えばワイヤメッシュ材よりなる
アニュラス部形成部材18を介在させた構造)を有して
いる。
【0023】前記内部管16は管路19と管路20とを
介して核融合炉本体1に接続されており、外部管17に
は、アニュラス部形成部材18内にヘリウムガスを流通
させるための管路21が接続され、該管路21にはヘリ
ウムガス循環機22と水分・放射線検出器23とが接続
されておりヘリウムガス流体ループを形成している。
【0024】また、遮蔽構造物4の外側に第2熱交換器
本体24を配置し、前記遮蔽構造物4を貫通して延び前
記の第2熱交換器本体24の内部と第1熱交換器本体1
4の内部とを連通して二次流体ループを形成する二次系
の管路25,26を設ける。
【0025】さらに、中間部が前記の第2熱交換器本体
24の内部に配置され、且つ両端部が管路27及び管路
28を介して海中13に連通する単管構造の三次系伝熱
管29を備える。
【0026】次に作動について説明すると、核融合炉本
体1と管路19と第1熱交換器本体14の一次系伝熱管
15の内部管16と管路20とによって形成される一次
流体ループには、一次冷却材として水(蒸気)が図示さ
れていない一次系ポンプにより循環され、第1熱交換器
本体14の内部で熱媒体(水)と熱交換して核融合炉本
体1の冷却に寄与する。
【0027】また、第1熱交換器本体14の内部と二次
系の管路25と第2熱交換器本体24の内部と二次系の
管路26とによって形成される二次流体ループには、図
示されていない二次系ポンプにより循環される熱媒体
(水)が第1熱交換器本体14から第2熱交換器本体2
4へ熱を伝播する。
【0028】さらに、第2熱交換器本体24の三次系伝
熱管29と管路27と海中13と管路28とによって形
成される三次流体系には、三次冷却材として海水が図示
されていない三次系ポンプにより循環され、第2熱交換
器本体24の内部で熱媒体(水)と熱交換して第2熱交
換器本体24の内部を冷却する。
【0029】さらにまた、前記第1熱交換器本体14の
一次系伝熱管15の外部管17と管路21とによって形
成されるヘリウムガス体系には、ヘリウムガスがヘリウ
ムガス循環機22により循環される。
【0030】そして、万一、内部管16に損傷が発生し
て放射性物質(トリチウム)を含有する一次冷却材(水
又は蒸気)が外部管17内のアニュラス部形成部材18
中に漏洩した場合には、水分・放射線検出器23が水分
と放射線量を検出して内部管16に損傷が生じたことを
判定し、外部管17に損傷が発生して熱媒体(水)が外
部管17内のアニュラス部形成部材18中に漏洩した場
合には、水分・放射線検出器23が水分を検出して外部
管17に損傷が生じたことを判定する。
【0031】本実施例においては、核融合炉本体1に接
続し且つ第1熱交換器本体14内に配置されている一次
系伝熱管15に損傷が生じた場合、該損傷を直ちに判定
し得る水分・放射線検出器23を前記一次系伝熱管15
の外部管17に設け、さらに前記第1熱交換器本体14
に連通する第2熱交換器本体24を設け、該第2熱交換
器本体24内に三次系伝熱管29を配置することによ
り、放射性物質(トリチウム)に対して多重の障壁を備
えた構成としたので、放射性物質(トリチウム)の漏洩
を確実に阻止することができ、核融合炉の安全性を高め
ることができる。
【0032】図3は第2の発明の熱交換器の一実施例の
概略を表す系統図で、図中、図1と同じものには同じ符
号を付してある。
【0033】本実施例では、遮蔽構造物4の内側に核融
合炉本体1とともに配置された第1熱交換器本体30を
設け、遮蔽構造物4の外側に第2熱交換器本体31を配
置し、中間部が前記の第1熱交換器本体30の内部に配
置され、且つ両端部が管路32と管路33とを介して前
記の核融合炉本体1に連通して一次流体ループを形成す
る一次系伝熱管34を設ける。
【0034】また、前記の第1熱交換器本体30の内部
に充填される熱媒体(水)を強制循環させる場合には熱
媒体循環ポンプ35を有する強制循環系管路36を第一
熱交換器本体30の内部に連通するように設ける。
【0035】さらに、中間部が前記の第1熱交換器本体
30の内部に、前記一次系伝熱管34の中間部と対峙す
るように配置され、且つ両端部が遮蔽構造物4を貫通し
て延びる管路37及び管路38を介して第2熱交換器本
体31に連通して二次系流体ループを形成する二次系伝
熱管39を設ける。
【0036】さらにまた、中間部が前記の第2熱交換器
本体31の内部に配置され、且つ両端部が管路40及び
管路41を介して海中13に連通する単管構造の三次系
伝熱管42を備える。
【0037】次に作動について説明すると、核融合炉本
体1と管路32と一次系伝熱管34と管路33とによっ
て形成される一次流体ループには、一次冷却材として水
(蒸気)が図示されていない一次系ポンプにより循環さ
れ、第1熱交換器本体30の内部で熱媒体(水)と熱交
換して核融合炉本体1の冷却に寄与する。
【0038】また、熱媒体を強制循環させる場合には、
熱媒体循環ポンプ35により強制循環系管路36を介し
て、第1熱交換器本体30の内部を循環する熱媒体
(水)が一次系伝熱管34側から二次系伝熱管39側へ
熱を伝播する。
【0039】さらに、二次系伝熱管39と管路37と
第2熱交換器本体31の内部と管路38とによって形成
される二次流体ループには、三次冷却材として水が図示
されていない二次系ポンプにより循環され、第1熱交換
器本体30の内部で熱媒体(水)と熱交換して該第1熱
交換器本体30の内部を冷却する。
【0040】さらにまた、第2熱交換器本体31の三次
系伝熱管42と管路40と海中13と管路41とによっ
て形成される三次流体ループ系には、三次冷却材として
海水が図示されていない三次系ポンプにより循環され、
第2熱交換器本体31の内部で熱媒体(水)と熱交換し
て第2熱交換器本体31の内部を冷却する。
【0041】本実施例においては、第1熱交換器本体3
0の内部に核融合炉本体1に連通する一次系伝熱管34
と二次系伝熱管39とを配置し、二次系伝熱管39の端
部に接続して第2熱交換器本体31を設け、該第2熱交
換器本体31の内部に三次系伝熱管42を配置すること
により、放射性物質(トリチウム)に対して多重の障壁
を備えた構成としたので、放射性物質(トリチウム)の
漏洩を確実に阻止することができ、核融合炉の安全性を
高めることができる。
【0042】図4は第3の発明の熱交換器の一実施例の
概略を表す系統図で、図中、図1と同じものには同じ符
号を付してある。
【0043】本実施例では、遮蔽構造物4の内側に核融
合炉本体1とともに配置された第1熱交換器本体14と
第2熱交換器本体24とを設け、中間部が前記の第1熱
交換器本体14の内部に配置され、且つ両端部が管路4
3と管路44とを介して前記の核融合炉本体1に連通し
て一次流体ループを形成する単管構造の一次系伝熱管4
5を設ける。
【0044】また、前記の第1熱交換器本体14の内部
と第2熱交換器本体24の内部とを連通して二次流体ル
ープを形成する二次系の管路25,26を設ける。
【0045】さらに、ループ状の一局部48aが前記の
第2熱交換器本体24の内部に配置され、遮蔽構造物4
を貫通して延びる管路46及び管路47を介して接続さ
れたループ状の他局部48bが海中13に配置されて海
水と熱交換をなし得るように三次流体ループを形成する
三次系伝熱管48を備える。
【0046】次に作動について説明すると、核融合炉本
体1と管路43と第1熱交換器本体14の一次系伝熱管
45と管路44とによって形成される一次流体ループに
は、一次冷却材として水(蒸気)が図示されていない一
次系ポンプにより循環され、第1熱交換器本体14の内
部で熱媒体(水)と熱交換して核融合炉本体1の冷却に
寄与する。
【0047】また、第1熱交換器本体14の内部と二次
系の管路25と第2熱交換器本体24の内部と二次系の
管路26とによって形成される二次流体ループには、図
示されていない二次系ポンプにより循環される熱媒体
(水)が第1熱交換器本体14から第2熱交換器本体2
4へ熱を伝播する。
【0048】さらに、第2熱交換器本体24の管路46
及び管路47を含む三次系伝熱管48によって形成され
る三次流体ループには、三次冷却材として水が図示され
ていない三次系ポンプにより循環され、三次流体ループ
の他局部48bにおいて海中13と熱交換して冷却さ
れ、且つ三次流体ループの一局部48aにおいて第2熱
交換器本体24内の熱媒体(水)と熱交換して第2熱交
換器本体24の内部を冷却する。
【0049】本実施例においては、核融合炉本体1に連
通する一次系伝熱管45を第1熱交換器本体14内に配
置し、前記第1熱交換器本体14に連通する第2熱交換
器本体24を設け、該第2熱交換器本体24内に三次系
伝熱管48を配置することにより、放射性物質(トリチ
ウム)に対して多重の障壁を備えた構成としたので、放
射性物質(トリチウム)の漏洩を確実に阻止することが
でき、核融合炉の安全性を高めることができるととも
に、設置スペースの削減を図り得る。
【0050】図5は第4の発明の熱交換器の一実施例の
概略を表す系統図で、図中、図3と同じものには同じ符
号を付してある。
【0051】本実施例では、遮蔽構造物4の内側に核融
合炉本体1とともに配置された熱交換器本体49を設
け、中間部が前記の熱交換器本体49の内部に配置さ
れ、且つ両端部が管路50と管路51とを介して前記の
核融合炉本体1に連通して一次流体ループを形成する一
次系伝熱管52を設ける。
【0052】また、前記の熱交換器本体49の内部に充
填される熱媒体(水)を強制循環させる場合には、熱媒
体循環ポンプ35を有する強制循環系管路36を熱交換
器本体49の内部に連通するように設ける。
【0053】さらに、ループ状の一局部55aが前記の
熱交換器本体49の内部に、前記一次系伝熱管52の中
間部と対峙するように配置され、遮蔽構造物4を貫通し
て延びる管路53及び管路54を介して接続されたルー
プ状の他局部55bが海中13に配置されて海水と熱交
換をなし得るように二次流体ループを形成する二次系伝
熱管55を備える。
【0054】次に作動について説明すると、核融合炉本
体1と管路50と一次系伝熱管52と管路51とによっ
て形成される一次流体ループには、一次冷却材として水
(蒸気)が図示されていない一次系ポンプにより循環さ
れ、熱交換器本体49の内部で熱媒体(水)と熱交換し
て核融合炉本体1の冷却に寄与する。
【0055】また、熱媒体を強制循環させる場合には、
熱媒体循環ポンプ35により強制循環系管路36を介し
て、熱交換器本体49の内部を循環する熱媒体(水)が
一次系伝熱管52側から二次系伝熱管55側へ熱を伝播
する。
【0056】さらに、管路53及び管路54を含む二次
系伝熱管55によって形成される二次流体ループには、
二次冷却材として水が図示されていない二次系ポンプに
より循環され、二次流体ループの他局部55bにおいて
海中13と熱交換して冷却され、且つ二次流体ループの
一局部55aにおいて熱交換器本体49内の熱媒体
(水)と熱交換して熱交換器本体49の内部を冷却す
る。
【0057】本実施例においては、熱交換器本体49の
内部に核融合炉本体1に連通する一次系伝熱管52と二
次系伝熱管55とを配置し、前記二次系伝熱管55をル
ープ状に形成することにより、放射性物質(トリチウ
ム)に対して多重の障壁を備えた構成としたので、放射
性物質(トリチウム)の漏洩を確実に阻止することがで
き、核融合炉の安全性を高めることができるとともに、
設置スペースの削減を図り得る。
【0058】図6は第5の発明の熱交換器の一実施例の
概略を表す系統図で、図中、図1と同じものには同じ符
号を付してある。
【0059】本実施例では、遮蔽構造物4の内側に核融
合炉本体1とともに配置された熱交換器本体56を設
け、前記核融合炉本体1の内部と熱交換器本体56の内
部とを連通して一次流体ループを形成する一次系の管路
57,58を設ける。
【0060】また、二重構造管により形成されたループ
状の一局部61aが前記熱交換器本体56の内部に配置
され、且つ二重構造管の内部管62の両端部に遮蔽構造
物4を貫通して延びる管路59及び管路60を介して接
続されたループ状の他局部61bが海中13に配置され
て海水と熱交換をなし得るように二次流体ループを形成
する二次系伝熱管61を備える。
【0061】前記の二次系伝熱管61の一局部61aを
形成する二重構造管は図7に示され、内部管62と該内
部管62の外径よりも大きい内径を有する外部管63と
を同軸に配設し、内部管62と外部管63との間に形成
される空間に通気性を有する構造(例えばワイヤメッシ
ュ材よりなるアニュラス部形成部材18を介在させた構
造)を有している。
【0062】前記外部管63には、アニュラス部形成部
材18内にヘリウムガスを流通させるための管路21が
接続され、該管路21にはヘリウムガス循環機22と水
分・放射線検出器23とが接続されておりヘリウムガス
流体ループを形成している。
【0063】次に作動について説明すると、核融合炉本
体1の内部と一次系の管路57と熱交換器本体56の内
部と一次系の管路58とによって形成される一次流体ル
ープには、図示されていない一次系ポンプにより循環さ
れる一次冷却材としての水(蒸気)が核融合炉本体1か
ら熱交換器本体56へ熱を伝播する。
【0064】さらに、熱交換器本体56の管路59及び
管路60を含む二次系伝熱管61によって形成される二
次流体ループには、二次冷却材として水が図示されてい
ない二次系ポンプにより循環され、二次流体ループの他
局部61bにおいて海中13と熱交換して冷却され、且
つ二次流体ループの一局部61aにおいて熱交換器本体
56内の一次冷却材としての水(蒸気)と熱交換して熱
交換器本体56の内部を冷却して核融合炉本体1の冷却
に寄与する。
【0065】また、前記熱交換器本体56の二次系伝熱
管61の一局部61aの外部管63と管路21とによっ
て形成されるヘリウムガス体系には、ヘリウムガスがヘ
リウムガス循環機22により循環される。
【0066】そして、万一、外部管63に損傷が発生し
て放射性物質(トリチウム)を含有する一次冷却材(水
又は蒸気)が外部管63内のアニュラス部形成部材18
中に漏洩した場合には、水分・放射線検出器23が水分
と放射線量を検出して外部管63に損傷が生じたことを
判定し、内部管62に損傷が発生して二次冷却材(水)
が外部管内のアニュラス部形成部材18中に漏洩した場
合には、水分・放射線検出器23が水分を検出して内部
管62に損傷が生じたことを判定する。
【0067】本実施例においては、熱交換器本体56内
に配置した二次系伝熱管61をループ状に形成し、該二
次系伝熱管61に損傷が生じた場合、該損傷を直ちに判
定し得る水分・放射線検出器23を前記二次系伝熱管6
1の外部管63に設け、放射性物質(トリチウム)に対
して多重の障壁を備えた構成としたので、放射性物質
(トリチウム)の漏洩を確実に阻止することができ、核
融合炉の安全性を高めることができるとともに、設置ス
ペースの削減を図り得る。
【0068】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、第3の冷却体として海中1
3の代わりに池、湖沼などを利用してもよいこと、ま
た、一次冷却材及び熱媒体は水、蒸気などに限定される
ものではなく、例えば、ガス、液体金属などを使用して
もよいことなど、その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】本発明の熱交換器によれば、下記のごと
き種々の優れた効果を奏し得る。
【0070】I)放射性物質(トリチウム)の漏洩を確
実に阻止することができ、核融合炉の安全性を高めるこ
とができる。
【0071】II)第3ないし第5の発明の熱交換器に
おいては、最終次系の伝熱管をループ状に形成したので
設置スペースの削減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の熱交換器の一実施例の概略を表す
系統図である。
【図2】図1に関連する一次系伝熱管の中間部を形成す
る二重構造管の斜視図である。
【図3】第2の発明の熱交換器の一実施例の概略を表す
系統図である。
【図4】第3の発明の熱交換器の一実施例の概略を表す
系統図である。
【図5】第4の発明の熱交換器の一実施例の概略を表す
系統図である。
【図6】第5の発明の熱交換器の一実施例の概略を表す
系統図である。
【図7】図6に関連する二次系伝熱管の一局部を形成す
る二重構造管の斜視図である。
【図8】従来の熱交換器の一例の概略を表す系統図であ
る。
【符号の説明】
1 核融合炉本体(熱発生源) 13 海中(第3の冷却体) 14 第1熱交換器本体 15 一次系伝熱管 16 内部管 17 外部管 18 アニュラス部形成部材 24 第2熱交換器本体 25 管路(二次系) 26 管路(二次系) 29 三次系伝熱管 30 第1熱交換器本体 31 第2熱交換器本体 34 一次系伝熱管 35 熱媒体循環ポンプ 39 二次系伝熱管 42 三次系伝熱管 45 一次系伝熱管 48 三次系伝熱管 49 熱交換器本体 52 一次系伝熱管 55 二次系伝熱管 56 熱交換器本体 57 管路(一次系) 58 管路(一次系) 61 二次系伝熱管 62 内部管 63 外部管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 外志夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第一工場内 (72)発明者 笠羽 道博 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第一工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1熱交換器本体と、第2熱交換器本体
    と、内部管にアニュラス部形成部材を介して外部管を被
    覆した二重構造管により形成された中間部が前記の第1
    熱交換器本体の内部に配置され且つ前記内部管の両端部
    が熱発生源に連通して一次流体ループを形成する一次系
    伝熱管と、前記第1熱交換器本体と第2熱交換器本体と
    を連通して二次流体ループを形成する二次系管路と、中
    間部が前記の第2熱交換器本体の内部に配置され且つ両
    端部が第3の冷却体に連通する三次系伝熱管とを備えて
    なることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 第1熱交換器本体と、第2熱交換器本体
    と、中間部が前記の第1熱交換器本体の内部に配置され
    且つ両端部が熱発生源に連通して一次流体ループを形成
    する一次系伝熱管と、中間部が前記の第1熱交換器本体
    の内部に配置され且つ両端部が前記の第2熱交換器本体
    に連通して二次流体ループを形成する二次系伝熱管と、
    中間部が前記の第2熱交換器本体の内部に配置され且つ
    両端部が第3の冷却体に連通する三次系伝熱管とを備え
    てなることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 第1熱交換器本体と、第2熱交換器本体
    と、中間部が前記の第1熱交換器本体の内部に配置され
    且つ両端部が熱発生源に連通して一次流体ループを形成
    する一次系伝熱管と、前記第1熱交換器本体と第2熱交
    換器本体とを連通して二次流体ループを形成する二次系
    管路と、ループ状の一局部が前記の第2熱交換器本体の
    内部に配置され且つループ状の他局部が第3の冷却体と
    熱交換を行ない得るように三次流体ループを形成する三
    次系伝熱管とを備えてなることを特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 熱交換器本体と、中間部が前記熱交換器
    本体の内部に配置され且つ両端部が熱発生源に連通して
    一次流体ループを形成する一次系伝熱管と、ループ状の
    一局部が前記熱交換器本体の内部に配置され且つループ
    状の他局部が第3の冷却体と熱交換を行ない得るように
    二次流体ループを形成する二次系伝熱管とを備えてなる
    ことを特徴とする熱交換器。
  5. 【請求項5】 熱交換器本体と、該熱交換器本体と熱発
    生源とを連通して一次流体ループを形成する一次系管路
    と、内部管にアニュラス部形成部材を介して外部管を被
    覆した二重構造管により形成されたループ状の一局部が
    前記の熱交換器本体の内部に配置され且つ前記内部管に
    連通するループ状の他局部が第2の冷却体と熱交換を行
    ない得るように二次流体ループを形成する二次系伝熱管
    とを備えてなることを特徴とする熱交換器。
JP3600194A 1994-03-07 1994-03-07 熱交換器 Pending JPH07243778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3600194A JPH07243778A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3600194A JPH07243778A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07243778A true JPH07243778A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12457555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3600194A Pending JPH07243778A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07243778A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3920241B2 (ja) 液体金属炉用蒸気発生器とその伝熱方法
JP2003121093A (ja) 中間熱媒体を有する熱交換器
JP3524083B2 (ja) 中間熱媒体を有するヘリカル型熱交換器
JPH07243778A (ja) 熱交換器
CA1195685A (en) Heat exchangers and methods of construction thereof
US5114667A (en) High temperature reactor having an improved fluid coolant circulation system
JPH07243779A (ja) 熱交換器
US4612976A (en) Steam generator for a nuclear reactor cooled with liquid metal
US4909981A (en) Nuclear reactor
JP3280793B2 (ja) 熱交換器
US5167907A (en) Process for plugging a tube of a straight-tube heat exchanger
JPS6364130B2 (ja)
RU2044982C1 (ru) Теплообменный аппарат
JPH08271165A (ja) 熱交換器
JPS62233601A (ja) 高速増殖炉用蒸気発生器
JPH018800Y2 (ja)
JPH0518620Y2 (ja)
JPS6365201A (ja) 蒸気発生器
JPH0249501Y2 (ja)
JP3099971B2 (ja) 二重管蒸気発生器
JPS63121785A (ja) 二重タンク型高速増殖炉
JPH08248158A (ja) 熱交換器
JPH0547965Y2 (ja)
JPS59129302A (ja) 液体金属冷却型原子炉プラント
JPS6244694A (ja) 原子炉