JPH07247262A - 新規なチオアレン誘導体及びその製造方法 - Google Patents
新規なチオアレン誘導体及びその製造方法Info
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- JPH07247262A JPH07247262A JP3889394A JP3889394A JPH07247262A JP H07247262 A JPH07247262 A JP H07247262A JP 3889394 A JP3889394 A JP 3889394A JP 3889394 A JP3889394 A JP 3889394A JP H07247262 A JPH07247262 A JP H07247262A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規なチオアレン誘導体及びその製造方法を
提供し、また新規なビスジフェニルメチレンシクロブテ
ン誘導体を提供する。 【構成】 一般式 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基である、で表されるジプロパルギルアル
コール化合物と一般式 R5 −SH 式中、R5 は置換乃至未置換のアリール基または1価の
置換乃至未置換の複素環基である、で表されるチオール
化合物とを反応させるチオアレン誘導体の製造方法。
提供し、また新規なビスジフェニルメチレンシクロブテ
ン誘導体を提供する。 【構成】 一般式 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基である、で表されるジプロパルギルアル
コール化合物と一般式 R5 −SH 式中、R5 は置換乃至未置換のアリール基または1価の
置換乃至未置換の複素環基である、で表されるチオール
化合物とを反応させるチオアレン誘導体の製造方法。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なチオアレン誘導
体及び該チオアレン誘導体の製造方法に関するものであ
る。本発明はまた、チオアレン誘導体の環化生成物にも
関する。
体及び該チオアレン誘導体の製造方法に関するものであ
る。本発明はまた、チオアレン誘導体の環化生成物にも
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハロアレン化合物の製造方法とし
て、プロパルギルアルコール誘導体をHBr等のハロゲ
ン化水素と反応させて製造する方法が知られている。し
かし、発明者らの知る範囲では、ジプロパルギルアルコ
ール誘導体とチオール化合物を反応させてチオアレン誘
導体を製造することは知られていない。
て、プロパルギルアルコール誘導体をHBr等のハロゲ
ン化水素と反応させて製造する方法が知られている。し
かし、発明者らの知る範囲では、ジプロパルギルアルコ
ール誘導体とチオール化合物を反応させてチオアレン誘
導体を製造することは知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、特定の
ジプロパルギルアルコール誘導体とチオール化合物とを
反応させることにより、チオアレン誘導体が得られるこ
とを見いだした。
ジプロパルギルアルコール誘導体とチオール化合物とを
反応させることにより、チオアレン誘導体が得られるこ
とを見いだした。
【0004】即ち、本発明の目的は、新規なチオアレン
誘導体及びその製造方法を提供するにある。本発明の他
の目的は、新規なビスジフェニルメチレンシクロブテン
誘導体を提供するにある。
誘導体及びその製造方法を提供するにある。本発明の他
の目的は、新規なビスジフェニルメチレンシクロブテン
誘導体を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一般式
(1) 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基である、で表されるジプロパルギルアル
コール化合物と一般式(2) R5 −SH ‥‥(2) 式中、R5 は置換乃至未置換のアリール基または1価の
置換乃至未置換の複素環基である、で表されるチオール
化合物とを反応させることを特徴とするチオアレン誘導
体の製造方法が提供される。
(1) 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基である、で表されるジプロパルギルアル
コール化合物と一般式(2) R5 −SH ‥‥(2) 式中、R5 は置換乃至未置換のアリール基または1価の
置換乃至未置換の複素環基である、で表されるチオール
化合物とを反応させることを特徴とするチオアレン誘導
体の製造方法が提供される。
【0006】本発明によればまた、一般式(3) 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基であり、R5 は置換乃至未置換のアリー
ル基または1価の置換乃至未置換の複素環基である、で
表されるチオアレン誘導体が提供される。
換のアリール基であり、R5 は置換乃至未置換のアリー
ル基または1価の置換乃至未置換の複素環基である、で
表されるチオアレン誘導体が提供される。
【0007】本発明によれば更に、3,4−ビスジフェ
ニルメチレン−1,2−ビス(置換テトラゾリルチオ)
−1−シクロブテンが提供される。
ニルメチレン−1,2−ビス(置換テトラゾリルチオ)
−1−シクロブテンが提供される。
【0008】
【作用】本発明における反応は、下記反応式(4)、 で表されるように、ジプロパルギルアルコール誘導体と
チオール化合物との脱水反応であり、ジプロパルギルア
ルコール誘導体のヘキサ−2,4−ジイン骨格中の3位
及び4位の三重結合炭素原子にアリールチオ基或いは複
素環チオ基が導入されると共に1位及び6位の水酸基が
離脱して、ジアレン、即ち、ヘキサ−1,2,4,5−
テトラエン骨格が形成される。
チオール化合物との脱水反応であり、ジプロパルギルア
ルコール誘導体のヘキサ−2,4−ジイン骨格中の3位
及び4位の三重結合炭素原子にアリールチオ基或いは複
素環チオ基が導入されると共に1位及び6位の水酸基が
離脱して、ジアレン、即ち、ヘキサ−1,2,4,5−
テトラエン骨格が形成される。
【0009】この反応は、室温のような穏和な反応条件
下で進行し、無溶媒(固相−固相反応)でも、極性溶媒
中でも高収率でチオアレン誘導体が得られる。この反応
は、脱水触媒、例えばp−トルエンスルホン酸一水和物
等の酸触媒を使用することにより、促進される。
下で進行し、無溶媒(固相−固相反応)でも、極性溶媒
中でも高収率でチオアレン誘導体が得られる。この反応
は、脱水触媒、例えばp−トルエンスルホン酸一水和物
等の酸触媒を使用することにより、促進される。
【0010】本発明によるチオアレン誘導体は、ヘキサ
−1,2,4,5−テトラエン骨格を有し、この骨格の
両末端にそれぞれ2個のアリール基が導入され、更にそ
の骨格の中央にアリールチオ基或いは複素環チオ基が導
入されている。
−1,2,4,5−テトラエン骨格を有し、この骨格の
両末端にそれぞれ2個のアリール基が導入され、更にそ
の骨格の中央にアリールチオ基或いは複素環チオ基が導
入されている。
【0011】このチオアレン誘導体は、反応性乃至重合
性のある二重結合を多数有しているため、高分子合成用
の単量体乃至その中間体、染料合成用中間体、電子写真
用機能性材料乃至その中間体、酸化防止剤、医薬及び農
薬の中間体等として有用である。
性のある二重結合を多数有しているため、高分子合成用
の単量体乃至その中間体、染料合成用中間体、電子写真
用機能性材料乃至その中間体、酸化防止剤、医薬及び農
薬の中間体等として有用である。
【0012】このチオアレン誘導体は、加熱により容易
に環化して、シクロブテン誘導体を生成し、このものは
機能性材料として有用である。
に環化して、シクロブテン誘導体を生成し、このものは
機能性材料として有用である。
【0013】
【発明の好適態様】本発明に用いるジプロパルギルアル
コール誘導体は、一般式(1)で表され得るものである
が、式(3)中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々が置
換乃至未置換のフェニル基であるのがよく、特に下記式
(5)
コール誘導体は、一般式(1)で表され得るものである
が、式(3)中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々が置
換乃至未置換のフェニル基であるのがよく、特に下記式
(5)
【0014】
【化1】
【0015】式中、R6 、R7 、R8 、R9 及びR10の
各々は、水素原子、メチル基或いは塩素原子である、で
表される化合物であるのがよい。
各々は、水素原子、メチル基或いは塩素原子である、で
表される化合物であるのがよい。
【0016】上記置換基の適当な組み合わせとしては、
R6 ,R7 ,R8 ,R9 及びR10は水素原子である場
合;R6 ,R8 ,R9 及びR10は水素原子で、R7 はメ
チル基である場合;R6 ,R7 ,R8 及びR10は水素原
子でR9 はメチル基である場合;R7 は水素原子でR
6 ,R8 ,R9 及びR10はメチル基である場合;R6 ,
R 7 ,R9 及びR10は水素原子でR8 は塩素原子である
場合;R7 ,R8 ,R9 及びR10は水素原子でR6 は塩
素原子である場合がある。
R6 ,R7 ,R8 ,R9 及びR10は水素原子である場
合;R6 ,R8 ,R9 及びR10は水素原子で、R7 はメ
チル基である場合;R6 ,R7 ,R8 及びR10は水素原
子でR9 はメチル基である場合;R7 は水素原子でR
6 ,R8 ,R9 及びR10はメチル基である場合;R6 ,
R 7 ,R9 及びR10は水素原子でR8 は塩素原子である
場合;R7 ,R8 ,R9 及びR10は水素原子でR6 は塩
素原子である場合がある。
【0017】本発明に使用するジプロパルギルアルコー
ル誘導体の適当な例は、これに限定されないが、1,
1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−
1,6−ジオール及び1、1,1,6,6−テトラ
(2,4−ジメチル−フェニル)ヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオールである。
ル誘導体の適当な例は、これに限定されないが、1,
1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイン−
1,6−ジオール及び1、1,1,6,6−テトラ
(2,4−ジメチル−フェニル)ヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオールである。
【0018】本発明に使用するチオール化合物は、一般
式(2)で表される化合物であり、基R5 としては、置
換或いは未置換のフェニル基、ナフチル基、フリル基、
チオフェニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾ
リル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサゾリ
ル基、チアゾリル基等が挙げられる。
式(2)で表される化合物であり、基R5 としては、置
換或いは未置換のフェニル基、ナフチル基、フリル基、
チオフェニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾ
リル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサゾリ
ル基、チアゾリル基等が挙げられる。
【0019】好適なものとして、下記式(6)
【0020】
【化2】
【0021】式中、R11は、水素原子又は炭素数1〜4
のアルキル基を示す、のチオフェノールまたはp−アル
キルチオフェノールや、式(7)
のアルキル基を示す、のチオフェノールまたはp−アル
キルチオフェノールや、式(7)
【0022】
【化3】
【0023】式中、R12は、炭素数1〜3のアルキル
基、フェニル基、炭素数1〜3のモノアルキル置換フェ
ニル基またはp−ハイドロキシフェニル基を示す、の1
−置換−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾー
ルを挙げることができる。
基、フェニル基、炭素数1〜3のモノアルキル置換フェ
ニル基またはp−ハイドロキシフェニル基を示す、の1
−置換−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾー
ルを挙げることができる。
【0024】チオール化合物の適当な例は、これに限定
されないが、チオフェノール、p−チオクレゾール、p
−tert−ブチルチオフェノール、1−フェニル−5
−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾール及び1−
メチル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾー
ル等である。
されないが、チオフェノール、p−チオクレゾール、p
−tert−ブチルチオフェノール、1−フェニル−5
−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾール及び1−
メチル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾー
ル等である。
【0025】プロパルギルアルコール誘導体とチオール
化合物の反応は、溶媒下でも無溶媒下でも実施可能であ
る。溶媒下の場合、極性溶媒、例えば、メタノール、エ
タノール、アセトン又はテトラヒドロフラン等が使用可
能である。
化合物の反応は、溶媒下でも無溶媒下でも実施可能であ
る。溶媒下の場合、極性溶媒、例えば、メタノール、エ
タノール、アセトン又はテトラヒドロフラン等が使用可
能である。
【0026】本発明の特徴の一つは、無溶媒下でも実施
可能な点である。固体のプロパルギルアルコール誘導体
と固体のチオール化合物、あるいは固体のプロパルギル
アルコール誘導体と液体のチオール化合物を少量のp−
トルエンスルホン酸一水和物存在下、溶媒を使用するこ
となく室温で混合するだけで、反応はスムーズに進行す
る。
可能な点である。固体のプロパルギルアルコール誘導体
と固体のチオール化合物、あるいは固体のプロパルギル
アルコール誘導体と液体のチオール化合物を少量のp−
トルエンスルホン酸一水和物存在下、溶媒を使用するこ
となく室温で混合するだけで、反応はスムーズに進行す
る。
【0027】プロパルギルアルコール誘導体とチオール
化合物の反応時における混合割合は、チオール化合物の
モル数/プロパルギルアルコールの−OH基のモル数=
1〜10モル/モル、好ましくは3〜4モル/モルであ
る。少量のp−トルエンスルホン酸一水和物の添加量
は、チオール化合物の約1/10モルである。
化合物の反応時における混合割合は、チオール化合物の
モル数/プロパルギルアルコールの−OH基のモル数=
1〜10モル/モル、好ましくは3〜4モル/モルであ
る。少量のp−トルエンスルホン酸一水和物の添加量
は、チオール化合物の約1/10モルである。
【0028】反応温度は、室温又はそれ以上の温度でも
良いが、室温で十分である。また、反応時間は、5〜4
8時間で十分である。反応圧力は、特に制限がない。
良いが、室温で十分である。また、反応時間は、5〜4
8時間で十分である。反応圧力は、特に制限がない。
【0029】無溶媒反応(固体反応)の場合、以下の操
作法で実施される。プロパルギルアルコール誘導体とチ
オール化合物を無溶媒下、少量のp−トルエンスルホン
酸一水和物存在下、室温で混合し反応させる。反応終了
後、以下の操作を行う。 (a)反応混合物が固体の場合、反応混合物をNaHC
O3 水溶液及び水で洗浄して生成物を単離する。 (b)反応混合物がオイル状の場合、反応混合物をトル
エンに溶解し、NaHCO3 水溶液及び水で洗浄後、ト
ルエンを濃縮する。得られたオイルをメタノール−アセ
トン混合溶媒に溶解、結晶化させて生成物を単離する。
作法で実施される。プロパルギルアルコール誘導体とチ
オール化合物を無溶媒下、少量のp−トルエンスルホン
酸一水和物存在下、室温で混合し反応させる。反応終了
後、以下の操作を行う。 (a)反応混合物が固体の場合、反応混合物をNaHC
O3 水溶液及び水で洗浄して生成物を単離する。 (b)反応混合物がオイル状の場合、反応混合物をトル
エンに溶解し、NaHCO3 水溶液及び水で洗浄後、ト
ルエンを濃縮する。得られたオイルをメタノール−アセ
トン混合溶媒に溶解、結晶化させて生成物を単離する。
【0030】極性溶媒反応の場合、以下の操作法で実施
される。プロパルギルアルコール誘導体とチオール化合
物を、メタノール、エタノール、アセトン又はテトラヒ
ドロフラン等の極性溶媒に溶解し、少量のp−トルエン
スルホン酸一水和物を加え室温で放置する。反応終了
後、析出結晶を分離する。
される。プロパルギルアルコール誘導体とチオール化合
物を、メタノール、エタノール、アセトン又はテトラヒ
ドロフラン等の極性溶媒に溶解し、少量のp−トルエン
スルホン酸一水和物を加え室温で放置する。反応終了
後、析出結晶を分離する。
【0031】本発明によるチオアレン誘導体は、前記一
般式(3)で表される化学構造を有する。その具体例は
次の通りである。1,1,6,6−テトラフェニル−
3,4−ジフェニルチオヘキサ−1,2,4,5−テト
ラエン(実施例1及び2)。1,1,6,6−テトラフ
ェニル−3,4−ジ(4−メチルフェニルチオ)ヘキサ
−1,2,4,5−テトラエン(実施例3及び4)。
1,1,6,6−テトラフェニル−3,4−ジ(4−t
ert−ブチルフェニルチオ)ヘキサ−1,2,4,5
−テトラエン(実施例5及び6)。1,1,6,6−テ
トラフェニル−3,4−ジ(1−フェニル−1,2,
3,4−テトラゾル−5−イルチオ)ヘキサ−1,2,
4,5−テトラエン(実施例7及び8)。1,1,6,
6−テトラフェニル−3,4−ジ(1−メチル−1,
2,3,4−テトラゾル−5−イルチオ)ヘキサ−1,
2,4,5−テトラエン(実施例9及び10)。1,
1,6,6−テトラ(2,4−ジメチルフェニル)−
3,4−ジ(1−フェニル−1,2,3,4−テトラゾ
ル−5−イルチオ)ヘキサ−1,2,4,5−テトラエ
ン(実施例11及び12)。
般式(3)で表される化学構造を有する。その具体例は
次の通りである。1,1,6,6−テトラフェニル−
3,4−ジフェニルチオヘキサ−1,2,4,5−テト
ラエン(実施例1及び2)。1,1,6,6−テトラフ
ェニル−3,4−ジ(4−メチルフェニルチオ)ヘキサ
−1,2,4,5−テトラエン(実施例3及び4)。
1,1,6,6−テトラフェニル−3,4−ジ(4−t
ert−ブチルフェニルチオ)ヘキサ−1,2,4,5
−テトラエン(実施例5及び6)。1,1,6,6−テ
トラフェニル−3,4−ジ(1−フェニル−1,2,
3,4−テトラゾル−5−イルチオ)ヘキサ−1,2,
4,5−テトラエン(実施例7及び8)。1,1,6,
6−テトラフェニル−3,4−ジ(1−メチル−1,
2,3,4−テトラゾル−5−イルチオ)ヘキサ−1,
2,4,5−テトラエン(実施例9及び10)。1,
1,6,6−テトラ(2,4−ジメチルフェニル)−
3,4−ジ(1−フェニル−1,2,3,4−テトラゾ
ル−5−イルチオ)ヘキサ−1,2,4,5−テトラエ
ン(実施例11及び12)。
【0032】本発明のチオアレン誘導体は、適当な溶媒
中に溶解して加熱すると、チオアレン誘導体が閉環し
て、3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロ
ブテン誘導体を与える。このシクロブテン誘導体の化学
構造は、下記式(8)
中に溶解して加熱すると、チオアレン誘導体が閉環し
て、3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロ
ブテン誘導体を与える。このシクロブテン誘導体の化学
構造は、下記式(8)
【0033】
【化4】
【0034】で表される。シクロブテン誘導体の具体的
なものとして、3,4−ビスジフェニルメチレン−1,
2−ビス(置換テトラゾリルチオ)−1−シクロブテン
を挙げることができる。
なものとして、3,4−ビスジフェニルメチレン−1,
2−ビス(置換テトラゾリルチオ)−1−シクロブテン
を挙げることができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は、これらの例によって何ら制限される
ものではない。なお、チオアレン誘導体の構造は、I
R、NMR、元素分析により決定した。
するが、本発明は、これらの例によって何ら制限される
ものではない。なお、チオアレン誘導体の構造は、I
R、NMR、元素分析により決定した。
【0036】(実施例1) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールとチオフェノールの無溶媒(固体−
固体)反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール820mg(1.99mmo
l)、チオフェノール1320mg(12.00mmo
l)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240mg
(1.26mmol)を、室温で、24hrs.、乳鉢
内で混合した。反応終了後、反応混合物をNaHCO3
水溶液及び水で洗浄し、生成物結晶1480mgを単離
した。メタノール−アセトン混合溶媒で、再結晶してチ
オアレン400mg、収率34.0%で得た。 mp 129−131℃ H−NMR(CDCl3 ) 7.37−8.03(m) PhのH IR 1950cm-1 (>C=C=C<) Anal.Calcd.for C42H30S2 C 84.24 H 5.05 N 0.00 Found C 84.09 H 5.06 N 0.01
ン−1,6ジオールとチオフェノールの無溶媒(固体−
固体)反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール820mg(1.99mmo
l)、チオフェノール1320mg(12.00mmo
l)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240mg
(1.26mmol)を、室温で、24hrs.、乳鉢
内で混合した。反応終了後、反応混合物をNaHCO3
水溶液及び水で洗浄し、生成物結晶1480mgを単離
した。メタノール−アセトン混合溶媒で、再結晶してチ
オアレン400mg、収率34.0%で得た。 mp 129−131℃ H−NMR(CDCl3 ) 7.37−8.03(m) PhのH IR 1950cm-1 (>C=C=C<) Anal.Calcd.for C42H30S2 C 84.24 H 5.05 N 0.00 Found C 84.09 H 5.06 N 0.01
【0037】(実施例2) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールとチオフェノールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール820mg(1.99mmo
l)、チオフェノール1320mg(12.00mmo
l)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240mg
(1.26mmol)をメタノール50mlに溶解し、
室温で、24hrs.反応した。反応終了後、析出結晶
910mgを単離した。収率76.0%であった。な
お、得られた結晶は、実施例1と同一のチオアレンであ
ることをIRで確認した。
ン−1,6ジオールとチオフェノールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール820mg(1.99mmo
l)、チオフェノール1320mg(12.00mmo
l)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240mg
(1.26mmol)をメタノール50mlに溶解し、
室温で、24hrs.反応した。反応終了後、析出結晶
910mgを単離した。収率76.0%であった。な
お、得られた結晶は、実施例1と同一のチオアレンであ
ることをIRで確認した。
【0038】(実施例3) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールとp−チオクレゾールの無溶媒(固
体−固体)反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−チオクレゾール1490mg(12.00m
mol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240m
g(1.26mmol)を、室温で、24hrs.、乳
鉢内で混合した。反応終了後、反応混合物をトルエンで
抽出し、NaHCO3 水溶液、水及び飽和食塩水で洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、トルエンを濃縮した。
得られたオイルを、アセトン−メタノール混合溶媒に溶
解し、チオアレン350mgを結晶として単離した。、
収率27.9%であった。 mp 158−160℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 2.38(s) 6H (p)−CH3 −C6 H4 − 7.37−8.03(m) 28H Ph,(p)−CH3 −C6 H4 − Anal.Calcd.for C44H34S2 C 84.30 H 5.47 N 0.00 Found C 84.52 H 5.30 N 0.18
ン−1,6ジオールとp−チオクレゾールの無溶媒(固
体−固体)反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−チオクレゾール1490mg(12.00m
mol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240m
g(1.26mmol)を、室温で、24hrs.、乳
鉢内で混合した。反応終了後、反応混合物をトルエンで
抽出し、NaHCO3 水溶液、水及び飽和食塩水で洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、トルエンを濃縮した。
得られたオイルを、アセトン−メタノール混合溶媒に溶
解し、チオアレン350mgを結晶として単離した。、
収率27.9%であった。 mp 158−160℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 2.38(s) 6H (p)−CH3 −C6 H4 − 7.37−8.03(m) 28H Ph,(p)−CH3 −C6 H4 − Anal.Calcd.for C44H34S2 C 84.30 H 5.47 N 0.00 Found C 84.52 H 5.30 N 0.18
【0039】(実施例4) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールとp−チオクレゾールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−チオクレゾール1490mg(12.00m
mol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240m
g(1.26mmol)をメタノール−アセトン混合溶
媒(メタノール50ml+アセトン20ml)に溶解
し、室温で、24hrs.反応した。反応終了後、析出
結晶700mgを単離した。収率55.8%であった。
なお、得られた結晶は、実施例3と同一のチオアレンで
あることをIRで確認した。
ン−1,6ジオールとp−チオクレゾールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−チオクレゾール1490mg(12.00m
mol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物240m
g(1.26mmol)をメタノール−アセトン混合溶
媒(メタノール50ml+アセトン20ml)に溶解
し、室温で、24hrs.反応した。反応終了後、析出
結晶700mgを単離した。収率55.8%であった。
なお、得られた結晶は、実施例3と同一のチオアレンで
あることをIRで確認した。
【0040】(実施例5) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールとp−tert−ブチルチオフェノ
ールの無溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−tert−ブチルチオフェノール1995m
g(12.00mmol)及びp−トルエンスルホン酸
一水和物240mg(1.26mmol)を、室温で、
24hrs.、乳鉢内で混合した。反応終了後、反応混
合物をトルエンで抽出し、NaHCO3 水溶液、水、及
び飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、トル
エンを濃縮した。得られたオイルを、メタノール−アセ
トン混合溶媒に溶解し、チオアレン200mgを結晶と
して単離した。収率14.1%であった。 mp 168−170℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 1.28(s) 9H tert−C4 H9 − 7.37−8.03(m) 28H Ph,(p)−t−Bu−C6 H4 − Anal.Calcd.for C50H46S2 C 84.46 H 6.52 N 0.00 Found C 84.28 H 6.58 N 0.07
ン−1,6ジオールとp−tert−ブチルチオフェノ
ールの無溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−tert−ブチルチオフェノール1995m
g(12.00mmol)及びp−トルエンスルホン酸
一水和物240mg(1.26mmol)を、室温で、
24hrs.、乳鉢内で混合した。反応終了後、反応混
合物をトルエンで抽出し、NaHCO3 水溶液、水、及
び飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、トル
エンを濃縮した。得られたオイルを、メタノール−アセ
トン混合溶媒に溶解し、チオアレン200mgを結晶と
して単離した。収率14.1%であった。 mp 168−170℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 1.28(s) 9H tert−C4 H9 − 7.37−8.03(m) 28H Ph,(p)−t−Bu−C6 H4 − Anal.Calcd.for C50H46S2 C 84.46 H 6.52 N 0.00 Found C 84.28 H 6.58 N 0.07
【0041】(実施例6) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールとp−tert−ブチルチオフェノ
ールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−tert−ブチルチオフェノール1995m
g(12.00mmol)及びp−トルエンスルホン酸
一水和物240mg(1.26mmol)を、メタノー
ル−アセトン混合溶媒に溶解し、室温で、12hrs.
反応した。反応終了後、析出結晶1380mgを単離し
た。収率97.0%であった。なお、得られた結晶は、
実施例5と同一のチオアレンであることをIRで確認し
た。
ン−1,6ジオールとp−tert−ブチルチオフェノ
ールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール840mg(2.03mmo
l)、p−tert−ブチルチオフェノール1995m
g(12.00mmol)及びp−トルエンスルホン酸
一水和物240mg(1.26mmol)を、メタノー
ル−アセトン混合溶媒に溶解し、室温で、12hrs.
反応した。反応終了後、析出結晶1380mgを単離し
た。収率97.0%であった。なお、得られた結晶は、
実施例5と同一のチオアレンであることをIRで確認し
た。
【0042】(実施例7) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールと1−フェニル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの無溶媒(固体−固体)
反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4
−テトラゾール1080mg(6.06mmol)及び
p−トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63
mmol)を、室温で、24hrs.、乳鉢内で混合し
た。反応終了後、反応混合物をNaHCO3 水溶液及び
水で洗浄し、チオアレン570mgを結晶として単離し
た。収率77.6%であった。 mp 213−215℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 7.06(s) 10H 1−フェニル−5−メルカプト− 1,2,3,4−テトラゾールの PhのH 7.33−8.00(m) 20H PhのH IR 1950cm-1 (>C=C=C<) Anal.Calcd.for C44H30N8 S2 C 71.91 H 4.11 N 15.25 Found C 72.00 H 3.81 N 15.34
ン−1,6ジオールと1−フェニル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの無溶媒(固体−固体)
反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4
−テトラゾール1080mg(6.06mmol)及び
p−トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63
mmol)を、室温で、24hrs.、乳鉢内で混合し
た。反応終了後、反応混合物をNaHCO3 水溶液及び
水で洗浄し、チオアレン570mgを結晶として単離し
た。収率77.6%であった。 mp 213−215℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 7.06(s) 10H 1−フェニル−5−メルカプト− 1,2,3,4−テトラゾールの PhのH 7.33−8.00(m) 20H PhのH IR 1950cm-1 (>C=C=C<) Anal.Calcd.for C44H30N8 S2 C 71.91 H 4.11 N 15.25 Found C 72.00 H 3.81 N 15.34
【0043】(実施例8) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールと1−フェニル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4
−テトラゾール1080mg(6.06mmol)及び
p−トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63
mmol)をメタノール70mlに溶解し、室温で、1
2hrs.反応した。反応終了後、析出結晶420mg
を単離した。収率57.1%であった。なお、得られた
結晶は、実施例7と同一のチオアレンであることをIR
で確認した。
ン−1,6ジオールと1−フェニル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4
−テトラゾール1080mg(6.06mmol)及び
p−トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63
mmol)をメタノール70mlに溶解し、室温で、1
2hrs.反応した。反応終了後、析出結晶420mg
を単離した。収率57.1%であった。なお、得られた
結晶は、実施例7と同一のチオアレンであることをIR
で確認した。
【0044】(実施例9) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオールと1−メチル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの無溶媒(固体−固体)
反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−メチル−5−メルカプト−1,2,3,4−
テトラゾール700mg(6.03mmol)及びp−
トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63mm
ol)を、室温で、24hrs.、乳鉢内で混合した。
反応終了後、反応混合物をNaHCO3 水溶液及び水で
洗浄し、チオアレン620mgを結晶として単離した。
定量的収率で得られた。 [チオアレンの物性データー] mp 118−120℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 3.77(s) 6H 1−メチル−5−メルカプト−1, 2,3,4−テトラゾールのCH 3 のH 7.50−7.78(m) 20H PhのH IR 1930cm-1 (>C=C=C<)
ン−1,6−ジオールと1−メチル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの無溶媒(固体−固体)
反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−メチル−5−メルカプト−1,2,3,4−
テトラゾール700mg(6.03mmol)及びp−
トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63mm
ol)を、室温で、24hrs.、乳鉢内で混合した。
反応終了後、反応混合物をNaHCO3 水溶液及び水で
洗浄し、チオアレン620mgを結晶として単離した。
定量的収率で得られた。 [チオアレンの物性データー] mp 118−120℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 3.77(s) 6H 1−メチル−5−メルカプト−1, 2,3,4−テトラゾールのCH 3 のH 7.50−7.78(m) 20H PhのH IR 1930cm-1 (>C=C=C<)
【0045】単離したチオアレンをトルエン−酢酸エチ
ル混合溶媒で再結晶すると、チオアレンの熱閉環により
3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテ
ン誘導体が、410mg、収率67.1%で得られた。
3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテ
ン誘導体の生成は、NMR(Ph基の吸収ピークが2つ
のsingletピークを示すこと)、及びIR(アレ
ンの吸収の消滅)の分析データーより確認した。3,4
−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテン誘導
体の生成は、チオアレン構造を支持するものである。 [3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテン誘導体の物性データ ー] mp 239−242℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 3.75(s) 6H 1−メチル−5−メルカプト−1, 2,3,4−テトラゾールのCH3 のH Anal.Calcd.for C34H26N8 S2 C 66.86 H 4.29 N 18.35 Found C 66.70 H 4.00 N 18.30
ル混合溶媒で再結晶すると、チオアレンの熱閉環により
3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテ
ン誘導体が、410mg、収率67.1%で得られた。
3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテ
ン誘導体の生成は、NMR(Ph基の吸収ピークが2つ
のsingletピークを示すこと)、及びIR(アレ
ンの吸収の消滅)の分析データーより確認した。3,4
−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテン誘導
体の生成は、チオアレン構造を支持するものである。 [3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテン誘導体の物性データ ー] mp 239−242℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 3.75(s) 6H 1−メチル−5−メルカプト−1, 2,3,4−テトラゾールのCH3 のH Anal.Calcd.for C34H26N8 S2 C 66.86 H 4.29 N 18.35 Found C 66.70 H 4.00 N 18.30
【0046】(実施例10) 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6ジオールと1−メチル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−メチル−5−メルカプト−1,2,3,4−
テトラゾール1080mg(6.06mmol)とp−
トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63mm
ol)を、メタノール70ml溶媒に溶解し、室温で、
24hrs.反応した。反応終了後、析出結晶370m
gを単離した。収率60.6%であった。なお、得られ
た結晶は、実施例9のチオアレンと同一生成物であるこ
とをIRで確認した。
ン−1,6ジオールと1−メチル−5−メルカプト−
1,2,3,4−テトラゾールの溶媒反応 1,1,6,6−テトラフェニルヘキサ−2,4−ジイ
ン−1,6−ジオール420mg(1.01mmo
l)、1−メチル−5−メルカプト−1,2,3,4−
テトラゾール1080mg(6.06mmol)とp−
トルエンスルホン酸一水和物120mg(0.63mm
ol)を、メタノール70ml溶媒に溶解し、室温で、
24hrs.反応した。反応終了後、析出結晶370m
gを単離した。収率60.6%であった。なお、得られ
た結晶は、実施例9のチオアレンと同一生成物であるこ
とをIRで確認した。
【0047】単離したチオアレン370mgを、トルエ
ン中で、3hrs.加熱還流後、トルエンを濃縮して結
晶350mgを単離した。得られた結晶は、実施例9の
3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテ
ン誘導体と同一であることをIRで確認した。なお、収
率94.6%であった。
ン中で、3hrs.加熱還流後、トルエンを濃縮して結
晶350mgを単離した。得られた結晶は、実施例9の
3,4−ビス(ジフェニルメチレン)−1−シクロブテ
ン誘導体と同一であることをIRで確認した。なお、収
率94.6%であった。
【0048】(実施例11) 1、1,6,6−テトラ(2,4−ジメチル−フェニ
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオールと1−
フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾ
ールの無溶媒(固体−固体)反応 1、1,6,6−テトラ(2,4−ジメチル−フェニ
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール530
mg(1.00mmol)、1−フェニル−5−メルカ
プト−1,2,3,4−テトラゾール1080mg
(6.06mmol)とp−トルエンスルホン酸一水和
物120mg(0.63mmol)を、室温で、24h
rs.、乳鉢内で混合した。反応終了後、反応混合物を
NaHCO3 水溶液及び水で洗浄し、生成物結晶730
mgを単離した。収率86.2%であった。テトラヒド
ロフラン−メタノール混合溶媒で再結晶して、チオアレ
ン390mg、再結晶収率53.4%で得た。 mp 197−198℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 7.60−8.00(m) 10H 1−フェニル−5−メルカプト− 1,2,3,4−テトラゾールの PhのH Anal.Calcd.for C52H46N8 S2 C 73.73 H 5.47 N 13.23 Found C 73.78 H 5.24 N 13.12
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオールと1−
フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾ
ールの無溶媒(固体−固体)反応 1、1,6,6−テトラ(2,4−ジメチル−フェニ
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール530
mg(1.00mmol)、1−フェニル−5−メルカ
プト−1,2,3,4−テトラゾール1080mg
(6.06mmol)とp−トルエンスルホン酸一水和
物120mg(0.63mmol)を、室温で、24h
rs.、乳鉢内で混合した。反応終了後、反応混合物を
NaHCO3 水溶液及び水で洗浄し、生成物結晶730
mgを単離した。収率86.2%であった。テトラヒド
ロフラン−メタノール混合溶媒で再結晶して、チオアレ
ン390mg、再結晶収率53.4%で得た。 mp 197−198℃(分解) H−NMR(CDCl3 ) 7.60−8.00(m) 10H 1−フェニル−5−メルカプト− 1,2,3,4−テトラゾールの PhのH Anal.Calcd.for C52H46N8 S2 C 73.73 H 5.47 N 13.23 Found C 73.78 H 5.24 N 13.12
【0049】(実施例12) 1、1,6,6−テトラ(2,4−ジメチル−フェニ
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオールと1−
フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾ
ールの溶媒反応 1、1,6,6−テトラ(2,4−ジメチル−フェニ
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール530
mg(1.00mmol)、1−フェニル−5−メルカ
プト−1,2,3,4−テトラゾール1080mg
(6.06mmol)とp−トルエンスルホン酸一水和
物120mg(0.63mmol)を、テトラヒドロフ
ラン70ml溶媒に溶解し、室温で、48hrs.反応
した。反応終了後、析出結晶720mgを単離した。収
率85.0%であった。なお、得られた結晶は、実施例
11と同一のチオアレンであることをIRで確認した。
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオールと1−
フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾ
ールの溶媒反応 1、1,6,6−テトラ(2,4−ジメチル−フェニ
ル)ヘキサ−2,4−ジイン−1,6−ジオール530
mg(1.00mmol)、1−フェニル−5−メルカ
プト−1,2,3,4−テトラゾール1080mg
(6.06mmol)とp−トルエンスルホン酸一水和
物120mg(0.63mmol)を、テトラヒドロフ
ラン70ml溶媒に溶解し、室温で、48hrs.反応
した。反応終了後、析出結晶720mgを単離した。収
率85.0%であった。なお、得られた結晶は、実施例
11と同一のチオアレンであることをIRで確認した。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ジプロパルギルアルコ
ール誘導体とチオール化合物とを反応させることによ
り、ヘキサ−1,2,4,5−テトラエン骨格を有し且
つアリールチオ基或いは複素環チオ基を有する新規チオ
アレン誘導体を合成することができた。この反応は、室
温のような穏和の条件下でも、無溶媒中でも溶媒中でも
収率よく進行するという利点がある。
ール誘導体とチオール化合物とを反応させることによ
り、ヘキサ−1,2,4,5−テトラエン骨格を有し且
つアリールチオ基或いは複素環チオ基を有する新規チオ
アレン誘導体を合成することができた。この反応は、室
温のような穏和の条件下でも、無溶媒中でも溶媒中でも
収率よく進行するという利点がある。
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(1) 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基である、で表されるジプロパルギルアル
コール化合物と一般式(2) R5 −SH ‥‥(2) 式中、R5 は置換乃至未置換のアリール基または1価の
置換乃至未置換の複素環基である、で表されるチオール
化合物とを反応させることを特徴とするチオアレン誘導
体の製造方法。 - 【請求項2】 チオアレン誘導体が一般式(3) 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基であり、R5 は置換乃至未置換のアリー
ル基または1価の置換乃至未置換の複素環基である、で
表される化合物である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 ジプロパルギルアルコール誘導体とチオ
ール化合物とを室温で無溶媒中或いは極性溶媒中で反応
させる請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】 反応系にパラトルエンスルホン酸を添加
して反応を行う請求項1記載の製造方法。 - 【請求項5】 一般式(3) 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 の各々は置換乃至未置
換のアリール基であり、R5 は置換乃至未置換のアリー
ル基または1価の置換乃至未置換の複素環基である、で
表されるチオアレン誘導体。 - 【請求項6】 式(3)中、R1 、R2 、R3 及びR4
の各々が置換乃至未置換のフェニル基である請求項5記
載のチオアレン誘導体。 - 【請求項7】 式(3)中、R5 が置換乃至未置換のフ
ェニル基である請求項5記載のチオアレン誘導体。 - 【請求項8】 式(3)中、R5 が1価の置換乃至未置
換のテトラゾリル基である請求項5記載のチオアレン誘
導体。 - 【請求項9】 3,4−ビスジフェニルメチレン−1,
2−ビス(置換テトラゾリルチオ)−1−シクロブテ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3889394A JPH07247262A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 新規なチオアレン誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3889394A JPH07247262A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 新規なチオアレン誘導体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07247262A true JPH07247262A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12537888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3889394A Pending JPH07247262A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 新規なチオアレン誘導体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07247262A (ja) |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP3889394A patent/JPH07247262A/ja active Pending
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