JPH07250558A - 脱穀機の揺動選別装置 - Google Patents

脱穀機の揺動選別装置

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JPH07250558A
JPH07250558A JP5855595A JP5855595A JPH07250558A JP H07250558 A JPH07250558 A JP H07250558A JP 5855595 A JP5855595 A JP 5855595A JP 5855595 A JP5855595 A JP 5855595A JP H07250558 A JPH07250558 A JP H07250558A
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glen
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grain
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扱室からの漏下量の変化に拘らず、一番物回
収部への切れワラの混入を少なくする。 【構成】 受網5を通過した扱室1からの漏下物を揺動
送りして選別する一番物漏下用グレンシーブ6を、グレ
ンパン13の後方に位置させた状態でこのグレンパン1
3と共に揺動枠8に取り付け、このグレンシーブ6によ
る一番漏下用面積を変更可能に構成した脱穀機の揺動選
別装置において、前記受網5とグレンパン13との間
に、開口率変更可能なチャフシーブ19を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受網を通過した扱室か
らの漏下物を揺動送りして選別する一番物漏下用グレン
シーブを、グレンパンの後方に位置させた状態でこのグ
レンパンと共に揺動枠に取り付け、このグレンシーブに
よる一番物漏下用面積を変更可能に構成した脱穀機の揺
動選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀機の揺動選別装置は、例えば、
グレンシーブ全体を揺動枠に対して揺動送り方向に位置
変更することにより、グレンシーブによる一番物漏下用
面積を変更できるように構成したものである。そして、
扱室からの漏下量が多くてグレンシーブ上での漏下物の
層が比較的厚くなる場合には、グレンシーブによる一番
物漏下用面積を大きくすることによって、揺動送り動作
で漏下物層の下方に集まる穀粒が、グレンシーブの揺動
送り終端部を乗り越えて二番物回収部に落下することな
く、グレンシーブの広い漏下面積を通して一番物回収部
に充分漏下するようにできるものである。また、扱室か
らの漏下量が少なくてグレンシーブ上での漏下物の層が
比較的薄くなる場合には、グレンシーブを揺動送り始端
側に移動させて漏下面積を小さくすることによって、切
れワラが揺動送り動作による跳躍で立姿勢になってグレ
ンシーブを通過することに起因した、一番物回収部への
切れワラの混入を少なくできるものである。従来、この
種の脱穀機においては、図6に示すように、グレンパン
13に対して、受網5’からの漏下物が直接落下するよ
うに構成していた(特に文献はない)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
構成による場合には、次に述べるような問題が生じる虞
があり改良の余地があった。つまり、扱室内での穀稈に
対する脱穀作業は、殆んどが扱室前半部分で行なわれる
ため、受網5’を通過した漏下物がグレンパン13’上
の揺動送り始端側に落下することとなり易い。そのた
め、長時間に亘ってグレンパン13’上で揺動送りされ
ることに起因して、漏下物が拡散されて層が薄くなるこ
ととなる。従って、特に、扱室から供給される漏下物量
が少ない場合には、前述したように、グレンシーブ6’
による漏下用面積を小さくしても、揺動送り動作による
切れワラ等の跳躍が生じ易くなり、一番物回収部への切
れワラの混入が生じ易くなる虞がある。本発明の目的
は、上記実情に鑑み、扱室からの漏下量に拘らず、なお
一層、一番物回収部への切れワラの混入を少なくするこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による脱穀機の揺
動選別装置の特徴構成は、受網を通過した扱室からの漏
下物を揺動送りして選別する一番物漏下用グレンシーブ
を、グレンパンの後方に位置させた状態でこのグレンパ
ンと共に揺動枠に取り付け、このグレンシーブによる一
番物漏下用面積を変更可能に構成するとともに、受網と
グレンパンとの間に、開口率変更可能なチャフシーブを
設けたことにある。
【0005】
【作用】つまり、受網からの漏下量が少ないほどチャフ
シーブの開口率を小さくすることによって、グレンパン
上への漏下物の漏下位置が揺動送り終端側に移行するこ
ととなり、揺動送り動作に伴うグレンパン上での漏下物
の移動距離が少なくなる。従って。受網からの漏下量が
少ない場合であっても、それらが揺動送り動作による拡
散で層が極端に薄くなることなく、グレンシーブ上に供
給されるのである。
【0006】
【発明の効果】その結果、受網からの漏下量に見合って
グレンシーブの漏下面積を変更操作することと相俟って
漏下量の多少に拘らず、一番物回収部への切れワラ等の
混入をより一層少なくすることができるようになり、選
別性能、作業能率、及び、回収効率の何れをも向上する
ことのできる、優れた脱穀機を提供できるようになっ
た。
【0007】
【実施例】以下に、図面にもとづいて、本発明の実施例
を説明する。図1は脱穀機の概略構成を示している。脱
穀機は扱室1とこの扱室1の下方の選別室2とを備えて
いる。扱室1内に、フィードチェーン3により供給され
る穀稈に対して脱穀作用する回転扱胴4を設けるととも
に、この扱胴4の下側外周部に沿って、処理物漏下用の
受網5を張設してある。また、選別室2内に、この受網
5からの漏下物を揺動送りして選別する一番物漏下用グ
レンシーブ6、及び、受網5を漏下せず扱室終端まで移
送された後に開口1aから落下する処理物を揺動送りし
て選別する2段のストローラック7,7を左右一対の揺
動枠8,8間に架設固定した揺動選別装置Aを設けてあ
る。そして、選別室2の底部に、グレンシーブ6からの
漏下一番物を回収して搬出する一番物回収部9、及び、
グレンシーブ6の終端部6aを越えて落下する処理物と
ストローラック7からの落下物とを回収して扱室1内に
還元する二番物回収部10を前後に配設してある。さら
に、グレンシーブ6及びストローラック7と両回収部
9,10との間の選別室2内に、選別風を吹き込む唐箕
11、浮遊ゴミ等を吸引して排出する吸塵ファン12等
を設けてある。グレンシーブ6は、図1に示すように両
端を左右の揺動枠に固定したグレンパン13の揺動送り
終端側に取り付けられており、このグレンシーブ6の下
方に、一番物の漏下経路に出退動自在な遮蔽板14が設
けられている。この遮蔽板14をラックとピニオンの組
合わせからなる伝達機構16及びリンク機構17を介し
て、モータ15に連動連結してあり、モータ15の駆動
で遮蔽板14をガイドレール18に沿って図中左右に移
動させことによって、グレンシーブ6による一番物漏下
用面積を変更できるように構成されている。また、受網
5とグレンパン13との間に、開口率変更可能なチャフ
シーブ19を設けてある。このチャフシーブ19は、図
3ないし図5に示すように左右の揺動枠8,8に亘る二
枚のスラット20a,20bからなるスラット対20
を、揺動送り方向に複数対並設したものである。各スラ
ット対20において、一方のスラット20aを傾斜状態
で揺動枠8に固定してあり、この固定スラット20aの
上端Pを支点として、他方のスラット20bを前後揺動
自在に取り付けてある。そして、揺動スラット20bの
揺動部分の両端から延設したピン21を、揺動枠8に形
成した長孔8aを通して揺動枠8外の一対のロッド22
に枢着し、さらにこの両ロッド22を、図1に示すよう
に、リンク機構23を介して前述したモータ15に連動
連結してあり、モータ15の駆動で揺動スラット20b
を前後に揺動させることによって、両スラット20a,
20bの下端部分どうしの間隔Lを変更してチャフシー
ブ19の開口率を変更できるように構成されている。一
方、グレンパン13の一部を他の部分と分離し、支持枠
24に取り付けたスプリング25によって上方に付勢し
てあり、グレンパン13上に載荷される受網5からの漏
下物の重量に応じて、この部分が上下動するようになっ
ている。そして、この部分の上下動量を検出するポテン
ショメータ26を支持枠24に取り付け、このポテンシ
ョメータ26による検出信号を、モータ15の制御装置
27に入力するように構成してある。そして、グレンパ
ン13の揺動する部分の揺動量が大きいとき、即ち、受
網5からの漏下物の量が多くてその層が厚くなる場合に
は、遮蔽板14を漏下物経路から引退する方向に移動さ
せ、グレンシーブ6による一番物漏下用面積が大きくな
るように、かつ、チャフシーブ19の開口率が大きくな
るようにモータ15を駆動するようにしてある。従っ
て、受網5からの漏下物は、グレンパン13の揺動始端
側に多く落下することとなって、グレンパン13上を長
い間揺動送りされることによりその層厚が平均化され、
しかも、グレンシーブ6上での揺動送り動作で漏下物層
の下方に集まる穀粒が、グレンシーブ6の終端部6aを
乗り越えて二番物回収部10に落下することなく、グレ
ンシーブ6の広い開口を介して一番物回収部9に充分漏
下するのである。また、グレンパン13の揺動する部分
の揺動量が小さいとき、即ち、受網5からの漏下物の量
が少なくてその層が薄くなる場合には、遮蔽板14を漏
下物経路に突出する方向に移動させ、グレンシーブ6に
よる一番物漏下用面積が小さくなるように、かつ、チャ
フシーブ19の開口率が小さくなるようにモータ15を
駆動するようにしてある。従って、受網5からの漏下物
は、グレンパン13の揺動終端側に多く落下することと
なって、グレンパン13上での揺動送りによる拡散でそ
の層が極端に薄くなることが防止され、しかも、切れワ
ラ等が揺動送り動作による跳躍で立姿勢になってグレン
シーブ6を通過することに起因した、一番物回収部9へ
の切れワラの混入を少なくすることができるのである。
【0008】〔別実施例〕先の実施例では、グレンシー
ブ6による一番物漏下用面積を変更するための構成とし
て、遮蔽板14を設けるものについて説明したが、グレ
ンシーブ6自体が揺動枠8に対して揺動送り方向に位置
変更できるようにしたものであってもよく、その具体的
構成は適宜変更可能である。また、チャフシーブ19の
開口率を変更するための構成も適宜変更可能である。先
の実施例では、グレンシーブ6の漏下面積とチャフシー
ブ19の開口率とを、検出した漏下量に応じて連動させ
て変更する形式のものについて説明したが、それらを各
別のモータによって駆動するようにしたり、或は、漏下
量検出のための構成を省略し、単に、使用者が揺動する
部分14,20bを任意の位置にボルトで固定するよう
にしたりする等の、各種の変更が可能である。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動選別装置の拡大断面図
【図2】脱穀機の断面図
【図3】チャフシーブ部分の拡大断面図
【図4】図3のIV−IV線断面図
【図5】図3の一部切欠V−V線矢視図
【図6】従来例を示す図1に相当する断面図
【符号の説明】
1 扱室 5 受網 6 グレンシーブ 8 揺動枠 13 グレンパン 19 チャフシーブ
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 脱穀機の揺動選別装置
【特許請求の範囲】受網(5)を通過した扱室(1)からの漏下処理物を選
別面に受け止めて揺動送りしながら、その選別面に形成
された多数の漏下用小孔を通して一番物を漏下させるこ
とにより、前記処理物中から一番物を選別するように構
成されたグレンシーブ(6)を備え、このグレンシーブ
(6)を前記グレンパン(13)の後方に位置させた状
態でグレンパン(13)と共に揺動枠(8)に取り付け
た脱穀機の揺動選別装置において、前記グレンシーブ
(6)の漏下用面積を、前記グレンパン(13)側から
前記グレンシーブ(6)に沿わせて遮蔽板を進出後退せ
しめることにより変更可能に構成するとともに、前記受
け網(5)と前記グレンシーブ(6)の間でこのグレン
シーブ(6)の前工程に所定間隔置きで多数の板状のス
ラット(20a),(20b)を並設して、隣合うスラ
ット(20a),(20b)の間に漏下処理物の通過用
長孔間隙を形成することにより選別面を構成したチャフ
シーブ(19)を設け、このチャフシーブ(19)にお
ける漏下用開口率を、前記スラット(20a),(20
b)の傾斜角度変更に伴って漏下処理物の通過用長孔間
隙を広狭変化させて変更し得るように構成し、さらに、
前記チャフシーブ(19)の漏下用開口率変更機構と前
記グレンシーブ(6)の漏下用面積の変更機構とを、前
記グレンシーブ(6)の漏下用面積を大に設定したとき
に前記チャフシーブ(19)の漏下用開口率が大とな
り、前記グレンシーブ(6)の漏下用面積を小に設定し
たときに前記チャフシーブ(19)の漏下用開口率が小
となるように連動させてある脱穀機の揺動選別装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受網を通過した扱室か
らの漏下処理物物を揺動送りして選別するグレンシーブ
を、グレンパンの後方に位置させた状態でこのグレンパ
ンと共に揺動枠に取り付けた脱穀機の揺動選別装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記脱穀機の揺動選別装置としては、例
えば、 [1] 図6に示すように、受網を通過した漏下処理物をグ
レンシーブ上に直接落下させるようにグレンシーブを配
置するとともに、そのグレンシーブ全体を揺動枠に対し
て揺動送り方向に位置変更することにより、グレンシー
ブによる一番物漏下用面積を変更できるように構成した
もの。 [2] 受網からの漏下処理物を、グレンパンの上方に設け
たチャフシーブで一旦受け止め、そのチャフシーブの選
別面上で揺すらせながらグレンパン上に落下させるよう
に構成したもの(例えば実開昭50ー71452号公報
参照)。上記[1] 及び[2] に記載のものが従来より知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者[1] の従来技術
は、グレンシーブで漏下用面積を変更することにより扱
室からの漏下処理物の高流量時と低流量時に対応して選
別精度を確保するものであるが、選別面に漏下用小孔を
設けたものであるため、能率面で難がある。 前記グレ
ンシーブの漏下用面積の調節範囲を大きくして高能率化
と精度の維持をはかることは、装置の大型化を招くとい
った問題があって自ずと限界があり、大きくは設定し難
いものであった。また、後者[2] の従来技術は、チャフ
シーブで板状のスラット間の隙間を調節することにより
扱室からの漏下処理物の高流量時と低流量時に対応して
選別精度を確保するものであるが、選別面に長孔を形成
するスラットを垂直姿勢と傾斜姿勢に変更するものであ
るため能率向上には良い特性を有するも反面精度確保に
は難がある。そして、前工程の調節に対応して漏下する
処理物にグレンシーブでどのように応じるかについては
開示されていないものであった。
【0004】本発明の目的は、上記実情に鑑み、扱室か
らの漏下処理物量の多少、即ち高流量時から低流量時に
わたって、一番物回収部への切れワラ条の混入を少なく
し精度の維持向上と高能率の揺動選別装置を、装置の大
型化を抑制して提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による脱穀機の揺
動選別装置の特徴構成は、受網を通過した扱室からの漏
下処理物を選別面に受け止めて揺動送りしながら、その
選別面に形成された多数の漏下用小孔を通して一番物を
漏下させることにより、前記処理物中から一番物を選別
するように構成されたグレンシーブを備え、このグレン
シーブを前記グレンパンの後方に位置させた状態でグレ
ンパンと共に揺動枠に取り付けた脱穀機の揺動選別装置
において、前記グレンシーブの漏下用面積を、前記グレ
ンパン側から前記グレンシーブに沿わせて遮蔽板を進出
後退せしめることにより変更可能に構成するとともに、
前記受け網と前記グレンシーブの間でこのグレンシーブ
の前工程に所定間隔置きで多数の板状のスラットを並設
して、隣合うスラットの間に漏下処理物の通過用長孔間
隙を形成することにより選別面を構成したチャフシーブ
を設け、このチャフシーブにおける漏下用開口率を、前
記スラットの傾斜角度変更に伴って漏下処理物の通過用
長孔間隙を広狭変化させて変更し得るように構成し、さ
らに、前記チャフシーブの漏下用開口率変更機構と前記
グレンシーブの漏下用面積の変更機構とを、前記グレン
シーブの漏下用面積を大に設定したときに前記チャフシ
ーブの漏下用開口率が大となり、前記グレンシーブの漏
下用面積を小に設定したときに前記チャフシーブの漏下
用開口率が小となるように連動させてあることにある。
【0006】
【作用】上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。受網からの漏下処理物量(ワラ、ワラ屑、籾
等)が多量即ち高流量時は層厚が高く前工程のチャフシ
ーブ上で揺動送りしながら比重差により上層にはワラ、
ワラ屑、下層には大量の籾と上下に層別し、スラットを
立ち姿勢にしてスラット間の隙間を大きくして下層の大
量の籾を漏下し、ワラ屑類は上層を移行し機外へ、漏下
した大量の籾は遮蔽板をグレンパン側に後退せしめて開
口面積を大にしたグレンシーブ上で一番物回収部側の開
口部から優先的に一番物回収部内へ回収する。したがっ
てチャフシーブから大量の籾を漏下しても2番物回収部
側のグレンシーブ端を越えて2番物回収部内に大量の籾
が落下して再処理しなくてもよい籾を再処理部へ還元し
ないので、選別効率を高め精度もよいものとなる。低流
量時は層厚が低く前工程のチャフシーブ上で揺動送りし
ながら比重差により上層にはワラ、ワラ層、下層には籾
と上下に区別するも籾層が低いこと或は層別が明確にな
らずワラ、ワラ層が籾と混在した状態になっていること
から、スラットを傾斜姿勢にしてスラト間の隙間を小さ
くして、漏下量を絞って籾のみを漏下せしめんとするも
のであるが、高流量時に比べてワラ屑類の混入が多くな
ることは避けられず、後工程のグレンシーブ上で精選す
ることになる。この場合、グレンパン側から遮蔽板を進
出せしめて開口面積を小さくして、遮蔽板で漏下を防い
で小さくした開口面上で堆積させて層厚を高くして下層
に籾を上層にはワラ、ワラ屑を位置させるように層別せ
しめて、下層の籾を落下させることができるので、一番
物回収部内へワラ屑類が混入することを少なくすること
ができる。
【0007】
【発明の効果】チャフシーブで粗選、グレンシーブで精
選するものとしてチャフシーブを前工程に、グレンシー
ブを後工程となし、チャフシーブのスラットの傾斜角の
調節とグレンシーブの遮蔽板の進退とを連動せしめて高
流量から低流量にわたって両者を対応調節せしめるの
で、容積効率を高めて装置の大型化を抑制し、夫々の場
面に応じてより的確な選別をすることができ、選別性
能、作業能率の優れた脱穀機を提供できるようになっ
た。
【0008】
【実施例】以下に、図面にもとづいて、本発明の実施例
を説明する。図1は脱穀機の概略構成を示している。脱
穀機は扱室1とこの扱室1の下方の選別室2とを備えて
いる。扱室1内に、フィードチェーン3により供給され
る穀稈に対して脱穀作用する回転扱胴4を設けるととも
に、この扱胴4の下側外周部に沿って、処理物漏下用の
受網5を張設してある。また、選別室2内に、この受網
5からの漏下物を揺動送りして選別するグレンシーブ
6、及び、受網5を漏下せず扱室終端まで移送された後
に開口1aから落下する処理物を揺動送りして選別する
2段のストローラック7,7を左右一対の揺動枠8,8
間に架設固定した揺動選別装置Aを設けてある。そし
て、選別室2の底部に、グレンシーブ6からの漏下一番
物を回収して搬出する一番物回収部9、及び、グレンシ
ーブ6の終端部6aを越えて落下する処理物とストロー
ラック7からの落下物とを回収して扱室1内に還元する
二番物回収部10を前後に配設してある。さらに、グレ
ンシーブ6及びストローラック7と両回収部9,10と
の間の選別室2内に、選別風を吹き込む唐箕11、浮遊
ゴミ等を吸引して排出する吸塵ファン12等を設けてあ
る。
【0009】グレンシーブ6は、図1に示すように両端
を左右の揺動枠に固定したグレンパン13の揺動送り終
端側に取り付けられており、このグレンシーブ6の下方
に、一番物の漏下経路に出退動自在な遮蔽板14が設け
られている。この遮蔽板14をラックとピニオンの組合
わせからなる伝達機構16及びリンク機構17を介し
て、モータ15に連動連結してあり、モータ15の駆動
で遮蔽板14ガイドレール18に沿って図中左右に移動
させことによって、グレンシーブ6による漏下用面積を
変更できるように構成されている。
【0010】また、グレンシーブ6の前工程に、開口率
変更可能なチャフシーブ19を設けてある。このチャフ
シーブ19は、図3ないし図5に示すように左右の揺動
枠8,8に亘る二枚のスラット20a,20bからなる
スラット対20を、揺動送り方向に複数対並設したもの
である。各スラット対20において、一方のスラット2
0aを傾斜状態で揺動枠8に固定してあり、この固定ス
ラット20aの上端Pを支点として、他方のスラット2
0bを前後揺動自在に取り付けてある。そして、揺動ス
ラット20bの揺動部分の両端から延設したピン21
を、揺動枠8に形成した長孔8aを通して揺動枠8外の
一対のロッド22に枢着し、さらにこの両ロッド22
を、図1に示すように、リンク機構23を介して前述し
たモータ15に連動連結してあり、モータ15の駆動で
揺動スラット20bを前後に揺動させることによって、
両スラット20a,20bの下端部分どうしの間隔Lを
変更してチャフシーブ19の開口率を変更できるように
構成されている。一方、グレンパン13の一部を他の部
分と分離し、支持枠24に取り付けたスプリング25に
よって上方に付勢してあり、グレンパン13上に載荷さ
れる受網5からの漏下物の重量に応じて、この部分が上
下動するようになっている。そして、この部分の上下動
量を検出するポテンショメータ26を支持枠24に取り
付け、このポテンショメータ26による検出信号を、モ
ータ15の制御装置27に入力するように構成してあ
る。
【0011】そして、グレンパン13の揺動する部分の
揺動量が大きいとき、即ち、受網5からの漏下物の量が
多くてその層が厚くなる場合には、遮蔽板14を漏下物
経路から引退する方向に移動させ、グレンシーブ6によ
る漏下用面積が大きくなるように、かつ、チャフシーブ
19の開口率が大きくなるようにモータ15を駆動する
ようにしてある。また、グレンパン13の揺動する部分
の揺動量が小さいとき、即ち、受網5からの漏下物の量
が少なくてその層が薄くなる場合には、遮蔽板14を漏
下物経路に突出する方向に移動させ、グレンシーブ6に
よる漏下用面積が小さくなるように、かつ、チャフシー
ブ19の開口率が小さくなるようにモータ15を駆動す
るようにしてある。
【0012】〔別実施例〕チャフシーブ19の開口率を
変更するための構成も適宜変更可能である。先の実施例
では、グレンシーブ6の漏下面積とチャフシーブ19の
開口率とを、検出した漏下量に応じて連動させて変更す
る形式のものについて説明したが、それらを各別のモー
タによって駆動するようにしてもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動選別装置の拡大断面図
【図2】脱穀機の断面図
【図3】チャフシーブ部分の拡大断面図
【図4】図3のIV−IV線断面図
【図5】図3の一部切欠V−V線矢視図
【図6】従来例を示す図1に相当する断面図
【符号の説明】 1 扱室 5 受網 6 グレンシーブ 8 揺動枠 13 グレンパン 14 遮蔽板 19 チャフシーブ 20a,20b スラット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 受網(5)を通過した扱室(1)からの漏下物を揺動送
    りして選別する一番物漏下用グレンシーブ(6)を、グ
    レンパン(13)の後方に位置させた状態でこのグレン
    パン(13)と共に揺動枠(8)に取り付け、このグレ
    ンシーブ(6)による一番物漏下用面積を変更可能に構
    成した脱穀機の揺動選別装置において、前記受網(5)
    とグレンパン(13)との間に、開口率変更可能なチャ
    フシーブ(19)を設けてある脱穀機の揺動選別装置。
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