JPH0724954A - 導電性偏光フィルム - Google Patents

導電性偏光フィルム

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JPH0724954A
JPH0724954A JP17389893A JP17389893A JPH0724954A JP H0724954 A JPH0724954 A JP H0724954A JP 17389893 A JP17389893 A JP 17389893A JP 17389893 A JP17389893 A JP 17389893A JP H0724954 A JPH0724954 A JP H0724954A
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silicon oxide
polarizing film
oxide layer
transparent
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Shin Fukuda
福田  伸
Nobuhiro Fukuda
信弘 福田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 高分子シート基材に対して、少なくとも有
機化合物ガスと酸素を原料としたプラズマCVD法によ
り作成した酸化珪素層と透明導電層とが適宜積層する超
ガスバリヤー性透明導電性シートの製造装置。 【効果】 水蒸気や酸素を避けなければならない液晶
表示素子への応用に適した、透明性ならびに可撓性、超
ガスバリヤー性を持つ透明導電性シートの製造装置が提
供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性偏光フィルムに
関し、より詳しくは、液晶表示装置(リキッドクリスタ
ルディスプレー、以下LCDと略す)等に用いる偏光フ
ィルムにおいて、ガスバリヤー性の優れた透明導電性フ
ィルムが積層された、透明電極基材と偏光板一体型の導
電性偏光フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示素子素子に用いる基
材としては、石英ガラスやホウ珪酸ガラスが用いられて
きた。しかしながら、近年になり、液晶表示装置の機動
性が重要視されるようになった。それに伴い、(1)軽
量である、(2)割れない、(3)加工性が良好である
という特徴をもつ高分子フィルムを、ガラスの代わりに
用いることが提案されてきた。しかしながら、高分子フ
ィルム基材を用いる場合、フィルムを透過する水蒸気や
酸素が液晶の性能を劣化させることがわかっており、こ
のような問題を解決するために、高分子フィルム基材に
気体に対するバリヤー性(ガスバリヤー性)を与える必
要が明らかになった。そこで、高分子フィルム上に少な
くとも有機珪素化合物と酸素とプラズマ化学気相蒸着法
により酸化珪素の透明なガスバリヤー層を形成すること
が本発明者らによって提案された(特願平04−211
362)。
【0003】すなわち、この提案された技術は、より具
体的には、高分子フィルム上に、少なくとも有機珪素化
合物のガスと酸素とを真空容器に導入し、高周波グロー
放電を発生させ、高分子フィルム上に80℃以下の温度
で酸化珪素の層を形成させることにより、酸素等の透過
性が十分小さく、ガラスに代わって使用可能な透明フィ
ルム基板を提供するものである。
【0004】一方、液晶が、所望のパターンをもつ透明
導電膜が積層された2枚の透明フィルム基材の間に封入
され、さらに、その基材に偏光フィルムが接着され、液
晶表示素子として組み上げられる。ここで使用される偏
光フィルムとしては、一般に、一軸に延伸されたポリビ
ニルアルコールフィルムに、偏光度の高いヨウ素分子を
一定方向に配列してつくるハロゲン偏光フィルムや直接
染料で染色したポリビニルアルコールフィルム等があ
る。また、実際に市販されているものとしては三井東圧
(株)のMT−Hシリーズがある。従って、一般的に、
LCD用の表示素子を得る場合、液晶を閉じこめたセル
に偏光フィルムを接着する工程が、必然的に存在してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らが
鋭意研究したところ、液晶を閉じこめる基材フィルムと
偏光フィルムをラミネートして一体化して供給すること
により、後工程を簡略化できるばかりでなく、驚くべき
ことに、酸化珪素の薄膜層を積層した透明高分子フィル
ムに偏光フィルムをラミネートすると、該偏光フィルム
が酸化珪素層を積層した透明高分子フィルムの保護層と
して働くばかりでなく、ラミネート後のフィルムのガス
バリヤー性が曲げ試験後にも低下しない、すなわち、可
撓性が著しく改善されることを見いだしたのである。本
発明はかかる知見にもとづいてなされるに至ったもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、少
なくとも一つの主面に酸化珪素層が形成された透明高分
子フィルムの、該酸化珪素の層が形成されている主面上
に、さらに偏光フィルムがラミネートされ、該偏光フィ
ルムがラミネートされていない他の主面上には透明導電
層が形成されてなる導電性偏光フィルム、であり、好ま
しくは、酸化珪素層が、少なくとも有機珪素化合物と酸
素とを用いたプラズマ化学気相蒸着法(以下、プラズマ
CVD法と略記する)で作製されたものである導電性偏
光フィルム、であり、さらに好ましくは、少なくとも一
つの主面に酸化珪素層が形成された透明高分子フィルム
のガス透過率が酸素に対して、0.2cc(STP)・
ー2・day-1(1atm、23℃)以下である導電性
偏光フィルム、である。添付図面の図1および図2は、
本発明にかかる導電性偏光フィルムの断面構造の一例を
示すものであって、10は偏光フィルム、15は接着
層、20は酸化珪素層、25は透明フィルム、35は透
明導電層である。図1は透明フィルムの両面に酸化珪素
層が形成されている場合であり、図2は透明フィルムの
片面にのみ酸化珪素層が形成されている場合である。
【0007】本発明において、酸化珪素層の基材となる
高分子フィルムは、透明性を有し、ガラス転移温度があ
る程度高く、吸湿性の少ないものが望ましく、ポリエー
テルスルフォン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレ
フタレート等をあげることができ、とりわけ、ポリエー
テルスルフォンが好ましい。高分子フィルムの厚さは、
50〜500μmが好ましいが、必ずしもこの範囲に限
定されるものではない。また、液晶表示素子に使用する
には、光学的等方性の見地から、非晶質フィルムである
ことが好ましく、具体的には、レターデーション値が1
00nm以下であることが好ましい。
【0008】本発明で用いられる、高分子フィルム基材
に積層する酸化珪素層は物理蒸着法、化学蒸着法、湿式
法等で作製しうる。具体的に示せば、物理蒸着法では、
真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法等が
あり、化学蒸着法としては、熱CVD法、光CVD法、
プラズマCVD法等があり、湿式法としてはゾルゲル法
等がある。しかしながら、本発明では基材は高分子フィ
ルムであるため、一般的な金属基板に比べて低温で成膜
することが望ましく、物理蒸着法やプラズマCVD法が
好ましい。真空蒸着法では、二酸化珪素や一酸化珪素の
原料を抵抗加熱や電子線加熱により蒸発させ、高分子フ
ィルム上に膜を堆積させる。スパッタ法では、二酸化珪
素のターゲットをアルゴンでスパッタし、高分子フィル
ム上に膜を堆積させる。
【0009】しかして、本目的にはプラズマCVD法が
特に好ましく用いられる。すなわち、本発明で用いられ
る、高分子フィルム基材に積層する酸化珪素の層は、本
発明者らが提案しているように、プラズマCVD法によ
り、少なくとも有機珪素化合物と酸素ガスを用いて作成
されることが最も好ましい。しかして、具体的に使用さ
れる有機珪素化合物としては、アセトキシトリメチルシ
ラン、アリルオキシトリメチルシラン、アリルトリメチ
ルシラン、ビストリメチルシリルアジペート、ブトキシ
トリメチルシラン、ブチルトリメトキシシラン、シクロ
ヘキシルオキシトリメチルシラン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ジアセ
トキシジメチルシラン、ジアセトキシメチルビニルシラ
ン、ジエトキシジメチルシラン、ジエトキシジフェニル
シラン、ジエトキシ−3−グリシドキシプロピルメチル
シラン、ジエトキシメチルオクタデシルシラン、ジエト
キシメチルシラン、ジエトキシメチルフェニルシラン、
ジエトキシメチルビニルシラン、ジメトキシジメチルシ
ラン、ジメトキシジフェニルシラン、ジメトキシメチル
フェニルシラン、ジメチルエトキシフェニルシラン、ジ
メチルエトキシシラン、ジメチルイソペンチルオキシビ
ニルシラン、1,3−ジメチル−1,1,3,3−テト
ラフェニルジシロキサン、ジフェニルエトキシメチルシ
ラン、ジフェニルシラネジオール、1,3−ジビニル−
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、2−
(3,4−エポキシシクロフェニルエチル)トリメトキ
シシラン、エトキシジメチルビニルシラン、エトキシト
リメチルシラン、エチルトリアセトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリメチルシラン、3−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメ
チルトリシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサ
ン、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキシルトリメトキシ
シラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、メト
キシトリメチルシラン、メチルトリアセトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルイソプロペノキシシラン、メチルプロポキシ
シラン、オクタデシルトリエトキシエトキシシラン、オ
クタメチルシクロテトラシロキサン、1,1,1,3,
5,7,7,7−オクタメチルテトラシロキサン、オク
タメチルトリシロキサン、オクチルトリエトキシシラ
ン、1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペンタシ
ロキサン、ペンタメチルジシロキサン、1,1,3,
5,5−ペンタフェニル−1,3,5−トリメチルトリ
シロキサン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、フェニルトリメチルシラン、プロポ
キシトリメチルシラン、プロピルトリエトキシシラン、
テトラアセトキシシラン、テトラブトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テト
ラメトキシシラン、1,3,5,7−テトラメトキシシ
クロテトラシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル
ジシロキサン、テトラメチルシラン、1,3,3,5−
テトラメチルー1,1,5,5−テトラフェニルトリシ
ロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,
5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、テトラ
プロポキシシラン、トリアセトキシビニルシラン、トリ
エトキシビニルシラン、トリエチルシラン、トリヘキシ
ルシラン、トリメトキシシラン、トリメトキシビニルシ
ラン、トリメチルシラノール、1,3,5−トリメチル
−1,3,5−トリビニルシクロトリシロキサン、トリ
メチルビニルシラン、トリフェニルシラノール、トリス
(2−メトキシエトキシ)ビニルシラン等を用いること
ができるが、これらに限定されるものではなく、アミノ
シラン、シラザン等も用いられる。
【0010】本発明において、これら有機化合物の上記
を反応容器に導入するには、ヘリウムやアルゴン等の希
ガスをキャリヤーガスとして用いることができる。ま
た、有機珪素化合物を加熱し蒸気圧を上げて、有機珪素
ガスを直接導入することもできる。また、酸素ガスの代
わりに、酸化作用があるガス、例えば、オゾン、水蒸
気、笑気ガス等も使用し得る。導入する有機珪素ガスと
酸素ガスの流量の比は、有機珪素化合物の種類にもよる
が、酸素ガス/有機珪素ガス=0.2〜1.2程度の流
量比の範囲が好ましい。なお、ヘリウム等の希ガスをキ
ャリヤーガスとして用いるときには、ヘリウム中の有機
ガスの流量と酸素ガスの流量の範囲が上記0.2〜1.
2程度の範囲が好ましい。酸素流量があまり少なすぎる
と、生成される膜の光線透過率ならびにガスバリヤー性
が低下し、酸素流量があまり多いときには膜の密着性な
らびにガスバリヤー性が低下する。さらに、驚くべきこ
とに、上記本発明者らが提案している方法においては、
作製される薄膜中に炭素がほとんど残留せず、酸化珪素
薄膜層になるのである。
【0011】また、反応中の圧力はプラズマ放電が起こ
る範囲であればよく、通常の平行平板型高周波プラズマ
装置で成膜を行う場合には、0.05〜2.5Torr
が好ましく、より好ましくは、0.1〜1.5Torr
である。圧力が低すぎるとプラズマ放電の維持が困難に
なり、圧力が高すぎると膜の密着性が低下する傾向にあ
る。しかしながら、より低圧で放電させることが可能な
電子サイクロトロン共鳴放電やヘリコン波放電、マグネ
トロン放電を用いる場合においては圧力範囲は上記の範
囲に限定されるものではない。流量の計測と制御は、マ
スフローコントローラー、浮き子式フローメター、バブ
ルメーター等を使用することができる。圧力の測定に
は、ピラニ真空計、隔膜真空計、スピニングローター真
空計、熱伝導真空計、電離真空計等が使用し得るが、隔
膜真空計が好ましく用いられる。
【0012】酸化珪素層の厚さは、ガスバリヤー性保ち
ながらも透明性を損ねない範囲であればよく、具体的に
示せば、20〜500nmが好ましく、より好ましくは
30〜300nmで、さらに好ましくは50〜200n
mである。なお、同じ厚みであれば、両面に酸化珪素の
層を設ける方がより好ましい。すなわち、200nmの
層を片面に設けるよりも、100nmの層を両面に設け
る方がより好ましいのである。
【0013】上記酸化珪素中には、鉄、ニッケル、クロ
ム、チタン、マグネシウム、アルミ、インジュウム、亜
鉛、錫、アンチモン、タングステン、モリブデン、銅等
が、微量含まれてもよい。また、膜の可撓性を改善する
目的で、炭素や弗素を適宜含有させてもよい。膜厚の測
定には、触針粗さ計、繰り返し反射干渉計、マイクロバ
ランス、水晶振動子法等があるが、水晶振動子法では成
膜中に膜厚測定が可能なので所望の膜厚を得るのに適し
ている。また、前もって成膜の条件を定めておき試験基
材上に成膜を行い、成膜時間と膜厚との関係を調べた上
で、成膜時間により膜厚を制御する方法もある。
【0014】透明導電層としては、従来、 1)金、銀、アルミニウム、パラジュウム等の単金属ま
たは合金薄膜 2)酸化錫、酸化インジュウム、酸化亜鉛、ヨウ化銅等
化合物半導体 3)上記1)および2)を組み合わせた積層膜 4)上記1)を透明誘電体層で挟み込んだ積層体 が知られており、本発明においてはいずれも使用可能で
ある。上記の透明導電膜は、物理蒸着法、または、湿式
の成膜法により製作することができる。物理蒸着法とし
ては、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング
法、活性化反応蒸着法等を用いることができる。湿式の
成膜法としては、ゾルーゲル法等が適用できる。透明導
電層の厚さは、透明性を損ねない範囲で充分な導電率を
得られる範囲ならばよく、30nm〜500nmの範囲
が望ましく、より望ましくは50nm〜300nmの範
囲である。
【0015】酸化珪素層もしくは透明導電層を高分子基
材の上に形成するときには、該基材の前処理として、コ
ロナ放電処理、プラズマ処理、グロー放電処理、逆スパ
ッタ処理、表面粗面化処理、化学処理等を行うことや、
公知のアンダーコートを施したりすることは適宜行うこ
とができる。
【0016】本発明においては、偏光フィルムとしては
とくに限定する条件はないが、例示するならば、流延法
や押出法等の一般的な方法で製造されたPVAフィルム
を一軸あるいは二軸方向に2〜4倍に延伸し、少なくと
も120℃、2時間以上の耐熱性を有する2色染料を吸
着させたもの、または、製膜されたPVAフィルムを染
色延伸したもの、あるいはPVAの原液を染色後製膜し
延伸を行って得られるものである。また、実際に市販さ
れている偏光フィルムとしては三井東圧化学(株)のM
T−Hシリーズが好ましく用いられる。偏光フィルムに
酸化珪素層を積層した透明高分子フィルムをラミネート
する場合、充分な密着強度を得るために、ウレタン樹脂
系、シリコン樹脂系、エポキシ樹脂系の接着剤の中で少
なくとも120℃、2時間以上の耐熱性を有するものを
用いることが好ましい。
【0017】ラミネート加工は、公知のラミネート方法
を用いればよく、押出ラミネーション、ドライラミネー
ション、ノンソルベントドライラミネーション、ホット
メルトラミネーション、サーマルラミネーション、ウエ
ットラミネーション等を例示することができる。なお、
導電性偏光フィルムには適宜保護フィルムやハードコー
ト層を設けることができるのは当業者が理解していると
ころである。たとえば、偏光フィルムに対してTAC
(トリアセテートセルロース)フィルムを保護兼支持体
として用いることがよく行われる。あるいは、ポリエチ
レンテレフタレートも同様な目的で用いられるが、この
場合、ポリチレンテレフタレートに酸化珪素層を積層し
ておいても、同様の効果を得ることができる。さらに、
酸化珪素を積層した高分子フィルムを適宜複数枚ラミネ
ートして性能を向上させることやフィルムの両面に酸化
珪素を形成して性能を向上させることができるのは当業
者が適宜採用しうる手段であることは云うまでもない。
以下、実施例により本発明の実施の態様の一例を説明す
る。
【0018】
【実施例】
(実施例1) A.ガスバリヤー性透明フィルムの作製 押し出し法で作製した厚さ50μmのポリエーテルスル
フォン(以下PESと略記する)の両面に、ヘリウムを
キャリヤーガスとしたテトラメチルジシロキサン(以下
TMDSOと略記する)と酸素とを原料ガスとして平行
平板型電極を有するプラズマCVD装置により13.5
6MHzの高周波でプラズマ放電を発生させ、表1に示
す条件で膜厚100nmの酸化珪素の層を形成した。
【0019】
【表1】 B.透明導電層の作製 上記の方法で作製したガスバリヤー性透明フィルムに、
DCマグネトロンスパッタ法により、表2に示す条件で
厚さ100nmの透明導電層を形成した。得られたフィ
ルムの表面抵抗を測定したところ、30Ω/□、波長5
50nmの光の透過率が75%のものが得られた。
【0020】
【表2】 C.導電性偏光フィルムの作製 ガスバリヤー性透明フィルムの透明導電層を形成してい
ない面に偏光フィルム(MT−H、三井東圧(株))を
シリコン系の接着剤でラミネートすることのより、導電
性偏光フィルムを作製した。
【0021】(実施例2)実施例1において、両面に酸
化珪素層を形成したPESの代わりに片面に酸化珪素層
を形成し、酸化珪素が形成されていない面に透明導電膜
を形成したこと以外は、実施例1と同様の手順で、導電
性偏光フィルムを作製した。
【0022】(比較例1)実施例1において、偏光フィ
ルムのラミネートを行わない以外はすべて実施例1と同
様の手順で両面に酸化珪素を形成した透明高分子フィル
ムを作製した。 (比較例2)実施例2において、偏光フィルムのラミネ
ートを行わない以外はすべて実施例2と同様の手順で片
面に酸化珪素を形成した透明高分子フィルムを作製し
た。 (比較例3)実施例1において、酸化珪素を積層してい
ないPESを用いる以外はすべて実施例1と同様の手順
で導電性偏光フィルムを作製した。
【0023】上記、実施例および比較例において得られ
た供試体の酸素ガス透過率をASTM D−1434に
準拠して測定した。また、同供試体を直径10mmφ表
面粗さRa=0.1μmの304ステンレス鋼の丸棒に
5回巻き付ける曲げ試験を行ったあとに、ASTM D
−1434に準拠した方法で酸素ガスを透過率測定し
た。上記試験の結果を表3に示す。
【0024】
【表3】 さらに、上記実施例1と2および比較例1で作製した曲
げ試験後の供試体を用いて液晶を供試体間に封入し、4
0℃、80%の雰囲気にさらした。曲げ試験後の比較例
1の供試体で作製した場合、85時間で液晶が白濁して
しまったが、曲げ試験後の実施例1と2の供試体で作製
した場合は、1000時間を越えても液晶に変化は見ら
れなかった。
【0025】
【発明の効果】偏光フィルムと透明基板を一体化したこ
とにより液晶表示素子の製造工程を簡略化できるばかり
でなく、上記の試験から、本発明になる導電性偏光フィ
ルムは曲げ試験に対しても著しく優れた性能を示し、液
晶表示素子の製造上極めて有用なものであることが示さ
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる導電性偏光フィルムの断面構造
【図2】本発明になる導電性偏光フィルムの断面構造
【符号の説明】
10 偏光フィルム 15 接着層 20 酸化珪素層 25 透明フィルム 35 透明導電層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの主面に酸化珪素層が形
    成された透明高分子フィルムの、該酸化珪素の層が形成
    されている主面上に、さらに偏光フィルムがラミネート
    され、該偏光フィルムがラミネートされていない他の主
    面上には、透明導電層が形成されてなる導電性偏光フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 酸化珪素層が、少なくとも有機珪素化合
    物と酸素とを用いたプラズマ化学気相蒸着法で作製され
    たものである、請求項1記載の導電性偏光フィルム。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの主面に酸化珪素層が形
    成された透明高分子フィルムのガス透過率が、酸素に対
    して、0.2cc(STP)・mー2・day -1(1at
    m、23℃)以下である、請求項1または2記載の導電
    性偏光フィルム。
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