JPH07243961A - ソケット型管融着継手の検査方法及び装置 - Google Patents
ソケット型管融着継手の検査方法及び装置Info
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- JPH07243961A JPH07243961A JP3677494A JP3677494A JPH07243961A JP H07243961 A JPH07243961 A JP H07243961A JP 3677494 A JP3677494 A JP 3677494A JP 3677494 A JP3677494 A JP 3677494A JP H07243961 A JPH07243961 A JP H07243961A
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Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱融着後の管と継手との熱融着強度が十分で
あるか否かを、現場で、より直接的に且つ簡易に検査で
きる手段を提供する。 【構成】 熱融着後の管融着継手両側の管P1,P2を
固定した上で、熱融着部分を剥離させようとするスラス
ト力で、且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる力
よりも低い値に設定された外力を継手の嵌合部1に付与
し、その外力付与前後における嵌合部1と管P1,P2
との相対関係の変化のチェック結果で前記熱融着状態の
良否を判定する。
あるか否かを、現場で、より直接的に且つ簡易に検査で
きる手段を提供する。 【構成】 熱融着後の管融着継手両側の管P1,P2を
固定した上で、熱融着部分を剥離させようとするスラス
ト力で、且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる力
よりも低い値に設定された外力を継手の嵌合部1に付与
し、その外力付与前後における嵌合部1と管P1,P2
との相対関係の変化のチェック結果で前記熱融着状態の
良否を判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソケット型管融着継手
の熱融着状態を検査するための検査手段に関し、更に詳
しくは、接続対象の管を内嵌自在なソケット状の嵌合部
を備える継手本体を、前記管との熱融着が可能な熱可塑
性樹脂の成形品にて構成したソケット型の管融着継手
を、前記管に対して熱融着してある状態の良否を判定す
るときに有効に利用される検査手段に関する。
の熱融着状態を検査するための検査手段に関し、更に詳
しくは、接続対象の管を内嵌自在なソケット状の嵌合部
を備える継手本体を、前記管との熱融着が可能な熱可塑
性樹脂の成形品にて構成したソケット型の管融着継手
を、前記管に対して熱融着してある状態の良否を判定す
るときに有効に利用される検査手段に関する。
【0002】
【従来の技術】前記熱融着状態の良否を判定するための
従来手段としては、前記管融着継手に設けられたインジ
ケータ(更に詳しくは、前記管融着継手の適宜箇所に形
成された小孔経由で、熱融着過程の樹脂が体積膨張して
継手外へ突出したまま棒状に凝固する現象の確認によっ
て前記良否の判定が行われるインジケータ)を利用する
手段と、熱融着後の管及び継手の外観で前記良否を判定
する手段とが併用されていた。
従来手段としては、前記管融着継手に設けられたインジ
ケータ(更に詳しくは、前記管融着継手の適宜箇所に形
成された小孔経由で、熱融着過程の樹脂が体積膨張して
継手外へ突出したまま棒状に凝固する現象の確認によっ
て前記良否の判定が行われるインジケータ)を利用する
手段と、熱融着後の管及び継手の外観で前記良否を判定
する手段とが併用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来手段に
よって前記熱融着状態が合格と判定された場合であって
も(即ち、前記インジケータによっても前記熱融着状態
が合格と判定され、前記外観でも前記熱融着状態が合格
と判定された場合であったも)、熱融着後の管と継手と
の熱融着強度が十分であるか否かが、間接的にしか判定
されていない、という問題があった。本発明は、このよ
うな実情に着目してなされたものであり、熱融着後の管
と継手との熱融着強度が十分であるか否かを、現場で、
より直接的に且つ簡易に検査できる手段を提供すること
を目的としている。
よって前記熱融着状態が合格と判定された場合であって
も(即ち、前記インジケータによっても前記熱融着状態
が合格と判定され、前記外観でも前記熱融着状態が合格
と判定された場合であったも)、熱融着後の管と継手と
の熱融着強度が十分であるか否かが、間接的にしか判定
されていない、という問題があった。本発明は、このよ
うな実情に着目してなされたものであり、熱融着後の管
と継手との熱融着強度が十分であるか否かを、現場で、
より直接的に且つ簡易に検査できる手段を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るソケット型
管融着継手の検査方法(以下、本発明方法という)は、
接続対象の管を内嵌自在なソケット状の嵌合部を備える
継手本体を、前記管との熱融着が可能な熱可塑性樹脂の
成形品にて構成したソケット型の管融着継手の前記管に
対する熱融着状態の良否を判定するソケット型管融着継
手の検査方法であって、熱融着後の前記管融着継手の両
側の管を固定した上で、熱融着部分を剥離させようとす
るスラスト力で、且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が
生じる力よりも低い値に設定された外力を前記嵌合部に
付与し、その外力付与前後における前記嵌合部と前記管
との相対関係の変化(例えば、前記嵌合部の前記管に対
する相対移動の有無、前記嵌合部と前記管との間の隙間
の変化等)をチェックして、そのチェック結果で前記熱
融着状態の良否を判定することを第1の特徴として備え
ている。
管融着継手の検査方法(以下、本発明方法という)は、
接続対象の管を内嵌自在なソケット状の嵌合部を備える
継手本体を、前記管との熱融着が可能な熱可塑性樹脂の
成形品にて構成したソケット型の管融着継手の前記管に
対する熱融着状態の良否を判定するソケット型管融着継
手の検査方法であって、熱融着後の前記管融着継手の両
側の管を固定した上で、熱融着部分を剥離させようとす
るスラスト力で、且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が
生じる力よりも低い値に設定された外力を前記嵌合部に
付与し、その外力付与前後における前記嵌合部と前記管
との相対関係の変化(例えば、前記嵌合部の前記管に対
する相対移動の有無、前記嵌合部と前記管との間の隙間
の変化等)をチェックして、そのチェック結果で前記熱
融着状態の良否を判定することを第1の特徴として備え
ている。
【0005】また、接続対象の管を内嵌自在なソケット
状の嵌合部を備える継手本体を、前記管との熱融着が可
能な熱可塑性樹脂の成形品にて構成したソケット型の管
融着継手の前記管に対する熱融着状態の良否を判定する
ソケット型管融着継手の検査方法であって、熱融着後の
前記管融着継手両側の管を互いに軸方向に相対移動させ
る外力を、正常な熱融着状態で熱融着部分の剥離が生じ
ない程度で付与し、その外力付与の前後における前記嵌
合部と前記管との相対関係の変化(例えば、前記嵌合部
の前記管に対する相対移動の有無、前記嵌合部と前記管
との間の隙間の変化等)をチェックして、そのチェック
結果で前記熱融着状態の良否を判定することを第2の特
徴として備えている。
状の嵌合部を備える継手本体を、前記管との熱融着が可
能な熱可塑性樹脂の成形品にて構成したソケット型の管
融着継手の前記管に対する熱融着状態の良否を判定する
ソケット型管融着継手の検査方法であって、熱融着後の
前記管融着継手両側の管を互いに軸方向に相対移動させ
る外力を、正常な熱融着状態で熱融着部分の剥離が生じ
ない程度で付与し、その外力付与の前後における前記嵌
合部と前記管との相対関係の変化(例えば、前記嵌合部
の前記管に対する相対移動の有無、前記嵌合部と前記管
との間の隙間の変化等)をチェックして、そのチェック
結果で前記熱融着状態の良否を判定することを第2の特
徴として備えている。
【0006】
【作用】上記第1の特徴を備えた本発明方法によれば、
前記管融着継手の両側の管を固定しつつ、前記管融着継
手の嵌合部に一定条件下の外力を付与するという簡易な
操作で、以下に述べる判定が行われるようになる。即
ち、前記外力は、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる
力よりも低く設定されているので、前記嵌合部と前記管
との両者が正常に熱融着しているとき(以下、正常時と
いう)には、前記外力付与後でも、前記両者相互間で剥
離が生じず、前記相対関係の変化が生じないのに対し、
前記両者が正常に熱融着していないとき(以下、非正常
時という)には、前記外力付与後に前記両者相互間で剥
離が生じて、前記相対関係の変化が生じるようになる。
従って、前記相対関係の変化をチェックした結果を用い
て、前記熱融着状態の良否が容易に判定されるようにな
る。
前記管融着継手の両側の管を固定しつつ、前記管融着継
手の嵌合部に一定条件下の外力を付与するという簡易な
操作で、以下に述べる判定が行われるようになる。即
ち、前記外力は、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる
力よりも低く設定されているので、前記嵌合部と前記管
との両者が正常に熱融着しているとき(以下、正常時と
いう)には、前記外力付与後でも、前記両者相互間で剥
離が生じず、前記相対関係の変化が生じないのに対し、
前記両者が正常に熱融着していないとき(以下、非正常
時という)には、前記外力付与後に前記両者相互間で剥
離が生じて、前記相対関係の変化が生じるようになる。
従って、前記相対関係の変化をチェックした結果を用い
て、前記熱融着状態の良否が容易に判定されるようにな
る。
【0007】上記第2の特徴を備えた本発明方法によれ
ば、前記管融着継手両側の管を互いに軸方向に相対移動
させる外力を一定条件下で付与するという簡易な操作
で、以下に述べる判定が行われるようになる。即ち、前
記外力は、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる力より
も低く設定されているので、前記正常時には、前記外力
付与後でも、前記嵌合部と前記管との両者相互間で剥離
が生じず、前記相対関係の変化が生じないのに対し、前
記非正常時には、前記外力付与後に前記両者相互間で剥
離が生じて、前記相対関係の変化が生じるようになる。
従って、前記相対関係の変化をチェックした結果を用い
て、前記熱融着状態の良否が容易に判定されるようにな
る。
ば、前記管融着継手両側の管を互いに軸方向に相対移動
させる外力を一定条件下で付与するという簡易な操作
で、以下に述べる判定が行われるようになる。即ち、前
記外力は、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる力より
も低く設定されているので、前記正常時には、前記外力
付与後でも、前記嵌合部と前記管との両者相互間で剥離
が生じず、前記相対関係の変化が生じないのに対し、前
記非正常時には、前記外力付与後に前記両者相互間で剥
離が生じて、前記相対関係の変化が生じるようになる。
従って、前記相対関係の変化をチェックした結果を用い
て、前記熱融着状態の良否が容易に判定されるようにな
る。
【0008】
【発明の効果】上記第1の特徴、第2の特徴を備えた本
発明方法によれば、上述したように簡易な操作で、前記
熱融着状態の良否が容易に判定されるようになる。従っ
て、前記管と継手との熱融着強度が十分であるか否か
が、現場で、より直接的に且つ簡易に判定されるように
なり、本発明の目的が達成されるようになる。
発明方法によれば、上述したように簡易な操作で、前記
熱融着状態の良否が容易に判定されるようになる。従っ
て、前記管と継手との熱融着強度が十分であるか否か
が、現場で、より直接的に且つ簡易に判定されるように
なり、本発明の目的が達成されるようになる。
【0009】尚、上記第1の特徴を備えた本発明方法、
上記第2の特徴を備えた本発明方法のいずれにおいて
も、前記相対関係の変化のチェック結果に、前記管融着
継手の熱融着部分を含む管路の気密試験の結果を加味し
て、前記熱融着状態の良否を総合判定するようにすれ
ば、前記良否の判定が一層確実に行われるようになる。
上記第2の特徴を備えた本発明方法のいずれにおいて
も、前記相対関係の変化のチェック結果に、前記管融着
継手の熱融着部分を含む管路の気密試験の結果を加味し
て、前記熱融着状態の良否を総合判定するようにすれ
ば、前記良否の判定が一層確実に行われるようになる。
【0010】尚、上記第1の特徴を備えた本発明方法を
実施する場合において、前記嵌合部と前記管との相対関
係の変化として、前記嵌合部の前記管に対する相対移動
の有無をチェックするときには、熱融着後の前記管融着
継手の両側の管を個々にクランプする一対のクランプ部
材と、前記管融着継手の嵌合部に前記熱融着の部分を剥
離させようとするスラスト力を付与するスラスト力付与
部材と、そのスラスト力付与部材に対して前記スラスト
力付与のための操作を行う操作手段とを設け、前記一対
のクランプ部材間に架設された固定ロッドに、前記相対
移動の有無チェック用の目盛を付けてある検査装置を使
用することにより、前記スラスト力が容易に付与される
上、前記目盛によって、前記相対移動の有無が極めて容
易にチェックされて好都合である。
実施する場合において、前記嵌合部と前記管との相対関
係の変化として、前記嵌合部の前記管に対する相対移動
の有無をチェックするときには、熱融着後の前記管融着
継手の両側の管を個々にクランプする一対のクランプ部
材と、前記管融着継手の嵌合部に前記熱融着の部分を剥
離させようとするスラスト力を付与するスラスト力付与
部材と、そのスラスト力付与部材に対して前記スラスト
力付与のための操作を行う操作手段とを設け、前記一対
のクランプ部材間に架設された固定ロッドに、前記相対
移動の有無チェック用の目盛を付けてある検査装置を使
用することにより、前記スラスト力が容易に付与される
上、前記目盛によって、前記相対移動の有無が極めて容
易にチェックされて好都合である。
【0011】尚、上記検査装置の構成要件を備えた上、
前記操作手段が、前記一対のクランプ部材間に架設さ
れ、且つ、定位置回転が自在に枢支された雄ネジ軸と、
その雄ネジ軸の回転操作部との組合せにて構成され、前
記雄ネジ軸の中間部に対し、前記スラスト力付与部材に
一体的に設けられた雌ネジ部が螺合されている検査装置
を使用すれば、前記スラスト力の付与が一層容易に行わ
れるようになる。
前記操作手段が、前記一対のクランプ部材間に架設さ
れ、且つ、定位置回転が自在に枢支された雄ネジ軸と、
その雄ネジ軸の回転操作部との組合せにて構成され、前
記雄ネジ軸の中間部に対し、前記スラスト力付与部材に
一体的に設けられた雌ネジ部が螺合されている検査装置
を使用すれば、前記スラスト力の付与が一層容易に行わ
れるようになる。
【0012】尚、上記第2の特徴を備えた本発明方法を
実施する場合において、前記嵌合部と前記管との相対関
係の変化として、前記嵌合部と前記管との間の隙間の変
化をチェックするときには、熱融着後の前記管融着継手
の両側の管のうちの一方の管にクランプされる固定クラ
ンプ部材と、その固定クランプ部材に付設された平行四
辺リンク機構と、その平行四辺リンク機構の操作レバー
と、前記両側の管のうちの他方の管にクランプされ、且
つ、前記平行四辺リンク機構の平行移動部に連係された
移動クランプ部材との組合せにて構成されている検査装
置を使用することにより、前記スラスト力の付与が、極
めて容易に且つ確実に行われるようになる。
実施する場合において、前記嵌合部と前記管との相対関
係の変化として、前記嵌合部と前記管との間の隙間の変
化をチェックするときには、熱融着後の前記管融着継手
の両側の管のうちの一方の管にクランプされる固定クラ
ンプ部材と、その固定クランプ部材に付設された平行四
辺リンク機構と、その平行四辺リンク機構の操作レバー
と、前記両側の管のうちの他方の管にクランプされ、且
つ、前記平行四辺リンク機構の平行移動部に連係された
移動クランプ部材との組合せにて構成されている検査装
置を使用することにより、前記スラスト力の付与が、極
めて容易に且つ確実に行われるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】〔第1実施例〕図1及び図2において、P
1,P2は、ガス搬送用の管(具体的には、ポリエチレ
ン管)であり、それらの管P1,P2は、直列状に配置
された上で、ソケット型の管融着継手を介して接続され
ている。前記管融着継手は、前記管P1,P2を内嵌自
在なソケット状の嵌合部1を継手本体として備え、その
継手本体は、前記管P1,P2との熱融着が可能な熱可
塑性樹脂の成形品によって構成されている。そして、前
記嵌合部1の内周部には、前記熱融着のためのジュール
熱を発生させる電熱線1aが埋設されている。
1,P2は、ガス搬送用の管(具体的には、ポリエチレ
ン管)であり、それらの管P1,P2は、直列状に配置
された上で、ソケット型の管融着継手を介して接続され
ている。前記管融着継手は、前記管P1,P2を内嵌自
在なソケット状の嵌合部1を継手本体として備え、その
継手本体は、前記管P1,P2との熱融着が可能な熱可
塑性樹脂の成形品によって構成されている。そして、前
記嵌合部1の内周部には、前記熱融着のためのジュール
熱を発生させる電熱線1aが埋設されている。
【0015】前記管P1,P2の接続は、具体的には、
次のようにして実現されている。即ち、前記管P1,P
2における前記管融着継手の装着予定箇所に対し、先
ず、第1次清掃(即ち、ペーパータオルやウェス等を用
いて土等を除去すること)、前記管融着継手の位置決め
のためのマーキング、熱融着部となる管表層を除去する
ための表面切削、第2次清掃(即ち、前記切削時の汚れ
等をアセトン等を用いて清掃すること)等の予備処理を
行った後、前記管融着継手における嵌合部1に前記管P
1,P2の各対向端部を内嵌させた上で、前記嵌合部1
内の電熱線1aへの通電を行って前記熱融着が実現され
ている。そして、前記熱融着状態の良否は、従来と同
様、インジケータによる熱融着状態の良否の判定、及
び、外観検査による判定の双方が行われることにより、
一応の判定が下されているが、本実施例においては、前
記一応の判定に加えて、以下に詳述する本発明方法によ
る判定が下される。
次のようにして実現されている。即ち、前記管P1,P
2における前記管融着継手の装着予定箇所に対し、先
ず、第1次清掃(即ち、ペーパータオルやウェス等を用
いて土等を除去すること)、前記管融着継手の位置決め
のためのマーキング、熱融着部となる管表層を除去する
ための表面切削、第2次清掃(即ち、前記切削時の汚れ
等をアセトン等を用いて清掃すること)等の予備処理を
行った後、前記管融着継手における嵌合部1に前記管P
1,P2の各対向端部を内嵌させた上で、前記嵌合部1
内の電熱線1aへの通電を行って前記熱融着が実現され
ている。そして、前記熱融着状態の良否は、従来と同
様、インジケータによる熱融着状態の良否の判定、及
び、外観検査による判定の双方が行われることにより、
一応の判定が下されているが、本実施例においては、前
記一応の判定に加えて、以下に詳述する本発明方法によ
る判定が下される。
【0016】その実施に使用される本発明装置について
説明する。その装置は、前記管融着継手の両側の管P
1,P2を個々にクランプする一対のクランプ部材A
1,A2と、前記管融着継手の嵌合部1に前記熱融着の
部分を剥離させようとするスラスト力を付与すべく非回
転状態で前記嵌合部1に接当されるスラスト力付与部材
2と、そのスラスト力付与部材2に対して前記スラスト
力付与のための操作を行う操作手段Bとを備えている。
その操作手段Bは、前記一対のクランプ部材A1,A2
間に架設され、且つ、定位置回転が自在に枢支された雄
ネジ軸4と、その雄ネジ軸4の回転操作部4aとの組合
せにて構成されている。そして、前記雄ネジ軸4の中間
部に対し、前記スラスト力付与部材2に一体的に設けら
れた雌ネジ部2fが螺合されている。従って、前記回転
操作部4aを操作して前記雄ネジ軸4を回転させると、
その雄ネジ軸4と前記雌ネジ部2fとの螺合関係に基づ
いて、前記スラスト力付与部材2は、前記嵌合部1に接
当する方向又は前記嵌合部1から離間する方向へ移動す
るようになる。また、前記一対のクランプ部材A1,A
2間に架設された固定ロッド3には、前記相対移動の有
無チェック用の目盛3aが付けられている。
説明する。その装置は、前記管融着継手の両側の管P
1,P2を個々にクランプする一対のクランプ部材A
1,A2と、前記管融着継手の嵌合部1に前記熱融着の
部分を剥離させようとするスラスト力を付与すべく非回
転状態で前記嵌合部1に接当されるスラスト力付与部材
2と、そのスラスト力付与部材2に対して前記スラスト
力付与のための操作を行う操作手段Bとを備えている。
その操作手段Bは、前記一対のクランプ部材A1,A2
間に架設され、且つ、定位置回転が自在に枢支された雄
ネジ軸4と、その雄ネジ軸4の回転操作部4aとの組合
せにて構成されている。そして、前記雄ネジ軸4の中間
部に対し、前記スラスト力付与部材2に一体的に設けら
れた雌ネジ部2fが螺合されている。従って、前記回転
操作部4aを操作して前記雄ネジ軸4を回転させると、
その雄ネジ軸4と前記雌ネジ部2fとの螺合関係に基づ
いて、前記スラスト力付与部材2は、前記嵌合部1に接
当する方向又は前記嵌合部1から離間する方向へ移動す
るようになる。また、前記一対のクランプ部材A1,A
2間に架設された固定ロッド3には、前記相対移動の有
無チェック用の目盛3aが付けられている。
【0017】このような構成の本発明装置を用いて、熱
融着状態の良否を判定する場合(即ち、本発明方法を実
施する場合)には、先ず、一対のクランプ部材A1,A
2を用いて管融着継手の両側の管P1,P2を固定し、
その固定状態における嵌合部1の端面に相当する目盛3
aの値を初期値として記録しておく。そして、操作手段
Bを一定条件で操作することにより、嵌合部1に対し、
前記熱融着の部分を剥離させようとするスラスト力で、
且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる力よりも低
い値に設定された外力を付与する。更に詳しくは、操作
手段Bを構成する雄ネジ軸4の回転操作部4aを、トル
クレンチを用いて、所定トルク(即ち、正常な熱融着状
態で前記剥離が生じる力よりも低い値に設定された外力
が嵌合部1に付与される条件を満足するトルク)で回転
させることにより、嵌合部1に前記外力を付与する。そ
して、その外力の付与前後における嵌合部1と管P1,
P2との相対関係の変化(ここでは、相対移動の有無)
を目盛3aを利用してチェックし(即ち、前記外力付与
後における嵌合部1端面に相当する目盛3aの読みが変
化するか否かでチェックし)、そのチェック結果に基づ
いて前記熱融着状態の良否を判定する。
融着状態の良否を判定する場合(即ち、本発明方法を実
施する場合)には、先ず、一対のクランプ部材A1,A
2を用いて管融着継手の両側の管P1,P2を固定し、
その固定状態における嵌合部1の端面に相当する目盛3
aの値を初期値として記録しておく。そして、操作手段
Bを一定条件で操作することにより、嵌合部1に対し、
前記熱融着の部分を剥離させようとするスラスト力で、
且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる力よりも低
い値に設定された外力を付与する。更に詳しくは、操作
手段Bを構成する雄ネジ軸4の回転操作部4aを、トル
クレンチを用いて、所定トルク(即ち、正常な熱融着状
態で前記剥離が生じる力よりも低い値に設定された外力
が嵌合部1に付与される条件を満足するトルク)で回転
させることにより、嵌合部1に前記外力を付与する。そ
して、その外力の付与前後における嵌合部1と管P1,
P2との相対関係の変化(ここでは、相対移動の有無)
を目盛3aを利用してチェックし(即ち、前記外力付与
後における嵌合部1端面に相当する目盛3aの読みが変
化するか否かでチェックし)、そのチェック結果に基づ
いて前記熱融着状態の良否を判定する。
【0018】尚、前記目盛3aを利用しなくても、前記
相対移動の有無の確認は、ノギス等を用いた長さ計測
(例えば、クランプ部材A1,A2の端面と嵌合部1の
端面との間の距離計測)によっても可能である。
相対移動の有無の確認は、ノギス等を用いた長さ計測
(例えば、クランプ部材A1,A2の端面と嵌合部1の
端面との間の距離計測)によっても可能である。
【0019】また、前記嵌合部1と前記管P1,P2と
の相対関係の変化を確認するのに、前記嵌合部1と前記
管P1,P2との間の隙間の変化を隙間ゲージでチェッ
クするということも考えられる。
の相対関係の変化を確認するのに、前記嵌合部1と前記
管P1,P2との間の隙間の変化を隙間ゲージでチェッ
クするということも考えられる。
【0020】また、現場作業においては、前記判定に加
えて、前記管融着継手の熱融着部分を含む管路の気密試
験の結果も加味される。
えて、前記管融着継手の熱融着部分を含む管路の気密試
験の結果も加味される。
【0021】〔第2実施例〕図3及び図4には、本発明
装置の別実施例が示されている。尚、図3及び図4中、
第1実施例と同一の符号で表示した部分は同一又は相当
の部分を示している。
装置の別実施例が示されている。尚、図3及び図4中、
第1実施例と同一の符号で表示した部分は同一又は相当
の部分を示している。
【0022】この別実施例においては、熱融着後の管融
着継手の両側の管P1,P2のうちの一方の管P2にク
ランプされる固定クランプ部材5と、その固定クランプ
部材5に付設された平行四辺リンク機構6と、その平行
四辺リンク機構6の操作レバー7と、前記両側の管P
1,P2のうちの他方の管P1にクランプされ、且つ、
前記平行四辺リンク機構6の平行移動部に連係された移
動クランプ部材8との組合せにて本発明装置が構成され
ている。
着継手の両側の管P1,P2のうちの一方の管P2にク
ランプされる固定クランプ部材5と、その固定クランプ
部材5に付設された平行四辺リンク機構6と、その平行
四辺リンク機構6の操作レバー7と、前記両側の管P
1,P2のうちの他方の管P1にクランプされ、且つ、
前記平行四辺リンク機構6の平行移動部に連係された移
動クランプ部材8との組合せにて本発明装置が構成され
ている。
【0023】このような構成の本発明装置を用いて、熱
融着状態の良否を判定する場合(即ち、本発明方法を実
施する場合)には、先ず、固定クランプ部材5、移動ク
ランプ部材8を用いて前記両管P1,P2を夫々クラン
プする。そして、操作レバー7を操作して、平行四辺リ
ンク機構6を動かして移動クランプ部材8を移動させる
ことにより、熱融着後の管融着継手の両側の管P1,P
2を互いに軸方向に相対移動させる外力を、正常な熱融
着状態で熱融着部分の剥離が生じない程度で付与する。
そして、その外力付与の前後における嵌合部1と管P
1,P2との相対関係の変化(具体的には、嵌合部1の
管P1,P2に対する相対移動の有無、又は、嵌合部1
と管P1,P2との間の隙間の変化)をチェックして、
そのチェック結果で前記熱融着状態の良否を判定する。
融着状態の良否を判定する場合(即ち、本発明方法を実
施する場合)には、先ず、固定クランプ部材5、移動ク
ランプ部材8を用いて前記両管P1,P2を夫々クラン
プする。そして、操作レバー7を操作して、平行四辺リ
ンク機構6を動かして移動クランプ部材8を移動させる
ことにより、熱融着後の管融着継手の両側の管P1,P
2を互いに軸方向に相対移動させる外力を、正常な熱融
着状態で熱融着部分の剥離が生じない程度で付与する。
そして、その外力付与の前後における嵌合部1と管P
1,P2との相対関係の変化(具体的には、嵌合部1の
管P1,P2に対する相対移動の有無、又は、嵌合部1
と管P1,P2との間の隙間の変化)をチェックして、
そのチェック結果で前記熱融着状態の良否を判定する。
【0024】尚、現場作業においては、前記判定に加え
て、前記管融着継手の熱融着部分を含む管路の気密試験
の結果も加味される。
て、前記管融着継手の熱融着部分を含む管路の気密試験
の結果も加味される。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明装置の第1実施例を示す正面図
【図2】その平面図
【図3】本発明装置の第2実施例を示す正面図
【図4】その平面図
1 嵌合部 2 スラスト力付与部材 2f 雌ネジ部材 3 固定ロッド 3a 目盛 4 雄ネジ軸 4a 回転操作部 5 固定クランプ部材 6 平行四辺リンク機構 7 操作レバー 8 移動クランプ部材 A1,A2 クランプ部材 B 操作手段 P1,P2 管
Claims (10)
- 【請求項1】 接続対象の管(P1),(P2)を内嵌自
在なソケット状の嵌合部(1)を備える継手本体を、前
記管(P1),(P2)との熱融着が可能な熱可塑性樹脂
の成形品にて構成したソケット型の管融着継手の前記管
(P1),(P2)に対する熱融着状態の良否を判定する
ソケット型管融着継手の検査方法であって、 熱融着後の前記管融着継手の両側の管(P1),(P2)
を固定した上で、熱融着部分を剥離させようとするスラ
スト力で、且つ、正常な熱融着状態で前記剥離が生じる
力よりも低い値に設定された外力を前記嵌合部(1)に
付与し、その外力付与前後における前記嵌合部(1)と
前記管(P1),(P2)との相対関係の変化をチェック
して、そのチェック結果で前記熱融着状態の良否を判定
するソケット型管融着継手の検査方法。 - 【請求項2】 前記嵌合部(1)と前記管(P1),(P
2)との相対関係の変化が、前記嵌合部(1)の前記管
(P1),(P2)に対する相対移動の有無である請求項
1記載のソケット型管融着継手の検査方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の検査方法の実施に使用さ
れるソケット型管融着継手の検査装置であって、 熱融着後の前記管融着継手の両側の管(P1),(P2)
を個々にクランプする一対のクランプ部材(A1),(A
2)と、前記管融着継手の嵌合部(1)に前記熱融着の
部分を剥離させようとするスラスト力を付与するスラス
ト力付与部材(2)と、そのスラスト力付与部材(2)
に対して前記スラスト力付与のための操作を行う操作手
段(B)とを設け、前記一対のクランプ部材(A1),
(A2)間に架設された固定ロッド(3)に、前記相対
移動の有無チェック用の目盛(3a)を付けてあるソケ
ット型管融着継手の検査装置。 - 【請求項4】 前記操作手段(B)が、前記一対のクラ
ンプ部材(A1),(A2)間に架設され、且つ、定位置
回転が自在に枢支された雄ネジ軸(4)と、その雄ネジ
軸(4)の回転操作部(4a)との組合せにて構成さ
れ、前記雄ネジ軸(4)の中間部に対し、前記スラスト
力付与部材(2)に一体的に設けられた雌ネジ部(2
f)が螺合されている請求項3記載のソケット型管融着
継手の検査装置。 - 【請求項5】 前記嵌合部(1)と前記管(P1),(P
2)との相対関係の変化が、前記嵌合部(1)と前記管
(P1),(P2)との間の隙間の変化である請求項1記
載のソケット型管融着継手の検査方法。 - 【請求項6】 接続対象の管(P1),(P2)を内嵌自
在なソケット状の嵌合部(1)を備える継手本体を、前
記管(P1),(P2)との熱融着が可能な熱可塑性樹脂
の成形品にて構成したソケット型の管融着継手の前記管
(P1),(P2)に対する熱融着状態の良否を判定する
ソケット型管融着継手の検査方法であって、 熱融着後の前記管融着継手の両側の管(P1),(P2)
を互いに軸方向に相対移動させる外力を、正常な熱融着
状態で熱融着部分の剥離が生じない程度で付与し、その
外力付与の前後における前記嵌合部(1)と前記管(P
1),(P2)との相対関係の変化をチェックして、その
チェック結果で前記熱融着状態の良否を判定するソケッ
ト型管融着継手の検査方法。 - 【請求項7】 前記嵌合部(1)と前記管(P1),(P
2)との相対関係の変化が、前記嵌合部(1)の前記管
(P1),(P2)に対する相対移動の有無である請求項
6記載のソケット型管融着継手の検査方法。 - 【請求項8】 前記嵌合部(1)と前記管(P1),(P
2)との相対関係の変化が、前記嵌合部(1)と前記管
(P1),(P2)との間の隙間の変化である請求項6記
載のソケット型管融着継手の検査方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の検査方法の実施に使用さ
れるソケット型管融着継手の検査装置であって、 熱融着後の前記管融着継手の両側の管(P1),(P2)
のうちの一方の管(P1)にクランプされる固定クラン
プ部材(5)と、 その固定クランプ部材(5)に付設された平行四辺リン
ク機構(6)と、 その平行四辺リンク機構(6)の操作レバー(7)と、 前記両側の管(P1),(P2)のうちの他方の管(P
2)にクランプされ、且つ、前記平行四辺リンク機構
(6)の平行移動部に連係された移動クランプ部材
(8)との組合せにて構成されているソケット型管融着
継手の検査装置。 - 【請求項10】 前記相対関係の変化のチェック結果
に、前記管融着継手の熱融着部分を含む管路の気密試験
の結果を加味して、前記熱融着状態の良否を総合判定す
る請求項1又は請求項6記載のソケット型管融着継手の
検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3677494A JPH07243961A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | ソケット型管融着継手の検査方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3677494A JPH07243961A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | ソケット型管融着継手の検査方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243961A true JPH07243961A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12479123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3677494A Pending JPH07243961A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | ソケット型管融着継手の検査方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07243961A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011226940A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Ube Ind Ltd | チューブの衝撃特性評価方法、チューブの製造方法および衝撃特性に優れたチューブ |
| JP2013011548A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Kurimoto Ltd | 鋳鉄管の接続強度の試験機およびその試験方法 |
| CN111122302A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-05-08 | 上海绿地建设(集团)有限公司 | 一种埋地承插给水管打压平衡装置 |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP3677494A patent/JPH07243961A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011226940A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Ube Ind Ltd | チューブの衝撃特性評価方法、チューブの製造方法および衝撃特性に優れたチューブ |
| JP2013011548A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Kurimoto Ltd | 鋳鉄管の接続強度の試験機およびその試験方法 |
| CN111122302A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-05-08 | 上海绿地建设(集团)有限公司 | 一种埋地承插给水管打压平衡装置 |
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