JPH0724708A - 研磨方法及び研磨装置 - Google Patents
研磨方法及び研磨装置Info
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- JPH0724708A JPH0724708A JP17461093A JP17461093A JPH0724708A JP H0724708 A JPH0724708 A JP H0724708A JP 17461093 A JP17461093 A JP 17461093A JP 17461093 A JP17461093 A JP 17461093A JP H0724708 A JPH0724708 A JP H0724708A
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- Japan
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- polishing
- end point
- workpiece
- temperature
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- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、複数種の素材からなる被加工物の研
磨加工において、研磨されている被加工物の摩擦熱発生
モードの変化に基因する研磨作用面の温度変化に基づい
て研磨加工の終点検出を行い研磨加工を停止させるよう
にしたものである。 【効果】本発明によれば研磨量の厳密な制御が可能とな
る結果、例えば高速MOS用に必要な超薄膜SOI等の
超精密研磨プロセスに適用した場合、歩留りや信頼性等
が飛躍的な向上する。
磨加工において、研磨されている被加工物の摩擦熱発生
モードの変化に基因する研磨作用面の温度変化に基づい
て研磨加工の終点検出を行い研磨加工を停止させるよう
にしたものである。 【効果】本発明によれば研磨量の厳密な制御が可能とな
る結果、例えば高速MOS用に必要な超薄膜SOI等の
超精密研磨プロセスに適用した場合、歩留りや信頼性等
が飛躍的な向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨加工の終点検出を
行う研磨方法及び研磨装置に関する。
行う研磨方法及び研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】SOI(Silicon on Ins
ulator)は、耐放射性、耐ラッチアップおよび低
寄生容量の特徴により、高速LSIへの適用が期待され
ている。ところで、図6は、タブルゲートMOS(Me
tal Oxide Semiconductor)構
造の製造プロセスを示している。すなわち、<工程1>
多結晶Si基板Aにフィールド酸化膜Bを形成後、通常
のゲート形成技術を用いてバックゲート酸化膜Cとバッ
クゲート電極Dを形成する。<工程2>CVD(化学蒸
着)酸化膜Eをバックゲート酸化膜Cの上から堆積させ
る。<工程3>CVD酸化膜Eを研磨し、バックゲート
の段差を平坦化する。<工程4>バックゲートを形成し
た基板FとBPSG(ボロン注入リン化ケイ素ガラス:
Boron−doped Phospho−Silic
ate Glass)付きの支持基板Gをパルス静電接
着法により張り合わせる。<工程5>フィールド酸化膜
BをストッパとしてSi基板Aの研削と選択研磨を行
い、フィールド酸化膜Bの段差分の薄膜Si部Kを形成
する。<工程6>通常のプロセスにより、薄膜Si部K
にフロントゲートMOSFETのソースM,ドレインN
及びフロントゲートQを形成する。
ulator)は、耐放射性、耐ラッチアップおよび低
寄生容量の特徴により、高速LSIへの適用が期待され
ている。ところで、図6は、タブルゲートMOS(Me
tal Oxide Semiconductor)構
造の製造プロセスを示している。すなわち、<工程1>
多結晶Si基板Aにフィールド酸化膜Bを形成後、通常
のゲート形成技術を用いてバックゲート酸化膜Cとバッ
クゲート電極Dを形成する。<工程2>CVD(化学蒸
着)酸化膜Eをバックゲート酸化膜Cの上から堆積させ
る。<工程3>CVD酸化膜Eを研磨し、バックゲート
の段差を平坦化する。<工程4>バックゲートを形成し
た基板FとBPSG(ボロン注入リン化ケイ素ガラス:
Boron−doped Phospho−Silic
ate Glass)付きの支持基板Gをパルス静電接
着法により張り合わせる。<工程5>フィールド酸化膜
BをストッパとしてSi基板Aの研削と選択研磨を行
い、フィールド酸化膜Bの段差分の薄膜Si部Kを形成
する。<工程6>通常のプロセスにより、薄膜Si部K
にフロントゲートMOSFETのソースM,ドレインN
及びフロントゲートQを形成する。
【0003】ところで、<工程5>のSiの選択研磨に
より、通常、ウエハの厚さは、625μmから400μ
m程度まで減少する。しかしながら、この<工程5>に
おいては、選択研磨の終点検出が困難であるため、しば
しば過剰研磨(オーバポリシング)が問題となる。この
過剰研磨により、薄膜Si部Kに凹みが生じ、製造歩留
向上の阻害要因となっている。
より、通常、ウエハの厚さは、625μmから400μ
m程度まで減少する。しかしながら、この<工程5>に
おいては、選択研磨の終点検出が困難であるため、しば
しば過剰研磨(オーバポリシング)が問題となる。この
過剰研磨により、薄膜Si部Kに凹みが生じ、製造歩留
向上の阻害要因となっている。
【0004】そこで、従来においては、ある程度までは
加工時間で管理し、その後は、短時間ごとに目視により
観察して、加工終点を検出していた。そのため、能率が
悪いばかりか、加工終点の検出誤差が入る余地が大きか
った。他方、ウエハの厚さを光学法または電気容量法に
より測定することにより加工終点検出することも考えら
れるが、被測定面が加工液などで汚れていると測定誤差
を生じるため、オンマシン・インプロセス測定には適し
ていなかった。また、超音波法によりウエハの厚さを測
定することにより加工終点を検出する方法は、精度的に
不十分である。
加工時間で管理し、その後は、短時間ごとに目視により
観察して、加工終点を検出していた。そのため、能率が
悪いばかりか、加工終点の検出誤差が入る余地が大きか
った。他方、ウエハの厚さを光学法または電気容量法に
より測定することにより加工終点検出することも考えら
れるが、被測定面が加工液などで汚れていると測定誤差
を生じるため、オンマシン・インプロセス測定には適し
ていなかった。また、超音波法によりウエハの厚さを測
定することにより加工終点を検出する方法は、精度的に
不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、SOI
製造プロセスにおいて実施される選択研磨の従来の加工
終点検出装置は、検出精度及び検出能率の点で不十分で
あった。この発明は、上記事情を勘案してなされたもの
で、選択研磨の加工終点検出をインプロセスで、しかも
高精度で行うことのできる加工終点検出方法及び研磨装
置を提供することを目的とする。
製造プロセスにおいて実施される選択研磨の従来の加工
終点検出装置は、検出精度及び検出能率の点で不十分で
あった。この発明は、上記事情を勘案してなされたもの
で、選択研磨の加工終点検出をインプロセスで、しかも
高精度で行うことのできる加工終点検出方法及び研磨装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数種の素材
からなる被加工物の研磨加工において、研磨されている
被加工物の摩擦熱発生モードの変化に基因する研磨作用
面の温度変化に基づいて研磨加工の終点検出を行い研磨
加工を停止させるようにしたものである。
からなる被加工物の研磨加工において、研磨されている
被加工物の摩擦熱発生モードの変化に基因する研磨作用
面の温度変化に基づいて研磨加工の終点検出を行い研磨
加工を停止させるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば研磨量の厳密な制御が可能とな
る結果、例えば高速MOS用に必要な超薄膜SOI等の
超精密研磨プロセスに適用した場合、加工能率、歩留
り、信頼性等が飛躍的に向上する。
る結果、例えば高速MOS用に必要な超薄膜SOI等の
超精密研磨プロセスに適用した場合、加工能率、歩留
り、信頼性等が飛躍的に向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1は、この実施例の研磨装置を示している。
この研磨装置は、SOIとなる薄板状の被加工物1を平
面研磨する研磨部2と、この研磨部2により平面研磨さ
れている被加工物1の加工終点を検出する加工終点検出
部3とからなっている。
述する。図1は、この実施例の研磨装置を示している。
この研磨装置は、SOIとなる薄板状の被加工物1を平
面研磨する研磨部2と、この研磨部2により平面研磨さ
れている被加工物1の加工終点を検出する加工終点検出
部3とからなっている。
【0009】しかして、図2は、被加工物1の加工前の
構造を示している。すなわち、この被加工物1は、第1
基板部4と、この第1基板部4に対して張り合わされた
第2基板部5とからなっている。しかして、第1基板部
4は、多結晶SiからなるSi薄膜6と、このSi薄膜
6上に形成されたSiO2 からなるフィールド酸化膜7
と、このフィールド酸化膜7の開口部7aに形成された
バックゲート酸化膜8と、このバックゲート酸化膜8上
に形成されたバックゲート電極9と、Si薄膜6のバッ
クゲート電極6側全面を被覆するCVD−SiO2 膜1
0とからなっている。すなわち、フィールド酸化膜7の
開口部7aには、その深さ方向の中央部にバックゲート
酸化膜8が板面に平行に配設され、このバックゲート酸
化膜8の両側にCVD−SiO2 膜10とSi薄膜6の
一部が充填されている。一方、第2基板部5は、支持基
板11と、この支持基板11上に形成されたBPSG膜
12とからなっている。そして、BPSG膜12とCV
D−SiO2 膜10との接着により第1基板部4と第2
基板部5とが一体的に接合されている。しかして、この
実施例にては、Si薄膜6をフィールド酸化膜7が露出
するまで平面研磨することを目的としている(図2想像
線領域)。
構造を示している。すなわち、この被加工物1は、第1
基板部4と、この第1基板部4に対して張り合わされた
第2基板部5とからなっている。しかして、第1基板部
4は、多結晶SiからなるSi薄膜6と、このSi薄膜
6上に形成されたSiO2 からなるフィールド酸化膜7
と、このフィールド酸化膜7の開口部7aに形成された
バックゲート酸化膜8と、このバックゲート酸化膜8上
に形成されたバックゲート電極9と、Si薄膜6のバッ
クゲート電極6側全面を被覆するCVD−SiO2 膜1
0とからなっている。すなわち、フィールド酸化膜7の
開口部7aには、その深さ方向の中央部にバックゲート
酸化膜8が板面に平行に配設され、このバックゲート酸
化膜8の両側にCVD−SiO2 膜10とSi薄膜6の
一部が充填されている。一方、第2基板部5は、支持基
板11と、この支持基板11上に形成されたBPSG膜
12とからなっている。そして、BPSG膜12とCV
D−SiO2 膜10との接着により第1基板部4と第2
基板部5とが一体的に接合されている。しかして、この
実施例にては、Si薄膜6をフィールド酸化膜7が露出
するまで平面研磨することを目的としている(図2想像
線領域)。
【0010】しかして、研磨部2は、下定盤部13と、
この下定盤部13に対向して上方位置に配設された上定
盤部14と、下定盤部13と上定盤部14を電気的に統
御する加工制御機構21とからなっている。なお、この
研磨部2には、研磨部位に加工液Lを供給する給液部1
5が付随している。そして、下定盤部13は、円盤をな
す下定盤16と、この下定盤16に貼着された例えば発
泡ウレタンなどの研磨布17と、この下定盤16を保持
して回転駆動する下定盤駆動機構18とからなってい
る。さらに、下定盤駆動機構18は、下定盤16の下面
に同軸に連結された保持軸18aと、この保持軸18a
を軸支して回転駆動する下定盤駆動モータ18bとから
なっている。さらに、上定盤部14は、下定盤16の半
径よりも小さい直径の上定盤19と、この上定盤19を
軸支して回転駆動するとともに下定盤16に対して加圧
する上定盤駆動機構20とからなっている。さらに、上
定盤19の下面には、被加工物1を着脱自在に保持する
ための図示せぬポリウレタン系の吸着シートが装着され
ている。また、上定盤駆動機構20は、上定盤19の背
部に同軸に連結された保持軸20bと、この保持軸20
bの上端部を嵌脱自在に取付けられこの保持軸20bを
昇降駆動する例えば空気圧シリンダなどの加圧手段20
cと、この加圧手段20cへの空気圧の印加を制御する
電磁弁20dと、加圧手段20cの上端部を保持して軸
線の回りに回転駆動する上定盤駆動モータ20eとから
なっている。また、給液部15は、遊離砥粒(例えばコ
ロイダルシリカにアミンを加えたもの。)を含有する加
工液Lを研磨部位に噴射するノズル22と、このノズル
22に供給する加工液Lを貯蔵するタンク23とからな
っている。他方、加工終点検出部3は、下定盤16の研
磨布17に一定距離離間対向して配設され研磨加工中に
おける研磨布17の表面温度Tを検出する例えば赤外線
温度計などの放射温度センサ24と、この放射温度セン
サ24から出力された研磨布17の表面温度Tを示す電
気信号STを増幅する増幅器25と、この増幅器25か
ら出力された電気信号STを入力しこの電気信号STに
基づいて研磨布17の表面温度Tと研磨時間tとの関係
を演算する演算処理部26とからなっている。他方、加
工制御機構21は、電磁弁20d,上定盤駆動モータ2
0e,下定盤駆動モータ18b,給液部15及び演算処
理部26に電気的に接続され、後述するような研磨加工
の制御を行うように設けられている。
この下定盤部13に対向して上方位置に配設された上定
盤部14と、下定盤部13と上定盤部14を電気的に統
御する加工制御機構21とからなっている。なお、この
研磨部2には、研磨部位に加工液Lを供給する給液部1
5が付随している。そして、下定盤部13は、円盤をな
す下定盤16と、この下定盤16に貼着された例えば発
泡ウレタンなどの研磨布17と、この下定盤16を保持
して回転駆動する下定盤駆動機構18とからなってい
る。さらに、下定盤駆動機構18は、下定盤16の下面
に同軸に連結された保持軸18aと、この保持軸18a
を軸支して回転駆動する下定盤駆動モータ18bとから
なっている。さらに、上定盤部14は、下定盤16の半
径よりも小さい直径の上定盤19と、この上定盤19を
軸支して回転駆動するとともに下定盤16に対して加圧
する上定盤駆動機構20とからなっている。さらに、上
定盤19の下面には、被加工物1を着脱自在に保持する
ための図示せぬポリウレタン系の吸着シートが装着され
ている。また、上定盤駆動機構20は、上定盤19の背
部に同軸に連結された保持軸20bと、この保持軸20
bの上端部を嵌脱自在に取付けられこの保持軸20bを
昇降駆動する例えば空気圧シリンダなどの加圧手段20
cと、この加圧手段20cへの空気圧の印加を制御する
電磁弁20dと、加圧手段20cの上端部を保持して軸
線の回りに回転駆動する上定盤駆動モータ20eとから
なっている。また、給液部15は、遊離砥粒(例えばコ
ロイダルシリカにアミンを加えたもの。)を含有する加
工液Lを研磨部位に噴射するノズル22と、このノズル
22に供給する加工液Lを貯蔵するタンク23とからな
っている。他方、加工終点検出部3は、下定盤16の研
磨布17に一定距離離間対向して配設され研磨加工中に
おける研磨布17の表面温度Tを検出する例えば赤外線
温度計などの放射温度センサ24と、この放射温度セン
サ24から出力された研磨布17の表面温度Tを示す電
気信号STを増幅する増幅器25と、この増幅器25か
ら出力された電気信号STを入力しこの電気信号STに
基づいて研磨布17の表面温度Tと研磨時間tとの関係
を演算する演算処理部26とからなっている。他方、加
工制御機構21は、電磁弁20d,上定盤駆動モータ2
0e,下定盤駆動モータ18b,給液部15及び演算処
理部26に電気的に接続され、後述するような研磨加工
の制御を行うように設けられている。
【0011】つぎに、上記構成の研磨装置を用いて、こ
の実施例の研磨方法について述べる。まず、上定盤19
に被加工物1をSi薄膜6が研磨布17に対向するよう
に真空チャックさせる。つぎに、加工制御機構21から
下定盤駆動モータ18bに回転信号SRDを印加し、下
定盤16を矢印R1方向に例えば60〜120rpm程
度で回転させる。つづいて、加工制御機構21から上定
盤駆動モータ20eに回転信号SRUを印加するととも
に、電磁弁20dに下降信号SDを印加し、上定盤19
を矢印R2方向に例えば毎分60〜120rpm程度回
転させるとともに、矢印D1方向に下降させ、Si薄膜
6を研磨布17に接触させる。なお、上定盤19の下降
は、研磨圧が200〜1,600gf/cm2 程度の状
態で停止する。このとき、加工制御機構21から給液部
15に印加された給液信号SLに基づきノズル22を介
して加工液Lを被加工物1の研磨部位に噴射する。かく
して、Si薄膜6は、加工液Lに含有されている遊離砥
粒と研磨布17により平面研磨される。このとき、研磨
布17は、被加工物1との摩擦熱により、研磨の進行に
伴って表面温度Tが徐々に増加する(図3参照)。そこ
で、放射温度センサ24にては、研磨布17の表面温度
Tを検出し、これを電気信号STに変換する。この電気
信号STは、増幅器25にて増幅され、演算処理部26
に入力する。すると、この演算処理部26にては、表面
温度Tの研磨時間tに対する微分係数θ(=dT/d
t)を演算する。ここで、図4は、微分係数θと研磨時
間tとの関係を模式的に示している。この図4におい
て、領域R1は、Si薄膜6のみを研磨しているときの
微分係数θを示している。この領域R1は、図3におけ
る領域R1aに対応するもので、ほぼ一定の割合で研磨
布17の表面温度Tが増加していることがわかる。とこ
ろが、Si薄膜6の研磨加工が進行し、フィールド酸化
膜7が露出し研磨布17と接触し始める直前になると、
微分係数θは、図4における領域R2となる。すなわ
ち、この領域R2に対応している図3における領域R2
aが示すように、Si薄膜6の初期の研磨加工に比べて
研磨布17の表面温度Tの増加率が増加する。これは、
Si薄膜6の初層に比べて中間層以上の緻密度が上昇す
ることにより摩擦係数が増大したことによると考えられ
る。つづいて、Si薄膜6の研磨加工が完結し、フィー
ルド酸化膜7のみ研磨加工するようになると、微分係数
θは、図4における領域R3のように負の値となる。す
なわち、この領域R3に対応している図3における領域
R3aが示すように、研磨布17の表面温度Tは研磨加
工が進行するにつれて、徐々に減少する。これは、フィ
ールド酸化膜7と研磨布17の摩擦係数が、Si薄膜6
と研磨布17の摩擦係数よりも著しく小さいことによる
と考えられる。そこで、この実施例においては、演算処
理部26にて領域R1から領域R2に移行する図3にお
ける温度変化点T1を検出し、電磁弁20dに下降信号
SD1を印加することにより、上定盤19の研磨布17
に対する研磨圧を例えば10〜30%減圧する。これに
より、図3及び図4に示すように、微分係数θは、領域
R1レベルに修正される。その結果、被加工物1の過熱
を予防することができる。ついで、演算処理部26にて
は、領域R2から領域R3に移行する図3における温度
変化点T2を検出し、検出時点から数分後(または数度
研磨布17の表面温度Tが低下した後)、電磁弁20d
に上昇信号SD2を印加することにより、加圧手段20
cを逆方向に作動させ、保持軸20bを介して上定盤1
9に貼着されている被加工物1を下定盤16に貼着され
た研磨布17から離間させる。ついで、回転停止信号S
SU,SSDが、上定盤駆動モータ20e及び下定盤駆
動モータ18bに印加され、研磨加工が停止する。
の実施例の研磨方法について述べる。まず、上定盤19
に被加工物1をSi薄膜6が研磨布17に対向するよう
に真空チャックさせる。つぎに、加工制御機構21から
下定盤駆動モータ18bに回転信号SRDを印加し、下
定盤16を矢印R1方向に例えば60〜120rpm程
度で回転させる。つづいて、加工制御機構21から上定
盤駆動モータ20eに回転信号SRUを印加するととも
に、電磁弁20dに下降信号SDを印加し、上定盤19
を矢印R2方向に例えば毎分60〜120rpm程度回
転させるとともに、矢印D1方向に下降させ、Si薄膜
6を研磨布17に接触させる。なお、上定盤19の下降
は、研磨圧が200〜1,600gf/cm2 程度の状
態で停止する。このとき、加工制御機構21から給液部
15に印加された給液信号SLに基づきノズル22を介
して加工液Lを被加工物1の研磨部位に噴射する。かく
して、Si薄膜6は、加工液Lに含有されている遊離砥
粒と研磨布17により平面研磨される。このとき、研磨
布17は、被加工物1との摩擦熱により、研磨の進行に
伴って表面温度Tが徐々に増加する(図3参照)。そこ
で、放射温度センサ24にては、研磨布17の表面温度
Tを検出し、これを電気信号STに変換する。この電気
信号STは、増幅器25にて増幅され、演算処理部26
に入力する。すると、この演算処理部26にては、表面
温度Tの研磨時間tに対する微分係数θ(=dT/d
t)を演算する。ここで、図4は、微分係数θと研磨時
間tとの関係を模式的に示している。この図4におい
て、領域R1は、Si薄膜6のみを研磨しているときの
微分係数θを示している。この領域R1は、図3におけ
る領域R1aに対応するもので、ほぼ一定の割合で研磨
布17の表面温度Tが増加していることがわかる。とこ
ろが、Si薄膜6の研磨加工が進行し、フィールド酸化
膜7が露出し研磨布17と接触し始める直前になると、
微分係数θは、図4における領域R2となる。すなわ
ち、この領域R2に対応している図3における領域R2
aが示すように、Si薄膜6の初期の研磨加工に比べて
研磨布17の表面温度Tの増加率が増加する。これは、
Si薄膜6の初層に比べて中間層以上の緻密度が上昇す
ることにより摩擦係数が増大したことによると考えられ
る。つづいて、Si薄膜6の研磨加工が完結し、フィー
ルド酸化膜7のみ研磨加工するようになると、微分係数
θは、図4における領域R3のように負の値となる。す
なわち、この領域R3に対応している図3における領域
R3aが示すように、研磨布17の表面温度Tは研磨加
工が進行するにつれて、徐々に減少する。これは、フィ
ールド酸化膜7と研磨布17の摩擦係数が、Si薄膜6
と研磨布17の摩擦係数よりも著しく小さいことによる
と考えられる。そこで、この実施例においては、演算処
理部26にて領域R1から領域R2に移行する図3にお
ける温度変化点T1を検出し、電磁弁20dに下降信号
SD1を印加することにより、上定盤19の研磨布17
に対する研磨圧を例えば10〜30%減圧する。これに
より、図3及び図4に示すように、微分係数θは、領域
R1レベルに修正される。その結果、被加工物1の過熱
を予防することができる。ついで、演算処理部26にて
は、領域R2から領域R3に移行する図3における温度
変化点T2を検出し、検出時点から数分後(または数度
研磨布17の表面温度Tが低下した後)、電磁弁20d
に上昇信号SD2を印加することにより、加圧手段20
cを逆方向に作動させ、保持軸20bを介して上定盤1
9に貼着されている被加工物1を下定盤16に貼着され
た研磨布17から離間させる。ついで、回転停止信号S
SU,SSDが、上定盤駆動モータ20e及び下定盤駆
動モータ18bに印加され、研磨加工が停止する。
【0012】このように、この実施例においては、加工
終点検出部3を具備し、この加工終点検出部3における
検出結果に基づいて研磨加工を制御するようにしている
ので、フィールド酸化膜7の開口部7aのダレ(凹み)
CC<図5参照>を1μm以下に高能率で研磨加工する
ことが可能となる。とくに、温度変化点T1を検出する
ことにより上定盤19の研磨布17に対する研磨圧を減
圧するようにしているので、被加工物1の過熱を予防す
ることができ、ダレ(凹み)抑制効果を一層高めること
ができる。
終点検出部3を具備し、この加工終点検出部3における
検出結果に基づいて研磨加工を制御するようにしている
ので、フィールド酸化膜7の開口部7aのダレ(凹み)
CC<図5参照>を1μm以下に高能率で研磨加工する
ことが可能となる。とくに、温度変化点T1を検出する
ことにより上定盤19の研磨布17に対する研磨圧を減
圧するようにしているので、被加工物1の過熱を予防す
ることができ、ダレ(凹み)抑制効果を一層高めること
ができる。
【0013】なお、上記実施例においては、領域R1か
ら領域R2に移行する温度変化点T1を検出に基づいて
研磨圧の調整を行っているが、このプロセスは省略し、
温度変化点T2による研磨加工の終点検出のみを行うよ
うにしてもよい。
ら領域R2に移行する温度変化点T1を検出に基づいて
研磨圧の調整を行っているが、このプロセスは省略し、
温度変化点T2による研磨加工の終点検出のみを行うよ
うにしてもよい。
【0014】さらに、上記実施例は、研磨加工がSi薄
膜6からフィールド酸化膜7に移行するときの研磨布1
7の表面温度が低下することに基づいて加工終点を検出
するようにしているが、材種によっては、研磨加工があ
る層から隣接する層に移行する際に研磨布の表面温度が
上昇する場合にも、本発明を適用することができる。
膜6からフィールド酸化膜7に移行するときの研磨布1
7の表面温度が低下することに基づいて加工終点を検出
するようにしているが、材種によっては、研磨加工があ
る層から隣接する層に移行する際に研磨布の表面温度が
上昇する場合にも、本発明を適用することができる。
【0015】さらにまた、上記実施例においては、研磨
布17の表面温度の検出を放射温度センサにより非接触
で検出するようにしているが、上定盤19または下定盤
16に温度センサを埋設するようにしてもよい。
布17の表面温度の検出を放射温度センサにより非接触
で検出するようにしているが、上定盤19または下定盤
16に温度センサを埋設するようにしてもよい。
【0016】のみならず、本発明は、研磨に伴う摩擦熱
発生モードの異なる複数種の素材からなる被加工物を研
磨加工する研磨加工であれば、特に平面加工に限ること
なく、曲面加工,溝加工等の他の研磨プロセスにも適用
可能である。
発生モードの異なる複数種の素材からなる被加工物を研
磨加工する研磨加工であれば、特に平面加工に限ること
なく、曲面加工,溝加工等の他の研磨プロセスにも適用
可能である。
【0017】さらにまた、上記実施例においては、研磨
の種類として、ポリシングを例示しているが、ラッピッ
ング、研削等、平面研磨であるならばどのような加工方
法にも適用することができる。もちろん、片面研磨ある
いは両面研磨のいずれにも適用可能である。
の種類として、ポリシングを例示しているが、ラッピッ
ング、研削等、平面研磨であるならばどのような加工方
法にも適用することができる。もちろん、片面研磨ある
いは両面研磨のいずれにも適用可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明の研磨装置は、加工終点検出部を
具備しているので、加工終点の自動検出を高精度で行う
ことができるようになり、研磨量の厳密な制御が可能と
なる。したがって、この本発明の研磨装置を例えば高速
MOS用に必要な超薄膜SOI等の超精密研磨プロセス
に適用した場合、歩留り,信頼性,スループット等が飛
躍的に向上する。
具備しているので、加工終点の自動検出を高精度で行う
ことができるようになり、研磨量の厳密な制御が可能と
なる。したがって、この本発明の研磨装置を例えば高速
MOS用に必要な超薄膜SOI等の超精密研磨プロセス
に適用した場合、歩留り,信頼性,スループット等が飛
躍的に向上する。
【0019】本発明の研磨方法は、複数種の素材からな
る被加工物の研磨加工において、研磨されている被加工
物の摩擦熱発生モードの変化に基因する研磨作用面の表
面温度変化に基づいて研磨加工の終点検出を行い研磨加
工を停止させるようにしているので、研磨量の厳密な制
御が可能となる。したがって、この本発明の研磨方法を
例えば高速MOS用に必要な超薄膜SOI等の超精密研
磨プロセスに適用した場合、歩留りや信頼性等が飛躍的
に向上する。
る被加工物の研磨加工において、研磨されている被加工
物の摩擦熱発生モードの変化に基因する研磨作用面の表
面温度変化に基づいて研磨加工の終点検出を行い研磨加
工を停止させるようにしているので、研磨量の厳密な制
御が可能となる。したがって、この本発明の研磨方法を
例えば高速MOS用に必要な超薄膜SOI等の超精密研
磨プロセスに適用した場合、歩留りや信頼性等が飛躍的
に向上する。
【図1】本発明の一実施例の研磨装置の全体構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の研磨装置により研磨される
被加工物の断面図である。
被加工物の断面図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための研磨温度と
研磨時間との関係を示すグラフである。
研磨時間との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施例を説明するための研磨温度と
研磨時間との微分係数を示すグラフである。
研磨時間との微分係数を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例の作用効果を説明するための
被加工物の断面図である。
被加工物の断面図である。
【図6】従来技術の説明図である。
1:被加工物,2:研磨部,3:加工終点検出部,1
7:研磨布,24:放射温度センサ,26:演算処理
部。
7:研磨布,24:放射温度センサ,26:演算処理
部。
Claims (4)
- 【請求項1】研磨に伴う摩擦熱発生モードの異なる複数
種の素材からなる被加工物を研磨加工する研磨方法にお
いて、研磨に伴って生ずる摩擦熱発生モード変化による
研磨作用面の温度変化に基づいて研磨加工の終点検出を
行い研磨加工を停止させることを特徴とする研磨方法。 - 【請求項2】研磨に伴う摩擦熱発生モードの異なる少な
くとも二種類の素材が平行に積層されてなる被加工物の
特定層のみを層面に平行に平面研磨する研磨方法におい
て、上記特定層の平面研磨から他層の平面研磨に移行す
る際に発生する摩擦熱発生モードの変化による研磨作用
面の温度変化に基づいて研磨加工の終点検出を行い研磨
加工を停止させることを特徴とする研磨方法。 - 【請求項3】被加工物を研磨する研磨部と、上記研磨部
の研磨作用面の表面温度を検出する温度センサと、上記
研磨部による上記被加工物の研磨中に上記温度センサか
ら出力された上記研磨作用面の表面温度を示す電気信号
に基づいて研磨加工終点を検出する加工終点検出器とを
具備することを特徴とする研磨装置。 - 【請求項4】温度センサは、研磨作用面の放射温度を検
出する放射温度センサであり、研磨作用面に離間対向し
て配設されていることを特徴とする請求項1記載の研磨
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17461093A JPH0724708A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 研磨方法及び研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17461093A JPH0724708A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 研磨方法及び研磨装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724708A true JPH0724708A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15981604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17461093A Pending JPH0724708A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 研磨方法及び研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724708A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5722875A (en) * | 1995-05-30 | 1998-03-03 | Tokyo Electron Limited | Method and apparatus for polishing |
| US5769697A (en) * | 1995-08-24 | 1998-06-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for polishing semiconductor substrate |
| US5851846A (en) * | 1994-12-22 | 1998-12-22 | Nippondenso Co., Ltd. | Polishing method for SOI |
| US5938502A (en) * | 1996-11-15 | 1999-08-17 | Nec Corporation | Polishing method of substrate and polishing device therefor |
| JP2004522310A (ja) * | 2001-06-26 | 2004-07-22 | ラム リサーチ コーポレーション | 化学的機械研磨のためのエンドポイント検出システム |
| JP2005260038A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研磨装置及びウェーハの研磨方法 |
| US9625905B2 (en) | 2001-03-30 | 2017-04-18 | Immersion Corporation | Haptic remote control for toys |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP17461093A patent/JPH0724708A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5851846A (en) * | 1994-12-22 | 1998-12-22 | Nippondenso Co., Ltd. | Polishing method for SOI |
| US5722875A (en) * | 1995-05-30 | 1998-03-03 | Tokyo Electron Limited | Method and apparatus for polishing |
| US5769697A (en) * | 1995-08-24 | 1998-06-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for polishing semiconductor substrate |
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| US9625905B2 (en) | 2001-03-30 | 2017-04-18 | Immersion Corporation | Haptic remote control for toys |
| JP2004522310A (ja) * | 2001-06-26 | 2004-07-22 | ラム リサーチ コーポレーション | 化学的機械研磨のためのエンドポイント検出システム |
| JP2005260038A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研磨装置及びウェーハの研磨方法 |
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