JPH0724903A - ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュとその製造方法 - Google Patents

ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュとその製造方法

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JPH0724903A
JPH0724903A JP5193978A JP19397893A JPH0724903A JP H0724903 A JPH0724903 A JP H0724903A JP 5193978 A JP5193978 A JP 5193978A JP 19397893 A JP19397893 A JP 19397893A JP H0724903 A JPH0724903 A JP H0724903A
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JP
Japan
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wire
screen mesh
mesh
rubber
precipitation
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Pending
Application number
JP5193978A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Matsumoto
鉄男 松本
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐食性、耐摩耗性に優れたゴム・プラスチッ
ク押出機用スクリーンメッシュ、およびその製造方法を
提供する。 【構成】 線材がメッシュ状に織成されてなるゴム・プ
ラスチック押出機用スクリーンメッシュにおいて、前記
線材が析出硬化された析出硬化系ステンレス鋼製線材で
あることを特徴とするゴム・プラスチック押出機用スク
リーンメッシュ、および析出硬化処理前の析出硬化系ス
テンレス鋼製線材をメッシュ状に織成した後、織成され
たメッシュに熱処理を施して前記線材を析出硬化させる
ことを特徴とするゴム・プラスチック押出機用スクリー
ンメッシュの製造方法。 【効果】 強度、耐食性、耐摩耗性に優れているため、
長期間の使用に耐える。析出硬化された析出硬化系ステ
ンレス鋼線材からなるスクリーンメッシュが容易に製造
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム・プラスチック材
料中の異物除去の目的でゴム・プラスチック押出機に用
いられるスクリーンメッシュおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム・プラスチック材料中の異物
除去の目的でゴム・プラスチック押出機の先端にスクリ
ーンメッシュを配置してゴム・プラスチック材料中の異
物を除去することが行われている。このスクリーンメッ
シュの構成線材には、一般にSUS304、SUS31
6などのステンレス鋼線材が使用されていた。近年、電
線・ケーブルの高電圧化が進み、電線・ケーブルに用い
る絶縁材料の電気特性を向上させるため、用いられるゴ
ム・プラスチック材料中の異物を高度に除去することの
要求は一段と厳しくなり、また、ゴム・プラスチックの
押出機の先端に配置するスクリーンメッシュもより細孔
化されつつある。従来、このスクリーンメッシュには、
200〜400メッシュ程度のものが用いられており、
この場合の開孔径はおよそ80〜35μmで、構成線材
の線径は50〜30μmである。スクリーンメッシュを
細孔化するためには、メッシュを構成している線材の線
径を細くする必要がある。例えば、1000メッシュに
した場合には、開孔径は25μm、線材の線径は20μ
mとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように細孔化され
たスクリーンメッシュを使用して押出機によりゴム・プ
ラスチック材料を押出した場合、異物除去の能力は向上
するが、以下の様な諸問題が生じている。 材料押出時の圧力が急上昇し、スクリーンメッシュ
が破断する。 エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のように
押出中に微量の酸を発生する材料を押出した場合、酸に
よりスクリーンメッシュの構成線材が腐食し、スクリー
ンメッシュが破断する。 ベースポリマー以外にカーボン等のフィラーを配合
した材料を押出した場合、フィラーによりスクリーンメ
ッシュの構成線材が摩耗し、スクリーンメッシュが破断
する。 これらの問題は、電線・ケーブルの高電圧化により材料
押出量が増加したこと、スクリーンメッシュの構成線材
が細くなったことなどにより、スクリーンメッシュが従
来の材料では強度、耐食性、耐摩耗性が不足しているこ
とにより生じることである。
【0004】これに対する対策としては、スクリーンメ
ッシュの構成線材の耐摩耗性を向上させることが有効で
あるため、種々検討が行われており、スクリーンメッシ
ュの構成線材を硬くすれば耐摩耗性が向上することが明
らかになっている。しかし、スクリーンメッシュの構成
線材を、その耐摩耗性が向上するほど硬度を上げた場合
には、線材の加工性も悪く、また、線材をメッシュに織
成するのが困難となる。特に、スクリーンメッシュを細
孔化する場合に、線材の線径が細くなり、線材の耐摩耗
性の向上と線材の織成によるメッシュ加工性の向上とを
両立させることは極めて困難である。本発明の目的は、
上記問題点を解決し、耐食性、耐摩耗性に優れたゴム・
プラスチック押出機用スクリーンメッシュ、およびその
製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、線材がメッシュ状に織成されて
なるゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュに
おいて、前記線材が析出硬化された析出硬化系ステンレ
ス鋼線材であることを特徴とするゴム・プラスチック押
出機用スクリーンメッシュと、析出硬化処理前の析出硬
化系ステンレス鋼線材をメッシュ状に織成した後、織成
されたメッシュに熱処理を施して前記線材を析出硬化さ
せることを特徴とするゴム・プラスチック押出機用スク
リーンメッシュの製造方法が提供される。
【0006】本発明でいう析出硬化系ステンレス鋼は、
熱処理してマトリックス中に析出物を微細に分散析出さ
せることにより、ステンレス鋼本来の耐食性を損なわず
に、その強度、硬度を高めたステンレス鋼である。な
お、析出硬化とは、固相中から別の新しい固相が出現す
る現象を析出と言い、この析出は過飽和固溶体がより安
定な状態へ移行しようとして過飽和度を駆動力として原
子の拡散により起こる反応であり、析出相の形成により
硬化する現象をいうものである。この析出硬化系ステン
レス鋼としては、熱処理により析出硬化するものであれ
ばどのような材種でも良い。例えば、マルテンサイト系
析出硬化系ステンレス鋼のSUS630(C:0.07
%以下、Si:1. 00%以下、Mn:1. 00%、
P:0. 04%以下、S:0. 03%以下、Ni:3.
00〜5. 00%、Cr:15. 00〜17.50%、
Cu:3. 00〜5. 00%、Nb:0. 15〜0. 4
0%)や、オーステナイト・フェライト(2相)系析出
硬化系ステンレス鋼NAS45(C:0. 05%、B
i:0. 5%、Ni:4. 0%、Cr:20. 0%、C
u:2. 0%、Mo:3. 75%)や、オーステナイト
系析出硬化系ステンレス鋼ASTMA461(C:0.
055%、Si:0. 6%、Ni:25. 2%、Cr:
14. 8%、Mo:1. 3%、Al:0. 22%、V:
0. 28%、B:0. 004%)などが上げられる。こ
れらの熱処理については、材種により適宣選定される。
【0007】
【作用】析出硬化系ステンレス鋼は固溶体状態では硬度
は低いが、熱処理し析出硬化させれば硬度を大きくでき
る。本発明では、このような析出硬化系ステンレス鋼の
特性を利用して、この析出硬化系ステンレス鋼を母材に
用い、これを線引きした後、一度固溶化処理をして硬度
を抑え、靱性を有した状態の線材にしてこれにてメッシ
ュを織る。次いで、メッシュ完成後、このメッシュを熱
処理して析出硬化させることにより、硬度、強度の高い
メッシュとするものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明のゴム・プラスチック押出機用
スクリーンメッシュの性能を実施例を挙げて説明する。 (実施例1)マルテンサイト系析出硬化系ステンレス鋼
のSUS630(C:0. 07%以下、Si:1. 00
%以下、Mn:1. 00%、P:0. 04%以下、S:
0.03%以下、Ni:3. 00〜5. 00%、Cr:
15. 00〜17. 50%、Cu:3. 00〜5. 00
%、Nb:0. 15〜0. 40%)製母材を、線径20
μmに線引き加工し、得られた線材を1060℃で30
分間固溶化処理した後、空冷を施した。空冷処理後の線
材を用いて1000メッシュ(開孔径25μm)に織っ
た後、480℃で1時間、時効処理した後、空冷を施し
て本発明のゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッ
シュを得た。
【0009】(実施例2)オーステナイト・フェライト
(2相)系析出硬化系ステンレス鋼NAS45(C:
0. 05%、Bi:0. 5%、Ni:4. 0%、Cr:
20. 0%、Cu:2. 0%、Mo:3. 75%)製母
材を、線径20μmに線引き加工し、得られた線材を1
050℃で30分間固溶化処理した後、急冷を施した。
急冷処理後の線材を用いて1000メッシュ(開孔径2
5μm)に織った後、450℃で4時間、時効処理した
後、空冷を施して本発明のゴム・プラスチック押出機用
スクリーンメッシュを得た。
【0010】(実施例3)オーステナイト系析出硬化系
ステンレス鋼ASTM A461(C:0. 055%、
Si:0. 6%、Ni:25. 2%、Cr:14. 8
%、Mo:1. 3%、Al:0. 22%、V:0. 28
%、B:0. 004%)製母材を、線径20μmに線引
き加工し、得られた線材を980℃で30分間固溶化処
理した後、急冷を施した。急冷処理後の線材を用いて1
000メッシュ(開孔径25μm)に織った後、718
℃で16時間、時効処理した後、空冷を施して本発明の
ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュを得
た。
【0011】(比較例1)SUS304製母材を線径2
0μmに線引き加工した線材(熱処理なし)を用いて1
000メッシュ(開孔径25μm)に織ったスクリーン
メッシュを得た。 (比較例2)SUS316製母材を線径20μmに線引
き加工した線材(熱処理なし)を用いて1000メッシ
ュ(開孔径25μm)に織ったスクリーンメッシュを得
た。 (比較例3)SUS630製母材を線径20μmに線引
き加工した線材(熱処理なし)を用いて1000メッシ
ュ(開孔径25μm)に織ったスクリーンメッシュを得
た。
【0012】上記の6種類の1000メッシュのスクリ
ーンメッシュをシリンダー径150mmφ、L/D=2
2の押出機に用い、低密度ポリエチレン(LDPE)を
10トン(材料)、LDPE60Wt%+カーボン4
0Wt%の混和物を1トン(材料)、LDPE30W
t%+エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)70W
t%の混和物を5トン(材料)、LDPE20Wt%
+EVA45Wt%+カーボン35Wt%の混和物を1
トン(材料)などの材料を、それぞれ押出機設定温度
130℃で押出した後、スクリーンメッシュを顕微鏡で
観察してメッシュ構成線材の破断状況を調べた。得られ
た結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】上記表1から明らかなように、本発明のゴ
ム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュは、材料
〜のいずれの材料においてもスクリーンメッシュの
構成線材は破断するに至っていない。これに対して、比
較例のゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュ
は、材料即ち、LDPEのみの単一材料でスクリーン
メッシュの構成線材は摩耗しており、材料〜の如き
混和物においては、いずれもスクリーンメッシュの構成
線材は破断していた。
【0015】
【発明の効果】本発明のゴム・プラスチック押出機用ス
クリーンメッシュは、強度、耐食性、耐摩耗性に優れて
いるため、長期間の使用に耐えるものであり、その実用
的価値は極めて大きいものである。また、本発明の製造
方法によれば、析出硬化された析出硬化系ステンレス鋼
線材からなるスクリーンメッシュが容易に製造できるも
のであり、その工業的価値は極めて大きいものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材がメッシュ状に織成されてなるゴム
    ・プラスチック押出機用スクリーンメッシュにおいて、
    前記線材が析出硬化された析出硬化系ステンレス鋼線材
    であることを特徴とするゴム・プラスチック押出機用ス
    クリーンメッシュ。
  2. 【請求項2】 析出硬化処理前の析出硬化系ステンレス
    鋼線材をメッシュ状に織成した後、織成されたメッシュ
    に熱処理を施して前記線材を析出硬化させることを特徴
    とするゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュ
    の製造方法。
JP5193978A 1993-07-09 1993-07-09 ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュとその製造方法 Pending JPH0724903A (ja)

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JP5193978A JPH0724903A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュとその製造方法

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JP5193978A JPH0724903A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュとその製造方法

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JP5193978A Pending JPH0724903A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 ゴム・プラスチック押出機用スクリーンメッシュとその製造方法

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JP (1) JPH0724903A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10329199A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 樹脂組成物押出用スクリーンメッシュ、その製造方法およびそれを用いた押出品の製造方法
US7595451B2 (en) * 2003-07-10 2009-09-29 Acs Industries, Inc. Wire mesh seal element with soft, flat, hard, and round wires
JP2018083206A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 タングステンメッシュ及び電池

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